JPH05273227A - 加速度センサーとこれを備えた計数器 - Google Patents
加速度センサーとこれを備えた計数器Info
- Publication number
- JPH05273227A JPH05273227A JP4067723A JP6772392A JPH05273227A JP H05273227 A JPH05273227 A JP H05273227A JP 4067723 A JP4067723 A JP 4067723A JP 6772392 A JP6772392 A JP 6772392A JP H05273227 A JPH05273227 A JP H05273227A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- sensor element
- sensor
- gravity
- acceleration sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多様な動きを単一のセンサー素子によって検
知することができる。 【構成】 一端が固定された細長い平板状のセンサー素
子1の自由端に取り付ける重り3の重心Gをセンサー素
子1の面と交叉する方向においてセンサー素子1から離
れたところに位置させて,センサー素子1の捩れを伴う
たわみも利用することができるものとする。
知することができる。 【構成】 一端が固定された細長い平板状のセンサー素
子1の自由端に取り付ける重り3の重心Gをセンサー素
子1の面と交叉する方向においてセンサー素子1から離
れたところに位置させて,センサー素子1の捩れを伴う
たわみも利用することができるものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の運動を検知するた
めに用いられる加速度センサー及びこれを備えた計数器
に関するものである。
めに用いられる加速度センサー及びこれを備えた計数器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の加速度センサーとして、図9に
示すように、圧電素子や歪みゲージ、あるいは半導体ゲ
ージ等である細長い平板状のセンサー素子1におけるリ
ード線11が引き出されている側の一端を固定枠2に固
着し、センサー素子1の他端に取付枠4を介して重り3
を取り付けたものがある。片持ち梁型となっているこの
加速度センサーでは、重り3が運動に伴って図中のX方
向に動く時、センサー素子1にたわみが生じるととも
に、このたわみに応じた出力を取り出すことができる。
示すように、圧電素子や歪みゲージ、あるいは半導体ゲ
ージ等である細長い平板状のセンサー素子1におけるリ
ード線11が引き出されている側の一端を固定枠2に固
着し、センサー素子1の他端に取付枠4を介して重り3
を取り付けたものがある。片持ち梁型となっているこの
加速度センサーでは、重り3が運動に伴って図中のX方
向に動く時、センサー素子1にたわみが生じるととも
に、このたわみに応じた出力を取り出すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のもので
は、細長い平板状のセンサー素子1の延長線上に重り3
を配置していることから、歩数計のように人体の上下動
のみを検知したいものにおいては何ら問題はないのであ
るが、歯ぶらしによる歯磨き動作の回数をカウントする
計数器に用いようとすると、次の問題がある。つまり、
歯磨き動作では、いわゆるバス磨きと称される往復直線
運動による磨き方と、ローリング磨きと称される軸まわ
りに回転させる磨き方とがある上に、人によってはこれ
らの複合動作となるのに対して、上記のものではX方向
以外の動きが加えられてもセンサー素子1はほとんどた
わむことがなく、このために動きに応じた出力を取り出
すことができず、正確な計数を行うことができない。
は、細長い平板状のセンサー素子1の延長線上に重り3
を配置していることから、歩数計のように人体の上下動
のみを検知したいものにおいては何ら問題はないのであ
るが、歯ぶらしによる歯磨き動作の回数をカウントする
計数器に用いようとすると、次の問題がある。つまり、
歯磨き動作では、いわゆるバス磨きと称される往復直線
運動による磨き方と、ローリング磨きと称される軸まわ
りに回転させる磨き方とがある上に、人によってはこれ
らの複合動作となるのに対して、上記のものではX方向
以外の動きが加えられてもセンサー素子1はほとんどた
わむことがなく、このために動きに応じた出力を取り出
すことができず、正確な計数を行うことができない。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは多様な動きを単一のセ
ンサー素子によって検知することができる加速度センサ
ーとこれを備えた計数器を提供するにある。
であり、その目的とするところは多様な動きを単一のセ
ンサー素子によって検知することができる加速度センサ
ーとこれを備えた計数器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、一端
が固定された細長い平板状のセンサー素子の自由端に重
りを取り付けるとともに、この重りの重心をセンサー素
子の面と交叉する方向においてセンサー素子から離れた
ところに位置させていることに主たる特徴を有してい
る。
が固定された細長い平板状のセンサー素子の自由端に重
りを取り付けるとともに、この重りの重心をセンサー素
子の面と交叉する方向においてセンサー素子から離れた
ところに位置させていることに主たる特徴を有してい
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、センサー素子の捩れを伴うた
わみも利用することができるために、あらゆる方向の動
きを検出することができるものであり、またこの加速度
センサーを用いた計数器は、多様な動きに応ずることが
できるものとなる。
わみも利用することができるために、あらゆる方向の動
きを検出することができるものであり、またこの加速度
センサーを用いた計数器は、多様な動きに応ずることが
できるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図中1は圧電素子や歪みゲージ、あるいは半導体
ゲージ等である細長い平板状のセンサー素子であり、リ
ード線11が引き出されている一端は、固定枠2内に収
められるとともに固定枠2内に接着剤20が充填される
ことで固定枠2に固定されている。そしてセンサー素子
1の他端には、取付枠4を介して重り3が取り付けられ
ているのであるが、この重り3は平板状のセンサー素子
1における面と交叉する方向にずれたところに設けられ
て、重り3の重心Gが片持ち梁となっているセンサー素
子1の延長線上から離れたところに位置している。
ると、図中1は圧電素子や歪みゲージ、あるいは半導体
ゲージ等である細長い平板状のセンサー素子であり、リ
ード線11が引き出されている一端は、固定枠2内に収
められるとともに固定枠2内に接着剤20が充填される
ことで固定枠2に固定されている。そしてセンサー素子
1の他端には、取付枠4を介して重り3が取り付けられ
ているのであるが、この重り3は平板状のセンサー素子
1における面と交叉する方向にずれたところに設けられ
て、重り3の重心Gが片持ち梁となっているセンサー素
子1の延長線上から離れたところに位置している。
【0008】このものにおいては、図2(a) に示すよう
に、X方向の動きが加えられた時、前記従来例と同様に
センサー素子1にたわみが生じて、たわみ量に応じた出
力を取り出すことができるものであり、しかも図2(b)
に示すように、Y方向並びにZ方向の動きが加えられた
時も、重り3の重心Gがセンサー素子1からずれたとこ
ろに位置するために、センサー素子1には必ずたわみ
(Z方向の動きについては捩れを伴ったたわみ)が生ず
るものであり、このためにY方向及びZ方向の動きを検
出した出力を取り出すことができる。
に、X方向の動きが加えられた時、前記従来例と同様に
センサー素子1にたわみが生じて、たわみ量に応じた出
力を取り出すことができるものであり、しかも図2(b)
に示すように、Y方向並びにZ方向の動きが加えられた
時も、重り3の重心Gがセンサー素子1からずれたとこ
ろに位置するために、センサー素子1には必ずたわみ
(Z方向の動きについては捩れを伴ったたわみ)が生ず
るものであり、このためにY方向及びZ方向の動きを検
出した出力を取り出すことができる。
【0009】図3及び図4は、歯磨きの際の手の動きか
ら歯磨き回数をカウントする計数器5を示しており、手
首に巻き付けることができる装着部6の外面に設けられ
た収納部60に取り付けられる計数器5は、上記加速度
センサーにおける固定枠2が固着されている下ケース5
1と、センサー素子1の出力から動きを判断してカウン
ト動作を行う計数回路と表示手段50とを備えている基
板52と、上ケース53とから構成されている。54は
電源スイッチ釦、55は電池、56,57は端子金具で
ある。
ら歯磨き回数をカウントする計数器5を示しており、手
首に巻き付けることができる装着部6の外面に設けられ
た収納部60に取り付けられる計数器5は、上記加速度
センサーにおける固定枠2が固着されている下ケース5
1と、センサー素子1の出力から動きを判断してカウン
ト動作を行う計数回路と表示手段50とを備えている基
板52と、上ケース53とから構成されている。54は
電源スイッチ釦、55は電池、56,57は端子金具で
ある。
【0010】図5及び図6は、歯ぶらし7の柄70の基
端側に表示手段50を備えた計数器5を組み込んだもの
を示しており、計数器5における上ケース53が歯ぶら
し7の柄70と一体に形成されている。また、この歯ぶ
らし7では、柄70の先端にブラシ部分71が着脱自在
となっている。図7は計数回路の一例を示している。セ
ンサー素子1の出力を増幅する増幅回路81と、雑音を
除くフィルター82と、フィルター82の通過出力を基
準電圧Vcと比較するコンパレータ83、そしてコンパ
レータ83出力からカウント信号を生成する演算部84
とから形成されたこの計数回路における演算部84は、
図8に示すように、コンパレータ83の出力パルスのう
ち、カウントしたあるパルスから所定時間内のパルスは
無視する不感帯処理を行うものとなっている。尚、セン
サー素子1の出力はたわみ量に応じたものであるため
に、計数だけでなく、その動きの強さの検出も可能であ
る。
端側に表示手段50を備えた計数器5を組み込んだもの
を示しており、計数器5における上ケース53が歯ぶら
し7の柄70と一体に形成されている。また、この歯ぶ
らし7では、柄70の先端にブラシ部分71が着脱自在
となっている。図7は計数回路の一例を示している。セ
ンサー素子1の出力を増幅する増幅回路81と、雑音を
除くフィルター82と、フィルター82の通過出力を基
準電圧Vcと比較するコンパレータ83、そしてコンパ
レータ83出力からカウント信号を生成する演算部84
とから形成されたこの計数回路における演算部84は、
図8に示すように、コンパレータ83の出力パルスのう
ち、カウントしたあるパルスから所定時間内のパルスは
無視する不感帯処理を行うものとなっている。尚、セン
サー素子1の出力はたわみ量に応じたものであるため
に、計数だけでなく、その動きの強さの検出も可能であ
る。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明においては、細長い
平板状のセンサー素子の自由端に取り付ける重りの重心
をセンサー素子の面と交叉する方向においてセンサー素
子から離れたところに位置させているために、センサー
素子の捩れを伴うたわみも利用して動きを検出すること
ができるものであって、このためにあらゆる方向の動き
を検出することができるものであり、またこの加速度セ
ンサーを用いた計数器は、多様な動きに応ずることがで
きるものとなる。
平板状のセンサー素子の自由端に取り付ける重りの重心
をセンサー素子の面と交叉する方向においてセンサー素
子から離れたところに位置させているために、センサー
素子の捩れを伴うたわみも利用して動きを検出すること
ができるものであって、このためにあらゆる方向の動き
を検出することができるものであり、またこの加速度セ
ンサーを用いた計数器は、多様な動きに応ずることがで
きるものとなる。
【図1】一実施例にかかる加速度センサーの斜視図であ
る。
る。
【図2】(a)(b)はいずれも同上の加速度センサーの動作
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】同上の加速度センサーを備えた計数器の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】同上の計数器の分解斜視図である。
【図5】計数器の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】同上の計数器の分解斜視図である。
【図7】計数回路の一例を示すブロック回路図である。
【図8】計数回路の処理を示すタイムチャートである。
【図9】従来の加速度センサーの斜視図である。
1 センサー素子 3 重り G 重心
Claims (5)
- 【請求項1】 一端が固定された細長い平板状のセンサ
ー素子の自由端に重りを取り付けるとともに、この重り
の重心をセンサー素子の面と交叉する方向においてセン
サー素子から離れたところに位置させていることを特徴
とする加速度センサー。 - 【請求項2】 一端が固定された細長い平板状のセンサ
ー素子の自由端に重りを取り付けるとともに、この重り
の重心をセンサー素子の面と交叉する方向においてセン
サー素子から離れたところに位置させている加速度セン
サーと、この加速度センサーの出力を処理する計数回路
と、計数回路出力を表示する表示手段とを備えているこ
とを特徴とする計数器。 - 【請求項3】 人体への装着部を備えていることを特徴
とする請求項2記載の計数器。 - 【請求項4】 人体によって把持される把持部に組み込
まれていることを特徴とする請求項2記載の計数器。 - 【請求項5】 把持部が歯ぶらしの柄であって、一端に
ブラシ部分が設けられている柄の反対側に表示手段が設
けられていることを特徴とする請求項4記載の計数器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067723A JPH05273227A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 加速度センサーとこれを備えた計数器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067723A JPH05273227A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 加速度センサーとこれを備えた計数器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05273227A true JPH05273227A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13353170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4067723A Pending JPH05273227A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 加速度センサーとこれを備えた計数器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05273227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7021141B1 (en) * | 1997-05-07 | 2006-04-04 | Pacesetter Ab | Beam-type accelerometer |
JP5983860B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2016-09-06 | サンスター株式会社 | 電動歯ブラシ |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP4067723A patent/JPH05273227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7021141B1 (en) * | 1997-05-07 | 2006-04-04 | Pacesetter Ab | Beam-type accelerometer |
JP5983860B2 (ja) * | 2013-03-11 | 2016-09-06 | サンスター株式会社 | 電動歯ブラシ |
JPWO2014142029A1 (ja) * | 2013-03-11 | 2017-02-16 | サンスター株式会社 | 電動歯ブラシ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010612 |