JPH05251917A - 携帯型マイクロ波受信装置 - Google Patents

携帯型マイクロ波受信装置

Info

Publication number
JPH05251917A
JPH05251917A JP4665592A JP4665592A JPH05251917A JP H05251917 A JPH05251917 A JP H05251917A JP 4665592 A JP4665592 A JP 4665592A JP 4665592 A JP4665592 A JP 4665592A JP H05251917 A JPH05251917 A JP H05251917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
case
tooth
shaped projection
radome
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4665592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Itoigawa
雅克 糸魚川
Hiroyuki Takebe
裕幸 武部
Hirohiko Yamamoto
裕彦 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4665592A priority Critical patent/JPH05251917A/ja
Publication of JPH05251917A publication Critical patent/JPH05251917A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯型マイクロ波受信装置のアンテナの共振
周波数の調節を容易ならしめる。 【構成】 レドームを兼用する上ケース1の内部に鋸歯
状突起8を設ける。平面アンテナ15を支持するアンテ
ナ支持部材13の側部に設けた穴11にスプリング10
を挿入し、鋼球9を鋸歯状突起8の溝に係合させる。ア
ンテナ支持部材13は上下に移動され、間隔dを調整す
ることにより、共振周波数は段階的に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型GPS受信装置
のような携帯型マイクロ波受信装置において、それに内
蔵されたマイクロ波用平面アンテナの共振周波数調整手
段を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】人間,船舶,航空機,および自動車等の
各種移動体に対して、複数個の人工衛星から電波を受信
して、移動体の現在位置やその速度等を確認したり決定
したりするために、GPS測位装置が有用であることが
注目されてきている。GPS測位装置とは、全世界測位
システム(Global Positioning System )に属する複数
個の人工衛星からの電波を受信し、移動体の現在位置を
知ることができるようにされたものである。
【0003】従来から知られているように、このような
GPS測位装置を用いてなされる測位操作は、通常3個
以上の人工衛星からの電波を受信することによって行な
われる。そして、複数個の人工衛星からの電波は、移動
体側で同時に受信されて、前記複数個の人工衛星側に設
けられている時計装置と、移動体側に設けられている時
計装置との間の、精度の差異に基づく時間的なずれに対
する所要の補正処理がなされてから、当該移動体の現在
位置を適当な表示手段に表示するようになっている。
【0004】このような機能を有する携帯型GPS受信
装置が、その測位システムが完成されるに従い、昨今市
販されだしている。
【0005】ところで、携帯型GPS受信装置の受信用
平面アンテナは、上記したように、天空の任意の位置
に、その時々に存在し得る複数個のGPS衛星からの電
波を同時に受信する必要があるため、そのアンテナを水
平面上になるように設置したとき、天頂を中心とする半
球状の指向性を有するように設計する必要がある。ま
た、携帯性を追求するためにも小型軽量にする必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、地球上
空20000kmを周回しているGPS衛星からの送信
機の出力が200W程度であり、アンテナによる受信電
力は、約−160から−166dBW程度と非常に少な
いため、その特質上アンテナ利得が低下する仰角の低い
(たとえば仰角5度程度)衛星からの電波を受信する携
帯型GPS受信装置を製造することが、現在生産技術的
に非常に困難な状況にある。
【0007】したがって、それに対処し必要利得を維持
するために、利得低下の要因となる、量産時のアンテナ
単体での共振周波数のばらつきを調整し共振周波数を適
正値に調節するように、一品一品そのアンテナパッチパ
ターンの形状を手作業にて微調整したり、非常に歩留り
の悪い良品選別作業をするか、または、ある程度その携
帯性を犠牲にしてアンテナサイズを大きくしたり、アン
テナ表面からレドーム内壁までの距離をアンテナから漏
れる磁束に対してレドームの影響を無視できる程度まで
十分な距離に大きくしたり、あるいは、アンテナとレド
ーム間の間隙をボルトとナットの組合せで複数箇所別々
に調整したりしている。さらに、当然のことながら、受
信用の平面アンテナ部とそのレドームとの間隔に対して
は、組立ての精度が要求される。
【0008】本発明の目的は、携帯型マイクロ波受信装
置のアンテナの共振周波数の調節を容易ならしめること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型マイクロ
波受信装置においては、マイクロ波用平面アンテナ,こ
れを支持するアンテナ支持部材、受信データ処理装置等
を収容しレドームを兼用するケースの内面とこれに対向
する平面アンテナの距離を段階的に変化させる変位手段
を設けた。
【0010】
【作用】本発明は、以上のような構成であるから、仰角
の低い位置に存在するGPS衛星からの電波をも受信で
きるよう、必要利得を維持するために、共振周波数を適
正値に正確に段階的に、容易に調整することができる。
したがって、前述の不具合が解消される。ある程度共振
周波数に対してばらつき値を持つ平面アンテナにおいて
も、受信装置本体に組込む際容易に最適な共振周波数に
調整できるようになる。なお、ここでレドームを構成す
るケース側の変位手段の固定部をケース内壁部に一体に
設けることにより、組立精度が向上する。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の斜視図である。
携帯型マイクロ波受信装置は、上ケース1,下ケース
5,2点鎖線で示される平面アンテナ内蔵部2の内側に
設けられた平面アンテナ,表示部3,操作キー部4等よ
り構成され、図示されていないが、その内部には受信さ
れたGPS信号のデータ処理装置が設けられ、処理され
たデータが表示部3に表示される。上ケース1の一部は
レドームを兼用し、表示部3にはたとえばLCDが使用
される。
【0012】図2は、アンテナに関連した部分およびレ
ドームの分解斜視図である。説明の便宜上、上下が反対
に示されている。図1の平面アンテナ内蔵部2の内側に
該当する。同図においてGPS受信装置の上ケース1の
内壁の一部はレドーム6を兼用している。レドーム6の
壁面の両側には、たとえば、鋸歯状突起8のような連続
した凹凸部が設けられている。鋸歯状突起8の両側の平
坦部14に沿って、後述のアンテナ支持部材13の両側
のガイド部13−1が摺動する。一点鎖線で囲まれた部
分はアンテナ構成部7であり、アンテナ支持部材13の
一方に平面アンテナ15が設けられ、その表面にはパッ
チパターンが施されている。アンテナ支持部材13の他
方にはアンテナ用給電コネクタ12が設けられている。
アンテナ支持部材13の両側にはガイド部13−1が設
けられ、その側面に設けた穴11にスプリング10が挿
入されその先端に鋼球9が保持される。鋼球9はスプリ
ング10により前述の鋸歯状突起8と係合する。
【0013】図3は、図2の各部を組立てた場合の断面
図である。鋸歯状突起8は上ケース1の内壁に一体に形
成されている。鋸歯状突起8の溝部に、鋼球9がスプリ
ング10によりはまりこみ、アンテナ支持部材13を上
下に移動させることができる。平面アンテナ15とこれ
に対向する上ケース1の内面との間隔dを調整すること
ができる。間隔dの調整は鋸歯状突起8の各溝間の間隔
により段階的に調整される。
【0014】図4は、前述の間隔dを変化させた場合の
共振周波数と入力リターンロスとの関係を示すグラフで
ある。曲線Aはd=0mm,曲線Bはd=1mm,曲線
Cはd=3mm,曲線dはd=5mmの場合のそれぞれ
の特性曲線である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば携帯型マイクロ波受信装
置の平面アンテナの共振周波数を容易に調整することが
でき、生産性を向上し、原価を低減し、かつ携帯性のよ
い受信装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明のアンテナ変位に関連した部分の分解斜
視図である。
【図3】アンテナ変位部分の断面図である。
【図4】平面アンテナとこれに対向するレドーム内面と
の距離を変化させた場合の共振周波数と入力リターンロ
スとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 上ケース 8 鋸歯状突起 9 鋼球 10 スプリング 13 アンテナ支持部材 15 平面アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波用平面アンテナと、これを支
    持するアンテナ支持部材と、受信データ処理装置と、そ
    れらを収容するケースと、ケースの内面とこれに対向す
    る平面アンテナとの距離を段階的に変化させる変位手段
    とを有する携帯型マイクロ波受信装置。
  2. 【請求項2】 変位手段の固定部はケース側であり可動
    部はアンテナ支持部材である請求項1記載の携帯型マイ
    クロ波受信装置。
  3. 【請求項3】 変位手段の固定部はレドームを兼用する
    ケースの内面にケースと一体に形成されている請求項1
    および2記載の携帯型マイクロ波受信装置。
JP4665592A 1992-03-04 1992-03-04 携帯型マイクロ波受信装置 Withdrawn JPH05251917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4665592A JPH05251917A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 携帯型マイクロ波受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4665592A JPH05251917A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 携帯型マイクロ波受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05251917A true JPH05251917A (ja) 1993-09-28

Family

ID=12753340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4665592A Withdrawn JPH05251917A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 携帯型マイクロ波受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05251917A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100190A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-28 Elkins Anstalt Process and apparatus for neutralising bacterial contamination of solid hospital wastes and other suitably comminuted humidified materials

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100190A1 (en) * 2005-03-23 2006-09-28 Elkins Anstalt Process and apparatus for neutralising bacterial contamination of solid hospital wastes and other suitably comminuted humidified materials

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7633452B2 (en) Hybrid antenna unit with a suitably located booster circuit
US10424833B2 (en) Electronic apparatus
US5515057A (en) GPS receiver with N-point symmetrical feed double-frequency patch antenna
KR101183482B1 (ko) 이동 타겟을 추적하기 위한 페이즈드 어레이 평면형 안테나및 추적방법
JP4798368B2 (ja) 複合アンテナ装置
US5398035A (en) Satellite-tracking millimeter-wave reflector antenna system for mobile satellite-tracking
US5917454A (en) Slotted ring shaped antenna
US8890757B1 (en) Antenna system for satellite communication
US20080055161A1 (en) Patch antenna
US20160020521A1 (en) Global Navigation Satellite System Antenna with a Hollow Core
EP2395600A1 (en) Effective marine stabilized antenna system
KR20180073503A (ko) 교란 환경에서의 정밀도가 개선된 간략화된 gnss 수신기
JP2006254043A (ja) アンテナ装置
US6707426B2 (en) Compact, vibration-resistant circularly polarized wave antenna
WO2005025109A2 (en) Communication satellite cellular coverage pointing correction using uplink beacon signal
JPH09181525A (ja) 車載用アンテナ装置
JPH05251917A (ja) 携帯型マイクロ波受信装置
EP3422472B1 (en) Metal frame body and terminal including same, and mobile terminal
EP3236278A1 (en) Directional antenna module
JP2006237813A (ja) パッチアンテナおよびアンテナユニット
US11543536B2 (en) Relay platform for transmitting positioning signals to rovers with an optimized radiation pattern
US7102585B2 (en) Integrated feed horn device
JPH05119146A (ja) 受信装置
JP2005236426A (ja) 開口面アンテナ及びアンテナ方向調整方法
JP3176805B2 (ja) 移動体用衛星通信アンテナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518