JPH05275037A - X線管 - Google Patents

X線管

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Publication number
JPH05275037A
JPH05275037A JP5011754A JP1175493A JPH05275037A JP H05275037 A JPH05275037 A JP H05275037A JP 5011754 A JP5011754 A JP 5011754A JP 1175493 A JP1175493 A JP 1175493A JP H05275037 A JPH05275037 A JP H05275037A
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JP
Japan
Prior art keywords
ray tube
cathode
electron
emitter
tube according
Prior art date
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Pending
Application number
JP5011754A
Other languages
English (en)
Inventor
Theodorus Jan J M Jenneskens
ヤン ジャネット マリア イェネスケンス セオドルス
Lourens Valkonet
ファルコネッテ ルレンス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH05275037A publication Critical patent/JPH05275037A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/06Cathodes
    • H01J35/066Details of electron optical components, e.g. cathode cups

Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線分析のために、特に電子スポットまたは
焦点の幅寸法を可変にして、異なる解像度の測定を行う
ことができるようにしたX線管を提供する。 【構成】 電子ビームを発生する陰極4およびこの電子
ビームの衝突に応答してX線を発生する陽極12を有する
X線管において、該陰極4に、電子エミッタ6および陰
極キャップを設け、陰極キャップは、エミッタ6から電
気的に絶縁し、また電子エミッタと陰極キャップとの間
の最大で約2000Vの電圧差変動によって、約2.0 mmにも
達する変動幅内に、ターゲットスポットを調整できる、
ジオメトリと相対位置を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子ビームを発生さ
せる陰極とこの電子ビームの衝突に応答してX線を発生
させる陽極とからなる、X線管に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線管は、ヨーロッパ特許第38
9326号に記載されている。ここに述べられているX線管
は、陰極スリーブをそなえる陰極を有し、この陰極スリ
ーブは、陽極に対向する表面において、電子ビーム経路
のまわりに対称に配置した、2個の集束電極を設ける。
これら集束電極は、陰極スリーブと電気的に絶縁し、ま
た互いに異なる電位差に接続することができ、従って電
子ビームを偏向することができる。従って、陽極上の電
子ターゲットスポット位置の変動が可能となる。陽極に
おける電子ターゲットスポット径の位置決めは、そのス
ポットの位置を最適化する上で重要であり、従ってX線
管から発生するX線ビームの焦点位置を最適化する上で
重要である。このようなX線管において、電子スポット
の移動によって交互に照射される、異なる陽極材料を使
用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの検査、特にX線
分析のために、ジオメトリ、特に電子スポットまたは焦
点の幅寸法を可変にし、従って異なる解像度の測定を行
うことができるようにすることが好ましい。従って、こ
の発明の目的は、異なる解像度の測定を行うことができ
るX線管を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、電子ビームを発生する陰極およびこの
電子ビームの衝突に応答してX線を発生する陽極を有す
るX線管において、該陰極に、電子エミッタおよび陰極
キャップを設け、陰極キャップは、エミッタから電気的
に絶縁し、また電子エミッタと陰極キャップとの間の最
大で約2000Vの電圧差変動によって、約2.0 mmにも達す
る変動幅内に、ターゲットスポットを調整できる、ジオ
メトリと相対位置を有することを特徴とする。
【0005】
【作用】陰極キャップのジオメトリと電子エミッタの位
置および寸法を適正化する結果として、陽極上の焦点幅
は、容易に実現することができ、高電圧問題が生ずるこ
とのない、電位差変動によって変化させることができ
る。ここで用いる変動幅、例えば高解像度分析を行うた
めの焦点を実現する約0.1 mmの変動および比較的高いエ
ネルギーを有する約2.0 mmの変動を使用することによっ
て、単独のX線管を使用して多くの分析法を満足する。
焦点幅変動は、0.4 mmから2mmの極限値または0.1 mmか
ら0.5 mmの極限値に減少することができ、X線管の制御
能力に好影響を与える、約半分の電位差変動を使用する
ことができる。同様に、このことは最大幅値にも当ては
まる。同様の陰極構造に関して、例えば0.4 mmから2mm
の変動は、約500 Vの電圧差変動によって実現できる。
【0006】電子エミッタは直線状にすると好適であ
り、これにより細長い焦点を比較的容易に実現でき、特
に上記焦点幅は適切な電圧変動によって可変することが
できる。
【0007】さらに他の好適な実施例の電子エミッタ
は、平坦な陰極、例えばポスト−デリバリ陰極で形成す
る。このような陰極の放射面は、電圧差変動によって可
変にすることができ、従って電子ターゲットスポットを
変化させる手段にもなり得る。
【0008】さらに他の好適な実施例の陰極キャップ
は、回転対称に構成しない。陰極キャップは楕円状に構
成し、例えば1〜2mm径のほぼ円いターゲットスポット
から、例えば0.4 ×2.0mm2の寸法の細長いターゲットス
ポット転換することができる。このような電子光学系に
おける非回転対称形状は、細長い電子エミッタを補充す
ることもできる。
【0009】好適な実施例において、陰極キャップに2
個の順次のテーパ部分を設け、電子発生方向とは反対の
方向に見て、電子エミッタを、最後のテーパ部分の領域
にほぼ配置する。特に、ほぼ円形をなすエミッタの軸線
を、少なくともほぼ最後のテーパ部分の平面に配置す
る。最後のテーパ部分は約1:4〜1:6の直径比を有
する。
【0010】さらに他の好適な実施例において、陰極キ
ャップは、電子ビームの偏向によって焦点形状を移動ま
たは変化するような数個の部品、なかでも互いに電気的
に絶縁された、2個の部品により構成する。
【0011】上記好適例において、陰極キャップの電力
供給装置は、段階的に制御することができ、各段階にお
ける電位差は、所定の分析モードに好ましい焦点に調整
することができる。
【0012】
【実施例】この発明の好適な実施例を、以下図面を参照
して詳しく説明する。図1に示すX線管は、円錐状のセ
ラミックベース2を有するエンベロープ1、フィラメン
ト(エミッタとも言う)6の形式の発生素子を有する陰
極4、陰極スリーブ5、円筒壁8および出口窓10を有す
る。この実施例において、陽極12は、出口窓10の内側
に、陽極用材の層として堆積させる。この陽極は、例え
ばクロミウム、ロジウム、スカンジウムまたはその他の
陽極用材料により形成する。この層は、所望の放射線、
陽極用材料の放射線吸収特性、特に電子吸収特性、およ
びX線管のための所要の高電圧に適合する厚さとする。
例えば、クロミウム層およびスカンジウム層は、約2.5
μmの厚みを、またロジウム層は1μmの厚みを有す
る。陽極は、好ましくはほぼ大地電位で動作させ、これ
によって比較的薄いベリリウム製の窓における電気的絶
縁に関する問題はない。
【0013】図示の実施例において、入口16、出口18お
よび出口窓10を囲む流出ダクト20を有する冷却ダクト14
を、それぞれエンベロープ1内に設ける。
【0014】好ましくはゴム製の高電圧コネクターを、
ベース2に差し込むことができる。この高電圧コネクタ
ーは高電圧ケーブルに接続し、フィラメント6のための
リード線に給電し、また陰極−陽極空間22内に配置し
た、その他の電極のためのリード線に給電する。エンベ
ロープ1には取付フランジ26を有する取付スリーブ24
と、この取付スリーブ24とともに流出ダクト20を区切る
付加的な放射線シールド28とを設ける。X線管のまわり
には、冷却ダクト14を収容し等温化作用を有する、肉薄
のスリーブ30を設ける。
【0015】図2に示す、陰極スリーブは、端部スリー
ブ40、第2テーパ部分41、中間スリーブ42、第1テーパ
部分43および第1スリーブ44を有する。エミッタ6によ
って発生すべき電子に関する、スリーブの電子光学的特
性は、主に、第1スリーブ44の直径E、中間スリーブ42
の直径C、中間スリーブ42の長さB、端部スリーブ40の
長さA、エミッタ6の直径Dおよび第1テーパ部43から
の距離Fとして表される、陰極スリーブ内のエミッタ6
の位置、により決定される。上述の用語「直径」を上述
の説明で使用したが、スリーブのジオメトリが必ずしも
回転対称である必要はない。このことは、エミッタ6に
も当てはまる。エミッタ6から発生する電子ビーム50
は、スリーブを横切る電位の変動によって、陽極12上に
多少集束される。X線管に適正に取付けることができ、
および例えば2000Vにも達する比較的簡単な電位変動を
行うことができるような、2次的な条件を受ける、ジオ
メトリのモデルにおいて、所要の焦点幅に対して最適形
状を計算することができる。図面は、500 Vおよび1500
Vにおける、2つの焦点条件を実線および鎖線にて、そ
れぞれ示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるX線管の線図的縦断面図であ
る。
【図2】陰極スリーブおよび陽極ジオメトリの細部を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 エンベロープ 2 ベース 4 陰極 5 陰極スリーブ 6 フィラメント(エミッタ) 8 円筒壁 10 出口窓 12 陽極 14 冷却ダクト 16 入口 18 出口 20 流出ダクト 22 空間 24 取付スリーブ 26 取付フランジ 28 放射線シールド 30 スリーブ 40 端部スリーブ 41 第2テーパ部分 42 中間スリーブ 43 第1テーパ部分 44 第1スリーブ 50 電子ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルレンス ファルコネッテ オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ1

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを発生する陰極およびこの電
    子ビームの衝突に応答してX線を発生する陽極を有する
    X線管において、該陰極に、電子エミッタおよび陰極キ
    ャップを設け、陰極キャップは、エミッタから電気的に
    絶縁し、また電子エミッタと陰極キャップとの間の最大
    で約2000Vの電圧差変動によって、約2.0 mmにも達する
    変動幅内に、ターゲットスポットを調整できる、ジオメ
    トリと相対位置を有することを特徴とするX線管。
  2. 【請求項2】 約5倍の焦点幅変動は、最大1000Vの電
    圧差変動によって調整させることができることを特徴と
    する請求項1に記載のX線管。
  3. 【請求項3】 最大500 Vの電圧差変動により、焦点幅
    を約0.4 〜1.0 mmの範囲で変動させることができること
    を特徴とする請求項1または2に記載のX線管。
  4. 【請求項4】 電子エミッタを直線的に配置したフィラ
    メントとしたことを特徴とする請求項1、2または3に
    記載のX線管。
  5. 【請求項5】 電子エミッタを平坦なポスト−デリバリ
    陰極としたことを特徴とする請求項1、2または3に記
    載のX線管。
  6. 【請求項6】 細長い焦点を得るため、電子エミッタお
    よび陰極キャップのいずれか一方または両方を、非回転
    対称形状にしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載のX線管。
  7. 【請求項7】 陰極キャップに2個の順次のテーパ部分
    を設け、電子発生方向とは反対の方向に見て、電子エミ
    ッタを、最後のテーパ部分の領域にほぼ配置したことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のX線
    管。
  8. 【請求項8】 ほぼ円形をなすエミッタの軸線を、少な
    くともほぼ最後のテーパ部分の平面に配置したことを特
    徴とする請求項7に記載のX線管。
  9. 【請求項9】 最後のテーパ部分は約1:4〜1:6の
    直径比を有することを特徴とする請求項7または8に記
    載のX線管。
  10. 【請求項10】陰極キャップは焦点形状を移動または変
    化するような数個の部品により構成したことを特徴とす
    る請求項1〜9のいずれか1項に記載のX線管。
JP5011754A 1992-01-27 1993-01-27 X線管 Pending JPH05275037A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL92200206:8 1992-01-27
EP92200206 1992-01-27

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05275037A true JPH05275037A (ja) 1993-10-22

Family

ID=8210381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5011754A Pending JPH05275037A (ja) 1992-01-27 1993-01-27 X線管

Country Status (2)

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EP (1) EP0553914A1 (ja)
JP (1) JPH05275037A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008035210B4 (de) * 2008-07-29 2012-08-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Röntgentarget, Linearbeschleuniger und Verfahren zur Erzeugung von Röntgenstrahlen

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Also Published As

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EP0553914A1 (en) 1993-08-04

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