JPH05277203A - 消火設備の過流防止装置 - Google Patents
消火設備の過流防止装置Info
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- JPH05277203A JPH05277203A JP10839692A JP10839692A JPH05277203A JP H05277203 A JPH05277203 A JP H05277203A JP 10839692 A JP10839692 A JP 10839692A JP 10839692 A JP10839692 A JP 10839692A JP H05277203 A JPH05277203 A JP H05277203A
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- valve
- piston
- control valve
- pipe
- fire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消火装置の消火液供給管は火災時に急激に大
量の水を流すために、配管の途中から泡消火原液を注入
する設備にあっては、注入原液が正常に混合しない。ま
た配管にはウオーターハンマーを生じ機器を損傷する。
この発明は総て機械の構成による装置でこれらの欠点を
解消する。 【構成】 配管１の消火液流で生じる差圧力で弁５を駆
動する制御弁４と、配管１の流量をピストン装置６の駆
動により制御する調節弁７とで構成し、配管１の液流の
差圧で制御弁４の弁５を開き、ピストン６ａの右室の液
体を弁部５ａを通して排出し、ピストン６ａを移動させ
て調節弁７を駆動し、配管１の液流を制御する。
量の水を流すために、配管の途中から泡消火原液を注入
する設備にあっては、注入原液が正常に混合しない。ま
た配管にはウオーターハンマーを生じ機器を損傷する。
この発明は総て機械の構成による装置でこれらの欠点を
解消する。 【構成】 配管１の消火液流で生じる差圧力で弁５を駆
動する制御弁４と、配管１の流量をピストン装置６の駆
動により制御する調節弁７とで構成し、配管１の液流の
差圧で制御弁４の弁５を開き、ピストン６ａの右室の液
体を弁部５ａを通して排出し、ピストン６ａを移動させ
て調節弁７を駆動し、配管１の液流を制御する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、消火設備の装置始動
時における消火液過流防止装置に関するするものであ
る。
時における消火液過流防止装置に関するするものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】消火設備における消火液の配管は、火災
時にその配管に急激に水を流すために、配管の途中から
泡原液をその水に混入する装置では、装置始動時に原液
の混入割合が正常でなく完全な消火性能が得られない。
また配管はウオーターハンマーによる事故のおそれもあ
る。
時にその配管に急激に水を流すために、配管の途中から
泡原液をその水に混入する装置では、装置始動時に原液
の混入割合が正常でなく完全な消火性能が得られない。
また配管はウオーターハンマーによる事故のおそれもあ
る。
【０００３】このことを、この発明の装置の図面を借り
て説明する。図１の泡消火設備において、配管１には途
中にバルブＶを設けてある。そしてポンプＰからこのバ
ルブＶまでは常時水が満たしてあってバルブＶ以降は空
配管になっている。火災が発生するとこのバルブＶが開
き配管１に水が急送され、途中注入管１２から泡原液を
吸入混合して、配管１の先にあるノズル（図示してな
い）から泡消火液を放射するようになっている。しかし
ながらこの泡原液混合部付近は配管径も大きく、いちど
きに大量の液体が通過することによって、泡原液の混合
率不良による消火能力低下や、ウオーターハンマーによ
って、この配管に設けた種々の機器を損傷し故障の原因
となる。そのため従来は配管に電気的に作用する差圧力
検出装置と、この電気信号で駆動される電動弁を設け
て、配管の流量を制御し過流を防止するようにしてい
る。
て説明する。図１の泡消火設備において、配管１には途
中にバルブＶを設けてある。そしてポンプＰからこのバ
ルブＶまでは常時水が満たしてあってバルブＶ以降は空
配管になっている。火災が発生するとこのバルブＶが開
き配管１に水が急送され、途中注入管１２から泡原液を
吸入混合して、配管１の先にあるノズル（図示してな
い）から泡消火液を放射するようになっている。しかし
ながらこの泡原液混合部付近は配管径も大きく、いちど
きに大量の液体が通過することによって、泡原液の混合
率不良による消火能力低下や、ウオーターハンマーによ
って、この配管に設けた種々の機器を損傷し故障の原因
となる。そのため従来は配管に電気的に作用する差圧力
検出装置と、この電気信号で駆動される電動弁を設け
て、配管の流量を制御し過流を防止するようにしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような装置にあっ
ては、電気を使用するために複雑な電気回路の制御盤を
用い、その盤も防爆構造にする必要から工事はコスト高
となり、また工期も長くかかるという欠点があった。
ては、電気を使用するために複雑な電気回路の制御盤を
用い、その盤も防爆構造にする必要から工事はコスト高
となり、また工期も長くかかるという欠点があった。
【０００５】この発明はこうした問題点に鑑みて、総て
機械の装置により構成し上述する欠点を解消する装置を
提供するものである。
機械の装置により構成し上述する欠点を解消する装置を
提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の装置の（１）
を実施例の図１によって説明する。消火液供給配管１の
流量をピストン装置６により駆動する調節弁７と、この
配管１の液流によって生じる差圧力で弁５を駆動する制
御弁４とで構成し、前記ピストン装置６のピストン６ａ
の一側に前記配管１の液圧力を作用させ、ピストン６ａ
の他側は前記制御弁４の弁部５ａに接続して、前記配管
１の消火液供給液流の差圧力に応じて制御弁４の弁５を
開き、前記ピストン６ａの他側の液体を前記制御弁４の
弁部５ａより排出して、ピストン装置６を駆動し、調節
弁７の制御により前記配管１の過流を防止する装置であ
る。
を実施例の図１によって説明する。消火液供給配管１の
流量をピストン装置６により駆動する調節弁７と、この
配管１の液流によって生じる差圧力で弁５を駆動する制
御弁４とで構成し、前記ピストン装置６のピストン６ａ
の一側に前記配管１の液圧力を作用させ、ピストン６ａ
の他側は前記制御弁４の弁部５ａに接続して、前記配管
１の消火液供給液流の差圧力に応じて制御弁４の弁５を
開き、前記ピストン６ａの他側の液体を前記制御弁４の
弁部５ａより排出して、ピストン装置６を駆動し、調節
弁７の制御により前記配管１の過流を防止する装置であ
る。
【０００７】発明の（２）の装置（実施例の図２参照）
は、発明の（１）装置において、配管１の液流を前記制
御弁４の弁部５ａを通して、ピストン装置６のピストン
６ａの一側に作用させ、前記配管１の消火液供給液流の
差圧力に応じて制御弁４の弁５ａを開き、ピストン装置
６を駆動し、調節弁７の制御により前記配管１の過流を
防止する装置である。
は、発明の（１）装置において、配管１の液流を前記制
御弁４の弁部５ａを通して、ピストン装置６のピストン
６ａの一側に作用させ、前記配管１の消火液供給液流の
差圧力に応じて制御弁４の弁５ａを開き、ピストン装置
６を駆動し、調節弁７の制御により前記配管１の過流を
防止する装置である。
【０００８】
【作用】この発明の（１）の装置において、火災が発生
するとポンプＰが働いてパルブＶが開き配管１に水が急
送される。配管１にはオリフィス１３が設けてあって、
そのオリフィス１３の前後において水圧に差を生ずるよ
うにしてある。このオリフィス１３の前後には圧力取り
出し口２、３があって、その圧力水は導管８、９より制
御弁４の駆動部４ａの前後室に入り、その差圧力により
弁５が弁部５ａを開く、そしてピストン６の一側に圧力
水が作用されていることから、ピストン６ａの他側にあ
らかじめ入れてある流体例えば油は導管１１を通して、
開いた弁部５ａより排出される。このピストン６ａの移
動によって調節弁７は徐々に開いて液流量を制御する。
するとポンプＰが働いてパルブＶが開き配管１に水が急
送される。配管１にはオリフィス１３が設けてあって、
そのオリフィス１３の前後において水圧に差を生ずるよ
うにしてある。このオリフィス１３の前後には圧力取り
出し口２、３があって、その圧力水は導管８、９より制
御弁４の駆動部４ａの前後室に入り、その差圧力により
弁５が弁部５ａを開く、そしてピストン６の一側に圧力
水が作用されていることから、ピストン６ａの他側にあ
らかじめ入れてある流体例えば油は導管１１を通して、
開いた弁部５ａより排出される。このピストン６ａの移
動によって調節弁７は徐々に開いて液流量を制御する。
【０００９】発明の（２）の装置において、制御弁４は
配管１の水の差圧力で弁５が開く、弁５が開くことによ
り、弁部５ａには導管１０ａによって配管１の圧力水が
導いてあるので、その圧力水は導管１１ａを経てピスト
ン６ａの一側を圧して、ピストン６ａを駆動し調節弁７
を徐々に開いて液流量を制限する。
配管１の水の差圧力で弁５が開く、弁５が開くことによ
り、弁部５ａには導管１０ａによって配管１の圧力水が
導いてあるので、その圧力水は導管１１ａを経てピスト
ン６ａの一側を圧して、ピストン６ａを駆動し調節弁７
を徐々に開いて液流量を制限する。
【００１０】いずれの装置においても、オリフィス前後
の差圧が大きくなると、弁５が閉じてピストン装置が停
止し、調節弁も停止状態となる。その後配管内に液が満
たされると、配管の流量が減少するので、オリフィス前
後の差圧が小さくなって弁５が開いて調節弁は開く、以
上の動作を繰り返してこの装置より先方に液流量の変動
があっても、常に所定の流量を保持する。
の差圧が大きくなると、弁５が閉じてピストン装置が停
止し、調節弁も停止状態となる。その後配管内に液が満
たされると、配管の流量が減少するので、オリフィス前
後の差圧が小さくなって弁５が開いて調節弁は開く、以
上の動作を繰り返してこの装置より先方に液流量の変動
があっても、常に所定の流量を保持する。
【００１１】
【実施例】配管１にはオリフィス１３の後部に位置して
泡原液注入管１２が接続してある。１４はオリフィスで
泡原液の混合率調節用に設けてある。
泡原液注入管１２が接続してある。１４はオリフィスで
泡原液の混合率調節用に設けてある。
【００１２】制御弁４において、駆動部４ａはダイヤフ
ラムでその軸４ｂに弁５は連結されている。軸４ｂの背
部にはピストン１５を当接してばね１６を設けて、常に
弁５を閉止している。
ラムでその軸４ｂに弁５は連結されている。軸４ｂの背
部にはピストン１５を当接してばね１６を設けて、常に
弁５を閉止している。
【００１３】ピストン１５と、駆動部４の間に通口２０
開けてあって、配管１の圧力水をピストン１５に導いて
いる。ばね１７は制御弁の弁５の開閉を調節するための
ばねである。ばね１６は常時バルブＶが閉じていると
き、ばね１７に打ち勝って制御弁の弁部５ａを閉止して
いる。そしてバルブＶが開いて制御弁の通口２０からピ
ストン１５の右室に設定以上の圧力が作用し、ピストン
１５は、ばね１６に打ち勝って図の左方に移動し、制御
弁の弁５は、ばね１７の力と駆動部４ａに作用する差圧
のバランスによって開閉する構成となっている。
開けてあって、配管１の圧力水をピストン１５に導いて
いる。ばね１７は制御弁の弁５の開閉を調節するための
ばねである。ばね１６は常時バルブＶが閉じていると
き、ばね１７に打ち勝って制御弁の弁部５ａを閉止して
いる。そしてバルブＶが開いて制御弁の通口２０からピ
ストン１５の右室に設定以上の圧力が作用し、ピストン
１５は、ばね１６に打ち勝って図の左方に移動し、制御
弁の弁５は、ばね１７の力と駆動部４ａに作用する差圧
のバランスによって開閉する構成となっている。
【００１４】
【発明の効果】この発明による装置は、消火装置の始動
時に急激に流れる過大な消火液流を制御することによ
り、泡消火設備において泡原液の水へ混合比率を正常に
して完全な消火性能を発揮する。またウオーターハンマ
ーによる配管その他の機器の損傷なく安心して設置でき
る装置である。また装置は電気を使用せず、総て簡単な
機械の構成であって取り扱い簡便で安価に提供できる。
時に急激に流れる過大な消火液流を制御することによ
り、泡消火設備において泡原液の水へ混合比率を正常に
して完全な消火性能を発揮する。またウオーターハンマ
ーによる配管その他の機器の損傷なく安心して設置でき
る装置である。また装置は電気を使用せず、総て簡単な
機械の構成であって取り扱い簡便で安価に提供できる。
【図１】この発明１に係わる過流防止装置の一実施例を
示す配管系統図。
示す配管系統図。
【図２】発明２に係わる過流防止装置の一実施例を示す
配管系統図。
配管系統図。
Claims (2)
- 【請求項１】消火液供給配管の液流によって生じる差圧
力で弁を駆動する制御弁と、その配管の流量をピストン
装置により駆動する調節弁とで構成し、前記ピストン装
置のピストンの一側に前記配管の液圧力を作用させ、ピ
ストンの他側は前記制御弁の弁部に接続して、前記配管
の消火液供給液流の差圧力に応じて制御弁の弁を開き、
前記ピストン他側の液体を前記制御弁の弁部より排出し
てピストン装置を駆動し、調節弁により前記配管の液流
量を制御することを特徴とする消火設備の過流防止装
置。 - 【請求項２】請求項１記載の制御弁と調節弁の構成であ
って、配管の液流を前記制御弁の弁部を通してピストン
装置のピストンの一側に作用させ、前記配管の消火液供
給液流の差圧力に応じて制御弁の弁を開き、ピストン装
置を駆動し、調節弁により前記配管の液流量を制御する
ことを特徴とする消火設備の過流防止装置ることを特徴
とする消火設備の過流防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10839692A JP3198352B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 消火設備の過流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10839692A JP3198352B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 消火設備の過流防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05277203A true JPH05277203A (ja) | 1993-10-26 |
| JP3198352B2 JP3198352B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=14483703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10839692A Expired - Fee Related JP3198352B2 (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 消火設備の過流防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3198352B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108771808A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-09 | 赵晔 | 水力活塞式泡沫比例混合方法及泡沫比例混合器 |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP10839692A patent/JP3198352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108771808A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-09 | 赵晔 | 水力活塞式泡沫比例混合方法及泡沫比例混合器 |
| CN108771808B (zh) * | 2018-07-27 | 2023-03-31 | 赵晔 | 水力活塞式泡沫比例混合方法及泡沫比例混合器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3198352B2 (ja) | 2001-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |