JPH05249783A - 静電結像のための帯電微粒子の発生方法と静電結像装置 - Google Patents

静電結像のための帯電微粒子の発生方法と静電結像装置

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JPH05249783A
JPH05249783A JP35850291A JP35850291A JPH05249783A JP H05249783 A JPH05249783 A JP H05249783A JP 35850291 A JP35850291 A JP 35850291A JP 35850291 A JP35850291 A JP 35850291A JP H05249783 A JPH05249783 A JP H05249783A
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electrode
charged fine
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gas
insulating member
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D Christy Orin
オーリン.ディ.クリスティ
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Moore Business Forms Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無音静電結像における放電時に発生する特定
の生成物の付着堆積や導電性粒子での導電経路の形成な
どで装置に発生する故障を防止することが可能で、画質
の均一性も向上可能な帯電微粒子の発生方法と静電結像
装置とを提供する。 【構成】 方法の発明では、窒素ガス、元素状態の貴ガ
ス、元素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも
一元素の貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガ
スを、放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少なくと
も一部の空気を入れ換える工程を設ける。装置の発明で
は、前記のような管理ガスの供給手段を設ける。 【効果】 静電結像による画像の均一性が向上し、放電
時に発生する特定の生成物や導電性粒子で装置に発生す
る故障が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電結像のための帯電
微粒子の発生方法と静電結像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電結像装置における印刷技術
は、無音放電と呼ばれる工業用エレクトログラフィック
結像技術である。前記装置においては、イオンカートリ
ッジをイメージドラムに隣接して取り付ける。その後、
前記ドラムを移動して転写シート(たとえば紙)に接触
させる。このような印字装置に利用される普通のカート
リッジには、典型的例としてドライバー電極とコントロ
ール電極と呼ばれ、固体絶縁部材たとえば雲母のシート
で分離された第1および第2電極が備わる。主として、
コントロールフィンガの形をとる前記コントロール電極
により、前記ドライバー電極の反対側に配設された縁面
により、前記縁面と前記固体絶縁部材の接合点で放電領
域が設定される。前記放電領域で放電を発生させる帯電
微粒子を誘導させるだけの十分な振幅の交番電位を前記
ドライバー電極とコントロール電極の間に印加し、前記
コントロール電極とさらに他の電極の間に帯電微粒子抽
出電位を印加する機構を設け、それによって結像がイオ
ンカートリッジを通過して移動する前記イメージドラム
もしくは紙または同種の絶縁体上で発生するようにす
る。大抵の工業用装置においても、スクリーン電極を前
記イメージドラムとコントロール電極の間に配設し、ま
たスペーサにより前記コントロール電極から離間させ
る。工業用イオンカートリッジは典型的例として複数の
ドライバー、コントロールおよびスクリーン電極単一装
置をマトリックスの形で構成する。
【0003】従来の静電結像装置における印字装置の工
業用装置において、イオンカートリッジが故障する仕方
に3つの主なるものがある。イオンカートリッジが発生
させるスポットの大きさはカートリッジの劣化に従って
成長し、それがいったん特定の水準に達して画質が規格
に合わない不良となると、カートリッジの洗浄または回
収の必要があり、場合によっては、カートリッジの突発
故障となりかねない。
【0004】イオンカートリッジが故障する普通の仕方
の1つが、婉曲的には「レッドデス」(Red Dea
th)と言われているものである。イオン化法で形成さ
れる副生成物、たとえば酸化物は、抽出電圧の印加で電
子と陰イオンの不均一な急激な増加を起こし得るカート
リッジコントロールフィンガの上に蓄積する。故障の別
の仕方は、弯曲的に「ホワイトデス」(White D
eath)と言われているものである。前記「ホワイト
デス」のシナリオでは、典型的例としては硝酸塩の白色
結晶が、前記スクリーン電極に蓄積し、それによって絶
縁層を生じさせ、また前記結晶がカートリッジを出るに
従って電子とイオン流れの電気的焦点はずれを起す。故
障の3番目の典型的な仕方は、弯曲的に「ブラックデ
ス」(Black Death)と言われるもので、カ
ートリッジの早期の突発故障で、それは導電性トナがカ
ートリッジに吸入されて、好ましくない導電性経路とさ
らに局部加熱を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述したよ
うな静電結像装置の現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、静電装置のイオンカートリッジ部分に発生
し易い所謂レッドデス、ホワイトデス、ブラックデスな
どの故障の発生を防止した静電結像のための帯電微粒子
の発生方法と静電結像装置とを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の実施態様は、静電結像のための帯電
微粒子の発生方法において、固体絶縁部材の一端側と実
質的に接触する第1電極及び前記固体絶縁部材の他端側
と実質的に接触し、前記第1電極に対向する縁面を備
え、この縁面により当該縁面と前記固体絶縁部材との接
合位置での放電領域が設定される第2電極間に交番電位
を印加し、前記放電領域に放電を発生させる工程と、前
記第2電極と第3電極間に帯電微粒子抽出電位を印加し
て、前記放電領域で発生した帯電微粒子を抽出する工程
と、外部帯電微粒子を形成部材に供給して静電画像を形
成する工程と、管理ガスを前記放電領域に供給して、帯
電微粒子発生中に少なくとも一部の空気を入れ換える工
程とを有し、前記管理ガスは窒素ガス、元素状態の貴ガ
ス、元素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも
一元素の貴ガスとの混合物の何れかから選択される構成
となっている。
【0007】同様に前記目的を達成するために、第2の
実施態様は、帯電微粒子を発生させて静電結像を行なう
静電結像装置において、固体絶縁部材と、この固体絶縁
部材の一端側と実質的に接触する第1電極と、前記固体
絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に対
向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固体
絶縁部材との接合位置での放電領域が設定される第2電
極と、前記放電領域に放電を発生させる帯電微粒子を誘
導するに十分な振幅の交番電位を前記第1電極と前記第
2電極間に印加する第1電位印加手段と、前記第2電極
と第3電極間に前記放電領域で発生した帯電微粒子を抽
出する帯電微粒子抽出電位を印加する第2電位印加手段
と、外部帯電微粒子を形成部材に供給して静電画像を形
成する形成手段と、窒素ガス、元素状態の貴ガス、元素
状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素の
貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガスを、前
記放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少なくとも一
部の空気を入れ換える供給手段とを有する構成となって
いる。
【0008】同様に前記目的を達成するために、本発明
の第3の実施態様は、帯電微粒子を発生させて静電結像
を行なう静電結像装置において、固体絶縁部材と、この
固体絶縁部材の一端側と実質的に接触するドライバ電極
と、前記固体絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記
第1電極に対向する縁面を備え、この縁面により当該縁
面と前記固体絶縁部材との接合位置での放電領域が設定
されるコントロール電極と、前記放電領域に放電を発生
させる帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交番電位を
前記ドライバ電極と前記コントロール電極間に印加する
第1電位印加手段と、前記放電領域で発生した帯電微粒
子を抽出する帯電微粒子抽出電位Vcを、前記コントロ
ール電極と絶縁層で前記コントロール電極及び前記固体
絶縁部材から分離されるスクリーン電極との間に印加す
る第2電位印加手段と、外部帯電微粒子を絶縁部材に供
給して静電画像を形成する形成手段と、前記帯電微粒子
抽出電位Vcと極性が同一で零より大きい振幅のスクリ
ーン電位Vsの電源と、窒素ガス、元素状態の貴ガス、
元素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも一元
素の貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガス
を、前記放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少なく
とも一部の空気を入れ換える供給手段とを有する構成と
なっている。
【0009】同様に前記目的を達成するために、第4の
実施態様は、帯電微粒子を発生させて静電結像を行なう
静電結像装置において、固体絶縁部材、この固体絶縁部
材の一端側と実質的に接触する第1電極及び前記固体絶
縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に対向
する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固体絶
縁部材との接合位置での放電領域が設定される第2電極
を具備するイオンカートリッジと、前記放電領域に放電
を発生させる帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交番
電位を前記第1電極と前記第2電極間に印加する第1電
位印加手段及び前記第2電極と第3電極間に前記放電領
域で発生した帯電微粒子を抽出する帯電微粒子抽出電位
を印加する第2電位印加手段を具備する電位印加手段
と、外部帯電微粒子が供給され静電画像を形成するイメ
ージドラムと、このイメージドラムを前記イオンカート
リッジに対して回転させ、前記イメージドラムの表面を
前記縁面の近傍で接線方向に移動させる移動手段と、前
記カートリッジが搭載され、前記イメージングドラムを
横切って配設され、前記イメージングドラム間に微小間
隙が形成されるレールと、窒素ガス、元素状態の貴ガ
ス、元素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも
一元素の貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガ
スを、前記放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少な
くとも一部の空気を入れ換える供給手段とを有する構成
になっている。
【0010】そして、前記目的を達成するために、第5
の実施態様は、帯電微粒子を発生させて静電結像を行な
う静電結像装置において、固体絶縁部材、この固体絶縁
部材の一端側と実質的に接触するドライバ電極、前記固
体絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に
対向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固
体絶縁部材との接合位置での放電領域とスクリーン電極
位置を設定するコントロール電極、このコントロール電
極と前記スクリーン電極間に設けられる絶縁スペーサを
具備するイオンカートリッジと、前記放電領域に放電を
発生させる帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交番電
位を前記ドライバ電極と前記コントロール電極間に印加
する第1電位印加手段と、前記放電領域で発生した帯電
微粒子を抽出する帯電微粒子抽出電位を、前記コントロ
ール電極と前記スクリーン電極との間に印加する第2電
位印加手段と、前記スクリーン電極近傍に配され外部帯
電微粒子が供給され静電画像を形成するイメージングド
ラムと、窒素ガス、元素状態の貴ガス、元素状態の貴ガ
スの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素の貴ガスとの
混合物の何れかから選択した管理ガスを、前記放電領域
に供給して帯電微粒子発生中に少なくとも一部の空気を
入れ換える供給手段とを有する構成になっている。
【0011】
【作用】本発明によれば、少なくともレッドとホワイト
デスがそれによって起こる機構は、イオンをイオンカー
トリッジで発生させる雰囲気に左右されることがわかっ
た。前記雰囲気というのは通常の空気であるが、それ
は、装置を利用する特定の工場にもよるが、アンモニ
ヤ、ベンゼンもしくは他の気体で汚染されていることが
ある。窒素、酸素と水蒸気も大気の主要構成成分であ
り、従来の静電結像装置における印字装置の使用中で、
電子とイオンの1つの流れを起こし、カートリッジから
抽出された後、新しい空気が、先にカートリッジからな
くなった空気と入れ替わる。イオンカートリッジ劣化の
問題で最も多いものは、酸素と水蒸気もしくはそのいず
れかでできたもの、あるいはそれで誘導された化合物に
よりもたらされるので、イオンカートリッジ周辺の空気
を適当な他の気体と入れ換えることでプロセスを遅らせ
るか、もしくは除くこともできる。しかし、イオンカー
トリッジの長寿化できない状態でも、特定の雰囲気をイ
オンカートリッジに供給することに有意の利点がある。
たとえば、画質の均一性が、大いに向上する。40%と
いう均一性の向上が、電子およびイオンをイオンカート
リッジで発生させる雰囲気が適当に管理されている時
は、実現される。
【0012】本発明によれば、空気の相当な部分がイオ
ンカートリッジの放電領域において、窒素、元素状態で
存在する貴ガス、貴ガスの混合物、もしくは窒素と1つ
以上の貴ガスとの混合物と入れ換える場合、画質の均一
性とカートリッジの寿命もしくはそのいずれかは、有意
に向上できることがわかった。前記ガスを特定の仕方で
供給する場合、ブラックデスの、突発故障も排除乃至最
小限に止めることが可能である。
【0013】本発明の実施に特に有効な気体は、窒素、
窒素とヘリウムの混合物、および窒素とアルゴン、キセ
ノン、ネオンおよびクリプトンもしくはそのいずれかで
ある。完全乾燥の純粋窒素が特に有効であるということ
ではなく、それは窒素が容易にイオン化されないので、
そのため、そこに若干の「触媒」が存在して窒素イオン
化を増進させるからであるということがわかった。しか
し、前記触媒は、存在するとしても、アークが発生しな
いほどの僅かな量にする必要がある。それは、アークの
発生は破壊的で、カートリッジの寿命を縮めるからであ
る。自然に発生する水蒸気は、この触媒効果を付与する
一方、水蒸気の量を最小限に維持することが、他の理由
で好ましい。従って、別の気体、たとえば貴ガスを窒素
に添加することが最も望ましい。
【0014】ヘリウムが、窒素イオン化の触媒に有効で
あり得るとは言え、ヘリウムを工業環境で使用する場
合、ヘリウムと窒素のイオン化がオペレーターを眩惑さ
せる気体を発生させるので、人が作業するには危険であ
る。しかし、アルゴン、キセノン、ネオンおよびクリプ
トンはそのような作用がないので、それらはそれでも窒
素のイオン化には有効な触媒となり得る。しかしアルゴ
ン、ネオン、クリプトンもしくはキセノンの量を調節し
て、アークの発生が起こらないほどの僅かな量にする必
要がある。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を静電結像装置に基づ
き図1乃至図5を参照して説明する。ここで図1は第1
の実施例の構成を示す説明図、図2は図1の断面説明
図、図3は第2の実施例の要部の構成を示す説明図、図
4は第3の実施例の構成を示す説明図、図5は第3の実
施例の全体構成を示す説明図である。
【0016】各実施例の具体的な説明に先立って、その
基礎となる技術的思想について説明する。
【0017】本発明の好ましい形では、窒素をアルゴ
ン、キセノン、ネオンもしくはクリプトンと混合し、そ
れによって窒素の他の気体に対する比が約5乃至1対2
0乃至1になるようにする。本発明は、窒素とアルゴン
を約10対1の比率で混合するいくつかの実際の作業環
境では最も有効である。典型的例として、気体混合物を
1時間当り約4.75乃至6.25立方フィート(約1
34.52乃至177l)の速度で、典型的例として1
時間当り0.5立方フィート(約14.16l)のアル
ゴン、キセノン、ネオンもしくはクリプトンと、1時間
当り約5立方フィート(約141.6l)の窒素を放電
領域に供給する。
【0018】前記気体を放電領域に導入する多数の特に
有利な機構を本発明により提供する。ブラックデスは、
気体をコントロール電極とスクリーン電極の間の絶縁ス
ペーサを通して導入する場合、有意に減少できる。典型
的例としては、気体を大気圧以上の圧力で導入して、そ
れによって陽極をこの領域に付与させると、導電トナは
それ故に、イオンカートリッジに容易に吸入されなくな
る。別の例として、気体をレール、典型的例として前記
イメージドラムの回転方向に第1のレールを取り付けた
先存のカートリッジに沿って約2分の1インチ(約1.
27cm)離間させたプレナムと孔を通して注入でき
る。他の例として、1対の気体マニホールドを結像ドラ
ムの対向端に配設し、また複数の開口部がその長さに沿
って備わる気体マニホールドの間に伸びる1対の噴霧管
を配設できる。その後、前記気体を調整器と導管によっ
て気体マニホールドに供給し、その後、イオンカートリ
ッジとイメージドラムの間に均一に導入する。
【0019】本発明の1つの態様によれば、静電結像の
帯電微粒子発生の改良方法は、次掲の工程、すなわち:
固体絶縁部材の一端と実質的に接触する第1電極と、前
記絶縁部材の反対端に実質的に接触する第2電極の間に
交流電位を供給する工程で、前記第2電極には、前記第
1電極に対向して配設された縁面が備わり、それによっ
て放電領域が前記縁面と固体絶縁部材の接合点で設定さ
れ、前記固体絶縁部材と前記電極の縁面の間の前記空気
域に放電を発生させる帯電微粒子を誘導することを特徴
とする工程と、帯電微粒子抽出電位を前記第2電極とさ
らに他の第3電極部材の間に印加して、放電によって前
記空気領域に発生させた帯電微粒子を抽出する工程、お
よび、前記外部帯電微粒子をさらなる部材に供給して静
電影像を形成する工程から成る方法で、管理気体を放電
領域に供給して、少なくとも若干の空気を帯電微粒子発
生中に入れ換えることから成り、前記管理気体を窒素、
元素状態で存在する貴ガス、前記貴ガスの混合物、そし
て窒素と1つ以上の前記貴ガスとの混合物から成る群よ
り選ばれることを特徴とする方法の改良である。
【0020】本発明の別の態様によれば、固体絶縁体部
材を含む種類の静電影像を発生させる改良装置を提供す
る。前記装置は、前記固体絶縁部材の一方の側に実質的
に接触する「ドライバー」電極と;前記固体絶縁部材の
反対側に、また前記ドライバー電極に対向して配設され
た前記コントロール電極の縁面に実質的に接触すること
で前記縁面と前記固体絶縁部材の接合点で放電領域が設
定される「コントロール」電極と;前記固体絶縁部材と
前記コントロール電極の縁面の間の前記放電領域で放電
を発生させる帯電微粒子を誘導するだけの十分な振幅の
交番電位を前記ドライバーおよびコントロール電極の間
に印加する機構と;帯電微粒子抽出電位Vcをコントロ
ール電極と第3電極の間に印加して、前記空気領域にお
ける放電で発生したイオンを抽出し、またこれらの帯電
微粒子を絶縁面に供給してその上に静電影像形成する機
構と;および、前記スクリーン電極の「スクリーン」電
圧Vsの源で、Vsは零より大きい振幅とVcと同一の
極性をもつ源とから成る装置で、管理気体を放電部位に
供給し、少なくとも若干の空気を帯電微粒子発生中に入
れ換える機構で、前記管理気体が、窒素、元素状態で存
在する貴ガス、および窒素と、1つ以上の前記貴ガスと
の混合物から成る群より選ばれた気体から成ることを特
徴とする機構から成る装置の改良である。非常に多数の
ドライバーおよびコントロール電極はクロスポイントを
マトリックスアレー配列に形成すると、それによって前
記コントロール電極に開口部がマトリックス電極交差点
領域に備わるので、前記管理気体をこれらの開口部に供
給する。
【0021】本発明による具体例としての印字装置を図
1に参照数字10で示す。主要部品には、無音放電イオ
ン発生装置(SED)11と、イメージドラム12また
は同類の装置で絶縁体たとえば絶縁ベルト13または前
記ドラム12の絶縁面を前記SED11を通過して移動
させる装置が含まれる。前記SED装置11の部品の大
部分と前記イメージドラムは普通のものである。
【0022】前記SED装置11の主要部品の1つは、
ドライバー用のプリント基板16とカートリッジコネク
ター17により構成される外被内に、カートリッジ取付
けブロックにより取り付けられるイオンカートリッジ1
4から成る。前記プリント基板16、とカートリッジコ
ネクター17は、前記ドラム12とイオンカートリッジ
14の伸び方向に伸びてる1対のカートリッジ取り付け
レール18、19により支持する。前記イメージドラム
12を、シャフト、軸受、および同種の普通の部品によ
り方向Aに回転させ、また、レンジ20、21を規定す
る前記レール18、19のおのおのからごく、僅かな距
離を離間させるよう取り付ける。典型的例として、前記
レンジ20、21の幅は、約0.002インチ(約0.
05mm) 以下である。内容積22はイオンカートリッ
ジ14と結像ドラム12の間に設けられている。
【0023】前記イオンカートリッジ14は普通の構造
部材たとえば、米国特許第4,155,093号、4,
160,257号、4,267,556号と4,38
1,327号またはそのいずれかに示されているもので
ある。図2は、イオンカートリッジ14の1つの構成部
品をごく略図的に示したもので、前記イオンカートリッ
ジ14(典型的例としてマトリックスの形で)の全長に
わたって配設した多数の前記部品が備わっていて、静電
荷を前記絶縁ベルト13に付与する。図2に略図で示さ
れたカートリッジ14の主要部品は、第1すなわちドラ
イバー電極24、典型的例として複数のコントロールフ
ィンガで形成された第2すなわちコントロール電極、お
よびその間に配設された固体絶縁物26から成る。典型
的例として、前記固体絶縁物26は、工業用設備では雲
母であるが、本発明によれば、性能と寿命の改良が可能
であるので、雲母以外の他の固体絶縁部材が実用的であ
り得る。
【0024】高圧交番電位28をドライバーおよびコン
トロール電極24、25の間に印加して正と負の帯電微
粒子のプールもしくはプラズマを前記コントロール電極
25の縁面の絶縁体26に隣接する領域に形成させる
と、帯電微粒子が抽出されて、絶縁ベルト13もしくは
ドラム12周縁で潜在静電影像を形成する。所定の極性
の帯電微粒子を前記プラズマから、前記第2電極25
と、典型的例として前記イメージドラム12自体から成
るさらなる電極との間の適当な極性のバイアス電位29
の印加により抽出できる。また、大抵の工業用設備で
は、スクリーンアパーチャ32を画定するスクリーン電
極31を電気絶縁体で前記第2電極25から離間させて
配設する。スクリーン電圧は、相対的に狭い範囲、たと
えば−400乃至−900にすることが望ましい。前記
スクリーン電圧をスクリーン31からの距離によって1
部分測定する。0.0010インチ(約0.025m
m)の距離で、最適スクリーン電圧は約−700とな
り、アーク発生前に、約−800に増加できる。
【0025】図2でわかるように、定電力供給源33
(典型的例として約−700の電圧)と変動電力供給源
34とスイッチ27を電力供給源29(典型的例として
電圧は約−275)のほかに設ける。電力供給源34は
約+200乃至約+300(たとえば約+250)の範
囲にある。スイッチ27を図2の右(印刷されていな
い) 位置にあると、前記電力供給源29から、コントロ
ール電極25に入る電圧は約−450となる(たとえば
−700++250=−450)。スイッチ27を図2
の圧位置にすると、コントロール電極25に入る電圧は
約−715となる(たとえば−700++250+−2
75=−715)。前記スクリーン電極31は静電レン
ズ作用を付与して偶然影像の抹殺を行ない、静電放電の
ドラム12周縁への集束を防ぐ。大抵の工業用設備で
は、絶縁ベルト13はイオンカートリッジ14を通過す
る必要はないが、イメージドラム12の周縁面の方が絶
縁性があり、その面が紙シートのような転写ロールと連
動する受容体紙と機能的関連に入る。
【0026】ここまでの記述は従来のものについてであ
る。本発明によれば、前記内容積22(すなわちコント
ロール電極25の放電領域における)の少なくとも1
部、好ましくは極めて大きい部分の気体を特定の品質を
備える気体と入れ替えて画質の均一性の向上と、イオン
カートリッジ14の長寿化を達成する。
【0027】本発明による装置は、管理ガスを帯電微粒
子の発生中に放電域に供給する機構から成る。図1の実
施例では直接内容積22に供給される管理ガスは、窒
素、元素状態で存在する貴ガス、前記貴ガスの混合物、
および窒素と、1つ以上の前記貴ガスとの混合物から本
質的になる群より選ばれる気体から成る。すべての汚染
物を前記気体からの除去が不可欠ではないし、事実、純
粋窒素を用いる場合、窒素のイオン化を容易にする水蒸
気もしくは若干の他の触媒が本装置の適切な作動のため
存在することが必要である。しかし、図1に指示のよう
なあるいは同様の方法で供給され、本装置に導入された
前記紙または他の構成部品からの天然水蒸気と混合され
たほとんど100%に近い純度の窒素は、十分に作用し
て少なくとも画像の均一性を向上させることがわかっ
た。ヘリウムと混合された窒素もまた有効であるが、し
かし、オペレーターが印字装置10に隣接して位置する
工業用設備にあっては、ヘリウムは、吸入されると好ま
しくない副作用のある副生成物を生成し、それによって
安全性を脅かすので好ましくない。しかし、窒素をアル
ゴン、クリプトン、キセノンもしくはネオンの1つ以
上、好ましくは、アルゴンとの特定の混合物を供給する
ことが特に好ましいことがわかった。
【0028】本発明によれば、窒素と混合される貴ガス
(窒素貴ガス混合物を使用する時)は、窒素のイオン化
に必要な触媒を供給するだけの十分な量にする必要があ
る。しかし、元素状態で存在する貴ガスの量が余りにも
多く、アーク発生の原因となるので、貴ガスの量をその
基準に従って制限する必要がある。実際の実験では、窒
素と、アルゴン、クリプトン、キセノンまたはネオンガ
スの1つ以上、特にアルゴンの混合物が最も適当である
ことがわかった。。この場合の、窒素の他の気体に対す
る容積比が5対1乃至20対1、最も好ましくは約10
対1である。混合物をつくる気体の流量を調節して、放
電領域への全気体混合物流量を、1時間当り約4.75
乃至6.25立方フィート(約134.5乃至177
l)の速度、最も典型的例として、窒素を1時間当り約
5立方フィート(約141.6l)、そしてその他の気
体、たとえばアルゴンを1時間当り約0.5立方フィー
ト(約14.1l)の速度になるようにすることであ
る。
【0029】図1の実施例における気体の前記内容積2
2への供給は、イメージドラム12の「第1」部分にお
いて先存カートリッジ取り付けレール18を用いること
で、それが前記内容積22に入る方向Aに回転するに従
って付与され、それによって気体が前記レンジ21に向
って回転すると共に通過する。好ましくはこれを、前記
プレナム35からボリューム22への複数の通し拡張開
口部すなわちジェット36が備わる前記レール18にプ
レナムを形成させて供給する。好ましくは前記開口部す
なわちジェット36を前記レール18の長さに沿って約
2分の1インチ(約1.27cm)を互いから離間させ
ることであ。加圧窒素もしくは、本発明に拠る他の気体
のコンジット37は管理ガスをプレナム35に供給す
る。前記窒素源38は、圧縮窒素もしくは類似の気体あ
るいは液体窒素デューワ(dewer)、もしくは圧縮
空気源に取り付けられたプリマアルファ分離窒素濾過器
(Prima Alfalfa Separated
nitrogen filter)のいずれであっても
よい。
【0030】前記内容積22に対する気体を適当に管理
することで、図1の印字装置10は、イオンカートリッ
ジの寿命の延長に大いに役立つことができる。それはレ
ッドデスとホワイトデスが回避できるということであ
る。しかし、少量の空気および他の材料がなお前記ボリ
ューム22に流入することがあり、従って、導電性トナ
微粒子が前記内容積22に偶然引きずり込まれ、導電性
トナが燃焼し、結果としてカートリッジ14の早期突発
故障となりかねない。この「ブラックデス」を防止する
ため、図3に示された装置が使用できる。
【0031】図3の図面では、図1と2の実施例の図面
と比較できる素子を、ただ「1」を最上桁につけた同一
参照数字で示す。
【0032】図3では、第1すなわちドライバー電極1
24を普通の裏打絶縁体40に取り付け、それを逆にア
ルミニウムのバックボーン41に接合する。雲母絶縁部
材126をドライバー電極124と、スクリーン電極1
31をコントロールフィンガ125から分離する絶縁ス
ペーサ130が備わるコントロール電極フィンガとの間
に配設する。この実施例では、加圧(周囲圧力以上)さ
れた窒素または同類の気体をコントロールフィンガ12
5に概ね平行のベクトルをもつ絶縁スペーサ130を通
し、前記プレナム135に連接された前記開口部すなわ
ちジェット136により放電領域に導入する。放電域で
のイオン化の気体はスクーン電極131にある開口部1
32を通って、イオンと共に外側方向に流れ、また正の
圧力を放電域で維持しているので、導電性トナ微粒子が
その領域に流入し、それによって「ブラックデス」の原
因となることはおそらくないであろう。
【0033】図4および5の実施例は、所望の気体を本
発明に従って放電領域に供給する装置の別の実施例であ
る。図4と5の実施例では図1と2の実施例の構成と比
較できる構成を、同一参照番号に数字「2」を最上桁に
付加しただけで示す。この実施例では、イオンカートリ
ッジ214を、イメージドラム212に隣接する正の電
気コネクターとの機能的関連で示す。気体を、カートリ
ッジ214とドラム212の反対域端に取り付けられた
多岐管47、48を経由して供給する。複数の開口部5
1、52がそれぞれ中に備わる1対の噴霧管49、50
が、前記多岐管48の間に伸び、気体を前記イメージド
ラム212の「上部」(図4で適合させてある通り)に
直接、かつイオンカートリッジ214のすぐ下に供給し
て前記放電領域で気体の極めて大きい部分を供給する。
【0034】気体を、T継手56に接続された導管コン
ジット54、55により多岐管47、48に供給し、ま
た逆にコンジット58により第2のT継手59(図5参
照)に接続する。本明細書で示された好ましい実施例で
は、加圧窒素源61と加圧アルゴン源62を設けてイオ
ン化気体を供給する。前記窒素源、アルゴン源61、6
2を普通の調整器の計量装置63、64により前記T継
手59に接続する。前記調整器の計量装置63、64は
窒素とアルゴン(あるいはキセノン、クリプトンもしく
はネオン)の流量を制御して、それらが適当な範囲にな
るようにする。
【0035】支持板45にイオンカートリッジ214の
係合用ばね搭載ピン67と、前記イオンカートリッジの
ドライブ電極用電気コネクターを設けることができる。
【0036】好ましい実施例では、窒素のアルゴン(ま
たはキセノン、クリプトンもしくはネオン)に対する比
が、約5対1乃至20対1、最も好ましくは約10対1
である。流量を制御して、噴霧管49、50により放電
領域に供給された気体混合物が(本装置の図4および5
の実施例に対し)1時間当り約4.75乃至6.25立
方フィート(約134.5乃至177l)の流量になる
ように調整する。この流量は、気体を放電領域に放電す
る形状大きさの特徴によって変えることができるが、供
給装置の差異を考慮に入れると等価流量になるであろ
う。最も望ましくは、窒素を1時間当り約5立方フィー
ト(約141.6l)の流量で供給することであるが、
アルゴン(またはキセノン、ネオンもしくはクリプト
ン)は1時間当り約0.5立方フィート(約14.2
l)とすることである。窒素流量は約±10%、アルゴ
ン流量は±50%の変化をもたすことができる。しか
し、アルゴンまたは同種の気体の量は、窒素流れに供給
して窒素イオン化の触媒を付与するに十分である必要が
あるが、アークを発生させないだけの少量にする必要が
ある。それは、アークはアルゴンまたは同種の気体の比
率が高ければ高いほど、より容易に発生する。
【0037】これまでに説明した比率を用いると、従来
の静電結像装置における印字装置の実際工場用設備で
は、カートリッジ寿命(すなわち、レッドおよびホワイ
トデスに関し)の長寿化が可能である。図4と5に示さ
れた供給装置で、この範囲を有意に外れる比率では、同
一結果を期待することは不可能である。
【0038】第1の具体的な例では、図1の装置とおお
むね同一の装置を、イメージドラムと併用する従来の静
電結像装置におけるイオンカートリッジを囲繞する内容
積を囲うように利用すると、ほぼ100%の窒素ガスが
前記内容積22に供給された。装置10の実際作業にお
いては、孔から孔へのイオンカートリッジの生産量はほ
ぼ40%増加した。十分な水蒸気または同種の成分は装
置に流入でき、それによって窒素イオン化の触媒を付与
できるようになった。
【0039】第2の具体的な例では図1にほぼ示された
ような装置を用いて、窒素のヘリウムに対する容量比で
約4対1の混合物を前記内容積22に付加した。ここで
も画質の均一性は有意に向上した。イオンカートリッジ
の寿命がその実寿命環境にまで長寿化されたかどうかを
確実に知るだけの十分な試験を行わなかったが、結果の
推定では長寿化は明白であることを示す。
【0040】第3の具体的な例では図4と5におおむね
示された装置を用いると、1時間当り約5立方フィート
(約141.6l)の窒素と、1時間当り約0.5立方
フィート(約14.2l)のアルゴンがT継手59で混
合し、続く導管に入って、計量装置63、64で調整さ
れた量で供給されて噴霧管49、50を通って導入され
た。実際の工業設備環境にあっては、従来の静電結像装
置におけるイオンカートリッジ214の寿命は有意に長
寿化された。アルゴン濃度を容量比で約20:1以下に
下げた場合、アルゴンの量はイオン化に必要な触媒を付
与するには不十分で、そこに起るイオン切換が行われて
も画質の劣化なしに連続運転ができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ると、静電結像において放電時に発生する特定の生成物
の付着堆積や導電性粒子での導電経路の形成などで装置
に発生する故障を防止することによる長寿命化と、静電
結像による印字の均一化とを可能にする帯電微粒子の発
生方法と静電結像装置とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図2】図1の断面説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例の要部の構成を示す説明
図である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示す説明図であ
る。
【図5】図4の全体構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 印字装置 11 無音放電イオン発生装置(SED装置) 12 イメージドラム 13 絶縁ベルト 14 イオンカートリッジ 16 プリント基板 17 カートリッジコネクター 18 カートリッジ取り付けレール 19 カートリッジ取り付けレール 20 レンジ 21 レンジ 22 内容積 24 ドライバー電極 25 コントロール電極 26 固体絶縁物 27 スイッチ 28 高圧交流電位 29 電力供給源 30 電気絶縁体 31 スクリーン 32 スクリーンアパーチャ 33 定電力供給源 34 変動電力供給源 35 プレナム 36 ジェット 37 コンジット 38 窒素源 40 裏打絶縁体 41 バックボーン 45 支持体 47 多岐管 48 多岐管 49 噴霧管 50 噴霧管 51 開口部 52 開口部 54 コンジット 55 コンジット 56 T継手 58 導管 59 T継手 61 窒素源 62 アルゴン源 63 調整装置の計量装置 64 調整装置の計量装置 67 ばね搭載ピン 68 電気コネクター 124 ドライバー電極 125 コントロールフィンガ 126 雲母絶縁部材 130 絶縁スペーサ 131 スクリーン電極 132 開口部 135 プレナム 136 ジェット 212 イメージドラム 214 イオンカートリッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電結像のための帯電微粒子の発生方法
    において、固体絶縁部材の一端側と実質的に接触する第
    1電極及び前記固体絶縁部材の他端側と実質的に接触
    し、前記第1電極に対向する縁面を備え、この縁面によ
    り当該縁面と前記固体絶縁部材との接合位置での放電領
    域が設定される第2電極間に交番電位を印加し、前記放
    電領域に放電を発生させる工程と、前記第2電極と第3
    電極間に帯電微粒子抽出電位を印加して、前記放電領域
    で発生した帯電微粒子を抽出する工程と、外部帯電微粒
    子を形成部材に供給して静電画像を形成する工程と、管
    理ガスを前記放電領域に供給して、帯電微粒子発生中に
    少なくとも一部の空気を入れ換える工程とを有し、前記
    管理ガスは窒素ガス、元素状態の貴ガス、元素状態の貴
    ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素の貴ガスと
    の混合物の何れかから選択されることを特徴とする静電
    結像のための帯電微粒子の発生方法。
  2. 【請求項2】 帯電微粒子を発生させて静電結像を行な
    う静電結像装置において、固体絶縁部材と、この固体絶
    縁部材の一端側と実質的に接触する第1電極と、前記固
    体絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に
    対向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固
    体絶縁部材との接合位置での放電領域が設定される第2
    電極と、前記放電領域に放電を発生させる帯電微粒子を
    誘導するに十分な振幅の交番電位を前記第1電極と前記
    第2電極間に印加する第1電位印加手段と、前記第2電
    極と第3電極間に前記放電領域で発生した帯電微粒子を
    抽出する帯電微粒子抽出電位を印加する第2電極印加手
    段と、外部帯電微粒子を形成部材に供給して静電画像を
    形成する形成手段と、窒素ガス、元素状態の貴ガス、元
    素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素
    の貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガスを、
    前記放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少なくとも
    一部の空気を入れ換える供給手段とを有することを特徴
    とする静電結像装置。
  3. 【請求項3】 帯電微粒子を発生させて静電結像を行な
    う静電結像装置において、固体絶縁部材と、この固体絶
    縁部材の一端側と実質的に接触するドライバ電極と、前
    記固体絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電
    極に対向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前
    記固体絶縁部材との接合位置での放電領域が設定される
    コントロール電極と、前記放電領域に放電を発生させる
    帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交番電位を前記ド
    ライバ電極と前記コントロール電極間に印加する第1電
    位印加手段と、前記放電領域で発生した帯電微粒子を抽
    出する帯電微粒子抽出電位Vcを、前記コントロール電
    極と絶縁層で前記コントロール電極及び前記固体絶縁部
    材から分離されるスクリーン電極との間に印加する第2
    電位印加手段と、外部帯電微粒子を絶縁部材に供給して
    静電画像を形成する形成手段と、前記帯電微粒子抽出電
    位Vcと極性が同一で零より大きい振幅のスクリーン電
    位Vsの電源と、窒素ガス、元素状態の貴ガス、元素状
    態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素の貴
    ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガスを、前記
    放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少なくとも一部
    の空気を入れ換える供給手段とを有することを特徴とす
    る静電結像装置。
  4. 【請求項4】 帯電微粒子を発生させて静電結像を行な
    う静電結像装置において、固体絶縁部材、この固体絶縁
    部材の一端側と実質的に接触する第1電極及び前記固体
    絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に対
    向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固体
    絶縁部材との接合位置での放電領域が設定される第2電
    極を具備するイオンカートリッジと、前記放電領域に放
    電を発生させる帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交
    番電位を前記第1電極と前記第2電極間に印加する第1
    電位印加手段及び前記第2電極と第3電極間に前記放電
    領域で発生した帯電微粒子を抽出する帯電微粒子抽出電
    位を印加する第2電位印加手段を具備する電位印加手段
    と、外部帯電微粒子が供給され静電画像を形成するイメ
    ージドラムと、このイメージドラムを前記イオンカート
    リッジに対して回転させ、前記イメージドラムの表面を
    前記縁面の近傍で接線方向に移動させる移動手段と、前
    記カートリッジが搭載され、前記イメージングドラムを
    横切って配設され、前記イメージングドラム間に微小間
    隙が形成されるレールと、窒素ガス、元素状態の貴ガ
    ス、元素状態の貴ガスの混合物、窒素ガスと少なくとも
    一元素の貴ガスとの混合物の何れかから選択した管理ガ
    スを、前記放電領域に供給して帯電微粒子発生中に少な
    くとも一部の空気を入れ換える供給手段とを有すること
    を特徴とする静電結像装置。
  5. 【請求項5】 帯電微粒子を発生させて静電結像を行な
    う静電結像装置において、固体絶縁部材、この固体絶縁
    部材の一端側と実質的に接触するドライバ電極、前記固
    体絶縁部材の他端側と実質的に接触し、前記第1電極に
    対向する縁面を備え、この縁面により当該縁面と前記固
    体絶縁部材との接合位置での放電領域とスクリーン電極
    位置を設定するコントロール電極、このコントロール電
    極と前記スクリーン電極間に設けられる絶縁スペーサを
    具備するイオンカートリッジと、前記放電領域に放電を
    発生させる帯電微粒子を誘導するに十分な振幅の交番電
    位を前記ドライバ電極と前記コントロール電極間に印加
    する第1電位印加手段と、前記放電領域で発生した帯電
    微粒子を抽出する帯電微粒子抽出電位を、前記コントロ
    ール電極と前記スクリーン電極との間に印加する第2電
    位印加手段と、前記スクリーン電極近傍に配され外部帯
    電微粒子が供給され静電画像を形成するイメージングド
    ラムと、窒素ガス、元素状態の貴ガス、元素状態の貴ガ
    スの混合物、窒素ガスと少なくとも一元素の貴ガスとの
    混合物の何れかから選択した管理ガスを、前記放電領域
    に供給して帯電微粒子発生中に少なくとも一部の空気を
    入れ換える供給手段とを有することを特徴とする静電結
    像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1243425A3 (en) * 2001-03-21 2003-07-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Inkjet printing method and printing apparatus
JP2010535114A (ja) * 2007-07-30 2010-11-18 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 潜像を結像面上に形成する電子写真装置
JP2013535362A (ja) * 2010-08-04 2013-09-12 トリアコン エンフェー プリント・ヘッド・エレメント、プリント・ヘッドおよびイオノグラフィー印刷装置

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