JPH05272639A - 繊維強化プラスチック製ピストン - Google Patents

繊維強化プラスチック製ピストン

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JPH05272639A
JPH05272639A JP7442692A JP7442692A JPH05272639A JP H05272639 A JPH05272639 A JP H05272639A JP 7442692 A JP7442692 A JP 7442692A JP 7442692 A JP7442692 A JP 7442692A JP H05272639 A JPH05272639 A JP H05272639A
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JP
Japan
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piston
reinforced plastic
fiber
plastic
metal
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Pending
Application number
JP7442692A
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English (en)
Inventor
Takeichiro Takehara
原 竹一郎 竹
Takayuki Arai
井 孝 之 荒
Masato Sasaki
正 登 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Publication of JPH05272639A publication Critical patent/JPH05272639A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 境界潤滑領域での使用に適した繊維強化プラ
スチック製摺動部材およびピストンを提供する。 【構成】 ガラス転移温度Tgが140℃以上ないしは
液晶性のプラスチックを繊維で強化してなる繊維強化プ
ラスチック製摺動部材、ならびにピストンクラウン12
およびピストンピンボス部13をそなえると共にピスト
ンスカート4をそなえ、前記ピストンスカート4の摺動
部を前記繊維強化プラスチックよりなる突起6で形成し
たピストン1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常時境界潤滑状態で使
用されるのに適する低摩擦係数でかつ耐摩耗性の優れた
繊維強化プラスチック製部分を含むピストンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の摺動部材としては、例えば、自動
車のレシプロエンジンに用いられるピストンがあるが、
この種のピストンにあっては瞬時において境界潤滑領域
での使用はあるものの、殆どが流体潤滑状態にて使用さ
れるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用レシプロエンジンのピストンのごと
き摺動部材にあっては、摺動部において給油を行うこと
によって流体潤滑をなすように設計されているため、オ
イルせん断による摩擦力が大きく、また、境界潤滑状態
が生じた場合にピストンの摩耗を増大させると共に焼き
付きを起す可能性があるという問題点があり、境界潤滑
状態が生じたときでも耐摩耗性に優れたものである摺動
部材を得ることができるようにすることが課題となって
いた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、境界潤滑状態が生じたとき
でも耐摩耗性に優れていて、境界潤滑領域での使用に適
した摺動部材およびこれを用いたピストンを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる繊維強化
プラスチック製摺動部材は、ガラス転移温度Tgが14
0℃以上ないしは液晶性のプラスチックを繊維で強化し
て、境界潤滑領域での使用に適するものとした構成とし
たことを特徴としている。
【0006】また、本発明に係わるピストンは、ピスト
ンクラウンおよびピストンピンボス部をそなえると共に
ピストンスカートをそなえ、前記ピストンスカートのシ
リンダライナ等との摺動部をガラス転位温度Tgが14
0℃以上ないしは液晶性のプラスチックを繊維で強化し
た繊維強化プラスチックよりなる突起で形成して境界潤
滑領域での使用に適するものとした構成としたことを特
徴としている。
【0007】本発明に係わる繊維強化プラスチック製摺
動部材は、ガラス転位温度Tgが140℃以上ないしは
液晶性のプラスチックを繊維で強化してなる構成を有す
るものであるが、このような繊維強化プラスチックを構
成する強化用繊維としては、炭素(カーボン,グラファ
イト),ガラス,酸化物,窒化物,硼化物等の一般的な
繊維が用いられる。
【0008】一方、プラスチックとしていかなるものが
好ましいかを特定するために、境界潤滑条件のもとで表
1に示すピンオンディスク摩擦試験条件による摩擦試験
を行ってピンオンディスク摩擦特性を調べた。この結果
を表2および図10に示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】この結果、低摩擦係数で耐摩耗性に優れた
液晶ポリマー(LCP),ポリエーテルサルホン(PE
S),ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等のい
わゆるスーパーエンジニアリングプラスチックに属する
ものを用いることができることが認められた。そしてま
た、ポリイミド(PI)のような摩擦係数の大きい樹脂
であっても二硫化モリブデンや二硫化タングステンなど
のような低フリクション剤を混入して用いることができ
ることが認められた。
【0012】次に、摺動部材を境界潤滑領域で使用する
と温度が140℃から200℃以上にもなり、プラスチ
ックはガラス転位温度Tg以上の温度で著しく物性低下
を起すことから、ここで使用するプラスチックはガラス
転位温度Tgが140℃以上のものとすることが必要で
ある。
【0013】このガラス転位温度Tgの上限は現在のプ
ラスチック成形可能な範囲から制約される。また、ガラ
ス転位温度Tgのない液晶性プラスチック(LCP)は
低摩擦係数で且つ耐摩耗性に優れたものであり、本発明
に含まれる。
【0014】そして、ピストンスカートの摺動部を形成
する突起は、その突起個数が4〜2,400程度、より
好ましくは18〜600程度であり、3個以下の場合は
スラスト側およびアンチスラスト側のいずれかが1個と
なるため不安定である。そして、2,400を超すと突
起が平面に近づく場合があり、摺動抵抗が増大したり、
燃料消費量が増大したりするなどの好ましくない傾向が
発生する。
【0015】
【発明の作用】本発明に係わる繊維強化プラスチック製
摺動部材は、ガラス転移温度Tgが140℃以上ないし
は液晶性のプラスチックを繊維で強化してなるものであ
るから、高面圧においても低摩擦係数,耐摩耗性を有す
るものとなり、境界潤滑状態が生じたときでも耐摩耗性
に優れていて、境界潤滑領域での使用に適したものとな
る。
【0016】そして、このような高面圧において低摩擦
係数,耐摩耗性を有する繊維強化プラスチックをピスト
ンのような摺動部品に使用することによって、接触面を
小さくし、常に境界潤滑状態にて使用しうるものとな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】(実施例1)図1ないし図4は、本発明の
一実施例を示すものであって、本発明に係わる繊維強化
プラスチック製摺動部材が自動車用レシプロエンジンの
ピストンの一部を構成する場合を示している。
【0019】図1は、金属製ピストン骨格部分の背面
図、図2は図1の上方向からみた側面図であって、図
1,2に示すように、金属製ピストン骨格11は、金属
製ピストンクラウン12、金属製ピストンピンボス部1
3、金属製ピストンスカート骨格14、金属製リブ骨格
15から構成され、金属製ピストンピンボス部13には
ピストンピン孔16が形成してあると共に、金属製ピス
トンスカート骨格14および金属製リブ骨格15には成
形時にプラスチックが入り込める程度の小孔17が多数
形成してある。また、側面には3条のピストンリング用
溝18が形成してあり、図1に示す角度θは現行ピスト
ンの接触面積から考えると45度以下である。
【0020】また、図3は複合材料製ピストンの背面
図、図4は図3の上方向からみた側面図であって、図
3,4に示すように、複合材料製ピストン1は、図1お
よび図2に示した金属製ピストン骨格11において金属
製ピストンスカート骨格14および金属製リブ骨格15
の上にそれぞれ表2に示したような液晶ポリマー(LC
P)+カーボン繊維(CF)の組み合わせや、ポリエー
テルサルホン(PS)+カーボン繊維(CF)の組み合
わせや、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)+カ
ーボン繊維(CF)の組み合わせや、ポリイミド(P
I)+カーボン繊維(CF)の組み合わせ(ただし、二
硫化モリブデンのような低フリクション剤を混入して使
用する。)などから選ばれる繊維強化プラスチックを被
覆した複合体ピストンスカート4および複合体リブ5を
そなえ、複合体ピストンスカート4の外周面側には繊維
強化プラスチックの半球状突起6を多数設けて、摺動部
を前記突起6で形成した構造をなしている。
【0021】図3および図4に示したように、繊維強化
プラスチックを被覆した複合体ピストンスカート4およ
び複合体リブ5を有する複合材料製ピストン1におい
て、ピストンの往復運動は金属とプラスチックとの間で
の強固な結合が要求される。しかも、量産を考えると、
射出成形や押出成形のごとく短時間で成形可能な製法を
採用することが好ましく、したがって、接着剤の使用が
困難である。
【0022】このような場合、図3および図4に示す複
合材料製ピストン1のピストンスカート4およびリブ5
は、図1および図2に示した金属製ピストン骨格11の
金属製ピストンスカート骨格14および金属製リブ骨格
15の金属薄板を繊維強化プラスチックで挟んだサンド
イッチ構造に成形し、これら金属薄板には多数の小孔1
7を有するものとしているため、これらの小孔17にプ
ラスチックが入り込んでいてブリッジを形成している。
【0023】このような金属とプラスチックとの複合成
形体において、金属とプラスチックの熱膨張係数に大き
な差があると、温度変化が大きいときにプラスチックに
亀裂を生じる可能性がある。
【0024】図9の(A)(B)は、金属とプラスチッ
クの熱膨張係数の差によるプラスチックの亀裂への影響
を調べた結果を示すものであって、図9において、21
はテストピース、22は熱膨張係数が2.0×10−5
cm/cmであるアルミニウム合金板、23は熱膨張係
数が表3に示す値をもつ炭素繊維強化プラスチックであ
る。
【0025】そして、アルミニウム合金板22は、長さ
L=50mm,幅W=10mm,厚さT=1mmであ
り、一端側からL=10mm間隔で直径1mmの小孔
24を3個所に形成すると共に、同じく一端側からL
=40mmのところまでプラスチック23を厚さt=1
mmで被覆したテストピース21を作製した。
【0026】次いで、このテストピース21を20℃→
200℃に加熱し、24時間保持したあと外観の観察を
行った。
【0027】この結果を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】表3に示すように、金属とプラスチックの
熱膨張係数に大きな差がある場合には、小孔付近のプラ
スチックに変形や亀裂が発生することとなるので、炭素
繊維強化プラスチックの熱膨張係数は金属の熱膨張係数
に対して±3.0×10−5cm/cm、より好ましく
は±1.0×10−5cm/cmとなるように設定して
おくのが望ましいことが認められた。
【0030】したがって、金属とプラスチックの結合力
が温度変化による熱膨張係数の差によって多少低下して
も、金属薄板に形成した多数の小孔にプラスチックを侵
入させるブリッジ構造とすることによって、ピストンの
往復運動や前後左右の振動等に対して安定なものとする
ことが可能であり、プラスチックと金属は強固な結合を
保持できる。
【0031】また、表2および図10に示した低摩擦係
数の繊維強化プラスチックを用いることによって、接触
面を小さくし、境界潤滑領域での使用が可能となる。こ
れと同時に、オイルせん断による摩擦係数よりも前記低
摩擦係数の繊維強化プラスチックのそれは小さいため、
低フリクション化が達成できる。
【0032】(実施例2)図5および図6は、本発明の
他の実施例を示すものであって、この場合にも本発明に
係わる繊維強化プラスチック製摺動部材が自動車用エン
ジンのピストンの一部を構成する場合を示している。
【0033】図5は複合材料製ピストンの背面図、図6
は図5の上方向からみた側面図であって、図5,6に示
すように、金属製ピストン骨格11において金属製ピス
トンスカート骨格14には成形時にプラスチックが入り
込める程度の小孔17が多数形成してあるが、金属製リ
ブ骨格15にはこのような小孔は形成していない。そし
て、前記金属製ピストンスカート骨格14の上に実施例
1で使用したのと同様の繊維強化プラスチックを被覆し
た複合体ピストンスカート4をそなえるものとし、複合
体ピストンスカート4の外周面側には繊維強化プラスチ
ックの半球状突起6を多数設けて摺動部を前記突起6で
形成した構造をなしている。
【0034】前記実施例1ではピストンスカート骨格1
4およびリブ骨格15の両方共を低摩擦係数,耐摩耗性
を有する繊維強化プラスチックで被覆した複合構造のピ
ストンスカート4およびリブ5としていたのに対して、
この実施例2では、金属製リブ(骨格)15を複合構造
としていないところに相違がある。
【0035】したがって、実施例2の金属製リブ15は
実施例1の複合体リブ5と同程度の機械的強度が必要で
ある。
【0036】(実施例3)図7および図8は、本発明の
さらに他の実施例を示すものであって、この場合にも本
発明に係わる繊維強化プラスチック製摺動部材が自動車
用エンジンのピストンの一部を構成する場合を示してい
る。
【0037】図7は複合材料製ピストンの背面図、図8
は図7のA−A方向の断面図であって、図7,8に示す
ように、ピストンスカート4およびリブ5は金属製骨格
を有しない主として前記実施例1で用いたのと同様の低
摩擦係数,耐摩耗性を有する繊維強化プラスチックより
なるものである。
【0038】そして、ピストンスカート4は、ピストン
リング溝18の下方に設けたピストンスカート離脱防止
用円周方向溝25により係止されるものとなっており、
溝形成部分に小孔17を形成させてプラスチックを侵入
させることにより強固な結合状態を得ることができるも
のとしている。また、ピストンピンボス部13の外周側
に突出部26を設けてこの突出部26に小孔17を形成
することによりプラスチックを侵入させると共に、ピス
トンピンボス13の外周側および突起部26の外周側を
凹凸形状のローレット加工面27に形成しておくことに
よって、リブ5が強固に結合することとなるようにして
いる。
【0039】前記実施例1では、金属製ピストンスカー
ト骨格14および金属製リブ骨格15に繊維強化プラス
チックを被覆し、実施例2では、金属製ピストンスカー
ト骨格14に繊維強化プラスチックを被覆する場合を示
したが、実施例3では、金属製骨格を有しない繊維強化
プラスチックを主体とするピストンスカート4およびリ
ブ5とし、これをピストンリング溝18の下方に設けた
ピストンスカート離脱防止用円周方向溝25や、この溝
形成部分に設けた小孔17や、ピストンピンボス部13
および突起部26の表面に形成した凹凸状のローレット
加工面27や、突起部26に設けた小孔17などによっ
て強固に結合させたものとしている。
【0040】(実施例4)実施例1〜3では、ピストン
スカート4の外周側に半球状突起6を設けて摺動部を前
記突起6により形成するものとしているが、このような
半球状突起6の代わりに、実施例4では線状を成す突起
(突条)とした。この場合の線状としては、縦線,横
線,斜め線,十字線等のいずれであってもよく、線長
は、最小が2mmのものをスラスト側およびアンチスラ
スト側に各2個、最大がピストンスカート外周部を縦
線,横線,斜め線,十字線等のいずれも1mm間隔の線
状からなるものとした。
【0041】ここで、線長が前記最小長を下回ると不安
定であり、また、前記最大長を超すと突起が平面に近づ
く場合があって、摺動抵抗の増大や燃料消費量の増大等
の傾向を生じることとなる。
【0042】これらの突起は、実施例1〜3の場合と同
様に常時シリンダライナー等と接触しており、境界潤滑
領域にて使用するのに適しているものである。
【0043】
【発明の効果】本発明に係わる繊維強化プラスチック製
摺動部材は、ガラス転移温度Tgが140℃以上ないし
は液晶性のプラスチックを繊維で強化してなることを特
徴としているものであり、低摩擦係数,耐摩耗性で且つ
軽量の繊維強化プラスチックよりなるものであるから、
境界潤滑領域での使用に適したものであり、境界潤滑状
態が生じたときでも摩耗量が少ない耐摩耗性に優れた摺
動部材を提供することが可能であるという著しく優れた
効果がもたらされる。
【0044】そして、本発明に係わる繊維強化プラスチ
ック製摺動部材をピストンの摺動部分に適用することに
よって、無潤滑状態が発生したときのピストンへのオイ
ル供給不足による異常摩耗焼付きの発生を防止すること
が可能であると共に、スラップ音の発生などをも防止す
ることが可能であり、低摩擦による燃料消費の低減なら
びに軽量化などにも有効であるという著しく優れた効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における金属製ピストン骨格
の背面図である。
【図2】図1の上方向からみた側面図である。
【図3】本発明の一実施例における金属と繊維強化プラ
スチックとの複合材料製ピストンの背面図である。
【図4】図3の上方向からみた側面図である。
【図5】ピストンスカートのみを複合材料製としたピス
トンの背面図である。
【図6】図5の上方向からみた側面図である。
【図7】ピストンスカートおよびリブを繊維強化プラス
チック製としたピストンの背面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】金属とプラスチックとの熱膨張係数差による影
響を調べた際に用いたテストピースの平面説明図(図9
の(A))および側面説明図(図9の(B))である。
【図10】ピンオンディスクの摩擦試験によって各材料
の摩擦係数を調べた結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ピストンピン 4 ピストンスカート 6 繊維強化プラスチックよりなる突起 12 ピストンクラウン 13 ピストンピンボス部
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正 登 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ア ツギユニシア内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンクラウンおよびピストンピンボ
    ス部をそなえると共にピストンスカートをそなえ、前記
    ピストンスカートの摺動部をガラス転位温度Tgが14
    0℃以上ないしは液晶性のプラスチックを繊維で強化し
    た繊維強化プラスチックよりなる突起で形成したことを
    特徴とする境界潤滑領域での使用に適するピストン。
JP7442692A 1992-03-30 1992-03-30 繊維強化プラスチック製ピストン Pending JPH05272639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7442692A JPH05272639A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 繊維強化プラスチック製ピストン

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JP7442692A JPH05272639A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 繊維強化プラスチック製ピストン

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JPH05272639A true JPH05272639A (ja) 1993-10-19

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JP (1) JPH05272639A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008006854A1 (de) * 2008-01-31 2009-08-06 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kolben mit Drahtkissenkörper
US7647911B2 (en) 2007-08-08 2010-01-19 Federal-Mogul World Wide, Inc. Small end con rod guidance piston
KR100969070B1 (ko) * 2008-07-08 2010-07-09 현대자동차주식회사 피스톤 스커트부용 고내마모성 수지 코팅층 및 그 제조방법
US10591039B2 (en) 2012-07-03 2020-03-17 Eaton Intelligent Power Limited Fiber reinforced plenum for limited-slip differential

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