JPH05258858A - 電極支持装置 - Google Patents

電極支持装置

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JPH05258858A
JPH05258858A JP8979592A JP8979592A JPH05258858A JP H05258858 A JPH05258858 A JP H05258858A JP 8979592 A JP8979592 A JP 8979592A JP 8979592 A JP8979592 A JP 8979592A JP H05258858 A JPH05258858 A JP H05258858A
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JP
Japan
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electrode
flange
support arm
annular frame
frame body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8979592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nakanishi
洋一 中西
Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Tamotsu Nomura
保 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーク炉等の電極支持装置であって、電磁誘
導による発熱を抑え省エネルギー化を達成すると共に、
支腕の外に従来のように母線管,操作ロッド,給排水ホ
ース等を突出させないで非常にシンプルな構造とし、電
極を移動させるのに邪魔になるようなものをなくし、電
極交換作業等を容易ならしめる。 【構成】 良導電性材料により中空筒状に形成された支
腕1を略水平に支持し、該支腕1の先端部にフランジ3
を形成し、該フランジ3に棒状の電極2を貫挿し得る良
導電性の環状枠体4をボルト7により着脱自在に固着す
ると共に、該支腕1内にアクチュエータ18を内蔵し該
アクチュエータ18の作動ロッド21を該支腕1の先端
より前記環状枠体4内に突出させその突出端に電極2を
挟着し得るクランプシュー23を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアーク炉,LF,ESR
炉等における炉内に垂下される棒状の電極を支持するた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電極支持装置は一般にその先端に電極を
把持するための把持器が設けられ、該把持器を介して電
極に大電流を供給するようにしている。従来のこのよう
な電極支持装置は、図7に示したように略水平に支持さ
れた支腕aの先端に環状枠体bを設け、該環状枠体bの
取付基部b’に母線管cの先端を接続して該母線管cを
介し該枠体bに大電流を供給できるようにすると共に、
該取付基部b’の上にレバーdをピンeにより枢支し、
該ピンeの先端にクランプシューfを設け、他端に操作
ロッドgをピンhにより連結し、該操作ロッドgをスプ
リング(図示せず)により牽引することによりクランプ
シューfを枠体b中に貫挿した電極jの側面に押圧さ
せ、母線管cから供給される大電流を電極jに供給でき
るようにしたものであった。
【0003】なお、環状枠体bは内部に過熱防止のため
に冷却水が循環できるように空洞状に循環水路iが形成
されており、これに冷却水を供給するためのホースとそ
の排水のためのホース(いずれも図示せず)が夫々配管
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電極
支持装置は、支腕aの外部に母線管c,レバーd,操作
ロッドg,および冷却水ホース等が配設されたものであ
ったので、電極jが消耗するに伴い新らたな電極jをク
レーン等で吊って移動させ設定するとき等の通常の作業
上これら支腕a外に突出する物がその移動の邪魔になり
作業を困難なものとしていた。
【0005】また、母線管cに流れる大電流によつて、
支腕a,操作ロッドg,或いは操作ロッドgを牽引して
いるスプリング等に誘導電流が発生し、これらを過熱さ
せるおそれがあったので母線管cをこれらの物から充分
に離して設けなければならず、そのために一層上記作業
の邪魔になり易く事故を起こし易い状況であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電極支持装置
は、上記課題を解決しようとするもので、良導電性材料
により中空筒状に形成された支腕を略水平に支持し、該
支腕の先端部にフランジを形成し、該フランジに棒状の
電極を貫挿し得る良導電性の環状枠体をボルトにより着
脱自在に固着すると共に、該支腕内にアクチュエータを
内蔵し該アクチュエータの作動ロッドを該支腕の先端よ
り前記環状枠体内に突出させその突出端に電極を挟着し
得るクランプシューを連結してなることを特徴とするも
のである。
【0007】さらに本発明は上記電極支持装置におい
て、支腕内に給水路と排水路を区画形成すると共に、環
状枠体に循環水路を形成し、該給水路,排水路および循
環水路の通水口をフランジおよび環状枠体の取付部に夫
々開口させ、該フランジに環状枠体をボルトにより固着
することで該循環水路が給水路および排水路と連通し冷
却水を循環できるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】中空筒状の支腕内にアクチュエータを設けると
共に、該支腕自体を良導電性材料により形成し電極への
送電に使用することにより、支腕の外部の邪魔な突出物
をなくすと共に電磁誘導発熱を低減させる。さらには、
クランプシュー,環状枠体等の交換,修理を容易ならし
める。
【0009】
【実施例】次に図1〜図5に従い本発明の実施例を説明
する。この実施例は3本の電極を有するアーク炉の電極
支持装置で、図1に示したように3本の支腕1が水平に
支持され電極2が該各支腕1の先端に支持され炉内に夫
々垂下されている。
【0010】上記支腕1はアルミニウム等の良導電性材
料により中空筒状に形成され、その先端には同材料でフ
ランジ3が形成されている。4は電極2を貫挿し得る内
径を有した環状枠体で、該環状枠体4は支腕1と同様に
アルミニウム等の良導電性材料に形成され、その肉厚部
内に循環水路5がクランク状に形成されたもので、その
一端に形成された取付部6を前記フランジ3に合致させ
ボルト7を貫挿することにより該環状枠体4をフランジ
3に対して着脱自在に固着している。
【0011】8は支腕1内に同心状に配設された円筒管
で、該円筒管8の外周上下面には支腕1の内壁面との間
に仕切壁9,9を長手方向に沿って設けることにより、
支腕1内に給水路10と排水路11とを区画形成してい
る。そして該給水路10,排水路11と連通する通水口
12,13をフランジ3に夫々開設すると共に、環状枠
体4にはその循環水路5の両端に連通する通水口14,
15を取付部6に夫々開設し、ボルト7の締付けにより
該取付部6をフランジ3に固着したとき該通水口12,
13と通水口14,15とが連通し、給水路10と循環
水路5と排水路11とが一連に連通し冷却水が循環し得
るようにしている。なお16は上記通水口の合着部に介
在する水漏防止用シールパッキンである。
【0012】しかして、18は支腕1の先端部内に設け
られた油圧作動式のアクチュエータで、該アクチュエー
タ18はその円筒状ボデーの前縁に取付用フランジ19
が一体に設けられ該取付用フランジ19をボルト20に
よりフランジ3に対して外側から止着することにより支
腕1内中心に装着され、その作動ロッド21を該支腕1
内に突出させ、その突出端にクランプシュー23をピン
22を介して連結している。なおアクチュエータ18は
内部に複数枚の皿バネ24が設けられ該皿バネ24の弾
性でピストン25が押圧され作動ロッド21を外方に突
出させるように付勢していると共に、給油管26から該
ピストン25に対して該皿バネ24の弾性に抗して作動
油が圧入されると該作動ロッド21は収縮し得るように
なっている。このため常態では皿バネ24の弾性により
クランプシュー23が電極2の外周面に圧着し該電極2
を支持すると共に、アクチュエータ18に作動油が圧入
されるとクランプシュー23が後退して電極2が離脱し
得る。
【0013】なお28は支腕1の後端部に設けられた給
電ケーブルで、該給電ケーブル28より供給される大電
流は支腕1を流れ、フランジ3,取付部6,環状枠体4
を介して電極2に流れる。
【0014】このように本発明の電極支持装置は、アク
チュエータ18を支腕1の中心に内蔵させているために
該支腕1に大電流が流されてもアクチュエータ18、或
いはその作動ロッド21等には誘導電流が起き難く誘導
発熱によりこれらの部材が損傷を起こすおそれが少な
い。
【0015】そしてクランプシュー23或いは環状枠体
4等が摩耗により損傷し取替えを要するときには、ボル
ト7およびピン22を外すだけで簡単にメンテナンス修
理ができる。
【0016】なお図6の電極支持装置は本発明の他の実
施例を示したもので、この場合アクチュエータ18の取
付用フランジ19を環状枠体4の取付部6にボルト29
により止着している。このためピン22を緩めて環状枠
体4を外せばこのアクチュエータ18も環状枠体4と共
に支腕1から取り出し得る。
【0017】
【発明の効果】このように本発明の電極支持装置は、メ
ンテナンスを容易ならしめると共に、電磁誘導による発
熱が抑えられ省エネルギー化が達成される。しかも支腕
の外に従来のように母線管,操作ロッド,給排水ホース
等を突出させないので周囲が非常にシンプルになり、電
極を移動させるのに邪魔になるものがないため、電極交
換作業等を容易ならしめ衝突事故の発生もなくなるなど
有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】電極支持装置の配置を示した平面図。
【図2】電極支持装置の縦断面図。
【図3】図2のAーA線断面図拡大図。
【図4】図2のBーB線断面図拡大図。
【図5】図2のCーC線断面図拡大図。
【図6】本発明の他の実施例を示した電極支持装置の縦
断面図。
【図7】従来の電極支持装置の縦断面図。
【符号の説明】
1 支腕 2 電極 3 フランジ 4 環状枠体 5 循環水路 6 取付部 7 ボルト 10 給水路 11 排水路 12,13,14,15 通水口 18 アクチュエータ 19 取付用フランジ 21 作動ロッド 22 ピン 23 クランプシュー 28 給電ケーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良導電性材料により中空筒状に形成され
    た支腕を略水平に支持し、該支腕の先端部にフランジを
    形成し、該フランジに棒状の電極を貫挿し得る良導電性
    の環状枠体をボルトにより着脱自在に固着すると共に、
    該支腕内にアクチュエータを内蔵し該アクチュエータの
    作動ロッドを該支腕の先端より前記環状枠体内に突出さ
    せその突出端に電極を挟着し得るクランプシューを連結
    してなることを特徴とした電極支持装置。
  2. 【請求項2】 支腕内に給水路と排水路を区画形成する
    と共に、環状枠体に循環水路を形成し、該給水路,排水
    路および循環水路の通水口をフランジおよび環状枠体の
    取付部に夫々開口させ、該フランジに環状枠体をボルト
    により固着することで該循環水路が給水路および排水路
    と連通し冷却水を循環できるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の電極支持装置。
JP8979592A 1992-03-13 1992-03-13 電極支持装置 Pending JPH05258858A (ja)

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