JPH05261751A - 合成樹脂中空製品の成型方法 - Google Patents
合成樹脂中空製品の成型方法Info
- Publication number
- JPH05261751A JPH05261751A JP9143392A JP9143392A JPH05261751A JP H05261751 A JPH05261751 A JP H05261751A JP 9143392 A JP9143392 A JP 9143392A JP 9143392 A JP9143392 A JP 9143392A JP H05261751 A JPH05261751 A JP H05261751A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- nitrogen gas
- molding
- nitrogen
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1732—Control circuits therefor
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低濃度の窒素ガスを使用した合成樹脂中空製
品の成型方法を提供する。 【構成】 可塑化合成樹脂を型キャビティ内に注入し、
型キャビティ内で中空品を成型する方法において、型キ
ャビティ内に、ガス分離膜で空気から分離した低濃度の
窒素ガスを圧入する。
品の成型方法を提供する。 【構成】 可塑化合成樹脂を型キャビティ内に注入し、
型キャビティ内で中空品を成型する方法において、型キ
ャビティ内に、ガス分離膜で空気から分離した低濃度の
窒素ガスを圧入する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製中空製品の
成型において、純窒素ガスよりも低濃度の窒素ガスを使
用するようにした合成樹脂中空製品の成型方法に関する
ものである。
成型において、純窒素ガスよりも低濃度の窒素ガスを使
用するようにした合成樹脂中空製品の成型方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、素材となる合成樹脂を使用した中
空製品の成型において、可塑化合成樹脂を型キャビティ
に注入した後にガス体を圧入するか、あるいは溶融合成
樹脂を注入しつつしガス体を圧入することによって成型
体の中空部を形成する方法が採用されていた。この方法
によるガス体としては、成型体の酸化による品質劣化の
防止や防爆、焼け防止等のために、一般に不活性ガスで
ある純窒素ガスが用いられている。
空製品の成型において、可塑化合成樹脂を型キャビティ
に注入した後にガス体を圧入するか、あるいは溶融合成
樹脂を注入しつつしガス体を圧入することによって成型
体の中空部を形成する方法が採用されていた。この方法
によるガス体としては、成型体の酸化による品質劣化の
防止や防爆、焼け防止等のために、一般に不活性ガスで
ある純窒素ガスが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記する従来
の純窒素ガスの供給手段は、純窒素ガスを高圧で充填し
たシリンダによる供給、あるいは液化した純窒素ガスを
再び気化して供給する方法である。このため、純窒素ガ
スの購入と供給設備の設置、純窒素ガスの在庫管理等が
必要であり、成型費用が高価になるという問題を有して
いた。
の純窒素ガスの供給手段は、純窒素ガスを高圧で充填し
たシリンダによる供給、あるいは液化した純窒素ガスを
再び気化して供給する方法である。このため、純窒素ガ
スの購入と供給設備の設置、純窒素ガスの在庫管理等が
必要であり、成型費用が高価になるという問題を有して
いた。
【０００４】本発明は、上記する従来の中空品の成型方
法の問題点に鑑み、中空製品の成型に使用する窒素ガス
として、純窒素ガスより低濃度の、空気から分離した窒
素ガスを使用することで中空製品を容易かつ安価に成型
する方法を提供することを目的とするものである。
法の問題点に鑑み、中空製品の成型に使用する窒素ガス
として、純窒素ガスより低濃度の、空気から分離した窒
素ガスを使用することで中空製品を容易かつ安価に成型
する方法を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記する目的を達成する
ために本発明は、可塑化合成樹脂を型キャビティ内に注
入し、型キャビティ内で中空品を成型する方法におい
て、型キャビティ内に、ガス分離膜で空気から分離した
低濃度の窒素ガスを圧入することを特徴としている。
ために本発明は、可塑化合成樹脂を型キャビティ内に注
入し、型キャビティ内で中空品を成型する方法におい
て、型キャビティ内に、ガス分離膜で空気から分離した
低濃度の窒素ガスを圧入することを特徴としている。
【０００６】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の一実施例を詳
細に説明する。図１は本発明方法に使用する窒素ガス供
給装置の全体を示すものであり、この供給装置は、空気
圧縮機１、アフタークーラー２、膜式窒素発生機３、ク
ッションタンク５および中空製品圧入ガス圧縮機６等で
構成されている。空気圧縮機１で加圧した空気はアフタ
ークーラー２で除湿され、除湿後の圧縮空気を、ガス分
離膜を使用した膜式窒素発生機３に送る。この窒素発生
機３で窒素ガスの発生量を調整し、窒素ガス濃度を設定
する。尚、窒素ガス濃度の設定値は、酸素濃度計４によ
り表示される。設定された濃度の窒素ガスは、クッショ
ンタンク５を経て中空製品圧入ガス圧縮機６に送られ、
更に、図示しないガス圧入装置付の射出成型機に供給さ
れる。
細に説明する。図１は本発明方法に使用する窒素ガス供
給装置の全体を示すものであり、この供給装置は、空気
圧縮機１、アフタークーラー２、膜式窒素発生機３、ク
ッションタンク５および中空製品圧入ガス圧縮機６等で
構成されている。空気圧縮機１で加圧した空気はアフタ
ークーラー２で除湿され、除湿後の圧縮空気を、ガス分
離膜を使用した膜式窒素発生機３に送る。この窒素発生
機３で窒素ガスの発生量を調整し、窒素ガス濃度を設定
する。尚、窒素ガス濃度の設定値は、酸素濃度計４によ
り表示される。設定された濃度の窒素ガスは、クッショ
ンタンク５を経て中空製品圧入ガス圧縮機６に送られ、
更に、図示しないガス圧入装置付の射出成型機に供給さ
れる。
【０００７】中空製品に圧入される窒素ガスは、成型サ
イクルに対応して間欠的に使用されるが、膜式窒素発生
機３による窒素ガスの発生は連続的であり、クッション
タンク５では、連続して発生する窒素ガスを有効利用す
るとともにクッションタンク５に設けた背圧弁７により
供給圧力を一定に保つことができる。
イクルに対応して間欠的に使用されるが、膜式窒素発生
機３による窒素ガスの発生は連続的であり、クッション
タンク５では、連続して発生する窒素ガスを有効利用す
るとともにクッションタンク５に設けた背圧弁７により
供給圧力を一定に保つことができる。
【０００８】図示において符合８は、クッションタンク
５と中空製品圧入ガス圧縮機６間に設置した電磁弁であ
る。この電磁弁８は、停電や故障等により膜式窒素発生
機３が停止した時、膜式窒素発生機３による発生窒素ガ
スの濃度が設定値より低下した時等に作動し、緊急用シ
リンダ９から純窒素ガスを中空製品圧入ガス圧縮機６に
供給するようになっている。
５と中空製品圧入ガス圧縮機６間に設置した電磁弁であ
る。この電磁弁８は、停電や故障等により膜式窒素発生
機３が停止した時、膜式窒素発生機３による発生窒素ガ
スの濃度が設定値より低下した時等に作動し、緊急用シ
リンダ９から純窒素ガスを中空製品圧入ガス圧縮機６に
供給するようになっている。
【０００９】本発明方法に使用する、上記の空気圧縮機
１から中空製品圧入ガス圧縮機６までの低濃度の窒素ガ
ス供給装置と、ガス圧入装置付の射出成型機とを使用
し、縦１７９ｍｍ、横６９８ｍｍ、肉厚最大６ｍｍのテ
レビ用ハウジングを成型した。熱可塑製樹脂材としてポ
リスチレン「ＡＧ１−０１」（登録商標、旭化成工業株
式会社の製造品）を用い、成型条件としては、射出圧
１，２５０Ｋｇ／ｃｍ2、樹脂濃度２４８°Ｃ、金型温
度４０°Ｃを設定した。
１から中空製品圧入ガス圧縮機６までの低濃度の窒素ガ
ス供給装置と、ガス圧入装置付の射出成型機とを使用
し、縦１７９ｍｍ、横６９８ｍｍ、肉厚最大６ｍｍのテ
レビ用ハウジングを成型した。熱可塑製樹脂材としてポ
リスチレン「ＡＧ１−０１」（登録商標、旭化成工業株
式会社の製造品）を用い、成型条件としては、射出圧
１，２５０Ｋｇ／ｃｍ2、樹脂濃度２４８°Ｃ、金型温
度４０°Ｃを設定した。
【００１０】この成型条件下において、窒素ガス濃度９
９．５％から８６％まで、順次、純度を下げて圧入した
が、８６％濃度の窒素ガス圧入による成型においても成
型不良は認められなかった。
９．５％から８６％まで、順次、純度を下げて圧入した
が、８６％濃度の窒素ガス圧入による成型においても成
型不良は認められなかった。
【００１１】
【発明の効果】上記する本発明によれば、中空製品の成
型に際して圧入する窒素ガスは純窒素ガスである必要は
なく、成型に使用する合成樹脂の種類と成型条件に応じ
て、成型品の酸化による品質劣化防止や防爆、焼け防止
のための最適濃度の窒素ガスを、容易かつ安価に空気か
ら分離して使用し、中空製品の成型が可能となる。
型に際して圧入する窒素ガスは純窒素ガスである必要は
なく、成型に使用する合成樹脂の種類と成型条件に応じ
て、成型品の酸化による品質劣化防止や防爆、焼け防止
のための最適濃度の窒素ガスを、容易かつ安価に空気か
ら分離して使用し、中空製品の成型が可能となる。
【００１２】膜式窒素発生装置３は、窒素ガス濃度が低
いほど大量の窒素ガスを発生させることができ、単位容
積当りのガスが安価に入手できるが、窒素ガスの濃度
は、成型に使用する合成樹脂の種類と成型条件に応じ
て、成型品の酸化による品質劣化防止や防爆、焼け防止
が可能な濃度に設定することが望ましい。本発明によれ
ば、窒素ガス濃度の調整は、圧縮空気の圧力と窒素発生
量の調整だけで容易に行うことができる。また、ガス分
離膜を使用した膜式窒素発生装置３を使用することによ
り、空気から分離し、最も経済的に有利な純度の窒素ガ
スを供給することが可能となり、窒素ガスの購入と供給
設備の設置、窒素ガスの在庫管理の負担等も大幅に軽減
されることになる。
いほど大量の窒素ガスを発生させることができ、単位容
積当りのガスが安価に入手できるが、窒素ガスの濃度
は、成型に使用する合成樹脂の種類と成型条件に応じ
て、成型品の酸化による品質劣化防止や防爆、焼け防止
が可能な濃度に設定することが望ましい。本発明によれ
ば、窒素ガス濃度の調整は、圧縮空気の圧力と窒素発生
量の調整だけで容易に行うことができる。また、ガス分
離膜を使用した膜式窒素発生装置３を使用することによ
り、空気から分離し、最も経済的に有利な純度の窒素ガ
スを供給することが可能となり、窒素ガスの購入と供給
設備の設置、窒素ガスの在庫管理の負担等も大幅に軽減
されることになる。
【図１】本発明方法に使用する窒素ガス供給装置の説明
図である。
図である。
１ 空気圧縮機 ２ アフタークーラー ３ 膜式窒素発生装置 ４ 酸素濃度計 ５ クッションタンク ６ 中空製品圧入ガス圧縮機 ７ 背圧弁 ８ 電磁弁 ９ 緊急用シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１２月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 １】
Claims (1)
- 【請求項１】 可塑化合成樹脂を型キャビティ内に注入
し、型キャビティ内で中空品を成型する方法において、
型キャビティ内に、ガス分離膜で空気から分離した低濃
度の窒素ガスを圧入するようにしたことを特徴とする合
成樹脂中空製品の成型方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143392A JPH05261751A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 合成樹脂中空製品の成型方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9143392A JPH05261751A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 合成樹脂中空製品の成型方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05261751A true JPH05261751A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14026237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9143392A Pending JPH05261751A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 合成樹脂中空製品の成型方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05261751A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06254893A (ja) * | 1992-03-30 | 1994-09-13 | Yazaki Kako Kk | ガス射出成形方法及びその装置 |
| EP0667223A1 (de) * | 1994-02-09 | 1995-08-16 | Druckluft Dannöhl GmbH | Vorrichtung zum Erzeugen von Hochdruck-Stickstoff |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP9143392A patent/JPH05261751A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06254893A (ja) * | 1992-03-30 | 1994-09-13 | Yazaki Kako Kk | ガス射出成形方法及びその装置 |
| EP0667223A1 (de) * | 1994-02-09 | 1995-08-16 | Druckluft Dannöhl GmbH | Vorrichtung zum Erzeugen von Hochdruck-Stickstoff |
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