JPH05257093A - アモルファスフッ素ポリマーをベースとする眼用レンズ - Google Patents

アモルファスフッ素ポリマーをベースとする眼用レンズ

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JPH05257093A
JPH05257093A JP3048591A JP4859191A JPH05257093A JP H05257093 A JPH05257093 A JP H05257093A JP 3048591 A JP3048591 A JP 3048591A JP 4859191 A JP4859191 A JP 4859191A JP H05257093 A JPH05257093 A JP H05257093A
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ophthalmic lens
formula
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lens according
copolymer
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JP3048591A
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English (en)
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Peter Hagmann
ハックマン ペーター
Peter Herbrechtsmeier
ヘルプレヒトスマイエル ペーター
Peter Hoefer
ヘッフェル ペーター
Horner Wilhelm
ヘルナル ヴィルヘルム
Der Haegen Harro M Von
ミューラー ファウ デー ハーゲン ハロー
Martin Reichner
ライヒネル マルチン
Horst Schaefer
シェーフェル ホルスト
Bernhard Seiferling
シャイフェルリンク ベルンハルト
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • G02B1/043Contact lenses

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基本的にアモルファスフッ素ポリマーからな
るコンタクトレンズ及び眼内レンズのような眼用レンズ
及びその製造法を提供することである。 【構成】 基本的に式I 【化8】 の単位及び式II −CF2 −CF2 − の単位(式中、a及びbは互いに独立して、0、1又は
2であり、かつ式中、R1 及びR2 は互いに独立して、
パーフルオロ化された低級アルキルである)を含有する
アモルファスコポリマーからなる眼用レンズ及びその製
造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基本的にアモルファスフ
ッ素ポリマーからなるコンタクトレンズ及び眼内レンズ
のような眼用レンズ、そのようなレンズの製造方法、そ
れに続く表面処理をはじめとする工程及び該アモルファ
スフッ素ポリマーの、コンタクトレンズ及び眼内レンズ
製造への使用に関する。
【0002】
【従来の技術】アモルファスフッ素ポリマーは数十年前
から知られているポリテトラフルオロエチレンをさらに
発展させたものである。アモルファスフッ素ポリマー
は、例えば、ヨーロッパ特許公開公報第073087号
又はヨーロッパ特許公開公報第111343号に開示さ
れている。ヨーロッパ特許公開公報第073087号に
よれば、これらは、テトラフルオロエチレン及びパーフ
ルオロ−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール、そ
して場合によっては、例えばプロピレン、イソブチレン
又はエチレンのような第三のモノマーから得られるコポ
リマーである。例えば上記したジオキソール又はその誘
導体の一定量を用いて製造されるポリテトラフルオロエ
チレン組成物はヨーロッパ特許公開公報第111343
号に開示されている。
【0003】1989年から、このようなアモルファス
フッ素ポリマーもまた市場で手に入るようになってい
る。たとえば、デュポン社は製品テフロンAF1600
〜2400(AFはアモルファスフッ素ポリマーを意味
する)を販売している。これらの製品はテトラフルオロ
エチレンとパーフルオロ−2,2−ジメチル−1,3−
ジオキソールのコポリマーである。
【0004】ヨーロッパ特許公開公報第073087号
によれば、その中に開示されているアモルファスコポリ
マーは、とりわけフッ化水素が用いられたり生成したり
する工程での化学反応の覗き窓などとしての使用に適し
ている。ヨーロッパ特許公開公報第111343号に開
示されたアモルファスコポリマーは注型部品の製造、と
りわけボールバルブ床のような滑らかな表面が重要であ
る場合に有用であると記載されている。デュポン社販売
のポリマー、テフロンAF1600及び2400はその
中の、製品の記載のところに、広い温度範囲及び化学的
に厳しい周囲条件下で用いられるものをはじめとする、
光学機器の被膜又は遮へい物として適当であると記載が
ある。他に、広告用資料の中でテフロンAFは医学、軍
事、航空宇宙及び工業部門の光学機器の理想的な候補で
あると述べている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】今日、驚くべきこと
に、とびぬけて有利な性質を有する光学レンズは、アモ
ルファスフッ素ポリマーから製造されうることが判明し
てきた。本発明によるコンタクトレンズ又は眼内レンズ
はたとえば、高い硬度及び高い酸素透過性をあわせ持
つ。さらにそれらは、それらがオートクレーブ処理され
得るような高いガラス遷移点を有する。加えて、それら
の結晶化度及び屈折率はきわめて低い。屈折率は、例え
ば涙液層の屈折率に近く作ることができ、そのため光線
の最適のコースが得られる。屈折率は例えば、用いるコ
モノマーの性質及び量を変えることにより調整できる。
本発明により、例えば、屈折率の低い円環状コンタクト
レンズもまたこのようにして製造できる。もし本発明に
よる眼内レンズを用いるなら、材料の性質からみて、続
発性白内障生成に関するトラブルはほとんどなくなると
思われる。
【0006】もし1.47と1.52の間の屈折率を有
する材料を用い、内側が円環状であるコンタクトレンズ
幾何学が用いられた場合、涙液とレンズ材料の間で屈折
率の違いによる人為的な非点残収差が起き、これは次い
でレンズ前面の曲面において、円環状の表面の助けを借
りて修正しなければならない。そのようなレンズの製造
及び装着は大変高価につく。
【0007】他方、本発明による、1.31と1.33
の間の屈折率を有するレンズ材料を比較的高い乱視性の
角膜を処置することに用いた場合、屈折率におけるジャ
ンプが全くないか、又はほんのわずかなジャンプを示す
のみである。望ましくない人為的な非点残収差の修正は
このようにして不必要である。これによりレンズ及びそ
の装置はきわめて安価になる。
【0008】もし比較的低い屈折率の材料を用いた場
合、通常、全体の厚みの分散は最適とはならない。極端
な場合には比較的急勾配なレンズ形の立ち上りは不適合
をもたらす。しかし、この影響は角膜強膜的設計を用い
ることにより避けることができる。11.5mmと13.
5mmの間の直径を有する角膜強膜的設計は、直径が大き
いので適合性を一般に改良するのみでなく、角膜強膜の
触感(haptic) と光学的に活性な表面との間のレンズの
バランスよい分配を可能にする。角膜強膜の触感は、こ
こでは完全に適合性の点に関して光学的要求を考慮せず
にデザインされる。低い屈折率でおきる、全体の厚みの
不利な分布は光学的に活性な部分にのみ影響し、決して
適合性に影響を与えない。
【0009】本発明の材料の他の大きな利点は高い酸素
透過性にあり、これは、特に角膜強膜的設計に適してい
ることを意味する。コンタクトレンズの裏に適当なすす
ぎの手段を組み込んで(ターボ作用、微量流涙その
他)、材料を、特に不利な環境下で角膜強膜的設計とと
もに用いることが可能であり、さらにはこの材料は数日
間の装着に適するようになる。
【0010】本発明による眼用レンズはそれゆえ、今日
までのコンタクトレンズや眼内レンズに関して記載され
てこなかった好ましい一連の要素を結合している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はそれゆえ、基本
的に式I:
【化4】 の単位と式II: −CF2 −CF2 − の単位(式中、a及びbは互いに独立して0、1又は2
であり、かつ式中R1 及びR2 は互いに独立してパーフ
ルオロ化された低級アルキルである)を含有するアモル
ファスコポリマーからなる眼用レンズに関する。
【0012】パーフルオロ化低級アルキルは7個まで、
特に4個までの炭素原子を含有しており、例えば、パー
フルオロ化メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル又はtert−ブチル、好ましくはトリ
フルオロメチルである。
【0013】式I及び式IIの単位はブロックで存在する
か、ランダムに交互に繰り返す。式Iの単位の含量は少
なくとも10モル%であり、特に10〜80モル%であ
る。
【0014】式Iの単位中の指標a及びbの合計は好ま
しくは2を越えない。指標a及びbは特に好ましくは0
である。特定の実施態様においては、a及びbはそれぞ
れ0であり、R1 及びR2 は各々の場合、パーフルオロ
化されたC1 −C4 アルキルであり、特にトリフルオロ
メチルである。この実施態様によればさらなるコモノマ
ーはなしで済ますことができ、式Iの単位の式IIの単位
に対するモル比は30:70から90:10の範囲であ
り、特に50:50から85:15の範囲である。特に
好ましい式Iの単位の式IIの単位に対する比は約50:
50及び約80:20である(これに関して“約”とは
偏差が±10%を超えないことを意味していると理解す
べきである。)
【0015】式I及び式IIの単位に加えて、該コポリマ
ーは、このコポリマーの40モル%までの量で他の単位
群を含んでいてもよい。これらの単位群はまたブロック
の形であっても、ランダムに互いに交互に、又は式Iも
しくは式IIの単位とランダムに交互に繰り返す。ここで
好ましい単位とは、式III :
【化5】 (式中、R3 は式Cn2n+1のパーフルオロ化アルキル
基であって、nは1ないし4であるか、R3 は式Cm
2m-1のパーフルオロ化シクロアルキル基であって、mは
5ないし8である)のもの、及び/又は式IV:
【化6】 (式中、X及びX’は互いに独立して水素又はフッ素で
あり、R4 及びR5 は互いに独立して水素、フッ素、低
級アルキル又はパーフルオロ化低級アルキルである)の
ものであり、X、X’、R4 及びR5 がフッ素である式
IVの単位を除く。
【0016】式Cn2n+1のパーフルオロ化アルキル基
とは、例えば、パーフルオロメチル、パーフルオロエチ
ル又はパーフルオロプロピルである。式Cm2m-1のパ
ーフルオロ化シクロアルキル基とは、例えば、パーフル
オロシクロヘキシル又はパーフルオロシクロペンチルで
ある。パーフルオロ化低級アルキルであるR4 又はR5
はR1 /R2 について上記に定義したとおりである。低
級アルキルであるR4又はR5 は7個まで、好ましくは
4個までの炭素原子を有し、特に、メチル、エチル、プ
ロピル又はブチルである。
【0017】式IVの単位はパーフルオロ化された単位、
部分的にフルオロ化された単位及びフッ素置換されてい
ない単位を含む。式IVのパーフルオロ化された単位とフ
ッ素置換なしの単位が好ましい。前者は、例えばX、
X’及びR5 がフッ素でありR4 がパーフルオロ化低級
アルキルであるものである。後者は、例えば、X、X’
及びR5 が水素、R4 が低級アルキルであるものであ
る。部分的にフッ素化された式IVの単位とは、例えば、
X、X’及びR5 が水素、R4 がパーフルオロ化低級ア
ルキルであるものである。
【0018】式III の単位とともに、又は式IVの単位と
ともに、式I及び式IIの単位は、例えば本発明による眼
用レンズを構成するコポリマー中に存在する。式I及び
IIの単位と式III 及びIVの単位の組み合わせもまた可能
である。
【0019】式III 及びIVの単位の総量は、それらが存
在する場合、好ましくはコポリマーの30モル%まで、
特に好ましくはコポリマーの20モル%までである。同
様に好ましい本発明の一実施態様は、しかし少なくとも
90モル%までの量、よりふさわしくは、95モル%ま
での量、かつ特に好ましくはもっぱら式I及びIIの単位
のみからなるコポリマーの眼科用レンズからなる。市場
で入手できるテフロンAF1600及びテフロンAF2
400又はそれらの混合物の眼用レンズ、特にコンタク
トレンズが最も好ましい。発明者の知識によれば、これ
らの材料は式Iの単位を各々50モル%及び80〜90
モル%含有する請求項4によって使用されるようなコポ
リマー類である。
【0020】コポリマーの製造に必要なモノマーは公知
であるか、又はそれ自体公知の方法により製造される。
例えば、コポリマー中の式Iの単位を提供するモノマー
は米国特許公報第3978030号中に記載されてい
る。コポリマー中の式II又はIVの単位を提供するモノマ
ー類はすべて市場で手に入れることができる。コポリマ
ー中の式III の単位を提供するモノマーは標準的な書籍
に記載してあり、例えばHouben-Weyl 補遺E20を参照
されたい。
【0021】本発明によるコンタクトレンズの製造に用
いられるアモルファスコポリマーの製造は、例えば、ヨ
ーロッパ特許公開公報第073087号及び11134
3号に記載されている。
【0022】本発明によるコポリマー類が熱可塑性プラ
スチックとして製造されるという事実からみて、それら
からコンタクトレンズを製造する豊かな可能性がある。
例えば、顆粒、粉末又は膜の形のアモルファスコポリマ
ーはそれぞれの場合において、ここでは出発材料として
用いられる。
【0023】本発明によるレンズはかくして、それ自身
公知の方法で、たとえば静的注型、スピン鋳込み、圧縮
成形、深絞り、熱成形法、旋盤切断又はレーザー機械加
工等によって作り出される。
【0024】これらの製造工程はそれ自身公知であり、
それゆえに熟練者にとってはこれ以上の詳細な説明は必
要ではない。しかし、レンズや半加工品の製造の途中で
のみ重合化する液体のモノマーもしくはモノマー混合
物、又は固体モノマーの溶液はコンタクトレンズの製造
の出発物質として一般に用いられる。本発明による製造
方法の特色は、熱可塑性である最終産物のコポリマーが
出発材料として行いられるということである。これらの
物質はそれ故、古典的なコンタクトレンズ製造法と並ん
で、コンタクトレンズの製造において通常には用いられ
ない径路、たとえばボタンの旋盤切断、個々の鋳型中で
のスピン鋳込み、静的注型等も、ある場合にはそれらの
変型の形で、本発明とともに用いることも許容してい
る。
【0025】静的注型は、例えば射出成形によって実施
される。このために、アモルファスコポリマーを160
〜240℃、好ましくは210〜220℃の温度で溶解
し、射出成形機によって鋳型に射出する。もし底のカー
ブ及び前面のカーブのある鋳型が用いられた場合、コン
タクトレンズは直接に製造され得る。さらに、アモルフ
ァスコポリマーの有機溶媒中溶液を凹カーブ及び凸カー
ブを有する鋳型に導入して鋳込み、その後溶媒を蒸発さ
せることによってコンタクトレンズを製造することが出
来る。この工程及び次の工程における好適な溶媒は、例
えばパーフルオロ化エーテル又はパーフルオロ化炭化水
素である。
【0026】スピン鋳込み法もまた本発明にしたがって
アモルファスコポリマー溶液をスピン鋳込みの型に導入
し、その後、型を回転させることにより用いられる。こ
の操作の間に溶媒は揮散する。型の寸法、回転の速度及
び導入溶液の粘度によって調節された寸法の完成コンタ
クトレンズが型の中に残る。
【0027】圧縮成形は本発明によって、例えば、アモ
ルファスコポリマーを融解し、型の中で圧縮すること、
又はアモルファスコポリマーの膜の圧縮成形によって実
施される。アモルファスコポリマーの膜は、それ自体公
知の方法で、例えば押し出し、吹き込み又はアモルファ
スコポリマーの溶液の流し込みにより製造される。
【0028】コンタクトレンズはまた、例えば上記した
ように製造された膜から、深絞り又は熱成形によって、
それ自体公知の方法で製造される。
【0029】本発明によるコンタクトレンズの最終製造
段階として旋盤切断もまたふさわしい。これは、もし、
例えば、上述した方法のうちの一つで得られる半加工品
がさらに加工が必要である場合に適用できる。「旋盤切
断」とは例えばコンタクトレンズボタンの従来の機械加
工を意味するものと理解してよい。相応する未完成品が
例えば射出成形、丸い棒の押し出し及びその分割、溶液
からの流し込み又は融解物の注型によって製造される。
これに関連して、“コンタクトレンズ半加工品”とはボ
タン状のもの又は半成形品、例えば底面カーブを備えた
半加工品を含む。典型的な半製品は厚さ4〜6mm、直径
10〜17mm、例えば12mm又は14mmである。
【0030】レーザー加工法もまた、本発明によって用
いられ、他の方法の一つによって製造された半加工品又
はコンタクトレンズが、それらがその表面をさらに微細
に加工することを必要とする場合の出発材料として用い
られる。
【0031】本発明による眼内レンズもまた公知の方法
で製造され、例えば旋盤切断法、又は粉末、顆粒もしく
は膜から圧縮成形する方法である。本発明による眼内レ
ンズには種々の触感が採用され得る。ここで触感は、型
の形状に統一されるか、又はそれに続いてレーザー裁断
により切断されてよい。さまざまな触感については、例
えば、P. FechnerがIntraokularlinsen, Grundlagen un
d Operationslehre(眼内レンズ、その原理と処置技
術)、Ferdinand Enke Verlag, Stuttgart1980で述
べている。
【0032】既述したように本発明の眼用レンズは高い
硬度及び酸素透過性のような優れた物理的パラメーター
を有する。例えば、60〜70N /mm2 の硬度及び28
0〜350単位のDk値が測定されている。それに対応す
る高い硬度は他の場合、Dk値を犠牲にしてのみ得られる
ものであり、その逆のこともまた言える。それゆえ例え
ば従来の、硬度が60〜70N /mm2 の材料はDk値は1
00未満であり、Dk値150を有する材料はその硬度は
40以下である。上述のこのような高い硬度とこのよう
な高い酸素透過性の組み合わせは、それゆえ、本発明に
よるコンタクトレンズ及び眼内レンズの優れた特徴であ
り、かなりかつ予想外に先行技術とそれらを区別するも
のである。他方、濡れ角度が比較的高いので、本発明の
眼科用レンズ、特にコンタクトレンズの場合はより濡れ
性にすることが望ましい。
【0033】このような訳で、本発明はさらに、上述の
方法で得られる眼用レンズの親水化方法、及びそのよう
に処理されたレンズに関する。親水化はそれ自体公知の
方法で実施され得る。好適な方法は、例えば、ガスによ
るプラズマ中での処理、親水性モノマーによるグラフト
重合、式Iの単位の変性による水酸基の導入又はコポリ
マー構成要素の酸化などである。
【0034】例えばコンタクトレンズの、ガスによるプ
ラズマ中での処理は、それ自体公知である。用い得るガ
スの例としてはO2 、O3 、N2 、He、Ar、NH3
又は例えば7個までの炭素原子を有する、CH4 のよう
な低級アルカン等を、それ自体で、混合物で、又は水蒸
気との混合物で用いる。しかし、本発明に関するプラズ
マ中でのガス処理は通常の条件(温度及び圧力)下でガ
スである物質の使用に限らない。そのかわりに“ガス”
なる用語はこの場合、本発明に関しては、高い蒸気圧を
有するために低い圧のプラズマを生じることの出来る化
合物をも含む。そのような化合物の例としては、低分子
量アルカン、アルケン、アルコール、アミン、アルデヒ
ド、カルボン酸、カルボン酸誘導体、例えば親水性エス
テルもしくはアミド及びエーテルなどであり、それらの
各々はそれら自体で、互いの混合物として、又は、例え
ば酸素、空気及び/又は水蒸気との混合物として用いら
れる。この場合、低分子量とは、特に200まで、好ま
しくは140まで、特に好ましくは88までの分子量を
有する化合物を意味する。
【0035】親水性モノマーによるグラフト重合もま
た、例えばヨーロッパ特許公開公報第220919号に
より公知である。これはプラズマ中又は溶液中で実施さ
れる。好適な親水性モノマーは、通常コンタクトレンズ
に用いられる親水性ビニルモノマー、例えばメタクリル
酸、メタクリル酸ヒドロキシエチル、ビニルピロリド
ン、N−ビニルメチルアセトアミド、ジメチルアクリル
アミド又はその同族体である。この親水化方法は好まし
くは炭化水素のような好適な溶媒、例えばトルエンもし
くはジメチルベンゼンのような芳香族炭化水素、又は例
えばヘキサンのような脂肪族炭水化物の中で、及びフリ
ーラジカルを形成する物質、例えば過−化合物(パーコ
ンパウンド)、例えば過酸化水素又は過酸類の存在下で
実施される。
【0036】コンタクトレンズ又は眼内レンズ中に常に
存在し、特定の表面処理を経ていない式Iの単位は、例
えば酸加水分解によって、又は塩基性媒体中、水素転移
剤の存在下で、その存在が同様に表面の親水性を増大さ
せる式V
【化7】 の基に転換される。このための好適な試薬の例として
は、好ましくは、特に環状エーテル、たとえばテトラヒ
ドロフランのようなエーテル類のような、水素を転移す
ることのできる溶媒又はアンモニア中のナトリウムもし
くはカリウムのようなアルカリ金属、あるいは、例えば
塩酸、硫酸もしくはトリフルオロ酢酸のような有機又は
無機の酸等の酸類である。本発明の眼用レンズはまた、
酸化剤、例えば過酸化水素もしくは硝酸を用いて、溶液
中で酸化的にも処理し得る。
【0037】
【実施例】本発明を実施例を用いて以下に詳述するが、
これらはいかなる意味においても本発明を制限しようと
するものではない。
【0038】A:半加工品、半完成レンズ、コンタクト
レンズ及び眼内レンズの製造
【0039】実施例1:テフロンAF1600又は24
00の顆粒を210〜220℃で好適な方法で射出成形
機中で溶解し、金型中に射出した。射出型は一個取金型
又は多数個取金型として製作された。成形組成物の追加
圧及び金型中の射出成形物の冷却は、直径約14mm及び
厚さ6mmを有する実質的に応力のかからない半加工品が
得られるように調整された。残存応力は次にこの半加工
品を大気中もしくは窒素下、又は真空中で110℃〜1
90℃で焼きなましすることによって除くことができ
た。
【0040】他の方法としては押し出し機中で溶解した
重合体を、約14mmの直径を有する円柱状に加工した。
この柱を全体として焼きなましするか、6mm厚みのボタ
ン状に切断して焼きなましした。
【0041】実施例2a:顆粒を実施例1に記載したよ
うにして射出金型中に射出した。この金型は凸形状のイ
ンサートを備えたものである。インサートの旋回半径は
所望のコンタクトレンズの底面のカーブに相応するもの
である(いわゆる“底面カーブを備えた半加工品”)。
この旋回半径は球面状である。しかし底面カーブを備え
た半加工品はまた、非球形状、とりわけだ円形状でもあ
りうる。選択的に、インサートを、レンズの直径及びレ
ンズの縁を包含するように提供してもよい。最終的なコ
ンタクトレンズは、これらの半加工品の前面を旋盤切削
することにより得られた。
【0042】実施例2b:この実施態様によれば、イン
サートは形状が凹型であって、相応する底面カーブを旋
盤切削によって加工した後に、平らなレンズ、集光レン
ズ又は散光レンズが得られる。ここではまた最終的レン
ズの直径及びレンズの縁を包含していてもよい。
【0043】実施例3:実施例1のように顆粒を好適な
方法で可塑化しコンタクトレンズ金型に射出する。この
金型はレンズの所望の底面カーブ、ジオプトリ、直径、
斜角及び縁を複製するように形づくられている。底面カ
ーブは球状、非球状又はある特定の実施態様では、所望
により楕円形である。
【0044】実施例4:テフロンAF1600又は24
00の粉末又はそれらの均衡のとれた量の混合物を好適
な圧縮金型中で200°〜220℃に加熱し、圧力下で
圧縮した。金型中で材料又はコンタクトレンズを金型中
で放冷し、一方、圧は保ったままにした。用いられた金
型はボタン金型、半成形(実施例2)又はレンズ成形
(実施例3)のように形づくられている。測定した顆粒
又は粉末の量は用いられた金型により、次のとおりであ
った。 −ボタン用 0.5〜1.5g −半成形品用 0.1〜0.9g −レンズ用 15〜100mg
【0045】実施例5:テフロンAF1600もしくは
2400の顆粒又は粉末を好適な可塑化単位で可塑化
し、材料をスリット穴を通して押し出した。生成した
0.2〜0.5mm厚みの膜は直接に、又は後にコンタク
トレンズ金型中で成形工程、熱成形、深絞り又は圧縮成
形によって成形されたりプレスされたりして、コンタク
トレンズ又は眼内レンズになる。それにかわって、ブロ
ー工法によって該膜が作られてもよい。
【0046】実施例6:テフロンAF1600又は24
00の顆粒又は粉末約8〜10%を、例えば商標名ガル
デン(Galden,Montedison社)又は商標名フルオリナー
ト(Fluorinert,3M社)のような過フッ化溶媒中に溶
解し、必要とあれば加熱した。膜を、加熱、送風機又は
真空によって溶媒を除去することにより製造した。この
膜を成形工程の一つによってコンタクトレンズに成形し
た(実施例5参照)。
【0047】実施例7:実施例6によって得られた、コ
ポリマーの溶液を事前に組み立てた型の中に導入した。
溶媒を加熱又は減圧下で揮散させた。金型は、レンズの
前面をそのジオプトリ、直径及びレンズ端部の形状とと
もに複写するように作られたものである。底面のカーブ
は次に、相応する、その半径を組み込んだ押し抜き具に
よって形づくられる。
【0048】実施例8:実施例6によって得られた溶液
を、事前に組み立てた、それ自身の軸のまわりを回転す
る金型中に導入した。金型はレンズの前面を、そのジオ
プトリ、直径及び縁と共に複写するように作られたもの
である。溶媒を、加熱によって蒸散させ、その間、同時
に金型を回転した。底面カーブのさまざまな半径が回転
速度を調整することによって得られる。(いわゆるスピ
ン鋳込み工法)。
【0049】B:コンタクトレンズ又は眼内レンズを親
水化する実施例
【0050】実施例9:上記実施例のうちの1つにより
完成したコンタクトレンズを、濡れ性を改良する目的で
常圧でコロナ放電に暴露した。コンタクトレンズを、次
いで生理的食塩水で平衡状態にした。その後、表面は均
一に濡れるようになった。
【0051】実施例10:表面処理をされていない本発
明のコンタクトレンズをプラズマ放電に暴露した。これ
はO2 又はO3 雰囲気中で発生させた。これらのガスに
水蒸気を混合してもよい。10秒から15分の処理時間
の後にレンズは40°未満の濡れ角度を有するようにな
った。(処理しない場合は100°を越える)同様の結
果はN2 、He、Ar、NH3 又はCH4 を、それら単
独で、又はそれらの混合物で、はじめた場合にも達成さ
れた。
【0052】実施例11:未処理の表面を有する本発明
によるコンタクトレンズを、Arプラズマを用いて活性
化した。メタクリル酸、メタクリル酸ヒドロキシエチ
ル、メタクリルアミド、ビニルピロリドン又はN−ビニ
ルメチルアセトアミドのような親水性モノマーを用いた
グラフト重合体により親水性表面が製造された。同様の
結果はN2 又はO2 のプラズマからスタートしても達成
された。
【0053】実施例12:未処理の表面を有する本発明
のコンタクトレンズ又は眼内レンズの表面を、フリーラ
ジカルを形成する強力な薬品としてのH22 で、ヘキ
サン溶液中で活性化し、実施例11の親水性モノマーを
加えてグラフト重合化した。生理的食塩水で平衡化の
後、表面の濡れ性は非常に改良された。
【0054】実施例13:未処理の表面を有する本発明
のコンタクトレンズをNa/NH3、又はNa/テトラ
ヒドロフラン(商標名:Tetra Etch, Gore社)に浸漬法
で暴露した。アセトン、次いで水で処理した後、過剰の
試薬をすすぎ去り、生理食塩水で平衡状態にした。この
処理は室温で、又は100℃までの温度で1〜60秒間
実施された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 (72)発明者 ペーター ヘルプレヒトスマイエル ドイツ連邦共和国 6240 ケニッヒシュタ イン フリードリッヒ−ストルツェ−シュ トラーセ 10 (72)発明者 ペーター ヘッフェル ドイツ連邦共和国 8750 アシャッフェン ブルグ カールスバーデル シュトラーセ 50 (72)発明者 ヴィルヘルム ヘルナル ドイツ連邦共和国 8751 スルツバッハ /エム ケニッヒスベルゲル シュトラー セ 25 (72)発明者 ハロー ミューラー ファウ デー ハー ゲン ドイツ連邦共和国 8752 ラウファッハ ベルクシュトラーセ 23 (72)発明者 マルチン ライヒネル ドイツ連邦共和国 8750 アシャッフェン ブルグ ヴァイセンブルゲル シュトラー セ 46 (72)発明者 ホルスト シェーフェル ドイツ連邦共和国 8750 アシャッフェン ブルグ 19 ヴィーゼナウ 2 (72)発明者 ベルンハルト シャイフェルリンク ドイツ連邦共和国 8752 ゴルトバッハ ヴォールファールトシュトラーセ 6

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本的に、式I: 【化1】 の単位及び式II: −CF2 −CF2 − (II) の単位(式中、a及びbは互いに独立して、0、1又は
    2であり、かつ式中、R1 及びR2 は互いに独立して、
    パーフルオロ化された低級アルキルである)を含有する
    アモルファスコポリマーからなる眼用レンズ。
  2. 【請求項2】 a及びbが0である請求項1記載の眼用
    レンズ。
  3. 【請求項3】 a及びbが0であり、R1 及びR2 がパ
    ーフルオロ化されたC1 −C4 アルキルである、請求項
    1記載の眼用レンズ。
  4. 【請求項4】 R1 及びR2 がトリフルオロメチルであ
    る、請求項3記載の眼用レンズ。
  5. 【請求項5】 式IIの単位に対する式Iの単位のモル比
    が30:70から90:10の範囲内にある、請求項1
    記載の眼用レンズ。
  6. 【請求項6】 式III : 【化2】 (式中、R3 は式Cn2n+1のパーフルオロ化アルキル
    基であって、nは1ないし4であるか、又は式中、R3
    は式Cm2m-1のパーフルオロ化シクロアルキル基であ
    って、mは5ないし8である)の単位、及び/又は式I
    V: 【化3】 (式中、X及びX′は互いに独立して水素又はフッ素で
    あり、R4 及びR5 は互いに独立して水素、フッ素、低
    級アルキル又はパーフルオロ化低級アルキルである)の
    単位であって、X、X′、R4 及びR5 がフッ素である
    式IVの単位を除くものを、コポリマーの40モル%まで
    の量で含有する、請求項1記載の眼用レンズ。
  7. 【請求項7】 コポリマーが、少なくとも90モル%ま
    での量の式I及びIIの単位よりなる請求項6記載の眼用
    レンズ。
  8. 【請求項8】 コポリマーが、式I及びIIの単位に加え
    て式III の単位を含有する請求項6記載の眼用レンズ。
  9. 【請求項9】 コポリマーが、式I及びIIの単位に加え
    て、式III 及びIVの単位を含有する請求項6記載の眼用
    レンズ。
  10. 【請求項10】 a及びbが0である、請求項8記載の
    眼用レンズ。
  11. 【請求項11】 a及びbが0である、請求項9記載の
    眼用レンズ。
  12. 【請求項12】 テフロンAF1600からなる、請求
    項1記載の眼用レンズ。
  13. 【請求項13】 テフロンAF2400からなる、請求
    項1記載の眼用レンズ。
  14. 【請求項14】 テフロンAF1600及びテフロンA
    F2400の混合物からなる、請求項1記載の眼用レン
    ズ。
  15. 【請求項15】 コンタクトレンズである、請求項1な
    いし14のいずれか1項に記載の眼用レンズ。
  16. 【請求項16】 眼内レンズである、請求項1ないし1
    4のいずれか1項に記載の眼用レンズ。
  17. 【請求項17】 請求項1に定義されているアモルファ
    スコポリマーから出発して、静的注型、スピン鋳込み、
    圧縮成形、深絞り、熱成形、旋盤切断又はレーザー機械
    加工によってレンズを製造することよりなる、請求項1
    記載の眼用レンズの製造方法。
  18. 【請求項18】 コンタクトレンズ製造のための、請求
    項1に定義されたアモルファスコポリマーの使用。
  19. 【請求項19】 眼内レンズ製造のための、請求項1に
    定義されたアモルファスコポリマーの使用。
  20. 【請求項20】 ガスによるプラズマ中での処理、親水
    性モノマーによるグラフト重合、式Iの単位の変性によ
    る水酸基の導入又はコポリマー構成成分の酸化による、
    それ自体公知の方法によって表面を親水化することより
    なる、請求項1記載の眼用レンズの表面を親水化する方
    法。
  21. 【請求項21】 表面をガスによるプラズマ処理により
    親水化する、請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 表面を、水素を転移する溶媒中でアル
    カリ金属を用いて水酸基を導入することにより、表面を
    親水化する、請求項20記載の方法。
  23. 【請求項23】 酸加水分解の方法による水酸基の導入
    により、表面を親水化する、請求項20記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項20ないし23の方法のいずれ
    か1つによって得られるコンタクトレンズ。
JP3048591A 1990-02-23 1991-02-22 アモルファスフッ素ポリマーをベースとする眼用レンズ Pending JPH05257093A (ja)

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CH57690 1990-02-23
CH213590 1990-06-27
CH576/90-5 1990-06-27
CH2135/90-7 1990-06-27

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AU7118391A (en) 1991-08-29
IL97269A0 (en) 1992-05-25
EP0443986A1 (de) 1991-08-28
IE910607A1 (en) 1991-08-28
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PT96840A (pt) 1993-03-31

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