JPH05284656A - 風力発電設備の逆電力防止装置 - Google Patents

風力発電設備の逆電力防止装置

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JPH05284656A
JPH05284656A JP4105288A JP10528892A JPH05284656A JP H05284656 A JPH05284656 A JP H05284656A JP 4105288 A JP4105288 A JP 4105288A JP 10528892 A JP10528892 A JP 10528892A JP H05284656 A JPH05284656 A JP H05284656A
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JP
Japan
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power
voltage
power generation
wind
reverse
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Application number
JP4105288A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Nishiyama
佳久 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風力発電設備を有効に利用しながら買電力系
統への逆電力を防止する高速応答形の逆電力防止装置を
得る。 【構成】 変流器6、変圧器7の電流・電圧が加えられ
る電力検出部10cと、その電力検出に応じて電圧Vを
高速度で制御する電圧可変装置10bと、制御された電
圧Vが加えられて余分な電力を吸収する抵抗器10aと
から構成される。 【効果】 負荷の電力以上の発電電力の余分な電力を高
速度で制御し買電力系統への逆電力を高精度で防止で
き、かつ風力発電設備の有効利用を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、風力発電設備と電力
会社等の買電力系統とを有する発電・配電設備におい
て、風力発電設備の発電出力が買電力系統側に流れる逆
電力を防止するための風力発電設備の逆電力防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の風力発電設備の逆電力防止
装置を示す構成図であり、図において1は風力発電設備
であり、ピッチが可変の可変翼を有する風車1aにより
駆動される誘導発電機1bと上記可変翼のピッチを油圧
機構により制御する可変翼ピッチ制御装置1cとから成
る。2は電力会社の買電力系統、3は複数の負荷、4は
風力発電設備1を負荷3に接続する風力発電設備用しゃ
断器、5は買電力系統2を風力発電設備1と連系して負
荷3に接続する連系しゃ断器である。
【0003】6は買電力系統2の出力電流を検出する変
流器、7は負荷電圧を検出する変圧器、8は変流器6及
び変圧器7で検出した電流・電圧に基づいて電力を検出
し、逆電力(風力発電設備1から買電力系統2側に流出
する電力)が生じたとき、連系しゃ断器4をトリップさ
せる逆電力保護装置、9は変流器6及び変圧器7で検出
した電流・電圧に基づいて電力を検出し、逆電力が生じ
たとき、可変翼ピッチ制御装置1cを制御する逆電力防
止装置である。
【0004】動作について説明する。逆電力防止装置9
は、変流器6及び変圧器7で検出した電流・電圧に基づ
いて電力を検出する。この検出した電力の向きが逆電力
となったとき、可変翼ピッチ制御装置1cにピッチ制御
信号が送られる。これによって風車1aにブレーキがか
かるように可変翼のピッチが変更され、誘導発電機1b
の出力が抑えられる。上記可変翼のピッチは通常は油圧
機構を用いて制御される。なお、逆電力保護装置8にお
いても逆電力が検出されるが逆電力に応じて可変翼ピッ
チが正常に制御されてブレーキがかかれば、逆電力保護
装置8により連系しゃ断器5がトリップすることはな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の風力発電設備の
逆電力防止装置は以上のように構成されているので、例
えば図4に示すように風力発電設備1における風速の変
化による発電出力の変動が0.3Hz程度あり、また風
車1aの翼がこの風車1aの支柱を横切ることによる発
電出力の変動が3Hz程度ある場合、可変翼のピッチ制
御は通常油圧機構で制御しているために、この変動速度
に油圧機構が追従できず、この結果、逆電力保護装置8
が動作して連系しゃ断器5がトリップしてしまう不具合
があった。このため風力発電設備1は一定以上の風速の
ある場合は運転できないという制約も生じ、風力発電を
有効に利用できないという問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、風力発電設備の速い出力変動に
も十分追従できるとともに、買電力系統への逆電力の流
出に対し、逆電力保護装置が動作する前に逆電力を防止
することのできる風力発電設備の逆電力防止装置を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る風
力発電設備の逆電力防止装置は、電力消費用の抵抗器を
設けると共に、電流・電圧の波形から直接に高速度で電
力を検出し、逆電力となった場合に、その逆電力の大き
さに応じて高速度で電圧を制御する電圧可変装置によ
り、上記抵抗に与える電圧を制御し、余分の電力を上記
抵抗器で吸収するようにしたものである。
【0008】請求項2の発明に係る風力発電設備の逆電
力防止装置は、電力消費用のタップ付抵抗器を設けると
共に、電流・電圧から逆電力を検出し、その逆電力の大
きさに応じて切換手段により上記タップ付抵抗器のタッ
プを切換えることにより、余分の電力を上記タップ付抵
抗器で吸収するようにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1,2の発明における風力発電設備の逆
電力防止装置は、風力発電設備の速い出力変動(0.3
〜3Hz程)に対しても、全て電気的に制御するように
構成されているので、十分追従可能であり、買電力系統
への逆電力を防止することが可能であると共に、風速の
高い状況においても、風力発電設備を運転することが可
能となり、風力の有効活用を高めることができる。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例
を図について説明する。図1においては、図3と対応す
る部分には同一符号を付して説明を省略する。図1にお
いて、10はこの発明による逆電力防止装置である。こ
の逆電力防止装置10において、10aは電力を消費す
るためのRΩの抵抗器、10bは抵抗器10aに加える
電圧Vを制御する電圧可変装置、10cは変流器6及び
変圧器7で検出した電流・電圧により電力を検出し、そ
の電力に応じた電圧指令値を電圧可変装置10bに与え
る電力検出部である。11は抵抗器10aを電圧可変装
置10bを介して風力発電設備1側に接続する逆電力防
止用しゃ断器である。
【0011】なお、風力発電設備1においては可変翼ピ
ッチ制御装置は除去されている。また、この実施例では
電圧可変装置10bとしてVVVF(Variable
Voltage Variable Fraquen
cy装置)を、周波数一定とし電圧可変機能のみを適用
して使用している。
【0012】次に動作について説明する。逆電力防止装
置10において、変流器6よりの電流波形と変圧器7よ
りの電圧波形とから電力検出部10cにより半サイクル
(20〜30ms)程度の精度で電力を検出し、規定値
以下の電力、或いは逆電力を検出した場合は、高速度で
その電力の大きさに応じた電圧指令値を電圧可変装置部
10aに与える。この電圧指令値は電力P=V2 /Rで
演算できる調整電力に見合う電圧である。
【0013】この電圧指令値により電圧可変装置10b
は出力電圧Vが電圧指令値となるように高速度で制御
し、電力消費用の抵抗器10aに電圧を加える。この抵
抗器10aではその抵抗値RΩによりP=V2 /Rの電
力を消費し、風力発電設備1の出力PG から負荷3の電
力PL を引いた余分の電力を吸収して逆電力を防止す
る。
【0014】実施例2.図2は請求項2の発明の一実施
例を示す。上記実施例1では電圧可変装置10bを使用
した例を示しているが、この実施例2では、図2に示す
ように、タップ付抵抗器10dを設けると共に電圧可変
装置10bの代りに、開閉器制御部10e及び開閉器群
10fを設けている。なお、上記開閉器制御部10eと
開閉器群10fとにより切換手段が構成される。
【0015】次に動作について説明する。図2におい
て、電力検出部10cにより検出された規定値以下或い
は逆電力の大きさに応じた出力信号を開閉器制御部10
eによりP=V2 /Rに見合う抵抗値を演算しその結果
に見合う抵抗値を得るようにタップ付抵抗器10dのタ
ップを開閉器群10fにより開閉することにより、余分
の電力を吸収することができる。
【0016】実施例3.実施例1では電圧可変装置10
bとしてVVVFを周波数一定で適用したが、電圧を変
化できる電気装置であれば同様の効果を得ることができ
る。例えば、電圧制御装置を備えたサイリスタ装置、G
TO装置、トランジスタ装置等を用いてよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、電力を
検出しその検出に応じて抵抗器に加える電圧を制御し、
余分な電力が生じたときは抵抗器で消費させるように構
成し、また、請求項2の発明は、検出された電力に応じ
てタップ付抵抗器のタップを切換えて余分な電力をこの
タップ付抵抗器で消費させるように構成したので、従来
用いられていた油圧機構による可変翼ピッチ制御装置を
用いず、純電気的に制御を行うので、風力発電設備の出
力変動にも十分追従した精度の高い動作を行うことがで
きると共に、風力発電設備を効率良く運用できる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例による風力発電設備
の逆電力防止装置を示す構成図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例による風力発電設備
の逆電力防止装置を示す構成図である。
【図3】従来の風力発電設備の逆電力防止装置を示す構
成図である。
【図4】同装置の動作を説明するための特性図である。
【符号の説明】
1 風力発電設備 2 買電力系統 3 負荷 10a 抵抗器 10b 電圧可変装置 10c 電力検出部 10d タップ付抵抗器 10e 開閉器制御部(切換手段) 10f 開閉器群(切換手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風力発電設備と買電力系統とを共通の負
    荷に供給するようにした発電・配電設備における上記風
    力発電設備の発電出力の一部が加えられる抵抗器と、上
    記負荷の電力を検出しその電力の大きさに応じた電圧指
    令値を演算する電力検出部と、上記電力検出部で求めら
    れた上記電圧指令値に基づいて上記抵抗器に加える電圧
    を制御する電圧可変装置とを備えた風力発電設備の逆電
    力防止装置。
  2. 【請求項2】 風力発電設備と買電力系統とを共通の負
    荷に供給するようにした発電・配電設備における上記風
    力発電設備の発電出力の一部が加えられるタップ付抵抗
    器と、上記負荷の電力を検出しその電力の大きさに応じ
    た検出信号を出力する電力検出部と、上記電圧検出部か
    らの検出信号に応じて上記タップ付抵抗器のタップを切
    換える切換手段とを備えた風力発電設備の逆電力防止装
    置。
JP4105288A 1992-04-01 1992-04-01 風力発電設備の逆電力防止装置 Pending JPH05284656A (ja)

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