JPH05267998A - 組合せラッチおよびシフトレジスタ回路 - Google Patents

組合せラッチおよびシフトレジスタ回路

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JPH05267998A
JPH05267998A JP3190250A JP19025091A JPH05267998A JP H05267998 A JPH05267998 A JP H05267998A JP 3190250 A JP3190250 A JP 3190250A JP 19025091 A JP19025091 A JP 19025091A JP H05267998 A JPH05267998 A JP H05267998A
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latch
circuit
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latch circuit
clock signal
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John J Zashio
ジェイ ザシオ、ジョン
Larry Cook
クック、ラリー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、動作速度を犠牲にすることなくエラ
ーの検出および訂正能力を与えるコンピュータシステム
を特徴とする。 【構成】システムクロックの100%の期間にわたって
効果的に出力信号のモニタを行う改善された走査可能な
ラッチ回路であり、ラッチ出力Qとシフトレジスタ出力
SOとからなる独立した2系統の信号を出力する。第
1、第2及び第3のラッチ素子を含み、ラッチ回路とし
ての動作時には第1、第2のラッチ素子がマスタ/スレ
ーブ・ラッチ回路のマスタ及びスレーブとしてそれぞれ
動作する。シフトレジスタ回路としての動作時には、シ
フトイン・データSIが第1のラッチ素子に結合されこ
の第1のラッチ素子がマスタとして動作し、第3のラッ
チ素子がスレーブとして動作し、所定のクロック信号に
よりデータの選択的なシフト動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は相補型金属酸化物半導体(CMO
S)技術を用いる大規模集積回路(LSI)及び超大規
模集積回路(VLSI)のための回路設計に関する。更
に詳述すれば、本発明はラッチとシフトレジスタとを組
合わせてこのような回路の従来の設計において固有であ
ったタイミングの拘束を除去するようになされた改善さ
れたCMOSの設計に関する。
【0002】大型コンピュータシステムの中央処理装置
(CPU)は基本的にはラッチ、組合せ論理回路及びク
ロックシステムからなっている。ラッチはコンピュータ
システム中で用いられている語の大きさに対応し、しば
しばレジスタと呼ばれる群として配置される(「語」と
は所定数のビットのことである)。ラッチの群の間には
組合せ論理回路すなわちデータを記憶(ストア)しない
論理回路が設けられている。
【0003】あるクロックサイクルの終り、そしてまた
次のクロックサイクルの始めには組合せ論理回路の出力
側のデータが一群のラッチ中に記憶される。このデータ
は一群のラッチの出力側、すなわちこの一群のラッチの
出力側に結合された組合せ論理回路の入力側に現われ
る。この論理回路はデータに関して設計された論理機能
を行いそしてクロックサイクルの終りには組合せロジッ
ク回路の出力が次群のラッチ中に記憶される。この過程
はコンピュータシステムが動作するにつれて何回も反復
される。すなわち、データは組合せ論理回路によって処
理され、記憶され、次群の組合せ論理回路に通過され、
処理され、記憶されていく。
【0004】LSIおよびVLSI技術の出現に伴っ
て、コンピュータシステムは物理的に小型になった。し
かし多数の論理回路を小さなパッケージとして利用でき
ることにより、コンピュータの設計者がコンピュータの
設計においてシステムの信頼性および試験可能性を増大
させるような特色を含ませることが可能になった。この
ような特色はLSIおよびVLSIの利用が可能な以前
には高価すぎるものと考えられていた。
【0005】今日の大型コンピュータシステムに共通す
る一つの特色は「走査可能なラッチ」である。走査可能
なラッチは適当なクロック信号を用いることにより一連
のシフトレジスタに変換できるラッチを含んでいる。こ
の走査可能なラッチは、形成されるシフトレジスタの内
容の検査のためにシフトアウトすることによって「走
査」することを可能にする。このシフトレジスタ、すな
わちラッチは新しいデータをその中にシフトすることに
よって新たな内容をロードすることもできる。
【0006】前記のラッチを設計中に組み込む場合に
は、選択された群を相互に接続してシフトレジスタを形
成することができる。任意の時点で正確なタイミング信
号がCPUの動作を停止させ、そしてラッチの内容の検
査のためにオペレータのコンピュータコンソールに対し
てシフトアウトさせることができ、または既知のデータ
群をコンピュータコンソールからラッチ中にシフトさせ
ることもできる。言うまでもないことであるが、このよ
うな能力は大型コンピュータをテストするための有力な
特色を表わす。たとえば、浮動小数点除算命令が誤った
結果を与えているものと決定されると、それに関連する
ラッチに既知の数値をシフトすることにより既知の一群
の数をロードすることができる。そしてCPUは一度に
ワンサイクルだけ計算を実施することができる。各サイ
クルの終りにおいて、ラッチの内容をシフトアウトしそ
してチェックすることができる。ラッチが正確な結果を
有しているときには、この結果をラッチにシフトバック
することができそしてCPUは次のサイクルを実行する
ことが可能になる。この過程は誤った結果が検知される
まで継続される。このようにして誤った結果に対応する
回路を容易に発見して交換することができる。これに対
して、このような試験についての特色を伴わない場合に
は、欠陥のある回路を取り除くことは大量の回路ならび
に浮動小数点分割計算に関連する多数のクロックサイク
ルのために極めて困難なものとなろう。
【0007】CMOS VLSI技術は汎用レジスタ
(GPR)を単一のチップ上で製作することを可能にす
るが、これについてはたとえば1983年2月22日付
で出願され本願と同一の譲渡人に譲渡された代理人ドッ
ケットNo.CRC−113に係る係属中の米国特許出
願No.06/466602号の「多重ポート汎用CM
OSレジスタ」を参照されたい。GPRはその名前が示
すように必要に応じてCPUの各所でデータの一時的な
記憶のために用いることのできる一般目的のレジスタで
ある。単一チップのGPRは比較的安価でありそして小
さな空間を占めるから、それは大型のコンピュータシス
テム中に容易に用いることができる。これに対してLS
IおよびVLSIの出現の以前にはGPRの特色は余り
にも高価すぎるものと考えられていた。
【0008】GPRは以下に説明するようにラッチの内
容の経緯を記憶するために用いられる。この経緯は回路
のエラーをランダムエラーから区別しそしてその他のエ
ラー検出機能を行うために用いられる。たとえば組合せ
論理回路の出力がラッチにロードされるクロックサイク
ルの終りにおいては、いくつかの選択された群のこれら
の出力が近傍のGPR中にもロードされる。このように
してラッチの内容はサイクルごとに変化するが、GPR
はラッチの以前の内容の経緯を含んでいる。さらにエラ
ー検出論理回路を組合せ論理回路として設計することが
でき、たとえばパリティビットを群に付加することがで
き、パリティの発生およびチェック回路を組合せ論理回
路に付加することができそして冗長回路からの出力を加
え、そしてそれらの出力をそれらが同一であるかどうか
についてチェックすることができる。
【0009】したがって前記の浮動小数点分割命令の例
を用いることにより、エラー検出回路が計算の第4サイ
クルの後にあるエラーを検出すると、CPUの動作が停
止されそして第4サイクル以前に記憶されていたGPR
からのデータ群が適当なラッチにロードされこの時点で
CPUを再度スタートさせることができる。このエラー
が供電システムの雑音パルスなどのような何等かのラン
ダムな欠陥機構によって生じた場合には、計算を実行す
るための第2の試みが可能である。この再度の試行の特
色は多くのエラーがランダムエラーでありそして訂正可
能なエラーであるためにシステムの信頼性を著しく向上
させる。
【0010】しかしこのエラーが回路の故障によって生
じた場合にはこのエラーは再度生じることになりそして
適当なラッチがオペレータによって操作されて故障した
回路を隔離することになる。
【0011】前記のエラー検出方法はコンピュータシス
テムの信頼度および試験可能性を著しく改良するもので
はあるが、不都合なことにこのようなエラーを検出する
ためにはクロックサイクルの半分だけが一般的に利用で
きるにすぎない。これは以下さらに詳細に説明するが、
基本的にはCPUの動作が停止されるときにはクロック
信号が所定の状態になければならないという事実によっ
てひき起こされる。もしこの時間(クロックがその所定
状態にあるとき)がエラーを検出するのに十分ではない
ときには、クロック期間を増大しなければならずコンピ
ュータシステムの動作の速度を低下させることになる。
したがってここで必要なのは特にエラーをクロックサイ
クル中の任意の時点で検出しそれによってコンピュータ
システムの動作速度を信頼度のために低下させないよう
にする手段である。したがって本発明の目的は動作速度
を犠牲にすることなくエラーの検出および訂正能力を与
えるコンピュータシステムを提供することにある。
【0012】本発明のさらに別の目的はラッチが用いら
れているコンピュータシステムの動作速度についての制
限的な要素とならない走査可能なCMOSラッチを提供
することにある。さらに詳述すれば本発明の目的は全ク
ロックサイクルの間にラッチ出力をエラーに関して監視
するような走査可能なCMOSラッチを提供することに
ある。
【0013】本発明の前記ならびにそれ以外の目的は走
査可能なCMOSラッチデザイン中に組込まれている好
ましい特色の独特な組合せによって実現される。たとえ
ば本発明は同一のクロック信号およびその相補信号を用
いてラッチのマスタおよびスレーブ部分の双方の動作を
効果的に制御する。これによってこれらの双方が同一の
局部クロックドライバによって駆動されそれによりあら
ゆるクロックのスキューを除去することができる。さら
に方形波の変りにチョップされたクロック信号を用いて
エラー検出回路がそれに割当てられた作業を実行するた
めの付加的な時間を提供することができる。最後にシフ
トアウト部分については別個の段階が用いられる。これ
に対して従来技術の設計ではシフトアウト部分としてラ
ッチのスレーブ部分が用いられていたが、そうすること
によって次のシフトイン部分の電気的なロードの存在の
ためにラッチの動作速度が低下することになる。
【0014】前記の特色の組合わせによって高速コンピ
ュータシステムに用いるのに適した走査可能なラッチ回
路が提供される。このような走査可能なラッチを用いる
とコンピュータシステムのサイクル時間は組合せ論理回
路の回路遅れ、配線遅れ、パッケージ遅れなどによって
決定され走査可能なラッチによっては制限されない。
【0015】以下は本発明を実施するために意図された
最良の形態についての説明である。この説明は本発明の
一般的な原理を説明するための目的のみのものであって
限定的な意味を有しない。本発明の実際の範囲は添付の
請求の範囲を参照して決定されるべきである。
【0016】本発明を認識しかつより十分に理解するた
めに、従来技術のラッチ回路および従来技術の組合せラ
ッチ回路およびシフトレジスタ回路をまず図1および図
3について説明する。
【0017】図1はCMOS LSIおよびVLSIチ
ップに用いられる典型的なラッチの論理回路図である。
このラッチは二つの部分すなわちマスタ部分10とスレ
ーブ部分11とからなっている。それぞれの部分はTお
よび数字たとえばT1,T2…などで示される二つの電
子的スイッチ例えば伝送ゲートならびにIおよび数字た
とえばI1,I2…などで示される二つのインバータゲ
ート例えばインバータからなっている。
【0018】伝送ゲートは小さな○印で示されている制
御入力端の信号が低いときにオンとなりそしてこの制御
入力端の信号が高いときにオフとなる回路である。伝送
ゲートがオンになるとこのゲートは閉じられたスイッチ
として機能しそして信号がそこを通過する。伝送ゲート
がオフになるとそれは開放スイッチとして機能しそして
信号はその通過を阻止される。これら図中において、信
号Cはクロック信号であり一方、信号C* はこのクロッ
ク信号の相補信号である。したがってCおよびC* は常
に反対方向の論理値を有しておりCがハイではC* がロ
ーでありそしてその逆の関係になる。インバータはその
出力側の極性が常に入力側の極性と反対になる回路であ
る。
【0019】図1のラッチは以下のようにして機能す
る。クロック信号CがハイではC* はローでありそして
伝送ゲートT1およびT4がオンとなり一方伝送ゲート
T2およびT3がオフとなる。データイン信号DIはT
1を通過し、I1によって反転され、I2によって再び
そのはじめの極性に反転されるがT2によってその通過
を阻止される。I1の出力はT3によっても阻止され
る。クロック信号が極性を反転してCがローになりC*
がハイになると伝送ゲートT1およびT4がオフになり
一方ゲートT2およびT3がオンになる。したがってT
2の出力端の信号(DIと同じ論理信号)がI1の入力
端に加えられる。このように信号はI1およびI2によ
って形成されるループを通して循環することになるので
これにより入力信号がラッチのマスタ部分10に対して
「ラッチ」される。
【0020】これと同時に、伝送ゲートT3がオンにな
りそして入力信号DIはI1およびI3による2回の反
転後に信号Qとして出力端に生じる。クロック信号がも
う一度ハイになると、CはハイでありC* はローであ
る。そしてラッチの各伝送ゲートはそれぞれの当初の状
態に復帰する。T3はオフでありそしてT4はオンであ
るから、入力信号はここでラッチのスレーブ部分11中
にラッチされる。
【0021】図2は図1のラッチのタイミング図であ
り、信号DI、クロック信号C、マスタ部分10の出力
Mおよびスレーブ部分11の出力Qを示す。入力信号は
説明のためいくつかのするどいピークをもって示されて
いる(このようなピークは一般的には論理信号の特徴で
はない)。しかしピークはデータ信号に現われる雑音又
はその他の好ましくない非連続部分を表わすことができ
そしてそれ以外に理由がなければこれらのピークは出力
Mが入力DIに接続されおよびそれが接続されない時点
を効果的に示す。回路遅延はタイミング図の理解をより
容易なものとするために図2には示されていない。
【0022】さらに図2について説明すると、時点tp
0およびtp1の間である第1のクロックサブサイクル
の間にクロック信号Cがハイになり、T1がオンになり
そしてラッチ10のマスタ部分の出力Mが入力信号DI
に従うことが見られる。時点tp1、すなわち次のクロ
ックサブサイクルの開始時点では、入力信号DIがラッ
チのマスタ部分10にラッチされそしてT3がオンにな
るのでスレーブ部分11の出力端Qに通過する。tp1
およびtp2の間で定められるクロックサブサイクルの
間ではマスタ部分の出力MはT1がオフになっているた
めに信号DIの変化によっては影響されずそしてスレー
ブ部分11の出力Qは一定に保たれている。時点tp2
においては、マスタ部分10の内容がスレーブ部分11
中にラッチされている。tp2およびtp3の間のクロ
ックサブサイクルはtp0およびtp1の間のサブサイ
クルと同様であり、そしてマスタ部分10の出力Mは再
び入力信号DIに従う。
【0023】図2に示すように、クロックサイクルはク
ロック信号Cの立下がり縁部の間の時間たとえばtp1
−tp3,tp3−tp5などによって定められる。マ
スタスレーブラッチはこのラッチの出力Qが全サイクル
の間を通して入力の変化に影響されずに一定であるよう
にしそしてサイクルの開始に先だって入力端が有してい
たのと同じ論理レベルを有するようにする。
【0024】図3は図1に図示のラッチを二つの伝送ゲ
ートT5およびT6を付加することによって組合せラッ
チおよびシフトレジスタ段に変換する態様を示す。この
回路の動作を制御するために3種の異なったクロック信
号A,BおよびCが用いられる。これらの各クロック信
号は周知の技術により当業者がマスタクロック信号から
得ることができる。このクロック信号をゲートするため
には図4に示す付加的な回路が必要である。
【0025】図3の回路をラッチとして使用する際に
は、クロック信号Aがローに保持されそしてクロック信
号Bがハイに保持される。2−入力NANDゲート17
(図4)はハイレベル信号Bおよびクロック信号C*
よってエネーブル化されそして信号(BC)* およびイ
ンバータ19を介してその相補信号BCを発生する。こ
れら二つの信号はそれぞれクロック信号CおよびC*
位相と一致している。信号Aがローであり従ってA*
ハイであるので、伝送ゲートT5(図3参照)はオフと
なりそしてT6はオンとなりそして回路は図1について
説明したようにクロック信号Cによって制御される。
【0026】図3の回路をシフトレジスタ段として用い
る際には、クロック信号Cがローに保持される。2−入
力NANDゲート17はハイレベル信号C* によってエ
ネーブル化される。クロック信号Bは信号(BC)*
よびインバータ19を介してその相補信号BCを発生す
る。信号BCおよび(BC)* は信号BおよびB* とそ
れぞれ位相が一致している。
【0027】図5は図3の回路がシフトレジスタ段とし
て機能する際のそのタイミング図を示す。時点tp6に
おいてT5はオンでありそしてシフトレジスタの前段か
らのシフトイン信号SIはT1によって反転される。時
点tp7で信号SIはマスタ部分によってラッチされ
る。時点tp8でT3が信号(BC)* によってオンと
なりそして信号SIはシフトアウト出力SOに現われ
る。時点tp9においてスレーブ部分は入力信号SIを
ラッチする。
【0028】このようにして前記のようにこの回路をシ
フトレジスタとして用いる場合にはクロック信号Aがマ
スタ部分の動作を制御しそしてクロック信号Bがスレー
ブ部分の動作を制御する。これら二つのクロック信号A
およびBは以下に説明する「チョップ」として示されて
いる。図3の従来技術の回路は二つの固有な欠陥を有し
ている。
【0029】(1) 図4の回路はこの回路がラッチとし
て用いられる場合にマスタ部分を制御するクロック信号
Cとスレーブ部分を制御するクロック信号BCとの間に
スキューを生じさせる。これはT1がオンになるのと正
確には同一の時点でT3がオフにならないことを意味す
る。従って入力信号DIが瞬間的に出力側に生じそして
この出力側に接続された組合せ論理回路によって実際の
信号として解読される恐れがある。
【0030】(2) シフトレジスタ出力SOおよびラッ
チ出力Qは同一の時点である。SOを次段の入力SIに
接続するために必要な配線は比較的長くなりそしてQに
接続される回路をロードダウンする。
【0031】前記の従来技術の問題はいずれもクロック
信号Cを低減させることによって回避することができ
る。しかしクロック信号Cを低減させることは走査可能
なラッチが用いられている装置のサイクル時間に直接の
衝撃を与え従って装置の全体的な動作速度を低下させる
ので好ましくない。
【0032】図6は図3の回路に関連する双方の欠点を
解消する本発明の組合せラッチ/シフトレジスタ回路設
計の論理回路図を示す。図6の回路はクロック信号A,
BおよびCによって直接制御されそして図4の回路を必
要としないので図3のスキューの問題が解決される。
【0033】図6においてこの回路をラッチとして使用
する場合には、クロック信号AおよびBがローに保持さ
れそして伝送ゲートT5がオフにかつT6がオンにされ
る。ラッチのマスタ部分T1,I1,T2およびI2お
よびスレーブ部分T3,I3,T4およびI4は図1に
ついて説明したようにクロック信号Cの制御下で動作す
る。信号BCの代りに信号Bを用いた図5のタイミング
図は図6の回路をシフトレジスタ段として用いる際にこ
の図6にも適用される。図6の回路はこの図6の回路が
別のスレーブ部分T7,I5,T8およびI6を有して
いることを除けば図3のシフトレジスタについて説明し
たのと同様にして機能する。このようにして出力SOは
Qに対して接続された回路をロードダウンしない。
【0034】図7は本発明の組合せラッチ/シフトレジ
スタをCPU中に用いる態様を示す。三つの群のラッチ
20a…20n,24a…24nならびに28a…28
nが示されている。各ラッチのSO出力は次のラッチの
SI入力に対して全ての図示のラッチが単一のシフトレ
ジスタを形成するようにして接続されている。各ラッチ
の種々のクロック入力は各ラッチ群20,24および2
8について単一の入力CLKSとして示されている。
【0035】ラッチ群の間には組合せ論理回路およびエ
ラー検出論理回路を示すブロック32および33が設け
られている。ブロック32および33中にはまた汎用レ
ジスタ(GPR)が含まれておりいくつかのラッチの出
力がGPR中にも記憶されることが示されている。この
ようにして前記のようにデータは1サイクルの終りにラ
ッチ20中にラッチされ、出力端Qに表われ、組合せ論
理回路およびエラー検出論理回路32を通過し(これは
GPRを含んでいても含んでいなくてもよい)そしてク
ロックサイクルの終りに他のラッチ24中にラッチされ
る。エラーが検出されると、CPUクロックが停止され
そして以下の二つの過程のいずれか一方が行われる。
【0036】(1) CPUが「バックアップ」されそし
て再スタートされることができる。これは適当なサイク
ル数以前に生じGPR中に記憶されているデータで関連
するラッチをロードすることによって行われ(これを行
う機構は図7には図示されていない)、そしてエラーを
生じさせたシーケンスを再度トライすることによって行
われる。もしもこのエラーが間断的な問題によって生じ
たものであればこの再度のトライは成功するはずであ
る。これに対してエラーがハードウェアの故障によって
生じたものであるときにはエラーは再度生じることにな
る。
【0037】(2) ラッチ/シフトレジスタ回路をシフ
トレジスタとして用いることができそしてエラーを生じ
させたデータをコンソールCPUに対してシフトアウト
させることができる。このデータをコンソールCPUに
よって記憶しそしてラッチにシフトバックさせることが
できそしてCPUはもう一度サイクルを実行してエラー
を反復することができる。このようにしてエラーを含む
ラッチ中のデータをコンソールCPUにシフトアウトさ
せることができる。エラーを生じさせた動作の前後のデ
ータを知ることができ、ならぴにエラーが生じた際に行
われた動作を知ることができる。そしてエラーの原因を
分離する試みが可能である。
【0038】図3および図6のいずれかの回路を図7の
ラッチ20,24および28として用いそしてクロック
信号C(図2)を用いてこれらのラッチを制御すると、
CPUの設計に大きな時間的な制約が課せられることに
なる。図2について説明すると、tp1およびtp2の
間のクロックサブサイクル時間は組合せ論理回路がデー
タを処理する時間にあたりそしてエラー検出回路がエラ
ーを検出している時間にあたる。時点tp1でデータが
ラッチのマスタ部分にラッチされそしてラッチの出力端
Qに生ずる。時点tp2でデータはラッチのスレーブ部
分にラッチされる。クロックサブサイクルの時点tp2
とtp3との間でエラーが検出されると、伝送ゲートT
1がオンになりそしてマスタ部分の出力Mが入力DIに
従う。クロック信号Cが停止されると、クロックはロー
レペルになりそしてスレーブ部分はその入力にある論理
レベルをラッチすることになる。このようにしてサイク
ルのはじめに存在したスレーブ部分の内容が変更され
る。
【0039】前記の問題を回避する一つの方法はエラー
検出論理回路がクロック信号Cがローである間にすなわ
ちtp1およびtp2の間で定められるクロックサブサ
イクル時間の間にエラーを検出できるようにクロックサ
イクルを長くとることである。しかしすでに述べたよう
にコンピュータ装置は最大の効率を得るために可能な限
り最大の速度で動作させることが望ましい。従ってサイ
クル時間は最も動作時間の遅い組合せ論理回路の群が機
能しうるような最小の時間に設計される。
【0040】図8および図9はクロック信号を「チョッ
プ」できる態様を示しかつこのようなチョッピングの利
点を示す。図8は信号CLKを2−入力NANDゲート
40の一方の入力端および複数のインバータ42〜45
を通して他方の入力端に加える態様を示している。図9
は図8の回路のタイミング図である。信号DCLKはイ
ンバータ42〜45によってtp10およびtp11の
間の時間に等しい量で遅延されている。tp11および
tp12の間の時間中、CLKおよびDCLKの双方は
ハイでありそしてNANDゲート40の出力はローであ
る。この出力はインバータ41によって反転されてクロ
ック信号CCを生じる(簡単のために図9中にはNAN
Dゲート40およびインバータ41による回路遅延は示
していない)。
【0041】図1の方形波Cの代りにチョップされたク
ロック信号CCを用いると、クロック信号がローである
時間の長さが延長される。すなわち方形波Cはサイクル
の50%にわたってローであるが、チョップされたクロ
ック信号CCはこの具体例ではサイクルの90%にわた
ってローである。本明細書中で説明する走査可能なラッ
チ回路の動作に関係して用いられる信号である図5のチ
ョップされたクロック信号AおよびBは図8中に示され
たのと同様にしてクロック信号CLK(又はその他のマ
スタクロック信号)から発生させることができる点に注
意すべきである。
【0042】チョップされた信号CCを用いてラッチ入
力におけるデータがマスタ部分にラッチされそしてまた
出力端に生じる際にチョップサイクルがtp12で開始
される(図9参照)。このようにしてエラー検出論理回
路はクロック信号CCがローである間にtp12および
tp13の間の時間を有し任意のエラーを検出する。時
点tp13において入力はラッチのスレーブ部分にラッ
チされそして次のサイクルがtp14で開始される。前
記から明らかなように、チョップされたクロック信号C
Cはエラー検出論理回路がエラーを検出することを許容
される時間を著しく延長する。
【0043】図6のラッチの改善された変形例の論理回
路図が図10に示されておりそして対応するタイミング
図が図11に示されている。この回路をラッチとして用
いる場合には、要素T20,I20,T21およびI2
1がマスタ部分を形成しそして要素T22,I22,T
23およびI23がスレーブ部分を形成する。この動作
モードの間(回路がラッチとして使用されている際)で
は、クロック信号AおよびBはローであり、伝送ゲート
T24およびT26はオフでありそして伝送ゲートT2
5およびT27はオンである。伝送ゲートのクロック信
号Cの極性は図1,図3および図6の前記ラッチの具体
例について示されたものと逆である点に注意すべきであ
る。
【0044】図11に示すタイミング図においては、時
点tp15以前にはクロック信号Cがローでありそして
T20がオンになっていることが示されている。このよ
うにして、I20によって反転された入力信号DIはオ
フになったT22の入力端に存在する。tp15の時点
ではクロック信号がハイになる。従ってT20はオフに
なりそしてT21がオンになって信号DIをラッチのマ
スタ部分にラッチする。T22もtp15においてオン
になりそして入力信号DIが出力端Qに生じる。時点t
p16において、クロック信号CがローになってT22
をオフにそしてT23をオンにし入力信号をラッチのス
レーブ部分にラッチする。
【0045】図示のようにクロックサイクルはtp15
とtp17との間の時間である。tp15とtp16と
の間の時間はそれがエラー検出論理回路を機能させるの
に要する時間に比較して短い。従ってこの時間の間には
どのような場合にもエラーを検出することはできなかっ
た。このようにtp15およびtp16の間のクロック
サイクルのこの部分はなんら重要なものではない。これ
に対してtp16とtp17との間でエラーが検出され
ると、クロック信号はローでありそして入力をラッチの
マスタ部分にラッチせずに停止させることができる。こ
のようにこの回路はエラー検出信号を動作させるために
有用な完全なサイクルを与える。
【0046】図10の回路をシフトレジスタ段として用
いる場合には、クロック信号Cがローに保持される。伝
送ゲートT22がオフになりそしてT20がオンにな
る。図6の具体例ではラッチのマスタ部分はそれがクロ
ックが停止された際にシフトされるデータを保持したの
でシフトレジスタ段のマスタ部分としても機能した。こ
れに対して図10の改良された回路においては、クロッ
クが停止されるとシフトされるデータはラッチのスレー
ブ部分に保持される。このようにラッチのスレーブ部分
はシフトレジスタ段のマスタ部分となりそして要素T2
4,I24,T25およびI25はシフトレジスタのス
レーブ部分である。
【0047】信号BCを有しない図5のタイミング図は
シフトレジスタモードで動作する際の図10の回路にも
適用される。クロック信号AがハイになってT24をオ
ンにしそしてシフトレジスタ段のマスタ部分(ラッチの
スレーブ部分)中に保持されているデータを出力端SO
に移送する。クロック信号AがローになるとT24がオ
フになりT25がオンになりそしてデータはシフトレジ
スタ段のスレーブ部分にラッチされる。さらにクロック
信号Bがハイになり伝送ゲートT26がオンになりそし
てシフトレジスタの前段の出力からの入力信号SIがシ
フトレジスタ段のマスタ部分の入力端に加えられる。ク
ロック信号Bがローになると伝送ゲートT26がオフに
なり、T27がオンになり、そして入力信号SIがシフ
トレジスタ段のマスタ部分中にラッチされる。
【0048】図10の改善された回路は従来技術のラッ
チ/シフトレジスタ回路に存在していた双方の問題を解
決する。クロックサイクルの100%がエラー検出論理
回路に効果的に利用されそしてラッチの出力は次のシフ
トレジスタ段の入力によってロードダウンされることが
ない。この改良によってクロックサイクルをシステムの
全遅延時間がエラーが検出された際にクロック信号がハ
イレベルからローレベルに移行する恐れなしに可能にな
るのと同程度に短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なCMOSラッチ回路の回路図。
【図2】図1のCMOSラッチ回路のタイミング図。
【図3】組合せCMOSラッチ/シフトレジスタ回路の
論理回路図。
【図4】図3のラッチ/シフトレジスタ回路に必要なク
ロックドゲート回路の回路図。
【図5】図3及び図4の回路のタイミング図。
【図6】本発明の組合せCMOSラッチ/シフトレジス
タ回路の論理回路図。
【図7】最新型のコンピュータシステムの構造における
組合せCMOSラッチ/シフトレジスタ回路の使用状態
を示す回路図。
【図8】この発明で使用されるクロックチョップ回路の
論理回路図。
【図9】図8のクロックチョップ回路のタイミング図。
【図10】本発明の他の組合せCMOSラッチ/シフト
レジスタ回路の論理回路図。
【図11】図10の組合せCMOSラッチ/シフトレジ
スタ回路のタイミング図。
【符号の説明】
10…マスタ部分、11…スレーブ部分、17…2−入
力NANDゲート、19…インバータ、20,24,2
8…ラッチ群、32,33…エラー検出論理回路、40
…2−入力NANDゲート、41,42,43,44,
45…インバータ、T1,T2,T3,T4,T5,T
6,T7,T8,T20,T21,T22,T23,T
24,T25,T26,T27…伝送ゲート(電子的ス
イッチ装置)、I1,I2,I3,I4,I5,I6,
I20,I21,I22,I23,I24,I25…イ
ンバータ(インバータゲート)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クック、ラリー アメリカ合衆国カリフォルニア州95014 カパーチノ、ウォーレス・ドライヴ 22069

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力信号が入力される第1のラッ
    チ回路と、 前記第1のラッチ回路に結合されデータ出力ビット信号
    を出力する第2のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力端に結合される出力回路
    と、 シフトデータ入力信号を前記第1のラッチ回路に入力す
    るように前記第1のラッチ回路に結合された電子的スイ
    ッチ手段と、 第1の動作モードにおいて、前記第1および第2のラッ
    チ回路がそれぞれマスタおよびスレーブラッチ回路とし
    て動作し、前記第2のラッチ回路よりデータ入力信号に
    基づくデータ出力ビット信号を出力し、第2の動作モー
    ドにおいて、前記第1のラッチ回路と前記出力回路とが
    シフトレジスタ回路として動作し、前記出力回路よりシ
    フトデータ入力信号に基づく出力信号を出力することを
    特徴とする組合せラッチおよびシフトレジスタ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2のラッチ回路がそれ
    ぞれ、第1の電子的スイッチ装置と、前記第1の電子的
    スイッチ装置の一端に入力端が接続された第1のインバ
    ータゲートと、入力端が前記第1のインバータゲートの
    出力端に接続された第2のインバータゲートと、一端が
    前記第2のインバータゲートの出力端に接続され他端が
    前記第1のインバータゲートの入力端に接続された第2
    の電子的スイッチ装置とを含み前記第1の電子的スイッ
    チ装置の他端をラッチ回路の入力端とし、前記第1、第
    2のインバータゲートの接続点をラッチ回路の出力端と
    してなり、 前記出力回路が第1の電子的スイッチ装置と、この第1
    の電子的スイッチ装置の一端に入力端が接続された第1
    のインバータゲートとを含み、前記第1の電子的スイッ
    チ装置の他端及び前記第1のインバータゲートの出力端
    をそれぞれ出力回路の入力端及び出力端としてなること
    を特徴とする請求項1に記載の組合せラッチおよびシフ
    トレジスタ回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のラッチ回路をそれ
    ぞれマスタおよびスレーブ動作させるような第1のクロ
    ック信号が前記第1および第2のラッチ回路に印加さ
    れ、前記シフトデータ入力信号を前記第1のラッチ回路
    に入力させるような第2のクロック信号が前記電子的ス
    イッチ手段に印加され、前記第1のラッチ回路からのデ
    ータを前記出力回路に出力するような第3のクロック信
    号が前記出力回路に印加されてなることを特徴とする請
    求項2に記載の組合せラッチおよびシフトレジスタ回
    路。
  4. 【請求項4】 前記電子的スイッチ手段が、前記第1の
    ラッチ回路の前記第2のインバータゲートの出力端に一
    端が接続され前記第1のラッチ回路の第2の電子的スイ
    ッチ装置に他端が接続された第3の電子的スイッチ装置
    と、前記第2および第3の電子的スイッチ装置の共通接
    続点に一端が接続され、他端にシフトデータ入力信号が
    入力される第4の電子的スイッチ装置とを含むことを特
    徴とする請求項2に記載の組合せラッチおよびシフトレ
    ジスタ回路。
  5. 【請求項5】 データ入力信号が入力される第1のラッ
    チ回路と、 前記第1のラッチ回路に結合されデータビット信号を出
    力する第2のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力端に結合される出力回路
    と、 シフトデータ入力信号を前記第1のラッチ回路に入力す
    るように前記第1のラッチ回路に結合された電子的スイ
    ッチ手段と、 前記第1および第2のラッチ回路に結合され、これらに
    第1のクロック信号を供給する第1のクロック信号源
    と、 前記電子的スイッチ手段に結合され、前記シフトデータ
    入力信号を前記第1のラッチ回路に入力させるように第
    2のクロック信号を供給する第2のクロック信号源と、 前記出力回路に結合され、入力データを前記第1のラッ
    チ回路から前記出力回路に入力させるように第3のクロ
    ック信号を供給する第3のクロック信号源とを備え、 第1の動作モードにおいて、前記第1、第2及び第3の
    クロック信号が供給されることにより前記第1および第
    2のラッチ回路がマスタ/スレーブラッチ回路として動
    作し、 第2の動作モードにおいて、前記第1、第2及び第3の
    クロック信号が供給されることにより前記第1のラッチ
    回路と前記出力回路とがシフトレジスタ回路として動作
    することを特徴とする組合せラッチおよびシフトレジス
    タ回路。
  6. 【請求項6】 第1の動作モードにおいて、前記第2及
    び第3のクロック信号が、前記第1のクロック信号によ
    って前記第1および第2のラッチ回路がマスタ/スレー
    ブラッチ回路として動作するような状態にされ、 第2の動作モードにおいて、前記第1のクロック信号
    が、前記第2及び第3のクロック信号によって前記第1
    のラッチ回路と前記出力回路がシフトレジスタ回路とし
    て動作するような状態にされることを特徴とする請求項
    5項に記載の組合せラッチおよびシフトレジスタ回路。
  7. 【請求項7】 データ入力信号が入力される第1のラッ
    チ回路と、 前記第1のラッチ回路に結合されデータ出力ビット信号
    を出力する第2のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路の出力端に結合される第3のラッ
    チ回路と、 シフトデータ入力信号を前記第1のラッチ回路に入力す
    るように前記第1のラッチ回路に結合された電子的スイ
    ッチ手段とを具備し、 第1の動作モードにおいて、前記第1および第2のラッ
    チ回路がそれぞれマスタおよびスレーブラッチ回路とし
    て動作し、前記第2のラッチ回路よりデータ入力信号に
    基づくデータ出力ビット信号を出力し、 第2の動作モードにおいて、前記第1のラッチ回路と前
    記第3のラッチ回路とがシフトレジスタ回路として動作
    し、前記第3のラッチ回路よりデータ入力信号に基づく
    出力信号を出力することを特徴とする組合せラッチおよ
    びシフトレジスタ回路。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2および第3のラッチ回路
    がそれぞれ、 第1の電子的スイッチ装置と、 前記第1の電子的スイッチ装置の一端に入力端が接続さ
    れた第1のインバータゲートと、 前記第1のインバータゲートの出力端に接続された第2
    のインバータゲートと、 一端が前記第2のインバータゲートの出力端に接続さ
    れ、他端が前記第1のインバータゲートの入力端に接続
    された第2の電子的スイッチ装置とを含み、 前記第1の電子的スイッチ装置の他端をラッチ回路の入
    力端とし、前記第1、第2のインバータゲートの接続点
    をラッチ回路の出力端としてなることを特徴とする請求
    項7に記載の組合せラッチおよびシフトレジスタ回路。
  9. 【請求項9】 第1のクロック信号が前記第1及び第2
    のラッチ回路に供給されることによって前記第1及び第
    2のラッチ回路がマスタおよびスレーブラッチ回路とし
    てそれぞれ動作し、 第2のクロック信号が前記電子的スイッチ手段に供給さ
    れることによってシフトデータ入力信号が前記第1のラ
    ッチ回路に入力され、 第3のクロック信号が前記第3のラッチ回路に供給され
    ることによって前記第1のラッチ回路からのデータが前
    記第3のラッチ回路に入力されることを特徴とする請求
    項8に記載の組合せラッチおよびシフトレジスタ回路。
  10. 【請求項10】 前記電子的スイッチ手段が、 前記第1のラッチ回路の第2のインバータゲートの出力
    端に一端が接続され前記第1のラッチ回路の第2の電子
    的スイッチ装置に他端が接続された第3の電子的スイッ
    チ装置と、 一端が前記第2及び第3の電子的スイッチ装置の接続点
    に接続され、他端にシフトデータ入力信号が入力される
    第4の電子的スイッチ装置とを含むことを特徴とする請
    求項8に記載の組合せラッチおよびシフトレジスタ回
    路。
  11. 【請求項11】 一端にデータ入力信号が入力され第1
    のクロック信号が印加される第1の電子的スイッチ装置
    と、入力端が前記第1の電子的スイッチ装置の他端に接
    続された第1のインバータゲートと、入力端が前記第1
    のインバータゲートの出力端に接続された第2のインバ
    ータゲートと、一端が前記第2のインバータゲートの出
    力端に接続され第2のクロック信号が印加される第2の
    電子的スイッチ装置と、一端が前記第2の電子的スイッ
    チ装置の他端に接続され他端が前記第1のインバータゲ
    ートの入力端に接続され第1のクロック信号が印加され
    る第3の電子的スイッチ装置とからなる第1のラッチ回
    路と、 一端が前記第1のラッチ回路の第1のインバータゲート
    の出力端に接続され第1のクロック信号が印加される第
    4の電子的スイッチ装置と、入力端が前記第4の電子的
    スイッチ装置の他端に接続された第3のインバータゲー
    トと、入力端が前記第3のインバータゲートの出力端に
    接続された第4のインバータゲートと、一端が前記第4
    のインバータゲートの出力端に接続され他端が前記第3
    のインバータゲートの入力端に接続され第1のクロック
    信号が印加される第5の電子的スイッチ装置とからなる
    第2のラッチ回路と、 一端が前記第1のラッチ回路の第1のインバータゲート
    の出力端に接続され第3のクロック信号が印加される第
    6の電子的スイッチ装置と、入力端が前記第6の電子的
    スイッチ装置の他端に接続された第5のインバータゲー
    トと、入力端が前記第5のインバータゲートの出力端に
    接続された第6のインバータゲートと、一端が前記第6
    のインバータゲートの出力端に接続され他端が前記第5
    のインバータゲートの入力端に接続され第3のクロック
    信号が印加される第7の電子的スイッチ装置とからなる
    第3のラッチ回路と、 一端がシフトデータ入力信号に接続され他端が前記第1
    のラッチ回路内の第2および第3の電子的スイッチ装置
    の共通接続点に接続され第2のクロック信号が印加され
    る第8の電子的スイッチ装置からなる電子的スイッチ手
    段とを具備したことを特徴とする組合せラッチおよびシ
    フトレジスタ回路。
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JPH05267999A (ja) * 1991-07-30 1993-10-15 Storidge Technol Partners 走査可能なラッチ回路
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