JPH0527943Y2 - - Google Patents

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JPH0527943Y2
JPH0527943Y2 JP1986000074U JP7486U JPH0527943Y2 JP H0527943 Y2 JPH0527943 Y2 JP H0527943Y2 JP 1986000074 U JP1986000074 U JP 1986000074U JP 7486 U JP7486 U JP 7486U JP H0527943 Y2 JPH0527943 Y2 JP H0527943Y2
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see
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hood
face piece
facepiece
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【考案の詳細な説明】 本考案は、火災時に消防士などが火元に接近し
て消火作業や、救助作業を行う時に防火服と共に
着用する防火服フードにおける透視面体に関する
ものである。
従来の防火服フードにおける透視面体は、フー
ド本体に対して一体的に取付けられている。
そのため、一旦防火服フードを着用すると外界
と遮断されて作業者間などにおける会話が困難と
なり、作業の打ち合せもできなくなる。
また、防火服フードを長時間着用する時には、
呼吸器を必要とし、空気ボンベの消費量が多いこ
とから、作業の途中においてしばしば空気切れと
なり、事故発生の原因となつている。
さらには、防火服フードの透視面体に泡式消化
剤などが付着すると無視界となつて、作業を困難
なものとする。
さらには、防火服フードの着用、脱離を容易に
するため防火服フードの頸部位置における形状が
ラフなものとなつている。そのため、これをカバ
ーする目的から、何れの防火服フードも、下側は
長い裾広がり状に形成する必要があり、全体とし
て重いものとなつている。
本考案は、これら従来防火服フードの持ってい
る欠点を除去することを目的とするものであつ
て、フード本体の表面に開口を設け、この開口に
対しその上側部において上下方向に向けて透視面
体を開閉自在に設けることにより、フード本体を
着用したまま、透視面体をフード本体の上方に向
けて開き開口を開放することができるので、開口
の開放時には、透視面体がフード本体の上部に位
置することになり、作業などの邪魔とならず、作
業者間における会話が容易となり、作業の打ち合
せを充分に行い得て安全迅速に消化作業を行うこ
とのできる防火服フードの透視面体を提供するも
のである。
また、本考案の他の目的とするところは、フー
ド本体の表面に開口を設け、この開口に対して透
視面体を開閉自在に設けることにより、フード本
体を着用したまま、必要に応じて透視面体を開閉
することができるので、経常的には呼吸器を必要
としない時には、透視面体を開放すればよく、例
え、呼吸器を使用する必要がある時でも、透視面
体を開閉することによりその空気ボンベの使用時
間を減少させることができると共に、空気ボンベ
における空気切れに伴う事故の発生を防止するこ
とができる防火服フードの透視面体を提供するも
のである。
さらに、本考案の他の目的とするところは、フ
ード本体の表面に開口を設け、この開口に対しそ
の上側部において上下方向に向け透視面体を開閉
自在に設けることにより、フード本体を着用した
まま、透視面体を開き開口を開放することができ
るので、泡式消化剤などが透視面体の表面に付着
した時には透視面体を開くことにより容易に視界
が得られると共に、開放した透視面体がフード本
体の上部に位置しているので作業の邪魔となら
ず、対応する作業を安全迅速に行うことができる
防火服フードの透視面体を提供するものである。
さらにまた、本考案の他の目的とするところ
は、フード本体の表面に開口を設け、この開口に
対しその上側部において上下方向に向け透視面体
を開閉自在に設けることにより、フード本体を着
用したまま、透視面体を開き開口を開放すること
ができると共に、開放した透視面体が府ード本体
の上部に位置して、会話、作業の邪魔とならない
ので、フード本体の着用、脱離を頻繁に行う必要
がなくなり、防火服フードの頸部における形状を
緊密構造にすることができ、従来の防火服フード
における下側のように長い裾広がり状にする必要
がなく、防火服フード全体を軽量化することので
きる防火服フードの透視面体を提供するものであ
る。
さらにまた、本考案の他の目的とするところ
は、フード本体の表面に設けた開口の下側部と開
閉自在に設けた透視面体の下側部との間に、透視
面体の閉塞状態を保つための開閉掛止具を設ける
ことにより、その掛止時には、爆風などによつて
も妄りに透視面体は開放することがなく、作業者
を安全に保護することができる防火服フードの透
視面体を提供するものである。
さらにまた、本考案の他の目的とするところ
は、透視面体の閉塞状態を保つための開閉掛止具
に、ワンタツチ式の開閉掛止具を採用することに
より、その開閉掛止具の掛止、開放、即ち、透視
面体の掛止、開放が極めて迅速、容易に行なわ
れ、緊急時の対応が容易であると共に、作業者の
安全を確保することができる防火服フードの透視
面体を提供するものである。
さらにまた、本考案の他の目的とするところ
は、透視面体の上縁部とフード本体の天井外側面
との間に可撓性のカバーを設けることにより、開
閉する透視面体の上部間隙から、火の粉をはじ
め、消火用の放水、泡などが侵入する恐れがな
く、火傷の防止と視界の確保をすることができる
防火服フードの透視面体を提供するものである。
即ち、本考案は、フード本体の表面に開口を設
けてその開口を塞ぐように透視面体を配設し、そ
の透視面体を透視面体の上部両側位置においてフ
ード本体に対し上下方向に向け開閉自在に軸支す
ると共に、フード本体に設けた開口の下側部と透
視面体の下側部との間には透視面体の閉塞状態を
保持するワンタツチ式の開閉掛止具を設け、かつ
透視面体の上縁部にはフード本体の天井面との間
に可撓性のカバーを設けたことを特徴とする防火
服フードにおける透視面体の構造を要旨とするも
のである。
次に、本考案を図示実施例に従つて説明すれ
ば、1はフード本体であつて、表面をアルミニウ
ム被覆加工した石綿布地などの謂ゆる防火用布地
を主材料として縫製されたものであり、防火服の
一部分を構成している。2は開口であつて、フー
ド本体1の表面に設けられるものであり、従来透
視面体を設けている位置に対し、ほぼその透視面
体と同じ大きさに設けてある。3は開口縁部であ
つて、内側に耐熱性スポンジ、耐熱ゴム、石綿な
どから成る緩衝体が配設され、外面に対し僅かに
膨出するように形成されている。勿論、開口縁部
3の基部には開口2の形状を保つための枠体が設
けられている。4は透視面体であつて、開口2が
塞ぐことのできる大きさに構成されており、フー
ド本体1の表面湾曲に沿つた曲面を有している。
また、透視面体4は、透明プラスチツク板、ガラ
ス板などの単体、重合板、或は組合せ板により構
成され、必要によりアルミニウム金属による熱反
射層を設けたものもある。5は支持片であつて、
透視面体4の上部両側位置、例えば透視面体4の
保持枠における上部両側位置に突出して設けら
れ、フード本体1の両側部に設けた支軸6に対し
それぞれ回動自在に軸架されるものであり、この
支持片5による軸架によつて、透視面体4は上下
に開閉するようフード本体1における開口2の表
面に取付けられるのである。7は開閉掛止具であ
つて、フード本体1に設けた開口2の下側部と透
視面体4の下側部との間に設けられ、透視面体4
の閉塞位置を保持するためのものである。この開
閉掛止具7は、掛止具本体8と受止体9とによつ
て構成され、開口2の下側部と透視面体4の下側
部とに対し何れかの1方づつが取付けられて一体
に構成されている。また、掛止具本体8には、そ
のケース10の1側に対しスプリング11により
出入自在となつている掛止片12が設けられてお
り、この掛止片12が枠型をした受止体9に嵌合
することによつて両者は掛止されるのである。ま
た、掛止片12はスプリング11によつて常時突
出状態に保持されると共に、その基部には操作用
案内杆13が設けられている。この操作用案内杆
13の端末部は、ケース10の他側より突出して
案内曲線を有する案内部材14が設けられてお
り、ケース10に設けた軸15に対して回動自在
に軸架されている操作片16の基部がその案内部
材14の案内曲線部分に対向して設けられてい
る。そして、操作片16を回動するワンタツチの
操作によつて、その基部が案内部材14の案内曲
線を押圧し、操作用案内杆13と一体になつてい
る掛止片12をスプリング11に抗して引き上げ
ケース10内に後退させ、掛止片12と受止体9
との掛合を開放することができるのである。この
開閉掛止具7の構成は、叙上に説明したものに限
らず、前述同様に回動したり、或は引張つたり、
押したりするワンタツチ操作によつて開閉できる
ものであればよく、各種の掛止具を適宜に選択し
採用することができる。17はカバーであつて、
透視面体4の上縁部とフード本体1の天井外側面
との間に設けられ、フード本体1と透視面体4と
の間に生ずる間隙を被覆するためのものである。
このカバー17は、フード本体1を形成する防火
用布地と同様のもので作るのが効果的であり、透
視面体4の開閉に順応して変形できるよう可撓性
を有している。
叙上のように構成されている本考案の透視本体
を有する防火服フードは、防火服と共に着用し、
火災現場などにおいて消火作業を行うのである。
そして、本考案の構成による時には、フード本
体の表面に開口を設け、この開口に対しその上側
部において上下方向に向け透視面体を開閉自在に
設けてあるので、フード本体を着用したまま、透
視面体をフード本体の上方に向けて開き開口を開
放することができるので、開口の開放時には、透
視面体がフード本体の上部に位置することにな
り、作業などの邪魔にならず、作業者間における
会話が容易となり、作業の打ち合せを充分に行い
得て安全迅速に消火作業を行うことのできる実益
を有する。
また、本考案の構成による時には、フード本体
の表面に開口を設け、この開口に対して透視面体
を開閉自在に設けてあるので、フード本体を着用
したまま、必要に応じて透視面体を開閉すること
ができ、経常的には呼吸器を必要としない時に
は、透視面体を開放すればよく、例え、呼吸器を
使用する必要がある時でも、透視面体を開閉する
ことによりその空気ボンベの使用時間を減少させ
ることができると共に、空気ボンベにおける空気
切れに伴う事故の発生を防止することができる実
益を有する。
さらに、本考案の構成による時には、フード本
体の表面に開口を設け、この開口に対しその上側
部において上下方向に向け透視面体を開閉自在に
設けてあるので、フード本体を着用したまま、透
視面体を開き開口を開放することができ、泡式消
火剤などが透視面体の表面に付着した時には、透
視面体を開くことにより容易に視界が得られると
共に、開放した透視面体がフード本体の上部に位
置しているので作業の邪魔とならず、対応する作
業を安全迅速に行うことができる実益を有する。
さらにまた、本考案の構成による時には、フー
ド本体の表面に開口を設け、この開口に対しその
上側部において上下方向に向け透視面体を開閉自
在に設けてあるので、フード本体を着用したま
ま、透視面体を開き開口を開放することができる
と共に、開放した透視面体がフードの上部に位置
して、会話、作業の邪魔にならないことから、フ
ード本体の着用、脱離を頻繁に行う必要がなくな
り、防火服フードの頸部位置において形状を緊密
構造にすることができるので、従来の防火服フー
ドにおける下側のように長い裾広がり状にする必
要がなく、防火服フード全体を軽量化することの
できる実益を有する。
さらにまた、本考案の構成による時には、フー
ド本体の表面に設けた開口の下側部と開閉自在に
設けた透視面体の下側部との間に、透視面体の閉
塞状態を保つための開閉掛止具を設けてあるの
で、その掛止時には、爆風などによつても妄りに
透視面体は開放することがなく、作業者を安全に
保護することができる実益を有する。
さらにまた、本考案の構成による時には、透視
面体の閉塞状態を保つための開閉掛止具が、ワン
タツチ式の開閉掛止具となつているので、その開
閉掛止具の掛止、開放、即ち、透視面体の掛止、
開放が極めて迅速、容易に行なわれ、緊急時の対
応が容易であると共に、作業者の安全を確保する
ことができる実益を有する。
さらにまた、本考案の構成による時には、透視
面体の上縁部とフード本体の天井面との間に可撓
性のカバーを設けてあるので、開閉する透視面体
の上部間隙から、火の粉をはじめ、消火用の放
水、泡などが侵入する恐れがなく、貸し用の防止
と視界の確保をすることができる実益を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は透視面体
を閉じた時の正面図、第2図は一部の切欠して示
した透視面体を閉じた時の側面図、第3図は透視
面体を開いた時の側面図、第4図は開閉掛止具の
側面図、第5図は開閉掛止具の縦断側面図であ
る。図中の符号を説明すれば、次の通りである。 1はフード本体、2は開口、3は開口縁部、4
は透視面体、5は支持片、6は支軸、7は開閉掛
止具、8は掛止具本体、9は受止体、10はケー
ス、11はスプリング、12は掛止片、13は操
作用案内杆、14は案内部材、15は軸、16は
操作片、17はカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フード本体の表面に開口を設けてその開口を塞
    ぐように透視面体を配設し、その透視面体を透視
    面体の上部両側位置においてフード本体に対し上
    下方向に向け開閉自在に軸支すると共に、フード
    本体に設けた開口の下側部と透視面体の下側部と
    の間には透視面体の閉塞状態を保持するワンタツ
    チ式の開閉掛止具を設け、かつ透視面体の上縁部
    にはフード本体の天井外側面との間に可撓性のカ
    バーを設けたことを特徴とする防火服フードにお
    ける透視面体。
JP1986000074U 1986-01-04 1986-01-04 Expired - Lifetime JPH0527943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000074U JPH0527943Y2 (ja) 1986-01-04 1986-01-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000074U JPH0527943Y2 (ja) 1986-01-04 1986-01-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62113563U JPS62113563U (ja) 1987-07-20
JPH0527943Y2 true JPH0527943Y2 (ja) 1993-07-16

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ID=30776735

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986000074U Expired - Lifetime JPH0527943Y2 (ja) 1986-01-04 1986-01-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53132197A (en) * 1977-04-21 1978-11-17 Breathing Syst Portable breathing apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53132197A (en) * 1977-04-21 1978-11-17 Breathing Syst Portable breathing apparatus

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JPS62113563U (ja) 1987-07-20

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