JPH052674U - 釣り竿のリールシート構造 - Google Patents
釣り竿のリールシート構造Info
- Publication number
- JPH052674U JPH052674U JP4868391U JP4868391U JPH052674U JP H052674 U JPH052674 U JP H052674U JP 4868391 U JP4868391 U JP 4868391U JP 4868391 U JP4868391 U JP 4868391U JP H052674 U JPH052674 U JP H052674U
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- hood
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂で製作するという良好な面を損なうこと
無く、固定フードに破損を生じ難いリールシートを構成
する。 【構成】 固定フード4と、可動フード5とを備えると
共に、固定フード4を樹脂の成形により、リールの脚部
3が挿入される開口4Aを一体成形し、固定フード4の
前記開口4Aの外縁に金属製の補強部材12を配置す
る。
無く、固定フードに破損を生じ難いリールシートを構成
する。 【構成】 固定フード4と、可動フード5とを備えると
共に、固定フード4を樹脂の成形により、リールの脚部
3が挿入される開口4Aを一体成形し、固定フード4の
前記開口4Aの外縁に金属製の補強部材12を配置す
る。
Description
【0001】
本考案は、リールの脚部の一方を支持する固定フードと、リールの脚部の他方
を支持する可動フードとを備えると共に、前記固定フードを樹脂の成形により、
前記脚部が挿入される開口を一体成形して成る釣り竿のリールシート構造に関し
、詳しくは、固定フードの強度を向上させる技術に関するものである。
【0002】
一般に、釣り竿のリールシートは上記のように構成されることで、固定フード
と可動フードとの間にリールの脚部を挟み込む状態で支持を行うものであり、従
来、固定フードを樹脂で形成したものでは、この固定フードを補強するために特
別の構造は備えられていない。
【0003】
ここで、リールシートの構造について考えるに、リールシートの固定フードを
樹脂で形成する場合には、成形が容易で、しかも、金属と比較して軽量になると
いう良好な面を有する反面、この固定フードは釣り竿から突出した形状となるの
で、例えば、リールを取り外した状態で釣り竿を誤ってコンクリートの上に落下
させた場合のように、比較的強い外力が作用する場合には、固定フードに割れ等
の破損を生ずることもある。
尚、引きの強い魚を引き寄せる際に、リールを介して強い力が作用する場合に
も前述と同様に固定フードの破損を生ずることがある。
本考案の目的は、樹脂で製作するという良好な面を損なうこと無く、固定フー
ドに破損を生じ難いリールシートを合理的に構成する点にある。
【0004】
本考案の特徴は、冒頭に記したように固定フードと、可動フードとを備え、こ
の固定フードを樹脂の成形で脚部が挿入される開口を一体成形して成る釣り竿の
リールシート構造において、
前記、固定フードの前記開口の外縁に金属製の補強部材を配置して成る点にあ
り、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
上記特徴を例えば図1乃至図3に示すように構成すると、固定フード4の外縁
に金属製の補強部材12が配置されるので、全てを金属で製作するものと比較し
て重量の増大があまり無く、しかも、例えば、リールを取り外した状態で釣り竿
を誤ってコンクリートの上に落下させた場合のように、比較的強い力が作用する
場合でも、補強部材12が外力を受け止めて固定フード4の傷みを抑制すること
になる。
つまり、この考案では樹脂に金属をインサートする構造を採用する等、比較的
簡単な改良で成形性が良好で、しかも、軽量に形成されるという樹脂の性質を損
なうこと無く、固定フード4の強度の向上を図り得るのである。
【0006】
従って、樹脂で製作するという良好な面を損なうこと無く、固定フードに破損
を生じ難いリールシートが合理的に構成されたのである。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3には元竿1に形成されたリールシートを表してあり、このリール
シートは、釣り用リール2の脚部3の一方を係合保持する固定フード4と、前記
脚部3の他方を係合保持するべく元竿1の長手方向に沿って移動自在に支持され
る可動フード5と、この可動フード5と共に移動する固定機構Rとをシートベー
ス部6に形成して成っている。
【0008】
前記固定機構Rを、シートベース部6の上面に形成された鋸歯状の保持面Sと
係合状態に達して可動フード5の移動を阻止するバネ板製のロック片7と、この
ロック片7を係脱操作する揺動型の操作片8と、これらを支持する支持片9とで
構成し、又、シートベース部6の両側部に形成されたガイド溝10に対して、支
持片9に形成された案内片9A,9A、及び、可動フード5に形成された案内片
5A,5A夫々を係入させてある。
【0009】
このリールシートは元竿1の外面に対して金型(図示せず)を配置し、この金
型の内部に樹脂を注入する、所謂、インジェクション成型の手段により、元竿1
の外面に対してシートベース部6と一体的に形成されるものであり、シートベー
ス部6、固定フード4夫々はガラス繊維を含んだ樹脂で一体的に形成されると共
に、この成型の後にシートベース部6に前記保持面Sを有する保持部材11を嵌
め込んであり、又、固定フード4の強度を向上させる金属製の補強部材12をイ
ンサート、あるいは、アウトサートにより形成してある。
【0010】
つまり、この補強部材12は、この固定フード4の開口4Aの反シートベース
側の開口縁(元竿1から最も離間する部位の開口縁)から、この開口縁の両側部
を介し、前記ガイド溝10,10の上面側の部位に亘って長円のリング状に形成
されるステンレス材で成り、補強の機能ばかりで無く、美観の向上も図るよう、
その外面を固定フード4、シートベース部6の外面と同一面に仕上げ、かつ、そ
の表面を研磨している。
【0011】
〔別実施例〕
本考案は上記実施例以外に、例えば、元竿と別体に製作される構造のリールシ
ート(筒状等に形成しておき、元竿に対して接着等の手段により固定する形態の
もの)に適用することが可能であり、又、以下のように構成しても良い。
(イ) 図4に示すように、補強部材12を、固定フード4の開口4Aの反シ
ートベース側の開口縁から、この開口縁の両側部を介し、前記ガイド溝10,1
0の上面側のプレート状部12Aと一体的に連結するよう形成する。
(ロ) 図5に示すように、シートベース部6の樹脂を薄肉状に形成すること
により、リールシートの一層の軽量化を図り、又、樹脂によるアタリの振動の減
衰を抑制してアタリを把握しやすくすると共に、補強部材12を、固定フード4
の開口4Aの外縁を取り囲むリング状に形成し、又、シートベース部6の反固定
フードの側の面に開口6Aを形成して、この開口6Aに元竿本体1を露出させて
魚のアタリを、この元竿本体1からの振動で把握できるよう構成する。
【0012】
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】リールシートの斜視図
【図2】リールシートの縦断面図
【図3】リールシートの一部切欠き側面図
【図4】別実施例(イ)の斜視図
【図5】別実施例(ロ)の斜視図
2 リール
3 脚部
4 固定フード
4A 開口
5 可動フード
10 ガイド溝
12 補強部材
Claims (3)
- 【請求項1】 リール(2)の脚部(3)の一方を支持
する固定フード(4)と、リール(2)の脚部(3)の
他方を支持する可動フード(5)とを備えると共に、前
記固定フード(4)を樹脂の成形により、前記脚部
(3)が挿入される開口(4A)を一体成形して成る釣
り竿のリールシート構造であって、 前記、固定フード(4)の前記開口の外縁に金属製の補
強部材(12)を配置して成る釣り竿のリールシート構
造。 - 【請求項2】 前記可動フード(5)に案内片を形成
し、この案内片が係入するガイド溝(10)をシートベ
ース部の両側部に形成すると共に、前記補強部材(1
2)を前記開口(4A)の反シートベース側の開口縁か
ら、この開口縁の両側部を介し、前記ガイド溝(10)
に沿って形成して成る請求項1記載の釣り竿のリールシ
ート構造。 - 【請求項3】 前記補強部材(12)を、前記固定フー
ド(4)の前記開口(4A)の全周を取り囲むようリン
グ状に形成して成る請求項1記載の釣り竿のリールシー
ト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048683U JP2531738Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 釣り竿のリールシート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048683U JP2531738Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 釣り竿のリールシート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052674U true JPH052674U (ja) | 1993-01-19 |
JP2531738Y2 JP2531738Y2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=12810122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048683U Expired - Lifetime JP2531738Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 釣り竿のリールシート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2531738Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9591836B2 (en) | 2013-07-23 | 2017-03-14 | Fuji Kogyo Co., Ltd. | Fishing line guide, reel seat, and fishing rod including the same |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57808A (en) * | 1980-05-31 | 1982-01-05 | Matsushita Electric Works Ltd | Switching mechanism |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP1991048683U patent/JP2531738Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57808A (en) * | 1980-05-31 | 1982-01-05 | Matsushita Electric Works Ltd | Switching mechanism |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9591836B2 (en) | 2013-07-23 | 2017-03-14 | Fuji Kogyo Co., Ltd. | Fishing line guide, reel seat, and fishing rod including the same |
US10111414B2 (en) | 2013-07-23 | 2018-10-30 | Fuji Kogyo Co., Ltd. | Fishing line guide, reel seat and fishing rod including the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2531738Y2 (ja) | 1997-04-09 |
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Legal Events
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