JPH05253923A - 円筒形セラミックスの加工方法 - Google Patents

円筒形セラミックスの加工方法

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JPH05253923A
JPH05253923A JP5240292A JP5240292A JPH05253923A JP H05253923 A JPH05253923 A JP H05253923A JP 5240292 A JP5240292 A JP 5240292A JP 5240292 A JP5240292 A JP 5240292A JP H05253923 A JPH05253923 A JP H05253923A
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JP
Japan
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grinding wheel
cylindrical
cylindrical ceramics
ceramics
drive receiving
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JP5240292A
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Hiromi Shimada
博己 嶋田
Koji Izumitani
宏次 泉谷
Junji Sato
順二 佐藤
Akifumi Nishio
彰文 西尾
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベータアルミナ管のような円筒形セラミック
スを、能率良くしかも高い精度で加工することができる
円筒形セラミックスの加工方法を提供する。 【構成】 円筒形セラミックス1を砥石車2の軸2aと平
行に配置された複数対の駆動用受けローラ3、3の間に
支持し、その上面を押さえローラ5により押圧して回転
させる。さらに円筒形セラミックスの砥石車2の軸2aと
反対側の端面を追従回転するストッパ8、9で支えて位
置を決め、砥石車2により加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばナトリウム−硫
黄電池の固体電解質として使用されるベータアルミナ管
のような円筒形セラミックスの加工方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ベータアルミナ管のような円筒形セラミ
ックスの製造においては、円筒形セラミックスの底部の
内端面から一定長さの部分で軸と垂直に砥石車によって
切断する工程が必要となる。特にベータアルミナ管の場
合には他の部品との嵌合の都合上、内長と切断面の垂直
度とに高い精度が要求されている。
【0003】従来、このような円筒形セラミックスの加
工には円筒形セラミックスの外面を外径コレットチャッ
クによりチャックして回転させつつ加工する方法や、内
面を内径コレットチャックによりチャックして回転させ
つつ加工する方法が取られていた。しかしこのようなコ
レットチャックを使用すると、チャック及びその後の調
整に長時間を必要として作業能率が悪いうえ、加工精度
が円筒形セラミックス自体の形状精度に依存する割合が
大きいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、ベータアルミナ管のような円筒形
セラミックスを能率良く、しかも高い精度で加工するこ
とができる円筒形セラミックスの加工方法を提供するた
めになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、円筒形セラミックスを砥石車の
軸と平行に配置された複数対の駆動用受けローラの間に
支持させるとともに、その上面を押さえローラにより押
圧し、さらに砥石車の軸と反対側の端面を追従回転する
ストッパで支えつつ砥石車により加工することを特徴と
する円筒形セラミックスの加工方法を要旨とするもので
ある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例とともに更に詳
細に説明する。図1、図2において、1はベータアルミ
ナ管のような有底の円筒形セラミックスであり、実施例
ではその加工前の全長330mm 、外径40mm、肉厚1.7mm 程
度のものである。2 はこの円筒形セラミックス1を切断
するための肉厚0.6mm 程度のダイヤモンド砥石のような
砥石車であり、軸2aを中心として例えば1200rpm で回転
されている。
【0007】3は上記砥石車2の軸2aと平行に配置され
た駆動用受けローラである。この駆動用受けローラは同
一断面位置において対をなすように2個ずつ設けられて
おり、円筒形セラミックス1の軸線方向に複数対が設け
られている。これらの駆動用受けローラ3はモータ4に
よって同一方向に回転されている。対をなす駆動用受け
ローラ3の両方を回転させてもよいが、砥石車2の外側
の駆動用受けローラ3のみを駆動してもよい。実施例で
は円筒形セラミックス1の回転速度は150rpm程度であ
る。
【0008】円筒形セラミックス1はこれらの駆動用受
けローラ3の間に載せて回転されるものであるが、各駆
動用受けローラ3の上方には押さえローラ5が設けられ
ており、円筒形セラミックス1を駆動用受けローラ3に
向かって押圧している。これらの押さえローラ5は図示
しないシリンダにより昇降されるブラケット6の下端に
バネ7を介して支持されている。これらの押さえローラ
5は例えば硬質樹脂や硬質ラバーからなるもので、砥石
車2に近い側の押さえローラ5aは省略することもでき
る。また円筒形セラミックス1を着脱する際には、シリ
ンダによりブラケット6とともに上昇させることもでき
る。
【0009】実施例では、円筒形セラミックス1の砥石
車2の軸2aと反対側の端面にベアリング付きの追従回転
するストッパ8を設けてある。このストッパ8も硬質樹
脂や硬質ラバーからなるものである。実施例のように円
筒形セラミックス1が有底円筒形のものである場合に
は、その内面にもストッパ9を設けて円筒形セラミック
ス1の位置を規制することが望ましい。内面のストッパ
9はシリンダにより円筒形セラミックス1の内部に挿入
される軸10の先端にベアリング11を介して取り付けられ
たもので、加工時に砥石車2から円筒形セラミックス1
が受ける軸線方向の推力を支えている。
【0010】
【作用】本発明の方法により円筒形セラミックス1を加
工するには、まず円筒形セラミックス1を駆動用受けロ
ーラ3の間に載せ、押さえローラ5を下降させて円筒形
セラミックス1を駆動用受けローラ3に押圧する。また
内面のストッパ9を円筒形セラミックス1の内部に挿入
するとともに、外側のストッパ8をその底面に外側から
接触させる。このように本発明ではごく短時間で円筒形
セラミックス1のセットが可能となる。そしてこの状態
で駆動用受けローラ3を回転させれば、円筒形セラミッ
クス1は駆動用受けローラ3と押さえローラ5との間で
回転するので、砥石車2によって所定位置において切断
すればよい。その後、押さえローラ5を上昇させ、軸10
によって駆動用受けローラ3上から円筒形セラミックス
1を取り出す。
【0011】本発明の方法によれば、加工後の円筒形セ
ラミックス1の内長精度および切断面の垂直度を極めて
高いレベルに維持することができる。例えば、従来のコ
レットチャックにより支持して加工した場合には、内長
300 ±0.3mm 、垂直度0.35mmのスペックをようやく維持
できる程度であったのに対して、本発明の方法によりサ
ンプル数を106 本として加工した場合には、内長の平均
値が300.05mm、その標準偏差σが0.04mm、直角度0.14m
m、その標準偏差σが0.08mmとなり、高い加工精度を得
ることが可能となる。また1本の円筒形セラミックス1
を加工するに必要な時間を従来の2分から30秒程度まで
短縮することができる。
【0012】なお、図1に示したように駆動用受けロー
ラ3及び押さえローラ5の断面にアールを与えておけ
ば、円筒形セラミックス1との接触が点接触となり、仮
に円筒形セラミックス1が軸線方向にわずかに湾曲して
いた場合にも正確な位置合わせが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
ベータアルミナ管のような円筒形セラミックスを、従来
のような位置調整のための手数を要することなく能率良
く、しかも高い精度で加工することができる。よって本
発明は従来の問題点を解決した円筒形セラミックスの加
工方法として、産業の発展に寄与するところは極めて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【符号の説明】
1 円筒形セラミックス 2 砥石車 3 駆動用受けローラ 5 押さえローラ 8 ストッパ 9 内面のストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形セラミックスを砥石車の軸と平行
    に配置された複数対の駆動用受けローラの間に支持させ
    るとともに、その上面を押さえローラにより押圧し、さ
    らに砥石車の軸と反対側の端面を追従回転するストッパ
    で支えつつ砥石車により加工することを特徴とする円筒
    形セラミックスの加工方法。
JP5240292A 1992-03-11 1992-03-11 円筒形セラミックスの加工方法 Expired - Lifetime JPH0822539B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1675712A1 (en) * 2003-10-08 2006-07-05 James Hardie International Finance N.V. A fibre reinforced cement column and method of forming the same
CN102862239A (zh) * 2012-09-25 2013-01-09 刘鸿彬 硅棒旋转浮动切割数控机床
CN104786131A (zh) * 2015-04-20 2015-07-22 骏马石油装备制造有限公司 一种管材预处理用抛光机

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JPH0822539B2 (ja) 1996-03-06

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Effective date: 19960816