JPH0524881Y2 - - Google Patents

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JPH0524881Y2
JPH0524881Y2 JP1985009727U JP972785U JPH0524881Y2 JP H0524881 Y2 JPH0524881 Y2 JP H0524881Y2 JP 1985009727 U JP1985009727 U JP 1985009727U JP 972785 U JP972785 U JP 972785U JP H0524881 Y2 JPH0524881 Y2 JP H0524881Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、加熱槽における照明装置に関する。
従来の技術及びその問題点 加熱槽は、その用途に応じ種々のものが存する
が、その設定温度が高温である場合は照明上の問
題があつた。すなわち、通常の照明器具は電気絶
縁材料の制約により、或いは放電管においては内
部ガス圧の上昇により100℃以上では使用できず、
或いは使用できても加熱と温度低下との繰返しに
伴う熱歪により耐用時間が短くなるという問題が
あつた。このため加熱槽によつては採光用の窓を
設けたものも存したが、これでは十分な光量が得
られず、該窓からの熱放出が多いためエネルギロ
スを生じるという問題があつた。また加熱槽が滅
菌保存のために使われる場合があるが、その際紫
外線と併用することにより効果が上がることが分
かつていても、高温のために滅菌灯が使用できな
いという問題があつた。
本考案は、これら従来技術の問題点を解決し、
高温条件下でも使用でき、且つ耐用性に優れ、必
要に応じ紫外線による滅菌作用をもなしうる、加
熱槽における照明装置を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本考案の前記目的は、一端から入射した光を他
端方へ伝送しうる円形断面の光伝送ロツドと、加
熱槽の収容室外に設置された光源部とを備え、前
記光伝送ロツドは一端部が、前記光源部からの光
を受光しうるように前記収容室外に配設され、他
端側が、前記収容室内に延び、該ロツドの収容室
内部分には、伝送光をロツド内に拡散反射しロツ
ド外へ放出する拡散縞がロツド長手方向に沿つて
細幅に設けられ、上記拡散縞は、前記ロツドより
高屈折率にして耐光性の透明微粉体と、バインダ
ーとしてのシリコーン樹脂とから、少なくとも
0.1mmの厚さに形成されていることを特徴とする。
加熱槽における照明装置により達成される。
実施例 以下、本考案の実施例を添付図面と共に説明す
る。
第1図は、本考案照明装置1を備えた加熱槽の
水平断面を示している。加熱槽は側壁21、後壁
22、上壁(図に現われていない)、底壁23及
び扉24を有し、内部に収容室20を形成する槽
本体2と、図には示さない加熱装置とを備えてい
る。照明装置1は、加熱槽の後壁外側に設けられ
た光源部10、光源部10の光を収容室20内に
導き照射するための光伝送ロツド12、及び該ロ
ツドの保護カバー13を備えている。光伝送ロツ
ド12は、一端部が収容室20の後壁22外に配
置され光源部10からの光を受光しうるようにさ
れており、該後壁22を貫通して側壁21に沿つ
て略水平に延び、他端は扉24付近まで達してい
る。ロツド12は一端から入射した光を他端方へ
伝送しうるものであり、このため、できるだけ透
明度が高くて耐光性のよいものを使用することが
好ましく、例えば石英ガラスロツド(屈折率:
1.46)、光学ガラスロツド(屈折率:1.5〜1.7)、
シリコーン樹脂ロツド(屈折率:1.41)などを有
利に使用できる。耐熱性、熱衝撃性の点でもこれ
らは優れているが、とりわけ石英ロツドは高い温
度域まで使用できる点で秀でている。ロツド12
は円形断面を有していることが必要であり、その
寸法は伝送される光量や照明ラインの長さなどに
よつて適宜決定すればよく、例えば直径は3〜30
mm程度の範囲、有利には5〜20mm程度の範囲内か
ら適宜選択される。直径が3mmより小さいと受光
面積が小となつて受光ロスを生ずる虞れがあり、
また30mmを超えると価格が高騰する割には、品
質、性能の向上をあまり期待できず、好ましくな
い。
第2図に詳細を示すように、光伝送用ロツド1
2は、側壁21に近い側の外周面に、伝送光をロ
ツド12内に拡散反射するための光拡散部である
拡散縞14が付着形成されている。この拡散縞1
4はロツド12よりも高屈折率にして耐光性の透
明微粉体より構成され、このような微粉体として
は、例えば硫酸バリウム(屈折率:1.51)、マグ
ネシア(屈折率:1.8)チタニア(屈折率:2.6)
などを有利に使用できる。微粉体には、必要に応
じ反射拡散光に任意の色彩を与えるために、ZnS
(青緑)を混合したり或はEu2O3(赤)、Tb2O3
(緑)を熱拡散によつて混入(例えばマグネシア、
チタニアの場合)することができる。微粉体をロ
ツド12に対し付着するための手段としては微粉
体をシリコーン樹脂からなる耐光性透明バインダ
ーを用いて付着するような手段、微粉体が分散混
入されたシリコーン樹脂成形材をシリコーン樹脂
系の透明接着剤を用いて接着する手段などを採用
できる。いずれにしてもシリコーン樹脂を用いる
ことにより、耐光性、耐熱性及び透明性が得ら
れ、しかもその適度な弾性により、ロツド12と
熱膨張率の差が存するにもかかわらず良好な接着
が得られる。拡散縞14の肉厚は、これがあまり
に薄いと透過ロスを生ずる虞れがあるので、少な
くとも0.1mm以上の肉厚に系することが有利であ
る。拡散縞14の巾は、入射光量やロツド12の
直径、長さ(照明ライン長さ)などによつて適宜
決定される。一般的にいつて拡散縞14の巾が大
きくなると、単位長さ当りの光放出量は増す反
面、光量を維持した光放出ラインの長さが短くな
り、逆に小さくなると、光量を維持した光放出ラ
インの長さは増大するが、単位長さ当りの光放出
量は減少する。したがつて、その巾は加熱槽の用
途、大きさなどによつて適宜決定すればよい。拡
散縞14の巾を一定とした場合、照明光の明るさ
は、入射端からの距離に対して指数函数的に減少
するので、このような減少を補正するために、拡
散縞14の巾を入射端側から漸次増大させるよう
な手段を採用してもよい。またロツド12の出射
端側の端面に反射鏡部15を形成しておいて、出
射端まで至つた伝送光を入射端側に向けて反射す
るような手段を採用することによつても、このよ
うな減少をある程度補正できる。拡散縞14の巾
は、先に述べたようにロツドの長さ、直径、入射
光量のなどによつて変わるが、通常0.5〜3.0mm、
有利には1.5〜2.5mm程度である。
ロツド12及び拡散縞14は、側壁との接触あ
るいは汚染による光漏出を避けるために、ゆるく
被覆したチユーブ状保護カバー13を介して支持
具16等により該側壁に取付けられる。保護カバ
ー13は、ロツド12を汚染、接触から保護する
と共に、外部からの衝撃に対しても保護しうるこ
とが望ましく、100℃以下で使用される加熱槽で
は汚染物の除去が容易で、適度な弾力性により、
機械的衝撃を吸収する意味でフツ化エチレンプロ
ピレンコポリマー(FEP)製とするのが望まし
い。また100℃以上で使用する加熱槽では、強化
ガラスあるいは石英ガラスチユーブを用い、更に
外側に数mm程度の〓間をおいて、金属ネツトを配
したものとするのが望ましい。保護カバー13
は、ロツド12が後壁を貫通する部分及び加熱槽
内20に延びる部分をカバー13外に対しシール
するように覆つている。これによりロツド12表
面は、収容室内のガスによる浸食やほこりの付着
から保護される。保護カバー13と後壁貫通部分
における該後壁との〓間は耐熱性のあるコーキン
グ材、グラスウール、石綿等により熱シールされ
る。
光源部10は、光源100と、光源100から
の光を集光してロツド12の入射端に送る反射鏡
101と、これらを覆つて収容室2後壁に支持す
るケーシング102とを備えている。
光源100としては種々のものが使用できる
が、ロツド径を小さくしうる点で、点光源に近い
ものを用いるのが望ましく、例えば水銀ランプ、
タングステンランプ、ハロゲンランプ、キセノン
ランプ、メタルハライドランプが挙げられる。ま
た滅菌性を目的とする場合には、紫外線を含んで
いる水銀ランプ、キセノンランプなどの使用が適
している。
このように構成された照明装置1は次のように
作用する。適宜のスイツチ等により点灯せしめら
れた光源100からの光は、反射鏡101による
集光を伴つて光伝送ロツド12の入射端に入射せ
しめられる。入射した光は、ロツド12内で全反
射を繰返しながらロツド軸線方向へ伝送され、伝
送中に拡散縞14によりロツド12内に拡散反射
され、更にロツド12のレンズ作用により拡散縞
14と反対方向に指向性をもつて収容室2内に放
出される。第2図に於て矢符は光の放出方向を示
す。
第3図はロツド12のレンズ作用を示す原理説
明図であり、拡散縞14より拡散反射された光の
うち、±40°程度の拡散角度範囲のものは、ロツド
のレンズ作用により角度を減じて縞14と反対方
向に放出され、照明光となる。尚拡散角度±40°
を超えるような拡散光は、ロツド12内で全反射
を繰返し、再度縞14により拡散反射されてロツ
ド12外に放出されるものと考えられる。
このようにロツド12内を伝送される光はその
伝送途中に於て順次拡散縞14によりそのライン
に沿つて且つ反対方向に指向性をもつて放出され
て行き、照明光として機能するに至る。(本出願
人の出願に係る特願昭58−226571号明細書参照)。
以上の例では、光伝送ロツドが水平に延びるも
のを示したが、これに限らず、垂直に或いは曲折
して延びるもの等必要に応じて種々の形態とする
ことができる。
考案の効果 以上の例から明らかなように、本考案によれば
次の効果を奏する、加熱槽における照明装置を提
供することができる。すなわち、光源部は加熱槽
の収容室外に設置され、光は光伝送ロツドを通じ
て該収容室内に導かれるので、光源部からの直接
的な熱の伝搬を遮蔽し、収容部での熱放出を問題
とならない程度に制限し、且つ十分な光量を伴つ
た演色性の高い照明を行なうことができる。更に
伝送ロツドの収容室内部分には、伝送光をロツド
内に拡散反射しロツド外へ放出する拡散縞が設け
られているので、伝送光は拡散縞の存する範囲に
亘つて指向性をもつて出射し線状光源となり、広
い面積範囲に亘つて照明することが可能になる。
更に本考案に於て、上記拡散縞は前記ロツドよ
り高屈折率の透明微粉体から構成されているの
で、該微粉体をロツドの外周面に単に付着させる
だけで光を拡散でき、ロツドに光拡散のための2
次加工、例えば曲面や平面を研削加工で形成する
などの必要性がなくなる。また拡散縞の厚みを少
なくとも0.1mmに設定することで、拡散縞よりの
光の透過ロスを防止できるので、透過ロス防止の
ために白色塗装や銀の蒸着塗布などの付加的手段
をロツドに施す必要性もなくなる。よつて照明用
の光伝送ロツドの製造が安価となる。
更に本考案では、上記微粉体のバインダーとし
て、特にシリコーン樹脂が使用されているので、
シリコーン樹脂が保有する弾性で、ロツドと拡散
縞との間の熱膨脹率の差を補正吸収でき、従つて
使用中に加熱、冷却を繰返し受けてもロツドから
拡散縞が剥れ落ちることがなく耐用度をも充分に
満足し得る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は本
考案照明装置を備えた加熱槽の水平断面図、第2
図はその照明装置の斜面図、第3図は光伝送ロツ
ドからの光出射状態を示す説明図である。 1……照明装置、10……光源部、20……収
容室、12……光伝送ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端から入射した光を他端方へ伝送しうる円形
    断面の光伝送ロツドと、加熱槽の収容室外に設置
    された光源部とを備え、前記光伝送ロツドは一端
    部が、前記光源部からの光を受光しうるように前
    記収容室外に配設され、他端側が、前記収容室内
    に延び、該ロツドの収容室内部分には、伝送光を
    ロツド内い拡散反射しロツド外へ放出する拡散縞
    が、ロツド長手方向に沿つて細幅に設けられ、上
    記拡散縞は、前記ロツドより高屈折率にして耐光
    性の透明微粉体と、バインダーとしてのシリコー
    ン樹脂とから、少なくとも0.1mmの厚さに形成さ
    れていることを特徴とする加熱槽における照明装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56242Y2 (ja) * 1974-12-06 1981-01-07
JPS54160982U (ja) * 1978-04-30 1979-11-10

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JPS61126203U (ja) 1986-08-08

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