JPH05263810A - 給水管等の漏水検知装置 - Google Patents

給水管等の漏水検知装置

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JPH05263810A
JPH05263810A JP9012792A JP9012792A JPH05263810A JP H05263810 A JPH05263810 A JP H05263810A JP 9012792 A JP9012792 A JP 9012792A JP 9012792 A JP9012792 A JP 9012792A JP H05263810 A JPH05263810 A JP H05263810A
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JP
Japan
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flow rate
water
automatic valve
controller
valve
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Application number
JP9012792A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kajiyama
浩行 梶山
Chikashi Gomi
知佳士 五味
Hiroshi Kawato
浩 川戸
Isao Hayashi
勲 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI KIKI KK
Kitz Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
ASAHI KIKI KK
Kitz Corp
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微量な漏水から大量の漏水まで幅広く検知で
き、寒冷地の特殊な使用条件にも対応できる、商品価値
の高い製品を安価に提供する 【構成】 自動バルブ41の一端が流入側のフランジ1
1aに接続され、他端は接続管10でフローセンサ44
の流入側に接続され、フローセンサ44の流出側はフラ
ンジ11bに接続され、接続管10に圧力タンク42と
圧力センサ43が接続されて漏水遮断部4を構成する。
漏水遮断部4はコントローラ5に接続され、コントロー
ラ5はCPU(ソフトウェア)を中心に構成される。コ
ントローラ5には冬季における放水用スイッチと、これ
に連動する凍結防止バルブを給水管2の末端に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給水管、温湯、冷水、
または排水管等の流体の配管設備に設ける漏水検知装置
に関し、特に様々な形態の漏水に対応でき、マンション
や集合住宅或はその他の建築物に好適な漏水検知装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】給水管の漏水を止める手段としては、給
水配管路の下部付近で漏れた水が溜りそうなところに電
極等のセンサを配し、このセンサが水分により導通状態
になることで漏水を検知して給水管を遮断するものがあ
る。しかし、このような漏水検知の手段はセンサの配さ
れたところの漏水しか検知できないので、実効性を上げ
るには多数のセンサを配管路の至る所に設ける必要があ
り、また、水栓の締め忘れや使用設備(全自動洗濯機、
給湯器等)の故障による漏水には対処できない等の課題
を有していた。
【0003】また、これらの課題を解決するために次の
ような構成の漏水検出装置が提案されている。これは、
水栓の接続された給水管に駆動弁を介装し、この給水管
の駆動弁と水栓との間に圧力センサと流量センサを設
け、この圧力センサの検出圧力が設定圧力未満のときに
駆動弁を開け、設定圧力以上のときに駆動弁を閉じる弁
駆動部と、駆動弁が開いた状態での流量センサの検出流
量が設定流量未満のときに漏水検出信号を出力する第一
漏水判断部と、駆動弁が開いた状態で流量センサの検出
流量が設定時間にわたって設定流量以上維持されたとき
に漏水検出信号を出力する第二漏水判断部から成るもの
である。
【0004】これによれば、水栓閉止時は駆動弁も閉じ
ており、水栓を開くと給水管内の水が水栓より放出さ
れ、これにより給水管内の圧力が低下する。圧力センサ
は設定圧力未満に下がったことを検出すると、弁制御部
は駆動弁を開き給水が行われることになる。そして、水
栓を閉じると給水管内の圧力は上昇し、圧力センサは設
定圧力以上になったことを検出すると、弁制御部は駆動
弁を閉止し待機状態となる。これが通常時の動作であ
る。
【0005】ここで、水栓の閉止が不完全な場合や給水
管の亀裂等による少量の漏水のときは、この漏水により
給水管内圧力は徐々に低下し、設定圧力未満に下がった
時点で弁制御部は駆動弁を開く。しかし、水栓は閉止し
たままであり給水は行われない。通常の給水時には流量
センサが動作して設定流量以上の流量が検出されるが、
このような場合はその流量は設定流量未満である。つま
り、給水管内圧力の低下がみられ、且つ、流量が設定流
量未満の場合に漏水と判断している。このようにして漏
水が検出されると、弁駆動部は駆動弁を閉止して警報等
を発する。
【0006】また、水栓の締め忘れや使用設備の故障等
による大量の漏水の判断は次の通りである。給水、ある
いは使用設備の故障等によって水の放出があると給水管
内の圧力が低下し、設定圧力未満に下がった時点で弁制
御部は駆動弁を開く。そして、駆動弁が開くと同時に設
定時間のカウントを始める。この設定時間内に給水が終
わり水栓が締められると、給水管内圧力は上昇して設定
圧力以上になると、弁制御部は駆動弁を閉止し待機状態
に戻る。しかし、設定時間にわたって流量センサが設定
流量を検出した場合は漏水と判断している。つまり、通
常の給水使用は何時間にもわたるようなことがないこと
に着目したものである。そして、漏水が検出されると、
弁駆動部は駆動弁を閉止して警報等を発する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例によって前述したような課題は解決したが、依然
として以下に挙げるような要望を有している。まず、通
常の給水時においては、水栓を開いてから駆動弁が開く
までのタイムラグのため水栓の開栓直後の給水にムラが
生じることがあり、複数の水栓の開栓が同時に行われた
場合、一時的に断水状態となるおそれがあり、また、水
栓を開ける毎に駆動弁が動作する構成は、年間に数万回
に及ぶ開閉動作を行うことになる。さらに、寒冷地では
給水管や水栓の凍結を防ぐため、冬季の夜間には毎分1
リットル程度の放水を行うことがあるが、従来例のもの
ではこれを漏水と判断するおそれがある。
【0008】一方、大量の漏水があった場合は、設定時
間が来るまでは漏水を遮断しない構成となっており、漏
水の規模が大きい場合、この装置が動作したときには既
に手遅れとなってしまうことがあった。また、漏水が微
量な場合は、給水管内の圧力が設定圧力未満に低下する
のに非常に時間がかかり、その検出は非常に困難であっ
た。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みて開発され
たものであり、微量な漏水から大量の漏水まで幅広く検
知することができ、また、寒冷地における特殊な使用条
件にも対応しうるようにすることで上記の課題を解決
し、商品価値の高い製品を安価に提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第一の特徴は、流体の流れる本管より分岐して水
栓等の使用設備に接続される管路の適宜位置に配設する
漏水遮断装置とそのコントローラから成る漏水検知装置
において、この漏水遮断装置にはコントローラの制御に
より開閉自在な自動バルブと、流量検出手段を有し、こ
れらは自動バルブの一端を流体の流入側に接続し、他端
は流量検出手段の流入側に接続し、流量検出手段の流出
側は水栓等の使用設備に接続される管路に接続されてお
り、一方、コントローラには流量検出手段の検出出力に
よる流量測定手段と、この流量測定手段の動作により一
定の設定時間を計時する計時手段と、この計時手段が動
作中に流量測定手段の流量値を監視する手段と、自動バ
ルブを開閉するための制御手段と、システムの動作状態
の告知手段を有し、上記した設定時間を超えても連続し
て流量値が得られるときに漏水と判断し、自動バルブを
閉止して止水し、漏水の告知をすることを特徴とする構
成とした。この場合、計時手段は、流量測定手段の測定
する流量値が特に定めた流量値未満では計時手段が動作
しないようにしても良い。
【0011】第二の特徴は、流体の流れる本管より分岐
して水栓等の使用設備に接続される管路の適宜位置に配
設する漏水遮断装置とそのコントローラから成る漏水検
知装置において、この漏水遮断装置にはコントローラの
制御により開閉自在な自動バルブと、流量検出手段を有
し、これらは自動バルブの一端を流体の流入側に接続
し、他端は流量検出手段の流入側に接続し、流量検出手
段の流出側は水栓等の使用設備に接続される管路に接続
されており、一方、コントローラには流量検出手段の検
出出力による流量測定手段と、この流量測定手段の流量
値による積算流量測定手段と、この積算流量測定手段の
積算値と任意の設定値との演算手段と、自動バルブを開
閉するための制御手段と、システムの動作状態の告知手
段を有し、上記した積算値が設定値を超えたときに漏水
と判断し、自動バルブを閉止して止水し、漏水の告知を
することを特徴とする構成とした。この場合、積算流量
測定手段は、流量測定手段の測定する流量値が特に定め
た流量値未満では動作しないようにしても良い。
【0012】第三の特徴は、流体の流れる本管より分岐
して水栓等の使用設備に接続される管路の適宜位置に配
設する漏水遮断装置とそのコントローラから成る漏水検
知装置において、この漏水遮断装置にはコントローラの
制御により開閉自在な自動バルブと、流体の流量検出手
段と、この管路の圧力検出手段を有し、これらは自動バ
ルブの一端を流体の流入側に接続し、他端は流量検出手
段の流入側に接続され、流量検出手段の流出側は水栓等
の使用設備に接続される管路に接続され、さらに圧力検
出手段が自動バルブの流出側以降の適宜位置に設けられ
ており、一方、コントローラには流量検出手段の検出出
力による流量測定手段と、この流量測定手段の流量値が
0乃至設定流量未満の流量値により一定の時間を計時す
る計時手段と、この計時手段の計数終了により自動バル
ブを閉止する手段と、自動バルブ閉止時における管路の
圧力測定手段と、圧力測定結果の演算手段と、自動バル
ブを開閉するための制御手段と、システムの動作状態の
告知手段を有し、上記した演算手段の演算結果に減圧傾
向が認められるときに漏水と判断し、自動バルブを閉止
したままで、漏水の告知をすることを特徴とした。この
場合、管路の圧力測定、及び圧力測定結果の演算を任意
回数繰返して行う手段を有し、この演算結果に減圧傾向
が認められるときに漏水と判断し、自動バルブを閉止し
たままで、漏水の告知をするように構成するのが好まし
く、演算手段は、水栓開放時における管路の減圧傾向に
関するデータを有し、これにより設定時間中に水栓開放
時特有の減圧傾向が認められるときに水栓の開放と判定
し、自動バルブを開いて通常の使用状態に復帰するよう
に構成するのが好ましい。
【0013】また、第一乃至第三の特徴には、流体の流
れる本管より分岐して水栓等の使用設備に接続される管
路の適宜位置に配設する、漏水遮断装置とそのコントロ
ーラから成る漏水検知装置において、少なくとも一つの
管路の末端に凍結防止バルブを設け、一方、コントロー
ラには凍結防止バルブ制御手段を設け、この凍結防止バ
ルブを適宜開放して任意流量の放水を行うことで、冬季
における管路の凍結を防止することを特徴とする構成を
設けるのが好ましい。この場合、コントローラに、適宜
位置に配設された温度センサを接続し、管路の末端に設
けられた凍結防止バルブは、予め定められた温度により
自動開閉されるようにすることができ、凍結防止バルブ
は、温度の変化により放水流量が自動調節されるように
してもよい。
【0014】
【作用】このように構成された本発明の漏水検知装置は
次のような作用を行う。第一の特徴の構成では、比較的
多量の漏水の検知を行うのに適している。これによれ
ば、普段は自動バルブは開状態にあり、水栓が開かれる
か、漏水によって流量検出手段が動作すると、コントロ
ーラの流量測定手段は検出出力を受けて流量値を測定
し、計時手段は一定の設定時間の計時を開始する。通常
の給水であれば、給水後は水栓は締められるので測定さ
れる流量値は0となり、計時をクリアする。しかし、水
栓の締め忘れや使用設備の故障により、この設定時間を
超えても流量の検出が続いて得られるときは漏水である
と判断し、コントローラの自動バルブ制御手段は自動バ
ルブ閉止信号を出力して自動バルブを閉止すると共に、
漏水の告知を行う。このとき、流量測定手段が特に定め
た流量値未満の流量値を検出する場合は、計時手段が動
作しないようにしておくと、寒冷地で冬季の夜間に行う
少量の連続放水にも対応できるようになり、コントロー
ラは漏水と判断することはない。
【0015】第二の特徴の構成では、非常に大量の漏水
の検知を行うのに適している。これによれば、普段は自
動バルブは開状態にあり、水栓が開かれるか、漏水によ
って流量の検出が開始されると、コントローラの流量測
定手段は検出出力を受けて流量値の測定を行うと同時
に、積算流量測定手段は流量値をもとに積算値の測定を
開始する。コントローラには予め与えられた設定値を有
しており、この設定値と積算値で逐次演算を行う。通常
の給水であれば、給水後は水栓は締められるので流量値
は0となり、積算をクリアする。しかし、水栓の締め忘
れや、特に使用設備の故障により、この積算値が設定値
に達するときは漏水であると判断し、コントローラの自
動バルブ制御手段は自動バルブ閉止信号を出力して自動
バルブを閉止すると共に、漏水の告知を行う。このと
き、流量測定手段が特に定めた流量値未満の流量値を検
出する場合は、積算流量測定手段が動作しないようにし
ておくと、寒冷地で冬季の夜間に行う少量の連続放水に
も対応できるようになり、コントローラは漏水と判断す
ることはない。
【0016】第三の特徴の構成では、比較的少量の漏水
の検知と微量の漏水の検知を行うのに適している。これ
によれば、自動バルブが開状態にあって、給水後に水栓
が閉じられて流量測定手段の測定した流量値が0乃至設
定流量未満になったとき、コントローラは一定の時間の
計時を開始する。計時が終了すると、コントローラの自
動バルブ制御手段は自動バルブ閉止信号を出力して設定
時間だけ自動バルブを閉止し、コントローラは圧力検出
手段の出力を受けて閉鎖された管路の圧力値を測定し、
演算手段で圧力値の演算を行う。そして、この演算結果
に減圧傾向が認められると漏水であると判断し、コント
ローラの自動バルブ制御手段は自動バルブ閉止信号を出
力して自動バルブを閉止すると共に、漏水の告知を行
う。従って第三の特徴の構成では、水栓等が完全に閉止
されている場合の、流量検出手段だけでは実質的に流量
測定が不可能な配管系等の微量な漏水も、管路の圧力の
変化を測定することで検知可能となっている。また、漏
水の検知をより確実なものとするために、自動バルブの
閉止による管路の圧力測定、及び圧力測定結果の演算は
任意の回数を繰返して行うことができる。この場合、演
算結果に何度も減圧傾向が確認されるようであれば漏水
であると判断し、上記したようにコントローラの自動バ
ルブ制御手段は自動バルブ閉止信号を出力して自動バル
ブを閉止すると共に、漏水の告知を行う。なお、自動バ
ルブ閉止中(漏水検査中)に給水のために水栓が開けら
れ、測定された圧力値に急激な減圧が認められた場合
は、コントローラは漏水検査を中止し、自動バルブを開
いて給水を行う。
【0017】第一の特徴の構成乃至第三の特徴の構成に
おいて、コントローラに設けた凍結防止バルブ制御手段
を動作させると凍結防止バルブが開き、コントローラに
定められた任意流量の放水が行われるので、冬季におけ
る管路の凍結を防止することができる。コントローラに
温度センサを接続した場合は、コントローラに設定され
た温度より寒くなると凍結防止バルブ制御手段が凍結防
止バルブを開き、コントローラに設定された温度より暖
かくなると凍結防止バルブ制御手段が凍結防止バルブを
閉じる。このときの凍結防止バルブからの放水量は、温
度が下がると流量が増加し、温度が上がると流量が減少
するように、コントローラの指示で自動調節される。
【0018】
【実施例】これより図面を用いた本発明の一実施例の詳
細な説明を行う。本実施例の給水管等の漏水検知装置の
システムは、漏水遮断部4とコントローラ5に分割さ
れ、その設置は図2に示されるように、本管1から分岐
された給水管2の止水メーターユニット3以降に適宜設
置される。漏水遮断部4は図1または図3に示すよう
に、自動バルブ41、圧力タンク42、圧力センサ4
3、フローセンサ44を有しており、これらは、自動バ
ルブ41の一端が流入側のフランジ11aに接続され、
他端は接続管10でフローセンサ44の流入側に接続さ
れ、フローセンサ44の流出側はフランジ11bに接続
されており、接続管10に圧力タンク42と圧力センサ
43が接続されている。この漏水遮断部4とコントロー
ラ5は、各センサ43、44の検出信号の伝達と自動バ
ルブ41を開閉するための制御線6で接続され、コント
ローラ5は任意の位置、例えば止水メータユニット3付
近や台所の適宜位置に設置される。また、寒冷地でも用
いることができるように、コントローラ5で開閉制御さ
れる凍結防止バルブ7を給水管2の末端、例えば流し台
等に設けている。
【0019】コントローラ5は圧力センサ43による圧
力値の測定、フローセンサ44による流量値の測定を行
い、これらの測定結果をもとに演算を行い、この演算結
果により漏水の検知を行うところである。図4に示すよ
うに、本実施例ではCPU501を中心に構成され、こ
のCPU501には、図5、及び図6に示す動作を行う
ためのソフトウェアや各種設定値等が記録されたROM
502、演算結果の記憶やCPU501のワークエリア
として用いるRAM503、自動バルブ41や凍結防止
バルブ7の制御など各種の入出力インターフェース50
4、507、509、510、パワーサプライ511等
により構成されている。コントローラ5のパネル51に
は、バルブ開表示LED52、バルブ閉表示LED5
3、漏水表示LED54、確認スイッチ55、電源スイ
ッチ56、漏水警報のスピーカ57、冬季の夜間に放水
を行うための放水スイッチ58が配置されている。この
他にも、凍結防止バルブ7の開閉を表示するLED等を
適宜設けることができる。
【0020】自動バルブ41、及び凍結防止バルブ7
は、ボールバルブに電動アクチュエータを搭載したもの
を用いている。圧力タンク42はタンク内に充填した圧
縮空気によって給水管2を加圧することで、後述する給
水管2の圧力値の測定を容易にするものであり、その加
圧力は給水管2の元圧に合わせて調節する。つまり、高
層マンション等では1階と最上階とでは給水管2の圧力
が異なるためこのようなことが必要になる。これは、圧
力タンク42の上部に設けられたエアバルブ421の調
整で行い、本実施例では元圧の0.8倍程度の加圧力が
最も好ましい結果が得られた。圧力センサ43には様々
なもの、例えば半導体にダイヤフラムを組合せたもの等
が使用できるので、実施の形態にあわせて選択するもの
とする。フローセンサ44も様々なものが使用できる
が、回転式やパルス式のもの(図示せず)を用いるとシ
ステムの低コスト化に貢献できる。またこれらは、低流
量域では検出感度が鈍いという問題があるが、低流量域
の漏水の検知は圧力センサ43で行うので何ら不都合を
生じることは無い。逆にこの検出感度の鈍い部分をうま
く利用すれば、後述するような、冬季における少量の放
水を意識的に行うのに好都合となる。
【0021】漏水遮断部4の両端、即ち自動バルブ41
の一端とフローセンサ44の流出側に設けられるフラン
ジ11a、bは、同一部材で、ナイロンコーティングで
絶縁されたものを用いている。このように、漏水遮断部
4をユニット化しておくと、給水管2への実装が容易に
なる。本例ではフランジ11a、bをルーズフランジと
している。
【0022】コントローラ5に用いるCPU501には
8ビットのものを使用した。この場合、ROM502と
RAM503がCPU501に内蔵された、いわゆるワ
ンチップマイクロコンピュータを用いると、コントロー
ラ5の部品点数を減らすことができるのでコンパクトに
構成することができる。また、CPU501は単一電源
で動作するものが好ましく、これにより、パワーサプラ
イ511の構成を簡易にできるのでシステムの低コスト
化につながる。なお、コントローラ5は有接点、または
無接点シーケンス制御でも構成することができる。入出
力インターフェース504、507、509、510も
様々な入出力用LSIを使用することができるが、設計
効率を考慮するとCPU501と同一ファミリーのLS
Iを用いるのが好ましい。また、入出力インターフェー
ス504に接続されたドライバ505、506はパワー
トランジスタやSCR等を用いることができる。
【0023】パワーサプライ511は自動バルブ41、
及び凍結防止バルブ7の動力以外の全てを賄うものであ
る。これも、一般的な整流回路と安定化回路から成る電
源やスイッチングレギュレータ等を用いたものが選択可
能である。但し、電源のノイズによるコントローラ5の
誤動作を防ぐためノイズフィルタ等を設け、さらに、十
分に安定化されたものでなくてはならない。コントロー
ラ5のパネル51に設けられる各表示器52、53、5
4は、LEDを用いたが、パワーサプライ511の容量
に余裕がありランプドライバ(図示せず)を設けること
で、通常のランプを用いることもできる。実施に応じて
選択するものとする。本実施例の漏水警報は、低周波発
振器508とスピーカ57で行っているが、低周波発振
器508の代わりにブザーやベル、或は音声合成ICを
用いたボイスシンセサイザを用いても良い。
【0024】次に本実施例の作用の説明を図5、及び図
6のフローチャートを用いて行う。図5、及び図6は漏
水遮断部4とコントローラ5の具体的機能を示すフロー
チャートであり、ここで使用している変数は次の通りで
ある。 F・・・・・・コントローラ5の流量測定手段で測定さ
れた流量値 T1、T2・・コントローラ5の計時手段(タイマ)で
計数された時間値 P・・・・・・コントローラ5の圧力測定手段で測定さ
れた圧力値 t・・・・・・漏水検査時に自動バルブ41を閉止する
時間 n・・・・・・漏水検査の繰返し回数 これらの変数の初期値は全て0であり、システムの動作
状況により逐次変化する。そして、このフローチャート
によれば、1ユニットの漏水遮断部4と1台のコントロ
ーラ5で次の3つのタイプの漏水について検知すること
が可能となっている。 水栓の締め忘れや使用設備の故障等による漏水で、
流量が比較的多量のもの。 水栓の締め忘れや使用設備の故障等による漏水で、
流量が大量のもの。 水栓の締め忘れや不完全な閉止、及び給水配管路の
ひび割れ等による漏水で、流量が比較的少量、または微
量なもの。
【0025】の作用では、普段は自動バルブ41は開
状態にあり、バルブ開表示LED52が点灯している。
水栓が開かれるか、漏水によって給水管2の流体に流れ
が生ずるとフローセンサ44が動作する。CPU501
はフローセンサ44の検出出力を受けて流量値の測定を
行い、変数Fを得る。このFの値が設定流量以上、例え
ば毎分1.5リットル以上であれば、計時手段であるタ
イマが動作し、計時変数T1に1分ずつ加算して予め定
められた設定時間、例えば2時間の計時を開始する。通
常の給水であれば、給水後は直ちに水栓が締められるの
でF=0となり、計時もクリアしてT1=0となる。し
かし、水栓の締め忘れや使用設備の故障により、設定時
間である2時間を超えてもFの測定値が続いて得られる
とき、つまり、流れ出た流量が180リットルを超えた
とき、CPU501は漏水であると判断して漏水表示L
ED54を点灯させると共に、一定時間、例えば1分間
スピーカ57で漏水アラームを鳴らして漏水の告知を行
う。そして、1分経過しても確認スイッチ55が押され
ない場合は、CPU501は自動バルブ閉止信号を出力
して自動バルブ41を閉止し、バルブ閉表示LED53
が点灯する。このとき、後述する凍結防止バルブ7が開
いていれば、これも閉止される。確認スイッチ55が押
された場合は、漏水表示LED54を消灯させて漏水ア
ラームを解除し、自動バルブ開信号が出力されて自動バ
ルブ41は開かれる。
【0026】寒冷地において、冬季の夜間は気温が氷点
下を大幅に下回ることがしばしばあり、給水管2を凍結
させて給水管2に亀裂を生じさせることがある。このよ
うな事態を防ぐために本実施例では、例えば就寝前に放
水スイッチ58をONにすることで凍結防止バルブ7を
開いて放水を行っている。本実施例では、例えば毎分1
リットル程度の放水を行うようにしている。この場合、
1分当りの放水流量が1リットルであるから、上記した
ように計時手段が動作して2時間後に自動バルブ41を
閉止することは無い。また、図示はしていないが放水ス
イッチ58はタイマに連動させて、自動的にONとなる
ようにしてもよい。なお、図示はしていないがコントロ
ーラ5に温度センサを接続し、このセンサの出力で凍結
防止バルブ7を開閉制御することもできる。この場合、
コントローラ5に設定された温度より寒くなると、CP
U501は凍結防止バルブ開信号を出力して凍結防止バ
ルブ7を開き放水を行う。また、コントローラ5に設定
された温度より暖かくなると、つまり凍結の心配の無い
温度になると、CPU501は凍結防止バルブ閉止信号
を出力して凍結防止バルブ7を閉止する。このときの凍
結防止バルブ7からの放水流量は、温度センサの出力に
応じて可変させることもできる。温度が下がると凍結防
止バルブ7の開度が大になって放水流量が増加し、温度
が上がると凍結防止バルブ7の開度が小になって放水流
量が減少するように自動調節される。
【0027】の作用では、これも普段は自動バルブ4
1は開状態にあり、バルブ開表示LED52が点灯して
いる。水栓が開かれるか、漏水によって給水管2の流体
に流れが生ずるとフローセンサ44が動作する。CPU
501はフローセンサ44の検出出力を受けて流量値の
測定を行い、変数Fを得る。このFが設定流量以上、例
えば毎分1.5リットル以上であれば、CPU501は
1分毎に積算値を測定する。ROM502には予め与え
られた設定値、例えば600リットルを有しており、こ
の設定値と積算値で逐次比較演算を行う。通常の給水で
あれば、給水後は直ちに水栓が締められるのでF=0と
なり、積算も停止して積算値もクリアされて0となる。
しかし、水栓の締め忘れや、特に使用設備の故障によ
り、上記の設定時間である2時間になる前に積算値が
設定値である600リットルに達するとき、CPU50
1は漏水であると判断して漏水表示LED54を点灯さ
せると共に、一定時間、例えば1分間スピーカ57で漏
水アラームを鳴らして漏水の告知を行う。そして、1分
経過しても確認スイッチ55が押されない場合は、CP
U501は自動バルブ閉止信号を出力して自動バルブ4
1を閉止し、バルブ閉表示LED53が点灯する。この
とき、後述する凍結防止バルブ7が開いていれば、これ
も閉止される。確認スイッチ55が押された場合は、漏
水表示LED52を消灯させて漏水アラームを解除し、
自動バルブ開信号が出力されて自動バルブ41は開かれ
る。
【0028】冬季において、放水スイッチ58をONに
すると凍結防止バルブ7が開き、例えば毎分1リットル
程度の放水が行われる。しかし本実施例では、1分当り
の放水流量が1リットルであるから、コントローラ5は
流量積算の演算動作は実行しない。なお、凍結防止バル
ブ7の開閉に拘る他の態様は上述したものと同様であ
る。
【0029】の作用では、普段は自動バルブ41は開
状態にあり、バルブ開表示LED52が点灯している。
水栓が開かれるか、漏水によって給水管2の流体に流れ
が生ずるとフローセンサ44が動作する。CPU501
はフローセンサ44の検出出力を受けて流量値の測定を
行い、変数Fを得る。このFの値が設定流量未満、例え
ば毎分1.5リットル未満であれば、計時手段であるタ
イマが動作し、計時変数T2に1分ずつ加算して予め定
められた設定時間、例えば4時間の計時を開始する。し
かし、設定時間である4時間を超えてもFの測定値が続
いて得られるとき、CPU501は自動バルブ閉止信号
を出力して一定の設定時間t、例えば10分だけ自動バ
ルブ41を閉止し、バルブ閉表示LED53点灯させ
る。すると、CPU501は圧力センサ43の出力を受
けて、自動バルブ41により閉鎖された給水管2の圧力
値P1を測定する。CPU501は、この設定時間t
(10分)以内に少なくとももう一度、または連続して
給水管2の圧力値P2を測定する。そして、CPU50
1は、圧力値P1とその後の圧力値P2の比較演算を行
い演算値P3を得る。
【0030】比較演算の結果、圧力値P1と圧力値P2
が同じ値で演算値P3に減圧傾向が認められないとき、
或は演算値P3が任意に設定されたマージン、例えば圧
力値P1の95%以内であれば、CPU501は漏水が
ないものと判断し、その後、自動バルブ開止信号を出力
して自動バルブ41を開けて、バルブ開表示LED52
が点灯する。しかし、比較演算の結果、演算値P3に減
圧傾向が認められるとき、つまり圧力値P1より圧力値
P2の値が小さくなるようであれば、CPU501は漏
水であると判断して漏水表示LED54を点灯させると
共に、一定時間、例えば1分間スピーカ57で漏水アラ
ームを鳴らして漏水の告知を行う。確認スイッチ55が
押された場合は、漏水表示ランプ52の消灯と漏水アラ
ームの解除を行う。なお、自動バルブ41の閉止中(漏
水検査中)に圧力値Pが急激に減圧した場合は、CPU
501は給水が行われたものと判断して漏水検査を中止
する。CPU501は自動バルブ開信号を出力して自動
バルブ41を開け、バルブ開表示LED52が点灯す
る。
【0031】また、本実施例では漏水の検知をより確実
なものとするために、自動バルブ41の閉止による管路
の圧力測定、及び圧力測定結果の演算等の漏水検査をn
回、例えば3回繰返して行っている。この場合、CPU
501の演算結果の演算値P3に、例えば2回以上減圧
傾向が確認されるようであれば漏水であると判断し、C
PU501は漏水表示LED54を点灯させると共に、
一定時間、例えば1分間スピーカ57で漏水アラームを
鳴らして漏水の告知を行う。このときも確認スイッチ5
5が押された場合は、漏水表示ランプ52の消灯と漏水
アラームの解除を行う。
【0032】冬季において、放水スイッチ58をONに
すると凍結防止バルブ7が開き、例えば毎分1リットル
程度の放水が行われる。本実施例では、1分当りの放水
流量を1リットル程度としているが、ROM502の設
定値を変更することで放水流量の増減が可能である。C
PU501はフローセンサ44の検出出力を受けて、計
時手段は4時間の計時を開始し、4時間経過後に、上記
したように漏水の検査を行う。この場合、CPU501
は凍結防止バルブ閉止信号を出力して凍結バルブ7を閉
止すると共に、自動バルブ閉止信号を出力して自動バル
ブ41を閉止している。なお、凍結防止バルブ7の開閉
に拘る他の態様は上述したものと同様である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば以下に挙げるような優れた効果が得られる。つま
り、自動バルブを必要以上に開閉させることがないの
で、自動バルブの耐用寿命が飛躍的に向上し、普段は自
動バルブが開いているために、水栓の開栓直後の給水に
ムラが生じたり、複数の水栓の開栓が同時に行われた場
合の一時的な断水のおそれがない。漏水の検知について
も、微量な漏水から大量の漏水まで幅広く検知すること
ができるようになった。また、寒冷地における特殊な使
用条件にも対応することができ、寒冷地においても漏水
検知装置の使用が可能となった。さらに、本発明を構成
する各部材は全て安価に入手できるものであるので、従
来にない高い商品価値を有しながらも低コストで提供す
ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す配置図である。
【図2】本実施例の配設場所を示す配管系統図である。
【図3】本実施例の漏水遮断部の構成を示す実体図であ
る。
【図4】本実施例のコントローラのブロック図である。
【図5】本実施例の機能を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 給水管 4 漏水遮断部 5 コントローラ 7 凍結防止バルブ 41 自動バルブ 42 圧力タンク 43 圧力センサ 44 フローセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 比較演算の結果、圧力値P1と圧力値P
2が同じ値で演算値P3に減圧傾向が認められないと
き、或は演算値P3が任意に設定されたマージン、例え
ば圧力値P1の95%以内であれば、CPU501は漏
水がないものと判断し、その後、自動バルブ開信号を出
力して自動バルブ41を開けて、バルブ開表示LED5
2が点灯する。しかし、比較演算の結果、演算値P3に
減圧傾向が認められるとき、つまり圧力値P1より圧力
値P2の値が小さくなるようであれば、CPU501は
漏水であると判断して漏水表示LED54を点灯させる
と共に、一定時間、例えば1分間スピーカ57で漏水ア
ラームを鳴らして漏水の告知を行う。確認スイッチ55
が押された場合は、漏水表示ランプ52の消灯と漏水ア
ラームの解除を行う。なお、自動バルブ41の閉止中
(漏水検査中)に圧力値Pが急激に減圧した場合は、C
PU501は給水が行われたものと判断して漏水検査を
中止する。CPU501は自動バルブ開信号を出力して
自動バルブ41を開け、バルブ開表示LED52が点灯
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】 本実施例の機能を示すフローチャートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 知佳士 東京都港区南青山3丁目17番9号 株式会 社北沢バルブ内 (72)発明者 川戸 浩 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 林 勲 京都府京都市中京区壬生賀陽御所町3−1 京都幸ビル 朝日機器株式会社京都営業 所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れる本管より分岐して水栓等の
    使用設備に接続される管路の適宜位置に配設する漏水遮
    断装置とそのコントローラから成る漏水検知装置におい
    て、この漏水遮断装置にはコントローラの制御により開
    閉自在な自動バルブと、流量検出手段を有し、これらは
    自動バルブの一端を流体の流入側に接続し、他端は流量
    検出手段の流入側に接続し、流量検出手段の流出側は水
    栓等の使用設備に接続される管路に接続されており、一
    方、コントローラには流量検出手段の検出出力による流
    量測定手段と、この流量測定手段の動作により一定の設
    定時間を計時する計時手段と、この計時手段が動作中に
    流量測定手段の流量値を監視する手段と、自動バルブを
    開閉するための制御手段と、システムの動作状態の告知
    手段を有し、上記した設定時間を超えても連続して流量
    値が得られるときに漏水と判断し、自動バルブを閉止し
    て止水し、漏水の告知をすることを特徴とする給水管等
    の漏水検知装置。
  2. 【請求項2】 計時手段は、流量測定手段の測定する流
    量値が特に定めた流量値未満では計時手段が動作しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の給水管等の漏水検知
    装置。
  3. 【請求項3】 流体の流れる本管より分岐して水栓等の
    使用設備に接続される管路の適宜位置に配設する漏水遮
    断装置とそのコントローラから成る漏水検知装置におい
    て、この漏水遮断装置にはコントローラの制御により開
    閉自在な自動バルブと、流体の流量検出手段を有し、こ
    れらは自動バルブの一端を流体の流入側に接続し、他端
    は流量検出手段の流入側に接続し、流量検出手段の流出
    側は水栓等の使用設備に接続される管路に接続されてお
    り、一方、コントローラには流量検出手段の検出出力に
    よる流量測定手段と、この流量測定手段の流量値による
    積算流量測定手段と、この積算流量測定手段の積算値と
    任意の設定値との演算手段と、自動バルブを開閉するた
    めの制御手段と、システムの動作状態の告知手段を有
    し、上記した積算値が設定値を超えたときに漏水と判断
    し、自動バルブを閉止して止水し、漏水の告知をするこ
    とを特徴とする給水管等の漏水検知装置。
  4. 【請求項4】 積算流量測定手段は、流量測定手段の測
    定する流量値が特に定めた流量値未満では動作しないこ
    とを特徴とする請求項3に記載の給水管等の漏水検知装
    置。
  5. 【請求項5】 流体の流れる本管より分岐して水栓等の
    使用設備に接続される管路の適宜位置に配設する、漏水
    遮断装置とそのコントローラから成る漏水検知装置にお
    いて、この漏水遮断装置にはコントローラの制御により
    開閉自在な自動バルブと、管路を流れる流体の流量検出
    手段と、この管路の圧力検出手段を有し、これらは自動
    バルブの一端を流体の流入側に接続し、他端は流量検出
    手段の流入側に接続され、流量検出手段の流出側は水栓
    等の使用設備に接続される管路に接続され、さらに圧力
    検出手段が自動バルブの流出側以降の適宜位置に設けら
    れており、一方、コントローラには流量検出手段の検出
    出力による流量測定手段と、この流量測定手段の流量値
    が0乃至設定流量未満の流量値により一定の時間を計時
    する計時手段と、この計時手段の計数終了により自動バ
    ルブを閉止する手段と、自動バルブ閉止時における管路
    の圧力測定手段と、圧力測定結果の演算手段と、自動バ
    ルブを開閉するための制御手段と、システムの動作状態
    の告知手段を有し、上記した演算手段の演算結果に減圧
    傾向が認められるときに漏水と判断し、自動バルブを閉
    止したままで、漏水の告知をすることを特徴とする給水
    管等の漏水検知装置。
  6. 【請求項6】 管路の圧力測定、及び圧力測定結果の演
    算を任意回数繰返して行う手段を有し、この演算結果に
    減圧傾向が認められるときに漏水と判断し、自動バルブ
    を閉止したままで、漏水の告知をすることを特徴とする
    請求項5に記載の給水管等の漏水検知装置。
  7. 【請求項7】 演算手段は、水栓開放時における管路の
    減圧傾向に関するデータを有し、これにより設定時間中
    に水栓開放時特有の減圧傾向が認められるときに水栓の
    開放と判定し、自動バルブを開いて通常の使用状態に復
    帰することを特徴とする請求項5または6に記載の給水
    管等の漏水検知装置。
  8. 【請求項8】 流体の流れる本管より分岐して水栓等の
    使用設備に接続される管路の適宜位置に配設する、漏水
    遮断装置とそのコントローラから成る漏水検知装置にお
    いて、少なくとも一つの管路の末端に凍結防止バルブを
    設け、一方、コントローラには凍結防止バルブ制御手段
    を設け、この凍結防止バルブを適宜開放して任意流量の
    放水を行うことで、冬季における管路の凍結を防止する
    ことを特徴とする請求項1乃至7に記載の給水管等の漏
    水検知装置。
  9. 【請求項9】 コントローラに、適宜位置に配設された
    温度センサを接続し、管路の末端に設けられた凍結防止
    バルブは、予め定められた温度により自動開閉されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至8に記載の給水管等の漏水
    検知装置。
  10. 【請求項10】 凍結防止バルブは、温度の変化により
    放水流量が自動調節されることを特徴とする請求項1乃
    至9に記載の給水管等の漏水検知装置。
JP9012792A 1992-03-17 1992-03-17 給水管等の漏水検知装置 Pending JPH05263810A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791711A (ja) * 1993-09-28 1995-04-04 Kitz Corp 漏水検知遮断装置及び漏水検知方法
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CN116642074A (zh) * 2023-07-26 2023-08-25 无锡小净共享网络科技有限公司 管路组件、用水设备的进水管线和用水设备

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