JPH0524649Y2 - - Google Patents

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JPH0524649Y2
JPH0524649Y2 JP1986112453U JP11245386U JPH0524649Y2 JP H0524649 Y2 JPH0524649 Y2 JP H0524649Y2 JP 1986112453 U JP1986112453 U JP 1986112453U JP 11245386 U JP11245386 U JP 11245386U JP H0524649 Y2 JPH0524649 Y2 JP H0524649Y2
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  • Cleaning In General (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、滅菌処理装置内を被処理物を搬送
させるキヤリヤに関し、特に被処理物の収容部に
関するものである。
〈従来技術〉 従来、上記のキヤリヤとしては、例えば特公昭
56−53982号公報の第4図に示すようなものがあ
つた。これは、1対の無端搬送チエン間に箱状の
容器を設け、この容器内を仕切体によつて被処理
物よりかなり大きい複数の部屋にそれぞれ区画
し、これら各部屋内にそれぞれ被処理物を収容す
るものである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このようなキヤリヤは、滅菌処理装置内を無端
搬送チエンの移動に従つて直線的または曲線的に
搬送されたとき、各部屋は被処理物より大きいの
で、被処理物は、各部屋内で上下左右に移動する
ことになる。被処理物が缶詰の缶のように剛性の
大きいものなら、各部屋内で上下左右に移動して
も、缶にはさして傷や変形は生じず、充分に商品
価値を有するが、近年被処理物としてポリプロピ
レン、ポリエチレン等の可撓性のあるプラスチツ
ク製の容器に収容したものが多く用いられるよう
になつた。このような容器は、常温では所定の形
状を保つているが、滅菌処理装置内において約
100℃に近い温度に加熱されると、軟化し、容器
内に収容されている物品の重量や容器内の圧力変
化の影響を受けて、変形する。そのうえ、上述し
たようにキヤリヤの移動に従つて被処理物は部屋
内を上下左右に移動するので、容器表面に傷をつ
けることがあつた。このように容器が変形した
り、容器表面に傷がついたりすると、著るしく商
品価値が減殺されるという問題点があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、被処理物の大部分の外面形状に沿
つて被処理物を包囲する周壁を長手方向に沿つて
複数有する収容部を上記長手方向に沿つて2つに
分割した第1及び第2の部材と、第1及び第2の
部材の両端部の下端を回転自在に支持している支
点部と、第1の部材の両端部にそれぞれ結合され
た1対の無端搬送チエンと、第1の部材の両端部
にそれぞれ回転自在に支持され第1及び第2の部
材間に跨つた状態に位置するリンク板と、第2の
部材側にある上記リンク板の部分に形成された長
孔と、第2の部材の両端部側に設けられ上記長孔
にそれぞれ挿通されているローラと、このローラ
を介して第1及び第2の部材を閉じる方向の力を
付勢する状態に上記リンク板に設けたバネと、上
記リンク板に設けられ上記バネの付勢力と反対方
向の力が印加される被動部と、を具備し、第1及
び第2の部材が閉じた状態で上記ローラと上記長
孔と上記支点部とがほぼ同一直線上に位置してい
るものである。
〈作用・効果〉 この考案によれば、収容部は、被処理物の外表
面形状の大部分に沿う形状で被処理物を包囲する
周壁を有する空間に、被処理物を収容可能として
いる。従つて空間に収容された被処理物が加熱さ
れて柔軟になつても周壁によつて拘束されるの
で、変形することはなく、また周壁によつて拘束
されているので、このキヤリヤが直線的や曲線的
に移動しても、空間内を被処理物が上下左右に移
動することはなく、被処理物に傷をつけることは
ない。よつて、被処理物が可撓性のあるプラスチ
ツク製容器に物品を収容したものであつても、被
処理物の商品価値を損なうことなく滅菌処理をで
きる。しかも、この考案によれば、第1及び第2
の部材が閉じた状態で、ローラと長孔と支点部と
がほぼ同一直線上に位置しているので、バネの付
勢力と反対方向の力を駆動部に加えない限り、第
1及び第2の部材が閉じた状態が維持される。従
つて、被処理物が滅菌処理の結果、膨張しても、
第1及び第2の部材が開くことはなく、被処理物
が搬送中に脱落することはない。
〈実施例〉 第1図乃至第6図に、この実施例の前提となる
2つのキヤリヤを示す。その第1のキヤリヤは、
第3図及び第4図に示すように、中空の直方体状
に形成された箱状部2を有し、この箱状部2の両
端面には、無端搬送チエン(図示せず)に取付け
るための取付金具4,4がそれぞれ設けられてい
る。
この箱状部2には、その長さ方向に沿つて物品
収容部6が複数個設けられている。これら収容部
6は、胴部8と首部10とを有し、胴部8は、そ
の上端面が箱状部2の上面よりも上方に位置する
ように箱状部2内に設けられている。また、胴部
8は第3図から明らかなように平面形状が概略だ
円状をなしている。首部10は、概略円筒状に形
成されており、胴部8の下端部に箱状部2の下面
より下方に突出するように設けられており、その
下端部が開放されている。この胴部8と首部10
との内壁面で包囲された空間に被処理物12が収
容される。被処理物12は、横断面形状がだ円状
の胴部と円筒状の首部とからなる可撓性のあるプ
ラスチツク製の容器内に、物品を充填したもの
で、この容器の胴部の大部分と首部の全部とをこ
れらの外表面形状に沿つて包囲できるように収容
部6の胴部8と首部10の形状が選択されてい
る。なお、14は通気(水)孔で、箱状部2に設
けられている。
第5図及び第6図に、この実施例の前提となる
第2のキヤリヤを示す。このキヤリヤは、箱状部
と収容部とを一体に形成せず、箱状部2の長さ方
向に沿つて2分割したものである。従つて、箱状
部2は、第5図に示すように2つの部材2a,2
bから構成されており、第6図に示すように収容
部6の胴部8、首部10もそれぞれ2つの部材8
a,8b,10a,10bから構成されている。
上記第1及び第2のキヤリヤを前提とした、本
考案の第1の実施例を第7図乃至第10図に示
す。この実施例も、箱状部を第1及び第2の部
材、例えば箱状部材2a,2bに、2分割したも
のであるが、被処理物の出入れが容易となるよう
に一方の箱状部部材2aが傾斜するように構成さ
れている。すなわち、箱状部部材2a,2bの両
端面には、これら部材2a,2bの両端部となる
側板16a,16bがそれぞれ設けられており、
これらの下端部は、支点部、例えば支点ピン18
によつて結合されている。そして、側板16b,
16bが取付金具4,4に結合されている。
側板16a,16bのあわせ目に跨るようにリ
ンク板20が設けられている。このリンク板20
の側板16a側には長孔22が穿設されており、
この長孔22内に側板16aに設けたローラ24
が挿入されている。このローラ24と長孔22と
支点ピン18とは、第9図に示すように箱状部部
材2a,2bが閉じている状態で、ほぼ一直線上
に配置されている。従つて。この状態では、箱状
部部材2a,2bは、たとえ被処理物が膨張して
も、その膨張力によつて開くことはない。またリ
ンク板20には、取付金具4に一端が固定された
ねじりコイルばね26の他端が固定されており、
リンク板20に対して反時計方向の作用力を与え
ている。この作用力によつて第9図に示すように
ローラ24が長孔22によつて箱状部部材2b側
に押圧されて、ローラ24、長孔22、支点ピン
18がほぼ一直線上にある状態が維持され、箱状
部部材2aは開かれない。さらに、リンク板20
の下部には、被動部、例えばローラ28が設けら
れている。従つて、第10図に示すようにローラ
28を適当な駆動装置によつて時計方向に回転さ
せると、リンク板20はコイルばね26の作用力
に抗して、コイルばね26の位置を支点として回
転し、長孔22もこれにつれて移動する。これに
よつてローラ24が長孔22によつて反時計方向
に押圧され、箱状部部材2aが支点ピン18を支
点として反時計方向に回転し、被処理物12の出
入れができる。駆動装置を解除すると、リンク板
20がコイルばね26の作用力によつて元の位置
に戻り、箱状部材2aが閉じる。
第11図乃至第13図に、第2の実施例を示
す。この第2の実施例は、蓋部材30をリンク板
20,20間を跨ぐように設けたものである。第
2の実施例は第1のの実施例と同様に動作する。
蓋部材30を設けたのは、次の理由による。キヤ
リヤは滅菌処理装置を搬送されていく間、常に同
一姿勢をとるとは限らず、直線的や曲線的に動く
だけでなく、反転することもある。このような場
合、被処理物が収容部から脱落するおそれがあ
る。また、被処理物が容器内への充填量が多いも
のであれば、第1の実施例のものでも、滅菌装置
中において水または湯の中をキヤリヤが通過して
も大きな浮力を受けないので脱落するおそれはな
いが、充填量が少なく容器内の空間容積が多い
と、大きな浮力が容器に働き、収容部から被処理
物が脱落するおそれがある。このような脱落を防
止するため、蓋部材30を設けてある。
以上の各実施例では、収容部6は、胴部の横断
面形状がだ円状をなす被処理物12を対象として
いるので、収容部6の胴部8も横断面形状がだ円
状としたが、被処理物に応じて収容部6の形状
は、被処理物の外表面形状に沿つてその大部分を
包囲するような形状に変更される。例えば被処理
物の胴部の横断面形状が円形のものであれば、第
14図に示すように収容部6の胴部の横断面形状
も円形とされるし、被処理物の胴部の横断面形状
が矩形であれば、第15図に示すように収容部6
の胴部の横断面形状も矩形とされる。また、被処
理物が首部を有しないものであると、収容部も首
部を有しないものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のA−A線に沿う断面図、第2
図は第3図のB−B線に沿う断面図、第3図はこ
の考案による滅菌用キヤリヤの第1の実施例の前
提となる第1のキヤリヤの平面図、第4図は第1
のキヤリヤの正面図、第5図は同第2のキヤリヤ
の平面図、第6図は第5図のC−C線に沿う断面
図、第7図は第1の実施例の正面図、第8図は第
1の実施例の平面図、第9図は第7図のD−D線
に沿う断面図、第10図は箱状部を開いた状態の
第9図に対応する図、第11図は第2の実施例の
正面図、第12図は第2の実施例の平面図、第1
3図は第11図のE−E線に沿う断面図、第14
図は他の実施例の部分省略平面図、第15図はさ
らに他の実施例の部分省略平面図である。 2……箱状部、2a,2b……箱状部々材、6
……収容部、6a,6b……収容部々材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物の大部分の外面形状に沿つて被処理物
    を包囲する周壁を長手方向に沿つて複数有する収
    容部を上記長手方向に沿つて2つに分割した第1
    及び第2の部材と、第1及び第2の部材の両端部
    の下端を回転自在に支持している支点部と、第1
    の部材の両端部にそれぞれ結合された1対の無端
    搬送チエンと、第1の部材の両端部にそれぞれ回
    転自在に支持され第1及び第2の部材間に跨つた
    状態に位置するリンク板と、第2の部材側にある
    上記リンク板の部分に形成された長孔と、第2の
    部材の両端部側に設けられ上記長孔にそれぞれ挿
    通されているローラと、このローラを介して第1
    及び第2の部材を閉じる方向の力を付勢する状態
    に上記リンク板に設けたバネと、上記リンク板に
    設けられ上記バネの付勢力と反対方向の力が印加
    される被動部と、を具備し、第1及び第2の部材
    が閉じた状態で上記ローラと上記長孔と上記支点
    部とがほぼ同一直線上に位置していることを特徴
    とする滅菌装置用キヤリヤ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642239U (ja) * 1979-09-08 1981-04-17
JPS6135199B2 (ja) * 1974-06-12 1986-08-12 Erba Farmitalia

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