JPH05264320A - 貯留タンクの管理装置 - Google Patents

貯留タンクの管理装置

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JPH05264320A
JPH05264320A JP4064787A JP6478792A JPH05264320A JP H05264320 A JPH05264320 A JP H05264320A JP 4064787 A JP4064787 A JP 4064787A JP 6478792 A JP6478792 A JP 6478792A JP H05264320 A JPH05264320 A JP H05264320A
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JP
Japan
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liquid level
transmitting
storage tank
output
signal
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JP4064787A
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English (en)
Inventor
Katsuto Fujimoto
勝人 藤本
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Tominaga Manufacturing Co
Original Assignee
Tominaga Manufacturing Co
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で小形化を図り、有線または無線
あるいは両用のいずれにも実施することができる利便性
の向上された貯留タンクの管理装置を提供する。 【構成】 貯留タンク内に貯留される燃料油の液位に対
応したアナログ値の検出出力をデジタル値の検出信号に
変換し、この検出信号が導出される1または複数の接続
端子が設けられる液位検出手段と、液位検出手段からの
前記検出信号を発信電波に信号処理する発信回路と、こ
の発信回路に接続され、前記発信電波を発信するための
アンテナとからなる発信手段と、前記発信手段から発信
された発信電波を受信して、記憶する主制御手段と、前
記貯留タンクの管理に関連する情報を入力するための入
力手段と、入力手段手段からの出力に応答して、前記主
制御手段に記憶された内容を出力表示する表示手段とか
ら構成され、前記液位検出手段と前記発信手段とをそれ
ぞれ独立したハウジングに収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば給油所の地下
に埋設される貯留タンク内の燃料油の液位などを管理す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な先行技術を示す簡略化
した断面図である。たとえば定置式給油装置1を備える
給油所3には、コンクリート張りされた路床4の下方
に、レギュラーガソリン、ハイオクガソリンおよび軽油
などの燃料油5が油種毎に貯留される複数の貯留タンク
6が埋設されており、この貯留タンク6内の前記燃料油
5は、給油装置1内に設けられる図示しない送油用ポン
プによって管路7から汲上げられ、可撓管8に接続され
る給油ノズル9から、給油を受けに来た車両の燃料タン
ク内に給油が行われる。
【0003】前記貯留タンク6の上方には、たとえば鋼
鉄製の蓋10によって開閉可能な監視孔11が形成さ
れ、その内部空間には、貯留タンク6内の液面13をフ
ロート14の上下動によって測深する測深装置15が設
けられている。この測深装置15によって計測された液
位に対応する貯留タンク6内の燃料油5の残量を、地上
にいる管理者が認知するための構成として次の3つに大
別される。
【0004】まず第1の先行技術は、直読方式であっ
て、前記測深装置15に設けられるメータ16を蓋10
を開けて上方から管理者が直視して、燃料油5の残量を
確認する。しかしながら、この構成では、管理者が比較
的重い蓋を開閉しなければならず、しかも油種毎に貯留
タンク6が設けられているため、その貯留タンク6の数
に対応する蓋10をすべて開閉しなければならず、極め
て手間と時間とを要してしまう。特にタンクローリから
管路17を介して油種毎に燃料油5を補給するときに
は、各蓋10は、オーバフローを避けるために開けたま
まにして、前記メータ16の測針と危険防止を兼ねて管
理者が立ち会わなければならず、利便性が悪いという問
題がある。
【0005】また第2の先行技術では、前述した第1の
先行技術の問題を解決するために、測深装置15は、フ
ロート14の深さを検出するためのポテンショメータ
と、このポテンショメータからの出力を送信するための
送信手段とを有し、送信手段からの信号は路床4の下方
に予め埋設されているシース管19を挿通する信号線2
0を介して主制御装置21に入力される。主制御装置2
1には管理情報が入力手段としての端末装置23から入
力される。しかしながら、このような第2の先行技術で
は、路床4の下方に信号線20を挿通するためのシース
管19を埋設しなければならず、そのための工事が繁雑
であるという問題を有する。
【0006】このような第2の先行技術が有する問題を
解決するために、第3の先行技術では、前記測深装置1
5に設けられる前記送信手段に変えて、ポテンショメー
タからの出力を電波によって発信するための発信手段を
設け、発信された信号を管理室18に設けられる受信手
段24によって受信し、主制御装置21に入力して信号
処理し、端末装置23からの出力に応答して貯留タンク
6内の燃料油の残量などを表示するように構成されてい
る。
【0007】このような第3の先行技術では、測深装置
15のケーシング内には、前述したようにポテンショメ
ータと発信手段とが設けられ、この発信手段からの信号
は同軸ケーブルなどのようなシールド線25を経てアン
テナ26から発信するように構成されているので、測深
装置15の構成が大形かつ複雑であり、比較的狭い監視
孔11内で大きな占有空間を必要とする。また測深装置
15に内蔵される発信回路とアンテナ26とを接続する
ためにシールド線25が用いられているが、接続距離が
長いために、伝送損失が生じたり、シールド線25から
の不要輻射と外部からのノイズの影響を完全に防ぐこと
はできない。また前記信号線20によって信号を主制御
装置21に送信する第2の先行技術の場合、前記発信手
段に代えて回路構成の異なる送信手段を設けなければな
らず、さらに管理者がメータ16を直視する第1の先行
技術の場合には、前記送信手段および発信手段は不要に
なり、それぞれ3者のハウジングを共通化しようとする
と最も大きなハウジングにまとめなければならないとい
う問題を有する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、発信回路からアンテナへ発信電波を効率よく供給
して、直視、有線および無線方式のいずれにも実施する
ことができ不要に大きなハウジングの使用を避け得る等
利便性の向上された貯留タンクの管理装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、貯留タンク内
に貯留される燃料油の液位に対応したアナログ値の検出
出力をデジタル値の検出信号に変換し、この検出信号が
導出される1または複数の接続端子が設けられる液位検
出手段と、液位検出手段からの前記検出信号を発信電波
に信号処理する発信回路と、この発信回路に接続され、
前記発信電波を発信するためのアンテナとからなる発信
手段と、前記発信手段から発信された発信電波を受信し
て、記憶する主制御手段と、前記貯留タンクの管理に関
連する情報を入力するための入力手段と、入力手段から
の出力に応答して、前記主制御手段に記憶された内容を
出力表示する表示手段とから構成され、前記液位検出手
段と前記発信手段とを、それぞれ独立したハウジングに
収納したことを特徴とする貯留タンクの管理装置であ
る。
【0010】
【作用】本発明に従えば、液位検出手段と発信手段とが
個別的に設けられ、直視によって貯留タンク内の液位を
監視するときには、前記液位検出手段だけを貯留タンク
に関連して設け、発信手段を省略することができる。ま
た発信手段には発信回路とアンテナとが一体的に設けら
れるので、前記先行技術のように発信回路とアンテナと
をシールド線などを用いて接続する必要がなくなり、こ
れによって発信電波のシールド線による伝送損失、不要
輻射とノイズによる影響を簡単な構成によって防止する
ことができる。
【0011】また前記液位検出手段と発信手段とは接続
手段によって電気的に接続されるけれども、液位検出手
段は液位に対応したアナログ値の検出出力をデジタル値
に変換するので、前記発信回路に入力されるべき検出信
号中にノイズが含まれてしまうことを可及的に少なくす
ることができる。このような発信手段からの発信電波
は、主制御手段によって受信されて記憶され、入力手段
からの出力に応答して前記記憶された内容は表示手段に
よって表示される。前記液位検出手段には、1または複
数の接続端子が設けられるので、無線によらない場合に
は、液位検出手段と主制御手段とを別途に準備された信
号線によって、あるいは既設の信号線を利用して接続す
ることが可能であり、このようにして直視、無線および
有線に拘わらず、異なる態様で本発明の管理装置を実施
することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の簡略化した断面
図である。定置式給油装置30が設けられる給油所31
には、路床33の下方に燃料油34が貯留される貯留タ
ンク35が埋設され、前記燃料油34としてたとえばレ
ギュラーガソリン、ハイオクガソリンおよび軽油などの
うちいずれか1つの油種が貯留される。これらの油種毎
に複数の貯留タンク35が埋設されている。貯留タンク
35の上方には、前記路床33から上方に臨んで開口す
る監視孔36が形成され、監視孔36内の空間はたとえ
ば鋼鉄製の蓋37によって開閉可能に塞がれている。
【0013】監視孔36内には、貯留タンク35内の燃
料油34の液面38の液位を検出するためのたとえばポ
テンショメータなどが内蔵される液位検出手段39と、
この液位検出手段39に、接続手段であるたとえばシー
ルド線44を介して電気的に接続される発信手段40と
が設けられる。前記液位検出手段39は、液面38上に
浮かぶフロート41の上下動がステンレス鋼製のワイヤ
43を介して伝達され、前記フロート41の深さ方向の
位置に対応するアナログ値の検出出力をデジタル値の検
出信号に変換して、前記シールド線44に導出する。
【0014】このシールド線44からの前記検出信号
は、前記発信手段40の発信回路部45に入力され、こ
の発信回路部45に一体的に形成されるアンテナ部46
から電波として発信される。この電波は、管理室47に
屋外に向けて設けられる受信手段148のアンテナ48
によって受信され、この受信データはホストコンピュー
タなどである主制御手段49に入力されて記憶される。
この主制御手段49に記憶されたデータは、入力手段で
ある端末装置50からの出力に応答して読出され、表示
手段51のたとえばプラズマ表示管あるいは液晶表示素
子などによって実現される表示部53に表示される。
【0015】前記貯留タンク35には、タンクローリか
らの燃料油を注油するための注油管54が接続される。
この注油管54の前記路床33から上方に突出する端部
55には、たとえばバタフライ弁などによって実現され
る開閉手段56が設けられる。この開閉手段56は、弁
制御手段58によって制御され、圧縮空気圧源59から
の圧縮空気が供給/遮断されて開閉動作され、前記弁制
御手段58は屋外用表示手段60からの制御信号によっ
て制御される。タンクローリから延びるホースは、前記
端部55に設けられる管継手61によって注油管54に
接続される。貯留タンク35内の液面38が満タン付近
に達すると、前記主制御手段49からの制御信号に基づ
いて、開閉手段56が遮断される。なお、貯留タンク3
5内の燃料油の供給を満タン付近で停止するのは、タン
クローリから延びる前記ホース内の燃料油および給油管
54内に存在する燃料油の流入量を見込んで、完全な満
タン状態から余裕を見てやや少なくし、オーバフローを
防止するためである。
【0016】図2は、発信手段40の具体的構成を示す
断面図である。前記発信回路部45は、発信回路基板6
3と、この発信回路基板63が収納される金属製ケーシ
ング64とを有する。このケーシング64には、前記シ
ールド線44が挿通する挿通孔65が形成され、シール
ド線44の外周面と挿通孔65の内周面とは合成樹脂製
のパッキン66によって封止される。このパッキン66
を挿通してケーシング64内に挿入する前記シールド線
44の導線67は、発信回路基板63上の回路配線に電
気的に接続される。
【0017】前記ケーシング64にはまた、内周面に内
ねじが刻設されるねじ孔68が形成される。このねじ孔
68には、合成樹脂製の略円筒状のカバー体69の部材
軸方向一端部に刻設される外ねじ70が螺合する。カバ
ー体69内には、たとえばヘリカルアンテナなどである
アンテナ線71が収納され、その一端部は前記発信回路
基板63の回路配線に直接接続されている。このような
アンテナ線71と発信回路基板63との接続部および前
記ねじ孔68を含む範囲にわたって、接着剤などである
粘着性の合成樹脂から成る充填剤73が充填される。こ
のような充填剤73によってアンテナ71の固定が行な
われる。
【0018】ケーシング64には、軸直角断面が略L字
状のブラケット74がボルト75によって固定されて、
このブラケット74は監視孔36のコンクリート製の側
壁76にアンカーボルト77によって固定される。側壁
76には、その内面78寄りになるにつれて下方に傾斜
した嵌合凹所79が形成され、この嵌合凹所79には前
記アンテナ部46が緩やかに挿入される。このように嵌
合凹所79を傾斜させておくことによって、内面78を
伝って流込んできた雨水などを嵌合凹所79内から排水
することができ、水の影響による発信信号の放射不良を
防止することができる。
【0019】図3は、開閉手段56およびそれに関連す
る構成を示す系統図である。前記開閉手段56は、開閉
弁81と、開閉弁81を開閉動作するための複動空気圧
シリンダ83とを有する。この複動空気圧シリンダ83
は、前記弁制御手段58によって制御される。弁制御手
段58は、4ポート2位置電磁切換弁84と、この切換
弁84を制御する制御回路85とを有する。タンクロー
リから注油管54に燃料油が供給されない状態では、開
閉弁81は図3に示される状態で閉じている。この状態
では、圧縮空気圧源59から延びる管路86は、ポート
aに接続し、ポートa1は前記複動空気圧シリンダ83
の一方のピストン室に連通する管路87に連通してい
る。他方のピストン室に連通する管路88は、ポートb
1に連通し、ポートbから大気に開放されている。した
がって複動空気圧シリンダ83のピストン棒89は縮退
した状態にあり、この状態で開閉弁81は閉じられてい
る。
【0020】また屋外用表示手段60からの制御信号に
応答して、制御回路85が開弁信号を出力すると、その
出力に応答して電磁切換弁84は第1位置84aから第
2位置84bに切換えられる。前記圧縮空気圧源59か
ら延びる管路86はポートcに接続され、ポートd1か
ら管路88を経て空気圧複動シリンダ83の他方のピス
トン室内へ圧縮空気が供給される。また一方のピストン
室から延びる管路87は、ポートc1に連通し、ポート
dから大気に開放される。これによって空気圧複動シリ
ンダ83のピストン棒89は伸長して、開閉弁81が開
弁され、タンクローリから延びるホース内に残留する燃
料油は開閉弁81を介して貯留タンク35内へ流れ込
む。その後、再び電磁切換弁84を切換えて、複動シリ
ンダ83のピストン棒89を縮退させ、開閉弁81が閉
じられる。
【0021】再び図1を参照して、給油所31の路床3
3の下方に、すでにシース管90,91が埋設されてい
る場合には、これらのシース管90を利用してライン9
3,94を挿通し、前記液位検出手段39と主制御手段
49とを接続することができる。各ライン93,94間
には、図4に示されるバリア手段95が介在される。バ
リア手段95とは、本質安全・非本質安全結合回路と受
信信号のシリアル信号化とを行なう手段であって、主に
防爆構造とするために設けられる。前記ライン93は、
液位検出手段39に直流の駆動電力を供給するための電
力供給線96と、液位検出手段39からの検出信号を導
くための信号線97とを有する。また前記ライン94A
は、たとえば100V程度の商用交流電源98からの交
流電圧が導かれる高電圧側電力供給線99と、前記主制
御手段49に接続される信号線100とを有する。前記
高電圧側電力供給線99は、前記絶縁性材料から成るケ
ーシング101内で変圧器103の1次側に接続され、
2次側には整流回路104が接続される。一方の出力側
ライン105には直列に電流制限抵抗106が接続され
る。また他方のライン107および前記一方のライン1
05間には平滑コンデンサ108が接続される。前記ラ
イン105,107と、出力側ライン109とには、電
圧調整用の3端子レギュレータ110がそれぞれ接続さ
れ、さらにライン109,107間にはコンデンサ11
1が接続される。このような前記ケーシング101内に
設けられる安定化された電源113の出力端子114,
115間の電圧は、たとえば約5Vである。
【0022】また液位検出手段39側の信号線97と主
制御手段49側の信号線100Aとは、ホトカプラ11
6によって光学的に接続されかつ電気的に遮断されてい
る。ホトカプラ116からの出力はシリアル信号化回路
150によってシリアル化されて信号線100Bに導出
される。
【0023】図5は、管理装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。前記フロート41の上下動、したがって
液面38の高さに対応するポテンショメータ118から
の出力は、処理回路119に入力されてアナログ値から
デジタル値の検出信号に変換される。この処理回路11
9には、前述したような有線でライン93,94Aを介
して検出出力を主制御手段49に供給しない場合のため
に、電源電池120が設けられて駆動電力が供給され
る。処理回路119の出力は、前記シールド線44を介
して発信手段40の発信回路部45へ入力されてアンテ
ナ部46から電波で発信される。
【0024】前記処理回路119では、前記液面38の
変動がない場合には時間t1秒毎に液位を計測し、前回
の計測時における液位との間に差があれば前記検出信号
を出力する。また前回の計測時との液位の差がない場合
には前記検出信号を出力しない。また貯留タンク35内
の液面38が減少する方向に差が生ずると、処理回路1
19は時間t2秒毎に液位を計測して検出信号を出力
し、また増加する方向に差が生じれば時間t3秒毎に液
位を計測して検出信号を出力する。前記時間t1は、た
とえば10秒であり、また時間t2は6秒であり、さら
に時間t3は3秒に設定するようにしてもよい。これら
の時間t3,t2,t1の関係は、t3<t2<t1で
ある。また前記電池120を消費して交換する際には、
一旦電池を外すことにより電源がオフとなり、その後新
しい電池と交換してオンになるとそのたびに、前記処理
回路119は短い周期で一定時間(調整に要する時間)
検出信号を出力し、アンテナ部46からは前記処理回路
119からの検出信号が導出されるたびに電波を発信す
る。なお、電池120の電圧を示す信号は電池交換時と
定時間毎に発信手段40が発信しているので、表示手段
51によってすべての貯留タンク35に備えられる液位
検出手段39の電池120の電位が表示される。このよ
うにすべての液位検出手段39に備えられる電池120
の電位を表示することによって、一度の交換時に他の貯
留タンク35の交換すべき他の電池120を認識するこ
とが可能であり、交換間近の電池を前もって交換してお
くことができ、これによって交換作業の回数を削減する
ことができる。なお、電池の電圧が一定値よりも低下す
ると報知するようになっている。
【0025】前記発信手段40の発信回路部45には、
前記処理回路119から図示しない電源供給ラインを介
して電源電圧が与えられ、発信回路部45は前記処理回
路119から検出信号を入力するたびにアンテナ部46
から各貯留タンク35に対応する識別コードを符して電
波を発信する。このとき、発信の前に一旦受信状態と
し、他の発信手段が送信中であれば、それが終了するま
で待期状態を維持している。このようなアンテナ46か
ら発信される電波の周波数は同一であり、たとえば44
9MHzであり、UHF帯が選ばれる。
【0026】前記アンテナ部46から発せられた識別コ
ードと、液位検出信号と、電池120の電圧信号とを含
む電波は、受信手段148のアンテナ部48によって受
信され、この受信信号は受信回路121を介して導か
れ、処理回路123において識別コードと液位検出信号
とに戻され、前記主制御手段49にシリアル信号化され
て出力される。また主制御手段49に接続される前記ラ
イン94A,94Bおよび屋外用表示手段60に接続さ
れるライン124の信号線もまた、シリアル信号である
ので、貯留タンク35の数が増加しても、信号線の数は
タンクの数に対応して増加する必要はなく、パラレル信
号である場合に比べて信号線の数がむやみに多くなら
ず、これによって配線に要する手間および材料コストを
少なくすることができる。
【0027】前記屋外用表示手段60は、前記ライン1
24が接続される制御回路125と、複数のキーから構
成される入力手段126と、たとえばプラズマ表示管な
どによって実現される表示手段127と、前記主制御手
段49からの出力をもとに各タンク毎の残量、可能注油
量、もしくはそれらのパーセンテージ表示、または他の
メッセージ、たとえばオーバフローの危険等を表示する
とともに、入力手段126から注油されるべき貯留タン
クを指定すると、その指定された貯留タンクの油種を音
声表示するためのスピーカ128とを有する。
【0028】入力手段126から特定の貯留タンクが指
定されたとき、制御回路125は制御信号を出力して、
前記開閉手段56が開かれる。また貯留タンク内の液面
が所定の上限位置まで達すると、前記液位検出手段39
からの検出出力に応答して、主制御手段49が制御信号
を出力するので、これを受けて屋外用表示手段60が制
御信号を出力し、前記開閉手段56が閉じられる。な
お、タンクローリから延びるホース内の油を貯留タンク
35の残りの空間内に落とし込む場合には、入力手段1
26からの入力操作によって、1回に限り、一定時間だ
け開閉手段56が開放され、前記一定時間経過後に自動
的に閉弁される。
【0029】前記制御手段49は、液位検出手段39の
電池120の電圧が予め定める一定レベルよりも低下す
ると、表示手段51に出力して、スピーカ129から音
声などによって報知するとともに、表示手段130によ
る表示あるいは印字手段131による印字によって報知
することができる。これらのスピーカ129、表示手段
130および印字手段131は、制御回路133からの
制御信号によって動作される。前記表示手段130は、
たとえば液晶表示素子の一方のガラス基板上にタッチパ
ネルなどを貼付けた構成であってもよい。また入力手段
50からの出力によって、前記制御回路133は各貯留
タンク毎あるいは全ての貯留タンクの情報を、さらには
油種毎の総貯留量を表示手段130によって表示させる
とともに、消防署、管理者の自宅などの電話番号などの
ような緊急連絡先を表示させるようにしてもよい。さら
に制御回路133は、印字手段131によって、夜間な
どにおいて貯留タンク内の油が盗難によって抜取られた
ときには、その盗難時間および抜取られた量を印字させ
るとともに、前記スピーカ129,128によって発音
させるようにしてもよい。
【0030】さらに本発明の他の実施例として、貯留タ
ンク35内に液面38の上限位置を検出する検出素子1
37を設けておき、各検出素子137からの出力によっ
てスイッチ138を導通または遮断させ、検出素子13
7からの出力によってスイッチ138のスイッチング態
様が変化したときには、オーバフローの危険がある旨を
前記表示手段127,130によって表示させるととも
に各スピーカ128,129によって発音表示させるよ
うにしてもよい。なお、電池120は液位検出手段39
側ではなく発信手段40側に収納しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液位検出
手段と発信手段とを個別的に設けるようにしたので、構
成を小形化かつ簡略化され、直視・有線・無線の使い分
けが容易となり、利便性が向上される。また、発信手段
にアンテナを含めたので発信手段とアンテナとの間に長
尺の同軸ケーブルが介在するときに比べてノイズが少な
く、送信電力の損失も少なくなり、信頼性が向上される
とともに遠くへの送信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す簡略化し
た断面図である。
【図2】発信手段40の具体的構成を示す断面図であ
る。
【図3】開閉手段56およびそれに関連する構成を示す
系統図である。
【図4】バリア手段95の具体的構成を示す電気回路図
である。
【図5】管理装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】典型的な先行技術を示す簡略化した断面図であ
る。
【符号の説明】
30 定置式給油装置 31 給油所 34 燃料油 35 燃料タンク 36 監視孔 38 液面 39 液位検出手段 40 発信手段 41 フロート 45 発信回路部 46 アンテナ部 47 管理室 49 主制御手段 50 端末装置 51 表示手段 56 開閉手段 58 弁制御手段 59 圧縮空気圧源 60 屋外用表示手段 81 開閉弁 95 バリア手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留タンク内に貯留される燃料油の液位
    に対応したアナログ値の検出出力をデジタル値の検出信
    号に変換し、この検出信号が導出される1または複数の
    接続端子が設けられる液位検出手段と、 液位検出手段からの前記検出信号を発信電波に信号処理
    する発信回路と、この発信回路に接続され、前記発信電
    波を発信するためのアンテナとからなる発信手段と、 前記発信手段から発信された発信電波を受信して、記憶
    する主制御手段と、 前記貯留タンクの管理に関連する情報を入力するための
    入力手段と、 入力手段からの出力に応答して、前記主制御手段に記憶
    された内容を出力表示する表示手段とから構成され、 前記液位検出手段と前記発信手段とを、それぞれ独立し
    たハウジングに収納したことを特徴とする貯留タンクの
    管理装置。
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