JPH05274994A - 電流ヒューズ - Google Patents

電流ヒューズ

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JPH05274994A
JPH05274994A JP7149192A JP7149192A JPH05274994A JP H05274994 A JPH05274994 A JP H05274994A JP 7149192 A JP7149192 A JP 7149192A JP 7149192 A JP7149192 A JP 7149192A JP H05274994 A JPH05274994 A JP H05274994A
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JP
Japan
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fuse
batteries
current fuse
current
battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP7149192A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Okuno
晃康 奥野
Hiroshi Ikeda
浩 池田
Tomio Tamakoshi
富夫 玉越
Toshiyuki Kawaguchi
敏幸 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd, Tokyo Electric Power Co Inc filed Critical NGK Insulators Ltd
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Publication of JPH05274994A publication Critical patent/JPH05274994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気抵抗を下げて電池の電力効率を向上させ
ることができるとともに、溶断部を溶断させるために要
する電力を小さくすることができ、電池保護を確実に行
い得る電流ヒューズを提供する。 【構成】 電流ヒューズ1は、その両端子2a,2b間
を複数の溶断部となる接続体3によって並列接続される
ことにより構成される。この電流ヒューズ1はナトリウ
ム−硫黄電池等の電池が直列接続された回路に接続され
る。そして、電池の短絡事故によって電流ヒューズ1に
過電流が流れると、前記接続体3のうちのいずれかが少
ない電力で溶断し、それに伴って他の接続体3が順に溶
断する。その結果、回路が速やかに遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばナトリウム−硫
黄電池よりなる集合電池において使用され、短絡事故時
に流れる過電流によって溶断する電流ヒューズに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5(a),(b)に示すように、一般
に薄板状をなすヒューズ11の両端子12a,12b間
は一本の接続体13により一体的に接続形成されてい
る。この接続体13は過電流が流れることによって溶断
する。このヒューズ11はナトリウム−硫黄電池の集合
電池を構成する回路に単電池と直列に接続される。そし
て、このヒューズ11に過電流が流れると、接続体13
が溶断して回路を遮断し、電池を保護するようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ヒューズ1
1の接続体13の電気抵抗は比較的大きく、電池の充放
電に際し、電池と直列に接続されたヒューズ11で一定
の電力を消費してしまう。従って、電池の電力効率が低
下するという問題点があった。このことは、限られた電
力量を充放電する電池にとっては大きな問題である。
【0004】この発明は上記従来の問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、電気抵抗を下げて電
池の電力効率を向上させることができるとともに、溶断
部を溶断させるために要する電力を小さくすることがで
き、電池保護を確実に行い得る電流ヒューズを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では両端子間を過電流が流れることによって
両端子間の溶断部が溶断される電流ヒューズであって、
前記溶断部を複数の並列接続体によって構成した電流ヒ
ューズをその要旨としている。
【0006】
【作用】ヒューズはその溶断部が複数の並列接続体によ
って構成されているため、溶断部における電気抵抗が低
減される。また、ヒューズに過電流が流れたとき、その
過電流により複数の接続体のうちのいずれかが各接続体
間の抵抗値の差に基づいて溶断する。さらに、その溶断
した接続体に流れていた電流が他の接続体に分担されて
流れるため、他の接続体も順次溶断する。そして、回路
が遮断される。従って、少なくとも1本の接続体を溶断
するに足る電力でヒューズの遮断が可能となる。
【0007】
【実施例】
(第1実施例)以下にこの発明を具体化した一実施例に
ついて図1(a),(b)及び図2に従って説明する。
【0008】薄板状をなすヒューズ1両端の端子2a,
2b間には、溶断部を構成する4本の同じく薄板状の接
続体3が等間隔をおいて一体的に並列接続されている。
これら端子2a,2bと接続体3は、アルミニウム合
金、例えばアルミニウム,マンガンの合金、アルミニウ
ム,マンガン,シリコン,カーボンの合金等により構成
され、プレス加工によって薄く(例えば約0.1mm )形成
されている。前記各端子2a,2bの中央部には係止孔
4a,4bが透設され、一方の係止孔4aには図示しな
いビスが挿通されることによりナトリウム−硫黄電池の
端子に接続され、他方の係止孔4bにはビスが挿通さ
れ、各電池間を接続する図示しない導電棒に接続される
ようになっている。
【0009】さて、一方の端子2aが電池の端子に接続
されるとともに、他方の端子2bが導電棒に接続された
状態で、電池に短絡事故が発生すると、ヒューズ1に過
電流が流れる。このとき、この過電流によってまず複数
の接続体3のうちいずれかの接続体3が各接続体3の抵
抗値の差に基づいて溶断する。すなわち、各接続体3が
均一に作製されていても、各接続体3間にはたとえわず
かでも抵抗値のばらつきが生じるので、その抵抗値の最
も大きい接続体3が溶断する。この溶断にあたって、各
接続体3は経時的に酸化され、導電部分が薄くなって電
気抵抗が高くなっている。従って、各接続体3は溶断さ
れやすい状態にある。そのため、接続体3に過電流が流
れることにより、接続体3が発熱し、速やかに溶断され
る。
【0010】そして、一の接続体3の溶断に伴い、この
接続体3に流れていた電流が他の接続体3に分担して流
れるため、順次他の接続体3が溶断する。このようにし
て、全ての接続体3が溶断され、ヒューズ1が遮断され
る。
【0011】一方、両端子2a,2b間は複数の薄い接
続体3により並列的に接続されて構成されているため、
電気抵抗が低減される。従って、電池の充放電の繰り返
しにおける通常電流が流れている場合の電力損失を少な
くすることができ、電池の電力効率を向上させることが
できる。しかも、ヒューズ1の溶断に要する電流は接続
体3の少なくとも1本を溶断するために必要な電流で済
むため、ヒューズ1の遮断に要する電力を減少させるこ
とができる。
【0012】なお、図2に示すように、この実施例のヒ
ューズ1においては、接続体3の枚数を増加したとき溶
断電流が比例的に大きくなる(同図二点鎖線)のではな
く、前記理由に基づきそれよりも低い溶断電流となる
(同図実線)。 (第2実施例)次に、この発明を具体化した別の実施例
について図3(a),(b)に従って説明する。なお、
この実施例では主に前記第1実施例と異なる点について
説明する。
【0013】前述した一対の端子2a,2bは上下同形
状をなす2枚の端子板5a,5bによって構成され、こ
れら端子板5a,5b間には5本の接続体3が前記端子
板5a,5bに挟持されるようにしてスポット溶接によ
り連結固定されている。従って、この実施例では、接続
体3を端子板5a,5bにスポット溶接するだけで容易
に形成される。 (第3実施例)次に、この発明を具体化したさらに別の
実施例について図4(a),(b)に従って説明する。
なお、この実施例においても主に前記第1実施例と異な
る点について説明する。
【0014】一対の端子6a,6b間が一本の接続体3
で一体的に形成されたヒューズ片が上下に4枚積層さ
れ、各接続体3間には雲母(マイカ)等の絶縁物からな
る絶縁体7が介在され、各接続体3間の絶縁を確保して
いる。
【0015】従って、この実施例では、複数の接続体3
間に絶縁体7を介在させるだけで容易に形成されるとと
もに、接続体3間の絶縁が確実に保持される。なお、こ
の発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の
趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下のように構成して具
体化してもよい。 (1)前記各実施例において、接続体3の数を3個にし
たり、6個以上にしたりすること。 (2)第3実施例において、絶縁体5を省略して空気を
介在させること。 (3)接続体3の厚みや幅を変えたり、材質を適宜変更
すること。また、接続体3の形状等を相互に変えるこ
と。 (4)この発明の電流ヒューズ1をナトリウム−硫黄電
池以外の二次電池で構成される集合電池に適用するこ
と。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
電気抵抗を下げて電池の電力効率を向上させることがで
きるとともに、溶断部を溶断させるために要する電力を
小さくすることができ、電池保護を確実に行い得るとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの発明の第1実施例を示すヒューズ
の平面図、(b)は図1(a)のA−A線断面図であ
る。
【図2】接続体の枚数と溶断電流との関係を示すグラフ
である。
【図3】(a)はこの発明の第2実施例を示すヒューズ
の平面図、(b)は図3(a)のB−B線断面図であ
る。
【図4】(a)はこの発明の第3実施例を示すヒューズ
の平面図、(b)は図4(a)のC−C線断面図であ
る。
【図5】(a)は従来例を示すヒューズの平面図、
(b)は図5(a)のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1…電流ヒューズ、2a,2b…端子、3…溶断部とし
ての接続体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉越 富夫 愛知県名古屋市中村区高道町3丁目5番9 号 (72)発明者 川口 敏幸 愛知県犬山市大字五郎丸字堤北1番地の59

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端子間を過電流が流れることによって
    両端子間の溶断部が溶断される電流ヒューズであって、
    前記溶断部を複数の並列接続体によって構成したことを
    特徴とする電流ヒューズ。
JP7149192A 1992-03-27 1992-03-27 電流ヒューズ Pending JPH05274994A (ja)

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JP7149192A JPH05274994A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 電流ヒューズ

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JP7149192A JPH05274994A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 電流ヒューズ

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ID=13462187

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