JPH052829Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH052829Y2 JPH052829Y2 JP4336687U JP4336687U JPH052829Y2 JP H052829 Y2 JPH052829 Y2 JP H052829Y2 JP 4336687 U JP4336687 U JP 4336687U JP 4336687 U JP4336687 U JP 4336687U JP H052829 Y2 JPH052829 Y2 JP H052829Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- float
- guide pipe
- liquid level
- conductive
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 25
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 claims description 7
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 16
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 5
- 238000004880 explosion Methods 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 239000010779 crude oil Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Level Indicators Using A Float (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、静電気の蓄積を防止することができ
る液面計のフロートに関する。
る液面計のフロートに関する。
原油や化学薬品等を運搬するタンカーあるいは
上記原油等の備蓄用タンクには、原油や化学薬品
等の液面レベルを検出し測定するための液面計が
用いられる。かかる液面計には各種の方式のもの
があるが、信頼性や安全性の面から、ガイドパイ
プとこのガイドパイプに沿つて上下動可能なフロ
ートとを有し、このフロートの位置を検出するこ
とによつて液面レベルを測定する方式のものが広
く使われている。
上記原油等の備蓄用タンクには、原油や化学薬品
等の液面レベルを検出し測定するための液面計が
用いられる。かかる液面計には各種の方式のもの
があるが、信頼性や安全性の面から、ガイドパイ
プとこのガイドパイプに沿つて上下動可能なフロ
ートとを有し、このフロートの位置を検出するこ
とによつて液面レベルを測定する方式のものが広
く使われている。
上記ガイドパイプとフロートとを有する方式の
液面計によれば、他の貯蔵場所に移動する際に静
電気が発生すると同時に、液体が気化されて引火
しやすい状態になつており、フロートがガイドパ
イプに接触した際、フロートに帯電された静電気
がガイドパイプを通じて放電し、気化された液体
を通じて貯蔵中の液体に引火し、爆発を起こすこ
とがある。
液面計によれば、他の貯蔵場所に移動する際に静
電気が発生すると同時に、液体が気化されて引火
しやすい状態になつており、フロートがガイドパ
イプに接触した際、フロートに帯電された静電気
がガイドパイプを通じて放電し、気化された液体
を通じて貯蔵中の液体に引火し、爆発を起こすこ
とがある。
ガイドパイプの外側面とこれをガイドとして上
下動するフロートの内周面が導電性材料で作つて
おけば、フロートの内周面がガイドパイプの外側
面に接触したとき、フロートに蓄積された静電気
がガイドパイプを通じて放出される。しかし、フ
ロートの内周面とガイドパイプの外側面との間に
はフロートを円滑に上下動させるために所定の間
隙が形成されているため、フロートの内側面とガ
イドパイプの外側面は常時摺接するものではな
く、液面の揺れに伴つてフロートが揺れることに
より偶然的に上記両者が接触するに過ぎない。従
つて上記両者が長時間接触しないこともあり、そ
の間により多くの静電気が蓄積され、フロートの
内側面とガイドパイプの外側面が接触したとき、
蓄積されていた静電気が急激に放電して火花を発
し、貯蔵されている可燃性液体に引火することが
ありうる。現に、液面計のフロートに蓄積された
静電気が原因とされる爆発事故も報道されてい
る。
下動するフロートの内周面が導電性材料で作つて
おけば、フロートの内周面がガイドパイプの外側
面に接触したとき、フロートに蓄積された静電気
がガイドパイプを通じて放出される。しかし、フ
ロートの内周面とガイドパイプの外側面との間に
はフロートを円滑に上下動させるために所定の間
隙が形成されているため、フロートの内側面とガ
イドパイプの外側面は常時摺接するものではな
く、液面の揺れに伴つてフロートが揺れることに
より偶然的に上記両者が接触するに過ぎない。従
つて上記両者が長時間接触しないこともあり、そ
の間により多くの静電気が蓄積され、フロートの
内側面とガイドパイプの外側面が接触したとき、
蓄積されていた静電気が急激に放電して火花を発
し、貯蔵されている可燃性液体に引火することが
ありうる。現に、液面計のフロートに蓄積された
静電気が原因とされる爆発事故も報道されてい
る。
本考案は、かかる従来の問題点を解消するため
になされたもので、フロートに静電気が蓄積され
ることがないようにして安全性を一層高めた液面
計のフロートを提供することを目的とする。
になされたもので、フロートに静電気が蓄積され
ることがないようにして安全性を一層高めた液面
計のフロートを提供することを目的とする。
本考案は導電性の外側面が電気的にアースされ
た上下方向に長いガイドパイプと、このガイドパ
イプに緩く嵌合し上記外側面に沿つて上下動可能
に設けられ、内部にマグネツトを有し、上記外側
面と対面する内周部が導電性であるフローと、上
記ガイドパイプの内部に上下方向に一定の間隔を
もつて配設され、上記マグネツトの磁束を検出す
る複数のリードスイツチとを有し、上記フロート
の上記ガイドパイプに対する位置を検出すること
によつて液面レベルを測定する液面計において、
上記フロートの、その中心軸線から偏つた位置に
重りを設けて該フロートの浮子点を偏らせ、フロ
ートが液に浮いた状態で該フロートの導電性内周
部を上記ガイドパイプの導電性外側面に接触させ
ることを特徴とする。
た上下方向に長いガイドパイプと、このガイドパ
イプに緩く嵌合し上記外側面に沿つて上下動可能
に設けられ、内部にマグネツトを有し、上記外側
面と対面する内周部が導電性であるフローと、上
記ガイドパイプの内部に上下方向に一定の間隔を
もつて配設され、上記マグネツトの磁束を検出す
る複数のリードスイツチとを有し、上記フロート
の上記ガイドパイプに対する位置を検出すること
によつて液面レベルを測定する液面計において、
上記フロートの、その中心軸線から偏つた位置に
重りを設けて該フロートの浮子点を偏らせ、フロ
ートが液に浮いた状態で該フロートの導電性内周
部を上記ガイドパイプの導電性外側面に接触させ
ることを特徴とする。
本考案によれば、フロートの導電性の内周部が
導電性のガイドパイプの外側面に常時摺接してい
るため、フロートに発生した静電気はフロートに
蓄積される前にガイドパイプを通じて液面計が設
置されているタンク等の外部に放出される。
導電性のガイドパイプの外側面に常時摺接してい
るため、フロートに発生した静電気はフロートに
蓄積される前にガイドパイプを通じて液面計が設
置されているタンク等の外部に放出される。
第1図乃至第3図において、符号10はガイド
パイプであり、その少なくとも外側面は導電性材
料で作られている。ガイドパイプ10の下端部は
タンクの底部に固定され、ガイドパイプ10の上
端部に形成されたフランジ12がタンクの天井板
に固定されることにより、ガイドパイプ10が鉛
直にかつガイドパイプ10の外側面がタンクに対
して電気的にアースされた状態に固定されてい
る。
パイプであり、その少なくとも外側面は導電性材
料で作られている。ガイドパイプ10の下端部は
タンクの底部に固定され、ガイドパイプ10の上
端部に形成されたフランジ12がタンクの天井板
に固定されることにより、ガイドパイプ10が鉛
直にかつガイドパイプ10の外側面がタンクに対
して電気的にアースされた状態に固定されてい
る。
ガイドパイプ10の外周側にはフロート16の
中心軸線26に沿つて設けられたパイプ18が挿
通されている。パイプ18の内周面側には複数本
のガイド棒20が軸線26と平行に固着されてお
り、ガイド棒20とパイプ10の外側面との間に
は適宜の間隙が形成されている。パイプ18及び
ガイド棒20は導電性材料で作られている。
中心軸線26に沿つて設けられたパイプ18が挿
通されている。パイプ18の内周面側には複数本
のガイド棒20が軸線26と平行に固着されてお
り、ガイド棒20とパイプ10の外側面との間に
は適宜の間隙が形成されている。パイプ18及び
ガイド棒20は導電性材料で作られている。
図示の実施例は、フロートに設けられたマグネ
ツトと、これと協働する複数のリードスイツチと
を組み合わせて構成された周知の液面計に本考案
を適用したものであつて、フロート16内には、
パイプ18の外周面に取り付けられたマグネツト
22が配置され、一方、ガイドパイプ10内に
は、マグネツト22の磁束を検出して作動する複
数のリードスイツチS1,S2,S3,……が上下方向
に一定間隔をもつて配設されている(なお、各リ
ードスイツチの配線の描写は省略されている。)。
各リードスイツチS1,S2,S3,……は、第4図に
示すポテンシヨメータ回路の互いに並列接続され
たスイツチの各可動接点S1′,S2′,S3′,……に
相当するものであり、リードスイツチS1,S2,
S3,……のうちの、マグネツト22が対応する位
置にある一つが動作すると、ポテンシヨメータ回
路の一つの可動接点が閉じることとなつて、同回
路の抵抗値が変化し、その変化した抵抗値を測定
することによつて液面レベルを測定することがで
きるようになつている。
ツトと、これと協働する複数のリードスイツチと
を組み合わせて構成された周知の液面計に本考案
を適用したものであつて、フロート16内には、
パイプ18の外周面に取り付けられたマグネツト
22が配置され、一方、ガイドパイプ10内に
は、マグネツト22の磁束を検出して作動する複
数のリードスイツチS1,S2,S3,……が上下方向
に一定間隔をもつて配設されている(なお、各リ
ードスイツチの配線の描写は省略されている。)。
各リードスイツチS1,S2,S3,……は、第4図に
示すポテンシヨメータ回路の互いに並列接続され
たスイツチの各可動接点S1′,S2′,S3′,……に
相当するものであり、リードスイツチS1,S2,
S3,……のうちの、マグネツト22が対応する位
置にある一つが動作すると、ポテンシヨメータ回
路の一つの可動接点が閉じることとなつて、同回
路の抵抗値が変化し、その変化した抵抗値を測定
することによつて液面レベルを測定することがで
きるようになつている。
上記フロート16には、中心軸線26から偏つ
た位置であるフロート16本体の外周部には重り
24が設けられ、これによつてフロート16の浮
心点が偏らせてある。
た位置であるフロート16本体の外周部には重り
24が設けられ、これによつてフロート16の浮
心点が偏らせてある。
このように、上記実施例では、重り24を設け
ることによりフロート16の浮心点を偏らせてあ
るため、フロート16を液面に浮かせたときフロ
ートが傾き、フロート16のパイプ18の内面側
のガイド棒20が常時ガイドパイプ10の外側面
に摺接する。従つて、フロート16に静電気が発
生しても静電気は直ちにガイド棒20、ガイドパ
イプ10を介して放出され、フロート16に静電
気が蓄積されることはなく、静電気の放電を原因
とする爆発事故を未然に防止することができる。
ることによりフロート16の浮心点を偏らせてあ
るため、フロート16を液面に浮かせたときフロ
ートが傾き、フロート16のパイプ18の内面側
のガイド棒20が常時ガイドパイプ10の外側面
に摺接する。従つて、フロート16に静電気が発
生しても静電気は直ちにガイド棒20、ガイドパ
イプ10を介して放出され、フロート16に静電
気が蓄積されることはなく、静電気の放電を原因
とする爆発事故を未然に防止することができる。
なお、本考案は、図示の実施例ではガイド棒を
介してフロートをガイドパイプに摺接させていた
が、フロートの内周面とガイドパイプの外側面と
を直接摺接させてもよい。
介してフロートをガイドパイプに摺接させていた
が、フロートの内周面とガイドパイプの外側面と
を直接摺接させてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、フロートの浮心点を偏らせる
ことによりフロートの導電性の内周部がガイドパ
イプの外側面に常時摺接するようにしたから、フ
ロートに発生した静電気は直ちにガイドパイプを
介して放電され、フロートに静電気が蓄積される
ことはなく、フロートの静電気を原因とする爆発
事故を未然に防止することができる。
ことによりフロートの導電性の内周部がガイドパ
イプの外側面に常時摺接するようにしたから、フ
ロートに発生した静電気は直ちにガイドパイプを
介して放電され、フロートに静電気が蓄積される
ことはなく、フロートの静電気を原因とする爆発
事故を未然に防止することができる。
第1図は本考案に係る液面計のフロートの実施
例を示す平面図、第2図は同上縦断面図、第3図
は上記実施例に係るフロートの使用例を示す一部
断面側面図、第4図はポテンシヨメータ回路の一
例を示す線図である。 10……ガイドパイプ、1……フロート、24
……重り、26……中心軸線。
例を示す平面図、第2図は同上縦断面図、第3図
は上記実施例に係るフロートの使用例を示す一部
断面側面図、第4図はポテンシヨメータ回路の一
例を示す線図である。 10……ガイドパイプ、1……フロート、24
……重り、26……中心軸線。
Claims (1)
- 導電性の外側面が電気的にアースされた上下方
向に長いガイドパイプと、このガイドパイプに緩
く嵌合し上記外側面に沿つて上下動可能に設けら
れ、内部にマグネツトを有し、上記外側面と対面
する内周部が導電性であるフローと、上記ガイド
パイプの内部に上下方向に一定の間隔をもつて配
設され、上記マグネツトの磁束を検出する複数の
リードスイツチとを有し、上記フロートの上記ガ
イドパイプに対する位置を検出することによつて
液面レベルを測定する液面計において、上記フロ
ートの、その中心軸線から偏つた位置に重りを設
けて該フロートの浮子点を偏らせ、フロートが液
に浮いた状態で該フロートの導電性内周部を上記
ガイドパイプの導電性外側面に接触させることを
特徴とする液面計のフロート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336687U JPH052829Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4336687U JPH052829Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63150330U JPS63150330U (ja) | 1988-10-04 |
JPH052829Y2 true JPH052829Y2 (ja) | 1993-01-25 |
Family
ID=30860154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4336687U Expired - Lifetime JPH052829Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052829Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP4336687U patent/JPH052829Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63150330U (ja) | 1988-10-04 |
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