JPH0526593Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

〔産業上の利用分野〕 本考案は学習具に関し、より詳しくは通信学習
に使用する採点・解答ヒントカードに関する。 〔従来の技術〕 近時、通信学習が広く行われている。この種の
ものにおいて従来から採用されている代表的な型
式は、学習者側が、予め交付された問題プリント
又は問題集等に記載された複数の問題についての
解答を解答カードに鉛筆等の筆記具でマークして
採点者側に送付する。これに対し採点者側は予め
印刷された採点カードに正答数の合計即ち合計得
点をプリント・アウトして学習者側に返送するも
のであつた。 〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、このような通信学習用採点カードは満
点の解答をした者は兎も角として、その他の学習
者側にとつて下記のような欠点があつた。 (i) 誤答箇所が開示されていないので、誤答箇所
の確認即ち複数の問題のうちでどの問題の解答
が間違つているかが判らない。 (ii) 上記の誤答の原因が、学力不足によるものか
或いは不注意な判断によるものかの区別がつか
ない。 (iii) 上記の誤答についてヒントを与えて学習者側
を指導し、再度問題を学習して完全な正答が得
られるように誘導するきめの細かい補講（補
習）が欠けている。 上記の３項のうちで（）項は通信学習の運営
上特に重要なのでこれについて詳述する。 ずつと以前の添削指導時代には、誤答箇所に採
点者側が正答を手書きで添削することが行われて
いた。この方式は学習者側をある程度啓蒙するこ
とができるが、採点者側の手書きに頼るので量的
に巨大化した現在の通信学習には不向きである。
さらに誤答した学習者側に即ち正答を示すことは
学習上必ずしも最良の策とは云えない。 一般に、学習は反復によつて始めて達成される
ものである。誤答した学習者側が直ちに正答を与
えられることなく、誤答箇所に与えられたヒント
だけを基にして再度問題を学習する上で学習者の

【表】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 通信学習において、問題と組み合わせて使用す
   る採点・解答ヒントカード１であつて、複数の問
   題について解答した学習者側の正答と誤答とを
   夫々表示する欄２と、誤答した上記問題について
   学習者側が再度学習できるように２次解答用余白
   を設けた欄３と、上記再度学習時の参考とするた
   めに、誤答した問題に対応するヒントを表示する
   欄４とを設けてなる採点・解答ヒントカード。