JPH05254411A - エアブレーキシステムおよびこれに用いるリレーバルブ - Google Patents

エアブレーキシステムおよびこれに用いるリレーバルブ

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JPH05254411A
JPH05254411A JP9023192A JP9023192A JPH05254411A JP H05254411 A JPH05254411 A JP H05254411A JP 9023192 A JP9023192 A JP 9023192A JP 9023192 A JP9023192 A JP 9023192A JP H05254411 A JPH05254411 A JP H05254411A
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valve
pressure
brake
reservoir
relay
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Koji Takahashi
孝治 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パニックブレーキ時にリレーバルブの給気弁開
放状態が継続されないようにして、アンチスキッド制御
によるブレーキ弛めの遅れを防止する。 【構成】第1の手段では、ブレーキバルブ27からアン
チスキッド制御用バルブ28に供給される最高圧力を、
レザーバ24からリレーバルブ29に供給されるサプラ
イ圧よりも所定値低くする。また、第2の手段では、リ
レーバルブ29のリターンスプリングをケージド化する
ことによって、リレーバルブのピストン上下の圧力バラ
ンスのくずれを補完し、リレーバルブ29が開きっ放し
になるのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばトラックや
トラクタ・トレーラ等の比較的大型の車両に装備され、
ブレーキバルブからリレーバルブに入力される圧力を制
御することにより、アンチスキッド制御を行うエアブレ
ーキシステムおよびこれに用いるリレーバルブに関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】一般に、エアブレーキ
システムでは、ブレーキの作動遅れを防ぐため、ブレー
キバルブからブレーキ作動器に至る間にリレーバルブが
ある。このリレーバルブは、ブレーキバルブから受ける
入力圧に応じて、レザーバからのエア圧を調整し、その
調整したエア圧をブレーキ作動器に供給する。そこで、
こうしたリレーバルブを含むエアブレーキシステムにお
いて、アンチスキッド制御を行うとき、アンチスキッド
制御用バルブはリレーバルブへの入力圧を制御するため
に用いられる(特開昭52−119769号、特開昭5
3−62066号の各公報を参照)。
【0003】ところが、アンチスキッド制御用バルブを
含むエアブレーキシステムにおいて、運転者がパニック
(フル)ブレーキをかけるようブレーキバルブを操作し
たとき、リレーバルブは排気弁/給気弁がともに閉じる
バランス状態を越えて、給気弁が開きっ放しの状態とな
る。そして、アンチスキッド制御の開始時に、アンチス
キッド制御用バルブによりリレーバルブの入力圧(コン
トロール圧)を低下させても、リレーバルブが給気弁開
放状態からバランス状態に移行する間、ブレーキ作動器
への供給圧(デリバリ圧)は低下せず、車輪のブレーキ
弛めに遅れ(タイムラグ)が生じるという問題があるこ
とが分かった。
【0004】
【発明の目的】この発明は、パニックブレーク時にリレ
ーバルブの給気弁開放状態が継続されないようにして、
アンチスキッド制御によるブレーキ弛めの遅れを防止す
ることを目的とする。
【0005】
【そのための手段および作用】アンチスキッド制御につ
いてのブレーキ弛め遅れの原因は、リレーバルブが開き
っ放しになることにあると考えられる。そこで、この発
明の手段を理解しやすくするため、まず、リレーバルブ
が開きっ放しになる理由を明らかにする。図4は、リレ
ーバルブの入出力特性を示す図である。細い実線で示す
特性aが入力圧(コントロール圧)、太い実線で示す特
性bがブレーキ作動器への供給圧(デリバリ圧)であ
る。点Kで示す入力圧の最高圧は、従来、リレーバルブ
に別の配管を介して接続されるレザーバの圧力(サプラ
イ圧)と同圧(たとえば、7〜8kg/cm2程度の圧力)で
ある。特性aは、原点Oから延びる直線であるが、特性
bは、リレーバルブの損失分Aがあるため、点Pから始
まり、しかも、リレーバルブのピストン上下の受圧面積
のちがいから、その傾きが特性aの直線よりも少し大き
い。したがって、レザーバの圧力に達する点J以後、入
力圧が最高圧の点Kまで上昇するのに対し、ブレーキ作
動器への供給圧は一定となる。点J以後、ブレーキ作動
器への供給圧は、太い破線で示すようには上昇すること
ができないので、リレーバルブのピストン上下の圧力バ
ランスがくずれ、給気弁を開く方向に付勢され、リレー
バルブが開きっ放しになるのである。
【0006】この発明の第1の手段では、ブレーキバル
ブからアンチスキッド制御用バルブに供給される最高圧
力を、レザーバからリレーバルブに供給されるサプライ
圧に対して所定値低くするようにする。すなわち、第1
の手段は、減圧バルブ等の圧力制限手段を用いることに
よって、前記の点J以後あるいは点Jに達する前段階か
らリレーバルブの入力圧を抑える(たとえば、図4に細
い破線cで示すように)。それによって、リレーバルブ
のピストン上下の圧力バランスを保ち、リレーバルブが
開きっ放しになることを防ぐ。また、この発明の第2の
手段では、リレーバルブのピストンを給気弁が閉じ排気
弁が開く非作動位置に向けて付勢するリターンスプリン
グについて、前記ピストンが排気弁および給気弁をとも
に閉じる位置から排気弁を閉じたまま給気弁を開く方向
に移動するとき、その付勢力が増加するように構成す
る。すなわち、第2の手段は、たとえばリターンスプリ
ングをケージド化したり、あるいはスプリングを2本設
けたりすることによって、リレーバルブのピストン上下
の圧力バランスのくずれを補完し、リレーバルブが開き
っ放しになることを防ぐ。もう少し具体的にいうと、ケ
ージド化の場合には、リターンスプリング長をバランス
位置で強い付勢力を作用させるように規制し、また、リ
ターンスプリングを2本設ける場合には、一つは常時弱
い付勢力を、もう一つはバランス位置で強い付勢力をそ
れぞれ作用させるように設置する。第1および第2の各
手段は、それぞれ単独で適用することもできるし、それ
らを組合せることによって、アンチスキッド制御のレス
ポンス特性をより安定化させることもできる。
【0007】
【第1の手段に応じる実施例】図1は、この発明をトラ
クタ・トレーラに適用した場合における、エアブレーキ
システムの基本構成を示す。図1において、2点鎖線で
示す線10の部分がトラクタとトレーラとの連結部であ
り、線10の一方の側(左)がトラクタ側で、他方の側
(右)がトレーラ側である。連結部には、電気系統のカ
プラ11のほか、2つのホースカプラ12S,12Eが
ある。制動力源となる圧縮空気は、エアコンプレッサ2
1からエアドライア22を通してメインのレザーバ23
に蓄積される。このレザーバ23内の圧縮空気は、たと
えば7〜8kg/cm2程度の規定圧力である。そして、その
圧縮空気は、管路31を通して2つのサブのレザーバ2
4,25に貯えられ、トラクタ側の制動力源となり、ま
た、エマージェンシライン32およびホースカプラ12
E等を通してレザーバ26に貯えられ、トレーラ側の制
動力源となる。ブレーキバルブ27は2系統バルブであ
る。そのアッパー側の入力ポートは管路33aを通して
レザーバ24に接続され、また、ロア側の入力ポートは
管路33bを通してレザーバ25に接続される。ブレー
キバルブ27の出力ポートからの接続について、アッパ
ー側のみ示されロア側は省略されているが、ロア側もア
ッパー側と同様である。ブレーキバルブ27のアッパー
側の出力ポートからはサービスライン(コントロールラ
イン)34が延びて、ホースカプラ12sに通じる。ブ
レーキバルブ27は、運転者のペダル踏力および踏込み
量に応じて、サービスライン34から分岐した管路35
を通してリレーバルブ装置40にコントロール圧を入力
する。リレーバルブ装置40は、アンチスキッド制御用
バルブ28とリレーバルブ29とが一体化した構造(前
記した特開昭53−62066号の公報に示すものと同
様な構造)である。アンチスキッド制御用バルブ28
は、電子コントロールユニット(ECU)50からの指
令に応じて、リレーバルブ29への入力圧を制御する。
電子コントロールユニット50は、車輪の回転状態を監
視する車輪速センサーからの検出信号を受け、それに基
づいて車輪の回転状態を判別する。アンチスキッド制御
用バルブ28による制御の有無にかかわらず、リレーバ
ルブ29は、ブレーキバルブ27側からの入力圧を受
け、別の管路36を通してブレーキ作動器61にレザー
バ24から圧縮空気を供給し、車輪にブレーキを作用さ
せる。このとき、ブレーキ作動器61に対する供給圧
は、リレーバルブ29の入力圧に応じて規定されること
は勿論である。
【0008】トレーラ側において、トラクタ側のリレー
バルブ装置40に相当するものは、リレーエマージェン
シバルブ装置80である。リレーエマージェンシバルブ
装置80は、アンチスキッド制御用バルブ88とリレー
エマージェンシバルブ89とを一体化した構造である。
アンチスキッド制御用バルブ88は、カプラ11に接続
された電子コントロールユニット50′からの指令を受
け、リレーエマージェンシバルブ89への入力圧を制御
する。また、リレーエマージェンシバルブ89は、リレ
ーバルブ29と同様に、その入力圧に応じてレザーバ2
6から管路37を通してブレーキ作動器62に圧縮空気
を供給する。さらに、リレーエマージェンシバルブ89
は、ホースカプラ12Eが外されたり、エマージェンシ
ライン32が破損したような場合、トレーラ側に非常ブ
レーキをかけるように機能する。
【0009】さて、図1に示す実施例では、レザーバ2
4からブレーキバルブ27を介してアンチスキッド制御
用バルブ28,88に至る配管系に、圧力制限手段であ
る減圧バルブ100を設けている。トラクタ側における
減圧バルブ100は、サービスライン34から分岐した
管路35の途中にあり、また、トレーラ側における減圧
バルブ100は、ホースカプラ12Sから延びる管路3
8の途中にある。この場合、トラクタ側およびトレーラ
側の両減圧バルブ100を共用することもできる。共用
する場合、1つの減圧バルブ100を、管路38の分岐
点Sとレザーバ24との間に設けるようにする。また、
リレーバルブ29に対する供給圧を、リレーエマージェ
ンシバルブ89と同様にレザーバ24よりも上流側から
与えるようにすることによって、管路31に減圧バルブ
100を設けることもできる。さらに、レザーバ24と
ブレーキバルブ27との間に別のレザーバを追加し、そ
の追加したレザーバとレザーバ24との間に減圧バルブ
100を設けることもできる。
【0010】こうした種々の配置をとりうる減圧バルブ
100は、ブレーキバルブ27からアンチスキッド制御
用バルブ28,88に供給される最高圧力を減圧して制
限する。この減圧バルブ100による減圧量について
は、リレーバルブの入出力特性に応じて設定するが、た
とえば、0.5kg/cm2程度である。要するに、減圧バル
ブ100は、前記の図4に細い破線cで示すような特性
を得るように機能する。そのため、運転者がパニックブ
レーキをかけたときでも、リレーバルブにおけるバラン
ス状態が大きくくずれることがなくなる。その結果、リ
レーバルブ29およびリレーエマージェンシバルブ89
が開きっ放しになることはなく、パニックブレーキ時に
アンチスキッド制御が開始した場合でも、その制御の応
答性は非常に良い。
【0011】ここで、減圧バルブ100については、公
知の種々の構造のものを用いることができる。図2は、
適用する減圧バルブ100の一例を示す断面図である。
減圧バルブ100の本体101には、下部に入口10
2、側部に出口103がそれぞれあり、上部に調整用キ
ャップ部材104がねじ結合している。調整用キャップ
部材104は、内部のスプリング105の一方のばね受
けを兼ね、本体101に対するねじ込み位置を変えるこ
とにより、減圧バルブ100の減圧量を調整し設定する
ことができる。ロックナット106は、調整用キャップ
部材104のロック用である。キャップ部材104およ
び本体101からなるハウジングの中には、スプリング
105の力を受けつつ段付きのプランジャ107が上下
動可能に入っている。プランジャ107の段差部分には
O−リング108があり、プランジャ107の受圧面積
を規定している。また、プランジャ107の下端にバル
ブ部材109がある。バルブ部材109は、本体101
側の凸部101aを弁座として給排気弁を構成する。こ
のバルブ部材109は、ガイドロッド110を介してプ
ランジャ107に案内されつつ、バルブスプリング11
1の力を受けて上下方向に移動可能である。減圧バルブ
100は、設定圧力以下では図示のように入口102側
から出口103側への圧縮空気の自由な流れを認める。
しかし、設定圧力、つまり、前記した点J近くの圧力に
達すると、スプリング105の力に打ち勝ってプランジ
ャ107が上方に動く。それに伴って、バルブ部材10
7が弁座101aに座し、出口103側の圧力を入口1
02側に比べて所定量だけ減圧あるいは制限することに
なる。
【0012】
【第2の手段に応じる実施例】図3は、リレーバルブの
リターンスプリングの構成を変えることによって、リレ
ーバルブが開きっ放しになることを防ぐようにしたリレ
ーバルブの一例を示す断面図である。なお、リターンス
プリング以外の部分は従来からの構造と同様であるの
で、簡単に説明する。リレーバルブ200の本体201
は、上下の2つの本体部分202,203からなる。両
本体部分202,203は、シールリング204をはさ
んで互いに結合され、内部に空間を形成している。その
空間の中に、ピストン210が上下動可能に設けられて
いる。このピストン210は、外周にO−リング211
を保持し、内部の空間を上室212と下室213とに区
画する。上室212は入力室であり、本体部分202に
設けたコントロールポート302から、アンチスキッド
制御用バルブを介してブレーキバルブからの入力圧を受
ける。また、下室213は出力室であり、中央の給気弁
222およびサプライポート402から、レザーバから
の供給圧を受け、それをデリバリポート403を通して
ブレーキ作動器に供給する。
【0013】下部本体203の中央には、下室213を
大気に連絡する排気通路300がある。筒形のバルブ部
材310が、その排気通路300の一部を構成する。こ
のバルブ部材310は、上端にゴム部材320を保持し
ている。このゴム部材320は、下部本体203に設け
た弁座203aとともに給気弁222を構成する一方、
ピストン210の下端の弁座210aとともに排気弁2
23を構成する。こうしたリレーバルブ200では、一
般に、コントロール圧の排気に対してデリバリ圧の排気
が遅れることにより、ピストン210に対してリターン
スプリングは必ずしも必要としない。ブレーキを作動し
ないとき、ピストン210はリターンスプリングなしで
も、図示のような戻り位置をとる。しかし、ブレーキ作
動器の排気を迅速に行うため、ピストン210には、給
気弁222が閉じ排気弁223が開く非作動位置に向け
て付勢するリターンスプリングが設けられる。
【0014】リターンスプリングは、通例、ピストン2
10を一方のばね受けとして設置される。しかし、ここ
では、リターンスプリング500をケージド化してい
る。ケージド化によって規制するスプリング長は、ピス
トン210が下方に動くとき、排気弁223および給気
弁222をともに閉じる位置から排気弁223を閉じた
まま給気弁222を開こうとする段階で、ピストン21
0がリターンスプリング500から力を受けるように設
定する。ケージド化の形態はいろいろとりうる。図に示
す例では、リターンスプリング500に対する一方のば
ね受け610と他方のばね受け620とを、2ヶ所ない
しは3、4ヶ所のフック部630によって長さ規制する
ようにしている。各フック部630は、一方のばね受け
610に設けたフック片631と、他方のばね受け62
0に設けた孔632とからなる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、パニックブレーキ時
にリレーバルブの給気弁が開きっ放しになるのを防止す
ることによって、アンチスキッド制御によるブレーキ弛
めの遅れを防ぎ、制御の応答性を有効に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の手段による実施例を示すブレ
ーキシステム図である。
【図2】この発明の第1の手段で用いる減圧バルブの一
例を示す断面図である。
【図3】この発明の第2の手段による実施例を示すリレ
ーバルブの一例を示す断面図である。
【図4】この発明の理解を助けるための特性図である。
【符号の説明】
23,24,25,26 レザーバ 27 ブレーキバルブ 28,88 アンチスキッド制御用バルブ 29 リレーバルブ 61,62 ブレーキ作動器 100 減圧バルブ 200 リレーバルブ80R,80L 比例減圧制御弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定圧力の圧縮空気を貯えるレザーバ
    と、このレザーバの圧縮空気の圧力を運転者の操作入力
    に応じた圧力に調整して送出し可能なブレーキバルブ
    と、このブレーキバルブからの圧力を入力圧として受け
    るとともに、前記ブレーキバルブを設けた配管系とは別
    の配管系を介して前記レザーバから供給される圧縮空気
    の圧力を給排弁の開閉により前記入力圧に応じた圧力に
    調整して送出し可能なリレーバルブと、このリレーバル
    ブから送出される圧力を供給されることにより車輪にブ
    レーキを作用させるブレーキ作動器と、前記ブレーキバ
    ルブと前記リレーバルブとの間に設けられ、車輪の回転
    状態を監視判別するコントロールユニットからの指令に
    応じて前記リレーバルブへの入力圧を制御するアンチス
    キッド制御用バルブとを備えたエアブレーキシステムに
    おいて、前記ブレーキバルブから前記アンチスキッド制
    御用バルブに供給される最高圧力を、前記レザーバから
    前記リレーバルブに供給される圧縮空気の圧力に対して
    所定値低くする圧力制限手段を設けたエアブレーキシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記圧力制限手段が、前記レザーバから
    前記ブレーキバルブを介して前記アンチスキッド制御用
    バルブに至る配管系に設けられる減圧バルブである、請
    求項1記載のエアブレーキシステム。
  3. 【請求項3】 前記レザーバを互いに独立させて2つ設
    け、その一方のレザーバを前記ブレーキバルブに他方の
    レザーバを前記リレーバルブに各々接続した請求項1記
    載のエアブレーキシステムにおいて、前記圧力制限手段
    が、前記一方のレザーバに貯えられる圧縮空気の圧力を
    制限する減圧バルブであるエアブレーキシステム。
  4. 【請求項4】 所定圧力の圧縮空気を貯えるレザーバ
    と、このレザーバの圧縮空気の圧力を運転者の操作入力
    に応じた圧力に調整して送出し可能なブレーキバルブ
    と、車輪の回転状態を監視判別するコントロールユニッ
    トからの指令に応じて前記ブレーキバルブの送出し圧力
    を制御するアンチスキッド制御用バルブと、前記車輪に
    ブレーキを作用させるブレーキ作動器とを備えるエアブ
    レーキシステムの中に用いられ、前記アンチスキッド制
    御用バルブを介して入力圧を受けるとともに、前記ブレ
    ーキバルブを設けた配管系とは別の配管系を介して前記
    レザーバから供給される圧縮空気の圧力を前記入力圧に
    応じた圧力に調整し、その圧力を前記ブレーキ作動器に
    供給するリレーバルブであって、本体内に移動自在に配
    置され、一端側に前記入力圧を受け他端側に前記ブレー
    キ作動器に供給される圧力を受けるピストンと、このピ
    ストンの移動に応じて開閉可能に設けられ、前記ブレー
    キ作動器側と大気との間の連通、遮断を行う排気弁、お
    よび前記レザーバ側と前記ブレーキ作動器側との間の連
    通、遮断を行う給気弁と、前記ピストンを前記給気弁が
    閉じ前記排気弁が開く非作動位置に向けて付勢するリタ
    ーンスプリングとを有するリレーバルブにおいて、前記
    ピストンが前記排気弁および給気弁をともに閉じる位置
    から前記排気弁を閉じたまま前記給気弁を開く方向に移
    動するとき、前記リターンスプリングの付勢力が増加す
    るように、前記リターンスプリングを設けたリレーバル
    ブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039186A1 (fr) * 1997-03-06 1998-09-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Regulateur de freinage
JP2006123833A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Nabtesco Corp ブレーキバルブ

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