JP2015064452A - 視野照明装置並びにこれを用いた観測光学機器及び視野照明方法 - Google Patents

視野照明装置並びにこれを用いた観測光学機器及び視野照明方法 Download PDF

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Nobutsugu Kashima
信次 加島
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Toru Takashima
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Abstract

【課題】 視野照明の消し忘れを防止して電池の消耗を抑える視野照明装置を提供する。
【解決手段】 極軸望遠鏡1の視野内を照明する視野照明装置10であって、視野照明装置10は、極軸望遠鏡1の視野内を照明する発光素子12と、発光素子12の輝度を所定の時間で減衰する自動消灯手段として点灯時間制御部14とを備えることを特徴とする。これにより所定の時間で必ず発光素子12を消灯させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、視野内を照明する視野照明装置並びにこれを用いた観測光学機器及び視野照明方法に関する。
天体望遠鏡等を用いて天体観測を行う際に、地球の自転により天体が見かけ上動いてしまうので、一定の天体を観測し続けるには地球の自転速度に応じて天体望遠鏡等を回動させる必要がある。
天体望遠鏡等を回動させるためには、手動で回動させる方法もあるが、長時間にわたって正確に一定の天体を追尾することは困難であるため、モータードライブにて天体望遠鏡等を回動させる赤道儀を用いることが一般的である。
赤道儀は、その運用にあたって、天の極と回転軸中心を一致させる、即ち極軸を合わせる必要がある。
赤道儀の極軸を合わせるにあたっては、北半球においては、天の極に非常に近い位置に明るい天体である北極星が存在するため、この北極星を回転軸中心に合わせることで、おおむね一定の天体を追尾可能となる。
しかし、北極星は現在、天の極とわずかにずれた位置に存在するため、天体望遠鏡等を長時間回動し続けると、観測する天体の位置が僅かにずれてしまい、長時間露光を要する天体写真では天体が点に写らずに流れてしまう。
そこで、赤道儀では、回転軸中心にレチクル(標準)を有する望遠鏡(以下では、単に極軸望遠鏡と記載する。)を設け、レチクルにより天の極周辺の天体を導入して正確に極軸を合わせるようにしている。
上述のような極軸望遠鏡は、特許文献1に記載されているように、赤道儀の回転軸中心を貫通するように設けられている。
極軸を合わせるにあたって、極軸望遠鏡の視野内は夜空で暗いためレチクルが見えにくくなる。このため、極軸望遠鏡では、例えば明視野照明装置や暗視野照明装置を備え、レチクルを照明するようにしている。これによってレチクルのパターンを明るく表示することができ、天体の導入を容易にしている。
特開2004−212671号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ボタン型電池等を電源としてレチクルを照明することが考えられるが、照明の消し忘れ等により電池を消耗してしまうことがある。ユーザは、極軸合わせ以外で極軸望遠鏡を覗くことがないため、極軸合わせが終わってしまうと照明の消し忘れに気が付かないことが多いからである。
極軸合わせは、おおむね一度の観測で1回しか行わないことが多く、照明の消し忘れは、次回の観測開始まで電池を使い続けて電池を消耗し、いざ次回に観測を開始しようとしても照明を使うことができなければ、極軸を合わせることができず、観測を行うことができないといった問題が生じてしまう。
また、照明の消し忘れ防止対策として、予備のボタン型電池を常備することも考えられるが、ユーザに過度の負担を強いることとなり好ましくない。
なお、照明中か否かをパイロットランプ等を用いて外部に知らせることも考えられるが、天体観測等において外部に光を漏らすことは観測を阻害する要因となり、また極軸望遠鏡を覗いている時には視野の近くにパイロットランプが光るとユーザの視界に光が入り極軸合わせを阻害するため現実的な解決策とはならない。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、観測光学機器の視野内を照明する視野照明装置を消し忘れて電池を消耗してしまうことを防止する視野照明装置並びにこれを用いた観測光学機器及び視野照明方法を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、観測光学機器の視野内を照明する視野照明装置であって、観測光学機器の視野内を照明する発光素子と、発光素子の輝度を所定の時間で減衰する自動調光手段とを備えることを特徴とする。
このような態様によると、自動調光手段により発光素子の輝度が所定時間で減衰することとなり、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止し、電池の消耗を防止することができる。
本発明のある態様は、更に、自動調光手段が所定の時間で輝度を0まで減衰させることを特徴とする。
このような態様によると、自動調光手段により発光素子の輝度が所定の時間で輝度を0まで減衰することとなり、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止することができ、確実に照明をOFFとすることができる。
本発明のある態様は、更に、自動調光手段が、コンデンサを有することを特徴とする。
このような態様によると、コンデンサという簡便な方法で照明の消し忘れを防止することができる。また、これにより、装置構成を簡単に、製造コストを安価にすることができる。
本発明のある態様は、更に、発光素子の輝度を所望の輝度に切り替える手動調光手段を自動調光手段と直列に備えることを特徴とする。
このような態様によると、自動調光手段による発光素子の輝度の減衰に加え手動調光手段により、発光素子の輝度を自由に切り替えることができる。これにより、ユーザの意思を反映した輝度を得ることができる。
本発明のある態様は、更に、発光素子が、観測光学機器の視野内を暗視野照明することを特徴とする。
このような態様によると、暗視野照明では、観測光学機器の外部に漏れ出る光が少ないため、照明の消し忘れが多くなるので特に効果的である。
本発明のある態様は、更に、観測光学機器が、極軸望遠鏡であることを特徴とする。
このような態様によると、極軸望遠鏡では、わずかな明るさの天体を見ながらの作業となるため、自動調光手段による輝度の減衰で、視野内の照明が暗くなり、これらの天体を視認しやすくすることができる。
本発明のある態様は、視野内を照明する発光素子と、発光素子の輝度を所定の時間で減衰する自動調光手段とを備える視野照明装置を備える観測光学機器であることを特徴とする。
このような態様によると、自動調光手段により発光素子の輝度が所定時間で減衰することとなり、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止し、電池の消耗を防止することができる。
本発明のある態様は、視野内にレチクルを備え、発光素子はレチクルを照明する観測光学機器であることを特徴とする。
このような態様によると、レチクルを照明する光が減衰するため、観察対象が暗いものであってもレチクルの光に惑わされずに適切に観察することができる。
本発明のある態様は、観測光学機器の視野内を照明する方法であって、発光素子の輝度を所定の時間で減衰する自動調光を行うことを特徴とする。
このような態様によると、自動調光手段により発光素子の輝度が所定時間で減衰することとなり、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止し、電池の消耗を防止することができる。
本発明によると、視野照明装置の消し忘れを防止し、電池の消耗を防止することができる。
以下、本発明を観測光学機器である極軸望遠鏡に適用した例を用いて説明する。なお、本発明における観測光学機器としては、極軸望遠鏡に限られず、電池等によって駆動される視野照明装置を有する他の光学機器にも用いることができ、本発明の目的を達成することができる光学機器を広く含むものとすることは言うまでもない。
まず、極軸望遠鏡について図1乃至図6を用いて簡単に説明する。図1は、極軸望遠鏡1の視野照明装置10周辺を側面から見た断面図である。図2は、視野照明装置10の回路構成を示すブロック図である。図3及び図4は、視野照明装置10の電気回路図である。図5は、視野照明装置10の制御電圧Vを説明するグラフである。図6は、視野照明装置10のレチクルのパターンを説明する図である。
極軸望遠鏡1は、図1に示すように、レンズ系2と、鏡筒3と、レチクル板4と、視野照明装置10とを備えている。
レンズ系2は、少なくとも1枚のレンズからなる対物レンズ(不図示)と、少なくとも1枚のレンズからなる接眼レンズ5とを有している。このレンズ系2によって、天の極付近の天体を望遠観測することができる。
鏡筒3は、内部にレンズ系2やレチクル板4を光軸Aを中心となるように保持する筐体を構成する。鏡筒3は、図示しない赤道儀の取付け部に挿入される際に突き当て部となるフランジ部7を有している。
レチクル板4は、図6に示す、パターンが設けられており、視野照明装置10によって側面から照明されることによってパターンが明るく浮かび上がるようになっている。つまり照明光がレチクル板4のパターンによって散乱されてパターン部分のみが照明される、いわゆる暗視野照明法である。なお、レチクル板4のパターンについては詳細を後述する。
上述のように極軸望遠鏡1は、光軸A方向に全光学長を有し、図1中のフランジ部7から左側が赤道儀に挿通される。
なお、極軸望遠鏡1のレチクル板4及び視野照明装置10以外についての構成については汎用技術であるため詳細な説明を省略する。以下では、特に視野照明装置10について詳述する。
視野照明装置10は、図2に示すように、電源11と、電源11によって駆動される発光素子12と、発光素子12の輝度を制御する発光輝度制御部13と、発光素子12の点灯時間を制御する点灯時間制御部14と、発光素子12を点灯するとともに自動消灯するトリガーとなる点灯モーメンタリスイッチ15とを備えている。
電源11は、直流電流源であり、ボタン型電池等、視野照明装置10に内蔵できる薄さのものが好ましい。特に、極軸望遠鏡1は軸中心にレンズ等の光学部品が並んでいることから、付随する部品は光軸Aから見て外周側に設置せざるを得ない。極軸望遠鏡1に装着する視野照明装置10が外側に突出してしまうことを極力防止するために、薄型の電池を用いることが好ましい。これによって、突出部分を少なくすることができ、極軸望遠鏡1のユーザの取り扱いが容易となり、引っかかりや装置の破損を防止することができる。
発光素子12は、低消費電力であるLED(Light Emitting Diode)を用いることが好ましい。また、発光波長は赤色とすることが好適である。天体観測等では、明るい光によって目が眩んでしまうことがあるので、極軸望遠鏡では人間の目の感度が最も低い赤色光でレチクル板4を照明することで、目が眩まずにわずかな明かりの天体を導入することができる。
発光輝度制御部13は、点灯時間制御部14と直列に設けられ、発光素子12の発光輝度を制御する。具体的には、後述する輝度調整つまみ13aをユーザが操作することで発光素子12を所望の発光輝度で点灯することができる。
発光輝度制御部13は、本発明の手動調光手段の一例であり、発光素子12の輝度を所望の輝度に切り替えることができる。
点灯時間制御部14は、発光輝度制御部13と直列に設けられ、発光素子12の点灯時間を制御する。具体的には、点灯モーメンタリスイッチ15がON操作されることによって、発光素子12の輝度が所定の時間で減衰するように発光素子12の点灯時間を制御する。
点灯時間制御部14は、本発明の自動調光手段の一例であり、ユーザの意図によらず発光素子12の輝度を所定の時間で減衰させて輝度を0とすることができる。すなわち、発光素子12へ供給する制御電圧Vを所定の時間で減衰させて0とし、照明をOFFとすることができる。
ここで、発光素子12の輝度は、発光素子12に印可する電圧によって変化する。点灯時間制御部14は、図5に示すように制御電圧Vを調整することができる。
なお、制御電圧Vは、図5に示すように所定の時定数で減衰するだけではなく、電圧自体は一定のまま、所定のデューティー比でON/OFF制御することによって、発光輝度を時分割して徐々に点灯時間を短くする方法を用いることもできる。この場合に、点灯時間制御部14は、デューティー比の調整により点灯時間を制御するものとする。
また、制御電圧Vは、デジタル制御でステップ状に電圧を段階的に下げて行ってもよい。この場合に、点灯時間制御部14は、ステップの時間間隔、ステップ間の電圧差を調整することにより点灯時間を制御するものとする。
点灯モーメンタリスイッチ15は、視野照明装置10の発光素子12の点灯開始するスイッチであり、ユーザの操作により、発光素子12に電源11からの電圧を印可開始するとともに印可電圧の減衰も開始するトリガーとなる。
次に、視野照明装置10の具体的な構成例を、図3及び図4に示す回路図を用いて説明する。
図3では、電源11をBAT1で表記し、発光素子12をLED1で表記し、発光輝度制御部13をVR1で表記し、点灯時間制御部14をC1、VR2で表記し、点灯モーメンタリスイッチ15をSW1で表記し、その他必要なトランジスタをQ1で表記している。
図3における回路構成図では、電源11のプラス端がSW1のON側、VR1の一端にそれぞれ接続されており、マイナス端がSW1のOFF側、C1の一端、VR2の一端、トランジスタQ1のソースSにそれぞれ接続されている。また、トランジスタQ1のゲートGが、SW1、C1の他端、VR2の他端にそれぞれ接続されている。トランジスタQ1のドレインDは、発光素子12のカソードKに接続されており、発光素子12のアノードAは可変抵抗VR1の他端に接続されている。
点灯モーメンタリスイッチ15をONの切り替え操作を行うことにより、発光素子12へ供給する電圧の印可が開始される。
図3において、発光輝度制御部13は、可変抵抗VR1により構成し、輝度調整つまみ13aと連結された可変抵抗VR1の抵抗値を可変調整することで、発光素子12に印可する電圧を調整することができる。すなわち、発光素子12の発光輝度を手動で制御することができる。
点灯時間制御部14は、コンデンサC1と可変抵抗VR2を並列して構成し、可変抵抗VR2の抵抗値を可変調整することで、点灯時間を調整可能としている。
具体的に発光素子12の輝度の減衰、即ち、制御電圧Vの減衰を図5を用いて詳細に説明する。図5には、電圧降下特性を示すグラフが記載されている。この電圧降下特性は、一つのモデルとして、以下の式1で表すことができる。
Figure 2015064452
ここで、
は、ON/OFF制御電圧、
は、電源電圧
Cは、C1の静電容量
Rは、VR2の抵抗値
tは、放電時間
eは、自然対数の底
を表す。
上述の式1に示すように、制御電圧Vは、可変抵抗VR2の抵抗値Rを定数とすれば、一意に定まる減衰特性を示し、所定の時間で発光素子12の点灯を終了することが理解できる。また、可変抵抗VR2の抵抗値Rを定数とすれば時定数が定まると言える。
なお、点灯時間制御部14は、コンデンサが少なくとも一つあればその目的を達成することができる。可変抵抗VR2を並列配置するのは、点灯時間を調整可能としたためであるが、所望の点灯時間があらかじめ定まっていれば、これに応じた静電容量のコンデンサを用いることで、装置構成を簡易にすることができる。
次に、具体的な装置の構造と回路の一例について、図4を用いて説明する。図4における回路記号には、図3とほぼ同じ機能を有する物には同じ記号を付しているため説明を省略する。
視野照明装置10は、発光素子12と、発光素子12が設置される照明基板21と、可変抵抗VR1が設けられた抵抗基板22と、抵抗基板22と接続されるとともに電源11を保持する電池ケース23と、電池ケース23と螺合する電池蓋24と、電池蓋24内部に設けられたスイッチ基板25と、点灯モーメンタリスイッチ15とを備えている。
ここで、視野照明装置10は、図1に示すように、発光素子12が、鏡筒3に設けられた開口部3aに挿通されてレチクル板4を側面から照射するようになっている。
より具体的には、照明基板21の鏡筒3側に発光素子12が設けられ、鏡筒3の開口部3aに挿通される。また照明基板21の反対側には、接点バネJ3,J4が設けられている。
抵抗基板22は、並列配置された端子PAD−01乃至PAD−10と、直列配置された抵抗R1乃至R8が設けられている。抵抗基板22では、端子PAD−01乃至PAD−10と抵抗R1乃至R8とによって可変抵抗VR1を構成している。
端子PAD−10は、電池ケース23と電気的に接続されている。
抵抗基板22は、端子PAD−01が端子PAD−10と抵抗R1を介して接続され、端子PAD−02が端子PAD−10と抵抗R1+R2を介して接続され、・・・、端子PAD−08が端子PAD−10と抵抗R1+R2+R3+R4+R5+R6+R7+R8を介して接続されている。すなわち、端子PAD−01から端子PAD−08に向けて抵抗値が高くなるように回路構成が組まれた8段階の可変抵抗である。
なお、最も抵抗値が高くなる回路において完全に絶縁してオフスイッチとするようにしてもよいが、本発明にかかる例によれば、点灯時間制御部14により消灯制御がなされるため、あえてオフスイッチを設ける必要はなく、その分を多段で輝度調整することができるようにした方が、ユーザの操作性が向上してよりきめ細やかな輝度設定ができるようになる。
端子PAD−01乃至PAD−08のいずれか一つは、接点バネJ3を介してLED1のカソードKと接続され、LED1のアノードAは接点バネJ4に接続される。接点バネJ4は端子PAD−09と接続される。
端子PAD−09は端子PAD−11と接続され、端子PAD−11は電源11に接続されている。
スイッチ基板25は、スイッチSW1と、並列配置された端子PAD−12乃至PAD−14と、抵抗R9、コンデンサC1及びコンデンサC2と、トランジスタQ1と、並列配置された端子PAD−15乃至17と、電源11を抑える接点バネJ1及び接点バネJ2を備えている。
ここで、図4においては、スイッチSW1によって消灯モーメンタリスイッチ15を構成し、並列配置された抵抗R9、コンデンサC1及びコンデンサC2が点灯時間制御部14を構成している。
なお、コンデンサC1及びコンデンサC2は、点灯時間を調整するために適宜、その静電容量を選択するようにしてよく、少なくとも一つのコンデンサがあれば回路構成が成立する。また、抵抗R9は、固定抵抗としているが可変抵抗としても当然に構わない。ただし、本照明装置10においては、発光輝度制御部13を設けて輝度を調整可能としているため、装置構成を簡便とするべく、固定抵抗を用いている。
スイッチSW1は、一端を端子PAD−12乃至PAD−14に接続し、接点リング26を介して電源11と接続されている。また、スイッチSW1は、他端をトランジスタQ1のゲートG及び抵抗R9、コンデンサC1及びコンデンサC2で構成する点灯時間制御部14の一端に接続されている。
点灯時間制御部14は、他端が接点バネJ1及び接点バネJ2と、トランジスタQ1のソースSとに接続されている。
また、トランジスタQ1は、ドレインDが端子PAD−15乃至PAD−17に接続されている。端子PAD−15乃至PAD−17は、電池蓋24と接続されている。
電池ケース23及び電池蓋24は、導体で構成されている。このため、電池ケース23と電池蓋24とが螺合することによって、電池ケース23と電池蓋24とが電気的に接続される。つまり、電池ケース23と電池蓋24によって抵抗基板22の端子PAD−10と、スイッチ基板24の端子PAD−15乃至PAD−17とが電気的に接続されることとなる。
以上のような構成により、本発明の例による視野照明装置10は、点灯時間制御部14により発光素子12の輝度を自動的に所定の時間で減衰させるため、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止し、電池の消耗を防止することができる。
また、本発明の例による視野照明装置10は、点灯時間制御部14により発光素子12の輝度を自動的に所定の時間で0まで減衰することとなり、ユーザが意識せずに照明の消し忘れを防止することができ、確実に照明をOFFとすることができる。
また、本発明の例による視野照明装置10は、点灯時間制御部14をコンデンサで構成したため、装置構成を簡単で、製造コストを安価にすることができる。
また、本発明の例による視野照明装置10は、点灯時間制御部14と直列配置した発光輝度制御部13により発光素子12の輝度を自由に切り替えることができ、ユーザの意思を反映した輝度を得ることができる。
また、本発明の例による視野照明装置10は、極軸望遠鏡1の外部に漏れ出る光が少ない暗視野照明では、効果的に照明の消し忘れを防止することができる。
また、本発明の例による視野照明装置10は、極軸望遠鏡1に用いることで、わずかな明るさの天体を見ながらの作業を容易とすることができる。すなわち、点灯時間制御部14による輝度の減衰で、視野内の照明が自動的に暗くなり、これらの天体を視認しやすくすることができる。
特に、本発明の例による視野照明装置10は、南半球における極軸合わせにおいては、天の極付近に明るい天体が存在しないため、より効果を発揮することとなる。
ここで、本発明の例によって暗視野照明されるレチクル板4のパターンについて説明するとともに極軸望遠鏡1の動作について説明する。なお、レチクル板4のパターンは図6において、北半球用のものを用いているが、南半球では南半球用のものを用いるものとする。また、図6に示すパターンは2015年〜2040年まで、地球の歳差運動を考慮したものであり、ゲージ43に「年」と「目盛」が刻まれている。
図6に示すように、レチクル板4には、円形の中央部が赤道儀の回転軸中心40を示し、この回転軸中心40に天の極を合わせることで極軸合わせを行う。
極軸を合わせるにあたっては、所定の天体を、ゲージ43等を見ながら合わせる必要がある。もっとも簡単な指標としては、付近で随一の明るさを誇る天体である北極星を導入部42に合わせることとなるが、より正確を期すために他の天体も導入部41等に合わせることとなる。
ここで、ゲージ43のみを頼りに天体を導入すると天体の導入が難しいため、本発明の例では、ゲージ43に合わせてガイド用ライン44を設けるようにしている。すなわち、所望の天体をガイド用ライン44の内側に入れることで、暗い天体であっても導入を容易とすることができるようにしている。
ガイド用ライン44が存在すると、暗視野照明により導入天体と重なってしまった場合にこの天体を見失ってしまう可能性があるが、点灯時間制御部14により照明の輝度が低下するため、本発明の例にかかる視野照明装置10では、特に問題とならず、むしろ天体を導入しやすくすると言える。
なお、本発明の例にかかる視野照明装置10は、図1に示すように、ボール8と、輝度調整つまみ13aの回転方向に複数設けられた凹部9とからなるラッチ構造を有している。ボール8は凹部9に押し付けられるため、輝度調整つまみ13aを回転操作するとユーザに対してクリック感が発生する。ユーザは極軸合わせ等の暗い環境下であっても輝度調整つまみ13aを回すときのクリック感によってどのレベルの輝度に合わせているのか容易に理解することができる。また、寒く悴んだ指で輝度調整つまみ13aを回した場合であっても回転量を正確に把握することができる。
以上、本発明の例をもとに説明した。本発明は上述した例の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。上記は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の例にかかる照明装置を備える極軸望遠鏡を示す断面図である。 本発明の例にかかる照明装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の例にかかる照明装置の回路図である。 本発明の例にかかる照明装置の回路図である。 本発明の例にかかる照明装置の制御電圧を説明する図である。 本発明の例にかかる照明装置を備える極軸望遠鏡のレチクルを説明する図である。
1 極軸望遠鏡
2 レンズ系
3 鏡筒
3a 開口部
4 レチクル板
5 接眼レンズ
7 フランジ部
8 ボール
9 凹部
10 視野照明装置
11 電源(ボタン型電池)
12 発光素子(LED)
13 発光輝度制御部(手動調光手段)
13a 輝度調整つまみ
14 点灯時間制御部(自動調光手段)
15 点灯モーメンタリスイッチ
16 消灯モーメンタリスイッチ
21 照明基板
22 抵抗基板
23 電池ケース
24 電池蓋
25 スイッチ基板
26 接点リング
40 回転軸中心
41 導入部
42 導入部
43 ゲージ
44 ガイド用ライン
A 光軸

Claims (9)

  1. 観測光学機器の視野内を照明する視野照明装置であって、
    前記観測光学機器の視野内を照明する発光素子と、
    前記発光素子の輝度を所定の時間で減衰する自動調光手段とを備えること
    を特徴とする視野照明装置。
  2. 前記自動調光手段は、所定の時間で輝度を0まで減衰させること
    を特徴とする請求項1に記載の視野照明装置。
  3. 前記自動調光手段は、コンデンサを有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の視野照明装置。
  4. さらに、前記発光素子の輝度を所望の輝度に切り替える手動調光手段を前記自動調光手段と直列に備えること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の視野照明装置。
  5. 前記発光素子は、前記観測光学機器の視野内を暗視野照明すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の視野照明装置。
  6. 前記観測光学機器は、極軸望遠鏡であること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の視野照明装置。
  7. 前記請求項1乃至5のいずれか一つに記載された視野照明装置を備えること
    を特徴とする観測光学機器。
  8. 視野内にレチクルを備え、
    前記発光素子は前記レチクルを照明すること
    を特徴とする請求項7に記載の観測光学機器。
  9. 観測光学機器の視野内を照明する方法であって、
    発光素子の輝度を所定の時間で減衰する自動調光を行うこと
    を特徴とする視野照明方法。

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