JPH05284515A - デジタル自動色制御回路 - Google Patents

デジタル自動色制御回路

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JPH05284515A
JPH05284515A JP8238792A JP8238792A JPH05284515A JP H05284515 A JPH05284515 A JP H05284515A JP 8238792 A JP8238792 A JP 8238792A JP 8238792 A JP8238792 A JP 8238792A JP H05284515 A JPH05284515 A JP H05284515A
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circuit
signal
color
burst
level
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JP8238792A
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Toru Miyazaki
通 宮崎
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラーキラー回路やfsc−PLL回路の動作
性能を、ACC回路の動作によって低下させないように
する。 【構成】入力色信号レベルは増幅回路207で制御可能
であり、出力色信号レベルは乗算器224、223で制
御可能である。バーストピーク検出回路210は乗算器
223出力のバーストピーク値を検出する。減算器21
1で得られるバーストピーク値と基準レベルとの誤差
は、ループフィルタ212を介し、オーバーフロー回路
221とアンダーフロー回路222に供給される。オー
バーフロー回路221は、バーストレベルがある第1の
値をこえる場合乗算器223、224を制御し出力色信
号の基準レベルが規定の範囲に治まるように動作し、ア
ンダーフロー回路222はバーストレベルがある第2の
値以下の場合増幅回路207を制御して入力色信号の基
準レベルが規定の範囲に治まるように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン信号処
理回路に利用されるデジタル自動色制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号処理とデジタルLS
Iの技術進展によって、EDTVをはじめとしてデジタ
ル信号処理方式を採用したテレビジョン受信機の開発が
進められている。デジタル信号処理方式を採用したテレ
ビジョン受信機には、メモリを応用した3次元処理等様
々な特色がある一方で、従来のアナログテレビジョン受
信機で行われてきた基礎的技術についてもこれを十分に
実現する必要がある。後者の技術の1つに色信号処理回
路がある。
【0003】色信号処理回路には、大きく分けて、カラ
ーサブキャリアを得るための位相同期(fsc−PL
L)回路、カラーキラー回路、自動色制御(ACC)回
路、色復調回路がある。NTSC方式においては、色信
号はfsc(=3.58MHz)でAM変調されて伝送
されているためまずこれを復調しなければならない。こ
の復調のための搬送基準としてバースト信号が存在す
る。この信号はテレビジョン信号のバックポーチ期間に
間欠的に挿入されている。fsc−PLL回路では、バ
ースト信号を基準として周波数、位相ともに完全に同期
のとれた連続波を発生し復調のための基準搬送波を発生
する。色復調回路においては、fsc−PLL回路から
出力された基準搬送波をもとにAM変調された色信号を
復調しR−Y,B−Yの2つの色信号を得ている。カラ
ーキラー回路では、復調されたバースト信号の大きさを
基準にして、そのレベルが小さい時には白黒信号である
か、あるいはfsc−PLL回路から発生される基準搬
送波とバースト信号の位相同期がとれていないと判別
し、色信号の出力を遮断する働きをもっている。
【0004】このような機能を実現するためには、カラ
ーキラー回路、fsc−PLL回路ともにバースト部分
のレベルを検出する必要がある。この2つの回路の場合
はバースト期間の平均値によってそのレベルを求めてい
る。これは特に弱電界等S/Nが良くない信号が到来し
たときに誤動作を防止するために、平均値をとることで
ノイズ成分による影響を軽減するためである。また、通
常、地上電波でテレビジョン信号を伝送すると、受信場
所の状況によって周波数特性が完全に一定にならないこ
とが生ずる。特に信号の高い周波数域においてはこの様
な現象が発生しやすい。そしてNTSC方式において
は、色信号は、fsc(3.58MHz)のキャリアで
AM変調し、その周波数を3.58MHz近傍の高周波
側へ移されて伝送されてくるため、結果的に受信場所に
よって色信号のゲインが変動しチャンネル間の色の濃さ
が一定化しないという現象を発生してしまう。ACC回
路は、この様な現象を軽減するための回路である。図4
にデジタル信号処理方式による色信号処理回路の構成例
を示している。以下この図をもとに従来技術について説
明する。
【0005】端子201にアナログビデオ信号が入力さ
れ、帯域通過フィルタ(BPF)206により色信号成
分が抽出される(NTSC方式においては色信号成分の
存在する3.58MHz近傍の信号成分)。抽出された
色信号成分は、アナログ増幅器207において、デジタ
ルアナログ(D/A)変換器213から与えられる制御
信号によって振幅を制御される。増幅器207の出力信
号は、アナログデジタル(A/D)変換器208でデジ
タル信号に変換された後、色復調回路209でfsc−
PLL回路218から出力された信号を基準にfsc
(3.58MHz)でAM変調されている色信号を復調
され、R−Y,B−Yの2つの色信号として端子20
2,203へ出力される。
【0006】また、R−Y,B−Y信号は、各々バース
ト平均レベル検出回路216,217へ入力される。バ
ースト平均レベル検出回路216、217は、端子20
5から入力されるカラーバーストフラッグパルス(CB
FP)によって動作する。このCBFPは、色復調回路
209から出力されるR−Y,B−Y信号中のバースト
期間を示す信号であり、バースト平均レベル検出回路2
16,217ではこの信号を基準としてバースト期間中
の平均値レベルを1ライン毎に出力する。このうちバー
スト平均レベル検出回路217の出力はfsc−PLL
回路218へ入力され、fsc−PLL回路218では
これをもとに自身の出力信号の周波数位相に制御を与
え、結果的にA/D変換器208の出力色信号中のバー
スト信号と周波数位相ともに完全に同期のとれた信号を
色復調回路へ与えている。
【0007】またバースト平均レベル検出回路216の
出力信号はカラーキラー回路214へ入力される。カラ
ーキラー回路214は、この検出されたバーストレベル
が低い場合には白黒信号もしくはfsc−PLL回路2
18の出力信号とバースト信号との同期がとれていない
ものと判断し、スイッチ215、219を制御し、色信
号の出力を完全に遮断する。次に破線で囲むブロック2
20で示すACC回路について説明する。
【0008】テレビジョン信号には先述した様にそのバ
ックポーチ期間にバースト信号と呼ばれる色信号の変調
基準となる3.58MHzの信号が重畳されている。こ
の信号の周波数は変調色信号の中心、すなわち変調され
る前の色信号において、そのDC成分に相当する信号が
存在する周波数と同じである。従って先述した様な伝送
路の周波数特性の変動に起因する色ゲインの変動は、バ
ースト信号のレベル変動とほぼ一致することになる。A
CC回路ではこの様な性質を利用してバースト信号のレ
ベルによって出力される色信号のレベルを制御する。A
CC回路220では、まずBPF206から出力される
色信号と、D/A変換器213からの制御信号を増幅回
路207に入力し、色信号の振幅に制御を与える。増幅
回路207の出力信号は、A/D変換器208でデジタ
ル信号に変換される。そして色復調回路209で復調さ
れたB−Y信号(バースト信号)をバーストピーク検出
回路210へ与える。
【0009】バーストピーク検出回路210では端子2
05から与えられるCBFPによって、バースト信号部
分のみを取り出し、このバースト信号のピーク値の大き
さを1水平期間(1H)単位に検出し出力する。検出さ
れたバーストピーク信号は、減算器211に入力され、
端子204から与えられる自動色制御基準値(ACCR
EF)との差分演算を施され、ループフィルタ212へ
送られる。
【0010】ループフィルタ212は、図5(A)に示
す様な構成となっている。ここでは減算器211からの
信号を端子301に入力しまず加算器304でDタイプ
フリップフロップ回路(D−FF)306からの信号と
加算する。加算された信号はフロー処理回路305でD
−FF306に与えるbit数を越えるものについては
これを表現可能な最大もしくは最小のレベルに強制的に
変換してD−FF306に与える。すなわちフロー処理
回路305は同図(B)に示す様にD−FF306のb
it数がnbitであった場合、加算器304からの入
力信号が2n−1 を越えるものについては全て2n−1
を出力しまた0以下の場合は全て0となる様な非線形な
入出力特性をもっていることになる。D−FF306
は、端子302から入力される1Hごとにアクティブと
なる信号によって動作し、端子303に保持信号を出力
するとともに加算器304に帰還している。つまりルー
プフィルタ212では、加算器304、フロー処理回路
305、D−FF306により1H単位に動作する積分
回路を構成し、減算器211から与えられるバーストピ
ークレベル信号とACCREFとの誤差分に対しこれを
平滑化する様な作用を持っている。この後ループフィル
タ212の出力信号はD/A変換器213でアナログ信
号に変換され、先の増幅器207の制御信号として帰還
されている。
【0011】この結果、図4に示されるACC回路22
0では、今入力されているnラインの色信号がループフ
ィルタ212からxnという制御値によって増幅器20
7でレベル制限を受けて出力されていた場合、この出力
された信号のバーストピークレベルがACCREFより
大きな場合は減算器211からは負の値が出力され、こ
のため次のn+1ラインの色信号はxnより小さな制御
値によって増幅器207でレベル制限を受けることにな
り、n+1ラインの色信号はnラインの色信号よりその
ゲインが低くなる。このことが繰り返されてやがて、出
力される色信号のうちのバースト信号のピークレベルが
端子204に入力されているACCREFと等しくなる
と減算器211からの出力値は0となり、ループフィル
タ212からの出力信号も固定されることになる。
【0012】逆に出力されたnラインの色信号のバース
トレベルがACCREFよりも小さい場合は、先述とは
逆に減算器211からは正の値が出力される。この結果
ループフィルタ212からの出力信号は次第に大きくな
り、出力される色信号を次第に大きくしていく。そして
やはり出力される色信号のバーストピークレベルがAC
CREFと等しくなると回路の動作は停止する。
【0013】以上の様にACC回路220では、バース
トピークレベルを検出し、これがあるレベルACCRE
Fと一致するように色信号全体にゲイン制御を与えるこ
とで先述したような色ゲインの変動を改善している。A
CC回路220の場合、カラーキラー回路214やfs
c−PLL回路218と異なりバースト信号のレベルを
検出する手法としては通常、上記のようなピーク値を求
める手法が用いられている。これは弱電界等S/N状態
の悪い信号においては、視覚上出力される色信号の色ノ
イズが目立ってしまう。そこでこのような状況下におい
ては出力される色信号のゲインを下げる必要が有る。こ
のため図5(C)に示す様にバースト部分のピーク値を
検出することで本来のバースト成分のレベルとノイズ成
分を加えた信号レベルを検出し、S/Nが良好でない状
況下では、実際のバースト成分のレベルより大きなレベ
ルを検出することでACC回路の出力色信号を下げるよ
うにしている。
【0014】しかし、図4に示した構成においては、上
述した様にS/Nの悪い状況下ではACC回路220
は、バーストのピーク値によって動作しているため増幅
器207から出力される信号のレベルは低下してしま
う。するとバースト平均値レベル検出回路217,21
6の出力レベルは低下してしまうことになり、fsc−
PLL回路動作やカラーキラー動作の性能劣化をまねき
不完全色復調や色消去といった重大な誤動作を生じてし
まうことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した様に、デ
ジタル信号処理方式による色信号処理回路においては、
弱電界等S/Nの悪い状況下においては、出力される色
信号の色ノイズを目立たなくするために色信号のゲイン
を下げる必要が有るが、この結果、カラーキラー回路や
fsc−PLL回路に入力するバーストレベルも下げて
しまうことになり不完全色復調や、色消去といった重大
な誤動作を引き起こしていた。
【0016】そこでこの発明は、弱電界等S/Nの悪状
況下においても、カラーキラー回路やfsc−PLL回
路の動作、機能を安定して維持できるデジタル自動色制
御回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ACC回路に
おけるゲイン制御を入力アナログ色信号に対してゲイン
を上げる場合と、ゲインを下げる場合の2つに分け、カ
ラーキラーやfsc−PLL動作は前者の出力によって
動作させ、さらにバーストの平均レベルによっても前者
のゲイン制御を行うようにし、カラーキラー回路やfs
c−PLL回路の入力バースト信号レベルの低下を改善
しこれらの誤動作を防ぐものである。
【0018】
【作用】上記の手段によってS/Nの悪い状況下におけ
るカラーキラーやfsc−PLL回路への入力バースト
信号レベルの低下を改善し、弱電界時における色信号処
理回路の性能を改善することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示している。本実
施例において、図2に示した従来例と同一の機能を示す
ものについては同一の符号を示している。
【0020】まず端子201に入力されたアナログビデ
オ信号は、BPF206で色信号の存在する3.58M
Hz近傍の信号を抽出される。BPF206の出力色信
号は、増幅器207でD/A変換器213から出力され
る制御信号に従ってゲインを調整され、次のA/D変換
器208でデジタル信号に変換される。変換されたデジ
タル色信号は、色復調回路209でfsc−PLL回路
218から与えられる搬送信号を基準に復調され、R−
Y,B−Yの2つの色差信号を得る。色復調回路209
から出力された色差信号R−Y,B−Yは、各々乗算器
223,224及びバースト平均値レベル検出器21
7,216に入力される。バースト平均値レベル検出器
217,216は、各々端子205から入力されるバー
スト期間を示す信号(CBFP)を基準にR−Y,B−
Y軸上のバースト信号の平均値レベルを得る。
【0021】バースト平均値レベル検出器217の出力
信号は、fsc−PLL回路218に与えられられる。
fsc−PLL回路218では、色復調回路209に与
える復調基準信号とA/D変換器208から出力される
色信号のうちのバースト信号と周波数、位相とが完全に
一致するように出力搬送信号の周波数が制御される。ま
たバースト平均値レベル検出器216の出力信号は、カ
ラーキラー回路214に与えられ先述のようにこの信号
レベルが低い時には白黒信号もしくはfsc−PLL回
路218からの出力搬送波信号とA/D変換器208か
らのバースト信号との位相同期が不完全であると判定
し、スイッチ219,215をともに制御し、端子20
2,203の出力色差信号を遮断する。次に、120で
示される本発明におけるACC回路について説明する。
【0022】ACC回路120ではまずBPF206か
ら出力される色信号に対して、D/A変換器213から
の制御信号によって、増幅回路207でその振幅に制御
を与える。このとき、増幅回路207は、BPF206
からの入力信号に対して
【0023】×1.0〜×α(α>1)倍までの振幅制
御範囲をもっている。増幅回路207の出力信号は、A
/D変換器208でデジタル信号に変換された後色復調
回路209でR−Y信号とB−Y信号とに復調される。
【0024】さらに色復調回路209から出力される色
差信号は、乗算器223,224に入力されオーバフロ
ー回路221から与えられる信号にもとづいて振幅制御
されカラーキラー用のスイッチ215,219の一方の
入力端子に与えられる。この時乗算器223,224は
色復調回路109から入力される2つの信号に対して×
1.0〜×(β(β<1)倍までの振幅制御能力をもっ
ている。
【0025】乗算器223の出力信号は、次にバースト
ピーク検出回路210で端子205から入力されるCB
FPにもとづいてバースト部分のピーク値が検出され
る。検出されたピーク値は減算器211で端子204か
ら入力されるACCREF(1)との差分演算が行われ
る。減算器211からの出力信号は、次にループフィル
タ212に入力される。ループフィルタ212は、先に
説明したループフィルタと同様の構成となっており1H
毎に減算器211から得られる差分すなわち誤差分を1
H毎に積分しこれを平滑化している。
【0026】さらにループフィルタ212では、この積
分値が積分回路のbit数を越える場合はフロー処理を
行っている。そしてこのループフィルタ212の出力
は、オバーフロー回路221に与えられる。オーバフロ
ー回路221では乗算器223,234の振幅制御範囲
を先述した様に×1.0〜×β(β<1)とするために
ループフィルタ212からの出力信号を、図2(A)に
示すようにある値x1を越えるものについては全てx1
に変換している。そしてオーバフロー回路221の出力
信号を乗算器123,124の方へ帰還している。
【0027】また、ループフィルタ212の出力信号
は、アンダーフロー回路222に与えられる。アンダー
フロー回路222では増幅器207の振幅制御範囲を先
述した様に×1.0〜×α(α>1.0)とするためル
ープフィルタ212からの出力信号を図2(B)に示す
様にある値x1により小さい場合には出力値をx1に変
換している。そしてこのアンダーフロー回路222の出
力信号をD/A変換器213でアナログ信号に変換し、
増幅器207へ帰還している。
【0028】即ち本実施例においては、ACC回路にお
ける振幅制御を×1.0を境界にして2つに分けるとと
もにバーストのピーク値と平均値の相方から振幅制御を
行っている。つまり、ACC回路による振幅制御を×
1.0を越える場合とこれ以下の場合に分け、前者の場
合には増幅器207でこの増幅を与えるとともに乗算器
223,224による振幅制御を×1.0倍にする。後
者の場合には、増幅器207は×1.0倍とし入力信号
のレベルを下げることなく色復調回路209やバースト
平均レベル検出回路216,217に与え最後に乗算器
223,224で振幅を下げ端子202,203にはA
CCREF(1)に沿ったバーストピーク値をもった色
信号を得ている。
【0029】従ってカラーキラーやfsc−PLL回路
動作の入力バースト信号のレベルを端子201に入力さ
れる信号レベルより低下させることなくかつ出力端子2
02,203にACCREFに沿ったバーストピーク値
をもつ色信号を得ることができる。図3は、この発明の
他の実施例である。先の実施例と同一部には、同符号を
付している。先の実施例と大きく異なる部分は、ACC
回路120であり、この部分を中心に説明する。
【0030】ACC回路120では、まずBPF206
から出力される色信号に対してD/A変換器213から
の制御信号によって増幅回路207で、その振幅に制御
を与える。このとき増幅回路207は、BPF206か
らの入力信号に対して
【0031】×1.0〜×α(α>1)倍までの振幅制
御範囲をもっている。増幅回路207の出力信号はA/
D変換器208でデジタル信号に変換された後、色復調
回路209でR−Y信号とB−Y信号とに復調される。
このうちB−Y信号に含まれるバースト信号はまず、バ
ースト平均レベル検出回路216でバースト部分の平均
値レベルが検出される。検出された平均値レベル信号
は、減算器331で端子332から入力される値ACC
REF(2)との差分演算が行われる。このとき、平均
値レベル信号は先に示したカラーキラー回路214にも
入力されている。減算器331の出力信号は、ループフ
ィルタ333へ入力される。ループフィルタ333は、
先に説明したループフィルタと同様の構成となっており
1H毎に減算器331から得られるACCREF(2)
とバースト平均値レベルの差分、すなわち誤差分を1H
毎に積分しこれを平滑化するとともにこの積分値が積分
のbit数を越えないようにフロー処理回路を備えてい
る。
【0032】さらに色復調回路209から出力される2
つの色差信号は、乗算器223,224に入力されオー
バフロー回路221から与えられる信号にもとづいて振
幅制御され、カラーキラー用のスイッチ215,219
の一方の入力端子に与えられる。乗算器223,224
は色復調回路209から入力される2つの信号に対して
×1.0〜×β(β<1)倍までの振幅制御能力をもっ
ている。乗算器223の出力信号は、バーストピーク検
出回路210に入力され、ここでは端子205から入力
されるCBFPにもとづいてバースト部分のピーク値が
検出される。検出されたピーク値は、減算器334で端
子335から入力されるACCREF(1)との差分演
算が施される。端子335から入力されるACCREF
(1)と端子332から入力されるACCREF(2)
は、ACCREF(1)>ACCREF(2)の関係と
なっている。減算器334の出力信号は、ループフィル
タ336に入力される。ループフィルタ336は、先に
説明したループフィルタと同様の構成となっており1H
毎に減算器334から得られるACCREF(1)とバ
ーストピーク値との差分、すなわち誤差分を1H毎に積
分しこれを平滑化している。さらにループフィルタ33
6では、この積分値が積分回路のbit数を越える場合
はフロー処理を行っている。
【0033】そしてループフィルタ336の出力はオー
バフロー回路221に与えられる。オーバフロー回路2
21では、乗算器223,224の振幅制御範囲を先述
した様に×1.0〜×β(β<1)とするためにループ
フィルタ336からの出力信号を図2(A)に示す様に
ある値x1を越えるものについては全てx1に変換して
いる。そしてオーバフロー回路221の出力信号を乗算
器223,224の方へ帰還している。
【0034】また、ループフィルタ336の出力信号は
加算器337でループフィルタ333の出力と加算され
アンダーフロー回路222に与えられる。アンダーフロ
ー回路222では増幅器207の振幅制御範囲を先述し
た様に×1.0〜×α(α>1.0)とするため加算器
37からの出力信号を図2(B)に示す様にある値x1
より小さい場合には出力値をx1に変換している。そし
てアンダーフロー回路222の出力信号は、D/A変換
器213でアナログ信号に変換され増幅器207へ帰還
されている。すなわち本実施例においてはACC回路に
おける振幅制御を×1.0を境界にして2つに分けると
ともにバーストのピーク値と平均値の相方から振幅制御
を行っている。
【0035】次にこのACC回路の動作について簡単に
説明する。まずS/Nが良い場合においてはバーストレ
ベルはピーク値を検出しても平均値を検出してもその検
出レベルは同じになる。このとき、平均値レベルの目標
値ACCREF(2)とピークレベルの目標値ACCR
EF(1)は、先述した様にACCREF(2)<AC
CREF(1)となっている。従って平均値目標レベル
ACCREF(2)に一致したバーストレベルを得るた
めの増幅レベルGA とピーク目標レベルACCREF
(1)に一致したバーストレベルを得るための増幅レベ
ルGP とはGA <GP という関係になる。GP <1.0
の場合、GA も当然GA <1.0であるが増幅回路20
7の振幅制御範囲は×1.0〜×α(α>1.0)であ
るために結局平均レベル検出回路216、減算器33
1、ループフィルタ333によって、GA に相当する増
幅レベル信号を得ることはできず、バースト平均レベル
検出回路216からの出力信号は常にACCREF
(2)よりも大きくなりループフィルタ333には常に
負の値が加えられ最終的に内蔵しているフロー処理回路
によってその出力を“0”に固定されてしまう。またG
A 1.0の場合、1.0GA <GP となる。この場
合、増幅器207でGA に相当する増幅レベルを得よう
としても乗算器223,224の増幅レベルは×1.0
〜×β(β<1.0)と×1.0以下である。従ってバ
ーストピークレベル検出回路210、減算器334、ル
ープフィルタ336、加算器337を通してピーク目標
レベルACCREF(1)に一致したバーストレベルを
得るための増幅レベルGP を得ようとして増幅器207
の増幅レベルを更に大きくなる方向へ動作させることに
なる。そしてGP の増幅レベルを得るため増幅器207
では必ずGP 以上の増幅レベルで増幅を行うことが必要
となっている。この結果、バースト平均レベル検出回路
216の入力信号は本来の増幅レベルより大きくなり先
ほどと同様にループフィルタ333には常に負の値が加
えられ最終的に内蔵しているフロー処理回路によってそ
の出力を“0”に固定されてしまう。つまりS/Nが良
い条件下ではACCREF(1)>ACCERF(2)
であるためGP >GA となり、この場合はバースト平均
レベルによる制御ループフィルタ333の出力信号が
“0”に固定されるため停止する。そして端子202,
203にはバーストピーク検出回路210、減算器33
4、ループフィルタ336、加算器337、オーバフロ
ー回路221、アンダーフロー回路222、増幅器20
7、乗算器223,225で構成される、バーストピー
ク値によって振幅制御された色信号が得られることにな
る。
【0036】一方、S/Nが悪い条件下ではバーストの
ピーク値の検出レベルと平均値の検出レベルは必ずしも
同じではないため先ほど説明した様にGP >GA のみな
らずGP ≦GA といった状況が発生する。GP >GA の
場合には先程と同じ動作をすることになるがGP ≦GA
の場合には増幅器207でGA の増幅を行い乗算器22
3,224でGP /GA ≦1.0の増幅を行うことで色
復調回路209にはACCREF(2)に相当するバー
スト平均値レベルの色信号を得るから端子202,20
3にはACCREF(1)に相当するバーストピークレ
ベルの色信号を得ることができる。すなわちカラーキラ
ーやfsc−PLL回路動作には増幅器207の増幅範
囲は×1.0以上であるため必ず端子201に入力され
た色信号より振幅レベルの高い色信号を得、かつ端子2
02,203にはバーストピークレベルに沿った色信号
レベルをもった信号を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によればカ
ラーキラーやfsc−PLL回路の入力信号をバースト
ピーク値によるACC回路の動作によって低下させるこ
とはない。従ってカラーキラーやfsc−PLL動作の
性能劣化をまねくことなく、かつ弱電界等S/Nの悪い
条件下においてはバーストピーク値によるACC動作を
行うため出力色信号のゲインを下げ色ノイズを低下させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路ブロック図。
【図2】図1の回路の動作を説明するために示した特性
図。
【図3】この発明の他の実施例を示す回路ブロック図。
【図4】従来の自動色制御回路を示す回路ブロック図。
【図5】図4の回路の動作を説明するために示した図で
あり、同図(A)はループフィルタの詳細図、同図
(B)は特性図、同図(C)はバースト信号を示す図。
【符号の説明】
206…帯域通過フィルタ(BPF)、208…A/D
変換器、209…色復調回路、210…バーストピーク
検出回路、211、331、334…減算器、212、
333、336…フープフィルタ、213…D/A変換
器、214…カラーキラー回路、215、219…スイ
ッチ、216、217…バースト平均レベル検出回路、
218…fsc−PLL回路、221…オーバーフロー
回路、222…アンダーフロー回路、223、224…
乗算器、337…加算器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログデジタル(A/D)変換器へ入
    力する入力色信号の振幅を、少なくともバースト信号の
    レベルに応じて前記入力色信号の第1の振幅制御エリア
    で制御する第1の振幅制御回路と、 A/D変換されたデジタル色信号の振幅を、少なくとも
    前記バースト信号のレベルに応じて前記第1の振幅制御
    エリアとは異なる前記デジタル色信号の第2の振幅制御
    エリアで制御する第2の振幅制御回路を有したことを特
    徴とするデジタル自動色制御回路。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2の振幅制御回路はバース
    ト信号の少なくともピークレベルに応じて前記各制御が
    行われることを特徴とする請求項1記載のデジタル自動
    色制御回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の振幅制御回路はバーストのピ
    ークレベルと平均レベルの両方の制御情報に応じて前記
    制御がなされ、前記第2の振幅制御回路はバーストのピ
    ークレベルに応じて前記制御がなされることを特徴とす
    る請求項1記載のデジタル自動色制御回路。
  4. 【請求項4】 前記第2の振幅制御回路による前記第2
    の振幅制御エリアの最大値は、前記第1の振幅制御回路
    による前記第1の振幅制御エリアの最小値以下であり、
    カラーキラー回路及び色搬送波発生用の位相同期回路
    は、前記第1の振幅制御回路と第2の振幅制御回路の制
    御エリアの間で得られる復調信号を用いて動作すること
    を特徴とする請求項1記載のデジタル自動色制御回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113229A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Toshiba Corp オートカラーコントロール回路

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