JPH052888Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052888Y2 JPH052888Y2 JP1986098565U JP9856586U JPH052888Y2 JP H052888 Y2 JPH052888 Y2 JP H052888Y2 JP 1986098565 U JP1986098565 U JP 1986098565U JP 9856586 U JP9856586 U JP 9856586U JP H052888 Y2 JPH052888 Y2 JP H052888Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polar
- axis
- side housing
- declination
- polar axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 21
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims 1
Landscapes
- Telescopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、天体望遠鏡用赤道儀の極軸合わせの
際に使用される極軸望遠鏡の視野内を照明する機
構に関する。
際に使用される極軸望遠鏡の視野内を照明する機
構に関する。
(従来技術及びその問題点)
天体望遠鏡用赤道儀を使用して天体観測を行な
う場合には、まず極軸望遠鏡による所謂極軸合わ
せを行なうことが必要である。即ち、極軸望遠鏡
視野内に北極星を導入して赤道儀の極軸を天の極
軸に一致させるものである。而して、極軸望遠鏡
の焦点板には、導入された北極星を基準とし観測
時点に於ける北極星位置と真の極軸とのズレを修
正して赤道儀の極軸を真の極軸に一致させる為の
指標が印刷されているが、闇夜に天体観測を行な
う場合には、極軸望遠鏡視野内も真暗となつて焦
点板に印刷された指標を視認することができなく
なる。従つて、このような場合にも当該指標を視
認可能とする為の照明機構を設けることが必要と
なつてくる。
う場合には、まず極軸望遠鏡による所謂極軸合わ
せを行なうことが必要である。即ち、極軸望遠鏡
視野内に北極星を導入して赤道儀の極軸を天の極
軸に一致させるものである。而して、極軸望遠鏡
の焦点板には、導入された北極星を基準とし観測
時点に於ける北極星位置と真の極軸とのズレを修
正して赤道儀の極軸を真の極軸に一致させる為の
指標が印刷されているが、闇夜に天体観測を行な
う場合には、極軸望遠鏡視野内も真暗となつて焦
点板に印刷された指標を視認することができなく
なる。従つて、このような場合にも当該指標を視
認可能とする為の照明機構を設けることが必要と
なつてくる。
しかし乍ら、この種照明機構を極軸望遠鏡内に
設置するには、回動部分に当該照明機構への給電
機構を組込むことが必要となるので、構造的に複
雑となり且つコストも高くなる。又、赤緯軸側ハ
ウジング外周上の極軸交差域に照明機構を設置し
たものもあるが、赤緯軸側ハウジングを取外した
状態での極軸合わせができなくなる欠点を有して
いる。更に、いずれの場合も当該照明機構への給
電の為、外部電源接続用の給電コード類を赤道儀
外方に設けることが必要となり、このコード類が
天体観測時には邪魔になつてくる。
設置するには、回動部分に当該照明機構への給電
機構を組込むことが必要となるので、構造的に複
雑となり且つコストも高くなる。又、赤緯軸側ハ
ウジング外周上の極軸交差域に照明機構を設置し
たものもあるが、赤緯軸側ハウジングを取外した
状態での極軸合わせができなくなる欠点を有して
いる。更に、いずれの場合も当該照明機構への給
電の為、外部電源接続用の給電コード類を赤道儀
外方に設けることが必要となり、このコード類が
天体観測時には邪魔になつてくる。
(考案の目的)
本考案は、上記の如き事情に鑑み、簡単な構造
で且つ給電コード類を赤道儀外方に設ける必要が
なく、赤緯軸側ハウジングを取外した状態での極
軸合わせも可能とする天体望遠鏡用赤道儀の極軸
望遠鏡視野内照明機構の提供、をその目的とす
る。
で且つ給電コード類を赤道儀外方に設ける必要が
なく、赤緯軸側ハウジングを取外した状態での極
軸合わせも可能とする天体望遠鏡用赤道儀の極軸
望遠鏡視野内照明機構の提供、をその目的とす
る。
(考案の構成)
この為、本考案に係る天体望遠鏡用赤道儀の極
軸望遠鏡視野内照明機構は、赤緯軸側ハウジング
と、赤緯軸側ハウジングに延設された円筒状の極
軸スリーブと、該極軸スリーブをその軸受部で回
転自在に支持する極軸側ハウジングと、極軸スリ
ーブ内に同軸で収容された極軸望遠鏡と、を備
え、赤緯軸側ハウジングには、極軸側ハウジング
の軸受部の外周との間に空間部を有して重合する
円筒状部が延設されており、極軸スリーブの赤緯
軸側ハウジング側の開口中心に照明手段が配置さ
れると共に、極軸側ハウジングと赤緯軸側ハウジ
ングの円筒状部の間の空間部内に照明手段への給
電コード類が配設され、該給電コード類は赤緯軸
側ハウジングと同期回転するよう構成されてい
る。
軸望遠鏡視野内照明機構は、赤緯軸側ハウジング
と、赤緯軸側ハウジングに延設された円筒状の極
軸スリーブと、該極軸スリーブをその軸受部で回
転自在に支持する極軸側ハウジングと、極軸スリ
ーブ内に同軸で収容された極軸望遠鏡と、を備
え、赤緯軸側ハウジングには、極軸側ハウジング
の軸受部の外周との間に空間部を有して重合する
円筒状部が延設されており、極軸スリーブの赤緯
軸側ハウジング側の開口中心に照明手段が配置さ
れると共に、極軸側ハウジングと赤緯軸側ハウジ
ングの円筒状部の間の空間部内に照明手段への給
電コード類が配設され、該給電コード類は赤緯軸
側ハウジングと同期回転するよう構成されてい
る。
(考案の実施例)
図示天体望遠鏡用赤道儀は、仰角方向に相対揺
動可能に基台10に連結支持された極軸側ハウジ
ング20と、極軸周方向に相対回動可能に極軸側
ハウジング20に連結支持された赤緯軸側ハウジ
ング30とを有している。
動可能に基台10に連結支持された極軸側ハウジ
ング20と、極軸周方向に相対回動可能に極軸側
ハウジング20に連結支持された赤緯軸側ハウジ
ング30とを有している。
極軸側ハウジング20内には、中間スリーブ4
0及び極軸スリーブ50が夫々同軸収容されてい
る。極軸スリーブ50は、赤緯軸側ハウジング3
0に固定されて一体回転するようになつており、
極軸側ハウジング20と中間スリーブ40は、粗
動クランプ41により選択的に一体回転或いは相
対回転するようになつている。又、中間スリーブ
40と極軸スリーブ50とは、環状ベアリング6
0,61により相対回動可能となつている。
0及び極軸スリーブ50が夫々同軸収容されてい
る。極軸スリーブ50は、赤緯軸側ハウジング3
0に固定されて一体回転するようになつており、
極軸側ハウジング20と中間スリーブ40は、粗
動クランプ41により選択的に一体回転或いは相
対回転するようになつている。又、中間スリーブ
40と極軸スリーブ50とは、環状ベアリング6
0,61により相対回動可能となつている。
極軸スリーブ50の基端側内部には、極軸望遠
鏡70が同軸収容されており、他端開放端側の軸
中心には、照明手段としての発光ダイオード71
が支持アーム72により突出設置されている。
鏡70が同軸収容されており、他端開放端側の軸
中心には、照明手段としての発光ダイオード71
が支持アーム72により突出設置されている。
上記発光ダイオード71へは、極軸側ハウジン
グ20と赤緯軸側ハウジング30の重合域に形成
される空間部としての環状スペースYに内蔵され
た給電コード32及び赤緯軸側ハウジング30の
内周面に装着された輝度調整ボリユーム33を介
して、図示しない外部電源から電流供給が行なわ
れる給電電子34に接続されている。従つて、赤
緯軸側ハウジング30が回転動作を行なつても、
発光ダイオード71、給電コード32、輝度調整
ボリユーム33及び給電端子34がいずれも附随
して同期回転する為、各部材相互間の位置関係に
何等の変動が生じないようになつているものであ
る。
グ20と赤緯軸側ハウジング30の重合域に形成
される空間部としての環状スペースYに内蔵され
た給電コード32及び赤緯軸側ハウジング30の
内周面に装着された輝度調整ボリユーム33を介
して、図示しない外部電源から電流供給が行なわ
れる給電電子34に接続されている。従つて、赤
緯軸側ハウジング30が回転動作を行なつても、
発光ダイオード71、給電コード32、輝度調整
ボリユーム33及び給電端子34がいずれも附随
して同期回転する為、各部材相互間の位置関係に
何等の変動が生じないようになつているものであ
る。
尚、上記給電端子34は、外部コントローラ1
00を介して外部電源に接続されている。又、発
光ダイオード32のON・OFF制御及び供給電流
値制御による発光輝度調整を行う輝度調整ボリユ
ーム33は、外部に設置したボリユーム調整ツマ
ミ33aにより操作されるようになつている。更
に、上記発光ダイオード71としては、観測対象
たる北極星等の光と混在しないよう、オレンジ又
は赤色の発光ダイオードを使用するのが好ましい
が、これに限定されるものではない。
00を介して外部電源に接続されている。又、発
光ダイオード32のON・OFF制御及び供給電流
値制御による発光輝度調整を行う輝度調整ボリユ
ーム33は、外部に設置したボリユーム調整ツマ
ミ33aにより操作されるようになつている。更
に、上記発光ダイオード71としては、観測対象
たる北極星等の光と混在しないよう、オレンジ又
は赤色の発光ダイオードを使用するのが好ましい
が、これに限定されるものではない。
上記の如く構成した照明機構では、闇夜に極軸
合わせを行う場合でも、ボリユーム調節ツマミ3
3aを操作して発光ダイオード71を所望の輝度
で発光させることにより、極軸望遠鏡70のフア
インダー視野内を明るくすることが可能となる。
合わせを行う場合でも、ボリユーム調節ツマミ3
3aを操作して発光ダイオード71を所望の輝度
で発光させることにより、極軸望遠鏡70のフア
インダー視野内を明るくすることが可能となる。
(考案の効果)
上記の如き本考案に係る照明機構に依れば、闇
夜に極軸合わせを行なう場合、照明手段によつて
照明することにより、極軸望遠鏡視野内の指標を
明瞭に視認することが可能となる。又、照明手段
への給電コード類を赤道儀ハウジング内に内蔵し
たので、天体観測時に障害となるものを赤道儀外
周上に設置する必要がない。更に、極軸スリーブ
を赤緯軸側ハウジングにその一端で脱着可能とす
ると共に照明手段をその赤緯軸側ハウジング側の
端面部に設けることで、赤緯軸側ハウジングを取
外した状態でも極軸合せを行なうことが可能とな
るものである。
夜に極軸合わせを行なう場合、照明手段によつて
照明することにより、極軸望遠鏡視野内の指標を
明瞭に視認することが可能となる。又、照明手段
への給電コード類を赤道儀ハウジング内に内蔵し
たので、天体観測時に障害となるものを赤道儀外
周上に設置する必要がない。更に、極軸スリーブ
を赤緯軸側ハウジングにその一端で脱着可能とす
ると共に照明手段をその赤緯軸側ハウジング側の
端面部に設けることで、赤緯軸側ハウジングを取
外した状態でも極軸合せを行なうことが可能とな
るものである。
第1図は本考案に係る照明機構の一実施例を採
用した赤道儀を示す使用状態斜視図、第2図はそ
の要部縦断面図、第3図はその発光ダイオード部
分の拡大平面図、第4図は第3図の−線矢視
方向要部断面図である。 20……極軸側ハウジング、30……赤緯軸側
ハウジング、32……給電コード、50……極軸
スリーブ、71……発光ダイオード(照明手段)、
Y……環状スペース(空間部)。
用した赤道儀を示す使用状態斜視図、第2図はそ
の要部縦断面図、第3図はその発光ダイオード部
分の拡大平面図、第4図は第3図の−線矢視
方向要部断面図である。 20……極軸側ハウジング、30……赤緯軸側
ハウジング、32……給電コード、50……極軸
スリーブ、71……発光ダイオード(照明手段)、
Y……環状スペース(空間部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 赤緯軸側ハウジングと、 前記赤緯軸側ハウジングに延設された円筒状
の極軸スリーブと、 該極軸スリーブをその軸受部で回転自在に支
持する極軸側ハウジングと、 前記極軸スリーブ内に同軸で収容された極軸
望遠鏡と、を備え、 前記赤緯軸側ハウジングには、前記極軸側ハ
ウジングの前記軸受部の外周との間に空間部を
有して重合する円筒状部が延設されており、 前記極軸スリーブの前記赤緯軸側ハウジング
側の開口中心に照明手段が配置されると共に、
前記極軸側ハウジングと前記赤緯軸側ハウジン
グの前記円筒状部の間の前記空間部内に前記照
明手段への給電コード類が配設され、該給電コ
ード類は前記赤緯軸側ハウジングと同期回転す
るよう構成されていること、を特徴とする天体
望遠鏡用赤道儀の極軸望遠鏡視野内照明機構。 (2) 上記極軸スリーブが、上記赤緯軸側ハウジン
グに脱着可能に構成され、上記照明手段は前記
極軸スリーブの前記赤緯軸側ハウジング側の端
面部に設けられていること、を特徴とする請求
項1記載の天体望遠鏡用赤道儀の極軸望遠鏡視
野内照明機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986098565U JPH052888Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986098565U JPH052888Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS634506U JPS634506U (ja) | 1988-01-13 |
JPH052888Y2 true JPH052888Y2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=30966617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986098565U Expired - Lifetime JPH052888Y2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052888Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0829258B2 (ja) * | 1993-04-16 | 1996-03-27 | 株式会社細川製作所 | 籾すり精米機の脱ぷファン装置 |
JP2015064452A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社ビクセン | 視野照明装置並びにこれを用いた観測光学機器及び視野照明方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016594U (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-21 | ||
JPS6030733U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-03-01 | 藤崎 里子 | 調理用加熱器の中敷 |
JPS6163817A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-02 | Asahi Optical Co Ltd | 天体望遠鏡の焦点板照明装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59141316U (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-21 | アジアオプチカル株式会社 | 標的スコ−プ |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP1986098565U patent/JPH052888Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5016594U (ja) * | 1973-06-11 | 1975-02-21 | ||
JPS6030733U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-03-01 | 藤崎 里子 | 調理用加熱器の中敷 |
JPS6163817A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-02 | Asahi Optical Co Ltd | 天体望遠鏡の焦点板照明装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS634506U (ja) | 1988-01-13 |
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