JPH0527664A - 地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓練シミユレータ - Google Patents

地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓練シミユレータ

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JPH0527664A
JPH0527664A JP18644691A JP18644691A JPH0527664A JP H0527664 A JPH0527664 A JP H0527664A JP 18644691 A JP18644691 A JP 18644691A JP 18644691 A JP18644691 A JP 18644691A JP H0527664 A JPH0527664 A JP H0527664A
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JP
Japan
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simulator
earthquake
power plant
training
floor
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Pending
Application number
JP18644691A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kiyozawa
俊一 清澤
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TODEN SEKKEI KK
TOUDEN SEKKEI KK
Original Assignee
TODEN SEKKEI KK
TOUDEN SEKKEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地震発生時の対応操作訓練を効果的に行うこ
とができる発電プラント用運転訓練シミュレータを提供
することである。 【構成】 シミュレータ室内に配置され加振装置2,3
によって振動させられる動揺床1と、この動揺床1の上
またはその付近に配置された発電プラント運転操作盤
4,5と、シミュレータ室内に配置されたビデオ映像装
置6、音響装置7′,7″、照明光量変更装置8等の臨
場感演出装置と、この臨場感演出装置と加振装置を互い
に連動するよう制御する制御装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地震対応訓練装置を備
えた発電プラント用運転訓練シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】火力および原子力発電所の運転訓練シミ
ュレータは、発電プラントの各種運転操作、事故発生時
の対応操作等の訓練を行うためのものである。
【0003】運転訓練シミュレータによって行われる事
故対応操作訓練としては特に、地震発生時の事故に対す
る訓練が重要である。この地震発生時の事故は例えば、
地震による受電設備のケーブル火災、油貯槽の漏油や流
出、タービン潤滑油の火災、燃料タンクの火災、原油タ
ンクの火災、変圧器の火災、アンモニアガス漏洩などで
ある。
【0004】従来の運転訓練シミュレータは地震発生時
の対応操作訓練のために、地震の発生を知らせる地震発
生警報装置と、地震の大きさを表示する地震動表示装置
を備えている。この場合、インストラクタが訓練開始用
の卓上スイッチを入れると、地震発生警報装置としての
ベルが鳴り、地震動表示装置が固定値のガル(地震の大
きさを表す数値)を表示する。それによって、地震発生
が訓練生に告知され、訓練生は事故を未然に防止するた
めの手段や、発生した事故に対する対策を講じる。
【0005】この従来の地震対応訓練装置の場合には、
ベルの音響とガル数値表示によって地震の発生を訓練生
に告知するだけであるので、実際の地震のような張り詰
めた緊迫感がなく、リアルティに乏しい。従って、地震
発生時の対応操作訓練を効果的に行うことができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、地震
発生時の対応操作訓練を効果的に行うことができる発電
プラント用運転訓練シミュレータを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、シミュレータ室内に配置され加振装置によって振動
させられる動揺床と、この動揺床の上またはその付近に
配置された発電プラント運転操作盤と、シミュレータ室
内に配置されたビデオ映像装置、音響装置、照明光量変
更装置等の臨場感演出装置と、この臨場感演出装置と加
振装置を互いに連動するよう制御する制御装置とを具備
することによって解決される。この場合、動揺床の振動
の振幅、周波数および波形モードが調節および設定可能
であることが望ましい。更に、加振装置が動揺床を水平
方向に動かす油圧シリンダと、上下方向に動かす、偏心
カムを有する電動機とを備えていることが望ましい。更
に、動揺床の振動を検出する地震センサを備えているこ
とが望ましい。
【0008】
【作用】発電プラントの運転操作訓練時に、訓練生は、
動揺床の振動によって地震を体感するだけでなく、臨場
感演出装置によって地震時の映像、音響および照明変動
を視覚および聴覚によって感じる。従って、非常に緊迫
した現実感のある臨場環境下で、運転操作訓練が行われ
る。
【0009】
【実施例】次に、図に基づいて、本発明の実施例による
発電プラント用運転訓練シミュレータを詳しく説明す
る。図1にはシミュレータ室が示してある。このシミュ
レータ室内で訓練生は訓練を行い、シミュレータ室の外
でインストラクタが訓練を監視する。シミュレータ室の
基礎上には動揺床1が可動に支持されている。この動揺
床1は加振装置によって振動させることができる。加振
装置は動揺床1を水平方向に動かす油圧シリンダ2と、
上下方向に動かす、偏心カムを有する電動機3とからな
っている。図示していない油タンクから油圧ポンプによ
って油が油圧シリンダ2に供給され、そのピストンと、
動揺床1に連結されたピストンロッドとを介して、動揺
床1を水平方向に動かす。電動機3を作動させることに
より、その出力軸に連結された偏心カムが作動し、その
上に載っている動揺床1が上下運動する。油圧シリンダ
2への油の供給・排出および電動機3の作動を制御する
ことにより、振動の振幅、周波数および波形モードが調
節可能である。本実施例では、振動の振幅、周波数およ
び波形モードを予め設定した7個の地震パターンがシミ
ュレータの制御装置(コンピュータ)に記憶され、訓練
時にはその中の一つを選択して動揺床1を振動させる。
更に、動揺床1の振動は図示していない地震センサによ
って検出される。この地震センサは、振動の大きさ、振
幅、周波数および波形モードを測定および制御するため
に役立つ。
【0010】動揺床1の隣には、主盤4と副盤5からな
る発電プラント運転操作盤が配置されている。この発電
プラント運転操作盤は実際の運転操作盤を模擬したもの
であり、いろいろな計器、表示器、スイッチ等を備えて
いる。この計器や表示器はシミュレータの制御装置によ
って訓練プログラムに従って操作される。なお、運転操
作盤4,5は動揺床1の上に配置してもよい。
【0011】シミュレータ室内には更に、上記加振装置
2,3と連動し、地震の臨場感を一層高めるための、ビ
デオ映像装置、音響装置、照明光量変更装置等の臨場感
演出装置が設けられている。このビデオ映像装置は地震
による事故を映像で映し出すためのものであり、図には
その出力装置としてのモニタテレビ6が示してある。こ
のモニタテレビ6は主盤4上に設置されているが、他の
位置に配置してもよく、その数も任意である。映像ソフ
トとしては、実際の事故の映像でもよいし、コンピュー
タグラフィックスやアニメーション等の合成映像でもよ
い。音響装置は異常事態(事故)の臨場音響(例えば安
全弁の吹出音や機器トリップ音)を出すためのものであ
り、主盤4に内蔵されたスピーカ7′と、副盤5上に設
置されたスピーカ7″を備えている。照明光量変更装置
はシミュレータ室内の照明光量を変えるためのものであ
り、その出力装置は天井照明装置8として形成されてい
る。
【0012】これらの臨場感演出装置のほかに、従来の
シミュレータで用いられているような、地震の発生を知
らせる地震発生警報装置と、地震の大きさを表示する地
震動表示装置を設けることができる。この場合、地震動
表示装置は地震の大きさをガルの固定値で表すのではな
く、加振装置によって実際に発生した地震の大きさを地
震センサが測定し変動数値のガルで表す。
【0013】図1において9は訓練生の指令机である。
この机は動揺床1の上に載っている。
【0014】上記の発電プラント用運転訓練シミュレー
タの制御装置(コンピュータ)には公知のごとく、運転
操作盤4,5のいろいろな運転訓練プログラムが組み込
まれている。本発明による地震対応訓練のための加振装
置と臨場感演出装置の動作も、この運転訓練プログラム
に従って行われる。
【0015】加振装置の振動パターンや振動の振幅、周
波数および波形モードは予め設定され、シミュレータの
制御装置に記憶されている。しかし、その都度調節して
設定してもよい。更に、臨場感演出装置の映像、音響、
照明などのソフトも、シミュレータの制御装置に予め記
憶されている。そして、この加振装置と臨場感演出装置
は、シミュレータの制御装置によって互いに連動するよ
うに構成されている。すなわち、加振装置によって発生
する振動のパターンに適した臨場映像、音響および照明
を出力するように、臨場感演出装置が形成されているか
あるいは臨場感演出装置の出力に合った振動を加振装置
が発生するように形成されている。更に、加振装置と臨
場感演出装置は運転操作盤4,5とも連動するように形
成されている。すなわち、加振装置による振動と、臨場
感演出装置の映像、音響および照明が、運転操作盤4,
5の計器や表示器の表示と関連して生じるように形成さ
れている。
【0016】次に、上記発電プラント用運転訓練シミュ
レータの一使用方法について説明する。訓練生は先ず、
シミュレータ室内で通常の運転操作訓練を受ける。イン
ストラクタはシミュレータ室の外から訓練生を監視しな
がら、地震を通常の運転操作訓練の途中で突発的に発生
させる。この地震に応じて、あらかじめシミュレータの
制御装置で設定された事故の種類に応じて発電プラント
は榎乱状態となり、事故も発生し、臨場感演出装置のモ
ニタテレビ6,スピーカ7′,7″および天井照明装置
8が事故の模擬映像、異常発生の模擬臨場音響、照明の
明るさ変動を出力する。更に、地震発生警報装置と地震
動表示装置が作動し、地震の発生を警報で知らせると共
に、地震の大きさをガルの変動数値で表示する。
【0017】このように、訓練生は、動揺床1の振動に
よって地震を実際に体感するだけでなく、臨場感演出装
置によって地震時の映像、音響および照明変動を視覚お
よび聴覚によって感じるので、非常に緊迫した現実感の
ある臨場雰囲気が生じる。訓練生はこのような臨場雰囲
気の中で、運転操作訓練を行う。すなわち、発電プラン
トの異常発生や事故が運転操作盤4,5の計器や表示器
に表され、これに対応する操作や対策、例えばプラント
の回復操作や、火災消化、ガス漏れ停止、油漏れ回収等
の事故対策訓練を行う。よって、非常に効果的に地震対
応訓練を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明による発電プ
ラント用運転訓練シミュレータは、加振装置と臨場感演
出装置により、非常に緊迫した現実感のある臨場環境を
再現するので、地震発生時の対応操作訓練を効果的に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による地震対応訓練装置を備え
た発電プラント用運転訓練シミュレータを示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1 動揺床 2 油圧シリンダ 3 電動機 4 主盤 5 副盤 6 モニタテレビ 7′,7″ スピーカ 8 天井照明装置 9 指令机

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シミュレータ室内に配置され加振装置に
    よって振動させられる動揺床と、この動揺床の上または
    その付近に配置された発電プラント運転操作盤と、シミ
    ュレータ室内に配置されたビデオ映像装置、音響装置、
    照明光量変更装置等の臨場感演出装置と、この臨場感演
    出装置と加振装置を互いに連動するよう制御する制御装
    置とを具備する、地震対応訓練装置を備えた発電プラン
    ト用運転訓練シミュレータ。
  2. 【請求項2】動揺床の振動の振幅、周波数および波形モ
    ードが調節および設定可能であることを特徴とする請求
    項1の地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓
    練シミュレータ。
  3. 【請求項3】加振装置が動揺床を水平方向に動かす油圧
    シリンダと、上下方向に動かす、偏心カムを有する電動
    機とを備えていることを特徴とする請求項1または2の
    地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓練シミ
    ュレータ。
  4. 【請求項4】動揺床の振動を検出する地震センサを備え
    ていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか
    一つの地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓
    練シミュレータ。
JP18644691A 1991-07-25 1991-07-25 地震対応訓練装置を備えた発電プラント用運転訓練シミユレータ Pending JPH0527664A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07134541A (ja) * 1993-11-12 1995-05-23 Kayaba Ind Co Ltd 起震装置
JP2003066825A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 擬似体感装置
JP2017199017A (ja) * 2017-06-26 2017-11-02 国立研究開発法人防災科学技術研究所 模擬地震被害の仮想現実体験システム、模擬地震被害の仮想現実体験方法
JP2019035878A (ja) * 2017-08-17 2019-03-07 Thk株式会社 体験装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010703