JPH05270648A - ハンガーコンベア - Google Patents
ハンガーコンベアInfo
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- JPH05270648A JPH05270648A JP10157192A JP10157192A JPH05270648A JP H05270648 A JPH05270648 A JP H05270648A JP 10157192 A JP10157192 A JP 10157192A JP 10157192 A JP10157192 A JP 10157192A JP H05270648 A JPH05270648 A JP H05270648A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ハンガー5の構造を大幅に簡略化することが
できると共に、ハンガー5の識別番号の読み取りを容易
にする。 【構成】 作動スイッチ51が作動板53によりONさ
れたときに発信装置52により、ハンガー5を個々に識
別するための識別信号が発信され、その識別信号がハン
ガー5のキャリア本体40の移動経路の途中に設けられ
た支持金具22に固定された受信装置80に受信され、
ハンガー5の識別番号が読み取られる。
できると共に、ハンガー5の識別番号の読み取りを容易
にする。 【構成】 作動スイッチ51が作動板53によりONさ
れたときに発信装置52により、ハンガー5を個々に識
別するための識別信号が発信され、その識別信号がハン
ガー5のキャリア本体40の移動経路の途中に設けられ
た支持金具22に固定された受信装置80に受信され、
ハンガー5の識別番号が読み取られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品をハンガーに吊持
して搬送するハンガーコンベアに関し、特に各ハンガー
の構造及びその識別番号の読取りを簡単化したものに関
するものである。
して搬送するハンガーコンベアに関し、特に各ハンガー
の構造及びその識別番号の読取りを簡単化したものに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縫製工場等において、縫製加工品
等の物品を吊持したハンガーを搬送するハンガーコンベ
アシステムとしては、種々の機構のものが実用化されて
いる(例えば、特開昭62─201719号公報、特開
平3─56322号公報、特開平3─56323号公
報、特開平3─61156号公報参照)。本願出願人の
出願に係る特開平3─56322号公報や特開平3─5
6323号公報に記載のハンガーコンベアは、ハンガー
を45°おきの8方向へ振り分ける複数の振り分け装置
と、各一対の振り分け装置間を連結する複数の中間レー
ル装置と、振り分け装置に連結され作業ステーションへ
延びる複数の分配レール装置とを備えている。
等の物品を吊持したハンガーを搬送するハンガーコンベ
アシステムとしては、種々の機構のものが実用化されて
いる(例えば、特開昭62─201719号公報、特開
平3─56322号公報、特開平3─56323号公
報、特開平3─61156号公報参照)。本願出願人の
出願に係る特開平3─56322号公報や特開平3─5
6323号公報に記載のハンガーコンベアは、ハンガー
を45°おきの8方向へ振り分ける複数の振り分け装置
と、各一対の振り分け装置間を連結する複数の中間レー
ル装置と、振り分け装置に連結され作業ステーションへ
延びる複数の分配レール装置とを備えている。
【0003】このハンガーコンベアにおいて採用された
ハンガーとその付属機構の具体的構造については、本願
出願人の出願に係る特開平3─61156号公報に記載
されており、このハンガーコンベアは、水平方向に延び
るように架設支持されたレールと、このレールに移動自
在に支持される転動ローラを有するハンガーと、レール
に沿って水平方向に延びるように配設されたチェーン
と、このチェーンをレールに沿って移動するように駆動
する駆動手段とを備えている。
ハンガーとその付属機構の具体的構造については、本願
出願人の出願に係る特開平3─61156号公報に記載
されており、このハンガーコンベアは、水平方向に延び
るように架設支持されたレールと、このレールに移動自
在に支持される転動ローラを有するハンガーと、レール
に沿って水平方向に延びるように配設されたチェーン
と、このチェーンをレールに沿って移動するように駆動
する駆動手段とを備えている。
【0004】前記中間レール装置の無端チェーンは水平
面内に配設されて所定方向へ周回駆動され、ハンガーの
頂部には搬送方向と直交する水平軸回りに回転可能な一
対のスプロケットが設けられ、各スプロケットの外側に
は複数の検出用スリットを有する検出用ディスクが同軸
状に設けられている。前記チェーンには、その搬送駆動
力をスプロケットに伝達する為の多数の係合片が設けら
れており、一対のスプロケットのうち搬送側のスプロケ
ットが無端チェーンの搬送側チェーン部の係合片に係合
され、このチェーンから一方のスプロケットを介してハ
ンガーに搬送駆動力を伝達するように構成してある。更
に、各スプロケットとハンガーとの間には、摩擦クラッ
チ機構が組み込まれていて、通常の搬送時にはハンガー
に対するスプロケットの回転が阻止される。しかし、ハ
ンガーの識別番号を読取る時には、ハンガーの移動を強
制的に停止させ、これにより摩擦クラッチ機構に滑りが
生じてハンガーに対するスプロケットの回転が許容され
るので、回転する検出用ディスクの検出用スリットをフ
ォトセンサーで検出して、各ハンガーの識別番号の読取
りが可能に構成してある。
面内に配設されて所定方向へ周回駆動され、ハンガーの
頂部には搬送方向と直交する水平軸回りに回転可能な一
対のスプロケットが設けられ、各スプロケットの外側に
は複数の検出用スリットを有する検出用ディスクが同軸
状に設けられている。前記チェーンには、その搬送駆動
力をスプロケットに伝達する為の多数の係合片が設けら
れており、一対のスプロケットのうち搬送側のスプロケ
ットが無端チェーンの搬送側チェーン部の係合片に係合
され、このチェーンから一方のスプロケットを介してハ
ンガーに搬送駆動力を伝達するように構成してある。更
に、各スプロケットとハンガーとの間には、摩擦クラッ
チ機構が組み込まれていて、通常の搬送時にはハンガー
に対するスプロケットの回転が阻止される。しかし、ハ
ンガーの識別番号を読取る時には、ハンガーの移動を強
制的に停止させ、これにより摩擦クラッチ機構に滑りが
生じてハンガーに対するスプロケットの回転が許容され
るので、回転する検出用ディスクの検出用スリットをフ
ォトセンサーで検出して、各ハンガーの識別番号の読取
りが可能に構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように、各ハンガーの識別番号を読取る為に、各ハンガ
ーには、摩擦クラッチ機構を組み込む一方、一対の大型
のスプロケットが設けられているので、ハンガーが大型
化し且つその構造が複雑化するとともに、その複数個所
の駆動部の保守管理が煩雑化し、更に製作コストが高価
になるという問題がある。更に、ハンガーの識別番号を
読取るために、ハンガーの移動を停止させるストップ機
構を別途必要とするという問題がある。
ように、各ハンガーの識別番号を読取る為に、各ハンガ
ーには、摩擦クラッチ機構を組み込む一方、一対の大型
のスプロケットが設けられているので、ハンガーが大型
化し且つその構造が複雑化するとともに、その複数個所
の駆動部の保守管理が煩雑化し、更に製作コストが高価
になるという問題がある。更に、ハンガーの識別番号を
読取るために、ハンガーの移動を停止させるストップ機
構を別途必要とするという問題がある。
【0006】本発明は、前記課題を解決する為になされ
たものであり、その目的は、ハンガーの構造を大幅に簡
単化でき、しかもハンガーの識別番号の読取りを簡単化
し得るようなハンガーコンベアを提供することである。
たものであり、その目的は、ハンガーの構造を大幅に簡
単化でき、しかもハンガーの識別番号の読取りを簡単化
し得るようなハンガーコンベアを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記本発明を達成するた
めに、請求項1に係るハンガーコンベアは、物品吊下げ
用ハンガーを搬送するものであり、水平方向に延びるよ
うに架設支持されたレールと、このレールに移動自在に
支持される転動ローラを有するハンガーと、前記レール
に沿って水平方向に延びるように配設された移動体と、
この移動体をレールに沿って移動するように駆動する駆
動手段とを備え、更に各ハンガーの上端部のキャリア本
体に設けられ、各ハンガーを個々に識別する為の識別信
号を発信する発信手段と、ハンガーのキャリア本体の移
動経路の途中部の近傍位置に固定的に設けられ、前記各
ハンガーの発信手段から発信される識別信号を受信する
受信手段とを備えている。
めに、請求項1に係るハンガーコンベアは、物品吊下げ
用ハンガーを搬送するものであり、水平方向に延びるよ
うに架設支持されたレールと、このレールに移動自在に
支持される転動ローラを有するハンガーと、前記レール
に沿って水平方向に延びるように配設された移動体と、
この移動体をレールに沿って移動するように駆動する駆
動手段とを備え、更に各ハンガーの上端部のキャリア本
体に設けられ、各ハンガーを個々に識別する為の識別信
号を発信する発信手段と、ハンガーのキャリア本体の移
動経路の途中部の近傍位置に固定的に設けられ、前記各
ハンガーの発信手段から発信される識別信号を受信する
受信手段とを備えている。
【0008】請求項2に係るハンガーコンベアは、請求
項1に記載のハンガーコンベアにおいて、前記受信手段
は、移動中のハンガーから識別信号を受信するように構
成されたものである。
項1に記載のハンガーコンベアにおいて、前記受信手段
は、移動中のハンガーから識別信号を受信するように構
成されたものである。
【0009】請求項3に係るハンガーコンベアは、物品
吊下げ用ハンガーを搬送するものであり、水平方向に延
びるように架設支持されたレールと、このレールに移動
自在に支持される転動ローラを有するハンガーと、前記
レールに沿って水平方向に延びるように配設された移動
体と、この移動体をレールに沿って移動するように駆動
する駆動手段とを備え、更に各ハンガーの上端部のキャ
リア本体に設けられ、各ハンガーを個々に識別する為の
複数の識別子と、ハンガーのキャリア本体の移動経路の
途中部の近傍位置に固定的に設けられ、前記各ハンガー
の複数の識別子を電気的に検知する検知手段とを備えた
ものである。
吊下げ用ハンガーを搬送するものであり、水平方向に延
びるように架設支持されたレールと、このレールに移動
自在に支持される転動ローラを有するハンガーと、前記
レールに沿って水平方向に延びるように配設された移動
体と、この移動体をレールに沿って移動するように駆動
する駆動手段とを備え、更に各ハンガーの上端部のキャ
リア本体に設けられ、各ハンガーを個々に識別する為の
複数の識別子と、ハンガーのキャリア本体の移動経路の
途中部の近傍位置に固定的に設けられ、前記各ハンガー
の複数の識別子を電気的に検知する検知手段とを備えた
ものである。
【0010】
【作用】請求項1に係るハンガーコンベアにおいては、
各ハンガーを個々に識別する為の識別信号は、各ハンガ
ーの上端部のキャリア本体に設けられた発信手段により
発信される。そして、各ハンガーの発信手段から発信さ
れる識別信号は、ハンガーのキャリア本体の移動経路の
途中部の近傍位置に固定的に設けられた受信手段により
受信され、ハンガーが識別される。
各ハンガーを個々に識別する為の識別信号は、各ハンガ
ーの上端部のキャリア本体に設けられた発信手段により
発信される。そして、各ハンガーの発信手段から発信さ
れる識別信号は、ハンガーのキャリア本体の移動経路の
途中部の近傍位置に固定的に設けられた受信手段により
受信され、ハンガーが識別される。
【0011】請求項2に係るハンガーコンベアにおいて
は、前記請求項1と同様の作用が得られる上、受信手段
は、各ハンガーを識別するためにハンガーの移動を停止
させるストップ機構などを別途必要とすることなく、移
動中のハンガーの識別信号を受信することが可能とな
る。
は、前記請求項1と同様の作用が得られる上、受信手段
は、各ハンガーを識別するためにハンガーの移動を停止
させるストップ機構などを別途必要とすることなく、移
動中のハンガーの識別信号を受信することが可能とな
る。
【0012】請求項3に係るハンガーコンベアにおいて
は、各ハンガーを個々に識別する為の識別子は、各ハン
ガーの上端部のキャリア本体に設けられているので、各
ハンガーの識別子は、ハンガーのキャリア本体の移動経
路の途中部の近傍位置に固定的に設けられた検知手段に
より電気的に検知され、ハンガーが識別される。
は、各ハンガーを個々に識別する為の識別子は、各ハン
ガーの上端部のキャリア本体に設けられているので、各
ハンガーの識別子は、ハンガーのキャリア本体の移動経
路の途中部の近傍位置に固定的に設けられた検知手段に
より電気的に検知され、ハンガーが識別される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基い
て説明する。このハンガーコンベアシステムは、縫製加
工工場において、搬送体としてのハンガー5に吊持した
種々のワーク(加工布片、半完成品や完成品等)をハン
ガー5とともに搬送する為のものである。
て説明する。このハンガーコンベアシステムは、縫製加
工工場において、搬送体としてのハンガー5に吊持した
種々のワーク(加工布片、半完成品や完成品等)をハン
ガー5とともに搬送する為のものである。
【0014】図1に示すように、このハンガーコンベア
システムHCには、複数の振り分け装置1が所定間隔お
きに配設され、各対の振り分け装置1間に複数の中間レ
ールユニット2が架橋状に配設されている。また、振り
分け装置1の左右両側には作業ステーションの為の作業
用分配レールユニット3が連結されている。そして、こ
れらハンガーコンベアシステムHCの全体に亙って多数
のハンガー5(図2参照)が配設され、これら多数のハ
ンガー5は後述するチェーン30(移動体)の駆動によ
り矢印で示す所定の搬送方向に搬送される。この振り分
け装置1は、中間レールユニット2上を移動してきたハ
ンガー5を指定された作業用分配レールユニット3ある
いは中間レールユニット2に振り分ける為のものであ
る。これについて簡単に説明すると、床面から立設され
た支柱の上端部に回転可能に設けられた本体部材10に
放射状の8本の振り分けアーム11が取付けられ、振り
分けアーム11の先端部分に形成された先端開放状のス
リット11aにハンガー5が導入された状態で、サーボ
モータ12により本体部材10が所定角度回転駆動され
て、このハンガー5が所定の作業用分配レールユニット
3あるいは中間レールユニット2に送り出して振り分け
るようになっている。
システムHCには、複数の振り分け装置1が所定間隔お
きに配設され、各対の振り分け装置1間に複数の中間レ
ールユニット2が架橋状に配設されている。また、振り
分け装置1の左右両側には作業ステーションの為の作業
用分配レールユニット3が連結されている。そして、こ
れらハンガーコンベアシステムHCの全体に亙って多数
のハンガー5(図2参照)が配設され、これら多数のハ
ンガー5は後述するチェーン30(移動体)の駆動によ
り矢印で示す所定の搬送方向に搬送される。この振り分
け装置1は、中間レールユニット2上を移動してきたハ
ンガー5を指定された作業用分配レールユニット3ある
いは中間レールユニット2に振り分ける為のものであ
る。これについて簡単に説明すると、床面から立設され
た支柱の上端部に回転可能に設けられた本体部材10に
放射状の8本の振り分けアーム11が取付けられ、振り
分けアーム11の先端部分に形成された先端開放状のス
リット11aにハンガー5が導入された状態で、サーボ
モータ12により本体部材10が所定角度回転駆動され
て、このハンガー5が所定の作業用分配レールユニット
3あるいは中間レールユニット2に送り出して振り分け
るようになっている。
【0015】前記中間レールユニット2について、図1
・図2に基いて説明する。各対の振り分け装置1間に左
右一対の支枠20が平行に連結され、これら両支枠20
の適当間隔毎の下側には吊下げ部材21を介して支持金
具22が固着されている。この支持金具22は、板材を
矩形状に折曲形成したものである。これら複数の支持金
具22の内側部に亙って、前記振り分けアーム11と略
同レベルに支持された2条のレール23が所定間隔隔て
て配設され、これら2条のレール23は振り分け装置1
の近傍部において内側に折曲され、レール23上を移動
してきたハンガー5を振り分けアーム11に導入可能に
なっている。
・図2に基いて説明する。各対の振り分け装置1間に左
右一対の支枠20が平行に連結され、これら両支枠20
の適当間隔毎の下側には吊下げ部材21を介して支持金
具22が固着されている。この支持金具22は、板材を
矩形状に折曲形成したものである。これら複数の支持金
具22の内側部に亙って、前記振り分けアーム11と略
同レベルに支持された2条のレール23が所定間隔隔て
て配設され、これら2条のレール23は振り分け装置1
の近傍部において内側に折曲され、レール23上を移動
してきたハンガー5を振り分けアーム11に導入可能に
なっている。
【0016】図2・図3に示すように、前記2条のレー
ル23の上側には、略レール23に沿って無端チェーン
30が掛装され、このチェーン30を案内するチェーン
ガイド機構35が設けられている。このチェーンガイド
機構35は、図3に示すように構成されており、支持金
具22の内側部には、2条の溝36aでチェーン30の
内側部を案内する合成樹脂製の案内条材36が、内側の
レール23の斜め上方部に沿って配設されている。この
案内条材36は、支持金具22に支持された側面視略コ
字条の取付け具37に固着されて、2条のレール23の
略全長に亙って所定高さに支持されている。そして、こ
のチェーン30は、中間レールユニット2の両端部に配
設された複数のスプロケット(図示略)により張架さ
れ、そのうちの1つの駆動スプロケットに連結された駆
動モータ81(図6参照)により所定回転方向に駆動さ
れる。
ル23の上側には、略レール23に沿って無端チェーン
30が掛装され、このチェーン30を案内するチェーン
ガイド機構35が設けられている。このチェーンガイド
機構35は、図3に示すように構成されており、支持金
具22の内側部には、2条の溝36aでチェーン30の
内側部を案内する合成樹脂製の案内条材36が、内側の
レール23の斜め上方部に沿って配設されている。この
案内条材36は、支持金具22に支持された側面視略コ
字条の取付け具37に固着されて、2条のレール23の
略全長に亙って所定高さに支持されている。そして、こ
のチェーン30は、中間レールユニット2の両端部に配
設された複数のスプロケット(図示略)により張架さ
れ、そのうちの1つの駆動スプロケットに連結された駆
動モータ81(図6参照)により所定回転方向に駆動さ
れる。
【0017】次に、無端チェーン30について、図2・
図3に基いて説明すると、複数の上チェーンリンク31
と下チェーンリンク32の各々は先端部分で夫々下方に
折り曲げられ、これら両チェーンリンク31・32の下
端部にローラ33が支軸34により回転可能に枢支され
ている。従って、チェーン30は前記駆動モータ81の
回転駆動により、両チェーンリンク31・32及びロー
ラ33が図2に矢印で示す搬送方向に所定速度で移動さ
れる。
図3に基いて説明すると、複数の上チェーンリンク31
と下チェーンリンク32の各々は先端部分で夫々下方に
折り曲げられ、これら両チェーンリンク31・32の下
端部にローラ33が支軸34により回転可能に枢支され
ている。従って、チェーン30は前記駆動モータ81の
回転駆動により、両チェーンリンク31・32及びロー
ラ33が図2に矢印で示す搬送方向に所定速度で移動さ
れる。
【0018】次に、前記レール23上を移動可能なハン
ガー5について、図2・図3に基いて説明する。キャリ
ア本体40は図2に示すように、搬送方向に細長く形成
され、このキャリア本体40の前後両端部の左右両側部
には、転動ローラ41がキャリア本体40に回転可能に
支持されるとともに、これら4つの転動ローラ41は2
条のレール23上に載置されている。従って、キャリア
本体40はこれら転動ローラ41を介して2条のレール
23上を搬送方向に移動可能になっている。更に、キャ
リア本体40の下部には、その前後方向中央部において
下方に延びるハンガーロッド42が固着されるととも
に、このハンガーロッド42の前側と後側とには、図2
に示すように一対の鉛直ボス43が一対のレール23間
に突設されており、これら鉛直ボス43にはガイドロー
ラ44が鉛直軸心回りに回転可能に夫々枢着され、これ
らガイドローラ44と一対のレール23によりキャリア
本体40の鉛直軸回りの回動を規制している。尚、ハン
ガーロッド42の下方には、ワークを保持する保持部
(図示略)が形成されている。
ガー5について、図2・図3に基いて説明する。キャリ
ア本体40は図2に示すように、搬送方向に細長く形成
され、このキャリア本体40の前後両端部の左右両側部
には、転動ローラ41がキャリア本体40に回転可能に
支持されるとともに、これら4つの転動ローラ41は2
条のレール23上に載置されている。従って、キャリア
本体40はこれら転動ローラ41を介して2条のレール
23上を搬送方向に移動可能になっている。更に、キャ
リア本体40の下部には、その前後方向中央部において
下方に延びるハンガーロッド42が固着されるととも
に、このハンガーロッド42の前側と後側とには、図2
に示すように一対の鉛直ボス43が一対のレール23間
に突設されており、これら鉛直ボス43にはガイドロー
ラ44が鉛直軸心回りに回転可能に夫々枢着され、これ
らガイドローラ44と一対のレール23によりキャリア
本体40の鉛直軸回りの回動を規制している。尚、ハン
ガーロッド42の下方には、ワークを保持する保持部
(図示略)が形成されている。
【0019】キャリア本体40には、図2に示すよう
に、上方開放状の凹部40aが形成され、この凹部40
a内において上向きに配設された板状の駆動伝達板45
の下端部が枢支軸46でキャリア本体40に回動可能に
支持されている。この駆動伝達板45はキャリア本体4
0に固着されたストッパ軸47により略上向きとなる姿
勢で保持され、しかも枢支軸46に外装された巻きバネ
48の一端がキャリア本体40のピン50に係止される
とともに、その他端は駆動伝達板45のピン49に係止
され、駆動伝達板45は図2にて時計回転方向つまりス
トッパ軸47に当接するように弾性付勢されている。従
って、チェーン30が搬送方向に移動されると、図3に
示すように、駆動伝達板45の上端部が搬送方向下流側
のローラ33に当接し、しかも巻きバネ48のバネ力を
介してハンガー5がチェーン30と同期してレール23
上を搬送方向に移動する。また、キャリア本体40の下
端部には、案内条材36側に開放された側面視矩形状の
凹部40bが形成され、この凹部40b内にはハンガー
識別コードを送信させる為の発信装置52が設けられ
る。更に、キャリア本体40の下端面にはハンガー識別
コードの送信を開始する為の作動スイッチ51が取付け
られ、この作動スイッチ51は、搬送途中において後述
する作動板53によりONされるように構成されてい
る。
に、上方開放状の凹部40aが形成され、この凹部40
a内において上向きに配設された板状の駆動伝達板45
の下端部が枢支軸46でキャリア本体40に回動可能に
支持されている。この駆動伝達板45はキャリア本体4
0に固着されたストッパ軸47により略上向きとなる姿
勢で保持され、しかも枢支軸46に外装された巻きバネ
48の一端がキャリア本体40のピン50に係止される
とともに、その他端は駆動伝達板45のピン49に係止
され、駆動伝達板45は図2にて時計回転方向つまりス
トッパ軸47に当接するように弾性付勢されている。従
って、チェーン30が搬送方向に移動されると、図3に
示すように、駆動伝達板45の上端部が搬送方向下流側
のローラ33に当接し、しかも巻きバネ48のバネ力を
介してハンガー5がチェーン30と同期してレール23
上を搬送方向に移動する。また、キャリア本体40の下
端部には、案内条材36側に開放された側面視矩形状の
凹部40bが形成され、この凹部40b内にはハンガー
識別コードを送信させる為の発信装置52が設けられ
る。更に、キャリア本体40の下端面にはハンガー識別
コードの送信を開始する為の作動スイッチ51が取付け
られ、この作動スイッチ51は、搬送途中において後述
する作動板53によりONされるように構成されてい
る。
【0020】前記複数の支持金具22のうち、搬送方向
において振り分け装置1の直前の支持金具22Aの各々
には、図2・図3に示すように、送信されたハンガー識
別コードを受信する為の受信装置80が発信装置52に
対向して設けられている。更に、この支持金具22Aに
対応する内側のレール23の外側には、前記作動スイッ
チ51を作動させる所定長さを有する作動板53が固着
されている。従って、図2に示すように、ハンガー5が
チェーン30に同期して搬送方向に移動されているとき
に、作動スイッチ51が作動板53によりONされる
と、発信装置52はハンガー識別コードを受信装置80
に送信する。従って、作動スイッチ51が作動板53に
よりONされているときのみ、ハンガー5の発信装置5
2がハンガー識別コードを発信するので、他のハンガー
5のハンガー識別コードと混信することがない。
において振り分け装置1の直前の支持金具22Aの各々
には、図2・図3に示すように、送信されたハンガー識
別コードを受信する為の受信装置80が発信装置52に
対向して設けられている。更に、この支持金具22Aに
対応する内側のレール23の外側には、前記作動スイッ
チ51を作動させる所定長さを有する作動板53が固着
されている。従って、図2に示すように、ハンガー5が
チェーン30に同期して搬送方向に移動されているとき
に、作動スイッチ51が作動板53によりONされる
と、発信装置52はハンガー識別コードを受信装置80
に送信する。従って、作動スイッチ51が作動板53に
よりONされているときのみ、ハンガー5の発信装置5
2がハンガー識別コードを発信するので、他のハンガー
5のハンガー識別コードと混信することがない。
【0021】次に、この発信装置52の制御系は、図4
のブロック図に示すように構成されている。作動スイッ
チ51と、ハンガーの識別番号を設定する為の4桁の番
号設定スイッチからなる識別番号設定スイッチ61と、
ハンガー識別コードをアンテナから発信する為の発信回
路62とは制御装置60の入出力インターフェース63
に夫々接続されている。制御装置60は、CPU64
と、このCPU64にデータバスなどのバス67を介し
て接続された入出力インターフェース63、ROM65
及びRAM66とから構成されている。ROM65に
は、後述する発信制御の制御プログラムなどが格納され
ている。RAM66には、複数のワークメモリなどが設
けられている。尚、前記番号設定スイッチは、数字
「0」〜「9」を記載したリング状のダイヤルと、これ
ら数字に対応する10個の接点を有するリング状のスイ
ッチで、設定された数字に応じた特有のスイッチ信号を
出力する。
のブロック図に示すように構成されている。作動スイッ
チ51と、ハンガーの識別番号を設定する為の4桁の番
号設定スイッチからなる識別番号設定スイッチ61と、
ハンガー識別コードをアンテナから発信する為の発信回
路62とは制御装置60の入出力インターフェース63
に夫々接続されている。制御装置60は、CPU64
と、このCPU64にデータバスなどのバス67を介し
て接続された入出力インターフェース63、ROM65
及びRAM66とから構成されている。ROM65に
は、後述する発信制御の制御プログラムなどが格納され
ている。RAM66には、複数のワークメモリなどが設
けられている。尚、前記番号設定スイッチは、数字
「0」〜「9」を記載したリング状のダイヤルと、これ
ら数字に対応する10個の接点を有するリング状のスイ
ッチで、設定された数字に応じた特有のスイッチ信号を
出力する。
【0022】ここで、多数のハンガー5の各々は、この
識別番号設定スイッチ61により、例えば、「001
0」、「1058」・・・のように、各ハンガー5毎に
異なる識別番号が割り当てられている。尚、この発信装
置52には、CPU64やROM65などのICチップ
や発信回路62などに電力を供給するバッテリーEが搭
載されている。従って、この発信装置52においては、
図5に示すように、識別番号設定スイッチ61からの設
定データに応じた所定ビット数(例えば、11ビット)
からなるコード列データを作成する一方、数ビットから
なるスタートコードとコード列データとパリティコード
と数ビットからなるストップコードとを有するハンガー
識別コードを、例えば、FM方式の電波で発信するよう
になっている。
識別番号設定スイッチ61により、例えば、「001
0」、「1058」・・・のように、各ハンガー5毎に
異なる識別番号が割り当てられている。尚、この発信装
置52には、CPU64やROM65などのICチップ
や発信回路62などに電力を供給するバッテリーEが搭
載されている。従って、この発信装置52においては、
図5に示すように、識別番号設定スイッチ61からの設
定データに応じた所定ビット数(例えば、11ビット)
からなるコード列データを作成する一方、数ビットから
なるスタートコードとコード列データとパリティコード
と数ビットからなるストップコードとを有するハンガー
識別コードを、例えば、FM方式の電波で発信するよう
になっている。
【0023】次に、このハンガーコンベアシステムHC
の制御系は、図6のブロック図に示すように構成されて
いる。ホストコンピュータ70には、データを入力する
キーボード71や入力されたデータを表示するディスプ
レイ72やプリンタ73が接続されるとともに、各振り
分け装置1毎に設けられた複数のサブ制御装置74が接
続されている。このサブ制御装置74は、CPU76
と、このCPU76にデータバスなどのバス79を介し
て接続された入出力インターフェース75、ROM77
及びRAM78とから構成されている。この入出力イン
ターフェース75には、受信装置80と、サーボモータ
12と、駆動モータ81が夫々接続されている。ROM
77には、両モータ12・81を制御する駆動制御プロ
グラム、後述する受信・解読制御の制御プログラムなど
が格納されている。RAM78には、ハンガー5の識別
番号を記憶する識別番号メモリ及び複数のワークメモリ
などが設けられている。
の制御系は、図6のブロック図に示すように構成されて
いる。ホストコンピュータ70には、データを入力する
キーボード71や入力されたデータを表示するディスプ
レイ72やプリンタ73が接続されるとともに、各振り
分け装置1毎に設けられた複数のサブ制御装置74が接
続されている。このサブ制御装置74は、CPU76
と、このCPU76にデータバスなどのバス79を介し
て接続された入出力インターフェース75、ROM77
及びRAM78とから構成されている。この入出力イン
ターフェース75には、受信装置80と、サーボモータ
12と、駆動モータ81が夫々接続されている。ROM
77には、両モータ12・81を制御する駆動制御プロ
グラム、後述する受信・解読制御の制御プログラムなど
が格納されている。RAM78には、ハンガー5の識別
番号を記憶する識別番号メモリ及び複数のワークメモリ
などが設けられている。
【0024】次に、前記発信装置52の制御装置60で
行なわれる発信制御のルーチンについて、図7のフロー
チャートに基いて説明する。尚、図中符号Si(i=1
0、11、12・・・・)は各ステップである。この発
信装置52に電源が投入されるとこの制御が開始され、
先ず作動スイッチ51がON状態となるのを常に検出さ
れ(S10:No)、ハンガー5が支持金具22Aに接
近し、作動スイッチ51が作動板53によりONされた
とき(S10:Yes)、識別番号設定スイッチ61の
設定データが読込まれ(S11)、この設定データに基
いてハンガー識別コードが作成される(S12)。次
に、このハンガー識別コードが発信回路62に出力され
(S13)、S10に戻る。従って、作動スイッチ51
がON状態のときには、発信回路62で作成されたハン
ガー識別コードの電波がアンテナを介して発信され続け
る。
行なわれる発信制御のルーチンについて、図7のフロー
チャートに基いて説明する。尚、図中符号Si(i=1
0、11、12・・・・)は各ステップである。この発
信装置52に電源が投入されるとこの制御が開始され、
先ず作動スイッチ51がON状態となるのを常に検出さ
れ(S10:No)、ハンガー5が支持金具22Aに接
近し、作動スイッチ51が作動板53によりONされた
とき(S10:Yes)、識別番号設定スイッチ61の
設定データが読込まれ(S11)、この設定データに基
いてハンガー識別コードが作成される(S12)。次
に、このハンガー識別コードが発信回路62に出力され
(S13)、S10に戻る。従って、作動スイッチ51
がON状態のときには、発信回路62で作成されたハン
ガー識別コードの電波がアンテナを介して発信され続け
る。
【0025】次に、前記ホストコンピュータ70に接続
されたサブ制御装置74で行なわれる受信・解読制御の
ルーチンについて、図8のフローチャートに基いて説明
する。尚、図中符号Si(i=30、31、32・・・
・)は各ステップである。ホストコンピュータ70に電
源が投入されるとこの制御が開始され、先ず発信装置5
2から発信されるハンガー識別コードが常に受信されて
おり、このハンガー識別コードのスタートコードを受信
したときには(S30:Yes)、スタートコードから
ストップコードまでの複数のビットからなるコードデー
タがRAM78のワークメモリに順次格納され(S3
1、S32:Yes)、このハンガー識別コードに基い
てパリティコードを参照して受信したハンガー識別コー
ドが正しいときには(S33:Yes)、この受信した
ハンガー識別コードに基いてハンガー5の識別番号が解
読され、このハンガー5の識別番号がワークメモリに記
憶される(S34)。
されたサブ制御装置74で行なわれる受信・解読制御の
ルーチンについて、図8のフローチャートに基いて説明
する。尚、図中符号Si(i=30、31、32・・・
・)は各ステップである。ホストコンピュータ70に電
源が投入されるとこの制御が開始され、先ず発信装置5
2から発信されるハンガー識別コードが常に受信されて
おり、このハンガー識別コードのスタートコードを受信
したときには(S30:Yes)、スタートコードから
ストップコードまでの複数のビットからなるコードデー
タがRAM78のワークメモリに順次格納され(S3
1、S32:Yes)、このハンガー識別コードに基い
てパリティコードを参照して受信したハンガー識別コー
ドが正しいときには(S33:Yes)、この受信した
ハンガー識別コードに基いてハンガー5の識別番号が解
読され、このハンガー5の識別番号がワークメモリに記
憶される(S34)。
【0026】次に、今回ワークメモリに記憶したハンガ
ー識別番号と前回RAM78の識別番号メモリに記憶し
たハンガー識別番号とが同一のときには(S35:Ye
s)、S30以降が繰り返される。しかし、今回のハン
ガー識別番号と前回のハンガー識別番号(RAM78の
識別番号メモリに記憶されたハンガー識別番号)とが同
一でないときには(S35:No)、今回のハンガー識
別番号が識別番号メモリに追加して記憶され(S3
6)、S30以降が実行される。このように、多数のハ
ンガー5の各々から発信されたハンガー識別コードを順
次受信して、振り分け装置1に接近した支持金具22A
を通過するハンガー5のハンガー識別番号が通過順に識
別番号メモリに順次記憶され、このハンガー識別番号と
RAM78に予め格納された行き先の作業用分配レール
ユニット3の番号とに基いて、振り分け装置1で振り分
けられる。
ー識別番号と前回RAM78の識別番号メモリに記憶し
たハンガー識別番号とが同一のときには(S35:Ye
s)、S30以降が繰り返される。しかし、今回のハン
ガー識別番号と前回のハンガー識別番号(RAM78の
識別番号メモリに記憶されたハンガー識別番号)とが同
一でないときには(S35:No)、今回のハンガー識
別番号が識別番号メモリに追加して記憶され(S3
6)、S30以降が実行される。このように、多数のハ
ンガー5の各々から発信されたハンガー識別コードを順
次受信して、振り分け装置1に接近した支持金具22A
を通過するハンガー5のハンガー識別番号が通過順に識
別番号メモリに順次記憶され、このハンガー識別番号と
RAM78に予め格納された行き先の作業用分配レール
ユニット3の番号とに基いて、振り分け装置1で振り分
けられる。
【0027】以上説明したように、各ハンガー5を個々
に識別する為のハンガー識別コードは、各ハンガー5の
キャリア本体40に設けられた発信装置52により発信
され、各ハンガー5の発信装置52から発信されるハン
ガー識別コードは、振り分け装置1に接近した支持金具
22Aに設けられた受信装置80により受信されるの
で、ハンガー5の構造を大幅に簡単化でき、しかもハン
ガー5の識別番号の読取りを大幅に簡単化することがで
き、更にその製作費も低減できる。更に、識別番号の読
取りの為の駆動部をハンガー5に設けないので、その保
守管理を一切不要にできる。加えて、受信装置80は、
移動中のハンガー5からハンガー識別コードを受信する
ように構成されているので、移動中のハンガー5の識別
信号を受信でき、各ハンガー5の移動を停止させる為の
煩雑なストップ機構を別途設ける必要がない。
に識別する為のハンガー識別コードは、各ハンガー5の
キャリア本体40に設けられた発信装置52により発信
され、各ハンガー5の発信装置52から発信されるハン
ガー識別コードは、振り分け装置1に接近した支持金具
22Aに設けられた受信装置80により受信されるの
で、ハンガー5の構造を大幅に簡単化でき、しかもハン
ガー5の識別番号の読取りを大幅に簡単化することがで
き、更にその製作費も低減できる。更に、識別番号の読
取りの為の駆動部をハンガー5に設けないので、その保
守管理を一切不要にできる。加えて、受信装置80は、
移動中のハンガー5からハンガー識別コードを受信する
ように構成されているので、移動中のハンガー5の識別
信号を受信でき、各ハンガー5の移動を停止させる為の
煩雑なストップ機構を別途設ける必要がない。
【0028】尚、前記発信装置52に設けられたバッテ
リーEをソーラーバッテリーで構成し、このソーラーバ
ッテリーに所定ルクスを有する光線を照射し、この光線
を受光したときにハンガー識別コードを発信するように
構成してもよい。尚、前記発信装置52からハンガー識
別コードで変調した赤外線などの光線を発信するように
構成する一方、受信装置80でこの光線を受信し、受信
した光線からハンガー5の識別番号を解読することも可
能である。
リーEをソーラーバッテリーで構成し、このソーラーバ
ッテリーに所定ルクスを有する光線を照射し、この光線
を受光したときにハンガー識別コードを発信するように
構成してもよい。尚、前記発信装置52からハンガー識
別コードで変調した赤外線などの光線を発信するように
構成する一方、受信装置80でこの光線を受信し、受信
した光線からハンガー5の識別番号を解読することも可
能である。
【0029】〔別実施例〕また、図9・図10に示すよ
うに、前記発信装置52に代えて磁気テープ片(識別
子)90を貼付し、前記受信装置80に代えてホール素
子92を設けるようにしてもよい。即ち、各ハンガー5
Aのキャリア本体40Aの側面には、所定長さを有する
磁気テープ片90が貼着されている。これら多数の磁気
テープ片90の各々には、ハンガー5A毎に異なる所定
ビット数(例えば、11ビット)からなる識別コードが
記録されている。
うに、前記発信装置52に代えて磁気テープ片(識別
子)90を貼付し、前記受信装置80に代えてホール素
子92を設けるようにしてもよい。即ち、各ハンガー5
Aのキャリア本体40Aの側面には、所定長さを有する
磁気テープ片90が貼着されている。これら多数の磁気
テープ片90の各々には、ハンガー5A毎に異なる所定
ビット数(例えば、11ビット)からなる識別コードが
記録されている。
【0030】一方、振り分け装置1の直前の支持金具2
2Aには、その側壁からキャリア本体40Aの側面近傍
まで内側向きに延びた支持棒91が固着され、この支持
棒91の先端にホール素子92が取付けられている。つ
まり、このホール素子92は、キャリア本体40Aに貼
着された磁気テープ片90に接近して臨む位置に配設さ
れている。従って、チェーン30の搬送方向への移動に
伴ってハンガー5Aがレール23A上を移動する移動途
中において、ホール素子92が略一定速度で移動する磁
気テープ片90の識別コードを検出する。その結果、こ
の識別コードを解読することにより、通過するハンガー
5Aのハンガー番号を通過順に確実に検出することがで
きる。この場合にも、前記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。尚、前記磁気テープ片90に代えてバーコ
ードを印刷した識別片をキャリア本体40Aに貼付する
一方、ホール素子92に代えてバーコード読取り器で構
成し、このバーコード読取り器で移動中のハンガー5A
のバーコードを読取るように構成することも可能であ
る。
2Aには、その側壁からキャリア本体40Aの側面近傍
まで内側向きに延びた支持棒91が固着され、この支持
棒91の先端にホール素子92が取付けられている。つ
まり、このホール素子92は、キャリア本体40Aに貼
着された磁気テープ片90に接近して臨む位置に配設さ
れている。従って、チェーン30の搬送方向への移動に
伴ってハンガー5Aがレール23A上を移動する移動途
中において、ホール素子92が略一定速度で移動する磁
気テープ片90の識別コードを検出する。その結果、こ
の識別コードを解読することにより、通過するハンガー
5Aのハンガー番号を通過順に確実に検出することがで
きる。この場合にも、前記実施例と同様の効果を得るこ
とができる。尚、前記磁気テープ片90に代えてバーコ
ードを印刷した識別片をキャリア本体40Aに貼付する
一方、ホール素子92に代えてバーコード読取り器で構
成し、このバーコード読取り器で移動中のハンガー5A
のバーコードを読取るように構成することも可能であ
る。
【0031】尚、前記実施例の発信装置52Aを図11
に示すように構成することも可能である。即ち、ハンガ
ー識別コードを設定する為に、例えば11個のディップ
スイッチ95を切換回路96に接続し、作動スイッチ5
1がON状態のときに、この切換回路96でディップス
イッチ95からのスイッチ信号(Hレベル信号又はLレ
ベル信号)を所定時間毎に切換えて入力し、これら11
個のディップスイッチ95からのスイッチ信号からなる
ハンガー識別コードを発信回路97に出力し、発信回路
97で作成された電磁波をアンテナから発信するように
構成してもよい。
に示すように構成することも可能である。即ち、ハンガ
ー識別コードを設定する為に、例えば11個のディップ
スイッチ95を切換回路96に接続し、作動スイッチ5
1がON状態のときに、この切換回路96でディップス
イッチ95からのスイッチ信号(Hレベル信号又はLレ
ベル信号)を所定時間毎に切換えて入力し、これら11
個のディップスイッチ95からのスイッチ信号からなる
ハンガー識別コードを発信回路97に出力し、発信回路
97で作成された電磁波をアンテナから発信するように
構成してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係るハ
ンガーコンベアによれば、各ハンガーを個々に識別する
為の識別信号は、各ハンガーの上端部のキャリア本体に
設けられた発信手段により発信され、各ハンガーの発信
手段から発信される識別信号は、ハンガーのキャリア本
体の移動経路の途中部の近傍位置に固定的に設けられた
受信手段により受信されるので、ハンガーの構造を大幅
に簡単化でき、しかもハンガーの識別番号の読取りを簡
単化することができ、更にその製作費も低減できる。更
に、識別番号の読取りの為の駆動部をハンガー5に設け
ないので、その保守管理を一切不要にできる。
ンガーコンベアによれば、各ハンガーを個々に識別する
為の識別信号は、各ハンガーの上端部のキャリア本体に
設けられた発信手段により発信され、各ハンガーの発信
手段から発信される識別信号は、ハンガーのキャリア本
体の移動経路の途中部の近傍位置に固定的に設けられた
受信手段により受信されるので、ハンガーの構造を大幅
に簡単化でき、しかもハンガーの識別番号の読取りを簡
単化することができ、更にその製作費も低減できる。更
に、識別番号の読取りの為の駆動部をハンガー5に設け
ないので、その保守管理を一切不要にできる。
【0033】また、請求項2に係るハンガーコンベアに
よれば、請求項1と同様の効果が得られる上、受信手段
は、移動中のハンガーから識別信号を受信するように構
成されているので、移動中のハンガーの識別信号を受信
でき、各ハンガーの移動を停止させる為の煩雑なストッ
プ機構を別途設ける必要がない。
よれば、請求項1と同様の効果が得られる上、受信手段
は、移動中のハンガーから識別信号を受信するように構
成されているので、移動中のハンガーの識別信号を受信
でき、各ハンガーの移動を停止させる為の煩雑なストッ
プ機構を別途設ける必要がない。
【0034】更に、請求項3に係るハンガーコンベアに
よれば、各ハンガーを個々に識別する為の識別子が各ハ
ンガーの上端部のキャリア本体に設けられ、各ハンガー
の識別子はハンガーのキャリア本体の移動経路の途中部
の近傍位置に固定的に設けられた検知手段により電気的
に検知されるので、前記請求項1と同様の効果を得るこ
とができる。
よれば、各ハンガーを個々に識別する為の識別子が各ハ
ンガーの上端部のキャリア本体に設けられ、各ハンガー
の識別子はハンガーのキャリア本体の移動経路の途中部
の近傍位置に固定的に設けられた検知手段により電気的
に検知されるので、前記請求項1と同様の効果を得るこ
とができる。
【図1】ハンガーコンベアシステムの部分平面図であ
る。
る。
【図2】中間レールユニットのレール等とチェーンとハ
ンガーの要部側面図である。
ンガーの要部側面図である。
【図3】ハンガーを含む図1の3─3線拡大断面図であ
る。
る。
【図4】発信装置の制御系のブロック図である。
【図5】発信装置から発信されるハンガー識別コードの
説明図である。
説明図である。
【図6】ハンガーコンベアシステムの制御系の概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】発信制御の概略フローチャートである。
【図8】ハンガー番号解読制御の概略フローチャートで
ある。
ある。
【図9】別実施例に係る図2相当図である。
【図10】別実施例に係るハンガーとレール等の要部平
面図である。
面図である。
【図11】変形例に係る発信装置のブロック図である。
HC ハンガーコンベアシステム 5 ハンガー 5A ハンガー 23 レール 30 無端チェーン 41 転動ローラ 52 発信装置 52A 発信装置 80 受信装置 81 駆動モータ 90 磁気テープ片 92 ホール素子
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06F 15/21 R 7925−5L
Claims (3)
- 【請求項1】 水平方向に延びるように架設支持された
レールと、このレールに移動自在に支持される転動ロー
ラを有するハンガーと、前記レールに沿って水平方向に
延びるように配設された移動体と、この移動体をレール
に沿って移動するように駆動する駆動手段とを備え、前
記ハンガーを搬送するハンガーコンベアにおいて、 前記各ハンガーの上端部のキャリア本体に設けられ、各
ハンガーを個々に識別する為の識別信号を発信する発信
手段と、 前記ハンガーのキャリア本体の移動経路の途中部の近傍
位置に固定的に設けられ、前記各ハンガーの発信手段か
ら発信される識別信号を受信する受信手段と、 を備えたことを特徴とするハンガーコンベア。 - 【請求項2】 請求項1のハンガーコンベアにおいて、
前記受信手段は、移動中のハンガーから識別信号を受信
するように構成されたことを特徴とするハンガーコンベ
ア。 - 【請求項3】 水平方向に延びるように架設支持された
レールと、このレールに移動自在に支持される転動ロー
ラを有するハンガーと、前記レールに沿って水平方向に
延びるように配設された移動体と、この移動体をレール
に沿って移動するように駆動する駆動手段とを備え、前
記ハンガーを搬送するハンガーコンベアにおいて、 前記各ハンガーの上端部のキャリア本体に設けられ、各
ハンガーを個々に識別する為の複数の識別子と、 前記ハンガーのキャリア本体の移動経路の途中部の近傍
位置に固定的に設けられ、前記各ハンガーの複数の識別
子を電気的に検知する検知手段と、 を備えたことを特徴とするハンガーコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10157192A JPH05270648A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | ハンガーコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10157192A JPH05270648A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | ハンガーコンベア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270648A true JPH05270648A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=14304096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10157192A Pending JPH05270648A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | ハンガーコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05270648A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104026789A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-09-10 | 江苏云道信息技术有限公司 | 一种用于智能生产线上的吊架检测装置 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP10157192A patent/JPH05270648A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104026789A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-09-10 | 江苏云道信息技术有限公司 | 一种用于智能生产线上的吊架检测装置 |
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