JPH05288191A - ドライガスシール付き冷凍系圧縮機 - Google Patents

ドライガスシール付き冷凍系圧縮機

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Publication number
JPH05288191A
JPH05288191A JP8361792A JP8361792A JPH05288191A JP H05288191 A JPH05288191 A JP H05288191A JP 8361792 A JP8361792 A JP 8361792A JP 8361792 A JP8361792 A JP 8361792A JP H05288191 A JPH05288191 A JP H05288191A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
seal
temperature
discharge
balance
Prior art date
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Pending
Application number
JP8361792A
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English (en)
Inventor
Yoichi Tanaka
要一 田中
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】スラストバランスライン6を吸込側のドライガ
スシール1の近くにつなぎ、必要ならばスラストバラン
スライン6をスチームトレース9(電気ヒータ)によっ
て加温する。 【効果】バッファガスを導入することなく吸込側ドライ
ガスシールの低温化を防ぐことができ、軸受スパンを短
くすることができる。また、バッファガスシステムが不
要となるため圧縮機まわりを簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライガスシール付き冷
凍機圧縮機において、クリーンバッファガスを必要とし
ない冷凍系圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】ドライガスシールは回転環と静止環のす
きまが数μというファインギャップでガスをシールして
いるため取扱いガスの種類に拘らずクリーンなバッファ
ガスを導入することを条件としている。バッファガスに
は窒素ガスや吐出ガスを使用することが多く、これらは
5〜10μのフィルタを通してドライガスシールの近く
に吹き込んでいる。特に、冷凍系圧縮機の場合、吸込側
の温度が低温となるためドライガスシールにとって好ま
しくない。このため高温の吐出ガスを従来のホットガス
バッファとして使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術はエチレ
ンプラントで使用されるエチレン冷凍圧縮機やプロピレ
ン冷凍圧縮機のような非常にクリーンなガスを取扱う圧
縮機でもクリーンなバッファガスをシールメーカは要求
している。一方、このような冷凍系圧縮機の吸込側はエ
チレン冷凍圧縮機の場合−100℃、プロピレン冷凍圧
縮機の場合−40℃近くまで温度が下がるため、ドライ
ガスシール近くを少なくとも常温近くまで昇温する必要
があり、このためのホットガスも吐出からクリーンなバ
ッファガスを要求している。これらをバッファガスとし
て使用するため高圧である吐出ガスの圧力を下げる必要
がある。そのための圧力コントロール弁やフィルタを入
れるなどバッファガスに係わるシステムが複雑となりコ
スト,スペースの点で問題がある。
【0004】本発明の目的はバッファガスを吐出ガスや
別ソースから導入する必要のないドライガスシール付圧
縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は吐出と吸込ラインを結んでいるスラストバラン
スラインを吹込側ドライシールの近くに導入することに
よりホットガスバッファを不要とした。
【0006】
【作用】冷凍系圧縮機の最終吐出は高温高圧であるがス
ラストガスバランスラビリンスを通って吐出側のスラス
トガスバランス室にくるガスはスラストガス配管を通っ
て吸込ラインに戻る。この戻る先を吹込側ドライガスシ
ールのすぐ近くにすることによって、ドライガスシール
を低温にさらすことなく所定の性能が得られる。一方、
ドライガスシールは数μというファインギャップで回転
環と静止環が非接触で回転しているため5〜10μのフ
ィルタを通したクリーンなバッファガスが要求されるが
冷凍系圧縮機で取扱うガスはクリーンであるため問題な
いがイニシャルスタートアップ時や定修後のスタートア
ップ時に系内のゴムがドライガスシールに入り込まない
ように考慮さえすれば特に問題とはならない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1により説明す
る。図1はサイドストリームを有する冷凍系圧縮機の系
統図を示す。図ではタンデムタイプのドライガスシール
1が使用されているが、吸込ノズル2から入るガスの温
度は冷凍系の場合、取扱いガスにもよるがエチレンの場
合は−100℃、プロピレンの場合は−40℃と低温に
なる。一方、最終吐出ノズル3から出るガスは昇圧さ
れ、昇温され60〜80℃の高温となる。最終吐出ガス
の一部はバランスラビリンス4を通ってバランス室5に
流れ、このガスは、通常、スラストバランスライン6を
通って吸込ノズル2に流れ込む。ここではこのスラスト
バランスラインを、図1に示すように、ドライガスシー
ル1のすぐ横に吹き込むようにし、ドライガスシールが
低温になることを防ぐ。また、吹込側ドライガスシール
1と初段インペラ8との間にはギャップを大きくしたラ
ビリンス、または、ただのリング7を設け、吸込側を少
しでも低温にさらされないようにしておく。このように
することによって、吐出ガスを減圧してバッファガスと
して吹き込む必要がなくなる。また、バランスラビリン
スを通過することによってガスは断熱膨張するためスラ
ストバランスラインを通るガス温度が下ることが予想さ
れるがこの場合はスラストバランスラインにスチームト
レース、または、電気ヒータ9を施すことによってガス
を高温にすることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によればバッファガスシステムと
して必要なガスフィルタ,バッファガス圧力コントロー
ル用計装品,バルブ等を含めた配管材が不要となるため
大幅な原価低減を図れる。また、これらの設計に要する
ソフトエンジニアリングまで含めて考えると、更に大幅
な原価低減が図れる。また、バッファガスを吹き込む必
要がないので、特に吐出側のドライガスシールとバラン
ス室の間にラビリンスが不要となり、軸受スパンを短く
することができ、クリティカル速度に対する余裕を従来
に比べて十分とることができる。また、バッファガスを
吹き込まない分の性能低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるドライガスシール付圧
縮機の系統図。
【符号の説明】
1…ドライガスシール、6…スラストバランスライン、
9…スチームトレース(電気ヒータ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドライガスシール機構をもちクリーンガス
    を取扱う冷凍系圧縮機において、スラストバランスライ
    ンを吹込側ドライシールの近くに設けてなることを特徴
    とするドライガスシール付き冷凍系圧縮機。
JP8361792A 1992-04-06 1992-04-06 ドライガスシール付き冷凍系圧縮機 Pending JPH05288191A (ja)

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JP8361792A JPH05288191A (ja) 1992-04-06 1992-04-06 ドライガスシール付き冷凍系圧縮機

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JPH05288191A true JPH05288191A (ja) 1993-11-02

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ID=13807456

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JP (1) JPH05288191A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113756882A (zh) * 2021-09-30 2021-12-07 宁夏宝丰能源集团股份有限公司 一种合成气压缩机干气密封系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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