JPH0525247Y2 - - Google Patents

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JPH0525247Y2
JPH0525247Y2 JP17680787U JP17680787U JPH0525247Y2 JP H0525247 Y2 JPH0525247 Y2 JP H0525247Y2 JP 17680787 U JP17680787 U JP 17680787U JP 17680787 U JP17680787 U JP 17680787U JP H0525247 Y2 JPH0525247 Y2 JP H0525247Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の分野〉 この考案はサイリスタやトライアツクのような
パワー半導体素子で負荷を開閉制御する固体継電
器に関するものである。
〈従来技術とその問題点〉 一般に、固体継電器では、入力回路と、トリガ
回路と、トライアツクのような負荷開閉用パワー
半導体素子と、バリスタやコンデンサ等からなる
サージ吸収用のアブソーバ回路とに大別して構成
されており、パワー半導体素子による熱を有効に
放熱させる放熱構造を採る必要がある。一方、上
記パワー半導体素子は、短絡事故や温度上昇に対
して破壊しやすく、またアブソーバ回路の素子も
経時的な劣化は必至であり、したがつて、上記パ
ワー半導体素子の故障時には、この半導体素子と
ともに上記アブソーバ回路も交換しておくのが信
頼性強化の点で重要である。
しかし、従来のものは、上記アブソーバ回路が
他の回路等と共に、たとえば同一の配線基板に装
着されているため、交換しようとすれば入力回路
等を含めた全体を取り換えなければならず、不経
済であつた。また、その取り換え作業において
も、配線をすべてはずさなければならない煩わし
さがあり、しかもその保修時の再配線作業にも十
分な注意を払わないと、誤配線をしてしまうおそ
れもある。
〈考案の目的〉 この考案は上記従来のものの不具合を解消する
ためになされたもので、少なくともパワー半導体
素子とアブソーバ回路を有するパワー回路を一体
化して交換でき、経済的となり、しかも組付作業
性が良く、とくに複数個のものを連設した場合で
も優れた放熱性を発揮し得る固体継電器を提供す
ることを目的としている。
〈考案の構成と効果〉 この考案に係る固体継電器は、フイン部の先端
に取付装置が装着される放熱器の基部前面に、1
対の入力端子および負荷端子を有する制御回路ブ
ロツクを装着して該放熱器とで継電器本体を構成
し、上記制御回路で駆動制御されて負荷を開閉す
るパワー半導体素子ならび1対の負荷端子間に介
挿されるアブソーバ回路を少なくとも内蔵したパ
ワー回路カートリツジを上記継電器本体側に対し
て着脱可能、かつ電気的に接続可能に装着したも
のであつて、上記制御回路ブロツクにおけるハウ
ジングの幅方向両側外面に該ハウジングの前端か
ら放熱器の側面まで延びる通風溝を形成したもの
である。
この考案によれば、少なくともパワー半導体素
子ならびにアブソーバ回路を内蔵したパワー回路
カートリツジを継電器本体側に対して着脱可能な
構成であるので、パワー半導体素子が破壊した
り、アブソーバ回路の部品の劣化があれば、上記
パワー回路カートリツジを交換すれば、他の回路
はそのまま利用でき、経済的であり、しかも配線
作業が不要で保修時の組付作業等が簡易に行な
え、とくに制御回路ブロツクのハウジングに通風
溝を設けたので、複数個のものを密着させて連設
使用する際でも、放熱性は有効に確保される。
〈実施例の説明〉 以下、この考案の一実施例を図面にしたがつて
説明する。
第1図および第2図はそれぞれこの考案に係る
固体継電器の一例を示す斜視図および電気回路ブ
ロツク図である。
同図において、1は継電器本体、2はパワー回
路カートリツジ、3はフイン部3aを有する放熱
器、4はフイン部3aの先端側に装着される取付
装置である。継電器本体1は、1対の入力端子5
,52および負荷端子61,62を有し、入力回路
7およびトリガ回路8で構成される制御回路9を
内蔵した制御回路ブロツク10と上記放熱器3と
からなり、制御回路ブロツク10は放熱器3の基
部3bの前面側に装着されている。パワー回路カ
ートリツジ2は、上記トリガ回路8で駆動されて
負荷(図示せず)を開閉するパワー半導体素子、
たとえばトライアツク11とサージ吸収用のアブ
ソーバ回路12をもつたパワー回路13を内蔵し
て上記継電器本体1側に着脱可能、かつ電気的接
続可能に装着されるようになつている。
上記固体継電器について以下詳述する。第3図
は同固体継電器の分解斜視図である。
同図において、21は前述の制御回路ブロツク
10における絶縁性合成樹脂製のベースであり、
長方形の底壁部21aの略中央に開口22が形成
され、幅方向(左右方向)の一端には、立壁21
bが形成され、さらに長手方向(上下方向)の両
端側には、ナツト保持部231,241および23
,242がそれぞれ形成されている。251,2
2は上記ナツト保持部231,232にそれぞれ
嵌入された負荷端子用ナツト、261,262は上
記ナツト保持部241,242にそれぞれ嵌入され
たカートリツジ用ナツトである。
27は上記ベース21の底壁部21a上に配置
されたプリント配線基板であり、第4図のように
前記制御回路9の構成素子28や動作表示用発光
素子29等が装着されており、前記ベース21側
に対応して開口30が形成されている。前記入力
端子51,52はコ字形の金具からなり、上記プリ
ント配線基板27の所定位置に半田等で固定され
て前記入力回路7に電気的に接続されている。3
1,312はそれぞれ上記各入力端子51,52
それぞれ形成されたねじ孔、321,322は上記
ねじ孔311,312にワツシヤ331,332に通
して螺入される入力端子用ねじである。上記プリ
ント配線基板27の長手方向の両端部には、それ
ぞれ負荷ラインから前述のトライアツク11に対
するトリガ信号を得るための1対の金属薄板から
なるトリガ信号用端子板341,342を半田付け
で電気的に接続固定してあり、各端子板341
342は上記負荷端子用ナツト251,252に対
応して孔351,352がそれぞれ形成されてい
る。
前記負荷端子61,62は上記端子板341,3
2上に設置されており、負荷端子用ねじ361
362の挿通孔371,372が形成され、さらに
前記トライアツク11のT1およびT2端子接続片
381,382がそれぞれ一体に形成されている。
391,392は上記負荷端子61,62に上記ベー
ス1側(後方側)へ向つて連成されたフツク片で
あり、前記ナツト保持部231,232の外側面の
突起401,402に係合されるようになつてい
る。411,412は上記各端子接続片381,3
2に形成されたねじ挿通孔、421,422は負
荷端子用ワツシヤである。
431,432はそれぞれ上記入力端子51,52
にリード線441,442を介して電気的に接続さ
れた連結端子片であり、各基端部に形成された軸
孔451,452を第4図のようにそれぞれ前記ベ
ース1の立壁部21bに形成された支持ピン46
,462に回動可能に嵌合してあり、複数個の固
体継電器を連設して使用する際、制御回路ブロツ
ク10の幅方向側面から格納可能に突出させて隣
接するものの入力端子に接続できるように構成さ
れている。47は上記トライアツク11のゲート
信号用ソケツトであり、上記プリント配線基板2
7の切欠部48に嵌着されており、一端側に連成
された接続片47aが上記プリント配線基板27
側に半田付けで接続固定されている(第4図参
照)。
49は上記ベース21に外嵌する後端開放の合
成樹脂製の略箱形ケースであり、上記ベース1と
で制御回路ブロツク10のハウジング200を構
成している。このケース49には、上記開口2
2,30に対応して中央部に、前面側から後方側
へ連通する中空部50が形成され、さらに入力端
子露出窓511,512や負荷端子露出窓521
522、さらには動作表示窓53ならびに連結端
子片431,432の出入孔541,542(第4
図)等が形成されている。また、上記ケース49
の幅方向の両側壁49a,49bの各内面には、
前記放熱器3の基部3bの幅方向の両側面に長手
方向に沿つて形成された係合溝55,55に係合
する係合突部56,56が形成されている。上記
両側壁49a,49bの外面の各中央部には、前
後方向、すなわちケース49の前端から放熱器3
の側面まで延びる切欠部57、57がそれぞれ形
成されている。これら切欠部57,57は、複数
の固体継電器を第12図のように幅方向に連接し
て使用する際の通風溝を構成している。
58,59および60はそれぞれ前記パワー回
路カートリツジ2における前記トライアツク11
のT1端子、T2端子およびゲート端子であり、薄
板状に形成されたトライアツク11は第7図A,
Bに示すように上記T1端子58とT2端子59と
の間にサンドイツチ状に挾着されており、半田等
で接合固定されている。T1およびT2端子58,
59の面積は、トライアツク11の発熱に対して
熱抵抗を下げるために広く設定してある。61は
上記T2端子5の素子設定面を取り囲んで形成さ
れたロ字状の小溝であり、半田の不要な流れ出し
を防止するためのものである。62は上記トライ
アツク11のゲートに半田付けされたゲート線で
あり、前記ゲート端子60に半田付けで接続され
ている。63,64はそれぞれ前記T1およびT2
端子58,59の各外端部58a,59aに形成
されたねじ挿通孔である。上記T2端子59には、
第7図Aのように前方へ延設された突出片65が
形成されており、この突出片65の先端折曲面に
は、トライアツク11の温度を表示するサーモラ
ベル66が貼着されている。
67はトライアツク11の発熱を前記放熱器3
に伝達するための放熱板であり、対角位置の突片
部67a,67bにそれぞれねじ挿通孔681
682が形成されている。69は放熱板67と上
記T2端子59との間に介挿された絶縁板で、上
記トライアツク11と放熱板67との間の絶縁を
確保するためのものであり、上記T2端子59に
対応する領域はメタライズされている。
70はパワー回路カートリツジ2におけるケー
スであり、後面側が開放の2分割ケース71a,
71bからなり、両分割ケース71a,71bの
突き合わせ端部には、第8図のように前後方向か
らのスライド操作で嵌合する嵌合突部72および
嵌合溝部73が形成されており、両分割ケース7
1a,71bの結合状態で後端側に第9図のよう
に上記放熱板67が接合されている。上記カート
リツジケース70には、上記ねじ挿通孔681
682に対応して、カートリツジ取付ねじ751
752の保持孔部761,762が形成され、さら
に上記T1およびT2端子58,59の各外端部5
8a,59aの臨出空間771,772が形成され
ている。781,782は上記放熱器3の基部3b
の前面に形成されて上記取付ねじ751,752
螺入されるねじ孔である。上記ゲート信号用ソケ
ツト47に対応して一方の分割ケース71aに
は、第8図に示すように前記ゲート端子60に形
成されて後方側へ向つて突出するリード片60a
を圧入して貫通させるゲート端子保持部79が形
成されており、上記ソケツト47に対して正確に
位置決めさせるようになつている。上記カートリ
ツジケース70内に収容されたトライアツク11
は、外気や異物の影響を受けにくくさせるため、
第9図のようにシリコンゴム80で覆われてい
る。
81はアブソーバ回路設定用のプリント配線基
板であり、高圧のチツプバリスタ82やチツプコ
ンデンサ83等が装着され、さらに上記T1およ
びT2端子58,59に電気的に接合される1対
のアブソーバ端子841,842が第10図のよう
に取り付けられている。851,852は上記端子
841,842に形成されたねじ挿通孔861,8
2はそれぞれ上記アブソーバ端子84,842
T1およびT2端子58,59を負荷端子側の端子
接続片381,382に接続するためのアブソーバ
側接続ねじであり、前記カートリツジ用ナツト2
1,262に螺合されるようになつている。87
,872はワツシヤである。
88は上記カートリツジケース70の前面側に
嵌着される合成樹脂製のカートリツジカバーであ
り、上記カートリツジケース70側の係合凹所8
9に係合する弾性係合片90が突設され、前面に
は前記サーモラベル66の透視窓91(第11
図)が形成されている。92は上記カートリツジ
カバー88の側面に形成されてカートリツジケー
ス70側の係止突起93に係合する係合孔部であ
る。94a,94bは上記カートリツジカバー8
8の幅方向両側に形成されたストツパであり、前
記ケース49の中空部50に嵌挿された際、ケー
ス49側に当接するように設定されている。95
,952は上記カートリツジカバー88の前面に
形成されたアブソーバ側接続ねじ861,862
操作窓である。また、上記カートリツジカバー8
8の内面には、第10図に示すように端子押圧片
961,962が後方へ向つて突設してある。
97は上記放熱器3のフイン部3aの先端側を
一体に連結する連結片部であり、該放熱器3の引
き抜き成形により形成されたものである。上記放
熱器3の幅方向両端に位置して上記連結片部97
には、長手方向へ沿つたリブ壁991,992が対
向して形成され、両リブ壁991,992の各対向
面には、上記取付基板98の幅方向の両端部98
a,98bをそれぞれ嵌入させる溝状1001
1002が上記放熱器3の引き抜き成形時に形成
されている。
上記取付基板98は略長方形の金属板をプレス
成形したものであり、長手方向の両端に、図示し
ない制御パネル等に対してねじ止めする際に使用
されるねじ止め用取付片101,102を一体に
突設してある。103は上記取付基板98の長手
方向の一端に突設されて、上記連結片部97の一
端面側にかしめられる固着片であり、取付基板9
8の長手方向における一方への抜け止めとして機
能している。104は上記取付基板98の長手方
向の他端に前方、すなわち放熱器3側へ折曲形成
した規制片であり、上記連結片部97の他端面に
当接して取付基板98の長手方向における他方の
ストツパとして機能している。
上記取付基板98の長手方向の一端部98c側
に位置して幅方向両側に上記取付基板面から直立
する1対の立壁片1051,1052がそれぞれ折
曲形成され、各立壁片1051,1052には、第
5図および第6図に示すようにレール部材106
の一方のレール片部106a嵌入される嵌入溝1
07と、レール片部106aをリブ壁991,9
2から離れるように支持する支持突部108と
が形成されている。
上記取付基板98の長手方向の他端部98d側
は段差状に立ち上り形成されており、段差部98
eには、切欠孔109が形成されている。110
は金属板から横断面略コ字形に形成されたフイク
チヤレールであり、上記他端部98dと連結片部
97との間の空間に配設されるとともに、取付基
板98の長手方向へ進退移動可能に設定されてお
り、その一端側には、上記切欠孔109から突出
してレール部材106の他方のレール片部106
bに嵌合する嵌合部110aが一体に形成されて
いる。
111は上記フイクチヤレール110に形成さ
れて上記規制片104を貫通させた長孔であり、
この長孔111と上記規制片104とでフイクチ
ヤレール110の移動をガイドするようになつて
いる。112は上記フイクチヤレール110に折
曲形成されたばね座片113と上記規制片104
との間に介在されたコイルばねであり、上記フイ
クチヤレール110に対して進出方向(矢印a方
向)へのばね力を付与している。114は上記フ
イクチヤレール110の他端側に折曲された嵌合
解除用の操作片115は上記取付基板98におけ
る切欠孔109の内壁に形成されてレール部材1
06の他方のレール片部106bを支持する支持
片である。
上記固体継電気の組付手順はつぎのとおりであ
る。
ベース21におけるナツト保持部231,232
に負荷端子用ナツト251,252を、またナツト
保持部241,242にカートリツジ用ナツト26
,262をそれぞれ挿入保持させた後、制御回路
構成素子28等を装着したプリント配線基板27
を上記ベース21の主面側に配置する(第4図お
よび第5図参照)。1対の負荷端子61,62を端
子板341,342上に設置するとともに、押込操
作でフツク片391,392をナツト保持部231
232側の突起401,402にそれぞれ係止させ
る。ついで、連結端子片431,432をベース2
1側の支持ピン461,462に嵌合させた状態で
上記ベース21をケース49の後端開口側から嵌
入させて、1対の入力端子311,312を露出窓
511,512に露出さ、さらに1対の負荷端子6
,62を露出窓522,522に露出させる。これ
により、制御回路ブロツク10が構成される(第
6図参照)。
一方、トライアツク11をT1端子58とT2
子59とで、サンドイツチ状に挾着固定する(第
7図A,B参照)。一方、ゲート線62を介して
ゲート端子60を接続する。2分割ケース71
a,71bの突き合せ端における嵌合突部72と
嵌合溝部73とを前後方向から差し込んで結合す
ることによりカートリツジケース70を構成し、
その後端側に放熱板67を装着し、この放熱板6
7の内面に上記トライアツク11のブロツクを絶
縁板69を介して接合する。一方の分割ケース7
1aのゲート端子保持部79にリード片60aが
挿通されたゲート端子60と上記ゲート線62を
接続する。この後、上記ケース70内にシリコン
ゴム80を注入してトライアツク11等を覆わせ
る(第9図参照)。アブソーバ回路構成部品82,
83等を装着したプリント配線基板81を上記カ
ートリツジケース70内に収容するとともに、ア
ブソーバ端子841,842をそれぞれ上記T1およ
びT2端子58,59の各外端部58a,59a
に接合させ、アブソーバ側接続ねじ861,862
をねじ挿通孔851(63)および852(64)
に挿入する。この状態で、カートリツジカバー8
8の弾性係合片90をカートリツジケース70側
に差し込んで係合凹所89に係止させる一方、係
合孔部92をカートリツジケース70側の係止突
起93に係止させれば、カバー88がカートリツ
ジケース70に装着され、パワー回路カートリツ
ジ2が構成される(第10図)。この時、T2端子
59側の突出片65に貼着されたサーモラベル6
6が透視窓91に対向して設定される。
また、フイクチヤレール110をコイルばね1
12とともに取付基板98に組み付けた後、放熱
器3側の溝条1001,1002間に上記取付基板
98を差し込み、固着片103を連結片部97に
かしめることにより、上記取付基板98を放熱器
3に固定する。
上記制御回路ブロツク10を上記放熱器3の基
部3bの前面側に押し込み操作すれば、ケース4
9側の係合突部56,56が上記放熱器3側の係
合溝55,55に係止され、上記制御回路ブロツ
ク10が放熱器3に固定される。この状態では、
上記ベース21は上記放熱器3の基部3bとケー
ス49との間に挾着固定される。
入力端子用ねじ331,332をそれぞれ入力端
子51,52の各ねじ孔311,312に螺着し、負
荷端子用ねじ361,362をそれぞれ負荷端子6
,62の各ねじ挿通孔371,372を通して負荷
端子用ナツト251,252に螺着する。
最後に、パワー回路カートリツジ2を制御回路
ブロツク710におけるケース49の中空部50
に嵌入し、取付ねじ751,752を保持孔部76
,762に挿通して放熱器3側のねじ孔781
782にそれぞれ螺合させることにより、上記カ
ートリツジ2が継電器本体1側に装着され、ゲー
ト端子60のリード片60もゲート信号用ソケツ
ト47に結合される。アブソーバ側の接続ねじ8
1,862をカートリツジ用ナツト261,262
に螺合させれば、T1およびT2端子58,59お
よびアブソーバ端子851,852が負荷端子61
2に電気的に並列接続される(第6図参照)。
上記構成において、使用時の取り付けは、取付
装置4を利用する。図示しないパネル面等に装着
する場合は、取付金具98における取付片10
1,102を上記パネル面にねじ止めし、またレ
ール106に装着する場合は、フイクチヤレール
110の先端側の嵌合部110aと嵌合溝107
との間にレール片部106a,106bを差し込
めばよい。
1対の負荷端子61,62に負荷(図示せず)を
接続し、1対の入力端子51,52間に入力信号を
印加すると、発光素子29が点灯し、これを動作
表示窓53から視認することができる。入力信号
の印加により、入力回路7を介してトリガ回路8
が動作し、トライアツク11が導通し、負荷に電
力が供給される。
上記トライアツク11の動作により、該トライ
アツク11が発熱すると、放熱板67を介して放
熱器3で放熱される。一方、上記発熱による温度
上昇があれば、サーモラベル66が変色し、これ
はカートリツジ側カバー88の透視窓91で視認
できるため、トライアツク11の発熱状態を容易
に把握することができる。
仮に、上記トライアツク11が短絡事故や異常
発熱等で破壊した場合は、上記パワー回路カート
リツジ2を交換すればよい。すなわち、アブソー
バ側接続ねじ861,862をねじ戻し、取付ねじ
751,752を螺脱して、パワー回路カートリツ
ジ2を継電器本体1側から取りはずして新しいパ
ワー回路カートリツジ2を装着すればよい。この
場合、パワー回路カートリツジ2が取付ねじ75
,752で着脱できるため、交換作業も迅速に行
なえる。
このパワー回路カートリツジ2の交換により、
劣化しやすいアブソーバ回路部品も同時に交換で
きるため、長寿命化が図れ、信頼性の高いものと
なる。
さらに、負荷端子61,62の接続状態はそのま
までよいため、上記交換作業の迅速化に寄与でき
るとともに、保修時に誤配線を起こすおそれ等も
なくなるものである。
ところで、第12図に示すように複数の固体継
電器M1,M2を幅方向で連設して使用する場合、
固体継電器M1の1対の連結端子片431,432
を各出入孔541,542から回動操作で引き出し
て側方へ突出させるとともに、隣接する固体継電
器M2の1対の入力端子用ねじ321,322でね
じ止めすることにより、上記固体継電器M1の入
力端子51,52が上記連結端子片431,432
介して隣接する固体継電器M2の入力端子51,5
に電気的に並列接続される。
上記連接使用状態において、固体継電器M1
M2同志が密着して連設されていると、それぞれ
の放熱器3による放熱機能が有効に発揮されにく
くなる。しかるに、上記構成においては、ハウジ
ング200におけるケース49の両側外面に通風
溝57を形成してあるから、この通風溝57を通
して空気の前後方向の流れが生じ、これにより、
上記固体継電器M1,M2が密着して連設されてい
ても、各放熱器3の機能が適正に維持される。勿
論、他の機器に横付けして使用する場合において
も、上記放熱性の向上に寄与できるものである。
上記の例では、ベース21がケース49に内嵌
される構成のため、上記通風溝57,57をケー
ス49の両側外面に形成したが、ベース21がケ
ース49に外嵌する場合は、このベース21側に
上記通風溝57,57を形成すればよい。
なお、上記の例では、パワー回路カートリツジ
2を継電器本体1側に対して取付ねじ751,7
2で取り付けて着脱できるようにしたものであ
るが、この着脱構造は上記ねじ止めのものに限定
されるものではない。
また、上記パワー回路カートリツジ2側と制御
回路ブロツク10との電気接続関係も上述のねじ
861,862等を用いるものに限らず、種の変形
手段が採用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれこの考案に係る
固体継電器の一例をパワー回路カートリツジ脱挿
状態で示す斜視図および電気回路ブロツク図、第
3図は同固体継電器全体の分解斜視図、第4図は
同固体継電器をパワー回路カートリツジ脱挿状態
で示す一部破断前面図、第5図は同固体継電器を
制御回路ブロツク側ケース脱挿状態で示す一部破
断側面図、第6図は固体継電器をパワー回路カー
トリツジ装着状態で示す一部破断側面図、第7図
A,Bはそれぞれ同パワー回路カートリツジにお
けるトライアツクおよびその周辺部分を示す側面
図および前面図、第8図および第9図はそれぞれ
同パワー回路カートリツジをアブソーバ回路組込
前の状態で示す前面図および一部破断側面図、第
10図は同パワー回路カートリツジの側面断面
図、第11図は同パワー回路カートリツジをカバ
ーを破断して示す前面図、第12図は同固体継電
器を複数個連設して使用する場合の説明図であ
る。 1……継電器本体、2……パワー回路カートリ
ツジ、3……放熱器、3a……フイン部、3b…
…基部、4……取付装置,51,52……入力端
子、61,62……負荷端子,10……制御回路ブ
ロツク、11……パワー半導体素子、12……ア
ブソーバ回路、57……通風溝,200……ハウ
ジング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイン部の先端側に取付装置が装着される放熱
    器と、1対の入力端子および負荷端子を有し、上
    記放熱器の基部前面側に装着されて該放熱器とで
    継電器本体を構成する制御回路ブロツクと、上記
    制御回路で駆動制御されて負荷を開閉するパワー
    半導体素子ならびに1対の負荷端子間に介挿され
    るアブソーバ回路を少なくとも内蔵し、上記継電
    器本体側に対して着脱可能、かつ電気的接続可能
    に装着されるパワー回路カートリツジとを備えた
    固体継電器であつて、上記制御回路ブロツクにお
    けるハウジングの幅方向両側外面に、該ハウジン
    グの前端から放熱器側面まで至る通風溝を形成し
    たことを特徴とする固体継電器。
JP17680787U 1987-11-17 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0525247Y2 (ja)

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JP17680787U JPH0525247Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19
US07/271,220 US5018050A (en) 1987-11-17 1988-11-14 Solid state relay
US07/651,457 US5144155A (en) 1987-11-17 1991-02-05 Power source apparatus using time sensitive switching

Applications Claiming Priority (1)

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JP17680787U JPH0525247Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19

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