JPH0526442A - 防湿性点火装置 - Google Patents

防湿性点火装置

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Publication number
JPH0526442A
JPH0526442A JP3176657A JP17665791A JPH0526442A JP H0526442 A JPH0526442 A JP H0526442A JP 3176657 A JP3176657 A JP 3176657A JP 17665791 A JP17665791 A JP 17665791A JP H0526442 A JPH0526442 A JP H0526442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
plug
pin
embolus
plastic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3176657A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ishizaki
洋市 石崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3176657A priority Critical patent/JPH0526442A/ja
Publication of JPH0526442A publication Critical patent/JPH0526442A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境中の湿分による影響を受けることな
く、長期にわたって確実に再現性よく作動することがで
きる、信頼性の高い点火装置を提供すること。 【構成】 電源に通じるピン、ピンに接続され通電に
より発熱する抵抗線、抵抗線に接する点火薬、点火薬に
より着火する着火薬、これらを収納する容器、及び容器
を密封する塞栓からなる点火装置において、前記塞栓に
は前記ピンが貫通する電気絶縁性、防湿性材料成形体の
少なくとも一部が埋め込まれていることを特徴とする防
湿性点火装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火工品の作動開始用点
火装置に関し、特に耐湿性を要する点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロケット、エアバック用インフレータ等
の点火装置は、通電により発火させ、この発火により火
工品を作動させるものである。点火装置は、一般には電
源に通じるピン、通電により発熱する抵抗線、抵抗線に
接する点火薬、点火薬により着火し必要量のエネルギー
を発する着火薬、これらの各要素を収納する容器、さら
に容器を密封する塞栓から構成されている。又、塞栓に
は多量生産向きの成形性良好なプラスチックを用いるの
が普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
チックには透湿性があり、特にエアバック用インフレー
タのようにユーザー側において保存条件がほとんど配慮
されない状態に長期間保持されるような場合、プラスチ
ック製塞栓からの透湿による影響で緊急時確実に作動し
ないおそれもある。このため、塞栓部分を長くする等防
湿性構造についても研究が進められ、防湿性の高いハー
メチックシール(ガラスシール)が開発され、一部利用
されている。しかし、このシールは生産性が低く大量生
産には向かない。
【0004】本発明は、こうした状況の下に、環境中の
湿分による影響を受けることなく、長期にわたって確実
に再現性よく作動することができ、信頼性が高く、しか
も生産性も高い点火装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、塞栓内に通電用ピンを貫通させた防湿性部材を
埋め込むことが有効であることを知見し、本発明に至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、電源に通じるピン、
ピンに接続され通電により発熱する抵抗線、抵抗線に接
する点火薬、点火薬により着火する着火薬、これらを収
納する容器、及び容器を密封する塞栓からなる点火装置
において、前記塞栓には前記ピンが貫通する電気絶縁
性、防湿性材料成形体の少なくとも一部が埋め込まれて
いることを特徴とする防湿性点火装置である。
【0007】本発明においては、ピンを通した電気絶縁
性防湿性材料成形体(防湿性部材)を塞栓内に埋め込む
ことが重要であり、他の部材等は制限されるものではな
い。上記防湿性材料としては、例えばセラミック、ガラ
ス、雲母、フェライト等を使用することができる。これ
らのうち一般的で強度も強いセラミックを用いることが
好ましい。
【0008】防湿性部材は、板状体、あるいは点火装置
が適用されるエアバック等の火工品とのシールのための
Oリング等が装着できる適宜形状の成形体とすることが
できるが、これらの板状体、あるいは成形体には通電用
のピンが通る穴が設けられる。この穴はピンを貫通させ
得る径を有しておればよく、大きすぎると塞栓を構成す
るプラスチック材料を通して透湿するので好ましくな
い。
【0009】防湿性部材の成形体は、ピンを貫通させた
後、塞栓用のプラスチックの射出成形によりその少なく
とも一部が塞栓内に埋め込まれるが、このとき防湿性部
材をプラスチック塞栓断面内を横断するように配設して
プラスチック塞栓材料を通して透湿するのを妨げるよう
にするのが好ましい。しかし、後記するように容器に適
用した後、これを密封、固着するが、その際に防湿性部
材が損傷しないように、その埋め込み部端縁部はプラス
チック塞栓材料で覆われていなければならない。このよ
うにして防湿性部材を埋め込んた塞栓は、必要な他の要
素とともに容器内に収納されるが、ここでも容器と塞栓
とが確実に固着、密封されるように容器をかしめること
が好ましい。この固着手段は、塞栓を構成するプラスチ
ック材の弾性を利用して内部部材を損傷することなく安
全、確実に実施することができる。 本発明に使用する
塞栓材料としては、従来使用されているプラスチック材
料を使用することができるが、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン
等)、フッ素樹脂等が好ましい。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0011】図1は、一般的な点火装置を示す断面説明
図である。
【0012】1はピン、2は抵抗線、3は点火薬、4は
着火薬、5は容器、6は塞栓、7は電気絶縁性、防湿性
材料成形体(防湿性部材)、8は容器かしめ部、9はリ
ード線である。図1において防湿性部材7と容器5との
間には同部材を保護するための塞栓材料が充填されてい
るわずかな隙間が存在することになり、理論上この部分
よりの透湿があるが、点火装置に及ぼす影響は実用上は
無視し得る程度であり、何ら支障を来たすものではな
い。
【0013】図2は、防湿性部材を板状成形体として使
用する態様を示すもので、塞栓にエアバック部材をシー
ルするため、Oリング10の取付け溝を設けている。
【0014】図3は、エアバック用のさらに別の実施例
を示すもので、防湿性部材の一部が塞栓から突出た成形
体を構成している。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
る点火装置は、従来の防湿性の点では最も優れているハ
ーメチックシールと比べても実用上遜色のない防湿性を
有し、しかもハーメチックシールに比して生産性を著し
く向上することができ、生産技術上の価値は大きい。
【0016】又、塞栓の成形を、防湿性部材をキャビテ
ィ内にセットして射出成形できるため、これと一体に成
形された塞栓は寸法精度が優れており、容器との密封
性、Oリングシールの精度も向上することができ、こう
した塞栓の寸法安定性の面からも防湿性を改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防湿性点火装置の実施例の断面説明
図、
【図2】同別の実施例の断面説明図、
【図3】同さらに別の実施例の断面説明図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に通じるピン、ピンに接続され通電
    により発熱する抵抗線、抵抗線に接する点火薬、点火薬
    により着火する着火薬、これらを収納する容器、及び容
    器を密封する塞栓からなる点火装置において、前記塞栓
    には前記ピンが貫通する電気絶縁性、防湿性材料成形体
    の少なくとも一部が埋め込まれていることを特徴とする
    防湿性点火装置。
  2. 【請求項2】 電気絶縁性防湿性材料がセラミックであ
    る請求項1記載の防湿性点火装置。
JP3176657A 1991-07-17 1991-07-17 防湿性点火装置 Withdrawn JPH0526442A (ja)

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JP3176657A JPH0526442A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 防湿性点火装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3176657A JPH0526442A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 防湿性点火装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526442A true JPH0526442A (ja) 1993-02-02

Family

ID=16017416

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176657A Withdrawn JPH0526442A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 防湿性点火装置

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JP (1) JPH0526442A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07156742A (ja) * 1993-10-12 1995-06-20 Morton Internatl Inc ガス発生装置の点火器チューブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981008