JPH05284312A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH05284312A
JPH05284312A JP11214792A JP11214792A JPH05284312A JP H05284312 A JPH05284312 A JP H05284312A JP 11214792 A JP11214792 A JP 11214792A JP 11214792 A JP11214792 A JP 11214792A JP H05284312 A JPH05284312 A JP H05284312A
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JP11214792A
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Koji Adachi
康二 足立
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】上固体走査型光書込みヘッドを用いた画像記録
装置において、濃度ムラやノイズの少ない高品質な中間
調画像が得られる画像記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】本発明による画像記録装置によれば、画像記録
装置が像担持体の移動方向と交差する方向に多数整列さ
れた光学記録素子から成る光走査装置を備え、画像記録
装置はこの光走査装置の複数回の露光によって1ライン
分の画像データを前記像担持体に走査するものであっ
て、この光走査装置で像担持体に中間調記録を行うにあ
たり、画像データの前記1ラインを像担持体の移動方向
に沿った複数のサブラインで構成し、任意の画素に対す
る前記画像データの階調は上記1サブラインで再現され
るから、濃度ムラのない画像記録を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリンタ或いはファ
クシミリ等に使用される電子写真方式の画像記録装置に
関し、特に固体走査型光書込みヘッドを用いて中間調記
録を行う画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記画像記録装置としては、画像
露光手段として発光ダイオードアレイ(以下、LEDア
レイと称する)や、光源からの光を液晶シャッターアレ
イ(以下、LCSアレイと称する)によって透光或いは
遮光を制御するような所謂固体走査型の光書込みヘッド
を用いたものがある。そして、このような画像記録装置
は、固体走査型光書込みヘッドにより感光体ドラム上に
画像データに応じた露光を行って静電潜像を形成し、こ
の静電潜像を現像して画像の記録を行うように構成され
ている。この種の画像記録装置は、固体走査型光書込み
ヘッドによって画像の露光を行うか否かの2値記録によ
り、主に文字や図形等の線画像の記録を行う事がおお
い。しかし、最近の画像情報に要求される多様化、高度
情報化に伴って、文字や図形等の線画像ばかりではな
く、写真画像のように記録画像に階調性を表現する所謂
中間調画像の記録に対する要請が高まってきている。上
記の2値記録方式を採用した画像記録装置においても、
ディザ法や濃度パターン法等を採用することにより、中
間調の画像記録を行うことができる。しかしながら、こ
れらのディザ法や濃度パターン法では、複数の画素を用
いて中間調濃度を表現するため、高解像を得ることが難
しい。特に、画像読取装置と画像処理装置と画像記録装
置とを組み合せた所謂デジタル複写機では、高品質な画
像再現性を得るため、解像度を低下させないで中間調の
画像記録が可能な装置が要求される。そのため、従来の
固体走査型光書込みヘッドを用いた画像記録装置は、デ
ジタル複写機に採用されていなかった。
【0003】一方、データ処理装置と画像記録装置とを
組み合せたプリンタにおいても、文字画像エッジ部の向
上を目指した2値データの多値化処理が出現し、さらに
中間調の画像記録に対する要求も高まっている。そこ
で、これらの要求に対応し得る装置として、固体走査型
光書込みヘッドを用いた画像記録装置において、中間調
の画像記録を可能とする方法が、特開昭63−8707
8号公報や特開平2−9652号公報等によって開示さ
れている。これらの技術は、1画素当たりnビットから
なる2n階調レベルを有する1ラインの中間調イメージ
データに対し、1ラインをn回に、従ってn本のサブラ
インに分割して記録するものである。各サブラインの露
光走査にあっては、各回毎の記録の重みを露光時間幅に
より20、21、22、・・・2n-1(バイナリー露光)と
し、その組み合せにより、2nレベルの中間調画像を得
るように構成されているもの、或るいは、各回毎の記録
の重みを露光時間幅を均等(均等露光)にし、順次重ね
ることにより、n+1レベルの中間調画像を得るように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た形式の記録方法にあっては、各サブラインの複数回の
露光走査の重なり(積分)により所定濃度の中間調画像
を得るよう構成されているため、固体走査型光書込みヘ
ッドの各アレイを駆動するドライバICの立ち上がり/
立ち下がりの過渡特性のバラツキが複数回現れる。この
ためドライバICの立ち上がり/立ち下がりの無視でき
ない高速の印字速度領域では、上記過渡特性のバラツキ
が順次重ねられることになり、記録画像において固体走
査型光書込みヘッドの出力バラツキから予測される以上
の濃度ムラが発生していた。また、露光の重なりにより
中間調画像を得る場合、像担持体上の固体走査型光書込
みヘッドの各アレイの光像によって形成される潜像は、
副走査方向にブロードになるため、各画素のMTFが小
さくなり、固体走査型光書込みヘッドの結像光学系(商
品名セルフォックレンズ 日本板硝子社製)のムラ、像
担持体の電位ムラ等の影響を受けやすくなりノイズを多
く含んだ記録画像となりがちであった。
【0005】すなわち、固体走査型光書込みヘッドを用
いた従来の中間調画像記録装置においては、駆動ICの
過渡特性バラツキに起因する濃度ムラが発生し易すく、
また結像光学系等の影響を受け易いという問題点があ
る。かかる濃度ムラおよび結像光学系等の影響は、主走
査方向において顕著であるが、副走査方向においてもあ
る程度存在する。かかる濃度ムラおよび影響により生じ
た露光量のバラツキは、画像ノイズを認知レベルに持ち
上げることとなり、従って記録画像はノイズを多く含ん
だものとなりがちであった。そこで、本発明の目的は、
上記従来技術の問題点を解決するためになされたもの
で、固体走査型光書込みヘッドを用いた画像記録装置に
おいて、濃度ムラやノイズの少ない高品質な中間調画像
が得られる画像記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、像担持体の移動方向と交差する方向に多
数整列された光学記録素子から成る光走査装置を備え、
この光走査装置の複数回の露光によって1ライン分の画
像データを前記像担持体に走査する画像記録装置であっ
て、この光走査装置で像担持体に中間調記録を行うにあ
たり、画像データの前記1ラインを像担持体の移動方向
に沿った複数のサブラインで構成し、任意の画素に対す
る前記画像データの階調は上記1サブラインで再現され
ることを特徴としている。好ましくは、隣接画素につい
て、異なる階調値を有する各々の画像データは、互いに
異なるサブラインで再現されるのがよい。さらに、本発
明の第二の特徴によれば、前記1サブラインの露光走査
時間の露光時間比は概ね1,2・・・n(n:整数)と
なっており、n+1階調の中間調記録が再現されるよう
にしている。上記像担持体としては、例えば感光体ドラ
ムが用いられるが、これに限定されるものではなく、ベ
ルト状の感光体を用いても良いことはもちろんである。
さらに、上記固体走査型光書込みヘッドとしては、例え
ばLEDアレイが用いられるが、これに限定されるもの
ではなく、蛍光体アレイ、ELアレイ、さらに光源から
の光を画像データに応じて透光あるいは遮光の制御をす
るLCSアレイやPLZTからなる光シャッター等を用
いてもよい。また、上記各サブライン走査において露光
時間比を概ね1,2・・・n(n:整数)としている
が、本発明の記録方法を適用する各画像記録装置の記録
特性に応じて、上記露光時間比を大きく変更してもよ
い。
【0007】
【作用】本発明においては、画像データの前記1ライン
を像担持体の移動方向に沿った複数のサブラインで構成
し、任意の画素に対する画像データの階調は上記1サブ
ラインで再現される。画像データの階調再現は、したが
って一回のサブライン走査で終了し、この走査中、駆動
ICの過渡特性は立ち上がり時、および立ち下がり時に
一回しか発生しない。サブライン走査については、例え
ば、主走査方向の1ライン分の入力画像に対応する固体
走査型光書込みヘッドの主走査は、各画素の多値画像デ
ータをその値に応じてn段階にクラス分けし、同一クラ
スの値を有する画素を選択的にサブライン走査すること
を、n段階にクラス分けに応じた露光時間比でn回繰り
返すよう構成できる。その場合、感光体ドラム上では、
入力画像データの値に対応したn+1階調の潜像が、形
成されることになる。従って、n+1階調の潜像はそれ
ぞれ1回のサブライン走査によって形成されるため、固
体走査型光書込みヘッドの各アレイを駆動する駆動IC
の過渡特性のバラツキに起因する中間調画像の濃度ムラ
は、従来のサブライン走査の組合せにより中間調画像の
潜像を形成する方法に比較して小さくなる。また、同時
に1回のサブライン走査により形成される潜像は、サブ
ライン走査の組合せにより形成される潜像より副走査方
向の広がりが小さくなるため、よりコントラストの高い
潜像になり、セルフォックレンズのムラの影響を受けに
くい潜像となる。
【0008】
【実施例】本実施例では、アレイ密度400DPIのL
ED光書込みヘッドを用いて、8段階の露光即ち9階調
の中間調画像を形成する例について説明する。本発明の
主要部の概要を図1に示す。この図は本発明の画像記録
装置の主要部である光書き込み手段の駆動部を示す概念
図である。入力画像データ81に対して駆動タイミング
制御手段83から出力される信号に応じて、サブライン
データ変換手段82よりn回のサブライン走査に対応し
た信号が出力される。この信号に応じて駆動手段84に
より光書き込み手段85が駆動されn+1階調レベルの
光書き込みが行われる。図2はこの発明に係る画像記録
装置の構成の一実施例を示すものである。図2におい
て、感光体ドラム1としては、例えば負帯電極性の有機
光導電体(OPC)を用いた感光体ドラムが使用され
る。また、上記感光体ドラム1は図示しない駆動機構に
よって矢印方向に所定のプロセス速度で回転する。さら
に、上記感光体ドラム1の表面は、次にのべる画像露光
に先立ち、コロトロンと呼ばれる一次帯電器2によっ
て、所定の電位に一様に帯電(例えば、約−650V)
される。上記感光体ドラム1の外周には、一次帯電器2
のドラム回転方向下流側に隣接して、ドラム表面に画像
データに応じた露光を行う固体走査型光書き込み手段と
してのLEDヘッドが配置されている。
【0009】また、このLEDヘッド3は、図3に示す
ように、アルミニウム等からなる基板4上に固着された
多数の記録素子を配列したLEDアレイ5を備えてお
り、このLEDアレイ5は、紙面に垂直な方向に沿って
直線状に配列されている。このLEDヘッド3は、図3
に示すように、アルミニウム等からなる基板4上に固着
された多数の記録素子を配列したLEDアレイ5を備え
ており、このLEDアレイ5は、紙面に垂直な方向に沿
って直線状に配列されている。また、LEDアレイ5の
両側には、同アレイ5を駆動するためのドライバIC
6、6’がそれぞれ固着されているとともに、LEDア
レイ5とドライバIC6、6’とは、ボンディングワイ
ヤ7によって互いに電気的に接続されている。さらに、
上記基板4の上方には、LEDアレイ5と所定の距離を
おいて対向するようにセルフォックレンズアレイ8が固
定配置されており、このセルフォックレンズアレイ8に
より、画像データに応じて発光するLEDアレイ5によ
って形成される光画像が感光体ドラム1上に結像され
る。そして、上記のごとく構成されるLEDヘッド3に
よって、一様に帯電された感光体ドラム1上に、画像部
のみを露光して背景部は露光しない所謂イメージライテ
ィングによって画像露光を行うことにより、感光体ドラ
ム1上に入力画像データ変換手段83の出力及びサブラ
イン露光時間設定手段85の露光時間設定に応じた静電
潜像を形成する。なお、図3中、9は基板4の熱を放出
するヒートシンクを示している。
【0010】上記感光体ドラム1上に形成された静電潜
像は、図2に示すように、現像器10によって現像さ
れ、トナー像となる。この現像器10としては、例えば
キャリアとトナーとからなる二成分の現像剤を用い、現
像ロールに現像バイアスを印加して反転現像を行うもの
が使用される。本実施例では、上記現像バイアスは、約
−550Vに設定されている。また、上記キャリアとし
ては、例えば直径が100μm程度のポリマー系のキャ
リアが用いられている。また、トナーとしては、例えば
直径が10μm程度の負帯電極性の黒色トナーが用いら
れる。
【0011】感光体ドラム1上に形成されたトナー像
は、用紙カセット11から給紙ローラ12によって供給
され、レジストローラ13によって感光体ドラム1の回
転と同期してドラム表面へと供給される記録用紙14上
に、転写帯電器15によって転写される。その後、トナ
ー像が転写された記録用紙14は、定着器16によって
定着処理を受け、用紙スタッカ17上に排出され、一連
の画像記録工程を終了する。なお、トナー像の転写工程
が終了した感光体ドラム1の表面は、ファーブラシを有
するクリーナー18によって残留トナーや紙粉等が除去
されるとともに、発光波長が例えば630nmのLED
アレイからなるイレーズランプ19により一様に露光を
受けて残留電荷が消去され、次の画像記録工程に備え
る。
【0012】次に、本実施例に係る画像記録装置の制御
回路について示す。図4は前記LEDヘッド3の等価回
路を示すものである。この図において、20は各画素を
記録する記録素子としての各LEDチップを示してお
り、これらのLEDチップ20、20’は、直線状に多
数(本実施例では、4736個)配列されてLEDアレ
イを構成している。また、LEDアレイ5の材料として
は、GaAlAsが用いられ、その発光波長としては、
例えば720nmのものが用いられる。さらに、LED
アレイ5の記録幅は、例えば300mm、その記録密度
は、例えば400DPI(Dot/Inch)である。
また、各LEDチップ20、20’の出力バラツキは、
定常状態の各LEDチップ20、20’の出力を基にド
ライバIC6、6’により補正されており、例えば±4
%以下に設定されている。また、LEDヘッド3のドラ
イバIC6、6’の動作周波数は、例えば5MHzに、
ドライバIC6、6’のデータ入力数は、例えばパラレ
ル16入力にそれぞれ設定されている。
【0013】これらのLEDチップ20、20’は、一
つづつ交互に片側の駆動回路(ドライバIC6、6’)
によって駆動されるものであり、図示の実施例では、左
から数えて奇数番目のLEDチップ20が上側の駆動回
路によって駆動され、偶数番目のLEDチップ20’が
下側の駆動回路によって駆動されるようになっている。
上記LEDチップ20、20’の一端は、電源ライン2
1を介して電源回路22に接続されており、各LEDチ
ップ20、20’の一端には、電源回路22によって所
定の電圧(例えば+5V)が順方向に印加される。ま
た、上記各LEDチップ20、20’の他端には、ゲー
ト回路23、23’が接続されており、上記各LEDチ
ップ20、20’の他端は、ゲート回路23、23’が
閉状態のときに、グランドライン(24)を介してグラ
ンドに接続され、点灯するようになっている。従って、
上記各LEDチップ20、20’は、ゲート回路23、
23’の開閉によって点灯あるいは消灯するように駆動
される。
【0014】一方、シフトレジスタ回路25、25’に
は、図5に示すような画像データ(DATA26)、ド
ライバストローブ(DST27)、スタートパルス(E
I28)、クロックパルス(CLK29)の各信号が入
力されている。また、一方のシフトレジスタ回路25に
は、16ビットで入力する画像データ(DATA26)
のうち、奇数番目(D1〜D15)の画像データが入力
され、他方のシフトレジスタ回路25’には、16ビッ
トで入力する画像データ(DATA26)のうち、偶数
番目(D2〜D16)の画像データが入力されるように
なっている。以下、信号線を流れる信号あるいはデータ
を示す場合には番号にカッコ()を付けてる。ラッチ回
路30、30’は上記シフトレジスタ回路25、25’
から送られてくる画像データ(DATA26)をそれぞ
れラッチするもので、これらのラッチ回路30、30’
には、図5に示すようなラッチストローブ(LST3
1)が入力されている。上記、ラッチ回路30、30’
の出力は、前記ゲート回路23、23’の一端に入力し
ているとともに、ゲート回路23、23’の他端には、
ドライバストローブ(DST27)が入力されている。
従って、ゲート回路23、23’は、ラッチ回路30、
30’からの出力とドライバストローブ(DST27)
とのANDによって開閉され、前記の如くLEDチップ
20、20’の点灯或いは消灯の制御を行う。上記LE
Dヘッドを用いて8段階の露光即ち9階調の中間調画像
を、例えば記録速度130mm/sで形成する場合のタ
イミングを表1に示す。また、本実施例における各サブ
ラインにおけるドライバストローブ(DST27)のア
クティブ期間、感光体の電位を表2に示す。
【0015】
【表1】
【表2】 次に、図6はデータ処理回路のブロック図を示すもので
ある。図において、サブラインデータ変換回路41は、
図示しない画像処理装置などから例えば400DPIで
入力する4ビットの画像データ(32)に対して、入力
画像データ値に応じて各サブライン毎に14ビットのビ
ット画像データ(33)を出力するための回路である。
サブラインデータ変換回路41は、表1の規格で表3に
示すように、例えば4ビット9階調(0〜8)で入力す
る入力画像データ(DATA32)に対し、1ビットめ
のデータとして、例えば1の入力画像データ(32)に
は1、1以外の入力画像データ(32)には0を付与
し、同様に2の入力画像データ(32)には1、2以外
の入力画像データ(32)には0を付与する。表3のビ
ットパターンでは、”1”のデータが1画素(または、
1ライン)を表2に示す露光時間の異なる8回のサブラ
イン走査に分けた各走査において露光が行われることを
示し、”0”のデータが各サブライン走査において露光
が行われないことを示している。このサブラインデータ
変換回路41としては、例えばTTL−ROMからなる
ものが用いられ、アドレス信号によるテーブル参照によ
って各サブライン走査に対応した8ビット信号が出力さ
れる。TTL−ROMとしては、例えば256ビット
(32×8ビット)構成のものが用いられ、アドレス信
号A0〜A4の内、A0〜A3が入力画像データ(3
2)のためのアドレス信号である。
【0016】
【表3】 サブラインデータ変換回路41によって変換された画像
データ(33)は、ラインバッファメモリ43、44
に、データセレクタ42を通して1ライン毎に交互に記
憶され、記憶された画像データ(34)は、交互に出力
される。このラインバッファメモリ43、44には、メ
モリ制御信号(36)が入力されている。データセレク
タ45には、サブライン走査データ選択信号(38)が
入力されており、ラインバッファメモリ43、44の出
力画像データ(34)から、各サブライン走査に対応す
る画像データを選択する。データセレクタ45からのサ
ブライン走査データ(35)は、ラッチ回路によって構
成されているシリアルーパラレル変換回路46によって
16ビットからなる画像データ(DATA26)に変換
される。そして、この画像データ(DATA26)がL
EDヘッド3に出力される。また、諧調値が異なる場
合、隣接画素に対する各々の画像データは、互いに異な
るサブラインで再現されるため、隣接画素間の露光量バ
ラツキの重なりが実質的に回避され、走査方向の記録ノ
イズを低減させることができる。ここに、1つのサブラ
インの露光走査時間の露光時間比は、概ね1,2・・・
n(n:整数)としてn+1階調の中間調記録を再現す
るようにしてある。
【0017】また、図6におけるDST(27)、EI
(28)、CLK(29)、LST(31)は前述した
LEDヘッド3の駆動タイミング信号であり、これらの
信号(27)〜(29)、(31)は、タイミング発生
回路46から出力される。また、このタイミング発生回
路46からは、入力データ制御信号(40)が図示しな
い画像入力装置等に出力されるが、この入力データ制御
信号(40)は、画像入力装置等からの入力画像(DA
TA26)を入力するためのクロックパルス信号、ライ
ンシンク信号、ページシンク信号とから構成されてい
る。図7は上記ラインバッファメモリの回路構成を詳細
に示すブロック図である。ラインバッファメモリ43と
ラインバッファメモリ44は同様の構成を有している。
これらのラインバッファメモリ43、44は、同図に示
すように、シフトレジスタ58と、3ステートバッファ
59と、スタチックRAM60と、3ステートバッファ
61とをそれぞれ8組ずつ備えている。同図においてそ
れぞれの8組はサフィックス−1〜−8で区別してい
る。
【0018】上記、シフトレジスタ58−1〜58−8
には、サブラインデータ変換回路41から対応するビッ
トの画像データ(33)がそれぞれ入力される。すなわ
ち、1番目のシフトレジスタ58−1には、8ビットで
入力する画像データ(33)のうち、最初のビットのデ
ータD1が、2番目のシフトレジスタ58−2には、8
ビットで入力する画像データ(33)のうち、2番目の
ビットのデータD2が、というように8番目まで入力さ
れる。また、これらのシフトレジスタ58−1〜58−
8には、シフトレジスタクロック(51)が入力してい
る。上記、シフトレジスタ58−1〜58−8によって
8ビットのシリアルデータに変換された各画素のデータ
(55−1)〜(55−8)は、3ステートバッファ5
9−1〜59−8に入力される。この3ステートバッフ
ァ59−1〜59−8は、入力された信号を、”H”レ
ベル、”L”レベル、”Z”レベル(高インピーダンス
レベル)の3つの状態で保持するものである。また、3
ステートバッファ59−1〜59−8には、リード/ラ
イト選択信号(52)が入力されている。
【0019】上記3ステートバッファ59−1〜59−
8からの出力信号(56−1)〜(56−8)は、スタ
チックRAM60−1〜60−8に入力されて記憶され
る。また、このスタチックRAM60−1〜60−8に
は、メモリアドレス信号(53)が入力されている。そ
して、スタチックRAM60−1〜60−8からの出力
信号(57−1)〜(57−8)は、3ステートバッフ
ァ61−1〜61−8に入力される。また、3ステート
バッファ61−1〜61−8には、リード/ライト選択
信号(54)が入力されている。上記リード/ライト選
択信号(52)、(54)は、1ライン走査毎に交互に
リード、ライトを繰り返すように構成されている。ま
た、メモリアドレス信号(53)は、スタチックRAM
60−1〜60−8のアドレス信号A0〜A12、チッ
プセレクト信号CS、ライトイネーブル信号WE、アウ
トプットイネーブル信号OEで構成されている。以上の
構成において、本実施例に係る画像記録装置では、次の
ようにして画像の記録がおこなわれる。すなわち、感光
体ドラム1の表面は、図2に示すように、画像露光に先
立って一次帯電器2によって所定の電位(約−650
V)に一様に帯電される。その後、感光体ドラム1の表
面には、LEDヘッド3によって入力画像データに応じ
露光が行われ、静電潜像が形成される。ところで、本実
施例では、4ビットで9階調の入力画像データ(32)
に対して、次のような処理を施して上記LEDヘッド3
による画像の露光が行われる。
【0020】まず、図6に示すように、図示しない画像
処理装置やホストコンピュータ等から、入力画像データ
(DATA32)が送られてくるが、入力データ制御信
号(40)のページシンク信号に応じて1ページ毎に入
力される。この入力画像データ(DATA32)は、同
図に示すように、サブラインデータ変換回路41に入力
される。そして、このサブラインデータ変換回路41に
入力された入力画像データ(DATA32)は、表3に
示すようにサブライン走査毎の1ビット×8の8ビット
画像データ(33)に変換される。次に、この8ビット
の画像データ(33)は、1ラインの入力画像データ
(DATA32)毎にラインバッファ43、44に交互
に入力される。これらのラインバッファ43、44に入
力された8ビットの画像データ(33)は、図7に示す
ように、1番目のビットD1のデータが第1のシフトレ
ジスタ58−1に、2番目のビットD2のデータが第2
のシフトレジスタ58−2にというように、ビットに対
応するシフトレジスタ58−1〜58−8に入力され、
各ビットD1、D2・・・D8のデータが8サブライン
画素に対応した8ビットのデータD11〜D18、D2
1〜D28、・・・、D81〜D88に変換される。次
に、この8ビットデータD11〜D18、D21〜D2
8、・・・、D81〜D88に変換された信号は、3ス
テートバッファ59−1〜59−8を通してビット毎に
スタテックRAM60−1〜60−8に書き込まれる。
その結果、各スタテックRAM60−1〜60−8は、
サブラインに対応した1ライン分の画像データ(33)
が書き込まれる。すなわち、1番目のスタテックRAM
60−1には、画像データ(33)の内、1サブライン
目のデータD1、2番目のスタテックRAM60−2に
は、露光画像データ(33)の内、2サブライン目のデ
ータD2というように8番目までそれぞれ書き込まれ
る。
【0021】これらのスタテックRAM60−1〜60
−8に書き込まれた画像データ(33)は、次ぎのライ
ンのライン走査のために他方のラインバッファメモリ4
3又は44に画像データ(33)が書き込まれている間
に、3ステートバッファ61−1〜61−8を通してデ
ータセレクタ45に出力される。これらの画像データ
(33)の書き込み或は出力の制御は、リード/ライト
選択信号(52)、(54)によって行われる。上記、
データセレクタ45は、ラインバッファメモリ43又は
44からのビットデータを1ライン毎に交互にセレクト
する。そして、ラインバッファメモリ43からのビット
データ出力がセレクトされている場合には、ラインバッ
ファメモリ43のスタテックRAM60−1〜60−8
にビット毎に書き込まれたビットデータを、1回目のサ
ブライン走査に記録すべき各画素のデータ、すなわち1
番目のシフトレジスタ58に対応した信号を1番目のス
タテックRAM60から順次8個ずつ選択し、シリアル
−パラレル変換回路46に出力する。このシリアル−パ
ラレル変換回路46では、データセレクタ45から出力
される8個ずつの信号を2つ組み合せて16ビットの信
号を形成し、図4に示すように、LEDヘッド3に出力
する。これは、本実施例に用いるLEDヘッド3が16
のデータ入力端子を有するためである。
【0022】データセレクタ45は、LEDヘッド3の
1ラインの最初のサブ画素に記録すべき4736個のビ
ットデータのうち、片側から順次セレクトしてシリアル
−パラレル変換回路46に出力する。そして、このシリ
アル−パラレル変換回路46に出力されたビット毎の画
像データ(26)は、図4に示すように、LEDヘッド
3のシフトレジスタ回路25、25’に書き込まれる。
このシフトレジスタ回路における画像データ26の書き
込みは、シフトレジスタ回路25、25’に図4に示す
ように入力するクロックパルス(CLK29)に同期し
て行われる。本実施例では、LEDヘッド3が16個の
データ入力端子を有し、4736個のLEDアレイ2
0、20’を備えているため、1サブライン走査におけ
るデータセットは、4736÷16=296個のクロッ
クパルス(CLK29)で終了する。このようにして、
図4に示すように、LEDヘッド3のシフトレジスタ回
路25、25’に書き込まれ4736個の露光画像デー
タは、ラッチストローブ(LST31)でラッチ回路3
0、30’にラッチされ、ラッチ回路30、30’から
の出力信号は、ゲート23、23’に入力され、ドライ
バストローブ(DST27)との論理積により、LED
ヘッド3の各LEDアレイ20、20’が駆動される。
上記の工程が、表2に示すドライバストローブ信号のア
クティブ期間で8回のサブライン走査毎に繰り返され、
1ラインの画像露光が終了する。次に、他方のラインバ
ッファメモリ43又は44からのビットデータがセレク
タ42によってセレクトされ、2ライン目以降の画像露
光が同様に行われる。
【0023】そして、上記LEDヘッド3によって露光
画像データに応じた画像露光が、感光体ドラム1に対し
て行われ、静電潜像が形成される。この場合の露光量に
相当する階調データと感光体表面電位の関係を図6に示
す。この静電潜像は、現像器10によって現像され、画
像の記録が行われる。次に、本実施例におけるドライバ
ICの立ち上がり特性、立ち下がり特性に起因する露光
量のバラツキの効果を従来例との比較により示す。ま
ず、本実施例において用いたLEDヘッドの立ち上がり
時間(10〜90%)および、立ち下がり時間(90〜
10%)を1駆動IC全点灯の条件で全駆動IC74個
について測定した。この結果、立ち上がり時間は1.4
〜1.8[μs]のバラツキ、立ち下がり時間は1.0
〜2.4[μs]のバラツキを有しており、さらにその
差分のバラツキは、−0.6〜+0.6[μs]である
ことが明らかになった。この差分のバラツキの1/2、
即ち+0.6[μs]が露光量のバラツキに影響する
と、ドライバICの立ち上がり特性、立ち下がり特性に
起因する最大露光量のバラツキは表4に示すようにな
る。
【表4】
【0024】表4の実施例による最大バラツキは上記ド
ライバICの立ち上がり特性、立ち下がり特性のバラツ
キ0.6[μs]を表2の各サブライン走査におけるD
ST信号のアクティブ期間で除算したものである。又、
従来例による最大バラツキのうち均等露光の場合は、階
調レベル1の露光を順次重ねると仮定したものであり、
バイナリー露光の場合はDST信号のアクティブ期間を
2進比とし、各階調レベルの露光量となるように組合せ
ると仮定したものである。表4より、本実施例におい
て、従来例との比較より明らかなように最低の階調レベ
ルを除いて、ドライバICの立上り特性・立下り特性に
起因する最大露光量バラツキが低減していることがわか
る。
【0025】また、本実施例における記録ノイズ低減の
効果の例を、セルフォックレンズの配列周期に相当する
1.8c/mmの空間周波数における濃度ピークの大き
さの変化として、図8に示す。図8より、本実施例の記
録装置は、従来例との比較より明らかなようにノイズの
影響を受けにくいことがわかる。
【0026】
【発明の効果】本発明の中間調画像記録によれば、任意
の画素に対する画像データの階調が1のサブラインで再
現されるため、固体走査型光書込みヘッドのドライバI
Cの過渡特性バラツキに起因する露光量バラツキを低減
すると共に、光学系等に起因する記録ノイズを低減する
ことができる。したがって、本発明の画像記録を用いれ
ば、比較的簡単な装置で良好な中間調再現が可能とな
る。露光量バラツキ率は、露光量が長くなるに従って顕
著に低減するから、本発明の画像記録によれば人間の視
覚に敏感な中高濃度の再現時に特に記録ノイズを低減さ
せることができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による画像記録装置の一例の構成
を示す概念図である。
【図2】図2は、この発明に係る画像記録装置を適用す
る記録装置の一実施例を示す構成図である。
【図3】図3はLEDヘッドの構造を示す断面図であ
る。
【図4】図4はLEDヘッドを示すブロック図である。
【図5】図5はLEDヘッドに入力する信号を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】図6は本発明の実施例のデータ処理回路を示す
ブロック図である。
【図7】図7は本発明の実施例のバッファメモリを示す
ブロック図である。
【図8】図8は本発明の実施例における記録ノイズ低減
の効果を、セルフォックレンズの配列周期に相当する
1.8c/mmの空間周波数における濃度ピークの大き
さの変化により示す説明図である。
【符号の説明】
81・・・・・・・画像データの入力手段、 82・・・・・・・サブラインデータ変換手段、 83・・・・・・・駆動タイミング制御手段、 84・・・・・・・光書き込み手段の駆動手段、 85・・・・・・・光書き込み手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体の移動方向と交差する方向に多数
    整列された光学記録素子から成る光走査装置で前記像担
    持体に中間調記録を行うにあたり、前記光走査装置の複
    数回の露光によって1ライン分の画像データを前記像担
    持体に走査する画像記録装置であって、 画像データの前記1ラインは像担持体の移動方向に沿っ
    た複数のサブラインで構成され、任意の画素に対する前
    記画像データの階調は前記1のサブラインで再現される
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】前記1サブラインの露光走査時間の露光時
    間比を概ね1,2・・・n(n:整数)とし、n+1階
    調の中間調記録を再現することを特徴とする請求項
    (1)記載の画像記録装置。
JP11214792A 1992-04-03 1992-04-03 画像記録装置 Pending JPH05284312A (ja)

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JP11214792A JPH05284312A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 画像記録装置

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