JPH0524902Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0524902Y2 JPH0524902Y2 JP1986182597U JP18259786U JPH0524902Y2 JP H0524902 Y2 JPH0524902 Y2 JP H0524902Y2 JP 1986182597 U JP1986182597 U JP 1986182597U JP 18259786 U JP18259786 U JP 18259786U JP H0524902 Y2 JPH0524902 Y2 JP H0524902Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curtain
- film
- blade
- optical axis
- exposure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 10
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、特に大口径で高速秒時撮影をする場
合の露出ムラを減少させるようにした、フオーカ
ルプレーンシヤツタの改良に関する。
合の露出ムラを減少させるようにした、フオーカ
ルプレーンシヤツタの改良に関する。
〈従来の技術〉
シヤツタ速度が高速化すると、スリツト巾が狭
くなり、スリツト巾が2つのシヤツタ幕(先幕、
後幕)の光軸方向の間隔(ズレ)より狭くなるこ
とがある。例えば、大口径撮影時に1/8000秒のよ
うな高速を使用すると、第3〜4図に示すように
なる。詳述すると、基板1に設置されたシヤツタ
幕が先幕2、後幕3とともに光軸方向に対し実線
図示の如く仮に同じ位置にあるとして、レンズ4
からの光線により、フイルム5上の3点であるト
ツプT(露出開始点)、センターC(露出中間点)、
ボトムB(露出終了点)で考えた場合には、露出
波形は横軸を時間(t)、縦軸を光束変化(f)
として示すと、第4図実線のようになり、トツプ
T、センターC、ボトムBが同じ露出量となり、
露出ムラは発生しない。
くなり、スリツト巾が2つのシヤツタ幕(先幕、
後幕)の光軸方向の間隔(ズレ)より狭くなるこ
とがある。例えば、大口径撮影時に1/8000秒のよ
うな高速を使用すると、第3〜4図に示すように
なる。詳述すると、基板1に設置されたシヤツタ
幕が先幕2、後幕3とともに光軸方向に対し実線
図示の如く仮に同じ位置にあるとして、レンズ4
からの光線により、フイルム5上の3点であるト
ツプT(露出開始点)、センターC(露出中間点)、
ボトムB(露出終了点)で考えた場合には、露出
波形は横軸を時間(t)、縦軸を光束変化(f)
として示すと、第4図実線のようになり、トツプ
T、センターC、ボトムBが同じ露出量となり、
露出ムラは発生しない。
しかし、実際のフオーカルプレーンシヤツタで
は、先幕、後幕のための空間として、第3図に点
線で示すように、先幕2,後幕3が光軸方向に僅
かにズレており、このズレはシヤツタ羽根(幕)
の構造上その大小はあるとしても避けられない。
そして、上述のように1/8000秒のような高速で、
スリツト巾がズレ量に近い巾くらいまで狭くなる
と、先幕2がフイルム5側に近く、後幕3がレン
ズ4側に近くズレた状態で上から下へ走行露光す
るから、第4図に点線で示すような露出波形とな
る。
は、先幕、後幕のための空間として、第3図に点
線で示すように、先幕2,後幕3が光軸方向に僅
かにズレており、このズレはシヤツタ羽根(幕)
の構造上その大小はあるとしても避けられない。
そして、上述のように1/8000秒のような高速で、
スリツト巾がズレ量に近い巾くらいまで狭くなる
と、先幕2がフイルム5側に近く、後幕3がレン
ズ4側に近くズレた状態で上から下へ走行露光す
るから、第4図に点線で示すような露出波形とな
る。
なお、一般的なシヤツタ試験器は光源からの光
をコリメートレンズを通過させることにより、平
行光としてシヤツタ秒時を測定するために、この
ような露出ムラは検出できない。しかし、実際の
撮影では、小口径時あるいは長焦点距離のレンズ
の時は光束の最大入射角が小さいために露出ムラ
が小さく無視できるが、大口径時あるいは短焦点
距離のレンズの時は光束の最大入射角が大きいた
め、先幕のスリツト形成縁と後幕のスリツト形成
縁が光軸方向にズレている場合、そのズレ方によ
りトツプT、センターC、ボトムDでの斜入光量
が大きく変化するので露出ムラが発生することに
なる。
をコリメートレンズを通過させることにより、平
行光としてシヤツタ秒時を測定するために、この
ような露出ムラは検出できない。しかし、実際の
撮影では、小口径時あるいは長焦点距離のレンズ
の時は光束の最大入射角が小さいために露出ムラ
が小さく無視できるが、大口径時あるいは短焦点
距離のレンズの時は光束の最大入射角が大きいた
め、先幕のスリツト形成縁と後幕のスリツト形成
縁が光軸方向にズレている場合、そのズレ方によ
りトツプT、センターC、ボトムDでの斜入光量
が大きく変化するので露出ムラが発生することに
なる。
〈考案が解決しようとする問題点〉
このため、従来のシヤツタでは、大口径、高速
撮影のとき、第4図に示すように、センターCに
較べ、トツプTは露出オーバー、ボトムBは露出
アンダーとなり、露出ムラを生ずる欠点があつ
た。
撮影のとき、第4図に示すように、センターCに
較べ、トツプTは露出オーバー、ボトムBは露出
アンダーとなり、露出ムラを生ずる欠点があつ
た。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案の目的は基板11全体を、第1、第2の
幕に備えられたスリツト形成縁が光軸を通過した
時にフイルム15に近い側の幕(第1図では先幕
12)がよりフイルム15に近づき、フイルム1
5から遠い側の幕(第1図では後幕13)がより
フイルム15から遠ざかるように、幕のスリツト
形成縁と略平行な線を傾きの軸として傾けて設置
することにより、すなわち従来例とした第3図に
示すズレ方のフオーカルプレーンシヤツタでは、
第1図にように先幕12と後幕13に備えられた
スリツト形成縁が光軸を通過した時に先幕12が
よりフイルム15に近づき、後幕13がよりフイ
ルム15から遠ざかるように基板11全体を傾け
て設置することにより、露出ムラを解決すること
にある。
幕に備えられたスリツト形成縁が光軸を通過した
時にフイルム15に近い側の幕(第1図では先幕
12)がよりフイルム15に近づき、フイルム1
5から遠い側の幕(第1図では後幕13)がより
フイルム15から遠ざかるように、幕のスリツト
形成縁と略平行な線を傾きの軸として傾けて設置
することにより、すなわち従来例とした第3図に
示すズレ方のフオーカルプレーンシヤツタでは、
第1図にように先幕12と後幕13に備えられた
スリツト形成縁が光軸を通過した時に先幕12が
よりフイルム15に近づき、後幕13がよりフイ
ルム15から遠ざかるように基板11全体を傾け
て設置することにより、露出ムラを解決すること
にある。
〈作用〉
第1図に実線でその位置を示す従来例に対し、
点線で示すように、基板11全体を、先幕12と
後幕13に備えられたスリツト形成縁が光軸を通
過した時に先幕12がよりフイルム15に近づ
き、後幕13がよりフイルム15から遠ざかるよ
うに、先幕12または後幕13のスリツト形成縁
と略平行な線を傾きの軸として傾けると、第2図
に実線で示す従来例の露出波形(第4図の点線の
ものを転記)に対し、点線で示す露出波形のよう
に、トツプT、センターC、ボトムDでの最大光
束が略同じになり、先幕のスリツト形成縁と後幕
のスリツト形成縁の光軸方向のズレによるトツプ
T、センターC、ボトムDでの斜入光量の変化が
小さくなるため、露出ムラが改善される。
点線で示すように、基板11全体を、先幕12と
後幕13に備えられたスリツト形成縁が光軸を通
過した時に先幕12がよりフイルム15に近づ
き、後幕13がよりフイルム15から遠ざかるよ
うに、先幕12または後幕13のスリツト形成縁
と略平行な線を傾きの軸として傾けると、第2図
に実線で示す従来例の露出波形(第4図の点線の
ものを転記)に対し、点線で示す露出波形のよう
に、トツプT、センターC、ボトムDでの最大光
束が略同じになり、先幕のスリツト形成縁と後幕
のスリツト形成縁の光軸方向のズレによるトツプ
T、センターC、ボトムDでの斜入光量の変化が
小さくなるため、露出ムラが改善される。
〈実施例〉
第1図に示すように、基板11に設置された先
幕12、後幕13を基板ごと全体を僅かに左に傾
斜させると、レンズ14からの光線により、フイ
ルム15上の3点であるトツプT、センターC、
ボトムBでの露出波形は、それぞれ、第2図点線
で示すようになる。このため、露出量が、トツプ
Tでは減り、センターCではほぼ同じ、ボトムB
で逆に増えて全体としては平均化され、露出ムラ
が減少する。
幕12、後幕13を基板ごと全体を僅かに左に傾
斜させると、レンズ14からの光線により、フイ
ルム15上の3点であるトツプT、センターC、
ボトムBでの露出波形は、それぞれ、第2図点線
で示すようになる。このため、露出量が、トツプ
Tでは減り、センターCではほぼ同じ、ボトムB
で逆に増えて全体としては平均化され、露出ムラ
が減少する。
なお、この実施例では、フイルム15に近い側
の幕12を先幕とし、フイルム15から遠い側の
幕13を後幕としたが、フイルム15に近い側の
幕12を後幕とし、フイルム15から遠い側の幕
13を先幕とした場合にも第1図と同様に基板1
1全体を左に傾斜させれば良い。また、第1図の
上下を逆にして、フイルム15に近い側の幕12
を上、フイルム15から遠い側の幕13を下に位
置させた場合には、第1図とは逆に基板11全体
を右に傾斜させれば良い。その場合にも、フイル
ム15に近い側の幕12を先幕、フイルム15か
ら遠い側の幕13を後幕としても良く、フイルム
15に近い側の幕12を後幕、フイルム15から
遠い側の幕13を先幕としても良い。
の幕12を先幕とし、フイルム15から遠い側の
幕13を後幕としたが、フイルム15に近い側の
幕12を後幕とし、フイルム15から遠い側の幕
13を先幕とした場合にも第1図と同様に基板1
1全体を左に傾斜させれば良い。また、第1図の
上下を逆にして、フイルム15に近い側の幕12
を上、フイルム15から遠い側の幕13を下に位
置させた場合には、第1図とは逆に基板11全体
を右に傾斜させれば良い。その場合にも、フイル
ム15に近い側の幕12を先幕、フイルム15か
ら遠い側の幕13を後幕としても良く、フイルム
15に近い側の幕12を後幕、フイルム15から
遠い側の幕13を先幕としても良い。
〈考案の効果〉
本考案のフオーカルプレーンシヤツタによれ
ば、基板11全体が光軸の通過時の幕(又は羽
根)のスリツト形成縁と略平行な線を傾きの軸と
して傾けて設置され、第1、第2の幕(又は羽
根)に備えられたスリツト形成縁が光軸を通過し
た時にフイルム15に近い側の幕(又は羽根)1
2がよりフイルム15に近づき、フイルム15か
ら遠い側の幕(又は羽根)13がよりフイルム1
5から遠ざかるように幕12,13が傾いて走行
するので、トツプT、センターC、ボトムDでの
最大光束が略同じになり、先幕のスリツト形成縁
と後幕のスリツト形成縁の光軸方向のズレによる
トツプT、センターC、ボトムDでの斜入光量の
変化が小さくなる。このため、大口径あるいは短
焦点距離のレンズにより光束の最大入射角が大き
い場合であつて、かつスリツト巾が2つのシヤツ
タ幕(先幕、後幕)の光軸方向の間隔(ズレ)よ
り狭くなる高速撮影の場合にも、露出ムラを減少
させることができる。
ば、基板11全体が光軸の通過時の幕(又は羽
根)のスリツト形成縁と略平行な線を傾きの軸と
して傾けて設置され、第1、第2の幕(又は羽
根)に備えられたスリツト形成縁が光軸を通過し
た時にフイルム15に近い側の幕(又は羽根)1
2がよりフイルム15に近づき、フイルム15か
ら遠い側の幕(又は羽根)13がよりフイルム1
5から遠ざかるように幕12,13が傾いて走行
するので、トツプT、センターC、ボトムDでの
最大光束が略同じになり、先幕のスリツト形成縁
と後幕のスリツト形成縁の光軸方向のズレによる
トツプT、センターC、ボトムDでの斜入光量の
変化が小さくなる。このため、大口径あるいは短
焦点距離のレンズにより光束の最大入射角が大き
い場合であつて、かつスリツト巾が2つのシヤツ
タ幕(先幕、後幕)の光軸方向の間隔(ズレ)よ
り狭くなる高速撮影の場合にも、露出ムラを減少
させることができる。
第1図は本考案の一実施例を説明するための構
成説明図、第2図は露出波形図、第3図は従来例
を示す構成説明図、第4図は従来例の露出波形図
である。 1,11……基板、2,12……先幕、3,1
3……後幕、4,14……レンズ、5,15……
フイルム。
成説明図、第2図は露出波形図、第3図は従来例
を示す構成説明図、第4図は従来例の露出波形図
である。 1,11……基板、2,12……先幕、3,1
3……後幕、4,14……レンズ、5,15……
フイルム。
Claims (1)
- フイルム15の直前に設置された基板11に、
第1の幕(又は羽根)と第2の幕(又は羽根)が
光軸方向に間隔をおいて設置されたフオーカルプ
レーンシヤツタにおいて、基板11全体が、第
1、第2の幕(又は羽根)に備えられたスリツト
形成縁が光軸を通過した時にフイルム15に近い
側の幕(又は羽根)12がよりフイルム15に近
づき、フイルム15から遠い側の幕(又は羽根)
13がよりフイルム15から遠ざかるように、前
記光軸の通過時の幕(又は羽根)のスリツト形成
縁と略平行な線を傾きの軸として傾けて設置され
ていることを特徴とするフオーカルプレーンシヤ
ツタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182597U JPH0524902Y2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986182597U JPH0524902Y2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6388832U JPS6388832U (ja) | 1988-06-09 |
JPH0524902Y2 true JPH0524902Y2 (ja) | 1993-06-24 |
Family
ID=31128541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986182597U Expired - Lifetime JPH0524902Y2 (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0524902Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5419259A (en) * | 1977-07-08 | 1979-02-13 | Vickers Shipbuilding Group Ltd | Harmonizing method |
-
1986
- 1986-11-27 JP JP1986182597U patent/JPH0524902Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5419259A (en) * | 1977-07-08 | 1979-02-13 | Vickers Shipbuilding Group Ltd | Harmonizing method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6388832U (ja) | 1988-06-09 |
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