JPH05258836A - スパークプラグ - Google Patents
スパークプラグInfo
- Publication number
- JPH05258836A JPH05258836A JP8613692A JP8613692A JPH05258836A JP H05258836 A JPH05258836 A JP H05258836A JP 8613692 A JP8613692 A JP 8613692A JP 8613692 A JP8613692 A JP 8613692A JP H05258836 A JPH05258836 A JP H05258836A
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- JP
- Japan
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- insulator
- electrode
- ceramic heater
- spark plug
- alumina
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 火花放電のフラッシュオーバーを防止すると
共に、混合気及びセラミックヒーターによる加熱によっ
て生じる熱衝撃による絶縁体脚部の破損を防ぎ、更に低
温始動時における始動性を向上させてなるものである。 【構成】 ヒートパターンをメタライズしたアルミナグ
リーンシートを絶縁体中胴部に巻回し、若しくは直接ヒ
ートパターンを印刷した上、絶縁被覆した後絶縁体と共
に同時焼成することによりセラミックヒーターとするこ
とで、火花放電を行なう発火部とセラミックヒーターと
の距離を大きくし、更に混合気の影響を受けることが少
なくなるので、フラッシュオーバー及び絶縁体の破損を
防止することができ、更にセラミックヒーター自体の配
設に要する作業性を向上させることができる。
共に、混合気及びセラミックヒーターによる加熱によっ
て生じる熱衝撃による絶縁体脚部の破損を防ぎ、更に低
温始動時における始動性を向上させてなるものである。 【構成】 ヒートパターンをメタライズしたアルミナグ
リーンシートを絶縁体中胴部に巻回し、若しくは直接ヒ
ートパターンを印刷した上、絶縁被覆した後絶縁体と共
に同時焼成することによりセラミックヒーターとするこ
とで、火花放電を行なう発火部とセラミックヒーターと
の距離を大きくし、更に混合気の影響を受けることが少
なくなるので、フラッシュオーバー及び絶縁体の破損を
防止することができ、更にセラミックヒーター自体の配
設に要する作業性を向上させることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に装着され
るスパークプラグを構成する絶縁体の構造に関する。
るスパークプラグを構成する絶縁体の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内燃機関の燃焼室内での燃焼に伴
って発生するカーボンが、中心電極を保持する絶縁体に
付着し、汚損することを防止すべく、絶縁体脚部の外周
にセラミックヒーターを一体に設けてなるもの（実開昭
５５−１０２３９号）や、絶縁体上部の鍔部の上方に形
成される径小部にニクロム線等からなる発熱線輪を巻回
してなるもの（実公昭４９−２２９０３号）が提案され
ている。
って発生するカーボンが、中心電極を保持する絶縁体に
付着し、汚損することを防止すべく、絶縁体脚部の外周
にセラミックヒーターを一体に設けてなるもの（実開昭
５５−１０２３９号）や、絶縁体上部の鍔部の上方に形
成される径小部にニクロム線等からなる発熱線輪を巻回
してなるもの（実公昭４９−２２９０３号）が提案され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいて、例えば、絶縁体脚部の外周にセラミ
ックヒーターを一体に設けてなる実開昭５５−１０２３
９号の場合、絶縁体脚部に設けられる金属のヒーターパ
ターンが、絶縁体の保持する中心電極に近接することか
ら、中心電極から接地電極に対して行なわれる火花放電
が、上記セラミックヒーター上の金属製のヒートパター
ンへ行なわれるフラッシュオーバーが発生し易くなり、
更にセラミックヒーター自体が絶縁体脚部に設けられて
いることから内燃機関の燃焼室内に露出することとな
り、低温始動時においてセラミックヒーターが作動して
いると、混合気による冷却作用をこのセラミックヒータ
ーが直接受けることになるので、冷熱サイクルの繰り返
しにより生じる熱衝撃により、絶縁体が破損する欠点が
ある。
来のものにおいて、例えば、絶縁体脚部の外周にセラミ
ックヒーターを一体に設けてなる実開昭５５−１０２３
９号の場合、絶縁体脚部に設けられる金属のヒーターパ
ターンが、絶縁体の保持する中心電極に近接することか
ら、中心電極から接地電極に対して行なわれる火花放電
が、上記セラミックヒーター上の金属製のヒートパター
ンへ行なわれるフラッシュオーバーが発生し易くなり、
更にセラミックヒーター自体が絶縁体脚部に設けられて
いることから内燃機関の燃焼室内に露出することとな
り、低温始動時においてセラミックヒーターが作動して
いると、混合気による冷却作用をこのセラミックヒータ
ーが直接受けることになるので、冷熱サイクルの繰り返
しにより生じる熱衝撃により、絶縁体が破損する欠点が
ある。
【０００４】また、絶縁体上部の鍔部の上方に形成され
る径小部にニクロム線等からなる発熱線輪を巻回してな
る実公昭４９−２２９０３号の場合、絶縁体上部の鍔部
上方に形成される径小部にニクロム線等の発熱線輪を巻
回すると共に、この巻回するニクロム線等の発熱線輪と
主体金具との絶縁が必要となることから、そのために要
する作業工程が増加する上、上記絶縁体に形成される径
小部に巻回するニクロム線等の発熱線輪に対して発熱を
させるために通電させる必要から、リード線を外部に取
り出さねばならないので、このリード線取り出しのため
に絶縁体に溝加工などを施こさなければならず、著しく
作業性が低下しコストが上昇してしまうものである。
る径小部にニクロム線等からなる発熱線輪を巻回してな
る実公昭４９−２２９０３号の場合、絶縁体上部の鍔部
上方に形成される径小部にニクロム線等の発熱線輪を巻
回すると共に、この巻回するニクロム線等の発熱線輪と
主体金具との絶縁が必要となることから、そのために要
する作業工程が増加する上、上記絶縁体に形成される径
小部に巻回するニクロム線等の発熱線輪に対して発熱を
させるために通電させる必要から、リード線を外部に取
り出さねばならないので、このリード線取り出しのため
に絶縁体に溝加工などを施こさなければならず、著しく
作業性が低下しコストが上昇してしまうものである。
【０００５】そこで、この発明は上記従来のものの持つ
欠点を改善するものであり、簡単な構造により、効率よ
く絶縁体の汚損を防止してなるものである。
欠点を改善するものであり、簡単な構造により、効率よ
く絶縁体の汚損を防止してなるものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために、スパークプ
ラグを構成する中心電極を保持する絶縁体中胴部表面に
セラミックヒーターを配設してなるものである。
ラグを構成する中心電極を保持する絶縁体中胴部表面に
セラミックヒーターを配設してなるものである。
【０００７】そして、上記絶縁体中胴部表面に配設され
るセラミックヒーターを、アルミナ質のグリーンシート
上に、白金、タングステン等からなる金属とアルミナ粉
末を混合したペースト状のインクをメタライズしたもの
を上記絶縁体中胴部に周設する溝部に巻回し、若しくは
ペースト状のインクを絶縁体中胴部表面に印刷し、絶縁
被覆した後絶縁体と共に同時焼成してなるものである。
るセラミックヒーターを、アルミナ質のグリーンシート
上に、白金、タングステン等からなる金属とアルミナ粉
末を混合したペースト状のインクをメタライズしたもの
を上記絶縁体中胴部に周設する溝部に巻回し、若しくは
ペースト状のインクを絶縁体中胴部表面に印刷し、絶縁
被覆した後絶縁体と共に同時焼成してなるものである。
【０００８】
【作用】上記の構成を具えるので、絶縁体中胴部に配設
するセラミックヒーターと、絶縁体に保持される中心電
極先端との距離を多くとることができるので、火花放電
のフラッシュオーバーを防止することができ、また低温
始動時においてセラミックヒーターが作動していても、
セラミックヒーター自体が絶縁体中胴部に配設されてい
るので、混合気による冷熱サイクルを直接受け難くな
り、熱膨張係数の差による熱応力により発生する熱衝撃
によって絶縁体の破損を防止することができる。
するセラミックヒーターと、絶縁体に保持される中心電
極先端との距離を多くとることができるので、火花放電
のフラッシュオーバーを防止することができ、また低温
始動時においてセラミックヒーターが作動していても、
セラミックヒーター自体が絶縁体中胴部に配設されてい
るので、混合気による冷熱サイクルを直接受け難くな
り、熱膨張係数の差による熱応力により発生する熱衝撃
によって絶縁体の破損を防止することができる。
【０００９】更に、セラミックヒーターがアルミナ質の
グリーンシート上に、白金、タングステン等からなる金
属とアルミナ粉末を混合したペースト状のインクをメタ
ライズしたものを上記絶縁体中胴部に周設する溝部に巻
回し、若しくはペースト状のインクを絶縁体中胴部表面
に印刷し、絶縁体と共に同時焼成してなるものであるの
で、セラミックヒーターを配設するにあたっての作業工
程数を減らすことができる。
グリーンシート上に、白金、タングステン等からなる金
属とアルミナ粉末を混合したペースト状のインクをメタ
ライズしたものを上記絶縁体中胴部に周設する溝部に巻
回し、若しくはペースト状のインクを絶縁体中胴部表面
に印刷し、絶縁体と共に同時焼成してなるものであるの
で、セラミックヒーターを配設するにあたっての作業工
程数を減らすことができる。
【００１０】
【実施例】この発明を図に示す実施例により更に説明す
る。（１）は、この発明の実施例を具えるスパークプラ
グであり、このスパークプラグ（１）は、軸孔（３）の
先端に中心電極（４）を保持すると共に、その軸孔
（３）の後端内に抵抗体及び端子電極（５）を内封、固
持し、上部に通電用電極（６）を配置する絶縁体（２）
と、この絶縁体（２）を保持し、先端に上記中心電極
（４）の対向する位置に接地電極（８）を配置してなる
主体金具（７）から構成される。
る。（１）は、この発明の実施例を具えるスパークプラ
グであり、このスパークプラグ（１）は、軸孔（３）の
先端に中心電極（４）を保持すると共に、その軸孔
（３）の後端内に抵抗体及び端子電極（５）を内封、固
持し、上部に通電用電極（６）を配置する絶縁体（２）
と、この絶縁体（２）を保持し、先端に上記中心電極
（４）の対向する位置に接地電極（８）を配置してなる
主体金具（７）から構成される。
【００１１】そして、軸孔（３）の先端に中心電極
（４）を保持し、その軸孔（３）の後端内において抵抗
体及び端子電極（５）を内封、固持してなる絶縁体
（２）において、スパークプラグ（１）を構成し、中心
電極（４）を保持する絶縁体中胴部（９）表面にセラミ
ックヒーター（１０）を配設してなるものである。
（４）を保持し、その軸孔（３）の後端内において抵抗
体及び端子電極（５）を内封、固持してなる絶縁体
（２）において、スパークプラグ（１）を構成し、中心
電極（４）を保持する絶縁体中胴部（９）表面にセラミ
ックヒーター（１０）を配設してなるものである。
【００１２】そして、上記絶縁体中胴部（９）表面に配
設されるセラミックヒーター（１０）を、アルミナ質の
グリーンシート（１１）上に、白金、タングステン等か
らなる金属とアルミナ粉末を混合したペースト状のイン
ク（１１ａ）をメタライズしたものを上記絶縁体中胴部
（９）に周設する溝部（１２）に巻回し、若しくはペー
スト状のインクを絶縁体中胴部（１０）表面に印刷し、
アルミナペ−ストを絶縁被覆した後絶縁体（２）と共に
同時焼成してなるものである。
設されるセラミックヒーター（１０）を、アルミナ質の
グリーンシート（１１）上に、白金、タングステン等か
らなる金属とアルミナ粉末を混合したペースト状のイン
ク（１１ａ）をメタライズしたものを上記絶縁体中胴部
（９）に周設する溝部（１２）に巻回し、若しくはペー
スト状のインクを絶縁体中胴部（１０）表面に印刷し、
アルミナペ−ストを絶縁被覆した後絶縁体（２）と共に
同時焼成してなるものである。
【００１３】この発明は以上の構成を具えるので、低温
始動時において、内燃機関の燃焼室内において発生する
水分等の絶縁体（２）への付着を防止すべく絶縁体中胴
部（９）の表面に配設するセラミックヒーター（１０）
と、絶縁体（２）に保持される中心電極（４）先端との
距離を、従来のように絶縁体脚部（１３）にセラミック
ヒーター（１０）を配設した場合よりも多くとることが
できるので、絶縁体脚部（１３）先端の中心電極（４）
と接地電極（８）との火花放電においても、そのフラッ
シュオーバーを防止することができ、また低温始動時に
おいてセラミックヒーター（１０）が作動していても、
セラミックヒーター（１０）が絶縁体中胴部（９）に配
設されているので、直接混合気が付着することによる冷
却とセラミックヒーター（１０）自体による加熱からな
る冷熱サイクルを直接受け難くなり、この絶縁体（２）
とセラミックヒーター（１０）との熱膨張係数の差に起
因する熱応力により発生する熱衝撃によって絶縁体
（２）が破損することを防止できるものである。
始動時において、内燃機関の燃焼室内において発生する
水分等の絶縁体（２）への付着を防止すべく絶縁体中胴
部（９）の表面に配設するセラミックヒーター（１０）
と、絶縁体（２）に保持される中心電極（４）先端との
距離を、従来のように絶縁体脚部（１３）にセラミック
ヒーター（１０）を配設した場合よりも多くとることが
できるので、絶縁体脚部（１３）先端の中心電極（４）
と接地電極（８）との火花放電においても、そのフラッ
シュオーバーを防止することができ、また低温始動時に
おいてセラミックヒーター（１０）が作動していても、
セラミックヒーター（１０）が絶縁体中胴部（９）に配
設されているので、直接混合気が付着することによる冷
却とセラミックヒーター（１０）自体による加熱からな
る冷熱サイクルを直接受け難くなり、この絶縁体（２）
とセラミックヒーター（１０）との熱膨張係数の差に起
因する熱応力により発生する熱衝撃によって絶縁体
（２）が破損することを防止できるものである。
【００１４】更に、絶縁体中胴部（９）の表面に配設す
るセラミックヒーター（１０）を、ドクターブレード或
は成型プレスによって加工されるアルミナ質のグリーン
シート（１１）上に、白金、タングステン等からなる金
属とアルミナ粉末を混合したペースト状のインクをメタ
ライズしたものを、上記絶縁体中胴部（９）に周設する
溝部に（１２）巻回し、若しくはペースト状のインクを
絶縁体中胴部（９）表面にスクリーン法等により印刷
し、アルミナペ−ストを絶縁被覆した後絶縁体（２）と
共に同時焼成してなるものであるので、絶縁体中胴部
（９）に対してセラミックヒーター（１０）を配設する
にあたっての作業工程数を減らすことができる。
るセラミックヒーター（１０）を、ドクターブレード或
は成型プレスによって加工されるアルミナ質のグリーン
シート（１１）上に、白金、タングステン等からなる金
属とアルミナ粉末を混合したペースト状のインクをメタ
ライズしたものを、上記絶縁体中胴部（９）に周設する
溝部に（１２）巻回し、若しくはペースト状のインクを
絶縁体中胴部（９）表面にスクリーン法等により印刷
し、アルミナペ−ストを絶縁被覆した後絶縁体（２）と
共に同時焼成してなるものであるので、絶縁体中胴部
（９）に対してセラミックヒーター（１０）を配設する
にあたっての作業工程数を減らすことができる。
【００１５】そして、低温時においてスパークプラグ
（１）の中心電極（４）、絶縁体脚部（１３）等の発火
部において水分が付着し、絶縁抵抗が低下して始動不良
になった場合でも、セラミックヒーター（１０）の作動
により、上記発火部に付着した水分を蒸発せしめること
が可能となり、絶縁抵抗低下による始動不良を確実に防
止することができるものである。
（１）の中心電極（４）、絶縁体脚部（１３）等の発火
部において水分が付着し、絶縁抵抗が低下して始動不良
になった場合でも、セラミックヒーター（１０）の作動
により、上記発火部に付着した水分を蒸発せしめること
が可能となり、絶縁抵抗低下による始動不良を確実に防
止することができるものである。
【００１６】なお、ドクターブレード或は成型プレスに
よって加工されるアルミナ質のグリーンシート（１１）
上に、白金、タングステン等からなる金属とアルミナ粉
末を混合したペースト状のインクをメタライズしてなる
セラミックヒーター（１０）を、上記絶縁体中胴部
（９）に周設する溝部に（１２）巻回した場合、絶縁体
（２）の上部に配置する通電用電極（６）にリード線
（１４）を介して導通させるリード線取出部（１５）を
パッド印刷等で印刷した上、上記取出部及びセラミック
ヒーター（１０）をアルミナペーストにより被覆し、絶
縁体（２）と共に同時焼成してなるものである。
よって加工されるアルミナ質のグリーンシート（１１）
上に、白金、タングステン等からなる金属とアルミナ粉
末を混合したペースト状のインクをメタライズしてなる
セラミックヒーター（１０）を、上記絶縁体中胴部
（９）に周設する溝部に（１２）巻回した場合、絶縁体
（２）の上部に配置する通電用電極（６）にリード線
（１４）を介して導通させるリード線取出部（１５）を
パッド印刷等で印刷した上、上記取出部及びセラミック
ヒーター（１０）をアルミナペーストにより被覆し、絶
縁体（２）と共に同時焼成してなるものである。
【００１７】そこで、スパークプラグ（１）の発火部に
水分が付着した状態において、セラミックヒーターを導
通させた場合における絶縁抵抗の回復特性を検討したと
ころ、図４に示すように迅速に絶縁抵抗の回復がなされ
ることが確認された。
水分が付着した状態において、セラミックヒーターを導
通させた場合における絶縁抵抗の回復特性を検討したと
ころ、図４に示すように迅速に絶縁抵抗の回復がなされ
ることが確認された。
【００１８】
【発明の効果】以上のとおり、絶縁体中胴部にヒートパ
ターンを予め印刷したアルミナグリーンシートを巻回
し、若しくは直接印刷して絶縁被覆して絶縁体と共に同
時焼成することによりセラミックヒーターとし、配設す
ることにより、火花放電のフラッシュオーバーを防止す
ると共に絶縁体脚部の熱衝撃による破損を防ぐことがで
きるので耐久性を向上させることが可能となり、更に水
分等の付着による絶縁抵抗の低下による始動不良を回避
することができる優れた効果を有するものである。
ターンを予め印刷したアルミナグリーンシートを巻回
し、若しくは直接印刷して絶縁被覆して絶縁体と共に同
時焼成することによりセラミックヒーターとし、配設す
ることにより、火花放電のフラッシュオーバーを防止す
ると共に絶縁体脚部の熱衝撃による破損を防ぐことがで
きるので耐久性を向上させることが可能となり、更に水
分等の付着による絶縁抵抗の低下による始動不良を回避
することができる優れた効果を有するものである。
【図１】この発明の実施例であるスパークプラグの部分
断面図である。
断面図である。
【図２】この実施例におけるスパークプラグを構成する
絶縁体の正面図である。
絶縁体の正面図である。
【図３】絶縁体の分解正面図である。
【図４】ヒーター導通時の絶縁抵抗回復特性を示した図
である。
である。
１ スパークプラグ ２ 絶縁体 ３ 軸孔 ４ 中心電極 ５ 端子電極 ６ 通電用電極 ７ 主体金具 ８ 接地電極 ９ 絶縁体中胴部 １０ セラミックヒーター １１ アルミナグリーンシート １２ 溝部 １３ 絶縁体脚部 １４ リード線 １５ リード線取出部
Claims (2)
- 【請求項１】 中心電極を保持する絶縁体中胴部表面に
セラミックヒーターを配設してなるスパークプラグ。 - 【請求項２】 絶縁体中胴部表面に配設されるセラミッ
クヒーターを、アルミナ質のグリーンシート上に、白
金、タングステン等からなる金属とアルミナ粉末を混合
したペースト状のインクをメタライズしたものを上記絶
縁体中胴部に周設する溝部に巻回し、若しくはペースト
状のインクを絶縁体中胴部表面に印刷し、絶縁被覆した
後絶縁体と共に同時焼成してなるものとする請求項１記
載のスパークプラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8613692A JPH05258836A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | スパークプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8613692A JPH05258836A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | スパークプラグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05258836A true JPH05258836A (ja) | 1993-10-08 |
Family
ID=13878308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8613692A Pending JPH05258836A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | スパークプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05258836A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009043425A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Denso Corp | 内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 |
| CN102656759A (zh) * | 2009-12-15 | 2012-09-05 | 费德罗-莫格尔点火公司 | 用于内燃机的火花点火装置及其中心电极组件 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP8613692A patent/JPH05258836A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009043425A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Denso Corp | 内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 |
| CN102656759A (zh) * | 2009-12-15 | 2012-09-05 | 费德罗-莫格尔点火公司 | 用于内燃机的火花点火装置及其中心电极组件 |
| US8707922B2 (en) | 2009-12-15 | 2014-04-29 | Federal Mogul Ignition Company | Spark ignition device for an internal combustion engine and central electrode assembly therefor |
| US10027092B2 (en) | 2009-12-15 | 2018-07-17 | Federal-Mogul Ignition Company | Spark ignition device for an internal combustion engine and central electrode assembly therefore |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021203 |