JPH052845A - 移動体位置検知装置 - Google Patents

移動体位置検知装置

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JPH052845A
JPH052845A JP17900291A JP17900291A JPH052845A JP H052845 A JPH052845 A JP H052845A JP 17900291 A JP17900291 A JP 17900291A JP 17900291 A JP17900291 A JP 17900291A JP H052845 A JPH052845 A JP H052845A
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JP
Japan
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light
light receiving
receiving element
slit plate
movable slit
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JP17900291A
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Inventor
Toshiya Tsukasa
敏也 塚狭
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源からの出射光を移動体に固定した可動ス
リット板を通して複数の受光素子で受光することにより
移動位置を検知する装置において、各受光素子の検知信
号のレベル調整を簡単かつ正確に行なう。 【構成】 光源からの出射光を光量調整用の別の受光素
子で検知して、出射光量を常に一定レベルに調節するよ
うにしているが、可動スリット板の取り付けにより、上
記別の受光素子への入射光量が減少しない構成にした。 【効果】 上記検知信号のレベル調整は、可動スリット
板の取り付け前に、簡単かつ正確に行なうことができ、
従来のように可動スリット板の取り付けにより調整状態
がずれる不都合が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に各種ディスク装置
のヘッド駆動機構に好適な移動体位置検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、磁気ディスク装置に配設される
ヘッド駆動機構の一例を示す平面図を示したものであ
る。図において、メインアーム1は、ピポット軸2に軸
支され、その一端部は、ボイスコイルモータ3に連結す
ると共に、他方の先端部には、磁気ヘッド4が取り付け
られている。そして、メインアーム1の側方にエンコー
ダユニット5が配設されている。
【0003】図9は、エンコーダユニット5の側断面図
を示したもので、可動スリット板51は、サブアーム5
2を介してメインアーム1と共にピポット軸2に軸支さ
れている。この可動スリット板51は、図10に示すよ
うに、一定間隔で光を透過する多数のスリット511が
形成されており、1つ1つのスリット部のみ光を透過す
るようになっている。
【0004】可動スリット板51の上方には、支持機構
53により発光素子54が固定され、可動スリット板5
1の下方には、固定スリット板55と受光素子ユニット
56とが固定されている。そして、それらを固定してい
る支持機構53や前記ピポット軸2は、装置フレーム6
に固定されている。
【0005】固定スリット板55は、図11に示すよう
に、中央部に細長い窓551が形成される一方、その両
側の4個所に一定間隔の多数のスリット552,55
3,554,555が形成されている。この固定スリッ
ト板55も、1つ1つのスリット部のみ光を透過するよ
うになっている。
【0006】受光素子ユニット56は、図12に示すよ
うに、中央部に1つの受光素子561が位置し、その周
辺に4つの受光素子562,563,564,565が
位置するものである。
【0007】この構成で、受光素子ユニット56の受光
素子561は、発光素子54から出射された光を可動ス
リット板51のスリットと、固定スリット板55の窓5
51とを介して受光する。そして、図示せぬ制御部は、
その受光素子561により検知される光量が常に一定に
なるように発光素子54の発光量を調節する。
【0008】一方、このとき、受光素子562は、発光
素子54からの出射光を可動スリット板51のスリット
511と、固定スリット板55のスリット552とを介
して受光する。また、他の各受光素子563〜565も
同様に、スリット511と、それぞれ対応した位置の受
光素子563 〜565とを介して、上記出射光を受光
する。
【0009】ところで、磁気ヘッド4を移動する場合、
メインアーム1が回動する。これに応じて可動スリット
板51も移動する。これにより、発光素子54の出射光
は、スリット511とスリット552〜555により、
周期的に通過したり遮光されたりする。このとき、受光
素子562〜565は、それぞれ受光量に応じて検知信
号を出力する。
【0010】この場合、受光素子562〜565の各検
知信号は、それぞれπ/2ずつ位相がずれた信号が得ら
れるように、各スリット位置や間隔が設定されている。
【0011】そして、図示せぬ制御回路は、例えば、受
光素子562と563および受光素子564と565と
いうように、それぞれ2つの受光素子から得られる検知
信号の差信号を取り出す。これらの差信号は、可動スリ
ット板51が移動するとき、正負の値をもつ交流信号と
なる。そして、その2つの交流信号の位相関係に基づい
て、可動スリット板51の移動量すなわち磁気ヘッド4
の移動位置を判定するようにしている。
【0012】ところで、上記差信号を取り出す際には、
受光素子562と563および受光素子564と565
の各検知信号のピークレベルは、それぞれ同一レベルで
なくてはならない。もし、その信号レベルがずれていた
とすると、差信号である交流信号の位相が変動し、磁気
ヘッド4の移動位置を正確に判定できなくなる。
【0013】このため、磁気ディスク装置に、このよう
なヘッド駆動機構を組み付ける場合には、上記各検知信
号のピークレベルが一致するように所定の検知回路の出
力レベルを調整している。従来、この調整は、エンコー
ダユニット5内に可動スリット板51を配設する前に、
受光素子562〜565に対応した各検知信号が上記検
知回路から一定レベルで出力されるようにレベル調節し
ていた。そして、その後、可動スリット板51を取り付
けるようにしていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、受光素子5
62〜565の入射光は、スリット552〜555によ
り最初から1/2程度遮光されており、可動スリット板
51が配設されたとしても、それらのスリット位置がス
リット511側のスリット位置と一致したとき同量の光
量が入射する。このため、可動スリット板51の配設後
も入射する最大光量は変化しない。
【0015】一方、受光素子561の入射光は、可動ス
リット板51の配設により、スリット511により遮光
されて、光量が1/2に減少する。この場合、前記制御
部により、受光素子561の受光量が一定になるよう
に、発光素子54の出射光量が約2倍に調節されること
になる。
【0016】発光素子54の出射光量が、このように増
大すると、受光素子562〜565の入射光も増大し
て、それぞれ検知信号の信号レベルも上昇する。この場
合、4つの受光素子562〜565は、それぞれ検知特
性に僅かの差があり、受光量が一定比率で増大しても、
検知信号の信号レベルは同一比で上昇せず、レベル差が
生じていた。
【0017】このため、可動スリット板51の配設前
に、受光素子562〜565の各検知信号を一定レベル
に調節しても、可動スリット板51を配設すると、各検
知信号にレベル差が生じてしまうため、正確に調整する
ことができないという不都合があった。
【0018】この不都合をなくすためには、可動スリッ
ト板51を配設した状態で、各検知信号を一定レベルに
調節すればよい。ところが、可動スリット板51を配設
すると、前記のように、受光素子562〜565の各検
知信号は、可動スリット板51の移動に応じて信号レベ
ルが変化する。
【0019】このように変化する信号を一定レベルに調
節するためには、各検知信号のピークレベルを測定し
て、そのピークレベルを同一レベルに調整しなければな
らない。
【0020】可動スリット板51の配設前の状態では、
受光素子562〜565の各検知信号は、レベル変化し
ないので、通常の電圧計により測定することができる。
これに対して、上記のようにレベル変化する信号のピー
クレベルを測定するためには、可動スリット板51を動
かしながらオシロスコープ等でピーク電圧を読み取らな
ければならない。このため、信号レベルの調整作業が面
倒になるという不都合がある。
【0021】本発明は、以上の不都合を解消し、位置検
知用受光素子の検知信号のレベル調整を簡単かつ正確に
行なうことができる移動体位置検知装置を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】このために本発明は、光
源から光量調整用受光素子に対しては、可動スリット板
のある,なしに拘らず、通過光量を一切制限しない光路
を形成するようにしたことを特徴としている。
【0023】
【作用】位置検知用受光素子の検知信号をレベル調整し
た後、可動スリット板を取り付けても、光量調整用の受
光素子の受光量は変化しないので光源の光量も変化しな
いようになる。従って、位置検知用受光素子の検知信号
の信号レベルも変化せず、調整状態が保持される。これ
により、上記検知信号のレベル調整を簡単かつ正確に行
なうことができる。
【0024】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、磁気ディス
ク装置のヘッド駆動機構に適用した本発明の実施例を説
明する。
【0025】本実施例のヘッド駆動機構は、図8,図9
および図11,図12に示したものと同一構成で、可動
スリット板の構造のみが異なっている。
【0026】図1は、その可動スリット57の平面図を
示している。この可動スリット57は、図10で示した
従来例と同様に略扇形のもので、その幅L1は、図10
のものより広く形成されている。そして、その半径方向
の中央部には、円弧状に細長い透過窓571が形成さ
れ、その両側に、一定間隔の多数のスリット572と5
73とがそれぞれ形成されている。この可動スリット5
7は、例えば、透明の基板に、上記透過窓571とスリ
ット572,573の部分を除く他の部分に光を遮断す
る材料を蒸着して形成する。
【0027】図2は、位置検知回路のブロック構成図を
示したものである。図において、検知回路701は、受
光素子562からその受光量に応じた検知信号を取り出
すものである。同様に、検知回路702〜704は、受
光素子563〜565の検知信号をそれぞれ取り出すも
のである。なお、検知回路702には、検知信号の出力
レベルを調整するレベル調整手段702aが配設され、
検知回路704には、同様にレベル調整手段704aが
配設されている。
【0028】レベル差検出回路705は、検知回路70
1と702の各検知信号を入力して両者のレベル差を示
す信号を出力するもので、レベル差検出回路706は、
同様に検知回路703と704の各検知信号のレベル差
信号を出力するものである。なお、レベル差検出回路7
06側には、その出力レベルを調整するレベル調整手段
706aが配設されている。
【0029】デコード回路707は、レベル差検出回路
705と706との各出力信号の位相関係に基づいて4
種類の信号を生成するものである。パルス信号生成回路
708は、その4種の信号から磁気ヘッド4の移動に応
じたパルス信号を生成するものである。
【0030】光量調節回路709は、受光素子561の
検知信号に基づいて発光素子54の出射光量を調節する
ものである。
【0031】以上の構成で、いま、図示せぬ磁気ディス
ク装置へのヘッド駆動機構の組み付け作業過程で、エン
コーダユニット5を装置に取り付けるものとする。この
場合、可動スリット板57を残して、他の各部を先に取
り付けた状態で、上記位置検知回路を動作させる。
【0032】これにより、発光素子54が発光する。受
光素子561は、固定スリット板55のスリット551
を通過した発光素子54の出射光を受光する。光量調節
回路709は、受光素子561の検知信号レベルが一定
になるように発光素子54の出射光量を調節する。これ
により、発光素子54は常に一定光量で発呼する。
【0033】また、受光素子562〜565は、固定ス
リット板55のスリット553〜555のそれぞれを通
過した光を受光する。検知回路701〜704は、受光
素子562〜565から検知信号を取り出す。また、レ
ベル差検出回路705は、検知回路701と702の各
検知信号の差信号を出力し、レベル差検出回路706
は、検知回路703と704の各検知信号の差信号を出
力する。
【0034】ところで、発光素子54からの出射光は、
スリット553〜555によりそれぞれ一定の割合だけ
遮光されて、受光素子562〜565には、それぞれほ
とんど同一光量の光が入射する。しかし、受光素子56
2〜565の各素子間や検知回路701〜704の各回
路間の特性のバラツキにより、得られる検知信号にはレ
ベル差が生じる。
【0035】そこで、作業者は、レベル調整手段702
aにより検知回路701と検知回路702の各検知信号
を同一レベルに調整すると共に、レベル調整手段704
aにより検知回路703と検知回路704の検知信号を
同様に調整する。また、その後、例えば、受光素子56
2と563,受光素子564と565の内のそれぞれ一
方に一時的に蓋を被せるなどして、一方の受光量を零に
した状態で、レベル調整手段706aによりレベル差検
出回路705と706から同一レベルの差信号が出力さ
れるように調整する。
【0036】これらの調整の後、可動スリット57を取
り付ける。いま、このようにして、ヘッド駆動機構が磁
気ディスク装置に組み付けられ、磁気ディスク装置が所
定のアクセス動作を開始したとする。
【0037】磁気ディスク装置がアクセス動作する場
合、ボイスコイルモータ3によりメインアーム1が駆動
されて磁気ヘッド4が移動する。また、メインアーム1
の移動に連動して可動スリット57が移動する。
【0038】ところで、可動スリット57が配設された
状態では、図3に示すように、窓551の上に透過窓5
71が位置する。また、可動スリット57は、一定範囲
を往復移動するが、どの移動位置においても、発光素子
54からの出射光は、透過窓571を通過して受光素子
561に入射するように、可動スリット57の幅L1や
透過窓571の長さが充分広く形成されている。これに
より、可動スリット57の配設により、受光素子561
の受光量が減少することがなく、発光素子54の発光量
も変化しない。
【0039】ところで、可動スリット57の透過窓57
1と572および固定スリット板55のスリット552
〜555における個々のスリットはいずれも同一間隔で
形成されている。また、透過窓571と572とは、円
弧の中心から見て同一位置に配設されている。いま、上
記一定間隔を一周期すなわち2πと考えると、固定スリ
ット板55のスリット552と554とは、スリット位
置がπ/2ずれている。また、スリット552と553
およびスリット554と555とは、それぞれ位相がπ
だけずれている。
【0040】従って、いま、可動スリット57が一定速
度で移動したとすると、受光素子562より得られる検
知信号aと受光素子563により得られる検知信号*a
とは、図4(a)に示すように、位相がπだけずれたも
のとなる。また、同様に、受光素子564の検知信号b
と受光素子565の検知信号*bとは、同図(b)に示
すように、位相がπだけずれると共に、その検知信号b
と上記検知信号aとはπ/2だけずれたものとなる。
【0041】レベル差検出回路705は、同図(c)に
示すように、検知信号aと*aの差信号(a−*a)を
出力し、レベル差検出回路706は、検知信号bと*b
の差信号(b−*b)を出力する。デコード回路707
は、上記差信号(a−*a)をA端子に入力し、差信号
(b−*b)をB端子に入力する。
【0042】このデコード回路707は、4つの出力端
子を有している。その1つの出力端子からは、同図
(d)に示すように、上記A端子の入力電圧が正のと
き、ハイレベルになる信号d1を出力する。もう1つの
出力端子からは、同図(e)に示すように、上記B端子
の入力電圧が正のとき、ハイレベルになる信号d2を出
力する。さらにもう1つの出力端子からは、同図(f)
に示すように、上記A端子とB端子の入力電圧が和が正
のとき、ハイレベルになる信号d3を出力する。そし
て、あと1つの出力端子からは、同図(g)に示すよう
に、上記A端子の電圧からB端子の電圧を引いた電圧値
が正のとき、ハイレベルになる信号d4を出力する。
【0043】パルス信号生成回路708は、上記各信号
d1〜d4を入力し、同図(h)に示すように、各信号
の変化時点で1パルスずつ出力するようなパルス信号P
を出力する。
【0044】図示せぬ制御回路は、このパルス信号Pの
パルス周期により磁気ヘッド4の移動速度を判定すると
共に、パルス数により移動距離を判定する。そして、そ
れらの判定結果により、磁気ヘッド4の位置決めを行な
うことになる。
【0045】ところで、図4の実線および一点鎖線は、
前記レベル調整手段702a,704a,706aによ
る信号レベルの調整が正しく行なわれている場合を示し
ている。
【0046】ここで、仮に、レベル調整手段702aの
調整が不適切なために、検知信号*aが、図4(a)の
破線で示すように信号レベルが低下したとする。この場
合、差信号(a−*a)は、同図(c)の破線で示すよ
うに、負側のレベルが上昇してゼロクロスタイミングが
ずれる。すると、デコード回路707の各出力信号d
1,d3,d4も、同図(d),(f),(g)の破線
で示すように、信号の変化タイミングがずれる。する
と、パルス信号生成回路708のパルス信号も同図
(h)の破線に示すように、パルス信号タイミングがず
れる。制御回路は、このようなパルス信号のタイミング
のずれが発生すると、磁気ヘッド4の移動速度や移動距
離を正確に判定することができなくなる。このような状
態を防止するため、エンコーダユニット5の配設時に前
述した検知信号のレベル調整を行なっている。
【0047】また、常に受光素子561の検知光量が一
定になるように発光素子54の発光量を調節しているの
で、環境温度の変化や各部の部品の劣化などにより、発
光量が減少して、磁気ヘッド4の位置検知エラーを起こ
すことも防止される。
【0048】以上のように、本実施例では、可動スリッ
ト57に透過窓571を形成することにより、可動スリ
ット57を配設しても、受光素子561への入射光量が
減少しないようにしている。従って、受光素子562〜
565の検知信号のレベル調整の後、可動スリット57
を配設しても、発光素子54の出射光量も変化しないた
め、調整状態がそのまま保持される。これにより、レベ
ル調整は、普通の電圧計で簡単かつ正確に行なうことが
できるようになる。
【0049】ところで、上記実施例では、受光素子56
1は、受光素子562〜565の中央位置に配設するよ
うにしたが、図5に示すように、例えば、受光素子56
2〜565の内側に配設するようにしてもよい。
【0050】その場合、その配置に対応して、固定スリ
ット板55は、図6に示すように、窓551をスリット
552〜555の内側に配設する。また、可動スリット
57は、図7に示すように、1つ1つのスリット長を2
倍にしたスリット574を形成する共に、その内側に透
過窓571を形成する。そして、この場合、4つの受光
素子562〜565の中央位置の真上に発光素子54を
配置する。
【0051】この構成により、発光素子54の出射光
が、スリット574やスリット552〜555を、前記
実施例の場合に比べてより垂直に通過するようになる。
このため、通過光を遮断すべき時点で正確に遮断するこ
とができる。これにより、受光素子562〜565の各
検知信号が理想的な三角波に近い波形が得られ、位置検
知精度が向上するようになる。
【0052】また、受光素子561は、受光素子562
〜565の外側に配設するようにしてもよい。さらに、
受光素子561は、スリット552〜555と同一平面
に配置するのではなく、例えば、可動スリット板51の
上など、他の位置に配置することも考えられる。
【0053】さらに、上述の各実施例では、回動する移
動体の移動位置を検知する例について説明したが、本発
明は、直線移動する移動体の移動位置を検知する場合に
も同様に適用することができる。この場合には、可動ス
リット57や固定スリット板55を方形に形成すると共
に各スリットを並行に形成すればよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、光源か
ら光量調整用の受光素子には、可動スリット板のある,
なしに拘らず、通過光量を制限しない光路を形成するよ
うにしたので、位置検知用受光素子の検知信号のレベル
調整した後、可動スリット板を取り付けても、調整した
状態が保持されるので、検知信号のレベル調整を簡単か
つ正確に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る可動スリット板の平面
図。
【図2】位置検知回路のブロック構成図。
【図3】可動スリット板と固定スリット板の位置関係を
示す平面図。
【図4】上記位置検知回路の動作を示す各信号の波形
図。
【図5】本発明の他の実施例における受光素子ユニット
の平面図。
【図6】その実施例における固定スリット板の平面図。
【図7】上記実施例における可動スリット板の平面図。
【図8】ヘッド位置決め機構の一例を示す平面図。
【図9】そのヘッド位置決め機構の側断面図。
【図10】従来の可動スリット板の平面図。
【図11】固定スリット板の平面図。
【図12】受光素子ユニットの平面図。
【符号の説明】
1 メインアーム 2 ピポット軸 3 ボイスコイルモータ 4 磁気ヘッド 5 エンコーダユニット 6 装置フレーム 52 サブアーム 53 支持機構 54 発光素子 55 固定スリット板 56 受光素子ユニット 57 可動スリット 552〜555,572〜574 スリット 551 窓 561〜565 受光素子 571 透過窓 701〜704 検知回路 702a,704a,706a レベル調整手段 705,706 レベル差検出回路 707 デコード回路 708 パルス信号生成回路 709 光量調節回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を出射する光源と、一定位置に配設さ
    れ上記光源からの出射光を受光する光量調整用受光素子
    と、その光量調整用受光素子の検知信号に基づいて上記
    光源の出射光量を調節する光量調節手段と、往復移動す
    る移動体に固定され一定間隔の複数のスリットが形成さ
    れている可動スリット板と、一定位置に配置され一定間
    隔の複数のスリットが形成されている固定スリット板
    と、上記光源から出射され上記可動スリット板と上記固
    定スリット板を通過した光を受光する複数の位置検知用
    受光素子と、それらの位置検知用受光素子による各検知
    信号の信号レベルの相対関係に基づいて上記移動体の移
    動位置を検知する移動体位置検知装置において、上記光
    源から上記光量調整用受光素子に対して上記可動スリッ
    ト板のある,なしに拘らず通過光量を一切制限しない光
    路を形成していることを特徴とする移動体位置検知装
    置。
  2. 【請求項2】 上記光量調整用受光素子は上記可動スリ
    ット板を通過した上記光源の出射光を受光する位置に配
    設されると共に、上記可動スリット板には上記光源の出
    射光をそのまま上記光量調整用受光素子に通過させる通
    過窓を形成することにより上記光路を形成していること
    を特徴とする請求項1記載の移動体位置検知装置。
  3. 【請求項3】 上記位置検知用受光素子と上記光量調整
    用受光素子とはそれぞれ上記光源に面した同一平面上に
    配設されると共に、上記位置検知用受光素子は上記光量
    調整用受光素子よりも上記光源に近い位置に配置されて
    いることを特徴とする請求項2記載の移動体位置検知装
    置。
JP17900291A 1991-06-25 1991-06-25 移動体位置検知装置 Pending JPH052845A (ja)

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