JPH05281208A - 超音波測定装置 - Google Patents

超音波測定装置

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Publication number
JPH05281208A
JPH05281208A JP4109272A JP10927292A JPH05281208A JP H05281208 A JPH05281208 A JP H05281208A JP 4109272 A JP4109272 A JP 4109272A JP 10927292 A JP10927292 A JP 10927292A JP H05281208 A JPH05281208 A JP H05281208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delay
signal
oscilloscope
ultrasonic
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP4109272A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyuki Ooyashiki
富幸 大屋敷
Junichi Kajiwara
純一 梶原
Hiroyuki Adachi
宏之 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication of JPH05281208A publication Critical patent/JPH05281208A/ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】汎用的なオシロスコープを内蔵する簡易低廉な
構成であっても、正確な路程の測定が可能な構成の超音
波測定装置を実現する。 【構成】予め正確に測定された遅延時間の異なる遅延回
路22a,22b,22c,22dと、その中から1つ
を選択するスイッチ回路22e,22fとを有する遅延
時間切換え回路22を設け、オシロスコープ6は、この
遅延時間切換え回路22によりトリガ信号Aの遅延した
遅延信号Hをトリガ入力として受け、そのタイミングで
エコー受信信号Eを表示する。これにより、オシロスコ
ープ6の不正確な遅延機能を用いることなく、正確な路
程測定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波測定装置に関
し、詳しくは、オシロスコープ等を内蔵し、そのオシロ
スコープ等の表示画面に超音波の測定結果等を表示する
超音波測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波測定装置は超音波のエコー受信信
号(又はビデオ信号あるいはRF信号)を得てキズの位
置や大きさ,材料の厚さなどを測定する機能を有するも
のである。例えばその1つとして超音波探傷装置がある
が、これは、エコー受信信号の測定結果をAスコープ像
等として表示し、その像を観察したり判定処理等を行う
ことで、被検体内の欠陥等を探すための装置である。こ
のような超音波測定装置の従来の構成の一例としての超
音波探傷装置のブロック図を図3に示す。また、図4は
その信号の波形例であり、図3の信号と同一の符号をも
って対応付けられている。
【0003】この超音波探傷装置1には、コストや生産
性等の制約から、汎用的なオシロスコープ6を内蔵する
構成が採用されている。また、この例では超音波探触子
4が超音波の出力と検出とを兼ねるタイプなので、パル
サとレシーバもそれに合わせてパルサレシーバ3として
一体とされている。その動作は、制御回路2からトリガ
信号Aが出力され(波形A参照)、トリガ信号Aを受け
てこの信号Aの後縁即ち立上がりでパルサレシーバ3か
ら送信パルス信号Cが出力され、送信パルス信号Cは探
触子4を介して超音波となり被検体5に伝えられる。こ
の超音波の反射波は探触子4により電気信号となりパル
サレシーバ3を介してエコー受信信号Eとして出力され
る(波形E参照)。
【0004】ここで、波形Eにおいて、Tは送信パルス
信号Cの観測されたもの(送信波)、Sは表面からのエ
コー(表面波)、Fは欠陥5aからのエコー(欠陥
波)、Bは底面からのエコー(底面波)である。さら
に、計測器用バスラインFを介して制御回路2の制御を
受けたオシロスコープ6が、トリガ信号Aを受けてその
タイミングから遅延時間Dだけ経過した後、エコー受信
信号EをGの期間だけ表示画面6bに表示するものであ
る。このようにして測定されたデータに基づいて、波形
のピーク測定、路程測定、周波数解析、位相解析等の探
傷検査や測定解析等が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような汎用的なオ
シロスコープを利用した構成の超音波測定装置では、欠
陥波Fを観察しようとするときに、つまみDELAYを
回したり又は制御回路2を介することでオシロスコープ
6の遅延時間Dを変え、これにより波形Eのうちの表示
期間Gを移動させて欠陥波Fを探し出すことが必要であ
る。しかし、既述の如くコスト等の制約から実用の普及
機の超音波測定装置に使用できるオシロスコープは普及
品であり、その遅延時間Dの精度はあまりよくないの
で、欠陥波Fを探しだしても正確な路程(時間×音速)
が計測できない。遅延時間Dが短いときにはまだしも、
遅延時間Dが長いときには特によくない。
【0006】例えば、ある超音波探傷装置に組み込まれ
ているオシロスコープでは、100MHz(10ns間
隔)でサンプリングすることとし1msの遅延時間を設
定した場合に、最悪約5000nsもの誤差を含むこと
がある。もちろん、欠陥5aの有無や程度を知りたいだ
けであればこれでも十分であるが、その位置を正確に測
定したい場合等には問題である。この発明の目的は、こ
のような従来技術の問題点を解決するものであって、汎
用的なオシロスコープを内蔵する簡易低廉な構成であっ
ても、遅延時間が正確で正確な路程の測定が可能な構成
の超音波測定装置を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明の超音波測定装置の構成は、超音波測定のタ
イミングでトリガ信号を発生する制御回路と、前記トリ
ガ信号を受けて超音波探触子を介して被検体に超音波を
発するパルサと、前記超音波又は前記被検体からの反射
波を検出してエコー受信信号を出力するレシーバと、複
数の遅延回路を具備して何れか1つが選択され前記の選
択された遅延回路を介して前記トリガ信号又はこれに同
期した信号を遅延させることで遅延信号を生成し出力す
る遅延時間切換え回路と、前記遅延信号を受けそのタイ
ミングから所定の期間前記エコー受信信号を表示するオ
シロスコープと、を備えるものである。
【0008】
【作用】このような構成の、この発明の超音波測定装置
では、遅延時間が測定されて予め明確になっている複数
の遅延回路から1つを選択して遅延時間を切り換えるこ
とで、オシロスコープの表示開始のタイミングを可変と
する。これにより、精度に問題のあるオシロスコープの
遅延機能を用いる必要がなくなるので、オシロスコープ
の表示画面上での時間すなわち遅延時間経過後の時間に
関する測定等が正確にできる。したがって、遅延回路に
よる明確な遅延時間とオシロスコープによる正確な測定
時間とを加えることで、正確な経過時間すなわち正確な
路程(時間×音速)の測定が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の構成の超音波測定装置の一
実施例の説明を、図を参照しながら詳しく説明する。図
1は、この発明の構成を示すための一実施例としての超
音波探傷装置のブロック図である。図2は、その動作を
説明するための波形例であり、図1の信号と同一の符号
をもって対応付けられている。
【0010】ここで、10は超音波探傷装置、20は制
御回路、21は選択手段、22は遅延時間切換え回路で
ある。なお、3はパルサレシーバ、4は超音波探触子、
5は被検体、6はオシロスコープであるが、これらにつ
いては従来と同様のものであるので詳細な説明は割愛す
る。制御回路20は、通常マイクロプロセッサ等から構
成されてプログラムに従って作動するものであり、超音
波測定の開始のタイミングを示すトリガ信号Aを発生す
る。このトリガ信号Aは単発で出力されることもある
が、測定周期ごとに繰り返して出力されることもある。
【0011】選択手段21は、この例では制御回路20
内のプログラムとして実現され、キー入力やスイッチ入
力等の設定に応じて、遅延回路を切り換えるための選択
信号Gを出力する。なお、選択信号Gによる選択を所定
期間で順に変えたり又は測定結果のピーク位置に遅延時
間を自動的に設定するように、この選択手段21の機能
を拡張することも可能である。遅延時間切換え回路22
は、遅延回路22a,22b,22c,22d、アナロ
グスイッチ等で構成されるスイッチ回路22e,22f
とからなり、スイッチ回路22e,22fの切換えによ
り選択された1つの遅延回路を介すことで、トリガ信号
Aを遅延させた遅延信号Hを生成し出力する。
【0012】具体的には、スイッチ回路22e,22f
が共に、選択信号Gを受け、これに応じて遅延回路22
a,22b,22c,22dから1つを選択して、スイ
ッチ回路22eは、遅延時間切換え回路22のトリガ信
号Aを受ける入力端子と選択された遅延回路(図1では
22b)の一端との接続関係を確立し、スイッチ回路2
2fは、遅延時間切換え回路22の遅延信号Hを出力す
る出力端子とその選択された遅延回路(22b)の他端
との接続関係を確立する。これにより、遅延時間切換え
回路22では、入力端子、遅延回路の1つ(22b)、
出力端子という順の接続が確立される。なお、遅延回路
相互の影響が無視できる場合には、スイッチ回路22e
は省略され、遅延回路22a〜22dは平行してトリガ
信号Aを受ける構成であってもよい。
【0013】また、遅延回路22a〜22dにおける遅
延時間はそれぞれ異なった値に設定されており、トリガ
信号Aから遅延回路22a〜22dはそれぞれ遅延信号
Aa,Ab,Ac,Adを発生する。そして、例えば図
2における遅延時間Da,Db,Dc,Ddおよび表示
期間Gの如く、1つの遅延時間を選択した場合の表示期
間と他の遅延時間を選択した場合の表示期間Gとが一部
重なりあい、かつ、全表示期間を合わせるとエコー受信
信号Eの全域をカバーできるように、それぞれの遅延時
間と表示期間とを定めると便利である。この場合、遅延
時間の設定値そのものは概略値でよく、必要とされる精
度は繰り返し精度だけである。よって、この遅延回路2
2a,22b,22c,22dは、カウンタ回路あるい
はワンショット回路、場合によってはCR回路等によっ
て構成される簡易なものでよい。
【0014】このような構成の超音波探傷装置10にあ
っては、先ず、制御回路20がGPIB等の計測器用バ
スラインFを介してオシロスコープ6を制御し、表示期
間G,ゲイン等の初期設定を行う。さらに、オシロスコ
ープ6の遅延機能は停止され、あるいは小さな遅延時間
に設定される。また、選択手段21が選択信号Gを出力
し、この選択信号Gを受けた遅延時間切換え回路22で
は例えば遅延回路22bが選択される。この遅延回路2
2b(および22a,22c,22d)における遅延時
間Db(およびDa,Dc,Dd)は予め正確に測定さ
れている。
【0015】次に、超音波測定の開始のタイミングで制
御回路20からトリガ信号Aが出力される(図2波形A
参照)。トリガ信号Aを受けてこの信号Aの後縁即ち立
上がりでパルサレシーバ3から送信パルス信号Cが出力
され、送信パルス信号Cは探触子4を介して超音波とな
り被検体5に伝えられる。この超音波の反射波は探触子
4により電気信号となりパルサレシーバ3を介してエコ
ー受信信号Eとして出力される(図2波形E参照)。
【0016】このエコー受信信号Eはオシロスコープ6
の計測信号入力端子CH1へ送られて、例えば、サンプ
リング回路6aによってサンプリングされる。このと
き、オシロスコープ6のトリガ入力端子には遅延信号H
の信号線が接続されているから、オシロスコープ6は遅
延信号H(この場合には遅延信号Ab)を受けて、すな
わちトリガ信号Aのタイミングから遅延時間Dbだけ経
過した後、エコー受信信号EをGの期間だけ表示画面6
bに表示することとなる(図2の波形Ab参照)。
【0017】したがって、この表示に基づいて欠陥エコ
ーFまでの時間Fbを測定すれば、不満足な精度のオシ
ロスコープ6の遅延機能を用いることなく、正確な遅延
時間Dbと正確に測定可能な時間Fbにより、全体とし
て正確な路程を得ることができる。また、このようにし
て測定されたデータに基づいて、路程測定に限らず、波
形のピーク測定、周波数解析、位相解析等の探傷検査や
測定解析等が簡易低廉な装置でも正確に行いうる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明の超音波測定装置にあっては、汎用的なオシロスコ
ープを内蔵する構成であっても、簡易な遅延時間切換え
回路を設けてトリガ信号の遅延時間を切換えることで、
予め測定済みの正確な遅延時間が選択できるので、正確
な路程の測定ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の構成の超音波測定装置の一
実施例としての超音波探傷装置のブロック図である。
【図2】図2は、その動作を説明するための波形例であ
る。
【図3】図3は、従来の超音波探傷装置のブロック図で
ある。
【図4】図4は、その動作を説明するための波形例であ
る。
【符号の説明】
1…超音波探傷装置、2…制御回路、3…パルサレシー
バ、4…超音波探触子、5…被検体、6…オシロスコー
プ、10…超音波探傷装置、20…制御回路、21…選
択手段、22…遅延時間切換え回路、22a,22b,
22c,22d…遅延回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 宏之 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波測定のタイミングでトリガ信号を発
    生する制御回路と、前記トリガ信号を受けて超音波探触
    子を介して被検体に超音波を発するパルサと、前記超音
    波又は前記被検体からの反射波を検出してエコー受信信
    号を出力するレシーバと、複数の遅延回路を具備して何
    れか1つが選択され前記の選択された遅延回路を介して
    前記トリガ信号又はこれに同期した信号を遅延させるこ
    とで遅延信号を生成し出力する遅延時間切換え回路と、
    前記遅延信号を受けそのタイミングから所定の期間前記
    エコー受信信号を表示するオシロスコープと、を備える
    ことを特徴とする超音波測定装置。
JP4109272A 1992-04-02 1992-04-02 超音波測定装置 Pending JPH05281208A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4109272A JPH05281208A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 超音波測定装置

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JP4109272A JPH05281208A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 超音波測定装置

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JPH05281208A true JPH05281208A (ja) 1993-10-29

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ID=14505969

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109272A Pending JPH05281208A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 超音波測定装置

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JP (1) JPH05281208A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101936768A (zh) * 2010-07-05 2011-01-05 俞富林 超声波传感器延时测量仪

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101936768A (zh) * 2010-07-05 2011-01-05 俞富林 超声波传感器延时测量仪

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