JPH0526940A - 通信ケーブルのペア線識別方法および装置 - Google Patents

通信ケーブルのペア線識別方法および装置

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JPH0526940A
JPH0526940A JP3203487A JP20348791A JPH0526940A JP H0526940 A JPH0526940 A JP H0526940A JP 3203487 A JP3203487 A JP 3203487A JP 20348791 A JP20348791 A JP 20348791A JP H0526940 A JPH0526940 A JP H0526940A
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JP
Japan
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pair
strand
wire
wires
designated
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JP3203487A
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English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
孝 鈴木
Yutaka Mizawa
裕 見沢
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KOMU DENSHI KAIHATSU KK
Original Assignee
KOMU DENSHI KAIHATSU KK
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信ケーブル中のペア線の識別を高い信頼性
をもって、かつ簡単に行えるようにする。 【構成】 通信ケーブル14中から1本の素線を指定
し、その指定素線と他の素線の各々との間の静電容量の
相対値を逐次測定し、指定素線との間の静電容量が最大
の素線を、指定素線とペアを有する素線として判別す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数のペア線を集束し
てなる通信ケーブル中から特定のペア線を識別するため
の方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電話用などの通信ケーブルは、互
いに絶縁された2本の素線を撚り合わせてなるペア線を
多数集束して構成される。このような通信ケーブルの敷
設や接続等の工事の際には、そのケーブル中から特定の
ペア線を識別することが必要となる。従来行われている
識別方法の1つは、作業者が素線の被覆絶縁部の色模様
を識別するか、撚り合わされた形状から識別する視覚に
依存する方法である。また、素線間の電磁的な結合の度
合に応じて誘起される誘起電気量を検出し、誘起電気量
が最大である2本の素線をペア線であると特定する方法
も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法のうち作業者の視覚に依存する方法では、作業者の視
覚的能力に依存するため信頼性に欠け、また作業時間が
長時間に及ぶにつれ作業能率が低下するという問題があ
る。
【0004】一方、電磁的な結合により誘起される誘起
電気量を検出しペア線を特定する方法では、素線間の内
部インダクタンスは素線の長さに依存するため、予め複
数の周波数を用意しなければならない。又。ある程度高
い周波数を使用しなければ容易に検出可能な誘起電気量
を確保し得ない。更にその取扱いには、高い周波数を使
用している為に識別装置から周辺機器、及び周辺機器か
ら識別装置への雑音の影響に対して対策を講じなければ
正常動作を確保し得ない。また、非測定系に存在する分
布定数回路と測定系自身に発生する分布定数回路とが複
雑に組合さり新たなる分布定数回路を形成するため、本
来の測定しなければならない被測定系に存在する電磁的
な結合により誘起される誘起電気量のみを検出すること
が困難である。もし測定系と被測定系を結ぶ測定系の供
試ケーブルの分布定数回路が一定値ならば、被測定系の
分布定数回路の値が小さくなればなる程更に誘起電気量
の検出が困難になるため、供試ケーブルは特殊性を要す
ることになる等といった種々の欠点がある。
【0005】従って、本発明の目的は、通信ケーブル中
のペア線の識別を高い信頼性をもって、かつ容易なやり
方で行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに絶縁し
た素線を2本撚り合わせてペア線となし、これを複数集
束して構成された通信ケーブル中から特定のペア線を識
別する方法において、通信ケーブル中の1本の素線を指
定する過程と、指定した素線以外の複数本の素線の各々
と指定した素線との間の静電容量の相対値を測定する過
程と、複数本の素線のうち測定した静電容量の相対値が
最大となる素線が、指定した素線とペアをなす素線であ
ると判別する過程とを有する通信ケーブルのペア線識別
方法を提供する。
【0007】また本発明は、互いに絶縁した素線を2本
撚り合わせてペア線をなし、これを複数集束して構成さ
れた通信ケーブル中から特定のペア線を識別する装置に
おいて、通信ケーブルの複数本の素線の中から1本の素
線を指定すると共に、この指定した素線以外の複数の素
線の各々を逐次選択するスイッチ手段と、スイッチ手段
によりそれぞれ指定および選択された2本の素線に接続
されて、2本の素線間の静電容量の相対値を出力する静
電容量測定手段と、静電容量測定手段の出力値を受け、
逐次選択される素線のうち、出力値が最大である1本の
素線を指定された素線とペアをなす素線であると判定す
る判定手段とを有する通信ケーブルのペア線識別装置を
提供する。
【0008】
【作用】まず、通信ケーブル中の一本の素線が指定され
て、次いでその指定素線と他の各素線との間の静電容量
の相対値が逐次測定される。そして、最大の静電容量が
得られた素線が、上記指定素線とペアの素線であると判
断される。
【0009】
【実施例】図1は、交流容量ブリッジ法による静電容量
測定回路を示す。図中、抵抗1は被測定コンデンサ2の
絶縁抵抗を並列抵抗の形で等価的に示したものである。
被測定コンデンサ2と可変抵抗器3と可変コンデンサ4
と抵抗値の分かっている比例抵抗5,6とにより4端子
ブリッジ回路が構成され、その対角2端子間に交流検流
計7が、他の2端子間に交流電源8が接続される。可変
抵抗3および可変コンデンサ4の値を調整していくと交
流検流計7の値が0になり、その時の抵抗1、可変抵抗
3、可変コンデンサ4および比例抵抗5,6の値を用い
て正確な被測定コンデンサ2の値を計算により求めるこ
とが出来る。この被測定コンデンサ2の代わりに通信ケ
ーブルの2本の線をコンデンサとして当てはめれば、素
線間の静電容量の値を求めることができる。
【0010】ところで、前記の静電容量測定法は容量値
そのものを求める方法であり、これをそのまま自動化し
ようとすると、交流検流計の値を自動判別し、可変抵抗
器と可変コンデンサの調整にフィードバックさせ、交流
検流計の値が0になるまで可変抵抗器と可変コンデンサ
を自動調整しなければならず、複雑な装置構成を要して
しまう。
【0011】そこで、好適な実施例では、図2に示す直
流変換増幅器を使用して素線間の相対的な静電容量測定
を行うことにより、ペア線識別の自動化を図っている。
これは比較的簡単な装置構成で実現でき、実用化に適し
ている。図2において、交流電源9がアースと1本の素
線10間に接続され、他の1本の素線がオペアンプ12
とフィードバック抵抗13とから成る増幅器の入力端子
に接続される。2本の素線10,11はコンデンサを形
成しており、オペアンプ12の出力の値は交流電源9か
らの入力電流電圧が一定ならば2本の素線10,11の
形成する静電容量により左右される。
【0012】ペア線が複数集束された通信ケーブルの中
から指定した1本の素線に対するペアとなるもう1本の
素線を見つけ出す場合には、図2の直流変換増幅器を用
いて指定した素線と、この指定素線以外の素線の各々と
の間の静電容量の違いによる出力の差を見れば、各素線
間の静電容量の値そのものを求めなくても、どの素線が
指定素線のペアであるかが判別できる。
【0013】図3はこうした原理に基づき図2の直流変
換増幅器を用いてペア線の自動識別を行う為の本発明の
一実施例の装置構成を示す。図3において、通信ケーブ
ル14は、互いに絶縁した2本の素線を撚り合わせたペ
ア線を多数束ねて構成されているが。その切り口におい
てはいずれの素線同士がペアなのかは一見したところ判
別できない。その切り口の各素線には、各素線を選択的
に交流電源16に接続する第1スイッチ回路15−1
と、各素線を選択的にオペアンプ17と抵抗18から成
る増幅器の入力端子へ接続する第2スイッチ回路15−
2とが結合される。それらスイッチ回路15−1,15
−2の状態はスイッチ制御回路23により制御される。
【0014】即ち、スイッチ制御回路23は、ペア線対
応データ保持装置25よりケーブル14中の1本の素線
の指定を受けると、この指定された1本の素線のみを交
流電源16に接続するように第1スイッチ回路15−1
の状態をセットする。続いて、スイッチ制御回路23は
第2スイッチ回路15−2を制御して、指定された素線
以外の他の素線群中から1本の素線を選択してこれをオ
ペアンプ17の入力端子へ接続する。
【0015】これにより、指定された素線と選択された
素線とがコンデンサーとして直流変換増幅器の構成要素
の一部となり、交流電源16からの入力電圧がそのコン
デンサの静電容量に応じたゲインで増幅されてピークホ
ールド回路19に伝えられる。尚、交流電源16につい
ては、実質的に電磁波とならないような低い周波数と低
い電力とを使用する。ピークホールド回路19は増幅器
より出力された電圧のピーク時の値のみを取り出しA/
D変換器20へ伝える。A/D変換器20で取り込まれ
た電圧は、アナログ値から比較しやすいデジタル値に変
換され、補正値減算器21へ送られる。補正値減算器2
1は被測定系と測定系とを結ぶ測定系のケーブルのもつ
静電容量を除去する為にその静電容量に起因する補正値
をA/D変換器20からのデジタル値から減算するもの
であり、この補正値減算器21より出力されたデジタル
値はデジタルメモリ22に保持される。
【0016】以上の過程を経て、指定素線と選び出され
た他の1本の素線との間の静電容量の相対的な大きさが
記憶されると、次にスイッチ制御回路23は第2スイッ
チ回路15−2を切換えて別の素線を新たに選択させ
る。それにより、上記と同様にして指定素線と新たに選
択された素線との間の静電容量の相対的な値が求められ
記憶される。以下順々に第2スイッチ15−2が切換え
られていくことにより、指定素線以外の全ての素線の各
々と指定素線との間の静電容量の相対値が逐次求めら
れ、デジタルメモリ22に保持される。保持された静電
容量の相対値はデジタルコンパレータ24にて相互に比
較され、指定素線との間に最大の静電容量をもつ素線が
特定される。特定した素線はペア線対応データ保持装置
25に通知されて、指定素線とペアをなす素線として記
憶される。
【0017】こうして、或るペア線の識別が完了する
と、次にペア線対応データ保持装置25は既に識別され
たペア線以外の素線を新たに指定し、スイッチ制御回路
23を通じてスイッチ回路15−1を切換えて、新たに
指定した素線を電源16に接続し、上述した一連の過程
を繰返して行う。こうして最終的に全ての素線のペア関
係が明らかにされる。
【0018】通常、ペア線識別に続いて素線へのコネク
タの接続作業が行なわれるが、コネクタへの接続も、圧
接型のコネクタを使用し、自動圧接機と本発明装置を組
合せれば、完全自動化を実現することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、通信ケーブル中の素線
間の静電容量に基づきペア線を識別するようにしている
ため、インダクタンスに基づく方法のように高周波を用
いる必要がなく簡単に特定のペア線を識別することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブリッジ法による静電容量測定回路の回路図で
ある。
【図2】直流変換増幅器の回路図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を示すブロック線図で
ある。
【符号の説明】
14 通信ケーブル 15−1,15−2 スイッチ回路 16 交流電源 17 オペアンプ 19 ピークホールド回路 20 A/D変換器 21 補正値減算器 22 デジタルメモリ 23 スイッチ制御回路 24 デジタルコンパレータ 25 ペア線対応データ保持装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに絶縁した素線を2本撚り合わせて
    ペア線となし、これを複数集束して構成された通信ケー
    ブル中から特定のペア線を識別する方法において、 前記通信ケーブル中の1本の素線を指定する過程と、 前記指定した素線以外の複数本の素線の各々と前記指定
    した素線との間の静電容量の相対値を測定する過程と、 前記複数本の素線のうち前記測定した静電容量の相対値
    が最大となる素線が、前記指定した素線とペアをなす素
    線であると判別する過程とを有する通信ケーブルのペア
    線識別方法。
  2. 【請求項2】 互いに絶縁した素線を2本撚り合わせて
    ペア線をなし、これを複数集束して構成された通信ケー
    ブル中から特定のペア線を識別する装置において、 前記通信ケーブルの複数本の素線の中から1本の素線を
    指定すると共に、この指定した素線以外の複数の素線の
    各々を逐次選択するスイッチ手段と、 前記スイッチ手段によりそれぞれ指定および選択された
    2本の素線に接続されて、前記2本の素線間の静電容量
    の相対値を出力する静電容量測定手段と、 前記静電容量測定手段の出力値を受け、前記逐次選択さ
    れる素線のうち、前記出力値が最大である1本の素線を
    前記指定された素線とペアをなす素線であると判定する
    判定手段とを有する通信ケーブルのペア線識別装置。
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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020191026A1 (en) * 2019-03-21 2020-09-24 Jabil Inc. Cable identification tester

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