JPH0526657A - 変位量検出装置 - Google Patents

変位量検出装置

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JPH0526657A
JPH0526657A JP17967691A JP17967691A JPH0526657A JP H0526657 A JPH0526657 A JP H0526657A JP 17967691 A JP17967691 A JP 17967691A JP 17967691 A JP17967691 A JP 17967691A JP H0526657 A JPH0526657 A JP H0526657A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バラツキのない安定な調整ができるようにす
ることを目的とする。 【構成】 検出ヘッド1b,1cとスケール1aとの相
対的移動に伴なって変化する位相変調信号により変位量
を検出するようにした変位量検出装置において、この位
相変調信号のリップル成分を検出するリップル検出回路
6を設け、このリップル検出回路6より得られるリップ
ル成分によりずれを生じている調整要素を特定し、この
リップル成分が最小になるようにこの調整要素を調整す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属加工機械、精密測定
機器に用いられる例えばマグネスケール等の変位量検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネスケールに用いられる従来の位相
検出型の変位量検出装置は例えば図8に示す如くであ
る。即ち図8に於いて、1はスケール部で、波長λの磁
気目盛が記録されたスケール1a及び2個の検出ヘッド
1b,1cで構成されている。このスケール部1の検出
ヘッド1b,1cより得られるスケール信号はスケール
信号検出回路2に導かれ、このスケール信号検出回路2
に於いて変位量に応じて位相の変化する信号ePMを出力
する。この位相変調信号ePM
【0003】
【数1】
【0004】となる。但しωc =2π×fc (fc :キ
ャリア周波数)、Xは相対変位量(移動量)を示す。こ
の位相変調信号ePMは波形整形された後に内挿回路3に
供給される。この内挿回路3はキャリア周波数fc に対
してnfC なる周波数を持つクロックパルスを用いて、
分解能λ/nの移動方向に応じたパルス信号(以下UP
信号又はDown信号という)を出力する如くなされ、
このUP信号又はDown信号をカウンタでカウントす
ることにより変位量を得る様にしている。
【0005】斯るマグネスケールに於いては高精度な検
出を行うためスケール信号検出回路2に図9に示す如き
種々の調整手段が設けられていた。即ち検出ヘッド1b
及び1cの帯磁によって直流バイアスの相違が発生し、
この帯磁現象は検出時の位置誤差となり電気的な補償が
必要であり、また之等検出ヘッド1b及び1cの製造上
のバラツキ等により、出力レベルの相違及び検出ヘッド
1b,1c間の位相差の誤差が生じ製品毎に調整する必
要があった。
【0006】この図9に於いては一方の検出ヘッド1b
の出力信号をこの一方の検出ヘッド1bの帯磁による直
流バイアスを調整する直流バイアス調整器2a及びこの
出力信号のレベルを調整する可変利得増幅器2bの直列
回路を介して加算増幅器2fに供給すると共に他方の検
出ヘッド1cの出力信号をこの他方の検出ヘッド1cの
帯磁による直流バイアスを調整する直流バイアス調整器
2c及びこの出力信号のレベルを調整する可変利得増幅
器2dの直列回路と位相調整が可能な90°移相器2e
とを介して加算増幅器2fに供給し、この加算増幅器2
fの出力信号をバンドパスフィルタ2g及び増幅器2h
を介して位相変調信号ePMとして、内挿回路3に供給す
る。また図9に於いて2jは検出ヘッド1b及び1cに
励磁信号EX sin(ωC /2)tを供給する励磁増幅
器である。
【0007】斯る図9に於いては製造時等において直流
バイアス調整器2a及び2cにより一方及び他方の検出
ヘッド1b及び1cの帯磁による直流バイアスを零にす
る如くこの直流バイアス調整器2a及び2cを調整し、
また可変利得増幅器2b及び2dによりこの検出ヘッド
1b及び1cの出力信号のレベルが同じになる様にこの
可変利得増幅器2b及び2dの利得を調整し、また検出
ヘッド1b及び1cの夫々の出力信号の位相差が90°
(λ/4)となる如く、この90°移相器の位相を調整
していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この調
整状態は例えば時間経過あるいは取り付け状態の変化等
により微妙に変化することがあり、特に高精度な検出が
必要とされる場合においては定期的なこの調整が望まれ
ると共にこの調整作業を人手により行っているので調整
作業に熟練を要し、且つこの調整にバラツキを生じる不
都合があった。本発明は斯る点に鑑み常にバラツキのな
い安定な調整かできるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明変位量検出装置は
例えば図1に示す如く検出ヘッド1b,1cとスケール
1aとの相対的移動に伴なって変化する位相変調信号に
より変位量を検出するようにした変位量検出装置におい
て、この位相変調信号のリップル成分を検出するリップ
ル検出回路6を設け、このリップル検出回路6より得ら
れるリップル成分によりずれを生じている調整要素を特
定し、このリップル成分が最小になるようにこの調整要
素を調整するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明に依れば位相変調信号のリップル成分を
検出し、このリップル成分により調整要素例えば直流バ
イアス調整器等を特定し、このリップル成分が最小にな
るようにこの調整要素を調整するので、常にバラツキの
ない安定な調整ができる。
【0011】
【実施例】以下、図1,図2を参照しながら本発明変位
量検出装置の一実施例につき説明しよう。この図1,図
2に於いて、図8,図9に対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。本例の図1に於いても
スケール部1は波長λの磁気目盛が記録されたスケール
1aと2個の検出ヘッド1b及び1cとより構成され、
このスケール部1の検出ヘッド1b及び1cより得られ
るスケール信号はスケール信号検出回路2に導かれ、こ
のスケール信号検出回路2に於いて変位量に応じて位相
の変化する数1に示す如き位相変調信号ePMが得られ
る。このスケール信号検出回路2の出力側に得られる位
相変調信号ePMを波形整形した後に内挿回路3に供給す
る。この内挿回路3はキャリア周波数fC に対してnf
C なる周波数を持つクロックパルスを用いて分解能λ/
nの移動方向に応じたパルス信号を出力する如くなさ
れ、このUP信号又はDown信号をカウンタでカウン
トすることにより変位量を得る様にしている。ここでλ
=200μm,n=200とすると、1μm毎のUP信
号又はDown信号が得られることとなる。
【0012】本例に於いては内挿回路3よりのUP信号
及びDown信号を例えば1/5(m=5)とする逓減
回路4を介してマイクロコンピュータ5に供給し、また
この内挿回路3に得られるλ信号をこのマイクロコンピ
ュータ5に供給する。この逓減回路4は高分解能なUP
信号又はDown信号を低減する為の回路であり、マイ
クロコンピュータ5の処理の簡略化の為、使用したもの
である。即ち変位量検出回路の一般的な要求としては高
い分解能が必要であるが、各パラメータのずれによって
生ずるリップル成分の高調波の次数は2次であり、サン
プリング定理からもこれほどの分解能が不要なことによ
る。
【0013】また本例に於いてはスケール信号検出回路
2の出力側に得られる位相変調信号ePMをこのエンベロ
ープ成分を検出するリップル検出回路6に供給する。こ
のリップル検出回路6は例えば自乗検波器等で構成でき
る。このリップル検出回路6の出力側に得られる位相変
調信号ePMのリップル信号EP は検出ヘッド1b及び1
cの直流バイアスのずれ、検出ヘッド1b及び1cの出
力レベルのずれ、検出ヘッド1b及び1cの夫々の出力
信号間の位相90°よりのずれに応じた固有のパターン
を持っている。即ち検出ヘッド1b及び1cの直流バイ
アスがずれているときのリップル信号のパターンはこの
リップル信号の周期がスケールの記録波長λに対し1周
期であり、検出ヘッド1b及び1cの出力レベルのずれ
ているときのリップル信号のパターンと検出ヘッド1b
及び1cの夫々の出力信号間の位相90°よりのずれて
いるときのリップル信号のパターンとはリップル信号の
周期が記録波長λに対し共に2周期であるが、この出力
レベルのずれているときのリップル信号のパターンと位
相90°よりずれているときのリップル信号のパターン
とはリップル信号のパターンに90°の位相差があるも
のである。
【0014】このリップル検出回路6の出力側に得られ
るリップル信号EPをサンプルホールド機能を有するア
ナログ−ディジタル変換器7に供給し、このアナログ−
ディジタル変換器7に於いてはマイクロコンピュータ5
からの指令に従ってサンプリングホールド毎にディジタ
ル化されたリップル信号EP(D)をマイクロコンピュ
ータ5に供給する。
【0015】このマイクロコンピュータ5に於いてはリ
ップル信号EP (D)のパターンにより、調整すべき要
素例えば検出ヘッド1b及び1cの直流バイアスがずれ
ているのか、検出ヘッド1b及び1cの夫々の出力信号
のレベルがずれているのか、検出ヘッド1b及び1cの
夫々の出力信号間の位相が90°よりずれているかを判
断し、この判断に従って調整信号を生成する如くする。
図1において5aは調整指令信号入力端子を示し、この
調整指令信号入力端子5aに調整指令信号が供給された
ときこのマイクロコンピュータ5より調整信号が電子ボ
リウム制御回路8を介してスケール信号検出回路2の所
定の調整を行う電子ボリウムに供給される如くなされ
る。この調整指令信号は例えば電源が投入される度毎に
発生する等必要に応じて発生する如くする。
【0016】本例によるスケール信号検出回路2は図2
に示す如く構成する。この図2に於いては一方の検出ヘ
ッド1bの出力信号をこの一方の検出ヘッド1bの帯磁
による直流バイアスを調整する電子ボリウムER1 より
成る直流バイアス調整器2an及び前置増幅器2bnの
直列回路を介して一方及び他方の検出ヘッド1b及び1
cの出力信号のレベル差を調整する電子ボリウムER3
を有する加算増幅器2fnの一方の入力端子に供給する
と共に他方の検出ヘッド1cの出力信号をこの他方の検
出ヘッド1cの帯磁による直流バイアスを調整する電子
ボリウムER2 より成る直流バイアス調整器2cn及び
前置増幅器2dnの直列回路と電子ボリウムER5 によ
り位相調整が可能な90°移相器2enとを介して加算
増幅器2fnの他方の入力端子に供給し、この加算増幅
器2fnの出力信号をバンドパスフィルタ2gn及び出
力レベル調整用の電子ボリウムER4 を有する増幅器2
hnを介して位相変調信号ePMとして、内挿回路3に供
給する。この電子ボリウムER1 ,ER2 ,ER3 ,E
4 及びER5 としてはディジタル信号により制御され
る周知のものを使用する。
【0017】例えば電子ボリウムER4 を有する増幅器
2hnを例えば図3Aに示す如き構成とする。即ち入力
端子10を抵抗器Riを介して演算増幅器11の反転入
力端子−に接続すると共にこの演算増幅器11の非反転
入力端子+を接地し、演算増幅器11の反転入力端子一
を抵抗器Rfを構成する電子ボリウムER4 を介して出
力端子12に接続する。この電子ボリウムER4 として
は図3Bに示す如く入力端14及び出力端15間に抵抗
値Rの抵抗器16a、抵抗値2Rの抵抗器16b、抵抗
値4Rの抵抗器16c、抵抗値8Rの抵抗器16d及び
抵抗値Rの抵抗器16eの5個の抵抗器を直列に接続
し、之等抵抗器16a,16b,16c及び16dの夫
々に並列に夫々スイッチ17a,17b,17c及び1
7dを設け、このスイッチ17a,17b,17c及び
17dを制御用ディジタル信号入力端子13よりの4ビ
ットのディジタル信号によりオン・オフを制御する如く
する。この場合抵抗値Rから16Rまでの16段階の抵
抗値を切換えて得ることができ、この図3Aの増幅器2
hnの増幅率を16段階に可変できる。
【0018】また励磁信号EX sin(ωC /2)tを
励磁増幅器2jnを介して検出ヘッド1b及び1cに夫
々供給する。
【0019】斯る本例に於いては調整指令信号入力端子
5aに調整指令信号が供給されたときにマイクロコンピ
ュータ5は自動調整動作が起動される。この調整指令信
号が供給されると、マイクロコンピュータ5はλ信号を
基準にして、1波長内に於けるリップル信号のパターン
を測定し、内部のメモリに蓄える。この作業を、数波長
に亘って続けることによりリップル信号の成分が規格値
を満たしているかどうかを判断し、必要に応じて自動調
整動作を起動する。この自動調整動作は図4の手順に従
って行われる。
【0020】先ず最初にマイクロコンピュータ5は検出
ヘッド1bの出力信号の直流バイアスから調整を開始す
る(ステップS100)。この直流バイアスの調整は図
5のフローチャートに示す如く先ず検出ヘッド1bの出
力信号に直流バイアスのずれがあるかどうか判断され
る。この直流バイアスのずれに伴うリップル信号のパタ
ーンは波長λに対して1周期の成分を有しており、この
検出ヘッド1bの出力信号の直流バイアスにずれがある
と波長λ内の固有な位置にリップル信号が極大になる点
1MAXと、極小になる点B1MINが発生するので、このと
きはこの点に於ける電圧値E(B1MAX)及びE
(B1MIN)を求める。この検出ヘッド1bの出力信号の
直流バイアスにずれがなく規格値のときはこの調整は終
了する。
【0021】またこの直流バイアスにずれがあるときに
は、この極大点の電圧値E(B1MAX)と極小点の電圧値
E(B1MIN)との電圧差ΔE(B)を求める。この電圧
差ΔE(B)はこの直流バイアスの方向と大きさを示し
ている。即ち ΔE(B)=E(B1MAX)−E(B1MIN) を計算し、ΔE(B)≧0のときは直流バイアスはプラ
ス側に帯磁しており、ΔE(B)<0のときは直流バイ
アスはマイナス側に帯磁していることとなる。そこでマ
イクロコンピュータ5はこの電圧差ΔE(B)の値に従
って電子ボリウムER1 を調整し、このΔE(B)の値
が規格値(最小)になるまで調整し、このΔE(B)が
規格値に達したときにこの調整を終了する。
【0022】次にマイクロコンピュータ5は検出ヘッド
1cの出力信号の直流バイアスを調整する(ステップS
101)。この検出ヘッド1cの出力信号の直流バイア
スの調整は図5の検出ヘッド1bの出力信号の直流バイ
アス調整と同様に行なわれ、この直流バイアスにずれが
ないとき及び電子ボリウムER2 を調整し極大点の電圧
E(B2MAX)と極小点の電圧E(B2MIN)との電圧差Δ
E(B)が規格値(最小)になったときにこの調整を終
了する。
【0023】次にマイクロコンピュータ5は検出ヘッド
1b及び1cの出力信号のレベル差の調整を行う(ステ
ップS102)。この検出ヘッド1b及び1cの夫々の
出力信号の出力レベル差の調整は図6のフローチャート
に示す如く先ず、之等出力信号に出力レベル差があるか
どうかを判断する。之等出力信号にレベル差がないとき
にはこの調整は終了する。
【0024】之等出力信号にレベル差があるときにはこ
のリップル信号のパターンは波長λに対して2周期の成
分を持っており、略等しい大きさの2つの極大点
1MAX,G 2MAX及び略等しい2つの極小点G1MIN,G
2MINが存在するので、之等を求め、次にこの極大点の電
圧E(G1MAX)と極小点の電圧E(GIMIN)との電圧差
ΔE(G)を求める。この電圧差ΔE(G)が之等出力
信号のレベル差の大きさとずれの方向を表わしている。
この電圧差ΔE(G)がΔE(G)≧0のときは検出ヘ
ッド1bの出力信号のレベル≧検出ヘッド1cの出力信
号のレベルであり、ΔE(G)<0のときは検出ヘッド
1bの出力信号のレベル<検出ヘッド1cの出力信号の
レベルである。このΔE(G)の値に応じてマイクロコ
ンピュータ5は電子ボリウムER3 を調整し、この電圧
差ΔE(G)が規格値(最小)に到達したときに、この
調整を終了する。
【0025】続いてマイクロコンピュータ5は出力レベ
ルの調整を行う(ステップS103)。これはリップル
信号を含む出力電圧の平均値を検出しこの出力電圧の平
均値を規定の出力レベルに達するように電子ボリウムE
4 を調整する。
【0026】次に検出ヘッド1b及び1cの夫々の出力
信号間の位相差(λ/4)のずれを調整する(ステップ
S104)。この検出ヘッド1b及び1cの夫々の出力
信号間の位相差(λ/4)即ち90°よりのずれの調整
は図7のフローチャートに示す如く、先ず之等出力信号
間の位相差(λ/4)よりのずれがあるかどうかを判断
する。これら出力信号間の位相差が90°でずれがない
ときにはこの調整は終了する。
【0027】之等出力信号間の位相差が90°よりずれ
ているときにはリップル信号のパターンに波長λに対し
て2周期の成分を持ち且つ之等出力信号のレベル差のず
れた時と極大点及び極小点の発生位置に90°の位相差
がある。この極大点P1MAX,P2MAX(之等の電圧値は略
等しい)及び極小点PIMIN,P 2MIN(之等電圧値は略等
しい)に於ける電圧値の差ΔE(P)を求める。 ΔE(P)=E(P1MAX)−E(P1MIN) この電圧差ΔE(P)が之等出力信号間の位相差(λ/
4)のずれの方向及び大きさを表している。マイクロコ
ンピュータ5はこの電圧差ΔE(P)に応じて電子ボリ
ウムER5 を調整し、この電圧差ΔE(P)が規格値
(最小)に達するまで、この調整を行う。この電圧差Δ
E(P)が規格値に達したときにこの調整を終了する。
【0028】本例は上述の如く位相変調信号のリップル
を検出し、このリップル信号のパターンにより、検出ヘ
ッド1b及び1cの夫々の出力信号の直流バイアスの調
整、之等出力信号間のレベル差の調整、之等出力信号間
の位相差(λ/4)のずれの調整を行い、このリップル
信号のパターンが規格値(最小)達するまで自動的に行
っているので、常にバラツキのない安定な調整ができ、
常に高精度な変位量の検出が出来る利益がある。
【0029】尚、上述実施例では位相変調信号ePMのリ
ップル信号のパターンの極大点,極小点をマイクロコン
ピュータ5により判断しているが、この場合調整項目に
応じて夫々の電子ボリウムER1 ,ER2 ,ER3 及び
ER5 を夫々最小から最大に変化してこの極大点及び極
小点を検出するようにし、その後上述の調整をするよう
にすれば上述の極大点及び極小点の検出が容易となる利
益がある。
【0030】またこの位相変調信号ePMのリップル信号
のパターンの極大点及び極小点は波長λを基準とし、こ
のλが決まっていれば、調整項目に応じて予め極大点及
び極小点の発生位置が決まるので、この極大点及び極小
点の発生位置を予めマイクロコンピュータ5のメモリに
記憶しておき調整項目に応じて、このメモリよりの信号
により極大点及び極小点を決定する様にすれば、この極
大点及び極小点の判断に要する時間だけ上述調整を早く
することができる利益がある。
【0031】また本発明は上述実施例に限ることなく本
発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】本発明に依れば常にバラツキのない安定
な調整ができ、常に高精度の変位量の検出が出来る利益
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明変位量検出装置の一実施例を示す構成図
である。
【図2】図1のスケール信号検出回路の例を示す構成図
である。
【図3】電子ボリウムの例を示す結線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】本発明の説明に供する線図である。
【図6】本発明の説明に供する線図である。
【図7】本発明の説明に供する線図である。
【図8】従来の変位量検出装置の例を示す構成図であ
る。
【図9】従来のスケール信号検出回路の例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 スケール部 2 スケール信号検出回路 2an,2cn 直流バイアス調整器 2en 90°移相器 2fn 加算増幅器 2hn 増幅器 3 内挿回路 5 マイクロコンピュータ 6 リップル検出回路 8 電子ボリウム制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 検出ヘッドとスケールとの相対的移動に
    伴って変化する位相変調信号により変位量を検出するよ
    うにした変位量検出装置において、 上記位相変調信号のリップル成分を検出するリップル検
    出回路を設け、該リップル検出回路より得られるリップ
    ル成分によりずれを生じている調整要素を特定し、上記
    リップル成分が最小になるように上記調整要素を調整す
    るようにしたことを特徴とする変位量検出装置。
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