JPH0525000A - 結晶成長容器 - Google Patents

結晶成長容器

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JPH0525000A
JPH0525000A JP17487491A JP17487491A JPH0525000A JP H0525000 A JPH0525000 A JP H0525000A JP 17487491 A JP17487491 A JP 17487491A JP 17487491 A JP17487491 A JP 17487491A JP H0525000 A JPH0525000 A JP H0525000A
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JP
Japan
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crystal growth
liquid storage
liquid
liq
growth container
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JP17487491A
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Takaharu Asano
高治 浅野
Takafumi Hataya
隆文 端谷
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結晶成長容器に関し、液体収容室内に残存す
る気泡を少なくすることを目的とする。 【構成】 無重力ないし微小重力環境において、結晶の
母材となる第一の液体3と、該第一の液体3の結晶化剤
となる第二の液体4のそれぞれが収容される第一と第二
の液体収容室11、21をそれぞれ具え、かつ該液体収容室
11、21が対向して隔絶されるようにOリング5に挿脱可
能に挟持されたスライド板6を介して液密可能に締着さ
れた第一と第二の容器1、2からなる結晶成長容器であ
って、前記液体収容室11、21は、それぞれが一つの隅か
らそれぞれの容器1、2の外壁に開口する第一と第二の
注入孔12、22を有している。そして、その注入孔12、22
を垂直方向に向けた際、液体収容室11、21のすべての内
壁が上向きに傾斜するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無重力ないし微小重力
環境において、有機材料、特に生体高分子材料の溶液か
ら結晶成長させる容器に関する。
【0002】近年、電気伝導性や液晶性といった特異な
機能をもつ有機材料やタンパク質や酵素などの生体高分
子材料の単結晶は、それらの材料の構造解析に有用であ
るばかりでなく、単結晶を直接工業的に利用への期待も
あって、非常な関心がもたれている。しかし、こうした
有機材料の単結晶は、金属や半導体と異なって、良質で
大きな単結晶を得ることが難しい。
【0003】一方、近年、宇宙の超高真空で無重力とい
う特異な環境における自然科学との係わり、いわゆる宇
宙科学の研究が急速に進展している。ところが、超高真
空は地上でも実現できるのに対して、無重力について
は、例えば、航空機の弾道飛行によったり、高い塔や深
い井戸などを利用しても、高々数秒から数十秒に過ぎな
い。しかし、無重力と物質との係わりは、大きな可能性
を秘めているとして多いに注目されている。
【0004】通常、人工衛星によって得られる宇宙環境
は、弾道飛行によって得られる微小重力環境に比べて、
圧倒的に長い時間維持できる。しかし、衛星の自転によ
る遠心力や、人が動いたりスラスタ(姿勢制御のための
ロケット噴射)などに起因して、例えば、10-4G程度の
残留加速度が掛かっている。また、航空機の弾道飛行に
よる場合などには、例えば、10-1G程度の重力加速度が
掛かっている。
【0005】このように、どちらの環境も厳密には無重
力ではなくいわゆる微小重力環境である。しかし、この
微小重力環境であっても、物体を浮遊させることができ
るので、対流のない環境における種々の可能性を秘めて
いる。
【0006】つまり、航空機の弾道飛行による微小重力
環境は、人工衛星によって行われる無重力環境での実験
とか、将来の宇宙工場のシミュレーションなどの一環と
して、例えば、地上では恐らく困難な各種合金生成や結
晶成長を行わせたりする場として利用したり、新材料の
製造に使おうとする試みが盛んになりつつある。
【0007】その中でも、微小重力環境において、種々
の物質の結晶、特に単結晶を成長させる試みは、有機
物、無機物を問わず非常に注目されている。
【0008】
【従来の技術】図3は従来の結晶成長容器の一例の一部
断面側面図である。図において、1は第一の容器、11は
第一の液体収容室、12は第一の注入孔、2は第二の容
器、21は第二の液体収容室、22は第二の注入孔、3は第
一の液体、4は第二の液体、5はOリング、51は溝、6
はスライド板、30は結晶成長容器である。
【0009】この従来の結晶成長容器30は、発明者ら
が、無重力や微小重力環境において、生体高分子の結晶
成長を行う装置、つまり、「生体高分子結晶成長容器と
作製及び方法」(特願昭62-213729)として、すでに提案
しているものである。
【0010】図において、結晶成長容器30は第一、第二
の二つの容器1、2からなる。そして、二つの容器1、
2にはそれぞれ第一と第二の液体収容室11、21が設けら
れており、それぞれの液体収容室11、21には内壁から容
器1、2の外壁に開口する第一と第二の注入孔12、22が
設けられている。そして、この液体収容室11、21にはそ
れぞれ液体3、4が収納されるようになっている。
【0011】2種類の液体3、4は、例えば、タンパク
質の単結晶を成長させるために必要な液体で、一例とし
て、液体3がタンパク質水溶液、液体4がそのタンパク
質水溶液の結晶化剤である。
【0012】また、二つの液体収容室11、21が対面する
それぞれの壁面には環状に溝51が設けられており、それ
ぞれの溝51にはOリング5が嵌まっており、スライド板
6を液密可能に挟持して二つの容器1、2が衝合してね
じ止めされている。
【0013】スライド板6は、二つの液体3、4の間に
介在して両者を隔てる隔壁になっており、Oリング5に
挟まれたまゝ液密可能に引き抜けば、二つの液体収容室
11、21が一室に連通できるようになっている。
【0014】実際の結晶成長に際しては、まず、スライ
ド板6を二つの容器1、2の隙間に挿入した状態でねじ
止めし、二つの液体収容室11、21は隔絶されている。こ
の状態で注入孔12、22のそれぞれから液体3、4を別々
に注入し樹脂封止する。次いで、スライド板6を引き抜
くと、隔絶していた二つの液体収容室11、21が一室に連
なり、液体3、4が互いに接触して界面が形成される。
そして、その二つの液体3、4の界面で結晶成長が起こ
る。
【0015】結晶成長容器30は、耐薬品性に富み、液体
収容室11、21のそれぞれが外部から観察できるように、
例えばアクリル樹脂のような透明なプラスチック材料で
構成する。また、Oリング5は弾力性のあるゴムとかプ
ラスチック製であり、スライド板6は、例えば厚みが50
μm程度の不錆鋼の薄板によって作られている。
【0016】このように、まず、液体3、4を注入する
前には、液体収容室11、21をスライド板6によって隔絶
しておき、次いで、スライド板6を引き抜いて液体収容
室11、21を一室化して液体3、4を接触させて、結晶成
長などを行わせる。この一連の工程が終わるまでの間、
液体収容室11、21は二つの衝合するOリング5によって
液密性が確保されている。
【0017】すでに発明者らが提案しているこの結晶成
長容器30の特長は、例えば生体高分子の結晶成長を行わ
せる種々の方法、すなわち自由界面拡散法とか静置バッ
チ法、蒸気拡散法、平衡透析法といったいろいろな方法
に適用できることである。
【0018】図4は結晶成長容器の配置例を示す図であ
り、結晶成長容器30を円陣を組むように環状に配置し
て、特に、結晶成長容器30の中の結晶成長が行われる様
子が、成長容器30の外からよく観察できるように配置し
た例である。
【0019】すなわち、結晶成長容器30は、狭い空間に
一つでも多くの結晶成長容器30が配置できるように、上
から見て台形の形状、あるいは角錐を横にした形状にな
っている。このように結晶成長容器30を配置すると、例
えば中央部に鏡8を45度傾けて置けば上から覗いて見る
ことができる。また、この鏡8を水平方向に回転させれ
ば、環状に配置した複数個の結晶成長容器30を順次巡り
ながら観察することができる。
【0020】ところで、図3において、ここで用いられ
る生体高分子、例えば、タンパク質とか酵素とかの試薬
は非常に高価であり、扱う量もそれ程多くない。という
ことは、結晶成長容器30は、一般に非常に小型でよい。
また、無重力とか微小重力といった特殊な環境であるこ
とから、結晶成長容器30はできるだけ小型であることが
望ましい。
【0021】その理由は、人工衛星の中はもちろん、弾
道飛行などによって得られる微小重力環境においては、
特殊な環境のために重量制限や容積制限があり、この制
約条件を満たしながら、狭い空間を有効に利用したいた
めである。
【0022】そのために、結晶成長容器30は、まず、軽
量であって欲しいし、次いで、貴重な試行の機会を最大
限に活かすために一つでも多くの結晶成長容器30を搭載
できるようにしたい。従って、何れにしても、結晶成長
容器30は、それぞれの液体収容室11、21の容積が例えば
100μリットルといった非常に小さなものである。
【0023】また、二つの容器1、2をOリング5を介
して確りねじ止めして組み上がった結晶成長容器30には
完全な液密性が得られるように考慮されている。このこ
とは、単に液漏れしないというだけでなく、気泡が混入
すれば気液界面においてタンパク質水溶液などが変質し
たり、結晶成長の経過が観察できなかったりし、貴重な
機会を失うことになり兼ねないからである。
【0024】このように、結晶成長容器30は非常に小さ
いにも係わらず、容器1、2の内外の液密性が保てるよ
うに考慮された構成になっている。しかし、それぞれの
液体収容室11、21には注入孔12、22が開口しており、そ
の注入孔12、22のそれぞれから液体3、4を注入する際
にも、相応した配慮が必要である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、液体収容室
11、21には、液体3、4を注入するための注入孔12、22
がそれぞれ設けられており、この注入孔12、22から極く
微少量の試料の注入が行われる。ところが、従来の結晶
成長容器30においては、注入孔12、22が液体収容室11、
21の横内壁に垂直に開口するように設けられていた。そ
のために、特にタンパク質溶液のような泡立ち易い液体
3、4を注入する際には、その液体3、4とともに液体
収容室11、21に混入された気泡や液体収容室11、21の中
の空気が抜け出せずに滞留した気泡が、液体収容室11、
21の奥まった隅などに残存してしまうことが間々起こ
る。
【0026】このような気泡は、結晶成長の経過を目視
で観察する際の妨げになるばかりでなく、この気泡は結
晶成長の核となるので、気泡が多いと成長する結晶の数
は多くなるが、結晶が大きく成長しなかったり形状が歪
んだ異常成長するといった問題があった。
【0027】そこで本発明は、液体収容室内に気泡が残
存しないように、注入孔を垂直方向に向けて液体を注入
する際、液体収容室のすべての内壁が上向きに傾斜する
ようになした結晶成長容器を提供することを目的として
いる。
【0028】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、図1
において、無重力ないし微小重力環境において、結晶の
母材となる第一の液体3と、該第一の液体3の結晶化剤
となる第二の液体4のそれぞれが収容される第一と第二
の液体収容室 11 、21をそれぞれ具え、かつ該液体収容
室11、21が対向して隔絶されるようにOリング5に挿脱
可能に挟持されたスライド板6を介して液密可能に締着
された第一と第二の容器1、2からなる結晶成長容器で
あって、前記第一と第二の液体収容室11、21は、それぞ
れが一つの隅からそれぞれの容器1、2の外壁に開口す
る第一と第二の注入孔12、22を有するものであり、かつ
該注入孔12、22を垂直方向に向けた際、すべての内壁が
上向きに傾斜するものであるように構成された結晶成長
容器によって解決される。
【0029】
【作用】無重力ないし微小重力環境下で結晶成長を行わ
せる従来の結晶成長容器は、注入孔が液体収容室の内側
壁から垂直方向に設けられていたために、気泡の残存が
避けられなかったが、本発明になる結晶成長容器におい
ては、注入孔を垂直方向に向けた際、液体収容室のすべ
ての内壁が上向きに傾斜するようにしている。
【0030】すなわち、注入孔から液体収容室内に試料
を注入するとき、注入孔を垂直方向に向けて行うように
する。そうすると、液体収容室のすべての内壁が上向き
に傾斜した状態になる。
【0031】こうして、本発明になる結晶成長容器を用
いれば、液体とともに液体収容室に混入された気泡や液
体収容室内の空気が円滑に抜け出し、滞留しようとする
気泡が液体収容室内に残存することを減らすことができ
る。
【0032】
【実施例】図1は本発明の実施例の一部切欠き斜視図、
図2は図1の一部断面側面図である。図において、1は
第一の容器、11は第一の液体収容室、12は第一の注入
孔、2は第二の容器、21は第二の液体収容室、22は第二
の注入孔、3は第一の液体、4は第二の液体、5はOリ
ング、51は溝、6はスライド板、7は注入治具、30は結
晶成長容器である。
【0033】図1〜図2において、結晶成長容器30の第
一、第二の容器1、2には、耐薬品性があり、透明で中
の様子が目視によって観察できる例えばアクリル樹脂な
どが用いられる。そして、容器1、2は、第一の液体収
容室11側から第二の液体収容室21側へ、上から見て30度
の角度で扇状に開いた台形型になっており、4隅にはね
じが挿通するばか孔が2つの容器1、2を貫通するよう
設けてある。
【0034】それぞれの液体収容室11、21は、切削加工
によって作られており、例えば直径が5mm、深さが5
mmの円筒状に座ぐった穴からなり、容積は約 100μl
である。そして、液体収容室11の円筒壁と底壁との隅か
ら容器1の外壁に向かって斜め方向に第一の注入孔12が
設けてあり、液体収容室21の円筒壁と底壁との隅から容
器2の外壁に向かって斜め方向に第二の注入孔22が設け
てある。この注入孔12、22の向きは、注入孔12、22を垂
直方向に向けた際、それぞれの液体収容室11、21のすべ
ての壁面が上向きに傾斜するようになっている。そし
て、底壁の部分は液体収容室11、21の窓に相当する部分
なので、よく磨いて外部から透視できるようなってい
る。
【0035】Oリング5には、ゴム製も用いられるが、
こゝではテフロン(ふっ素樹脂)製を用い、液体収容室
11、21が対向する容器1、2のそれぞれの周縁部に設け
られた溝51に挿着される。また、スライド板6は不錆鋼
の薄板からできている。
【0036】こうして、二つの容器1、2を液体収容室
11、21が対向するようにOリング5でスライド板6を液
密可能に挟むようにして4隅をねじ止めすれば、本発明
になる結晶成長容器30ができあがる。そして、この結晶
成長容器30においては、液体3、4をそれぞれ注入孔1
2、22から注入する際には、それぞれの注入孔12、22を
垂直方向に支持して行うようにする。
【0037】本発明の効果を評価するために、まず、第
一の容器1の第一の注入孔12が垂直になるように結晶成
長容器30を傾ける。そして、第一の液体収容室11の中
に、卵白リゾチウムの5%水溶液からなる第一の液体3
を、例えば注射器などからなる注入治具7を用いて注入
孔12から注入する。注入治具7には、注射器を流用して
もよい。そして、残存する気泡の混入量を実体顕微鏡を
用いて調べた。その結果、液体3がタンパク質で泡立ち
易いにもかかわらず、従来の結晶成長容器30の場合に比
べて約1/3に減少していることが確認できた。
【0038】同様にして第二の容器2の第二の液体収容
室21の中に、飽和硫酸アンモニウム水溶液からなる第二
の液体4を注入治具7を用いて第二の注入孔22から注入
し、残存する気泡の混入量を実体顕微鏡を用いて調べた
ところ、ほとんど気泡が認められなかった。
【0039】次いで、注入孔12、22のそれぞれを樹脂封
止して水平に静置し、卵白リゾチウムの単結晶を成長さ
せた。その結果、従来の結晶成長容器30に比べて、単結
晶の数が1/2に半減し、その分だけ単結晶の寸法が大
きくなることが確認できた。
【0040】なお、注入孔12や22の形状は、注射針が挿
入できる程度の小さな孔であるが、液体収容室11、21に
近くなる程テーパ状に拡開するように設けると、残存す
る気泡の量をさらに20%程度減少できることが確認でき
た。
【0041】こゝでは、結晶成長容器の材料にアクリル
樹脂を用いたが、ポリカーボネートやポリメチルペンテ
ン、あるいはガラスなどの種々の材料が適用できる。ま
た、液体収容室は円筒状であれば加工し易いが、その形
状には限定されない。さらに、結晶成長容器は透明であ
れば液体収容室の中を目視で観察できるので具合がよい
が、観察不用であれば他の材料でもよい。さらに、空間
の有効利用の観点からして、上から見て台形であれば円
陣を組むように環状に並べる際に具合がよいが、上下に
積み上げる配置であれば直方体でもよい。このように、
結晶成長容器の寸法や形状、材料などには種々の変形が
可能である。
【0042】また、液体収容室から容器の外壁に向かっ
て設ける注入孔は、注入孔を垂直方向に向けた際、液体
収容室のすべての壁面が上向きに傾斜する条件を満たせ
ば、容器のどの外壁に向かって設けてもよく、種々の変
形が可能である。
【0043】さらに、Oリングについては、こゝではふ
っ素樹脂製のOリングを用いたが、バイトンなどと呼ば
れるふっ素ゴムや、ネオプレンなどの合成ゴムとか天然
ゴムなどを用いることもでき、結晶成長などに用いる液
体つまり溶液や融液の種類や性質に応じて種々の変形が
可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明になる結晶成長容器によれば、従
来の結晶成長容器に比べて試料の液体の中に混入し液体
収容室に残存する気泡を少なくすることができる。そし
て、タンパク質などの液体から単結晶を成長させる際、
より寸法の大きな結晶に成長させることができる。
【0045】従って、今後、宇宙空間のような無重力な
いし微小重力環境において、生体高分子化合物のような
いろいろな物質の結晶成長などを行わせる宇宙科学の一
分野の進展に対して、本発明は寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の一部切欠き斜視図である。
【図2】 図1の一部断面側面図である。
【図3】 従来の結晶成長容器の一例の一部断面側面図
である。
【図4】 結晶成長容器の配置例を示す図である。
【符号の説明】
1 第一の容器 11 第一の液体収容室 12
第一の注入孔 2 第二の容器 21 第二の液体収容室 22
第二の注入孔 3 第一の液体 4 第二の液体 5 Oリング 51 溝 6 スライド板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無重力ないし微小重力環境において、結
    晶の母材となる第一の液体(3) と、該第一の液体(3) の
    結晶化剤となる第二の液体(4) のそれぞれが収容される
    第一と第二の液体収容室 (11、21) をそれぞれ具え、か
    つ該液体収容室 (11、21) が対向して隔絶されるように
    Oリング(5) に挿脱可能に挟持されたスライド板(6) を
    介して液密可能に締着された第一と第二の容器(1、2)か
    らなる結晶成長容器であって、前記第一と第二の液体収
    容室 (11、21) は、それぞれが一つの隅からそれぞれの
    前記容器(1、2)の外壁に開口する第一と第二の注入孔
    (12、22) を有するものであり、かつ該注入孔 (12、22)
    を垂直方向に向けた際、すべての内壁が上向きに傾斜
    するものであることを特徴とする結晶成長容器。
  2. 【請求項2】 前記第一と第二の注入孔 (12、22) は、
    それぞれが前記液体収容室 (11、21) に向かって拡開し
    ている請求項1記載の結晶成長容器。
  3. 【請求項3】 前記第一と第二の容器(1、2)は、それぞ
    れが前記液体収容室(11、12) の内部が目視可能に透明
    である請求項1記載の結晶成長容器。
JP17487491A 1991-07-16 1991-07-16 結晶成長容器 Withdrawn JPH0525000A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013067527A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Kiyohara Optics Inc 結晶化プレート
JP2013067528A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Kiyohara Optics Inc 結晶化プレートの観察装置

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JP2013067527A (ja) * 2011-09-21 2013-04-18 Kiyohara Optics Inc 結晶化プレート
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