JPH05271008A - 殺菌剤組成物 - Google Patents
殺菌剤組成物Info
- Publication number
- JPH05271008A JPH05271008A JP9607792A JP9607792A JPH05271008A JP H05271008 A JPH05271008 A JP H05271008A JP 9607792 A JP9607792 A JP 9607792A JP 9607792 A JP9607792 A JP 9607792A JP H05271008 A JPH05271008 A JP H05271008A
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- JP
- Japan
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- emulsion
- tpn
- parts
- xylene
- tetrachloroisophthalonitrile
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- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ２，４，５，６−テトラクロロイソフタロニ
トリルを有効成分とする耐寒性等の改善された殺菌用乳
剤を提供することである。 【構成】 ２，４，５，６−テトラクロロイソフタロニ
トリルに対して溶剤を１：４〜１：１８の比で配合する
殺菌用組成物。
トリルを有効成分とする耐寒性等の改善された殺菌用乳
剤を提供することである。 【構成】 ２，４，５，６−テトラクロロイソフタロニ
トリルに対して溶剤を１：４〜１：１８の比で配合する
殺菌用組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は２，４，５，６−テトラ
クロロイソフタロニトリル（以下ＴＰＮと称する）を有
効成分とする殺菌剤組成物、更に詳しくは殺菌用乳剤に
関する。
クロロイソフタロニトリル（以下ＴＰＮと称する）を有
効成分とする殺菌剤組成物、更に詳しくは殺菌用乳剤に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ＴＰＮは園芸用、工業用殺菌
剤として有効であることは知られており既に実用化さ
れ、粉剤、水和剤、粒剤、フロアブルの剤型で用いられ
ている。
剤として有効であることは知られており既に実用化さ
れ、粉剤、水和剤、粒剤、フロアブルの剤型で用いられ
ている。
【０００３】しかし使用目的によっては乳剤が剤型とし
て好ましい場面が多いのにもかかわらず、ＴＰＮが水に
不溶性でかつ有機溶媒にも難溶であるため、その製造が
困難とされてきた。
て好ましい場面が多いのにもかかわらず、ＴＰＮが水に
不溶性でかつ有機溶媒にも難溶であるため、その製造が
困難とされてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ＴＰＮの高溶解度を示
す溶媒としてキシレンが挙げられるが、乳剤にした場合
耐寒性が悪くＴＰＮの結晶析出が顕著であり高濃度乳剤
化を進める上で重大な障害となっていた。更に、乳剤を
希釈した場合、水中での結晶析出から安定した効力が得
られず、実用性のある乳剤は製造できなかった。これら
の現象は界面活性剤の種類、あるいは量を変更しても防
止することができず、又キシレンの代わりに、シクロヘ
キサノン、ソルベントナフサ、クメン、メチルナフタリ
ン等を用いても同様であった。
す溶媒としてキシレンが挙げられるが、乳剤にした場合
耐寒性が悪くＴＰＮの結晶析出が顕著であり高濃度乳剤
化を進める上で重大な障害となっていた。更に、乳剤を
希釈した場合、水中での結晶析出から安定した効力が得
られず、実用性のある乳剤は製造できなかった。これら
の現象は界面活性剤の種類、あるいは量を変更しても防
止することができず、又キシレンの代わりに、シクロヘ
キサノン、ソルベントナフサ、クメン、メチルナフタリ
ン等を用いても同様であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、ＴＰＮに対し１−メチル−２−ピロリドン（以
下ＮＭＰと称する）を配合、またはＮＭＰとキシレンの
上記配合割合を配合すると、他の溶剤と比べて、ＴＰＮ
に対する溶解性が非常に優れ、その製剤品は常温の場合
はもとより、耐寒性も良好でＴＰＮの結晶析出がなく、
かつ、安定な乳化液を得て本発明を完成するに至った。
の結果、ＴＰＮに対し１−メチル−２−ピロリドン（以
下ＮＭＰと称する）を配合、またはＮＭＰとキシレンの
上記配合割合を配合すると、他の溶剤と比べて、ＴＰＮ
に対する溶解性が非常に優れ、その製剤品は常温の場合
はもとより、耐寒性も良好でＴＰＮの結晶析出がなく、
かつ、安定な乳化液を得て本発明を完成するに至った。
【０００６】これは従来の剤型では充分に効力が発揮さ
れることのできなかった園芸用殺菌剤、工業用殺菌剤、
例えば、木竹材、染料、製紙用パルプ、衣類等広範囲に
ＴＰＮが使用可能となる。
れることのできなかった園芸用殺菌剤、工業用殺菌剤、
例えば、木竹材、染料、製紙用パルプ、衣類等広範囲に
ＴＰＮが使用可能となる。
【０００７】本発明に使用する界面活性剤としては広範
囲のものが使用でき、ノニオン系、アニオン系界面活性
剤の単独又は混合物が挙げられる。特にポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテル、アルキルアリルスルホネ
ートが好適である。
囲のものが使用でき、ノニオン系、アニオン系界面活性
剤の単独又は混合物が挙げられる。特にポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテル、アルキルアリルスルホネ
ートが好適である。
【０００８】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、こ
れによって本発明は限定されるものではない。実施例に
おける部は重量部を示す。
れによって本発明は限定されるものではない。実施例に
おける部は重量部を示す。
【０００９】実施例１ ＴＰＮ５部、ＮＭＰ９０部及びポリオキシエチレンアル
キルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート等の
混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会社
製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄色透
明な乳剤原液が得られる。
キルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート等の
混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会社
製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄色透
明な乳剤原液が得られる。
【００１０】実施例２ ＴＰＮ７部、ＮＭＰ３５部、キシレン５３部及びポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテルとアルキルアリル
スルホネート等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化
学工業株式会社製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは
溶解し淡黄色透明な乳剤原液が得られる。
キシエチレンアルキルアリルエーテルとアルキルアリル
スルホネート等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化
学工業株式会社製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは
溶解し淡黄色透明な乳剤原液が得られる。
【００１１】実施例３ ＴＰＮ１０部、ＮＭＰ３２部、キシレン４８部及びポリ
オキシエチレンアルキルアリルエーテルとアルキルアリ
ルスルホネート等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦
化学工業株式会社製）１０部を配合し乳剤とする。ＴＰ
Ｎは溶解し淡黄色透明な乳剤原液が得られる。
オキシエチレンアルキルアリルエーテルとアルキルアリ
ルスルホネート等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦
化学工業株式会社製）１０部を配合し乳剤とする。ＴＰ
Ｎは溶解し淡黄色透明な乳剤原液が得られる。
【００１２】比較例１ ＴＰＮ５部、キシレン９０部及びポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート等
の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会社
製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄色透
明な乳剤原液が得られる。
ルキルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート等
の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会社
製）５部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄色透
明な乳剤原液が得られる。
【００１３】比較例２ ＴＰＮ１０部、キシレン８０部及びポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート
等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会
社製）１０部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄
色透明な乳剤原液が得られる。
アルキルアリルエーテルとアルキルアリルスルホネート
等の混合物（ソルポール９００Ａ：東邦化学工業株式会
社製）１０部を配合し乳剤とする。ＴＰＮは溶解し淡黄
色透明な乳剤原液が得られる。
【００１４】
【発明の効果】次に本発明の効果を試験例によって示
す。
す。
【００１５】試験例１ 乳化液の耐寒性 実施例１〜３及び比較例１〜２に従って製剤した乳剤４
０mlをそれぞれ３本のスクリューカンビン（５０ml容
量）に入れ密栓をして、−５℃，０℃，５℃の低温冷蔵
庫に静置する。静置３日後にスクリューカンビンを取り
出し、乳剤全量に占める結晶の析出量を求めた。表中の
数値は重量％を表す。
０mlをそれぞれ３本のスクリューカンビン（５０ml容
量）に入れ密栓をして、−５℃，０℃，５℃の低温冷蔵
庫に静置する。静置３日後にスクリューカンビンを取り
出し、乳剤全量に占める結晶の析出量を求めた。表中の
数値は重量％を表す。
【００１６】
【表１】
【００１７】試験例２ 乳化液の安定性 実施例１〜３及び比較例１〜２に従って製剤した乳剤を
水で１００倍に希釈し、１００mlの比色管にとり静置
し、乳化剤の安定性を肉眼で観察した。
水で１００倍に希釈し、１００mlの比色管にとり静置
し、乳化剤の安定性を肉眼で観察した。
【００１８】尚、効果の判定は次によった。 ◎：乳化液に変化はない。 ○：乳化液面に水の分離が認められる。 △：原体が析出する傾向がある。 ×：原体が析出する。
【００１９】
【表２】
【００２０】上記により、本発明の殺菌剤組成物が優れ
た乳剤であることが示される。
た乳剤であることが示される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 司 茨城県つくば市緑ケ原二丁目１番 株式会 社エス・ディー・エスバイオテックつくば 研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 ２，４，５，６−テトラクロロイソフタ
ロニトリルに対して溶剤を１：４〜１：１８の比で配合
したことを特徴とする殺菌剤乳剤組成物。 - 【請求項２】 溶剤として、１−メチル−２−ピロリド
ンとキシレンを１：０〜１：２０の混合比で配合したこ
とを特徴とする請求項１記載の殺菌剤乳剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9607792A JPH05271008A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 殺菌剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9607792A JPH05271008A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 殺菌剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05271008A true JPH05271008A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=14155342
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9607792A Pending JPH05271008A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 殺菌剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05271008A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6899035B2 (en) * | 2001-12-05 | 2005-05-31 | Duerr Automotion Gmbh | Rail-mounted transport system |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP9607792A patent/JPH05271008A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6899035B2 (en) * | 2001-12-05 | 2005-05-31 | Duerr Automotion Gmbh | Rail-mounted transport system |
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