JPH05287996A - 撤去用ロックボルト - Google Patents

撤去用ロックボルト

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JPH05287996A
JPH05287996A JP11312892A JP11312892A JPH05287996A JP H05287996 A JPH05287996 A JP H05287996A JP 11312892 A JP11312892 A JP 11312892A JP 11312892 A JP11312892 A JP 11312892A JP H05287996 A JPH05287996 A JP H05287996A
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JP
Japan
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bolt
ground
main body
rod
tunnel
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Application number
JP11312892A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Fukushima
弘文 福島
Yoshihiro Kakumaru
義浩 角丸
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】十分な強度を確保しながら、容易に破断撤去し
得るロックボルトを提供する。 【構成】切欠き15、15’に突部16、16’が嵌入
することにより相互に係合連結した状態の先方本体9A
と後方本体9Bからなる本体9に継手部6aを、該継手
部6aを介して、該本体9A、9Bが分割し得る形で設
け、継手部6aにプラスチック管からなるスリーブ13
を、その外周9c、9cに跨ってこれを被覆する形で加
熱圧着しておく。先端92に一体に装着したビット11
により自穿孔する形で地山に打設定着し、不要になった
際には継手部6aを介して後方本体9B側を分割撤去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削時に鏡面
の防護や中壁の補強のために一時的に仮設して用いるも
のであり、特にウレタン注入用の自穿孔ボルトとして用
いるに好適な、撤去用ロックボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トンネル掘削時において、例えば
鏡面の防護用や中壁分割工法(所謂CDNATM)の中
壁補強用に一時的に仮設して用いるロックボルトは、掘
削が進行して2次掘削を行う際にはこれが不要になり、
寧ろ掘削作業の障害となる。そこで、こういった仮設の
ロックボルトはガス切断して、トンネル断面空間からそ
の余長分が撤去されている。ところが最近、地盤改良の
為に地山にウレタンを注入して、これを発泡させて地盤
を補強するような場合が侭あり、当該ウレタンによる地
盤改良を併用した掘削断面では、ガスを用いるとウレタ
ンが燃える可能性があり、危険である。そこで、このよ
うな場合には2次掘削を行う際に、ロックボルトを切断
せずに折り曲げたり、或いは予め切断予定位置にカップ
ラーを組み込んだネジ繋ぎ式のロックボルトを用いてお
いて、後に該カップラーを介してその余長部分を撤去す
る等の処理がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロックボルト
を切断せずに折り曲げる方法は、まず掘削する方向と反
対側へ折り曲げて地山を掘削して後、当該ロックボルト
を折り曲げていた部分の地山掘削を行うために再びその
反対側へ折り曲げる作業を一本一本のボルトについて行
わなければならず、極めて煩雑である。一方、カップラ
ーを組み込んでおく方法は、ロックボルトがその打設時
の衝撃や地山応力によりねじ部等が変形を被った場合に
は、該カップラーからの取外しが出来なくなるので、こ
れが実用に供される場合は稀である。特に、こういった
仮設のロックボルトはその先端部分にビットを装着し
て、ボルトに自穿孔させることにより地山に打設する場
合が多く、このような自穿孔ボルトの場合にはボルトが
打設時の応力により塑性変形してカップラーが用をなさ
なくなり、無駄が多くなるので、前述したように、ボル
トを折り曲げる方法を採用せざるを得ない。そこで本発
明は、上記事情に鑑み、打設時に変形することなく地山
の防護に十分な強度を確保しながら、不要になった際に
はガス切断せずとも容易に破断することが出来るように
した、撤去用ロックボルトを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、杆体
(9)を有し、前記杆体(9)の先端(92)後端(9
1)間に継手部(6a)を、該継手部(6a)を介して
杆体(9)を分割自在な形で設け、前記継手部(6a)
に樹脂製のスリーブ(13)を、該継手部(6a)を被
覆する形で設けて、構成される。また、前記杆体(9)
の先端(92)部に地山穿孔用ビット(11)を装着し
て、構成されることもある。また、前記杆体(9)は、
該杆体(9)の外周囲(9c)に凹凸を形成する形でリ
ブ(10)を設けて、構成されることもある。さらに、
杆体(9)を有し、前記杆体(9)の先端(92)後端
(91)間に継手部(6a)を、該継手部(6a)を介
して杆体(9)を分割自在な形で設け、前記杆体(9)
に樹脂製の杆体被覆体(19)を、該杆体(9)の先端
(92)後端(91)間の全長を被覆する形で設けて、
構成されても良い。なお、( )内の番号等は、図面に
おける対応する要素を示す、便宜的なものであり、従っ
て、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の
【作用】の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、スリーブ(1
3)が継手部(6a)を補強支持するように作用する。
また、ロックボルト打設時に杆体(9)自体が地山
(2)を穿孔するように作用する。また、リブ(10)
は杆体(9)の表面積を増大させるように作用する。さ
らに、杆体被覆体(19)は、継手部(6a)を含めた
杆体(9)の先端(92)後端(91)間を全長に亙っ
て補強支持するように作用する。
【0006】
【実施例】図1は構築中のトンネルの一例を示す側断面
図、図2は図1に示すトンネルの横断面図、図3は本発
明による撤去用ロックボルトの一実施例を示す図、図4
は図3に示す撤去用ロックボルトの継手構造を示す拡大
斜視図、図5は図3に示す撤去用ロックボルトの継手部
分を示す拡大断面図、図6は図5のVI、VI矢視図、図7
は図5のVII、VII矢視図、図8は図5のVIII、VIII矢視
図、図9乃至図12は図1に示すトンネルの構築方法を
示す施工工程図、図13は図3に示す撤去用ロックボル
トの別の実施例を示す図である。
【0007】構築中のトンネル1は、図2に示すよう
に、一応の自立性を有する地山2が略半円形の断面形状
をなす形で掘削形成されたトンネル空間3を有してお
り、トンネル空間3の図2右側に示す坑壁2bは、トン
ネル1の図2一点鎖線で示す完成断面形状に沿った形、
即ち図12に図示する坑壁2cと一致した形になってい
る。一方、トンネル空間3の図2左側に示す坑壁2bの
図2左方側には、前記トンネル空間1の未だ掘削形成さ
れていない完成断面3’(図12に図示)における坑壁
2cが、図2一点鎖線で示すように地山2中に設定され
ており、従って、図2左側の坑壁2bは、後に地山2が
完成断面形状に沿って(図2一点鎖線で示すように)掘
削される際には除去される、仮設中壁を構成している。
トンネル空間3には、吹付コンクリート、金網等からな
る一次巻17が、坑壁2bに沿った形で配設されてお
り、また、トンネル空間3の周囲の地山2には図示され
ない発泡ウレタンが注入されて、土砂山や風化岩等によ
る地盤の改良安定化が図られている。
【0008】トンネル空間3の図2右側の地山2にはパ
ターンボルト5が、該トンネル空間3から図2右側の坑
壁2bを介して地山2に打設された形で、複数配設され
ており、パターンボルト5は、図1に示すように、図1
矢印A、Bで示すトンネル1の掘進方向に所定の断面ピ
ッチL1ごとに配設される形で、それぞれの断面から坑
壁2bと略交差する方向に打設定着された、公知の例え
ば全面定着式のロックボルトにより構成されている。一
方、トンネル空間3の図2左側の地山2には、トンネル
1の構築作業が進行した後には撤去される仮設の撤去用
ロックボルトであるCDボルト6が、図2左側の坑壁2
bを介して前記トンネル1の完成断面における坑壁2c
に向けて打設された形で、前記パターンボルト5と同一
の断面ピッチL1ごとに複数配設されており、また、ト
ンネル空間3の先頭部分である切羽2a(図1に図示)
部分の地山2には、図1に示すように、CDボルト6と
同一の構成を有し該ボルト6と同じく撤去用ロックボル
トである鏡止めボルト7が、坑壁2bからその打設方向
を掘進方向前方(図1矢印A方向)側にそれぞれ向けた
形で、該切羽2aの断面に沿って複数配設されている。
【0009】CDボルト6及び鏡止めボルト7は、図3
に示すように、中空ロッド状に形成された鋼管乃至中空
鋼棒等の杆体からなる本体9を有しており、本体9は、
図3矢印C、D方向に分割自在に連結された形の、それ
ぞれが同一素材からなる先方本体9A(図3左側)と後
方本体9B(図3右側)により構成されている。本体9
の外側には螺旋突条をなすリブ10が、先方本体9Aと
後方本体9Bの外周9c、9cに矢印C、D方向全長に
亙って連続凹凸が形成される形で設けられており、ま
た、本体9の内側には中空部61が、先方本体9Aと後
方本体9Bの中空部分が矢印C、D方向に連通する形で
形成されている。先方本体9Aと後方本体9Bの連結部
分には継手部6aが、該継手部6aを介して本体9を先
方本体9Aと後方本体9Bとに分割自在な形で設けられ
ており、継手部6aには所定の長さL3をなす形で円筒
状に形成されたプラスチック管からなるスリーブ13
が、該本体9A、9Bの外周9c、9cに跨ってこれを
一体に被覆する形で熱加工等により圧着されている。C
Dボルト6の本体9の先端部である図3矢印C方向側端
部に示す先方本体9Aの先端92には、前記地山2の性
状に応じたビット11が、溶接乃至ネジ嵌め等により該
本体9Aに一体に装着されており、ビット11の先端部
には図示されない貫通孔が、該貫通孔を介して前記中空
部61を本体9の図3左方側に連通させた形で設けられ
ている。一方、CDボルト6の本体9の後端部である後
方本体9Bの図3矢印D方向側端部には支持部91が、
削岩機等のアダプタ12に嵌着され得る形で設けられて
おり、前記中空部61はアダプタ12側、即ち本体9の
図3右方側にも貫通している。
【0010】ところで、先方本体9Aの後端部分である
矢印D方向側端部には、図4に示すように、一対の切欠
き15、15が、該本体9Aの横断面を等分に4分割し
たうちの前記中空部61を挾んで矢印K、L方向に対向
する2部分をその後端面からそれぞれ所定の長さL2づ
つ切込み形成した形で設けられていると共に、切欠き1
5、15以外の後端2部分には該切欠き15、15に対
して相対的に長さL2分づつ突出する形で突部16’1
6’が、矢印I、J方向に対向して設けられている。一
方、後方本体9Bの先端部分である矢印C方向側端部に
は、前記先方本体9Aの切欠き15、15と係合し合う
形の一対の突部16、16が、該本体9Bの横断面を等
分に4分割したうちの前記中空部61を挾んで矢印K、
L方向に対向する2部分をその先端面から長さL2づつ
突出形成した形で設けられていると共に、突部16、1
6以外の後端2部分には該突部16、16に対して相対
的に長さL2分づつ切込み形成された形で、切欠き1
5’15’が、矢印I、J方向に対向して設けられてい
る。なお、先方本体9Aの切欠き15と後方本体9Bの
切欠き15’並びに先方本体9Aの突部16’と後方本
体9Bの突部16は同様の形状に形成されて、これ等1
5、16、15’、16’は相互に対をなす形になって
いる。
【0011】即ちCDボルト6及び鏡止めボルト7の本
体9は、図5に示すように、その継手部6aにおいて、
先方本体9Aの切欠き15、15に後方本体9Bの突部
16、16が嵌入係合すると同時に、先方本体9Aの突
部16’、16’が後方本体9Bの切欠き15’15’
に嵌入することにより、両者の継手面9a、9bが整合
した状態で該本体9A、9Bが係合連結されており、本
体9A、9Bはその連結部分、即ち継手部6aにおい
て、その外周9c、9cに跨がる形で熱加工等により一
体に圧着被嵌されたスリーブ13を介して、通常の状態
では相互に離脱し得ない形に接合されて一体をなしてい
る。また、CDボルト6及び鏡止めボルト7は、継手部
6aにおいてその有効断面積が、図6乃至図8に示すよ
うに、先方本体9A(図6に図示)部分と継手部6a
(図7に図示)部分と後方本体9B(図8に図示)部分
に跨って、前記スリーブ13の肉厚分だけその断面積が
増加する形で、補強強化されている。そして、前記トン
ネル空間3の図2左側に示した地山2に打設されたCD
ボルト6は、その各々の継手部6aが、前記トンネル1
の完成断面における坑壁2cに対応した位置に配置設定
されている。なお、鏡止めボルト7は、前述したように
CDボルト6と同一に構成されているが、その各々の継
手部6aは、後の掘削サイクル時に形成される次の切羽
3aに対応した位置に配置設定されている。
【0012】構築中のトンネル1は以上のような構成を
有しているので、該トンネル1を構築する際には、ま
ず、地山2を略半円形の断面形状をなす形で掘削するこ
とにより、図9に示すようにトンネル空間3を形成す
る。そして、トンネル空間3の断面安定を図る為に、該
空間3の周囲の地山2にウレタンを適宜注入すると共に
これを発泡させる。すると、地山2中で発泡したウレタ
ンは地盤中の間隙を充填してその崩壊及び間隙水路の形
成を防止すると共に、地盤を連結一体化させてアーチリ
ング30(図9に図示)を形成して、即ちアーチリング
30に対応した部分の地盤の改良安定化が図られる。ま
た、坑壁2bに沿って吹付コンクリート、金網等の一次
巻17を配設することにより、坑壁2b部分の地山2を
防護してこれがトンネル空間3内へ崩落するのを防止す
ると、これにより、トンネル空間3は一次的にその断面
安定が確保される。なお、ウレタンを地山2に注入する
には、後に延べるロックボルト打設作業と平行して、パ
ターンボルト5打設用のボアホールや或いはCDボルト
6、鏡止めボルト7の中空部61等を介してこれを行え
ば、円滑且つ広範囲な注入が可能であり、当該ウレタン
の注入時期及びこれの地山2における注入時期並びに注
入範囲等は、トンネル1の施工様態に応じて任意に設定
される。
【0013】こうしておいて次に、ロックボルトの打設
パターンに基づき、地山2にパターンボルト5とCDボ
ルト6及び鏡止めボルト7を、図10及び図1に示すよ
うに、トンネル空間3から坑壁2bを介して打設し、こ
れを適宜地山2に定着させる。即ちトンネル空間3の図
10右側に示す坑壁2bは図2右側に示す坑壁2bに対
応しており、これを介して図10右側の地山2にパター
ンボルト5を打設するには、ロッドの先端にデタッチャ
ブルビットを装着したレッグハンマー等の削岩機120
により穿孔して後、該穿孔孔に該ボルト5を打ち込む
か、或いは該パターンボルト5自体の先端に埋め殺しビ
ットを装着して、該ボルト5に自穿孔させつつ地山2中
に打設する。そして、パターンボルト5には必要に応じ
て、該ボルト5の打設前乃至後にモルタル、セメントミ
ルク、レジン等の定着剤を適宜注入或いは装填する形で
配設する。すると、図10右側に示す坑壁2bは、前記
一次巻17とパターンボルト5により、後に完成される
トンネル1の完成断面形状に対応する坑壁2cに一致し
た形で、支保される。
【0014】一方、トンネル空間3の図10左側に示す
坑壁2b部分と図1左上に示す切羽2a近傍の地山2に
は、CDボルト6及び鏡止めボルト7を、図3に示すよ
うに、本体9の図3右端に示す支持部91を削岩機12
0等のアダプタ12にチャック等を介して適宜装着した
状態にしておいて、図10に示すように、該ボルト6に
自穿孔させる形で、その継手部6aが後に掘削形成され
るトンネル1の完成断面形状の坑壁2c部分に配置する
形になるように、既に形成されている坑壁2bを介して
地山2中に打設する。即ち図10に示す削岩機120
は、図3に示すように、そのアダプタ12を介してCD
ボルト6を、図3回転中心CT1を中心として矢印E又
はF方向に回転させると共に、矢印C、D方向に振幅す
る形で打撃を与えて、これにより、先方本体9Aの先端
(図3矢印C側端)92に一体に装着された地山2の性
状に応じたビット11が地山2に穿孔形成すると共に、
該ビット11に先導されて当該穿孔されたボアホール中
に本体9全体が推し進められる形で、CDボルト6が打
設配置される。
【0015】こうして、CDボルト6が地山2に自穿孔
打設される際、該ボルト6の本体9には削岩機120の
回転動作と打撃動作により、その先端92側のビット1
1と後端側の支持部91との間に、捩りモーメントと軸
方向即ち矢印C、D方向への圧縮力が作用する。する
と、本体9は、継手部6aを介して先方本体9Aと後方
本体9Bとが係合連結されたものであるにもかかわら
ず、その相互の継手面9a、9bのうち軸方向、即ち矢
印C、D方向と平行する形の継手面9a、9b(図5矢
印P部分)が捩りモーメントを負担する一方で、本体9
の横断面方向と平行する形の継手面9a、9b(図5矢
印Q、Q部分)が圧縮力を負担することが出来る。これ
に加えて、先方本体9Aと後方本体9Bの連結部である
継手部6aに両者9A、9Bに跨る形でその外周9c、
9cに被嵌されたスリーブ13は、ビット11により形
成されたボアホール周囲の地山2と密着してこれに拘束
される形で、常に該本体9A、9Bの係合状態を保持し
続けることが出来るので、CDボルト6は、これ等本体
9A、9B間の係合状態が解除されたり変形を被ること
なく地山2中に適格に打設される。また、本体9の外側
には螺旋突条をなすリブ10が、先方本体9Aと後方本
体9Bの外周9cに矢印C、D方向全長に亙って連続凹
凸が形成される形で設けられていることから、ビット1
1が地山2を穿孔することにより形成される切粉が該リ
ブ10の螺旋突条間の溝(外周9cの凹部)を介してそ
の後方即ち矢印D方向側へ排出される形で、CDボルト
6が円滑に地山2を自穿孔することが出来る。さらに、
CDボルト6は、その自穿孔打設時に中空部61を介し
てビット11に圧搾空気や水を供給することが出来るの
で、これを行うことにより一層速やかに自穿孔打設する
ことも可能である。
【0016】こうして、トンネル空間3の図10左側に
示す坑壁2b部分の地山2にCDボルト6を打設すると
同様に、図1左上に示す切羽2a近傍の地山2に鏡止め
ボルト7を打設すると、これ等のボルト6、7は、矢印
C、Dで示すその本体9の軸体方向を矢印G、Hで示す
地山2の内部応力分散方向に略一致させた形でそれぞれ
配設される。この際、本体9の外側には螺旋突条をなす
リブ10が、先方本体9Aと後方本体9Bの外周9cに
凹凸が連続形成された形で矢印C、D方向全長に亙って
設けられていることから、本体9は当該リブ10の分だ
け表面積が増加する形で地山2との接触部分、即ち定着
力が増大している。すると、本体9は地山2の応力分散
を受けてトンネル空間3側に押し出されることなく、そ
の全長が地山2に拘束繋着される形で該地山2を矢印
G、H方向に締め付けて、これにより坑壁2bの図10
左側及び図1に示す切羽2a近傍の地山2が安定的に支
保される。なお、CDボルト6及び鏡止めボルト7は、
こうして地山2に打設されて後、既に述べたようにウレ
タンにより地山2の改良安定化を図る為に中空部61を
用いるが、或いは該中空部61にセメントミルク等のグ
ラウト材を注入して、これをビット11の前記図示され
ない貫通孔から吐出させることにより、本体9自体を地
山2に一層強固に定着させることも可能である。こうし
て、トンネル空間3の周囲の地山2には、前記一次巻1
7とパターンボルト5に加えてCDボルト6と鏡止めボ
ルト7により支保される形で、図10に示す第2のアー
チリング31が形成される。
【0017】ところで、地山2に打設されたCDボルト
6と鏡止めボルト7にはその本体9に、地山2がトンネ
ル空間3に押し出そうとする力が矢印C、D方向(地山
2の内部応力分散方向である矢印G、H方向に略一致す
る方向)に背反する形の引張力として作用する。する
と、本体9の外周面には前述したようにリブ10がその
矢印C、D方向全長に亙って形成されてこれにより地山
2に拘束繋着されていることに加えて、継手部6a、即
ち先方ボルト9Aと後方ボルト9Bが継手面9a、9b
を介して係合連結された部分には、両者9A、9Bに跨
ってこれを被覆する形で、プラスチック管からなるスリ
ーブ13が、熱加工等により一体に圧着されて、その係
合状態を保持しているところから、当該矢印C、D方向
に引張力として作用する地山2の押し出し力により、切
欠き15、15’及び突部16、16’の相互に嵌入し
た係合状態が解除されて本体9A、9Bが分離すること
なく、ボルト6、7は十分地山2を矢印G、H方向に締
め付けることが出来る。また、CDボルト6及び鏡止め
ボルト7には地山2の内部応力が矢印G、H方向と交差
する方向にも若干作用する形で、本体9に若干の曲げモ
ーメントが生じるが、該本体9の弱点である継手部6a
には、前記スリーブ13が先方本体9Aと後方本体9B
の外周9c、9cに跨る形で一体に被嵌されて、これに
より図6乃至図8に示すようにその有効断面積がスリー
ブ13の肉厚分増える形で補強されているので、当該曲
げモーメントによりその係合状態が解除される形で先方
本体9Aと後方本体9Bとが分離して即ち本体9が破断
することなく、安定的に坑壁2bの図2左側及び切羽2
a近傍の地山2を支保することが出来る。
【0018】こうして、切羽2a近傍の地山2の安定を
確保すると共にトンネル空間3の周囲の地山2に図10
に示すように第2のアーチリング31を形成しつつトン
ネル空間3の掘削支保作業がある程度図1矢印A方向側
に進行したところで、次に図11に示すように、トンネ
ル空間3を図11左側に実線で示すように前記坑壁2c
に向かって拡幅する形で、トンネル1の完成断面形状に
対応した形に2次掘削作業を行う。この際、既に形成さ
れた坑壁2bと新たに形成する坑壁2c間には、図10
に示すように、ウレタンによる第1のアーチリング30
(図9に図示)が一次巻17とパターンボルト5とCD
ボルト6により一層補強された形で第2のアーチリング
31が形成配置されていることにより、地山2の安定化
が確実に図られているので、地盤崩壊の危険性なく、任
意の時期に2次掘削作業を開始することが出来る。とこ
ろで、図11実線で示すトンネル1の完成断面3’に
は、先に構築中のトンネル空間3から坑壁2bを介して
その図10左側の地山2に打設されたCDボルト6が干
渉配置することになる。そこで、図11に示すように2
次掘削作業を行う際には、既に形成されているトンネル
空間3からバックホー29等を介して図11左側の坑壁
2bをその図11左方の坑壁2cに向かって掘削すると
共に、これと平行して、各CDボルト6の当該完成断面
3’に干渉配置する余長部分を撤去する作業を行う。す
ると、CDボルト6は、その自穿孔打設時に先に述べた
ように、継手部6aが坑壁2cに配置するように地山2
中に打設されているところから、バックホー29等を介
して坑壁2cを形成する際に当該継手部6aが露見した
ところで、適宜手段、例えば図11に示すハンマ27等
により図11小矢印で示すように叩く形で、継手部6a
に本体9の軸方向と交差する方向(即ち図4矢印I、
J、K、L等で示すような図3紙面と交差する方向)か
ら外力を加える。すると、CDボルト6の本体9は継手
部6aにおいて、先方本体9Aと後方本体9Bが、単に
これらの突部16、16’が切欠き15、15’に相互
に嵌入係合する形で、連結一体化されているものであ
り、また該継手部6aを被覆しているスリーブ13はプ
ラスチック性であるところから、上述したように例えば
ハンマ27等により加えられた外力により、スリーブ1
3が破断すると共に、突部16、16’が切欠き15、
15’から脱落する形で先方本体9aと後方本体9Bの
係合状態が解除されるか或いは突部16、16’が剪断
破壊するかして、容易に本体9が切断分割される。従っ
て、CDボルト6は、継手部6aが地山2から露見し
て、即ちその外周が地山2の拘束力から開放された状態
で、本体9の軸方向と交差する方向に外力を加えるだけ
で、当該外力が小さくても容易に本体9が切断される。
こうして本体9が継手部6aを介して切断されると、こ
れにより後方本体9Bは、先方本体9Aに対して分離し
て、断面3’内に脱落するので、該後方本体9Bを順次
完成断面3’から撤去しつつ、2次掘削作業を進行させ
る。なお、同様に鏡止めボルト7は、前述したように切
羽2aを前進させる際にトンネル空間3の断面に干渉す
ることになるが、該鏡止めボルト7は上述したCDボル
ト6と同様に、その後方本体9B側を容易に撤去するこ
とが出来るので、従って、当該鏡止めボルト7の後方本
体9Bの撤去作業時に、これが天端付近に打設されたも
のであっても、適宜な外力を加えてスリーブ13を破断
するだけで極めて容易に撤去することが出来、切断或い
は折り曲げ及び折り返し等の手間は不要である。
【0019】そして、各CDボルト6の後方本体9Bを
撤去しつつトンネル空間3を坑壁2cまで拡幅掘削する
形で、トンネル1の完成断面3’を図12に示すように
(図2一点鎖線で示すように)形成すると、該坑壁2c
の図12左側の地山2中には、先に構築中の坑壁2bか
ら打設されてその後方本体9Bが既に撤去されたCDボ
ルト6の先方本体9Aのみが残留していることになる。
すると、坑壁2cの図12左側の地山2の安定化は未だ
図られていないことになるので、そこで、再び図12左
側に示す坑壁2cを介してその図12左側の地山2にパ
ターンボルト5を適宜打設定着することにより、該地山
2を補強するようにする。こうして、上述した作業を、
トンネル1の図1矢印A方向への掘進に伴なって適宜な
工程で順に繰返すことにより、トンネル1は、完成断面
3’の掘削作業に先立って切羽2a及び図2左側の坑壁
2b等の仮設中壁部分を含めてその周囲の地山2の安定
化が常に図られた安全な状態で、また、地山2中に注入
されたウレタンをボルト切断用のアセチレンガス等で燃
やす危険性なく、大断面或いは自在な断面形状に構築さ
れることが出来る。
【0020】なお、上述した実施例においては、CDボ
ルト6、鏡止めボルト7等の各本体9には、所定の長さ
L3をなす形で円筒状に形成されたスリーブ13が、継
手部6aを被覆する形で設けられている例を述べたが、
本体9には図13に示すように、その矢印C方向側端部
に示し図11においてはビット11が装着されている先
端92と、矢印D方向側端部に示す後端である支持部9
1との間の全長L4に亙って該本体9を被覆する形で、
スリーブ13と同様のプラスチック管からなるシース1
9が圧着されていても良い。このように構成された図1
3に示すボルト8においては、シース19が、継手部6
aを含めた本体9全体を補強支持することになり、ボル
ト打設時には継手部6aを介して先方本体9A側と後方
本体9B側を確実に連結一体化した状態を保持しておく
ことが出来ると共に、ボルト打設後には該ボルト8全体
の引張、剪断力が一層増強された形で、十分に地山2の
応力に抗することが可能となる。また、シース19には
本体9のリブ10に沿った形の凹凸を形成しておくこと
により、こういったシース19の補強支持力をさらに一
層確実に発現させることが出来ると共に、ボルト打設時
に、当該シース19の凹凸が既に述べたリブ10と同様
の働きをして、当該ボルト打設動作の円滑化を図ること
が出来る。そして尚且つ、シース19はスリーブ13と
全く同様の外力を加えられるだけで容易に破断されるこ
とが出来る。さらに、スリーブ13、シース19は、ボ
ルト撤去作業時にその破断が容易なる形で、継手部16
aを被覆する樹脂製のものであれば、実施例において述
べた以外の形態を呈していても良く、当該スリーブ1
3、シース19を構成している樹脂とは、実施例におい
て述べたプラスチック管は勿論、FRP、MRP並びに
合成ゴムその他の複合材料であっても差し支えなく、ま
た、エマルジョン或いは繊維体状等の樹脂剤を、ボルト
使用時に継手部16aに被覆してこれをスリーブ管状に
成型したものであっても差し支えない。
【0021】また、上述した実施例においては、CDボ
ルト6、鏡止めボルト7等の各本体9は、単一の継手部
6aを介して係合連結された形の先方本体9Aと後方本
体9Bとにより構成されている例を述べたが、本体9に
は複数の継手部6aを設けておき、該継手部6aを介し
て本体9が複数の分割体に分割され得るように構成され
ていても良い。すると、複数の継手部6aを介して本体
9を任意の位置で分割切断して、その余長部分を任意の
長さだけ撤去することが出来るので、ボルト打設時に、
坑壁2c等の後に新たな坑壁となる部分に継手部6aを
位置合わせする手間が省略されると共に、当該位置合わ
せの為に生じた本体9の後端側余長分をトンネル空間3
にその坑壁2bから突出させておかなくとも良くなり、
地山2に本体9の略全長を打ち込んで、該空間3を他の
作業の為に広く開放しておくことが出来る。さらに、継
手部16aに設けられる本体9の切欠き15、15’、
突部16、16’等の形状は、上述した実施例において
述べた形状に限定されるものではなく、ボルト6、7の
打設時及び地山支持状態においては係合連結している状
態で且つ必要に応じてその係合状態が解除されて、本体
9が容易に切断分割され得るように形成されていれば、
地山2の性状やトンネル1の施工形態に応じて、適宜に
変更されて何等差し支えない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体9等の杆体を有し、前記杆体の先端92支持部91
間等の先端後端間に継手部6aを、該継手部6aを介し
て杆体を分割自在な形で設け、前記継手部6aに樹脂製
のスリーブ13を、該継手部6aを被覆する形で設けて
構成したので、スリーブ13が継手部6aを補強支持す
ることが出来る。すると、杆体が地山に打設される際に
受ける衝撃や打設されて後に受ける地山応力による荷重
はスリーブ13に分散負担される形で、継手部6aの荷
重負担分が減少し、これにより杆体は、打設時に変形す
ることなく円滑に地山2中に打設されることが出来ると
共に、打設後には地山の防護に十分な強度を発現するこ
とが出来る。そして杆体はこうした強度を確保しなが
ら、不要になった際には継手部6aを介して分割される
形でその余長部分が撤去され得るが、当該撤去時に、ス
リーブ13は樹脂製であることにより、僅かの外力を加
えるだけで容易にこれを破断させることが出来る。従っ
て、本発明によるロックボルトはガス切断しなくともこ
れを撤去することが出来るので、ボルトの折り曲げ折り
返し等の作業を必要とせずに、既に形成された断面を拡
幅する形で2次掘削を行うことが出来る。この為、本発
明による撤去用ロックボルトは、2次掘削作業に先立
ち、地山2中にウレタン等の地盤改良剤を注入する為
の、自穿孔式ロックボルトとして用いる場合に、その効
果を最も顕著に発現することが出来る。また、前記杆体
の先端部にビット11等の地山穿孔用ビットを装着して
構成すると、ロックボルト打設時に杆体自体が地山2を
穿孔することが出来る。すると、ボルト打設用のボアホ
ール坑壁の自立が困難なる脆弱な地山2であっても、本
発明によるロックボルトを自穿孔打設する形で該地山2
に適用して、撤去され得る形の支保材としてこれを用い
ることが出来る。そして杆体が地山2を自穿孔すること
に起因して該杆体に生じる捩りモーメント及び圧縮力も
また、前述したようにスリーブ13に分散負担される形
になるので、ロックボルト打設時に継手部6aを介して
杆体が分割或いは変形等することは防止されている。ま
た、前記杆体は、該杆体の外周9c等の外周囲に凹凸を
形成する形でリブ10を設けて構成されると、リブ10
は杆体の表面積を増大させることが出来る。すると、地
山2に打設定着された杆体はリブ10による表面積増大
分だけ地山2との接触部分、即ち定着力が増大すること
になり、当該定着力は該杆体の周囲に定着材が配設され
た場合には勿論その定着材との付着力として活用され
る。すると、杆体は地山2の応力を受けてもトンネル空
間3側に押し出されることなく該地山2に堅固に繋着拘
束される形でこれを締め付けて、常に地山2を安定的に
支保することが出来る。さらに、本体9等の杆体を有
し、前記杆体の先端92支持部91間等の先端後端間に
継手部6aを、該継手部6aを介して杆体を分割自在な
形で設け、前記杆体に樹脂製のシース19等の杆体被覆
体を、該杆体の先端後端間の全長を被覆する形で設けて
構成したので、杆体被覆体は、継手部6aを含めた杆体
の先端後端間を全長に亙って補強支持することが出来
る。すると、杆体が地山に打設される際に受ける衝撃や
打設されて後に受ける地山応力による荷重はシース19
全体に分散負担される形で、継手部6aの荷重負担分が
減少し、これにより杆体は、打設時に変形することなく
その先端側と後端側が確実に連結一体化された状態の
侭、一層円滑に地山中に打設されることが出来る。そし
て杆体の打設後にはシース全体が杆体の強度を補強する
形でボルト全体の引張、剪断力が一層増強されて、十分
に地山の応力に抗することが出来る。そして杆体はこう
した強度を確保しながら、不要になった際には継手部6
aを介して分割される形でその余長部分が撤去され得る
が、当該撤去時に、杆体被覆体が樹脂製であることによ
り、その長さの如何に拘らず僅かの外力を該杆体被覆体
の側方から加えるだけで容易にこれを破断させることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】構築中のトンネルの一例を示す側断面図であ
る。
【図2】図1に示すトンネルの横断面図である。
【図3】本発明による撤去用ロックボルトの一実施例を
示す図である。
【図4】図3に示す撤去用ロックボルトの継手構造を示
す拡大斜視図である。
【図5】図3に示す撤去用ロックボルトの継手部分を示
す拡大断面図である。
【図6】図5のVI、VI矢視図である。
【図7】図5のVII、VII矢視図である。
【図8】図5のVIII、VIII矢視図である。
【図9】図1に示すトンネルの構築方法を示す施工工程
図である。
【図10】図1に示すトンネルの構築方法を示す施工工
程図である。
【図11】図1に示すトンネルの構築方法を示す施工工
程図である。
【図12】図1に示すトンネルの構築方法を示す施工工
程図である。
【図13】図3に示す撤去用ロックボルトの別の実施例
を示す図である。
【符号の説明】
6……撤去用ロックボルト(CDボルト) 7……撤去用ロックボルト(鏡止めボルト) 6a……継手部 9……杆体(本体) 91……後端(支持部) 92……先端 9c……外周面(外周) 10……リブ 11……地山穿孔用ビット(ビット) 13……スリーブ 19……杆体被覆体(シース)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】杆体を有し、 前記杆体の先端後端間に継手部を、該継手部を介して杆
    体を分割自在な形で設け、 前記継手部に樹脂製のスリーブを、該継手部を被覆する
    形で設けて構成した、撤去用ロックボルト。
  2. 【請求項2】前記杆体の先端部に地山穿孔用ビットを装
    着して構成した、請求項1記載の撤去用ロックボルト。
  3. 【請求項3】前記杆体は、該杆体の外周囲に凹凸を形成
    する形でリブを設けて構成される、請求項1記載の撤去
    用ロックボルト。
  4. 【請求項4】杆体を有し、 前記杆体の先端後端間に継手部を、該継手部を介して杆
    体を分割自在な形で設け、 前記杆体に樹脂製の杆体被覆体を、該杆体の先端後端間
    の全長を被覆する形で設けて構成した、撤去用ロックボ
    ルト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001044583A1 (en) * 1999-12-14 2001-06-21 Jones Robert L Piering device having a threaded shaft and helical plate
US6817810B2 (en) 2002-12-03 2004-11-16 Robert L. Jones Piering device with adjustable helical plate
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