JPH0527281Y2 - - Google Patents

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JPH0527281Y2
JPH0527281Y2 JP6053986U JP6053986U JPH0527281Y2 JP H0527281 Y2 JPH0527281 Y2 JP H0527281Y2 JP 6053986 U JP6053986 U JP 6053986U JP 6053986 U JP6053986 U JP 6053986U JP H0527281 Y2 JPH0527281 Y2 JP H0527281Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はスポーク車輪用リム、特に軽合金製の
リムに係り、詳しくはリムのエンボス座に関す
る。
(ロ) 従来の技術 一般に、スポーク車輪用リム1のエンボス座3
は、第3図に示すように、ニツプルと密着させる
ため曲率半径R1の小さなポンチ5により球面絞
り加工されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このため、エンボス座全域に亘つて板厚が甚だ
しく減少し、またエンボス座の外周部にはダレを
生じてしまう。
そこで、本考案は、エンボス座を二段状に形成
し、もつて上述問題点を解消したスポーク車輪用
リムを提供することを目的とするもである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第1図に示すように、プレス加工によ
り形成されたニツプル固定用のエンボス座3及び
該エンボス座に形成された孔2を有する金属製リ
ム1において、前記エンボス座3が、該エンボス
座の中心部に位置し、1点yを中心とする曲率半
径R1からなる球状の中心座部3aと、該中心座
部の周囲に位置し、前記1点yと中心座部の中心
zとを通る線l−l上の1点xを中心とした円O
を中心とする曲率半径R2からなるトーラス状の
外縁座部3bと、を備えてなることを特徴とす
る。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、該エンボス座3の中心座部
3aの板厚を厚くし得ると共に、外縁座部3bの
曲率中心を中心座部3aの中心と異なる位置に配
置することによりエンボス座3の外周部に生じる
ダレを減少する。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
スポーク車輪用リム1は、第2図a,bに示す
ように、ニツプル(図示せず)を挿通するための
孔2がリム1内径側へ一定角度A傾斜すると共
に、円周方向へ一定角度B傾斜して穿設されてお
り、該孔2のリム1外径側にはニツプル固定用の
座を構成するエンボス座3が設けられている。そ
して、該エンボス座3は、第1図に示すように、
その中心部においてニツプルに密着する曲率半径
R1からなる中心座部3aと、該中心座部3aの
周囲に位置してトーラス状からなる外縁座部3b
と、、中心座部3aと外縁座部3bとの境界をな
す隆起状の境界部3c及び外周部3dとにより構
成される。詳しくは、エンボス座3の中心部に位
置する中心座部3aは、1点yを中心とする曲率
半径R1からなる球面状からなり、また外縁座部
3bは、前記1点yと中心座部3aの中心zを通
る線l−l上の1点xを中心とした円Oを中心と
するトーラス状からなる。
そして、該エンボス座3は、先端が二段状の曲
率半径R1,R2からなるポンチ5により形成され
る。この際、ポンチ5は二段状に形成されたこと
により直径が太くなり、これにより該ポンチ5の
使用寿命が延長されると共に球面絞り加工の際の
押え面積が増す。更に、エンボス座3の変形領域
が拡大し、また絞り深さは一定なので外周部3d
はなだらかに変形する。従つて、該エンボス座3
全域に亘つて板厚減少を抑制して強度が保たれ、
またニツプルの安定性が良好になると共に球面絞
り加工の際、特に軽合金材料に起因する材料降伏
点付近で生じる表面肌荒れ模様(梨地模様)の発
生が防止される。そして、ポンチ5の外縁部5b
の曲率半径R2の曲率中心線Oがポンチ5の中心
線l−lより外側にあるので、該中心線l−l上
に曲率中心を置く場合よりもポンチ5外径を小さ
くし、これによりポンチ5の外径と曲率半径との
差により生じるエツジを削る必要もなくなる。そ
して、該エンボス座3の中心部における孔2にニ
ツプルが挿通され、更に、ハブとの間でスポーク
を橋絡し、かつ該スポークを、ニツプルを回転す
ることにより締付けてスポーク車輪を構成する。
この際、ニツプルの頭部はエンボス座3の中心座
部3aに密着される。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によると、プレス
加工によるエンボス座3の形成に際して、エンボ
ス座3の板厚減少を抑制して強度を保持できる。
また、エンボス座3は、中心線l−l上の1点x
を中心とした円Oを中心とする曲率半径R2から
なるトーラス状の外縁座部3bを有するので、滑
らかな曲面にてエンボス座周囲に接続すると共
に、外周部3dに生ずるダレを減少して、エンボ
ス座部分の強度低下を防止できる。更に、エンボ
ス座3の中心部に、1点xを中心とする曲率半径
R1からなる球状の中心座部3aを有するので、
ニツプルを密接して支持することができ、ニツプ
ルに緩みを生じることなく確実に支持することが
できる。特に、軽合金製のリムに適用する場合、
プレス加工による局部的な大きな変形をなくし
て、材料降伏点付近で生じる表面肌荒れ(梨地模
様)をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案に係るエンボス座を製造する
際に使用するポンチを示す正面図、bはそれによ
り製造されたエンボス座を示す断面図、cはその
平面図、bはそのリムの一部断面を示す正面図、
第3図aは従来のポンチを示す正面図、bはそれ
により製造されたエンボス座の従来例を示す断面
図である。 1……リム、2……孔、3……エンボス座、3
a……中心座部、3b……外縁座部、5……ポン
チ、R1,R2……曲率半径。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレス加工により形成されたニツプル固定用の
    エンボス座3及び該エンボス座に形成された孔2
    を有する金属製リムにおいて、 前記エンボス座3が、該エンボス座の中心部に
    位置し、1点yを中心とする曲率半径R1からな
    る球状の中心座部3aと、該中心座部の周囲に位
    置し、前記1点yと中心座部の中心zとを通る線
    上の1点xを中心とした円Oを中心とする曲率半
    径R2からなるトーラス状の外縁座部3bと、を
    備えてなるスポーク車輪用リム。
JP6053986U 1986-04-22 1986-04-22 Expired - Lifetime JPH0527281Y2 (ja)

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JP6053986U JPH0527281Y2 (ja) 1986-04-22 1986-04-22

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JPS62171301U JPS62171301U (ja) 1987-10-30
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