JPH05252801A - カルチベーター等に取り付ける除草装置 - Google Patents
カルチベーター等に取り付ける除草装置Info
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- JPH05252801A JPH05252801A JP34325592A JP34325592A JPH05252801A JP H05252801 A JPH05252801 A JP H05252801A JP 34325592 A JP34325592 A JP 34325592A JP 34325592 A JP34325592 A JP 34325592A JP H05252801 A JPH05252801 A JP H05252801A
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Abstract
とする円形除草輪において、除草効果ならびに土壌の撹
拌作用を向上させる。 【構成】 中央の回転基部の外周にテーパー形状の除草
部が略浅皿状をもって形成され、回転基部と除草部とが
連なる位置の外面、即ち、浅皿状とみたてた場合には裏
側となる面に回転基部の裏面より突出した位置を頂部と
する駆動部と回転基部とが同心円線上に隆設してある円
形除草輪2と、鋼線よりなるスプリングタインを、それ
ぞれ角度調整装置8、8’を介し、かつ、該各角度調整
装置8、8’を一部とする支持部材6を介装して、前記
円形除草輪2ならびにタイン除草手段36とをカルチベ
ーターの中骨ビーム1に取り付けてなるものである。
Description
取り付ける除草装置に関するものである。
とは、雑草が発芽して、その双葉が出るか、出ないかま
での期間に行う作業を称しており、一般的に言う除草あ
るいは草刈りの対象である被除草植物丈が50ミリない
し200ミリ以上のものと大変異なり、圃場での被除草
丈が、地表よりの露出程度が大きくとも2ミリないし3
ミリ程度が限度で、通常は1ミリないし1.5ミリ程度
成長した時期に行うものとされている。
成長露出した発芽雑草の地中根は、まだ1本の直根で、
長いものでヒゲ根が出るか出ないかの程度であり、この
ような時期になる前に「除草」作業を行うことが最適と
されている。
地中根を、その周囲の土との活着を断つことによって、
その目的を達成する。
リ、2ミリないし場合によって3ミリ程度の深さのとこ
ろを撹拌によって活根作用を断つ手段によるものである
から、雑草の発芽可能な期間内、該除草作業は出来得る
ことなら毎日行うことが理想的とされている。
転式除草輪の作用を、除草作用部の形状ならびにその構
成の如何に関わらず動力、あるいは人力等の進行作用に
より被除草作業地面と除草輪外周との接触抵抗による回
転作用を用いて除草作業を目的と構成した形態のものが
主流として公知である。
除草装置における、特に、回転式除草輪は、一般の従動
車輪と同様に、その回転作用は外力の牽引または押圧に
よって発生する推力に促されて、接地抵抗による回転と
いう現象が発生する。
の或る一点と接触対峙しているものである。
地面上を該除草輪が、該被除草面上をその接触抵抗によ
って転動しているにすぎない。
用、除草を目的とする地表の撹拌作用は望めなく、従っ
て、従前の除草輪は、前記した一般の従動車輪と同様
に、推力に促される接地抵抗による回転作用のみである
から、その除草のための地表位置の撹拌作業の効率が芳
しくないのが当然の理である。
進力を受ける回転式除草輪においては、被除草地面との
接触抵抗によって回転させようとする除草輪の回転を地
面との接触点を、該除草輪の外周よりも半径方向の内周
位置に求め、該内周位置の接地点より外周が接地点近傍
の或る範囲を移動させて、被除草地面を撹拌し、かつ、
所望する除草作業を促進しようとする作用を本発明の主
なる目的とするものである。
による地表撹拌作用によって、所期の目的の概ねは達成
できるものの、地表において、該地表の含水率、硬化度
等によって硬化表皮状現象を呈している場合もあり、こ
のような状況地表に対し、前記回転式除草輪の撹拌によ
る擂砕作用でも小形粒の土塊に幼少雑草が完全分離され
ず結合している場合も稀にあり、発芽あるいは小根に空
気がふれるように露出した状態にあっても、これらに対
し降雨等の給水作用がもたらされると、断命しかけた雑
草が息を吹き返し、これによって成長作用を続行する場
合もある。
に、発芽から間もない1ミリないし2ミリ程度の雑草を
根絶することを旨とするものであり、1本たりともその
残留在置を認めることはできないものであるから、小粒
土塊に結合している雑草発芽は、該小粒土塊から完全分
離を必要とし、その作用を前記の回転式除草輪で取り残
した小粒土塊を更に粉砕する作用を期待するために、ス
プリングタインを、前記回転式除草輪とともに、該回転
式除草輪の設置位置の近傍に併設して、完全除草の効果
を期待することを目的とするものである。
を達成させるための手段として、第1番目の発明は、円
形除草輪の接地面において、同心円の小半径円線上に適
宜設定寸法の間隙を介して接地面より突出した駆動部を
突設して成るものである。
回転基部の外周に、該回転基部を基準として除草部をテ
ーパー状に設けた、概念的皿状にした円形除草輪におい
て、皿状としてみた場合の裏面で、前記回転基部外周に
沿って、該回転基部の裏面より複数の駆動部を突設して
なる円形除草輪を用いて成るものである。
に連ねて形成する除草部を回転基部の中心より等角度を
介して描いた放射線上に一致させて鋼線を素材とした除
草杆線の複数本で形成してなる円形除草輪を用いて成る
ものである。
の複数本で構成する除草部において、前記除草杆線の一
部を捲廻撚転して形成した駆動部を、回転基部の外周
で、かつ、その回転基部の裏面より突出させた状態で、
等角度をもって描いた放射線上と一致させて回転基部に
装着してなる円形除草輪を用いて成るものである。
ーの中骨ビームとを接続する支持部材において、該支持
部材の中間に平行4辺形リンクによる高さ自動調整装置
を介装して成るものである。
面より、ある設定深度の地表と平行する位置を回動でき
るように、円形除草輪の回転支持角度を任意設定角度に
変更し、かつ、適正角度に固定することができる角度調
整装置を支持部材中に設置して成るものである。
け部材に鋼線よりなるスプリングタインを装着してタイ
ン形除草手段を構成し、円形除草輪を装着した支持部材
の角度調整装置に前記スプリングタインを装着した取付
け部材の角度調整装置を重ね合わせて合体装着して成る
ものである。
グタインを高さ方向に略平行する段違い形状となるよう
に立上部を介して上片に、その端部に係止鐶を有する弾
発部とし、下片を犁部として成るものである。
る取付け部材を、その水平部と垂直部とにより略逆L字
形に構成し、垂直部には角度調整装置を、また、水平部
には、その延長線方向を指向するスプリングタインの弾
発部における線端とを定着して形成して成るものであ
る。
端を定着したスプリングタインを水平部の先端に、複数
の山・谷状の連続山形形状よりなるタイン係止部を設
け、水平部の長手方向中心線の延長方向以外のタイン係
止部に係止できるように構成してなるものである。
における垂直部の両側より内角方向に縁辺を突設し、該
両縁辺によって形成された凹所に円形除草輪に連なる角
度調整装置を包合し、これらを合体して指示部材として
成るものである。
よる走行によって、被除草作業地面との接触抵抗で回転
する円形除草輪の除草杆線が回転しつつ進行する作用幅
側線位置と、隣接させた円形除草輪の作用幅側線とを重
複幅寸法あるいは離間寸法を任意設定して、これを固定
保持することができるようにして成るものである。
びに表層土の硬度に対応して、円形除草輪を支持する支
持部材の一部に重錘を着脱自在となるようにして成るも
のである。
ビームに装着される除草装置において、支持部材ならび
に角度調整装置を介して後述するスプリングタインとと
もに併設される円形除草輪は回転自在に枢着されるもの
である。
略浅皿形状の底部に相当する回転基部の外周に、皿状と
しての縁部に相当するテーパー部を除草部とし、この除
草部と、前記回転基部との接辺の近傍位置で、かつ、皿
体としての裏面に相当する面に、該裏面位置よりも突出
させて駆動部が設けてある。
外周にテーパー状にして設けた除草部において、該除草
部の或る接地箇所の半径位置が被除草地面と平行状態と
なるように調整設置するものであ。即ち、円形除草輪の
軸心位置は被覆除草地面に対して斜状となる線上に前記
した角度調整装置をもって調整する。
質的に該装置の自重ならびに土質等によって 設置地表
より1ミリないし1.5ミリ程度埋没し、更に、後述す
る重錘の着脱、重錘装着位置による梃子作用で深層に埋
没させることができ、これによって、その作用範囲を地
表より10数ミリの範囲を撹拌することができる。
部の外周位置に設けた駆動部は、前記除草部よりはるか
深く土中に埋没する形態を呈している。
推力が付与されると、最も土の接触抵抗を受けるのが前
記の駆動部で、円形除草輪全体の推進力に対し駆動部が
停止状態にあれば、接する土との接触抵抗により、これ
を回転という作用に変換される。
移行するとき、支点軸となる駆動部を通る円形除草輪の
中心より延びる半径線の延長部と除草部外周と交わる点
は、該点までの距離を半径とする円線上を後退する作用
を呈する。
瞬時に固定対峙する地面上を回動する駆動部と異なる作
用を呈し、地中の撹拌、「薙」作用を形成する。
杆線とし、円形除草輪中心からの放射線上に設置するこ
とにより、前記作用の回転によって該除草杆線の土中へ
の没入開始とともに土中進行により徐々に高まる抵抗に
より土中で撓みながら地表より数ミリないし10数ミリ
程度の下層を撹拌作用し、雑草の根切り、根との土離れ
を促進しながら回動し、該回動に伴う土中との接触抵抗
の順次の軽減作用でそれまで抗していた反り返り現象が
一挙に反発作用となり、地表に突出して空中の回動作用
へと移行する。
状態を同様作用を行って土中潜行状態となり撹拌作用を
呈している。
果の実績は、各被除草作業を行う圃場の土質、即ち、粘
性、土粒径、含小粒石等をはじめとし、該圃場にあって
も、その日の地表層の含水率、前日、または近い去日の
降雨、吹風状態等の気象状況によって同一圃場であって
もその情勢は異なり、これを極言すれば、同日であって
も早朝と日中、または日暮れ時では地表の状況は刻々と
変化する。
態は、近去日の降雨後における晴天ならびに強風気象ま
たは急激な湿度低下等に伴う浅い地表層の硬化現象、つ
まり、地表の「カサブタ」状に変化する状況時の除草作
業である。
ではあるが、固結度合が高く、該状態の圃場を高速で、
かつ、回転除草輪で、除草作業を行うことによって、強
烈な回転動作で、如何に固結した地表層であっても、簡
単に破砕撹拌されるものの、中には微細径で小粒の土塊
粒の残留現象を見ることがある。
の若雑草が残留し、該発芽部と直根の微細部分が露出し
て、太陽に曝されたとしても、付着した小径土塊粒が吸
湿作用を呈し、これによって空気に曝された幼少雑草
は、その生命を存続させ、これがやがて成長作用に変換
し、然る後に活着し、雑草として蘇生する現象を、従前
からの経験則で会得している事実である。
発芽雑草の残留ならびに蘇生をも皆無にすることを目的
とするものであるから、前記した発芽雑草が混在した小
径土塊粒の残存を認めることができないので、円形除草
輪の除草作業によって取り残された小径土塊粒を更に、
かつ、同時に粉砕することを目的としてスプリングタイ
ンの併設となるものである。
場の状況に基づいて、着脱操作が行い得ることを前提と
するものであるが、該スプリングタインの作用は、除草
作用の外に中耕作用も大であるところから、その目的と
する作用は異にするものの、農作業としての効果は大な
るものであるから、スプリングタインの装着による弊害
よりも利が大であるところから、該スプリングタインの
みを円形除草輪と分離して、強いて取り外す理由もない
ことである。
ームより支持部材ならびに角度調整装置を介して装着す
るものであるが、スプリングタインは、前記円形除草輪
を装着する角度調整装置と同構成の角度調整装置を具備
する取付け部材を、前記の円形除草輪側の角度調整装置
と重合合体して、中骨ビームに取り付ける支持部材の一
部として装着するものである。
た略段違い平行形状をもって形成したスプリングタイン
とでタイン除草手段を構成するもので、取付け部材は略
逆L字形をなし、その垂直部に前記角度調整装置が設け
られ、また、水平部には前記のスプリングタインの元端
が固着されるようにしてある。
け部材における水平部の長手方向中心線の延長線上を指
向して装着することを基本とするものであるが、所望に
より、該延長線に対し装着部を中心として、或る所望角
度に偏位しての角度付与装着を可能とし、かつ、該位置
で固定できるようにしてある。
法は、該円形除草輪の半径におけるテーパー部斜辺長さ
であり、また、前記したスプリングタインを取付け部材
における下辺の作用部であるところの犁部は、先行する
前記円形除草輪の除草作業幅において、該幅と合致する
斜状設置位置となるようにしたので、該犁部の作業幅は
基本的に円形除草輪による作業幅寸法と同等で、従っ
て、円形除草輪によってなされた地表の粗・微混砕作用
を改めて再微細粉砕作用を行うものである。
平行する位置で、取付け部材の水平部に装着する装着部
とを設定寸法にした立上部によって段違いにして連続す
るもので、円形除草輪の除草部と同様に被除草箇所の地
表より1ミリないし1,5ミリから10数ミリの範囲内
を潜行するようにしてある。
て、前記の取付け部材の水平部における長手方向中心線
より、或る角度を介して装着した場合には、その作用幅
を前記した円形除草輪の作業幅より逸脱させるもので、
円形除草輪での作業では、はなはだ危険な作業の根際の
除草作用ならびに地表撹拌操作に良好なものである。
該円形除草輪にスプリングタイン併用の場合でも、その
除草ならびに被除草地面表層の撹拌作用を所望する「畦
上がけ」あるいは「畦間がけ」として被作業地面の傾斜
状態に合致させて、接地角度を調整するとともに、前記
作業種に対応して隣接する円形除草輪との間隙調整も同
時に始業点検作業の一つとして準備する。
ように見えるが、実質的にはかなり大小の凹凸面が形成
されており、この凹凸面の作業において、円形除草輪を
回転自在に支持している支持部材の中間位置に設けた平
行4辺形リンクによる自動高さ調整により走行中の高・
低差は自動的に吸収され土中の除草杆線は設定所望土層
位置を回動できるようにするとともにスプリングタイン
においては、土中所定深さ位置を斜動して設定幅寸法範
囲を潜行走行できるようにしたものである。
びに地面の状況に応じて、支持部材の中間に適正なる重
量ならびに梃子作用に準じた前記重錘を取り付けて対応
させるものである。
れば、除草装置における円形除草輪2は、中央の回転基
部3の外周にテーパー形状の除草部4が略浅皿状をもっ
て形成され、前者の回転基部3と後者の除草部4とが連
なる位置の外面、即ち、浅皿状の皿とみたてた場合には
裏側となる面に回転基部3の裏面より突出した位置を頂
部とする駆動部5と回転基部3とが同心円線上に隆設し
てある。
は、鋼線を素材とした複数の除草杆線9で構成してあ
る。
即ち、押板10と、受板11とからなり、後者の受板1
1は、その外周がテーパー縁11aに形成してあり、そ
れぞれの円板には等角度をもって描かれた複数の放射線
3a上を外周より半径方向に同形の切り込み12を設け
るとともに、その内端より更に内部の同心円と交わる点
上に小径孔13が穿たれ、その他更に複数のボルト用孔
14が設けられ、更にまた中心部には軸受取付け孔15
が穿設されている。
前記の回転基部3に接続する係止部16を形成し、該係
止部16に接近した箇所を一回転捲廻撚転して駆動部5
を設け、かつ、先端は前記駆動部5の撚転方向と同様の
垂直方向に捲廻して環状端17を形成し、該環状端17
と駆動部5との間を前記の垂直方向への曲成に対し平面
的に右および左に大きく反らせて曲成部18を形成して
左・右曲げ種または直杆の各種を用意するもので、これ
らは前記駆動部5を底位とする拡角V字状で、開角約1
50度前後とするものである。
端の係止部16を前記回転基部3における受板11の小
径孔13と切り込み12に係合し、駆動部5が、受板1
1の裏面側となるように合体させ、設けられた小径孔1
3ならびに切り込み12の各々総てに除草杆線9を係合
したならば、その上から、押板10を当接し、また、中
央の軸受取付け孔15に軸受19を挿通し、該軸受19
のフランジ部と前記2枚の押板10ならびに受板11の
それぞれをボルト・ナットからなる締具20をもって一
個体の円形除草輪2を構成するものである。
からなり、ボルトよりなる前記軸22の頂部を斜状をも
って連結固着した取付け片23には、その下方に穿設し
たピン孔24を中心とした或る半径の円線上に円弧状長
孔25が穿設してある。
ク機構よりなる高さ自動調節装置7とするもので、これ
らは2本の横リンク27、即ち、横上リンク27a、横
下リンク27bと、2本の縦リンク28、即ち、縦前リ
ンク28a、縦後リンク28bの4本のリンクの各々
を、方形から平行4辺形に移行できるように4箇所をピ
ンで回動自在に枢着するものである。
て、前記前後いずれか一方の縦リンク28の下端に接続
片29を介して前記の軸部材21を取付けるものであ
る。
のピン孔24に挿通できるピン30が植設して突出させ
てあり、前記ピン孔24と円弧状長孔25との位置関係
における半径寸法と同等寸法をピン30より隔てた位置
にボルト用孔31が穿設してありピン30を軸部材21
のピン孔24に挿通し、かつ、円弧状長孔25とボルト
用孔31に固着具26のボルトを挿入し、突出した端部
にナットを螺合して仮止めして、角度調整装置8を形成
する。
前記角度調整装置8の上端を連結した縦リンク28に枢
着する横上リンク27aを延長するかあるいは、該縦リ
ンク28の上部より別個に横方向となるように取付けて
設けた重錘係止片32に複数の小径孔を穿設して、係合
させる重錘33を適宜設定した箇所の小径孔に係止でき
るようにしたものである。
後方位置にタイン形除草手段36を設けるものである。
タイン37を主要部材とし、該スプリングタイン37を
前記支持部材6における接続片29に装着するための取
付け部材38とよりなるものである。
2の主部材である除草杆線9と同様に鋼線を素材とする
もので、その下方を作用部とする犁部39、上方を装着
部40とし、中間の立上部41を介して前記犁部39な
らびに装着部40とは、高さ方向において平行もしくは
平行に近似する位置関係を立上部41により段違いに形
成し、また、該立上部41と装着部40とを、その素材
鋼線を複数回捲廻撚転した弾発部42を介して連ね、さ
らに、装着部40における線端には定着ボルト44を挿
通できる係止鐶43が形成されている。
38aと垂直部38bとよりなる略逆L字状を主態と
し、かつ、それぞれの両側には内角方向に縁辺38cが
形成されて、その剛性を強化しており、さらに、水平部
38aの前端を前記垂直部38bと平行するように折曲
し、その端辺に複数の連続山形に切り欠いてタイン係止
部38dを形成し、このタイン係止部38dを設けた水
平部38aのほぼ中央に前記定着ボルト44を貫通でき
るボルト挿通孔38eが穿設されている。
直部38bには、前記した軸部材21に穿設したピン孔
24と円弧状長孔25との両者関係の形態と同一にした
ピン孔24’ならびに円弧長孔25’を穿設し、円形除
草輪2を下方に装着した軸部材21を垂直部38bの内
角方向の両側に形成した前記縁辺38cによる溝内に嵌
合し、かつ、ピン孔24,24’ならびに円弧状長孔2
5,25’とを合致させて、前記接続片29に植設した
ピン30をピン孔24,24’に挿通するとともに、ボ
ルト等よりなる固定具26を円弧状長孔25,25’な
らびに接続片29のボルト用孔31を貫通し、然る後
に、取付け部材38とともに円形除草輪2を枢着した軸
部材21を任意所望する設定角度に調整したのち、ナッ
トを螺合して固着するものである。
取付け部材38の水平部38aに対し、その裏側にスプ
リングタイン37の装着形態は、前述のように、該スプ
リングタイン37の上位に位置する装着部40を当接す
るとともに、該装着部40の線端に設けた係止鐶43の
孔心とボルト挿通孔38eの孔心とを合致させたのち、
前記の定着ボルト44を挿入して前記の両者を貫通し、
かつ、突出した先端部にナットを螺合してスプリングタ
イン37と取付け部材38とを合体固着するものであ
る。
たスプリングタイン37は、その上位の装着部40が前
記取付け部材38の裏面に密着状態をもって接合してお
り、弾発部42寄りの一部が、取付け部材38の水平部
38aにおける端辺に設けた複数の連続山形にしたタイ
ン係止部38dのいずれかに係合されて装着してある
が、該スプリングタイン37における犁部39先端の指
向性を任意所望する方向に調整を可能とするもので、係
止された係止鐶43を中心として固定されたスプリング
タイン37の特性に抗して係合している前記連続山形の
タイン係止部38dより、一旦外し、更にまた、その弾
力に抗して左・右いずれか任意所望する角度に回動し、
適正位置に達した箇所の谷部に当接係合させることによ
り再び犁部39の指向性を固定することができるもので
ある。
チャックブラケット34に係止したスライドシャンク3
5は、前記の中骨ビーム1の長手方向と直交するように
設けてあり、このスライドシャンク35に前記詳述した
支持部材6中の高さ自動調整装置7における角度調整装
置8を装着しない方の縦リンク28を起立状態をもって
強固に固着するものである。
られた支持部材6において、軸部材21下端の軸22
を、円形除草輪2中央の軸受19に挿入し、該軸受19
の下端より突出したボルト状の軸22の先端にナットを
螺合して円形除草輪2が回転自在となるように軸支して
なるものである。
29にピン30と固定具26とによって連結された角度
調整装置8と重ね合わせて装着された取付け部材38
は、その水平部38aにおいて、該水平部38aの長手
方向中心線に対し、任意所望方向を指向する角度をもっ
て装着されたスプリングタイン37とによって形成され
たタイン形除草手段36が前記の円形除草輪2と一対に
して1本の支持部材6に装着され、かつ該円形除草輪2
とタイン形除草手段36は同一の角度調整装置8により
任意所望する角度に調整されるので、その調整による作
用は常に一体的に供成するものである。
接する圃場の畦形状で、水平または傾斜面で除草部4の
先端である環状端17が、畦における谷側指向の場合と
山頂指向との形態があり、この態様はタイン形除草手段
36においても同様で、被作業畦の形状に基づいてこれ
ら双方の除草作業部の角度を調整するものである。
際し、除草杆線9における除草部4、つまり、駆動部5
より環状端17までの距離を幅寸法とした除草ラインが
形成され、また、スプリングタイン37においては、そ
の犁部39の長さと、これに対するその走行方向の角度
とによって作業幅寸法を異にするものであるが、基本的
には先行する円形除草輪2による作業跡を追従する形態
を踏襲させるようにしたものである。
前記のように円形除草2とともに一体的に角度調整装置
8による装着角度設定変更を可能とするほかに、スプリ
ングタイン37における犁部39の指向角度変更を複数
の連続山形の凹凸形成したタイン係止部38dの任意所
望の設定箇所を選択した谷形凹所に係合することによ
り、前記円形除草輪2による作業範囲の幅の内あるいは
外側に微調整を可能とし、円形除草輪2の作業性能より
も穏やかに作用するスプリングタインなので植生物の根
際に最接近させて稼働できるようにしたものである。
おける犁部39の先端を出来得る限り接近させることに
より、除草作用ならびに中耕作用を向上させることがで
きるものであるが、実質的にこれらの横動操作は、大き
くとも5ミリ程度を1単位として、植生物に対して離接
操作を行うことができるようにしたものである。
草輪2を植生物に対して離接させる操作は、中骨ビーム
1よりチャックブラケット34を介して装着したスライ
ドシャンク35の横動調整にあり、小寸法の微調整を行
った後、これを不動に維持する必要がある。
5の側面には、大きくとも5ミリ程度を1単位とする固
着用凹凸部所35aを形成し、チャックブラケット34
に螺合貫通したボルトを強固にチャックできるようにし
たものである。
ライドシャンク35の側面であるとともに、チャックブ
ラケット34内に挿入されているので、外部からの目視
は難しく、これを容易にする手段として、該スライドシ
ャンク35の上面に、固着用凹凸部所35に対応する目
盛の固着用表示部35bを設けてなるものである。
で、下記の効果を備えるものである。
する円形除草輪は、下面に突出させた駆動部を、該円形
除草輪外周の除草部設置位置より小半径の円線上に設け
たことにより、除草部が土中で独自の撹拌作用、薙作用
動を示すので、より大きな除草作用が期待できる。
地表の硬度に関係なく、該表土を撹拌破砕することによ
って、ミリ単位の幼少発芽雑草は、破砕された微細小径
土粒と分離して除草作用を受けるが、該円形除草輪の強
烈な回転作用により破砕された土のなかに、微細径で小
粒の土塊の残留現象により、該小径土塊粒に幼少発芽雑
草が混在しても、円形除草輪と併設したスプリングタイ
ンによって、更に粉砕でき、小径塊粒と発芽雑草との完
全分離を可能とし、発芽雑草の蘇生を皆無にする最も大
なる効果あるものである。
した任意所望の角度に変更出来、更に適正角度を固定維
持できるので、畦の断面形状に合致させることができ
る。
外にスプリングタインの作業幅の偏位を可能とするもの
であるから、スライドシャンクと中骨ビームとの装着位
置調整とともに植生物の根際まで土壌の撹拌作業を可能
とし、これによって、除草作業と併用して中耕作業が同
時に行い得るものである。
装置が、円形除草輪用の角度調整装置を包合しているの
で、これらを角度変更を必要とする際に、スプリングタ
インならびに円形除草輪の双方を同時に1回の作業をも
って、これらを互いの接合位置関係を崩すことなく変更
することができるものである。
面の連続で、この凹凸面に対し自動的に適正対応できる
高さ自動調整装置により、円形除草輪を常に地表より一
定の設定深度に作用させることができる。
重錘を加除自在にしたことにより、本装置において土
質、地表面の硬度等の状況を選ばず使用を可能にする。
間隔寸法を自在とし、微細に所望設定を、また、これを
完全固結できるので、畦幅に合わせて装着でき、かつ、
各々の角度調整装置を適宜調整することにより、「畦上
がけ」、「畦間がけ」、さらに、「根際がけ」が自由に
選定することができる。
る。
2 カルチベーターに装着する円形除草輪の位置関係を
説明するための中骨ビームの平面図、図3 図1の要部
の正面図、図4 円形除草輪の一部を断面で示す側面
図、図5 除草杆線単体の側面図、図6 図5の平面
図、図7 押板の平面図、図8 受板の平面図、図9
高さ自動調整装置における縦リンクの側面図、図10
円形除草輪の平均位置の作用を示す側面図、図11 円
形除草輪の上昇上限位置の作用を示す側面図、図12
円形除草輪の最下位置の作用を示す円形除草位置を示す
側面図、図13 圃場を断面に見立てた作業時の円形除
草輪の装着背面図、図14 作業時における後方上部か
ら見た円形除草輪の斜視図、図15 除草装置の平面
図、図16 除草装置の背面図、図17 除草装置が平
均的高さにあるときの側面図、図18 除草装置が高位
に上昇した際の側面図、図19 取付け部材の側面図、
図20 取付け部材の正面図、図21 取付け部材にお
けるタイン係止部の拡大正面図、図22 スプリングタ
インの平面図、図23 スプリングタインの側面図。
Claims (13)
- 【請求項1】 円形除草輪の接地面において、同心円の
小半径円線上に適宜設定寸法の間隙を介して接地面より
突出した駆動部を突設して成ることを特徴とするカルチ
ベーター等に取り付ける除草装置。 - 【請求項2】 中心位置に設ける円盤状の回転基部の外
周に、該回転基部を基準として除草部をテーパー状に設
けた、概念的皿状にした円形除草輪において、皿状とし
てみた場合の裏面で、前記回転基部外周に沿って、該回
転基部の裏面より複数の駆動部を突設してなる円形除草
輪を用いて成ることを特徴とする請求項1記載のカルチ
ベーター等に取り付ける除草装置。 - 【請求項3】 回転基部の外周に、該外周に連ねて形成
する除草部を回転基部の中心より等角度を介して描いた
放射線上に一致させて鋼線を素材とした除草杆線の複数
本で形成してなる円形除草輪を用いて成ることを特徴と
する請求項1および2記載のカルチベーター等に取り付
ける除草装置。 - 【請求項4】 鋼線を素材とした除草杆線の複数本で構
成する除草部において、前記除草杆線の一部を捲廻撚転
して形成した駆動部を、回転基部の外周で、かつ、その
回転基部の裏面より突出させた状態で、等角度をもって
描いた放射線上と一致させて回転基部に装着してなる円
形除草輪を用いて成ることを特徴とする請求項1、2お
よび3記載のカルチベーター等に取り付ける除草装置。 - 【請求項5】 円形除草輪とカルチベーターの中骨ビー
ムとを接続する支持部材において、該支持部材の中間に
平行4辺形リンクによる高さ自動調整装置を介装して成
ることを特徴とするカルチベーター等に取り付ける除草
装置。 - 【請求項6】 除草杆線が、被除草作業地面より、ある
設定深度の地表と平行する位置を回動できるように、円
形除草輪の回転支持角度を任意設定角度に変更し、か
つ、適正角度に固定することができる角度調整装置を支
持部材中に設置して成ることを特徴とするカルチベータ
ー等に取り付ける除草装置。 - 【請求項7】 角度調整装置を備えた取付け部材に鋼線
よりなるスプリングタインを装着してタイン形除草手段
を構成し、円形除草輪を装着した支持部材の角度調整装
置に前記スプリングタインを装着した取付け部材の角度
調整装置を重ね合わせて合体装着して成ることを特徴と
する請求項1、2、3、4、5および6記載のカルチベ
ーター等に取り付ける除草装置。 - 【請求項8】 鋼線を素材とするスプリングタインを高
さ方向に略平行する段違い形状となるように立上部を介
して上片に、その端部に係止鐶を有する弾発部とし、下
片を犁部として成ることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6および7記載のカルチベーター等に取り
付ける除草装置。 - 【請求項9】 スプリングタインを装着する取付け部材
を、その水平部と垂直部とにより略逆L字形に構成し、
垂直部には角度調整装置を、また、水平部には、その延
長線方向を指向するスプリングタインの弾発部における
線端とを定着して形成して成ることを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7および8記載のカルチベー
ター等に取り付ける除草装置。 - 【請求項10】 取付け部材の水平部に線端を定着した
スプリングタインを水平部の先端に、複数の山・谷状の
連続山形形状よりなるタイン係止部を設け、水平部の長
手方向中心線の延長方向以外のタイン係止部に係止でき
るように構成したことを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、8および9記載のカルチベーター等に
取り付ける除草装置。 - 【請求項11】 略逆L字形の取付け部材における垂直
部の両側より内角方向に縁辺を突設し、該両縁辺によっ
て形成された凹所に円形除草輪に連なる角度調整装置を
包合し、これらを合体して指示部材として成ることを特
徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9お
よび10記載のカルチベーター等に取り付ける除草装
置。 - 【請求項12】 カルチベーターの牽引による走行によ
って、被除草作業地面との接触抵抗で回転する円形除草
輪の除草杆線が回転しつつ進行する作用幅側線位置と、
隣接させた円形除草輪の作用幅側線とを重複幅寸法ある
いは離間寸法を任意設定して、これを固定保持すること
ができるようにして成ることを特徴とするカルチベータ
ー等に取り付ける除草装置。 - 【請求項13】 被除草作業地の土質ならびに表層土の
硬度に対応して、円形除草輪を支持する支持部材の一部
に重錘を着脱自在となるようにして成ることを特徴とす
る請求項4、5、6、7、8、9、10、11および1
2記載のカルチベーター等に取り付ける除草装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-344015 | 1991-12-02 | ||
JP34401591 | 1991-12-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252801A true JPH05252801A (ja) | 1993-10-05 |
JPH0779561B2 JPH0779561B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=18366001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4343255A Expired - Fee Related JPH0779561B2 (ja) | 1991-12-02 | 1992-11-30 | カルチベーター等に取り付ける除草装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779561B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5300165B1 (ja) * | 2013-04-04 | 2013-09-25 | 日農機製工株式会社 | カルチベータ中骨ビームの横型シャンクアセンブリ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4430674Y1 (ja) * | 1965-07-04 | 1969-12-17 | ||
JPS6036002U (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-12 | 松山株式会社 | 農作業機 |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP4343255A patent/JPH0779561B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4430674Y1 (ja) * | 1965-07-04 | 1969-12-17 | ||
JPS6036002U (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-12 | 松山株式会社 | 農作業機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5300165B1 (ja) * | 2013-04-04 | 2013-09-25 | 日農機製工株式会社 | カルチベータ中骨ビームの横型シャンクアセンブリ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0779561B2 (ja) | 1995-08-30 |
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