JPH05251950A - ミキサシステム - Google Patents

ミキサシステム

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JPH05251950A
JPH05251950A JP4049333A JP4933392A JPH05251950A JP H05251950 A JPH05251950 A JP H05251950A JP 4049333 A JP4049333 A JP 4049333A JP 4933392 A JP4933392 A JP 4933392A JP H05251950 A JPH05251950 A JP H05251950A
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JP
Japan
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parameter
mixer
control console
setting value
light emitting
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Application number
JP4049333A
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English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
健一 前田
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FUOSUTEKUSU KK
Original Assignee
FUOSUTEKUSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミキサ本体側のパラメータ設定値とコントロ
ール卓側のパラメータ設定値との間に不一致を生じるこ
とがなく、また装置が大型化することのないミキサシス
テムを提供することを目的としている。 【構成】 ミキサ本体内のシーンメモリから各パラメー
タが読み出されてミキサ本体の各パラメータの設定値変
更が行われた時又はミキサ本体の操作部からコントロー
ル卓とは無関係に各パラメータの設定値変更が行われた
時に、そのパラメータ設定値をコントロール卓に信号線
を介して通知し、コントロール卓側では、パネル上の設
定値とミキサ本体側からのパラメータ設定値とのレベル
比較を行い、その比較結果に応じて各チャネルの各パラ
メータ毎に設けられたランプの点灯状態を変更するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミキサシステムに関し、
更に詳しくはミキサのパラメータを離れて設置されたコ
ントロール卓からも設定できるようにしたミキサシステ
ムに関する。
【0002】ミキサシステムは、複数のチャネルから入
ってきた信号を独立にそれぞれその振幅,周波数特性,
左右バランス等を変化させ、これら各チャネルからの信
号をミキシングしてL,R2チャネルのステレオ信号と
して出力する装置である。近年の電子回路のIC化等に
よりコンパクトなミキサシステムが開発され、業務用以
外に個人の使用目的にも供されるようになってきてい
る。
【0003】
【従来の技術】図4は従来のミキサシステムの概念図で
ある。ミキサ本体10とコントロール卓20とはケーブ
ル1で接続されている。ミキサ本体10は、全体の制御
を行う制御部11,各チャネルにおけるボリューム,イ
コライザ,フェーダ,パン(PAN)等の設定値を変更
する操作部12及びコントロール卓20とのMIDI方
式による信号の送受を行うインタフェース部(INT)
13より構成されている。
【0004】コントロール卓20は、各チャネル毎にボ
リューム,イコライザ,フェーダ,パン(PAN)等の
設定値を変更する操作部21及び操作部21で設定した
パラメータ値をケーブル1を介してミキサ本体側に通知
するMIDI方式のインタフェース部22から構成され
ている。
【0005】ミキサ本体10及びコントロール卓20側
の操作部12,21に設けられているパラメータ設定ス
イッチは図5に示すような外観を有している。(a)は
ボリュームスイッチ、(b)はイコライザスイッチであ
る。ボリュームスイッチは上下スライド式となっている
のに比較してイコライザスイッチは、つまみによる回転
方式となっており、それぞれのパラメータ設定を行いや
すい外形をもっている。
【0006】このように構成されたシステムにおいて、
オペレータが例えばコントロール卓20の操作部21か
ら特定チャネルのボリュームスイッチの設定を変更する
と、その設定値はインタフェース部22からケーブル1
を介してミキサ本体10側に送られる。ミキサ本体側の
制御部11は、この設定信号を受け取ると、操作部12
に信号を送り、特定のチャネルのボリューム設定値を変
更する。パラメータは、ボリュームのみならずイコライ
ザ,パン(PAN)等があり、これらのパラメータ設定
値の変更も、ケーブル1からミキサ本体側に通知するこ
とができ、制御部11は通知された内容に従って操作部
12の該当パラメータ設定値を変更する。なお、パラメ
ータの変更はミキサ本体10側に設けられた操作部12
からも行うことができる。
【0007】図6はミキサ本体の従来構成例を示すブロ
ック図である。図に示す実施例では、入力(INPU
T)は1から8までの8チャネルとなっている。入力に
はその他に、補助リターン入力1(AUX RTN1)
と補助リターン入力2(AUXRTN2)があり、更に
バス入力(BUS IN)も設けられている。これら入
力もいずれも8チャネルである。補助リターン入力は、
ミキサ本体出力を更にフィードバック入力として受け
て、音の編集をするための入力である。バス入力は、既
に編集されている音をアナログバスに直接入れるための
入力である。これら入力部は、いずれもジャック入力と
なっている。
【0008】先ず通常の入力部の動作について説明す
る。各チャネルからの入力は、先ず入力振幅調整部40
に入り、ここで振幅の調整が行われる。各チャネルから
入力される音源は、例えばピアノ等の比較的強い音か
ら、ピッコロ等の比較的弱い音まで種々さまざまであ
る。入力振幅調整部40は、これら振幅の異なる音を、
ミキサの入り口で振幅をほぼ同じレベルに調整してやる
ものである。図の○に矢印が付いたシンボルが調整つま
みを示している(以下同じ)。
【0009】入力振幅調整部40で振幅が調整された各
チャネルの信号は、イコライザ(EQ)41に入る。該
イコライザ41は、信号の周波数特性を変更するもので
あり、低域(LOW)側と高域(HIGH)側でそれぞ
れ独立に調整できるようになっている。例えば低域側の
み強調したい場合には、低域側調整つまみを最大値に設
定してやり、低域側のゲインを大きくしてやればよい。
【0010】イコライザ41の出力は、フェーダ調整部
42に入る。フェーダは、音を徐々に大きくしたり(フ
ェードイン)、小さくしたり(フェードアウト)するの
に用いる。フェーダ調整部42の出力は、ミュート部4
3に入る。該ミュート部43は音消しをするためのもの
であり、ミュート時にはスイッチをオフにする。ミュー
ト部43の出力は、PANバランス部44に入る。該P
ANバランス部44は、ステレオ信号を作成するに際
し、左右の音のバランスを調整するものである。
【0011】PANバランス部44の出力は、ボリュー
ム45及びスイッチ46を介してアナログバス47に接
続されている。アナログバス47はSTEREO L,
STEREO R,AUX1 L,AUX1 R,AU
X2 L,AUX2 Rの6本の線より構成されてい
る。前記スイッチ46は、PANバランス部44の出力
をアナログバス47のLとRに振り分けて与えるための
ものである。
【0012】一方、PANバランス部44の出力は、ア
ンプ48を経てステレオマスタ部49に入り、音量調整
が行われる。該ステレオマスタ部49の出力は、アンプ
50を経て左右(L,R)のステレオ アウト(STE
REO OUT)信号として出力される。この出力はジ
ャックに接続されている。アナログバス47からは、ア
ンプ48,補助1マスタ部51,アンプ50を経て、補
助1信号(AUX SEND1)が端子(ジャック)か
ら出力される。同様に、アナログバス47からは、アン
プ48,補助2マスタ部52,アンプ50を経て、補助
2信号(AUXSEND2)が端子から出力される。こ
れら補助1,補助2信号は、外部装置(図示せず)に接
続されて例えばエコー等が付された後、前記補助リター
ン入力1又は補助リターン入力2に入るようになってい
る。
【0013】前記ステレオ出力は、音量調整部53,ア
ンプ54を経てイヤホン端子(ジャック)に接続されて
いる。このイヤホン端子がPH0NE出力となる。5
5,56は、ステレオ出力のL,Rのそれぞれのレベル
をバーグラフ表示する表示部である。この表示部55,
56によりオペレータは、出力レベルを知ることができ
る。
【0014】次に、補助リターン入力AUX RTN
1,AUX RTN2部の動作について説明する。先
ず、補助リターン入力1の動作について説明する。前記
補助1又は補助2出力は、これら補助リターン入力1又
は2に入る。端子(ジャック)から入力された信号は、
直にイコライザ41に入る。該イコライザ41の出力
は、フェーダ部42を介してアンプ57に入り、アナロ
グバス47に接続される。以上の構成は、補助リターン
入力2についても同様である。
【0015】次に、バス入力部(BUS IN)58
は、ステレオ信号のL,R,補助1入力のL,R及び補
助2入力のL,Rの6個の信号入力から構成されてい
る。これら入力は、アナログバス47と直接接続されて
おり、ミキシング処理が終了している音響信号が外部装
置等から入力される。以上説明したシステムにおいて、
入力振幅調整部40,イコライザ(EQ)41,フェー
ダ部42,PANバランス部44,ステレオマスタ部4
9等の調整は、主としてコントロール卓20から調整で
きるようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来システム
では、ミキサ本体側でコントロール卓20の操作とは無
関係に各パラメータのつまみを調整した時、そのままで
はコントロール卓20で設定されている各パラメータ設
定スイッチの設定値が、ミキサ本体10の設定値と一致
しなくなるという問題が生じる。この場合、ミキサ本体
10側でパラメータ設定値を変更しているにも拘らず、
コントロール卓20側のオペレータはそのことを知らな
いで、更にパラメータ設定スイッチを調整してしまい、
パラメータ設定値が最適点からずれてしまうという問題
があった。
【0017】そこで、このような不具合を除くため、コ
ントロール卓20側の各パラメータ設定スイッチをモー
タ駆動型のボリュームとし、ミキサ本体10側でパラメ
ータの設定値を変更した時には、その変更情報をケーブ
ル1を介してコントロール卓20側に通知し、コントロ
ール卓20のパラメータ設定スイッチをモータにより駆
動して、ミキサ本体側のパラメータスイッチの設定値と
合わせてやる方式が用いられる。
【0018】しかしながら、この方式では各パラメータ
設定スイッチとして高価なモータ駆動型のボリュームを
用いる必要があり、ミキサのように多くのパラメータを
持つ装置においては、大幅なコストアップにつながり、
装置全体の価格が高くなってしまう。また、このような
モータ駆動型のボリュームを用いると、スペース的にも
場所をとり、装置が大型化するという問題があった。
【0019】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、ミキサ本体側のパラメータ設定値とコン
トロール卓側のパラメータ設定値との間に不一致を生じ
ることがなく、また装置が大型化することのないミキサ
システムを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
本発明は、ミキサ本体とコントロール卓とが信号線で接
続され、ミキサ本体の各種のパラメータ設定をコントロ
ール卓からも行えるようにしたシステムにおいて、ミキ
サ本体内のシーンメモリから各パラメータが読み出され
てミキサ本体の各パラメータの設定値変更が行われた時
又はミキサ本体の操作部からコントロール卓とは無関係
に各パラメータの設定値変更が行われた時に、そのパラ
メータ設定値をコントロール卓に信号線を介して通知
し、コントロール卓側では、パネル上の設定値とミキサ
本体側からのパラメータ設定値とのレベル比較を行い、
その比較結果に応じて各チャネルの各パラメータ毎に設
けられたランプの点灯状態を変更するようにしたことを
特徴としている。
【0021】
【作用】通常は、コントロール卓からミキサ本体側の各
チャネルの各パラメータを設定するようになっている。
しかしながら、ミキサ本体側で何等かの方法で各パラメ
ータの設定値変更が行われることがある。このような時
に、そのパラメータ設定値をコントロール卓に信号線を
介して通知し、コントロール卓側では、パネル上の設定
値とミキサ本体側からのパラメータ設定値とのレベル比
較を行い、その比較結果に応じて各チャネルの各パラメ
ータ毎に設けられたランプの点灯状態を変更するように
する。例えば、前記ランプは、ミキサ本体側のパラメー
タ設定値とコントロール卓側のパラメータ設定値とが不
一致の時にはある点灯状態を示す。
【0022】そこで、オペレータはコントロール卓のパ
ラメータ設定スイッチのつまみを回してランプが消灯す
るようにする(予め、ミキサ本体側のパラメータ設定値
とコントロール卓側のパラメータ設定値とが一致した時
には消灯と決めておく場合)。このようにして、本発明
によればコントロール卓側に設けられたパラメータ設定
スイッチに付属するランプの点灯状態により、コントロ
ール卓側のパラメータ設定値とミキサ本体側のパラメー
タ設定値の不一致状態を知ることができるので、ミキサ
本体側のパラメータ設定値とコントロール卓側のパラメ
ータ設定値との間に不一致を生じることがなくなる。更
に、本発明によればモータ駆動型のボリュームを用いる
必要がないので、装置が大型化することもない。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図4と同一のものは、同一の符号を付して
示す。ミキサ本体10側において、11は制御部、12
は操作部、13はインタフェース部である。14は、音
場の各シーンにおける各チャネル毎の各パラメータ設定
値が記憶されているシーンメモリである。シーンの数と
しては、例えば100シーン程度が用いられる。このシ
ーンの変更は、操作部12からのコマンド入力により、
又はコントロール卓20からのコマンド入力により行う
ことができるようになっている。
【0024】そして、シーンメモリ14からの出力は、
操作部12に与えられ、各チャネルの各パラメータがシ
ーンメモリ14から読み出された値に設定される。同時
に、この各チャネル毎の各パラメータをシーンメモリ1
4の出力により変更した時には、制御部11からの指令
により、インタフェース部13及び信号線としてのケー
ブル1を介してコントロール卓20側に通知されるよう
になっている。
【0025】コントロール卓20側において、23はイ
ンタフェース部22を介して送られてくる各チャネルの
各パラメータ設定値を受けて、これら設定値とコントロ
ール卓10側の操作部21(図示せず。図4参照)のパ
ネルで設定されている各チャネルの各パラメータとを比
較するレベル比較制御部である。そして、該レベル比較
制御部23は比較結果に応じて制御信号を出力する。2
4は、レベル比較制御部23からの比較結果に応じた制
御信号を受けて、該制御信号に応じたパルスを発生する
電圧制御発振器(VCO)である。
【0026】D1,D2はレベル比較制御部23比較さ
れたミキサ本体10側とコントロール卓20側のそれぞ
れのパラメータ設定値の差に応じた点灯状態を示すラン
プで、ここではLED(発光ダイオード)が用いられて
いる。そして、D1は例えば緑(GREEN)、D2は
例えば赤(RED)の発光を示すものとする。
【0027】これら発光ダイオードD1,D2としてL
ED発光素子を用い、これら発光素子を1個のパッケー
ジ内に納めることができる。このような構成にすれば、
あたかも1個のLEDが点灯しているように見せること
ができ、回路部品も少なくすることができる。これらD
1,D2はパラメータの設定値の差に応じて、以下に示
すような発光状態を示す。 第1の発光状態 ミキサ本体10側のパラメータ設定値とコントロール卓
20側の設定値とが同じである場合、D1,D2共に消
灯状態又は点灯状態(ここでいう点灯状態は点滅状態を
含む)をとる。 第2の発光状態 ミキサ本体10側のパラメータ設定値がコントロール卓
20側の設定値よりも大きい時、D1の緑が発光する。 第2の発光状態 ミキサ本体10側のパラメータ設定値がコントロール卓
20側の設定値よりも小さい時、D2の赤が発光する。
【0028】これら発光ダイオードD1,D2のアノー
ド側は共通接続され、抵抗Rを介して電源Vccに接続
されている。そのカソード側はそれぞれ独立になってお
り、D1側はドライバDV1に、D2側はドライバDV
2にそれぞれ接続されている。前記電圧制御発振回路2
4の出力は、それぞれスイッチSW1,SW2を介して
ドライバDV1,DV2に接続されている。これらスイ
ッチSW1,SW2の切換え制御信号は、レベル比較制
御部23より与えられる。図では、コントロール卓側の
回路構成は、あるチャネルのあるパラメータ設定スイッ
チ部のみしか示していないが、実際は各チャネルの各パ
ラメータ毎に図の回路と同じ回路が設けられている。こ
のように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下
のとおりである。
【0029】通常は、コントロール卓20の操作部21
(図示せず。図4参照)のパラメータ設定スイッチのつ
まみを操作して、その設定値をケーブル1を介してミキ
サ本体10側に送る。ミキサ本体10側では、インタフ
ェース部13でそのパラメータ設定値を受信すると、制
御部11がそのパラメータ値を該当する操作部12のパ
ラメータ設定スイッチに与え、そのパラメータ値をコン
トロール卓20の指示のとおりに変更する。この結果、
ミキサ本体10は各パラメータ設定値が最適な値に設定
され、最適なミキシングができるようになる。
【0030】ところが、ミキサ本体10側でコントロー
ル卓20側とは無関係にパラメータ設定値を変更するこ
とがある。例えば、ミキサ本体10を、ファンクション
スイッチ(図示せず)を押してパラメータ設定値変更モ
ードに設定し、パラメータ設定値を変更する。例えば、
それぞれのチャネルのそれぞれのパラメータを先ず、ミ
キサ本体10側でシーンメモリ14からあるシーンのデ
ータを読み出して操作部12に与え、各チャネルの各パ
ラメータを全面変更する時がある。このような変更があ
った場合、シーンメモリ14から読み出されたパラメー
タ設定値は操作部12に与えられ、操作部12のパラメ
ータ設定値を変更する。同時に、シーンメモリ14から
読み出されたパラメータ設定値はインタフェース部13
及びケーブル1を介してコントロール卓20側に通知さ
れる。
【0031】コントロール卓20側では、受信したパラ
メータ設定値をインタフェース部22を介してレベル比
較制御部23に通知する。該レベル比較制御部23は、
各チャネルの各パラメータ設定値毎に自己の操作部21
のパネルで設定されているパラメータ設定値とのレベル
比較を行う。レベル比較の結果、 ミキサ本体側の設定値>コントロール卓の設定値 であったものとする。この時、レベル比較制御部23は
SW1をオンにして緑の発光ダイオードD1を点灯させ
る(実際には電圧制御発振回路24の出力で駆動される
ので点滅状態である)。更に、レベル比較制御部23は
ミキサ本体側設定値とコントロール卓側設定値のレベル
差の大小も求める。そして、レベル差が大きい場合には
電圧制御発振回路24に制御信号を送り、その発振周波
数を遅くする。この結果、発光ダイオードD1はゆっく
り点滅を繰り返す。差が小さい場合には電圧制御発振回
路24に制御信号を送り、その発振周波数を速くする。
この結果、発光ダイオードD1は速い点滅を繰り返す。
【0032】オペレータは、このLEDの発光状態を見
ながら、つまみを調整し発光ダイオードD1とD2が共
に消灯状態になるようにする。つまり、パラメータ設定
値の変更は常時レベル比較制御部23に与えられている
ので、該レベル比較制御部23はその時のレベル差の程
度に応じて、発光ダイオードD1,D2の発光状態を変
化させる。前記ミキサ本体側の設定値>コントロール卓
の設定値 の場合には、発光ダイオードD1が緑色に点灯している
ので、オペレータは ミキサ本体側の設定値>コントロール卓の設定値 であることを知ることができる。
【0033】ここで、前記差の程度が大きいものとする
と、発光ダイオードD1は初めはゆっくり点滅を繰り返
している。オペレータは、この点滅状態を見ながらパラ
メータ設定スイッチのつまみを回していく。この結果、
発光ダイオードD1の点滅状態は、差が縮まってくるの
でだんだん速くなっていくる。そして、両方のパラメー
タ設定値が一致したところで、発光ダイオードD1は消
灯する。
【0034】 以上、ミキサ本体側の設定値>コントロール卓の設定値 の場合を例にとって説明したが、 ミキサ本体側の設定値<コントロール卓の設定値 の場合についても同様である。この場合には、発光ダイ
オードD1の緑の点灯ではなく、発光ダイオードD2の
赤の点灯となる。差の大きさに基づく点滅状態の変化は
同じである。つまり、差が大きい場合には発光ダイオー
ドD2はゆっくり点滅し、差が小さい場合には速く点滅
する。そして、オペレータは、この点滅状態を見ながら
パラメータ設定スイッチのつまみを回していく。この結
果、発光ダイオードD2が点滅状態から、消灯になるよ
うにパラメータ設定スイッチのつまみを回す。
【0035】上述の説明では、両方のパラメータ設定値
が一致した時、両方の発光ダイオードD1,D2が消灯
するようにした場合を例にとったが、両方の発光ダイオ
ードD1とD2が共に点灯するようにすることもでき
る。この場合には、緑と赤の発光ダイオードが同時に点
灯するので、あたかも橙色の点灯となる。
【0036】図2はLEDの発光状態を示す図である。
この図は、上述の実施例で述べた発光ダイオードD1,
D2の発光状態をテーブル化したものである。図で“点
灯”として示しているところは、実際は点滅状態を示し
ている。そして、その点滅周期は、差分の大小に応じて
図に示すように変化する。
【0037】図3はコントロール卓20の具体的構成例
を示すブロック図である。図2,図4と同一のものは、
同一の符号を付して示す。図において、60は全体の制
御動作を行うCPUで、図2のレベル比較制御部23と
電圧制御発振回路24を含む概念である。21は操作部
で、例えばボリュームVRと2色発光ダイオードDによ
るマトリクスを構成している。各チャネルには、ボリュ
ームVRと発光ダイオードDからなるユニットがパラメ
ータの数だけ設けられている。
【0038】25は操作部21の発光ダイオードDを駆
動するLEDドライバ、26は操作部21の各チャネル
毎の電源ラインを周期的にセレクトしてドライブするラ
インセレクタ&ドライバである。LEDドライバ25及
びラインセレクタ&ドライバ26は、CPU60から制
御される。つまり、CPU60に設けられた出力ポート
から駆動制御される。一方、パラメータ設定ユニットの
ボリュームVRからの設定信号はアナログ信号としてC
PU60のA/D入力ポートに入力され、その内部でA
/D変換器によりディジタルデータに変換される。
【0039】22はミキサ本体10側と接続されるMI
DIインタフェース部、27は制御シーケンスが記憶さ
れているプログラムROM、28はインタフェース部2
2を介してミキサ本体10側から送られてくるパラメー
タ設定値を一旦記憶するデータRAMである。このよう
に構成された装置の動作を説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0040】ミキサ本体10側から送られてきたパラメ
ータ設定値は、インタフェース部22を経て内部に取り
込まれ、データRAM28に一旦記憶される。CPU6
0は、データRAM28から各チャネルの各パラメータ
を順次読出して、パラメータ設定ユニットのボルューム
VRで設定されている設定値と比較する。そして、比較
結果に応じて、LEDドライバ25から該当発光ダイオ
ードDを駆動する。同時に、対応するラインに図2に示
したような周期で発光ダイオードDが発光するようにラ
インセレクタ&ドライバ26に制御信号を送る。ここ
で、ラインセレクタ&ドライバ26には、チャネルの数
だけのラインがあり、そのラインの数だけの制御信号線
がCPU60の出力ポートから出ている。
【0041】このような動作を全てのチャネルの全ての
パラメータ設定ユニットに行うことにより、オペレータ
にミキサ本体10側とコントロール卓20側の、どのチ
ャネルのどのパラメータ設定値がどのように異なってい
るかを知らせることができる。オペレータは、各パラメ
ータ設定ユニットの発光ダイオードDが消灯するように
パラメータ設定スイッチのつまみを調整する。このよう
にして、ミキサ本体10側のパラメータ設定値とコント
ロール卓20側のパラメータ設定値を一致させることが
できる。
【0042】上述の説明では、ミキサ本体10側のシー
ンメモリ14からパラメータ設定値を読出して、ミキサ
本体10側のパラメータ設定値を同時に変更した場合を
説明した。しかしながら、本発明はこれに限るものでは
ない。ミキサ本体10側をパラメータ設定値変更モード
に設定しておき、操作部12上のパラメータ設定スイッ
チのつまみを調整して単独に任意のチャネルの任意のパ
ラメータ設定値を変更することができる。このような場
合も、制御部11がパラメータ設定値変更を認識した
ら、そのパラメータ設定値だけをケーブル1を介してコ
ントロール卓20側に通知し、コントロール卓20側
で、前述したような操作により、ミキサ本体10側の当
該パラメータ設定値とコントロール卓20側の当該パラ
メータ設定値とを一致させることができる。
【0043】また、上述の実施例では発光ダイオードD
1,D2の色として緑と赤の場合を例にとったが、本発
明はこれに限るものではなく、その他の色の発光ダイオ
ードを用いることができる。また、ミキサ本体側とコン
トロール卓とのレベル差に応じて発光ダイオードの点滅
周期を変化させる場合、レベル差が大きい場合にゆっく
りと、レベル差小さい場合に速く点滅させる場合を例に
とったが、この点滅周期は逆でもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればミキサ本体側のパラメータ設定値とコントロール
卓側のパラメータ設定値との間に不一致を生じることが
なく、また装置が大型化することのないミキサシステム
を提供することができ、実用上の効果が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】LEDの発光状態を示す図である。
【図3】コントロール卓の具体的構成例を示すブロック
図である。
【図4】従来のミキサシステムの概念図である。
【図5】パラメータ設定スイッチの外観図である。
【図6】ミキサ本体の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 10 ミキサ本体 11 制御部 12 操作部 13 インタフェース部 14 シーンメモリ 20 コントロール卓 22 インタフェース部 23 レベル比較制御部 24 電圧制御発振回路 R 抵抗 D1,D2 発光ダイオード DV1,DV2 ドライバ SW1,SW2 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサ本体とコントロール卓とが信号線
    で接続され、ミキサ本体の各種のパラメータ設定をコン
    トロール卓からも行えるようにしたシステムにおいて、 ミキサ本体内のシーンメモリから各パラメータが読み出
    されてミキサ本体の各パラメータの設定値変更が行われ
    た時又はミキサ本体の操作部からコントロール卓とは無
    関係に各パラメータの設定値変更が行われた時に、その
    パラメータ設定値をコントロール卓に信号線を介して通
    知し、 コントロール卓側では、パネル上の設定値とミキサ本体
    側からのパラメータ設定値とのレベル比較を行い、その
    比較結果に応じて各チャネルの各パラメータ毎に設けら
    れたランプの点灯状態を変更するようにしたことを特徴
    とするミキサシステム。
  2. 【請求項2】 前記ランプとしてLEDを用い、 ミキサ本体側のパラメータ設定値とコントロール卓側の
    設定値とが同じである場合にはLEDを第1の発光状態
    に、 ミキサ本体側のパラメータ設定値がコントロール卓側の
    設定値よりも大きい場合にはLEDを第2の発光状態
    に、 ミキサ本体側のパラメータ設定値がコントロール卓側の
    設定値よりも小さい場合にはLEDを第3の発光状態に
    それぞれ設定するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のミキサシステム。
  3. 【請求項3】 前記LEDを異なる発光色を持つ2個の
    LED素子よりなるLEDで実現し、 前記第1の発光状態は各LED素子とも消灯状態又は点
    灯状態に、 前記第2の発光状態は各LED素子のうち第1の素子が
    点灯状態に、 前記第3の発光状態は各LED素子のうち第2の素子が
    点灯状態になるようにそれぞれ設定することを特徴とす
    る請求項2記載のミキサシステム。
  4. 【請求項4】 前記LED素子の点灯を点滅により行う
    ようにすると共に、ミキサ本体からのパラメータ設定値
    とコントロール側の設定値との差分に基づいてその点滅
    周期を変化させるようにしたことを特徴とする請求項3
    記載のミキサシステム。
JP4049333A 1992-03-06 1992-03-06 ミキサシステム Pending JPH05251950A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7366313B2 (en) 2002-10-04 2008-04-29 Yamaha Corporation Mixing console having visual marking system applied to manual operators with subgrouping

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