JPH05266483A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH05266483A
JPH05266483A JP6498192A JP6498192A JPH05266483A JP H05266483 A JPH05266483 A JP H05266483A JP 6498192 A JP6498192 A JP 6498192A JP 6498192 A JP6498192 A JP 6498192A JP H05266483 A JPH05266483 A JP H05266483A
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JP
Japan
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signal
circuit
signal level
level
recording
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JP6498192A
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Hideo Ando
秀夫 安東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、記録媒体1上の記録容量を向上さ
せることができることを目的とする。 【構成】この発明は、2値化信号列としての記録信号列
をコードに変換し、この変換されたコードを多値の信号
レベルに変換しかつ信号レベルの変化の切替り目の間隔
を変更し、この変換信号に応じて記録媒体1上に情報を
記録し、記録媒体1上の情報に応じた信号を光検出器8
で検出し、この検出信号から多値の信号レベルと信号レ
ベルの変化の切替り目を判定し、この判定結果に応じて
上記光検出器8の検出信号を2値化信号列としてのコー
ドに変換するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば情報の記
録、再生を光ディスクに対して行う光ディスク装置など
の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体としての光ディスクに情
報を記録する場合、記録情報を1−7コード変換方式に
より変調したコードデータが用いられ、この記録された
コードデータを1−7コード逆変換方式により復調され
た情報が再生されるようになっている。また、変調方式
としては、他にも、2−7コード変換方式による変調や
FM変調、MFM変調が用いられるようになっている。
【0003】しかし、上記のような変調方式により光デ
ィスクに記録する信号は2値信号であるため、光ディス
クにおける記録容量を向上させることができないという
問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、記録媒体上に
記録する信号が2値信号であったため、記録容量を従来
より大幅に大きくするには限界があるという問題があっ
た。この発明は上記の点に鑑みてなされたもので、記録
媒体上の記録容量を向上させることができる記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の記録再生装置
は、記録媒体上に情報を記録し、この記録媒体上に記録
されている情報を再生するものにおいて、2値化信号列
を供給する供給手段、この供給手段からの2値化信号列
を多値の信号レベルに変換しかつ信号レベルの変化の切
替り目の間隔を変更する第1の変換手段、この第1の変
換手段からの変換信号に応じて上記記録媒体上に情報を
記録する記録手段、上記記録媒体上の情報に応じた信号
を検出する検出手段、この検出手段の検出信号から多値
の信号レベルと信号レベルの変化の切替り目を判定する
判定手段、およびこの判定手段の判定結果に応じて上記
検出手段の検出信号を2値化信号列としてのコードに変
換する第2の変換手段から構成されている。
【0006】
【作用】この発明は、上記のような構成において、供給
手段から供給される2値化信号列を多値の信号レベルに
変換しかつ信号レベルの変化の切替り目の間隔を変更
し、この変換信号に応じて記録媒体上に情報を記録し、
記録媒体上の情報に応じた信号を検出手段で検出し、こ
の検出信号から多値の信号レベルと信号レベルの変化の
切替り目を判定し、この判定結果に応じて上記検出手段
の検出信号を2値化信号列としてのコードに変換するよ
うにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例に
ついて説明する。図1は、ディスク装置を示すものであ
る。光ディスクなどで構成される記録媒体1の表面に
は、スパイラル状に溝(記録トラック)が形成されてお
り、この記録媒体1は、モータ2によって例えば一定の
速度で回転される。このモータ2は、モータ制御回路1
8によって制御されている。
【0008】上記記録媒体1に対する情報の記録再生
は、光学ヘッド3によって行われる。この光学ヘッド3
は、リニアモータ31の可動部を構成する駆動コイル1
3に固定されており、この駆動コイル13はリニアモー
タ制御回路17に接続されている。
【0009】なお、上記記録媒体1では穴開きによりピ
ットを形成する記録膜が用いられているものであるが、
相変化を利用している記録膜や多層記録膜のものを用い
ても良い、また記録媒体として光磁気ディスク等を用い
ても良い。上記の場合、光学ヘッド等の構成も同様に変
更される。
【0010】このリニアモータ制御回路17には、リニ
アモータ位置検出器26が接続されており、このリニア
モータ位置検出器26は、光学ヘッド3に設けられた光
学スケール25を検出することにより、位置信号を出力
するようになっている。
【0011】また、リニアモータ31の固定部には、図
示せぬ永久磁石が設けられており、上記駆動コイル13
がリニアモータ制御回路17によって励磁されることに
より、光学ヘッド3は、記録媒体1の半径方向に移動さ
れるようになっている。
【0012】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、駆動コイル5によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル4によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
方向)に移動可能とされている。
【0013】また、レーザ制御回路14によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器9より発生されたレーザ光は、
コリメータレンズ11a、ハーフプリズム11b、対物
レンズ6を介して記録媒体1上に照射され、この記録媒
体1からの反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム1
1b、集光レンズ10a、およびシリンドリカルレンズ
10bを介して光検出器8に導かれる。上記光検出器8
は、4分割の光検出セル8a、8b、8c、8dによっ
て構成されている。
【0014】上記光検出器8の光検出セル8aの出力信
号は、増幅器12aを介して加算器30a、30cの一
端に供給され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器1
2bを介して加算器30b、30dの一端に供給され、
光検出セル8cの出力信号は、増幅器12cを介して加
算器30b、30cの他端に供給され、光検出セル8d
の出力信号は、増幅器12dを介して加算器30a、3
0dの他端に供給されるようになっている。
【0015】上記加算器30aの出力信号は差動増幅器
OP1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1
の非反転入力端には上記加算器30bの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP1は、上記加算器
30a、30bの差に応じてトラック差信号をトラッキ
ング制御回路16に供給するようになっている。このト
ラッキング制御回路16は、OP1から供給されるトラ
ック差信号に応じてトラック駆動信号を作成するもので
ある。
【0016】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル4に供給される。また、上記トラッキング制御回
路16で用いられたトラック差信号は、リニアモータ制
御回路17に供給されるようになっている。
【0017】また、上記加算器30cの出力信号は差動
増幅器OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器
OP2の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号
が供給される。これにより、差動増幅器OP2は、上記
加算器30c、30dの差に応じてフォーカス点に関す
る信号をフォーカシング制御回路15に供給するように
なっている。このフォーカシング制御回路15の出力信
号は、フォーカシング駆動コイル5に供給され、レーザ
光が記録媒体1上で常時ジャストフォーカスとなるよう
に制御される。
【0018】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行なった状態での光検出器8の各光検出セル8a、
〜8dの出力の和信号、つまり加算器30a、30bか
らの出力信号は、トラック上に形成されたピット(記録
情報)からの反射率の変化が反映されている。この信号
は、信号処理回路19に供給され、この信号処理回路1
9において記録情報、アドレス情報(トラック番号、セ
クタ番号等)が再生される。また、レーザ制御回路14
の前段には記録信号作成回路44が設けられている。こ
の記録信号作成回路44には、記録信号を1−7コード
変換方式や2−7コード変換方式で変換(変調)する変
調回路40と、変調回路40からの1−7コードや2−
7コードを多値の信号レベルでかつ信号レベルの変化の
切替り目の間隔を変更する変調回路41とを有してお
り、また信号処理回路19には、再生信号をその信号レ
ベルと信号レベルの変化の切替り目の間隔により1−7
コードや2−7コードに変換する復調回路42と、復調
回路42からの1−7コードや2−7コードを逆変換
(復調)して再生信号を得る復調回路43とを有してい
る。
【0019】この信号処理回路19で再生された再生信
号(再生情報)はインターフェース回路45を介して外
部装置としての記録媒体制御装置46に出力されるよう
になっている。
【0020】以上、信号処理回路19と記録信号作成回
路44内には、1−7コードや2−7コードへの変調回
路40と復調回路43が存在しているが、これは必ずし
も必要ではなく、インターフェース回路70を通った2
値信号列を直接多値信号に変調もしくは復調することが
できる。
【0021】また、このディスク装置にはそれぞれフォ
ーカシング制御回路15、トラッキング制御回路16、
リニアモータ制御回路17とCPU23との間で情報の
授受を行うために用いられるD/A変換器22が設けら
れている。
【0022】また、上記トラッキング制御回路16は、
上記CPU23からD/A変換器22を介して供給され
るトラックジャンプ信号に応じて対物レンズ6を移動さ
せ、1トラック分、ビーム光を移動させるようになって
いる。
【0023】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、信号処理回路1
9、記録信号作成回路44等は、バスライン20を介し
てCPU23によって制御されるようになっており、こ
のCPU23はメモリ24に記憶されたプログラムによ
って所定の動作を行うようになされている。
【0024】次に、この発明の特徴について説明する。
図2は変調回路40からのコードの2値化信号列に対
し、この発明の変調方式により変調後の信号例を示すも
のである。
【0025】この発明の第1の特徴は信号レベルを多値
に量子化する所にある。例えば存在可能な信号レベル範
囲を3領域に分割し、各信号領域の範囲内の信号レベル
をA、B、Cと設定する。信号レベルは時間と共に変化
し、信号レベルの切替り目を有する。各信号レベルの切
替り目ごとの間隔(シリアルデータ上では時間間隔を表
し、記録媒体1上では空間的間隔を表している)は位置
により変化し、この各切替り目間の間隔にも情報を持た
せたことがこの発明の第2の特徴となっている。記録媒
体1からの再生信号として図2のような信号波形が得ら
れた場合、この再生信号レベルの違いは穴あきによりピ
ットを形成する記録膜の場合にはピットの幅の違いを意
味し、相変化を利用している記録膜の場合には結晶化率
または非晶率化の違い、多層記録膜の場合には記録され
た層の数の違いを、光磁気ディスクの場合には磁化率の
量の違いを表している。いずれの場合でも記録時のレー
ザ光量や、記録パルス幅を変えることにより記録媒体1
の記録膜上に上記のような多値信号を記録することがで
きる。
【0026】この発明の復調回路42は、記録媒体1か
ら図2に示すような多値信号(つまり加算器30a、3
0bからの出力により得られた再生信号)を2値化信号
列に戻すものであり、図3に示すように、信号波形変換
部51、信号レベル切替りタイミング検出部52、多値
レベル判定部53、および信号合成部54によって構成
されている。信号波形変換部51は供給される再生信号
に対して信号検出や信号処理をしやすいように信号波形
の修正を行うものであり、具体的には再生信号の最大振
幅が変動したときの補正や必要以上に周波数の高いノイ
ズ成分を除去したり逆に信号成分を含む周波数成分のみ
を増幅するものである。上記信号レベル切替りタイミン
グ検出部52は、再生信号の信号レベルを検出するもの
である。上記多値レベル判定部53は、再生信号の信号
レベルの切替り目の位置を検出するものである。上記信
号合成部54は、上記信号レベル切替りタイミング検出
部52と上記多値レベル判定部53の検出結果に合わせ
て2値化信号列を合成するものである。
【0027】また、上記復調回路42に対するこの発明
の変調回路41は、2値化信号列の持つ情報を信号レベ
ルもしくは信号レベル変化量に持たせる情報と信号レベ
ルの変化の切替り目の間隔に持たせる情報に分け、それ
ぞれ情報に合わせて信号を作成するものであり、図4に
示すように、変調信号作成部61、信号レベル切替りタ
イミング作成部62、および多値レベル値決定部63に
よって構成されている。上記変調信号作成部61は、2
値化信号列の持つ情報を信号レベルもしくは信号レベル
変化量に持たせる情報と信号レベルの変化の切替り目の
間隔に持たせる情報に分けるものである。上記信号レベ
ル切替りタイミング作成部62は、上記変調信号作成部
61からの変調信号により信号レベルの切替りタイミン
グを作成するものである。上記多値レベル値決定部63
は、上記変調信号作成部61からの変調信号により多値
レベル値を決定するものである。
【0028】上記信号レベル切替りタイミング作成部6
2と多値レベル値決定部63とにより作成された信号に
より、上記レーザ制御回路14が作動されるようになっ
ている。この発明の2値化信号列から多値信号に変換す
る変調方式を分類すると以下のようになる。
【0029】(1) 2値化信号列の並び方の特徴を分類
し、その分類情報を“量子化された信号レベルもしくは
信号レベル変化量”“量子化された信号レベル変化の切
替り目の間隔”の内のどちらかあるいは両者の組合せの
値に対応させる。
【0030】(1-1) 2値化信号列の中の特徴のある部分
をとらえ、複数ビット毎に複合信号としてブロック化す
る。そのブロック内で各ビットの並び方の特徴を分類
し、その分類情報を“量子化された信号レベルもしくは
信号レベル変化量”に対応させる。そしてブロック化し
た複合信号の開始位置を“量子化された信号レベル変化
の切替り目の間隔”で表示する。
【0031】(1-2) 2値化信号列の中の特徴のある部分
をとらえ、複数ビット毎に複合信号としてブロック化す
る。そのブロック内で各ビットの並び方の特徴を分類
し、その分類情報を“量子化された信号レベル変化の切
替り目の間隔”に持たせる。そしてブロック化した複合
信号の開始位置を“量子化された信号レベルもしくは信
号レベル変化量”で表す。
【0032】(1-3) 2値化信号列を固定された周期毎に
複合信号としてブロック化する。そのブロック内での各
ビットの並び方の組み合わせをそれぞれ“量子化された
信号レベルもしくは信号レベル変化量”と“量子化され
た信号レベル変化の切替り目の間隔”の組合せに対応さ
せる。
【0033】(2) 2値化信号列の隣接する“1”同士の
間隔、あるいは“0”同士の間隔を“量子化された信号
レベルもしくは信号レベル変化量”と“量子化された信
号レベル変化の切替り目の間隔”の組合せで表現する。
【0034】(3) 2値化信号列を複数の並列した2値化
信号列に変換し、同期した時刻での各2値信号の組合せ
(複数の並列した2値化信号列に対し行方向の組合せ)
と“量子化された信号レベルもしくは信号レベル変化
量”と“量子化された信号レベル変化の切替り目の間
隔”の組合せを対応させ、多値信号列に変換する。
【0035】(4) 2値化信号列を2列の並列した2値化
信号列に変換し、一方の2値化信号列の隣接する“1”
同士の間隔・あるいは“0”同士の間隔を“量子化され
た信号レベルもしくは信号レベル変化量”に対応させ、
他方の信号列の隣接する“1”同士の間隔・あるいは
“0”同士の間隔を“量子化された信号レベル変化の切
替り目の間隔”に対応させ、2つの結果を合わせて多値
信号列にする。まず、(1-1) の具体的な変調方式につい
て図5を用いて説明する。
【0036】例えば通常の2値化信号列を1−7コード
に変調後さらに多値信号列に再変調する場合を考える。
1−7コードに変調された信号は“1”が二回続く事が
無い。従って“10”の信号の後に続く信号は“00”
か“01”か“10”しか存在しない。この現象を利用
して“1”が最初に来る4桁の信号を一つのブロックと
し、発生頻度の順に“1000”をA、“1001”を
B、“1010”をCと量子化された信号レベル(多値
レベル)に対応させる。
【0037】同様に2−7コードでは“100”の後に
は“000”か“001”か“010”か“100”し
か来ない。従って“100000”をA、“10000
1”をB、“100010”をC、“100100”を
Dと量子化された信号レベル(多値レベル)に対応させ
ることができる。さらに、2値化信号列の最初に“1”
が来た時(4桁の2値信号ブロックの最初の所で)をこ
の多値レベルの切替り目とする。
【0038】ここで、1−7コードで“1000100
0”の様に再変調したときAAと同じレベルが続いた場
合には、初めて繰り返した場合のみ繰り返しの信号レベ
ルOを振り当てる。
【0039】例えば具体的な1−7コードの信号列、図
5の(a)に対して再変調した信号の割振りを図5の
(b)に示し、それに対応した多値の再生信号レベルを
図5の(c)に示している。1−7コードの時点で信号
の無い時のレベルをOに一致させている。従って何も信
号が無いときから信号が開始された時はA、B、Cのい
ずれかになる。Aが長く続く時にはAOAOの繰り返し
になる。
【0040】記録媒体1からの再生信号における多値レ
ベルは穴あきによりピットを形成する記録膜の場合には
ピットの幅により制御し、光磁気ディスクの場合には磁
化率の量で制御し、相変化を利用している記録膜の場合
には結晶化率または非晶率化の度合で制御し、多層記録
膜の場合には記録された層の数で制御し、光磁気ディス
クの場合には磁化率の量で制御することができる。いず
れの場合でも記録時のレーザ光量や、記録パルス幅を変
えることにより記録媒体1の記録膜上に多値信号を記録
する。
【0041】次に、実際に(1-1) の変調方式を実行させ
るための変調回路41とレーザ制御回路14の構成例を
図4との対応を示しながら、図6を用いて説明する。上
記変調信号作成部61は、シフトレジスタ90、91、
ゲート93、およびインバータ94、95によって構成
されている。上記信号レベル切替りタイミング作成部6
2は、インバータ96によって構成されている。上記多
値レベル値決定部63は、ROM97、およびゲート回
路98、99によって構成されている。上記レーザ制御
回路14は、ライトパワーレベル設定部(B)101、
ライトパワーレベル設定部(C)102、リード電圧設
定部103、スイッチ部としてのトランジスタT1、T
2、電流設定部としてのトランジスタT3、T4、T
5、および抵抗R1〜R5によって構成されている。
【0042】このような構成により、1−7コードの2
値化信号列がシフトレジスタ90に入力される。2値化
信号列の最初の“1”が端子QD に来た時、信号レベル
切替りタイミング作成部62により信号レベル変化の切
替り目を検出して、それを含んだ以後4ビットを複合信
号としてブロック化する。その複合信号の最後の2ビッ
トをシフトレジスタ7で捕らえて多値レベル決定部63
へ送る。ROM97を用いて量子化された信号レベルを
作成する。同一の信号レベルが続いた時にはOのレベル
を割り当てる必要があるので前に設定した信号レベルを
入力側に戻してある。図6におけるO状態は未記録状態
を現している。BとCの記録レベルに対してそれぞれト
ランジスタT3、T5のスイッチングにより半導体レー
ザ発振器9に異なる電流を流す。Aの記録レベルに対し
ては両方の和の電流を流し半導体レーザ発振器9の発光
量を最大レベルにする。
【0043】次に、図6に示す複合信号の復調方式に対
する復調回路42の構成例を図3との対応を示しなが
ら、図7を用いて説明する。上記信号波形変換部51
は、ローパスフィルタ71、割算回路(またはAGC回
路)72、ピーク検出回路73、ボトム検出回路74、
77、および差分回路75、76によって構成されてい
る。上記信号レベル切替りタイミング検出部52は、微
分回路78、上限通過検知回路79、下限通過検知回路
80、およびゲート回路81によって構成されている。
上記多値レベル判定部53は、A/Dコンバータ82、
およびROM83によって構成されている。上記信号合
成部54は、シフトレジスタ84、モノマルチバイブレ
ータ85、遅延回路86、およびインバータ87によっ
て構成されている。
【0044】このような構成により、信号波形変換部5
1は、記録信号帯域より早い周波数を遮断するローパス
フィルタ71を設けることにより、再生信号から信号レ
ベル切替りタイミングを検出しようとした場合に、影響
を受け安い、非常にパルス幅の狭いショットノイズの影
響を除去することができる。
【0045】また、信号波形変換部51は、ピーク検出
回路73、ボトム検出回路74、差分回路75により、
再生信号の振幅を検出し、割算回路(またはAGC回
路)72により再生信号の規格化を行うことにより、記
録媒体1の記録膜の感度の変化や記録時の記録媒体1の
表面上のゴミ、傷の影響による再生信号の振幅変化を補
正する事ができる。
【0046】さらに、信号波形変換部51は、記録媒体
1の記録膜の反射率のばらつきに対し、ボトム検出回路
77の出力により検出した直流(DC)成分の変動量
を、差分回路76を用いて補正することができる。
【0047】上記信号レベル切替りタイミング検出部5
2は、上記信号波形変換部51からの信号の微分回路7
8による微分値が、上限通過検知回路79と下限通過検
知回路80により設定される所定の範囲を越えた際に、
ゲート回路81から検出信号が出力される。
【0048】また、上記多値レベル判定部53は、上記
信号波形変換部51からの信号の信号レベルをA/Dコ
ンバータ82およびROM83により2値信号に戻して
出力される。
【0049】上記信号合成部54は、上記信号レベル切
替りタイミング検出部52からの検出信号がモノマルチ
バイブレータ85、遅延回路86、およびインバータ8
7を介してシフトレジスタ84のロード端子に供給され
ている際に、上記多値レベル判定部53からの2値信号
をシフトレジスタ84から2値化信号列として出力す
る。また、(1-2) の変調方式、復調方式は(1-1) の場合
と同様であるので説明を省略する。
【0050】次に、(1-3) の変調方式について簡単に説
明する。仮に図5のように量子化された信号レベルとし
て4値を考える。量子化された信号レベル変化の切替り
目の間隔を2通りにすると両者を合わせると8種類の組
合せになる。これを3ビットの2値信号に対応させる。
つまり、3ビット毎に複合信号としてブロック化し、そ
れを多値信号の組合せに対応させるものである。
【0051】また、他の実施例として(2) の変調方式に
ついて説明する。2−7コードの信号を記録媒体1上に
記録した時の最大可能記録密度は“2”の間隔(1.5
T間隔)に対して記録媒体1上で物理的にどれだけピッ
トピッチ間隔を詰めて記録できるかにより制約を受け、
ウィンドマージンは比較的広い場合が多い。そのため多
値記録を利用して基準周期Tに対する相対的な最小ピッ
トピッチを広げるというのが図8に示した実施例の特徴
である。多値信号への変調前の2−7コード信号の時、
“0”の続く数をn(2≦n≦7)とすると、 n≦4の時;量子化された信号レベルの変化量
1レベルの変化分 信号レベル変化の切替り目間隔 n+3 n≧5の時;量子化された信号レベルの変化量
2レベルの変化分 信号レベル変化の切替り目間隔 n となるように多値信号に変換(変調)する。
【0052】つまり2−7コードの信号で“0”の間隔
が広いところはそのままにして、“0”の間隔が狭いと
ころでは多値信号を利用して“0”の間隔を広げてい
る。また、このときのレベル数Lとしては図8に示した
実施例では3値(L=3)に取ってある。
【0053】図8の(a)の様な2−7コード信号に対
し、図8の(b)のように“0”の数を調べ、上の規則
にしたがって量子化された信号レベルの変化量と信号レ
ベル変化の切替り目間隔を設定する図8の(c)。図8
の実施例では信号レベルの変化量を情報に使っている。
【0054】したがって、変化後の信号レベル値は図8
の(d)のように変化量を逐次加算して行ったときの累
計値をL進法(図8では3進法)で現したときの1桁目
の値に相当する。その結果、記録媒体1に情報を記録し
たときの再生信号(上記加算機30a、30bの出力に
より得られる)は図8の(e)のようになる。
【0055】以上示した変調方式を実現するための変調
回路41の構成例を図4との対応を示しながら、図9を
用いて説明する。上記変調信号作成部61は、RAM1
10、アドレス指定用カウンタ111、シフトレジスタ
112、122、カウンタ113、114、インバータ
115、119、121、およびゲート回路116、1
17、118、120によって構成されている。上記信
号レベル切替りタイミング作成部62は、シフトレジス
タ122、ゲート回路123、およびフリップフロップ
回路124によって構成されている。上記多値レベル値
決定部63は、加算器125、2進から3進への変換用
のROM126、およびD/Aコンバータ127によっ
て構成されている。
【0056】このような構成の変調回路41のポイント
は、多値レベル値決定部63で加算器125を利用して
信号情報を信号レベル変化量に変換させ、変調信号作成
部61でシフトレジスタ112により信号を転送させる
時の基準クロックを途中で止めることにより信号のタイ
ミングを変化させる2つの点である。
【0057】まず、2値化信号列(2−7コード)のデ
ータをRAM110に蓄えておく。そのデータをシフト
レジスタ112、122を使って逐次取り出す。2−7
コード信号列のうち“1”がシフトレジスタ122のQ
H に来た時、その後の5ビットの中に“1”があるかを
判定し、もしある場合には“01”(信号レベル変化量
が1であり、図8の(e)の実施例では信号レベル加算
量が1)としてフリップフロップ回路124を介して加
算器125に入力される。また、5ビットの中に“1”
が無い場合には“10”(信号レベル加算量が2)とし
て加算器125に入力される。
【0058】加算器125では加算される前の状態が端
子B1、B2に入力されている。加算後の値はレベル数
Lに対応してL進数(図9の場合には3進数)にROM
126を介して変換された後、D/Aコンバータ127
を用いて記録パワーの設定に利用される。
【0059】2−7コードの信号列のうち“1”がシフ
トレジスタ122のQH に来た時、その後の5ビットの
中に“1”が無い場合にはそのまま信号レベル切替り目
のタイミングに利用される。これに対して、後の5ビッ
トの中に次の“1”がきた場合にはRAM110からの
データ転送を3クロック分だけ止めて、次の“1”が来
るまでの間隔を広げる。
【0060】カウンタ114は通常QA =QB =“0”
の状態で止まっている。エンベロープ端子ENが“0”
になるとカウントを開始し、再度QA =QB =“0”の
状態になるまでカウントを続ける。
【0061】次に、図8に示す変調方式に対応した復調
回路42の構成例を図3との対応を示しながら、図10
を用いて説明する。上記信号レベル切替りタイミング検
出部52は、タイミング検出用アンプ130、および絶
対値回路131によって構成されている。上記多値レベ
ル判定部53は、アナログスイッチ132、135、レ
ベル加算値検出回路134、サンプルホールド回路13
6、モノマルチバイブレータ137、およびシフトレジ
スタ138によって構成されている。上記信号合成部5
4は、A/Dコンバータ139ROM140、インバー
タ141、ゲート回路142、143、144、タイミ
ング調整用カウンタ145、シフトレジスタ146、お
よびRAM147によって構成されている。
【0062】このような構成の復調回路42の大きなポ
イントは、量子化した後の再生信号変化量をD、レベル
数をL、信号レベル変化による信号情報値(変調時の信
号レベル変化位置でのレベル加算値)をAdとした時 Ad=“L+D” の値をL進数表示したときの1桁目の値と言う関係を利
用してAdの値を求める。求めたAdの値に対応してシ
フトレジスタのシフトを一時的に止めて信号のタイミン
グの整合を取る。と言うところにある。
【0063】まず、始めに信号レベル切替りタイミング
検出部52の機能について説明する。図7と同じような
回路構成を持った信号波形変換部51を通過した信号を
タイミング検出用アンプ130の反転端子側130aに
入力し、それに対しわずかに応答を遅らせた信号を非反
転端子130bに入力する。両者の信号波形の関係は図
11の(a)のようになる。この図11の(a)からわ
かるように信号レベルの切替り目の所で両者の値の差が
大きくなる。
【0064】この差がある範囲を越えるとタイミング検
出用アンプ130に付いているダイオードD1かD2が
ショートの状態になり、タイミング検出用アンプ130
のゲインが急に大きくなる。この結果、タイミング検出
用アンプ130の出力がパルス状に近い形になる。
【0065】さらに、その信号を絶対値回路131を通
すことにより図11の(b)の様な波形を得ることがで
きる。この信号を利用して基準クロックの1クロック分
のパルスをモノマルチバイブレータ137で作る。この
パルスがシフトレジスタ138、146を通ってRAM
147に記録される。
【0066】その間に、このパルスがシフトレジスタ1
38のQB を通過する時、図12の(b)のタイミング
で信号レベル切替り量をレベル加算値検出回路134に
より検出させ、上記パルスがシフトレジスタ138のQ
C を通過する時、図12の(c)のタイミングで次の信
号レベル切替り時の比較用切替り前の信号のサンプルホ
ールドをサンプルホールド回路136で行う。なお、図
12の(a)は信号波形変換部51の通過直後の信号波
形を表し、斜線を引いた矢印の大きさが信号レベル切替
りによるレベル変化量を表している。
【0067】図8から明らかなように信号レベル量が増
加するときはその増加量がそのまま信号レベル変化によ
る信号情報値(変調時の信号レベル変化位置でのレベル
加算値)Adを表している。信号レベル量が減少してい
るときには“3−減少量”が信号情報値Adを表してい
る。この関係を一般化するとレベル数L、再生信号変化
量Dに対して Ad=L+D(ただしL進数の1桁目の値) の関係がある。この演算をレベル加算値検出回路134
でアナログ的に行っている。
【0068】また、レベル数Lの値を基準信号発生部1
33で作っている。A/Dコンバータ139の出力は2
進数になっているが、それをROM140でL(図10
では3)進数の1桁目の値に変換している。その出力が
“1”の時はタイミング調整用カウンタ145により基
準クロックの3クロック分、シフトレジスタ146のシ
フトを止めて2進法の2−7コードの信号に戻す。
【0069】また、他の実施例として(3) の変調方式に
ついて、図13を用いて説明する。すなわち、複数ビッ
ト毎にグループとしてまとめ、各グループの信号を“量
子化された信号レベルもしくは信号レベル変化量”と
“量子化された信号レベル変化の切替り目の間隔”の組
合せに変換する。
【0070】この場合、図13では3ビット毎にグルー
プ化し、各グループ内の最初の1ビット目を“量子化さ
れた信号レベル量”に対応させ、後の2ビットを“量子
化された信号レベル変化の切替り目の間隔”に対応させ
ている。
【0071】また、他の応用例を図14を用いて説明す
る。図14では、16ビット毎にグループ化している。
さらに、8ビット間隔で2ビット毎にペアを作り、各2
ビットペアの4通りの組合せに対し、“量子化された信
号レベル量”と“量子化された信号レベル変化の切替り
目の間隔”を交互に対応させている。
【0072】図13の変調方式に対する変調回路41の
構成例を図4との対応を示しながら、図15を用いて説
明する。上記変調信号作成部61は、RAM150、ア
ドレス更新用カウンタ151、153、シフトレジスタ
152、154、インバータ155、カウンタ156、
およびゲート回路157、158、159によって構成
されている。上記信号レベル切替りタイミング作成部6
2は、加算器160、カウンタ161、FF回路16
2、およびカウンタ163によって構成されている。上
記多値レベル値決定部63は、ROM164、およびD
/Aコバータ165によって構成されている。
【0073】このような構成の変調回路41のポイント
は、2値化信号列をシフトレジスタ154に入力し、特
定周期毎にシフトレジスタ154の出力端子の信号を読
み取り、“信号レベル量”と“信号レベル変化の切替り
目の間隔”に変換し、加算器160とカウンタ161に
より“信号レベル変化の切替り目の間隔”を作り出すこ
とにある。事前に2値化信号列をRAM150に入力し
ておく。信号変調時に取り出された2値化信号列はシフ
トレジスタ152、154を通過する。
【0074】3ビット毎に信号を読み取り、シフトレジ
スタ154の出力端子QH から信号レベル値を設定し、
端子QF と端子QG から信号レベル変化の切替り目の間
隔を設定する。
【0075】始め“11”の値を設定しておき、端子Q
F と端子QG の値を加算器160で加算する。その結果
を、カウンタ161にロードし、(ロードしたときのD
の値は“0”に設定しておく)端子QD が“1”になる
までカウンタを動かして信号レベル変化の切替り目の間
隔を設定する。その間、RAM150から出力される2
値化信号列の転送タイミングをカウンタ156により調
整している。
【0076】次に、図13に示す変調方式に対応した復
調回路42の構成例を図16を用いて説明する。上記信
号レベル切替りタイミング検出部52は、微分回路17
0、173、タイミング検出回路171、絶対値回路1
72、比較器174、175、およびゲート回路176
によって構成されている。上記多値レベル判定部53
は、基準信号発生部177、178、比較器(コンパレ
ータ)179、180、およびROM181によって構
成されている。上記信号合成部54は、シフトレジスタ
182、185、エンコーダ183、アドレスカウンタ
184、RAM186、3ビット信号/8ビット信号変
換回路187、およびRAM188によって構成されて
いる。
【0077】このような構成の復調回路42のポイント
は、比較器(コンパレータ)179、180により多値
信号レベルの判定を行っており、また信号を微分回路1
70、173で2回微分して信号レベル変化の切替り目
の検出を行っているところにある。
【0078】すなわち、多値レベル判定部53では基準
信号発生部177、178で異なる基準信号を発生さ
せ、それと信号波形変換部51の出力信号とを比較器1
79、180により比較し、量子化された多値の信号レ
ベル値を判定している。
【0079】信号レベル切替りタイミング検出部52で
は信号波形変換部51の出力信号の2回微分値が0クロ
スする位置と1回微分した値が所定のしきい値を越えた
位置の重なったところで信号レベルが切替ったと判定し
ている。つまり微分回路170の出力がタイミング検出
回路171の非反転入力端子の所でダイオードD3、D
4の順方向電圧を越えるとショートに近い状態になりゲ
インが急激に増大する。
【0080】この信号を絶対値回路172に通すことに
よりTTLレベルの検出信号が得られる。また、微分回
路173の出力を再度微分回路173に通すと2回微分
したことになる。この値に対し上限と下限を規定した比
較器174、175で判定し、上限と下限の範囲内に入
っている時を検出する。
【0081】そして、ゲート回路176(アンド)によ
り全ての条件を満たした時のみを信号レベルの切替り目
と判断する。図13の(b)から明らかなように、始め
の“1”から次の“1”までの間の“0”の数が“n”
の時、変調前の2値信号の値は“6ーn”となる。
【0082】したがって、シフトレジスタ182の出力
端子QG に“1”が来たとき次の“1”がQA 、QB 、
QC のうちどこにくるかをエンコーダ183で判定する
ことにより、変調前の2値信号値を決定することができ
る。
【0083】次に、他の実施例として (4)の変調方式に
ついて説明する。図17の(a)に示したように2値化
信号列を複数ビット毎にブロックに分けそれぞれをX、
Yのように繰り返しラベル名をつける。
【0084】Xブロックに対しては2値信号のマーク長
記録のように量子化された信号レベル変化の切替り目の
間隔を変化させる。図17では2値化信号列に対してM
FM変調を行っている(図17の(b))。Yブロック
に対しては2値化信号列を量子化された信号レベル変化
量の列に変換する。その後、図17の(e)の様に両者
の信号を組み合わせて多値信号列にする。
【0085】Yブロックに対してMFM変調を行った場
合、反転間隔は1T、1.5T、2Tの3種類存在する
(図17の(c))。その反転間隔に対して1、2、3
の多値信号レベル変化量を対応させる(図17の
(d))。
【0086】図17の変調方式の場合、信号レベル数L
が「4」であるので、レベル変化量を加算した結果が4
を越えるときには、4進数の下1桁の値を信号レベル値
にしている(図17の(e))。
【0087】次に、図17の変調方式に対する復調回路
42の構成例を図3との対応を示しながら、図18を用
いて説明する。上記信号レベル切替りタイミング検出部
52は、遅延回路190、差分回路191、基準信号発
生部192、レベル加算値検出回路193、アナログス
イッチ194、サンプルホールド回路195、およびA
/Dコンバータ196によって構成されている。上記多
値レベル判定部53は、4進/2進変換用ROM19
7、遅延回路198、差分回路199、タイミング検出
用アンプ200、および絶対値回路201によって構成
されている。上記信号合成部54は、モノマルチバイブ
レータ202、シストレジスタ203、メモリバッファ
204、信号合成器205、ROM206、加算器20
7、デコーダ208、シフトレジスタ209、210、
メモリバッファ211、インバータ212、215、お
よびゲート回路213、214によって構成されてい
る。
【0088】このような構成の復調回路42のポイント
は、遅延回路198、190を用いて信号レベル切替り
タイミング検出と多値レベル(変化量)判定を行ってい
る(それぞれの遅延回路198、190の遅延時間は異
なっている。)ことにある。
【0089】信号レベル切替りタイミング検出部52
は、遅延回路198とその出力信号を用いた差分回路1
99を用いたことを除けば図10の信号レベル切替りタ
イミング検出部52とほぼ類似した回路構成を持ってい
る。
【0090】すなわち、信号波形変換部51から出力さ
れた信号の変化の状態に対し、遅延回路198を用いて
その信号の位相を遅らせた信号との間の差の変化を考え
てみる。信号レベルが一定の時には差の値はほぼ0に近
い値を示すが、信号レベルの切替り目では信号レベルが
急変するので差の値は急に大きくなる。その差の値が特
定値(ダイオードD5、D6の順方向電圧値)を越える
と信号レベル切替りタイミングとして検知する。
【0091】多値レベル判定部53では、信号波形変換
部51から出力された信号を差分回路191の反転入力
側に入れ、遅延回路190を用いて信号レベル切替り前
の信号を非反転入力側に入れることにより、信号レベル
切替り前後の信号レベル変化量を検出している。この信
号は信号レベル切替りタイミング検出部52で検出され
た信号レベル切替りタイミングに合わせて(シフトレジ
スタ203の端子QBからの出力信号に同期して)サン
プルホールド回路195で保持される。他の部分は図1
0に示した多値レベル判定部53と同じ原理を使ってい
る。
【0092】MFM変調コードの場合、反転間隔は1
T、1.5T、2Tの値を取る。図18の復調回路42
では量子化された信号レベル変化量として1、2、3の
値を取るので、加算器207のB側入力値に“1(B1
=1、B2=0)”を設定して各信号レベル変化量に加
算することにより、加算後の値として2、3、4(MF
M変調コードの反転間隔1、1.5、2の2倍)の値を
取らせることができる。
【0093】そこで得られた値に対し、デコーダ208
とシフトレジスタ209によりMFMコードの2値化信
号列に戻すことができる。信号レベル切替り目の間隔で
記録されていた情報と多値の信号レベル変化量で記録さ
れていた情報を信号合成器205により合成する。
【0094】上記したように、光ディスク等の記録媒体
上の記憶容量を向上させることができる。すなわち、光
ディスク上に穴を開けるなどのピットを記録する場合、
従来は、物理的に可能なピット間の最小間隔が決ってし
まい、そのためチャネルビットの“1”と次にくる
“1”との間の物理的な最小距離が定まり、光ディスク
の総記憶容量が決定されてしまう。これに対してこの発
明の変調方式によれば2値信号列((1−7)コード)
に戻したときの複合信号の最小単位間の最小距離(物理
的には光ディスク上での一つのピットのエッジ間距離に
対応する)が従来に対して大きくなっており、その割合
だけ記録容量を向上させることができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳記したようにこの発明によれば、
記録媒体上の記録容量を向上させることができる記録再
生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るディスク装置の回路
構成を示すブロック図。
【図2】図1の実施例における変調方式による変調後の
信号例を示す波形図。
【図3】図1の実施例における復調回路の回路構成を示
すブロック図。
【図4】図1の実施例における変調回路の回路構成を示
すブロック図。
【図5】図1の実施例における2値化信号列から多値信
号への変調方式を説明するための図。
【図6】図1の実施例における変調回路とレーザ制御回
路の具体的な構成例を示す回路図。
【図7】図1の実施例における復調回路の具体的な構成
例を示す回路図。
【図8】他の実施例における2値化信号列から多値信号
への変調方式を説明するための図。
【図9】図8の実施例における変調回路とレーザ制御回
路の具体的な構成例を示す回路図。
【図10】図8の実施例における復調回路の具体的な構
成例を示す回路図。
【図11】図8の実施例における復調回路の信号レベル
切替りタイミング検出部の検出原理を説明するための
図。
【図12】図8の実施例における復調回路の多値レベル
判定部の判定原理を説明するための図。
【図13】他の実施例における2値化信号列から多値信
号への変調方式を説明するための図。
【図14】他の実施例における2値化信号列から多値信
号への変調方式を説明するための図。
【図15】図13の実施例における変調回路の具体的な
構成例を示す回路図。
【図16】図13の実施例における復調回路の具体的な
構成例を示す回路図。
【図17】他の実施例における2値化信号列から多値信
号への変調方式を説明するための図。
【図18】図17の実施例における復調回路の具体的な
構成例を示す回路図。
【符号の説明】
1…記録媒体、8…光検出器、9…半導体レーザ発振
器、19…信号処理回路、40、41…変調回路、4
2、43…復調回路、44…記録信号作成回路、51…
信号波形変換部、52…信号レベル切替りタイミング検
出部、53…多値レベル判定部、54…信号合成部、6
1…変調信号作成部、62…タイミング作成部、63…
多値レベル値決定部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に情報を記録し、この記録媒
    体上に記録されている情報を再生する記録再生装置にお
    いて、 2値化信号列を供給する供給手段と、 この供給手段からの2値化信号列を多値の信号レベルに
    変換しかつ信号レベルの変化の切替り目の間隔を変更す
    る第1の変換手段と、 この第1の変換手段からの変換信号に応じて上記記録媒
    体上に情報を記録する記録手段と、 上記記録媒体上の情報に応じた信号を検出する検出手段
    と、 この検出手段の検出信号から多値の信号レベルと信号レ
    ベルの変化の切替り目を判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に応じて上記検出手段の検出信
    号を2値化信号列としてのコードに変換する第2の変換
    手段と、 を具備したことを特徴とする記録再生装置。
JP6498192A 1992-03-23 1992-03-23 記録再生装置 Pending JPH05266483A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7313202B2 (en) 2002-09-06 2007-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Asynchronous serial data receiver for packet transfer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7313202B2 (en) 2002-09-06 2007-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Asynchronous serial data receiver for packet transfer

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