JPH05245458A - 配管清掃装置 - Google Patents

配管清掃装置

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JPH05245458A
JPH05245458A JP4084889A JP8488992A JPH05245458A JP H05245458 A JPH05245458 A JP H05245458A JP 4084889 A JP4084889 A JP 4084889A JP 8488992 A JP8488992 A JP 8488992A JP H05245458 A JPH05245458 A JP H05245458A
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pig
pipe
flow path
catcher
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Shoichi Takashina
正一 高科
Koichi Ishihara
紘一 石原
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Fuji Oil Co Ltd
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    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B9/00Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto 
    • B08B9/02Cleaning pipes or tubes or systems of pipes or tubes
    • B08B9/027Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages
    • B08B9/04Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes
    • B08B9/053Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved along the pipes by a fluid, e.g. by fluid pressure or by suction
    • B08B9/055Cleaning the internal surfaces; Removal of blockages using cleaning devices introduced into and moved along the pipes moved along the pipes by a fluid, e.g. by fluid pressure or by suction the cleaning devices conforming to, or being conformable to, substantially the same cross-section of the pipes, e.g. pigs or moles

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  • Sewage (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピグの往復動により、主配管全体だけでなく
主配管を部分的に効率よく確実に清掃する。 【構成】 主配管37の両端には、ピグ1を発射するラ
ンチャ4と、ピグ1を受け止めるキャッチャ36が設け
られている。ランチャ4の供給ノズル22から圧縮気体
を供給し、前記キャッチャ36へピグ1を到達させる。
ピグ1の到達に伴なって、キャッチャ36の排気ノズル
29から圧縮気体が排出され、圧力が低下し、ピグ1が
停止する。圧力低下は、ランチャ4の圧力センサ33に
より検出され、ランチャ4へのピグ1の到達は、キャッ
チャ36の圧力センサ33により検出される。ランチャ
4の圧力センサ33の検出信号に基づいて、キャッチャ
36の供給ノズル22から圧縮気体を供給し、ピグ1を
ランチャ4へ走行させる。ピグ1の往復動は、ランチャ
4、キャッチャ36、主配管37および分岐管41a,
41bの電磁バルブをコントローラにより開閉すること
により行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路内の残留物、例え
ば、油脂、油、化学製品、薬品などを、ピグの走行によ
り除去して清掃する配管清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】配管内の
残留物を除去する装置として、特開昭62−38040
号公報には、ランチャから発射されたピグの衝撃力を弱
めて停止させるため、キャッチャを構成する筒体に、圧
送用圧縮流体を排出させてピグを停止させるための噴出
口が形成され、筒体内に停止したピグを筒体を分割して
取出すための筒体分割機構とを備えた配管清掃装置が開
示されている。また、実開昭59−142085号公報
には、ランチャとキャッチャとを備えた装置において、
キャッチャの高圧ガス吐出口をピグにより塞がれる位置
に設けた装置が開示されている。さらに、実開昭62−
144593号公報には、配管の端部の盲板に形成され
た孔に、先端に感知板を取付けた感知棒を摺動自在に取
付け、管端に排出物を排出する分岐管を設けたピグ感知
装置が開示されている。
【0003】しかし、これらの装置では、ピグは一方の
方向にしか圧送されない。そのため、管路壁に付着した
残留物の除去効率が小さいだけでなく、ランチャからピ
グを発射させる毎に、キャッチャに到達したピグを取出
し、再度ランチャに装填する必要があり、清掃作業が煩
雑化する。
【0004】特開昭62−87836号公報にはピグの
速度をコントロールし、任意の位置に停止させるため、
ピグ本体に穿設された貫通孔と、この貫通孔を開閉する
バルブ板と、このバルブ板を開閉動させるアクチュエー
タとを備えたピグが開示されている。
【0005】しかし、ピグ本体の貫通孔、バルブ板を開
閉動させるためのアクチュエータなどが必要であり、複
雑な構造のピグを必要とする。
【0006】特開平2−95487号公報には、配管内
に複数のピグを挿入すると共に、ピグ間に溶剤を封入
し、ピグの走行に伴って清掃する配管内部の清掃方法が
開示されている。
【0007】しかし、この方法では、複数のピグ間に溶
剤を封入する必要があるため作業が煩雑化する。また、
配管内が溶剤で汚染される虞があり、適用範囲が原油や
重質油などの輸送用配管に制限される。
【0008】さらに、これらの装置や方法により管路を
清掃する場合、ランチャとキャッチャーとの配管全体に
ピグを走行させる必要があるため、管路を部分的に清掃
することができない。例えば、ランチャとキャッチャと
を接続する主配管の複数箇所に分岐管が接続され、各分
岐管にそれぞれタンクが接続されている配管系におい
て、ランチャ側の第1のタンクに液体を輸送し貯溜した
後、清掃する場合、上記第1の分岐管の下流側に位置す
る主配管は、本来清掃を必要としないにも拘らず、主配
管全体にピグを走行させ、配管全体を清掃する必要があ
る。このような場合、ピグの走行に伴なって、第1の分
岐管よりも下流側に位置する第2の分岐管に残留物が移
行する。そのため、清掃後の主配管と第2の分岐管とを
通じて、第1の分岐管よりも下流側の第2のタンクに液
体を輸送すると、第2のタンク内の液体が第2の分岐管
内の残留物により汚染される虞もある。
【0009】また、主配管から分岐し、タンクに接続さ
れた分岐管とで構成された管路に、これらの装置や方法
を適用すると、ピグが分岐管内に移動する場合がある。
すなわち、ピグが弾性体で形成され、しかもピグが高圧
の流体で圧送されるため、タンク、特に複数のタンク内
に液体を輸送した後、管路内を清掃すると、本来清掃さ
れるべき主配管内が清掃されず、ピグが分岐管を経てタ
ンク内に圧送される場合がある。そのため、清掃に際し
て、ピグをタンクから取出してランチャに装着する必要
があり、清掃作業がさらに煩雑化する。
【0010】従って、本発明の目的は、ピグを管路内で
往復動させることができ、管路内を効率よく清掃できる
配管清掃装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、分岐管を有する管路
であっても、分岐管へのピグの移動を規制し、主配管内
を確実に清掃できる配管清掃装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明のさらに他の目的は、主配管全体だ
けでなく主配管を部分的に清掃することもできる配管清
掃装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、本発明は、管路内に配されるピグと、管路
の一方の端部に連通して設けられ、前記ピグを圧縮流体
により圧送するためのランチャと、管路の他方の端部に
連通して設けられ、圧送されたピグを受けとめるための
キャッチャとを備えた装置であって、前記キャッチャへ
のピグの到達を検出するセンサと、このセンサからの検
出信号に基づいて、圧縮流体を供給し前記ピグをキャッ
チャからランチャの方向へ圧送するための制御手段とを
備えている配管清掃装置を提供する。
【0014】この装置においては、ランチャからキャッ
チャへ圧送されたピグの到達をセンサにより検出し、こ
のセンサからの検出信号に基づいて、制御手段により、
圧縮流体を供給し前記ピグをランチャの方向へ圧送す
る。すなわち、ピグをランチャとキャッチャ間で往復動
させることができる。そのため、ピグの往動だけでな
く、復動によっても、管路内の残留物を除去できる。
【0015】なお、前記装置において、ランチャおよび
キャッチャが、ピグの到達を検出するセンサと、このセ
ンサからの検出信号に基づいて、圧縮流体を供給し前記
ピグを到達方向とは逆方向に圧送する制御手段とを備え
ていてもよい。この場合には、ランチャおよびキャッチ
ャの双方からピグを圧送して往復動させた後、少なくと
も1回、ピグを走行させることができ、管路内を清掃で
きる。
【0016】また、管路は、ランチャとキャッチャとの
間に配設された主配管と、この主配管から分岐した分岐
管とで構成され、前記分岐部が、外管と、主配管を構成
する内管とからなる二重管を備えていると共に、前記内
管に、前記分岐管と連通し、分岐管内へのピグの侵入を
規制する連通孔が形成されていてもよい。この場合に
は、内管の連通孔を通じて分岐管に流体を供給できると
共に、連通孔が形成された内管により、ピグが分岐管内
に侵入するのを規制できる。
【0017】前記ランチャ及びキャッチャは、圧縮流体
を排出しピグを停止させるための排出口と、キャッチャ
又はランチャへのピグの到達を検出するセンサと、ピグ
を圧送するための圧縮流体を供給する供給口を備え、制
御手段は、流路を開閉するバルブ機構を備えていてもよ
い。このバルブ機構は、清掃作業開始のためのスタート
信号に応答して、前記ランチャの排出口の流路およびキ
ャッチャの供給口の流路を閉じ、ランチャの供給口の流
路およびキャッチャの排出口の流路を開くと共に、ラン
チャのセンサからの検出信号に応答して、前記ランチャ
の供給口の流路、ランチャの排出口の流路、キャッチャ
の排出口の流路、およびキャッチャの供給口の流路を上
記とは逆に開閉する。このような制御手段により、バル
ブを開閉させ、自動的にピグを走行させ往復動させるこ
とができる。
【0018】さらに、本発明は、主配管の両端にそれぞ
れ連通して設けられ、前記ピグを圧縮流体により圧送す
るためのランチャと、前記主配管から分岐した分岐管と
を備えた装置であって、前記分岐部が、外管と、前記主
配管を構成し、分岐管と連通し、かつ分岐管内へのピグ
の侵入を規制する連通孔が形成されていると共にピグよ
りも大きな長さの内管とからなる二重管を備えており、
一方の前記ランチャから分岐部へのピグの到達を検出す
るセンサと、このセンサからの検出信号に基づいて、他
方のランチャから圧縮流体を供給し前記ピグを前記一方
のランチャの方向へ圧送するための制御手段とを備えて
いる配管清掃装置を提供する。
【0019】この装置においては、一方のランチャから
のピグが分岐部へ到達し、内管の連通孔を通過すると、
ピグを往動させるための圧縮流体は、前記連通孔を通じ
て分岐管に流入し、圧力が急激に低下する。分岐部への
ピグの到達に対応する圧力低下は、センサにより検出さ
れる。そして、センサからの検出信号に基づいて、他方
のランチャから圧縮流体が供給され、ピグは復動し、前
記一方のランチャ側へ走行する。
【0020】前記主配管の両端に設けられたランチャ
は、それぞれ、ピグを圧送するための圧縮流体を供給す
る供給口を備えていると共に、少なくとも一方の端部に
設けられたランチャは、圧縮流体を排出しピグを停止さ
せるための排出口と、分岐部へのピグの到達を検出する
センサとを備えていてもよい。この装置において、前記
制御手段はバルブ機構を備えている。
【0021】このバルブ機構は、清掃作業開始のための
スタート信号に応答して、一方のランチャの供給口の流
路および被貯溜流体が輸送された分岐管の流路を開き、
一方のランチャの排出口の流路、分岐管の分岐部よりも
下流側に位置する主配管の流路および他方のランチャの
供給口の流路を閉じると共に、一方のランチャのセンサ
からの出力信号に応答して、一方のランチャの排出口の
流路、主配管の流路および他方のランチャの供給口の流
路を開き、一方のランチャの供給口の流路、分岐管の流
路を閉じる。
【0022】このような装置では、制御手段により、バ
ルブを開閉させ、一方のランチャと分岐部との間の主配
管内に自動的にピグを走行させることができ、主配管を
部分的に清掃できる。
【0023】さらに、主配管の両端に設けられたランチ
ャは、それぞれ、ピグを圧送するための圧縮流体を供給
する供給口と、圧縮流体を排出しピグを停止させるため
の排出口とを備えていると共に、一方のランチャは分岐
部へのピグの到達を検出するセンサを備え、他方のラン
チャは前記一方のランチャへのピグの到達を検出するセ
ンサを備えていてもよい。この装置において、制御手段
を構成するバルブ機構は、清掃作業開始のためのスター
ト信号に応答して、一方のランチャの供給口の流路、被
貯溜流体が輸送された分岐管の流路および他方のランチ
ャの排出口の流路を開き、一方のランチャの排出口の流
路、前記分岐管の分岐部よりも下流側に位置する主配管
の流路および他方のランチャの供給口の流路を閉じると
共に、一方のランチャのセンサからの検出信号に応答し
て、一方のランチャの排出口の流路、前記主配管の流路
および他方のランチャの供給口の流路を開き、一方のラ
ンチャの供給口の流路、前記分岐管の流路および他方の
ランチャの排出口の流路を閉じる。
【0024】このような装置では、制御手段によりバル
ブを開閉させ、ピグを、主配管全体だけでなく清掃が必
要な主配管部内で往復動させることができ、清掃作業効
率を高めることができる。
【0025】
【実施例】以下に、添付図面を参照しつつ、本発明の実
施例をより詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施例である配管清掃装
置を示す概略図であり、図2はピグを示す断面図、図3
はランチャを示す断面図、図4は分岐部の管路を示す断
面図である。
【0027】配管清掃装置は、硬質ポリウレタンなどの
弾性体で形成されたピグ1を圧縮気体により圧送するラ
ンチャ4と、このランチャ4に連通して接続された主配
管37と、この主配管37の他方の端部に連通して接続
され、圧送されたピグ1を受け止めるキャッチャ36
と、前記主配管37の複数箇所から分岐し、タンク42
a,42bに接続された複数の分岐管41a,41bと
を備えている。
【0028】前記ピグ1は、主配管37の内壁と弾性的
に接触する。なお、主配管37の内径は、ピグ1が弾性
的に接触可能であり、かつピグ1の往復動が規制されな
い範囲で、実質的に同じ径に形成されている。
【0029】前記ランチャ4の軸方向の長さは、前記ピ
グ1の長さよりも大きい。ランチャ4は、図3に示され
るように、一方の端部のフランジ5を介して主配管37
に取付けられ、かつ主配管37と実質的に同じ内径を有
する内筒6と、一方の端板7を介して内筒6に取付けら
れた外筒8とを有している。内管6の後端部には、外筒
8と連通する連通孔9が形成されている。外筒8のフラ
ンジ10は、ブラケット11と、前記内筒6及び外筒8
の開口部を閉塞する端板12との間に位置する。前記端
板12は、前記ブラケット11の延設部に形成された案
内孔13に沿って移動可能な挾圧部材14を、ボルト・
ナット15の締結により挾圧することにより、前記フラ
ンジ10に圧着される。なお、前記外筒8のフランジ1
0は、他の箇所でボルト・ナット16によっても前記端
板12と締結されている。前記フランジ10と端板12
との間には、封止性を高めるため、O−リング17が介
在する。
【0030】前記ランチャ4の後端部の端板12に形成
された取付座18には、パッキン19を介して、内筒6
内に進退動するエアシリンダ20が取付けられている。
内筒6内のエアシリンダ20の先端部には、ピグ1を前
方へ押出すためのフランジ21が形成されている。エア
シリンダ20のフランジ21の前方方向の停止位置は、
前記ピグ1の発射位置に対応する。前記エアシリンダ2
0には、ピグ1の発射位置に対応して第1のリミットス
イッチSW1 が取付けられていると共に、フランジ21
の後退位置に対応して取付けられた第2のリミットスイ
ッチSW2 が取付けられている。この第2のリミットス
イッチSW2 からの検出信号に基づいて、制御手段とし
てのコントローラ(図示せず)が作動し、配管の各電磁
バルブを開閉する。
【0031】ランチャ4の後端部には、前記内管6と連
通し、圧縮気体を供給する供給ノズル22が接続されて
いる。この供給ノズル22の流路は電磁バルブ23によ
り開閉される。
【0032】また、前記内管6内の後端部側の下部に
は、内筒6の一部を構成し、主配管37と実質的に同一
の内径を形成するスペーサ24が設けられている。前記
スペーサ24は、内筒6から延設され、その軸方向の長
さは前記ピグ1の軸方向の長さと同等又はそれ以上に形
成されている。前記スペーサ24と対応する内筒6内に
装填されたピグ1は、前記のようにエアシリンダ20に
より押圧され、発射位置に移動される。
【0033】また、内筒6内の後端部側の下部には、前
記スペーサ24を介して、内筒6と連通する流路25を
形成するための凹部が形成されている。流路25は前記
連通孔9を経て、外筒8の排液ノズル26と連通してい
る。この排液ノズル26からは、前記ピグ1の走行によ
り、主配管37から除去された残留物が排出される。排
液ノズル26の流路は電磁バルブ27により開閉され
る。前記流路25、連通孔9及び排液ノズル26は、ピ
グ1の走行により除去された主配管37内の残留物を排
出させるため排出機構を構成する。前記内筒6と前記外
筒8の後端部側には、残留物の漏出を防止するため封止
部材28が設けられている。
【0034】発射位置のピグ1よりも前方側のランチャ
4には、排気ノズル29が接続され、この排気ノズル2
9の流路は電磁バルブ30により開閉される。前記排気
ノズル29は、電磁バルブ30を介して、前記流路25
および前記連通孔9と連通している。
【0035】なお、供給ノズル22の電磁バルブ23
と、排液ノズル26の電磁バルブ27および排気ノズル
29の電磁バルブ30とは、互いに逆に開閉される。
【0036】このような構造のランチャ4において、エ
アシリンダ20により発射位置に移動したピグ1は、排
液ノズル26の電磁バルブ27および排気ノズル29の
電磁バルブ30を閉じて、供給ノズル22の電磁バルブ
23を開き、ピグ1の後方に圧縮気体を供給することに
より、ピグ1をランチャ4から主配管37の方向に発射
し走行させることができる。すなわち、ランチャ4は、
供給ノズル22を有する圧送機構を備えている。
【0037】一方、発射位置に移動したピグ1よりも前
方側に排気ノズル29が形成されているので、少なくと
も前記電磁バルブ30により流路を開いた状態で、主配
管37からランチャ4に到達したピグ1が前記スペーサ
24上に移動すると、圧縮気体が前記流路25、連通孔
9および排気ノズル29を経て排出され、主配管37内
の圧力が開放される。そのため、ピグ1はランチャ4内
で停止する。すなわち、ランチャ4は、前記内筒6と連
通した排気ノズル29を有する停止機構を備えている。
【0038】前記ランチャ4には、主配管37内を予備
的に清掃するため、気体供給ノズル31が前記内管6と
連通して取付けられ、この気体供給ノズル31の流路は
電磁バルブ32により開閉される。前記気体供給ノズル
31から主配管37の方向へ圧縮気体を供給することに
より、主配管37内に滞留する残留物を予備的に排出で
きる。すなわち、気体供給ノズル31から圧縮気体を供
給することにより、ピグ1を走行させなくても、主配管
37内に残存する過剰な残留物を、例えば15〜20重
量%程度にまで低減できる。
【0039】また、上記気体供給ノズル31の配管に
は、前記主配管37内の圧力の開放に伴なって生じる圧
力低下を検出するための圧力センサ33が設けられてい
る。また、ピグ1の到達に伴なって、主配管37内の圧
力が開放されるので、前記圧力センサ33による検出信
号は、ピグ1のランチャ4への到達信号に対応する。さ
らに、ランチャ4内の圧力を監視するため、ランチャ4
には、圧力計34を備えた配管35が接続されている。
【0040】前記のように、圧送機構と停止機構とを備
えたランチャ4はキャッチャとしても機能する。
【0041】一方、主配管37の他方の端部に設けられ
たキャッチャ36は、図1に示されるように、圧縮気体
の供給により予備的に主配管内を清掃するための供給ノ
ズル、およびエアシリンダを有しない点を除き、前記ラ
ンチャ4と同様に構成されている。なお、図1におい
て、ランチャ4と同様の部材には、ランチャ4と同一符
号を付している。キャッチャ36の圧力センサ33は、
ランチャ4へのピグ1の到達に伴なって生じる圧力低下
を検出する。キャッチャ36の圧力センサ33からの検
出信号は、清掃終了信号に対応する。このようなキャッ
チャ36は、前記ランチャ4と同じく圧送機構と停止機
構とを備えているので、ランチャとしても機能する。
【0042】前記主配管37には、油脂など被貯溜流体
を輸送するため、電磁バルブ39が取付けられた被貯溜
流体用分岐管38が接続されている。この分岐管38と
前記ランチャ4との間の主配管37には、被貯溜流体が
ランチャ4へ供給されるのを防止するため電磁バルブ4
0が設けられている。
【0043】分岐管38から供給された被貯溜流体は、
主配管37に連通して接続された分岐管41aを経て、
タンク42aに貯溜される。前記分岐管41aには電磁
バルブ43aが取付けられていると共に、分岐部の下流
側の主配管37にも電磁バルブ44aが取付けられてい
る。また、この例では、異なる品種の被貯溜流体を他の
タンク42bに貯溜するため、主配管37に、電磁バル
ブ43bを有する他の分岐管41bが連通接続されてい
ると共に、分岐部の下流側にも電磁バルブ44bが取付
けられている。
【0044】前記タンク42a,42bに接続された各
分岐管41a,41bと、主配管37との分岐部は、図
4に示されるように、ピグ1の軸方向の長さよりも大き
な外管37aと、主配管を構成する内管37bとからな
る二重管を備えている。前記内管37bには、前記分岐
管41a,41bと連通するスリット状連通孔45が形
成されている。
【0045】このスリット状連通孔45は、前記ピグ1
が分岐管41a,41b内へ侵入するのを規制する。そ
のため、ピグ1を高い圧力で圧送しても、ピグ1が分岐
管38,41a,41b内を塞いだり、タンク42a,
42b内へ至ることがない。
【0046】さらに、分岐部の主配管37の長さが、ピ
グ1の長さよりも大きいので、タンク42a,42bに
接続された分岐管41a,41bの電磁バルブ43a,
43bを開いた状態では、進行方向に対してピグ1の後
端部の膨出部2が前記スリット状挿通孔45を通過する
と、圧縮気体が分岐管41a,41bを経てタンク42
a,42bへ流入する。そのため、主配管37内の圧力
が急激に低下し、前記分岐部でピグ1は移動を停止す
る。前記分岐部での圧力低下は、ランチャ4の圧力セン
サ33により検出される。圧力センサ33からの検出信
号は、前記分岐部へのピグ1の到達信号に対応する。そ
のため、後述するように、前記圧力センサ33からの検
出信号を前記コントローラに与えることにより、前記分
岐管41a,41bの電磁バルブ43a,43bおよび
主配管37の電磁バルブ44a,44bの開閉も制御で
きる。
【0047】このような配管清掃装置によると、ランチ
ャ4とキャッチャ36間の主配管37全体を効率よく清
掃できるだけでなく、主配管37のうち清掃が必要な部
分だけを効率的に清掃することもできる。
【0048】以下、油脂などの被貯溜流体を第1のタン
ク42aに輸送して貯溜した後、主配管37を清掃する
場合について説明する。
【0049】図5は図1に示す装置の電気的構成を示す
ブロック図であり、図6は図5に示すコントローラのフ
ローチャートである。図7は図6に示すサブルーチンA
を示すフローチャート、図8は図6に示すサブルーチン
Bを示すフローチャートである。なお、サブルーチンA
は主配管全体の清掃用プログラムを示し、サブルーチン
Bはランチャ4と、第1の分岐管41aが分岐した分岐
部との間の主配管37の清掃用プログラムを示す。
【0050】キーボード51からは、被貯溜液体が貯溜
される第1のタンク42aを選択する選択信号がコント
ローラ52に与えられる。ステップS1において、コン
トローラ52からの開閉信号は、電磁バルブの駆動回路
79,83a,80,84aに与えられ、電磁バルブ3
9,43aは開き、電磁バルブ40,44aは閉じる。
なお、コントローラ52からの開閉信号に応答して、下
流側に位置する第2の分岐管41bの電磁バルブ43b
は閉じられ、主配管37の第2の電磁バルブ44bは開
いている。
【0051】被貯溜流体は、分岐管38、主配管37お
よび第1の分岐管41aを経てタンク42aに輸送され
貯溜される。
【0052】ステップS2において、被貯溜液体の供給
量を検出する流量センサやタンク42aなどのレベルセ
ンサなどからの検出信号に基づいて、輸送が終了したか
否かが判別され、上記センサがOFFの場合、すなわ
ち、所定量の被貯溜流体の輸送が終了していない場合に
は被貯溜液体の供給が続行される。被貯溜流体の輸送に
より主配管37内に過剰の被貯溜流体が残存する。
【0053】輸送が終了すると、ステップS3におい
て、予備清掃のために電磁バルブが開閉される。すなわ
ち、コントローラ52からの開閉信号は、電磁バルブの
駆動回路79,80に与えられ、分岐管38の電磁バル
ブ39が閉じ、主配管37の電磁バルブ40は開く。ま
た、コントローラ52からの開閉信号は、ランチャ4の
電磁バルブの駆動回路63,67,70にも与えられ、
供給ノズル22の電磁バルブ23、排液ノズル26の電
磁バルブ27、及び排気ノズル29の電磁バルブ30を
閉じる。
【0054】なお、コントローラ52からの開閉信号
は、キャッチャ36の電磁バルブの駆動回路63,6
7,70にも与えられ、キャッチャ36側においては、
供給ノズル22の電磁バルブ23は閉じ、排液ノズル2
6の電磁バルブ27、及び排気ノズル29の電磁バルブ
30は開いている。
【0055】ステップS4において、コントローラ52
からの開閉信号は、駆動回路72に与えられ、予備清掃
用供給ノズル31の電磁バルブ32を開く。そのため、
予備清掃用の供給ノズル31から圧縮気体が供給され、
主配管37内に残留する過剰な被貯溜流体の量が低減す
る。
【0056】ステップS5において、圧縮気体の供給量
や供給時間などを流量センサやタイマーなどにより、予
備清掃が終了したか否かが判別される。予備清掃が終了
した場合には、ステップS6において、コントローラ5
2からの開閉信号は、電磁バルブの駆動回路72に与え
られ、前記ランチャ4側の予備清掃用電磁バルブ32が
閉じる。
【0057】ステップS7において、コントローラ52
はエアシリンダ20の駆動回路53に駆動信号を与え、
エアシリンダ20が前進する。
【0058】ステップS8において、ピグ1の発射位置
を検出するリミットスイッチSW1がONか否かが判別
され、スイッチSW1 がONであれば、ステップS9に
おいて、前記シリンダ20を後退させる。ステップS1
0において、エアシリンダ20の後退位置を検出するリ
ミットスイッチSW2 がONか否かが判別され、リミッ
トスイッチSW2 がONであれば、ステップS11にお
いて、主配管37全体の清掃であるか否かが、前記キー
ボード51により選択される。
【0059】キーボード51により主配管全体の清掃を
選択すると、サブルーチンAに移行し、ランチャ4と第
1の分岐管41aとの間の主配管37の清掃を選択する
と、サブルーチンBに移行する。なお、キーボード51
からの選択信号は、清掃作業開始のためのスタート信号
に対応する。
【0060】以下、主配管全体を清掃する場合について
図7を参照しつつ説明する。
【0061】主配管全体の清掃が選択されると、ステッ
プS12において、コントローラ52からの開閉信号
が、駆動回路83a,84aに与えられ、被貯溜液体が
輸送された第1の分岐管41aの電磁バルブ43aが閉
じ、主配管37の電磁バルブ44aが開く。これによ
り、主配管37の全ての電磁バルブ40,44a,44
bが開き、分岐管38,43a,43bの全ての電磁バ
ルブ39,43a,43bが閉じる。
【0062】ステップS13において、コントローラ5
2からの開閉信号が、駆動回路63に与えられ、ランチ
ャ4の供給ノズル22の電磁バルブ23が開く。そのた
め、圧縮気体が、ランチャ4の発射位置に位置するピグ
1の後方に供給され、ランチャ4からキャッチャ36の
方向にピグ1が走行する。前記主配管37の内壁と弾性
的に接触するピグ1の移動に伴なって、主配管37内に
残留する残留物は掻き落され、キャッチャ36側へ移送
される。ピグ1により移送された残留物は、キャッチャ
36の流路25、連通孔9及び排液ノズル26を経て排
出される。
【0063】また、進行方向に対してピグ1の後部側の
膨出部2が、キャッチャ36の内筒6とスペーサ24と
の間の開口部を通過し、スペーサ24上にピグ1が到達
すると、前記供給ノズル22から供給された圧縮気体
が、流路25、連通孔9及び排気ノズル29を経て排気
されるので、キャッチャ36内の圧力が急激に低下し、
ピグ1の移動が停止する。この圧力低下は、ピグ1の到
達に対応して生じる。そのため、ピグ1がキャッチャ3
6に到達すると、ランチャ4の圧力センサ33により、
キャッチャ36へのピグ1の到達が検出される。
【0064】ステップS14において、ランチャ4の圧
力センサ33がONであるか否かが判別され、圧力セン
サ33がONでない場合、前記供給ノズル22からの圧
縮気体の供給(ステップS13,14)が続行される。
圧力センサ33がONの場合には、ピグ1をランチャ4
の方向へ走行させるため、以下の電磁バルブの開閉制御
へ移行する。
【0065】ステップS15において、コントローラ5
2からの開閉信号は、ランチャ4及びキャッチャ36の
駆動回路67,70に与えられ、ランチャ4側の排液ノ
ズル26の電磁バルブ27および排気ノズル29の電磁
バルブ30を開き、キャッチャ36側の排液ノズル26
の電磁バルブ27および排気ノズル29の電磁バルブ3
0を閉じる。
【0066】ステップS16において、コントローラ5
2からの開閉信号は、ランチャ4及びキャッチャ36の
駆動回路63に与えられ、ランチャ4側の供給ノズル2
2の電磁バルブ23を閉じ、キャッチャ36側の供給ノ
ズル22の電磁バルブ23を開く。そのため、キャッチ
ャ36側の供給ノズル22から圧縮気体が供給され、ピ
グ1はランチャ4の方向に圧送される。ピグ1がランチ
ャ4へ到達すると、前記と同様に圧力低下が生じる。こ
の圧力低下はキャッチャ36の圧力センサ33により検
出される。
【0067】そして、ステップS17において、キャッ
チャ36の圧力センサ33がONであるか否かが判別さ
れ、圧力センサ33がONでない場合、前記供給ノズル
22からの圧縮気体の供給(ステップS16,17)が
続行される。キャッチャ36の圧力センサ33がONの
場合には、清掃が終了する。
【0068】上記より明らかなように、ランチャ4の供
給ノズル22の電磁バルブ23と、キャッチャ36の排
液ノズル26及び排気ノズル29の電磁バルブ27,3
0との開閉動は連動している。また、キャッチャ36の
供給ノズル22の電磁バルブ23と、ランチャ4の排液
ノズル26及び排気ノズル29の電磁バルブ27,30
との開閉動も連動している。そして、ピグ1の往動と復
動において、コントローラ52は、ランチャ4の供給ノ
ズル22の電磁バルブ23と、キャッチャ36の供給ノ
ズル22の電磁バルブ23とを逆方向に開閉する。な
お、主配管37の電磁バルブ40,44a,44bと、
分岐管38,41a,41bの電磁バルブ39,43
a,43bとの開閉動は逆の関係にある。
【0069】次ぎに、主配管を部分的に清掃する場合に
ついて図8を参照しつつ説明する。
【0070】ランチャ4と第1の分岐部との間に位置す
る主配管37の清掃が選択されると、サブルーチンBの
ステップS18において、コントローラ52からの開閉
信号が、駆動回路67,70,83a,84aに与えら
れ、ランチャ4側の排液ノズル26の電磁バルブ27お
よび排気ノズル29の電磁バルブ30が閉じると共に、
被貯溜液体が輸送された第1の分岐管41aの電磁バル
ブ43aが開き、主配管37の電磁バルブ44aが閉じ
る。
【0071】ステップS19においては、前記ステップ
S13と同様に、コントローラ52からの開閉信号が、
駆動回路63に与えられ、ランチャ4の供給ノズル22
の電磁バルブ23が開く。そのため、ランチャ4からキ
ャッチャ36の方向にピグ1が進行し、第1のタンク4
2aに接続された分岐管41aの分岐部に到達する。そ
して、ピグ1の後端部の膨出部2が内管37bのスリッ
ト状挿通孔45を通過すると、供給ノズル22から供給
された圧縮気体が、スリット状連通孔46を経て第1の
タンク42a内に流入し、圧縮気体の圧力が開放される
と共に、圧力が急激に低下し、ピグ1の移動が停止す
る。
【0072】この圧力低下は、第1の分岐部へのピグ1
の到達に対応して生じる。そのため、ランチャ4の圧力
センサ33により、第1の分岐部へのピグ1の到達を検
出できる。前記ピグ1の走行により移送された残留物
は、前記スリット状連通孔45を通じて第1のタンク4
2a内に導かれる。
【0073】ステップS20においては、前記ステップ
S14と同様に、ランチャ4の圧力センサ33がONで
あるか否かが判別され、圧力センサ33がONでない場
合、前記供給ノズル22からの圧縮気体の供給(ステッ
プS19,20)が続行される。圧力センサ33がON
の場合には、ピグ1をランチャ4の方向へ走行させるた
め、以下の電磁バルブの開閉制御へ移行する。
【0074】ステップS21においても、前記ステップ
S15と同様に、コントローラ52からの開閉信号は、
駆動回路67,70に与えられ、ランチャ4側の排液ノ
ズル26の電磁バルブ27および排気ノズル29の電磁
バルブ30を開き、キャッチャ36側の排液ノズル26
の電磁バルブ27および排気ノズル29の電磁バルブ3
0を閉じる。上記ステップS21では、さらに、コント
ローラ52からの開閉信号は、駆動回路83a,84a
にも与えられ、第1の分岐管41aの電磁バルブ43a
を閉じ、主配管37の電磁バルブ44aを開く。
【0075】ステップS22において、前記ステップS
16と同じく、コントローラ52からの開閉信号は、ラ
ンチャ4及びキャッチャ36の電磁バルブ開閉用駆動回
路63に与えられ、ランチャ4側の供給ノズル22の電
磁バルブ23を閉じ、キャッチャ36側の供給ノズル2
2の電磁バルブ23を開く。そのため、キャッチャ36
側の供給ノズル22から圧縮気体が供給され、第1の分
岐部のピグ1はランチャ4の方向に圧送される。ピグ1
のランチャ4への到達は、前記と同様に、キャッチャ3
6の圧力センサ33により検出される。
【0076】そして、ステップS23においては、前記
ステップS17と同様に、キャッチャ36の圧力センサ
33がONであるか否かが判別され、圧力センサ33が
ONでない場合、前記供給ノズル22からの圧縮気体の
供給(ステップS22,23)が続行される。圧力セン
サ33がONの場合には、清掃が終了する。
【0077】なお、第2のタンク42bに被貯溜液体を
輸送し、ランチャ4と第2の分岐部との間の主配管37
を清掃する場合、第2の分岐管41bの電磁バルブ43
bと、主配管37の電磁バルブ44bとの開閉を、前記
ステップS12,18において、前記第1の分岐管41
aの電磁バルブ43aと、主配管37の電磁バルブ44
aと同様に開閉させればよい。
【0078】また、タンクへの被貯溜流体の輸送や管路
内の予備清掃は、必ずしもコントローラにより自動的に
行なう必要はなく、手動によりバルブを開閉させて行な
ってもよい。この場合、前記キーボード51からコント
ローラ52へ、清掃作業のためのスタート信号が入力さ
れる。
【0079】図9はピグ1の往復動だけを制御するコン
トローラのフローチャートである。図10は図9に示す
サブルーチンCを示すフローチャート、図11は図9に
示すサブルーチンDを示すフローチャートである。な
お、サブルーチンCは主配管全体の清掃用プログラムを
示し、サブルーチンDはランチャ4と、第1の分岐管4
1aが分岐した分岐部との間の主配管37の清掃用プロ
グラムを示す。
【0080】この例では、被貯溜流体のタンクへの輸
送、管路内の過剰な残留物の予備清掃を、手動によりバ
ルブを開閉させて行なった後、コントローラによりピグ
を往復動させている。
【0081】キーボード51からは、スタート信号がコ
ントローラ52に与えられる。ステップS1において、
コントローラ52はエアシリンダ20の駆動回路53に
駆動信号を与え、エアシリンダ20が前進する。
【0082】ステップS2において、ピグ1の発射位置
を検出するリミットスイッチSW1がONか否かが判別
され、スイッチSW1 がONであれば、ステップS3に
おいて、前記シリンダ20を後退させる。ステップS4
において、エアシリンダ20の後退位置を検出するリミ
ットスイッチSW2 がONか否かが判別され、リミット
スイッチSW2 がONであれば、ステップS5におい
て、主配管37全体の清掃であるか否かが、前記キーボ
ード51により選択される。
【0083】キーボード51により主配管全体の清掃を
選択すると、サブルーチンCに移行し、ランチャ4と第
1の分岐管41aとの間の主配管37の清掃を選択する
と、サブルーチンDに移行する。
【0084】以下、主配管全体を清掃する場合について
図10を参照しつつ説明する。
【0085】主配管全体の清掃が選択されると、ステッ
プS6において、コントローラ52からの開閉信号が、
ランチャ4及びキャッチャ36側の駆動回路67,70
に与えられ、ランチャ4側の電磁バルブ27,30が閉
じ、キャッチャ36側の電磁バルブ27,30が開く。
【0086】ステップS7において、コントローラ52
からの開閉信号が、駆動回路63に与えられ、ランチャ
4の供給ノズル22の電磁バルブ23が開き、キャッチ
ャ36の供給ノズル22の電磁バルブ23が閉じる。そ
のため、圧縮気体の供給に伴なって、ランチャ4からキ
ャッチャ36の方向にピグ1が走行する。キャッチャ3
6へのピグ1の到達に伴なって、ピグ1の移動が停止す
ると共に、圧力が低下する。この圧力低下は、ランチャ
4の圧力センサ33により検出される。
【0087】ステップS8〜ステップS11における電
磁バルブの開閉操作は、前記図7に示すサブルーチンA
のステップS14〜ステップS17と同様である。
【0088】すなわち、ステップS8において、ランチ
ャ4の圧力センサ33がONであるか否かが判別され、
圧力センサ33がONでない場合、供給ノズル22から
の圧縮気体の供給が続行される。圧力センサ33がON
の場合には、ピグ1をランチャ4の方向へ走行させるた
め、以下の電磁バルブの開閉制御が行なわれる。
【0089】ステップS9において、コントローラ52
からの開閉信号は、ランチャ4及びキャッチャ36の駆
動回路67,70に与えられ、ランチャ4側の電磁バル
ブ27,30を開き、キャッチャ36側の電磁バルブ2
7,30を閉じる。
【0090】ステップS10において、コントローラ5
2からの開閉信号は、ランチャ4及びキャッチャ36の
駆動回路63に与えられ、ランチャ4側の供給ノズル2
2の電磁バルブ23を閉じ、キャッチャ36側の供給ノ
ズル22の電磁バルブ23を開く。そのため、キャッチ
ャ36側の供給ノズル22から圧縮気体が供給され、ピ
グ1はランチャ4の方向に圧送される。ランチャ4への
ピグ1の到達に伴なって生じる圧力低下はキャッチャ3
6の圧力センサ33により検出される。
【0091】そして、ステップS11において、キャッ
チャ36の圧力センサ33がONであるか否かが判別さ
れ、圧力センサ33がONでない場合、前記供給ノズル
22からの圧縮気体の供給が続行される。圧力センサ3
3がONの場合には、清掃が終了する。
【0092】以下、主配管を部分的に清掃する場合につ
いて図11を参照しつつ説明する。
【0093】ランチャ4と第1の分岐部との間に位置す
る主配管37の清掃が選択されると、サブルーチンDの
ステップS12において、コントローラ52からの開閉
信号が、バルブを開閉駆動するための駆動回路67,7
0に与えられ、ランチャ4側の排液ノズル26の電磁バ
ルブ27および排気ノズル29の電磁バルブ30が閉じ
ると共に、キャッチャ36側の排液ノズル26の電磁バ
ルブ27および排気ノズル29の電磁バルブ30が開
く。
【0094】コントローラ52からの開閉信号は、駆動
回路83a,84aにも与えられ、被貯溜液体が輸送さ
れた第1の分岐管41aの電磁バルブ43aが開き、主
配管37の電磁バルブ44aが閉じる。
【0095】ステップS13において、コントローラ5
2からの開閉信号が、ランチャ4側及びキャッチャ36
側の駆動回路63に与えられ、ランチャ4の供給ノズル
22の電磁バルブ23が開き、キャッチャ36の供給ノ
ズル22の電磁バルブ23が閉じ、ピグ1が走行する。
分岐管41aの分岐部へのピグ1の到達に伴なって、ピ
グ1の移動が停止すると共に、圧力低下がランチャ4の
圧力センサ33により検出される。
【0096】ステップS14〜ステップS17における
電磁バルブの開閉操作は、前記図8に示すステップS2
0〜ステップS23と同様である。
【0097】すなわち、ステップS14においては、ラ
ンチャ4の圧力センサ33がONであるか否かが判別さ
れ、圧力センサ33がONでない場合、供給ノズル22
からの圧縮気体の供給が続行される。圧力センサ33が
ONの場合には、ピグ1をランチャ4の方向へ走行させ
るため、以下の電磁バルブの開閉制御へ移行する。
【0098】ステップS15において、コントローラ5
2からの開閉信号は、駆動回路67,70に与えられ、
ランチャ4側の排液ノズル26の電磁バルブ27および
排気ノズル29の電磁バルブ30を開き、キャッチャ3
6側の排液ノズル26の電磁バルブ27および排気ノズ
ル29の電磁バルブ30を閉じる。
【0099】ステップS16において、コントローラ5
2からの開閉信号は、ランチャ4及びキャッチャ36の
電磁バルブ開閉用駆動回路63に与えられ、ランチャ4
側の供給ノズル22の電磁バルブ23を閉じ、キャッチ
ャ36側の供給ノズル22の電磁バルブ23を開く。そ
のため、キャッチャ36側の供給ノズル22から圧縮気
体が供給され、第1の分岐部のピグ1はランチャ4の方
向に圧送される。ピグ1のランチャ4への到達は、前記
と同様に、キャッチャ36の圧力センサ33により検出
される。
【0100】そして、ステップS17においては、前記
ステップS17と同様に、キャッチャ36の圧力センサ
33がONであるか否かが判別され、圧力センサ33が
ONでない場合、前記供給ノズル22からの圧縮気体の
供給が続行される。圧力センサ33がONの場合には、
清掃が終了する。
【0101】このような装置では、ピグ1を往復動させ
て主配管37内を清掃できるので、従来のように、キャ
ッチャ36からピグ1を取出して再度ランチャ4へ装填
する必要がなく、清掃作業効率が高い。また、主配管3
7内の残留物の除去効果が大きい。例えば、油脂を輸送
する配管系においては、ランチャ4からキャッチャ36
の一方向へピグ1を走行させると、通常、残留物を0.
5〜1%程度にまで低減できるが、ピグ1をランチャ4
とキャッチャ36間で往復動させると、残留物を0.1
%以下にまで低減できる。そのため、異なる品種の被貯
溜液体をタンクに輸送しても、タンク内の液体の汚染を
著しく低減できる。
【0102】さらに、前記主配管37と分岐管38,4
1a,41bとの分岐部が、内管37bにピグ1の通過
を阻止するスリット状連通孔45が形成された二重管で
構成されているので、高い圧力でピグ1を走行させて
も、ピグ1が分岐管38,41a,41bやタンク42
a,42b内へ至ることがない。そのため、ピグ1を安
定に走行させることができる。
【0103】なお、本発明の清掃装置において、管路内
に配されるピグは、前記構造に限らず、球状や弾丸状で
あってもよく、両端部に球状の膨出部を有するツインボ
ール状の両端弾丸型ピグであってもよい。前記膨出部の
外径は、主配管の内径よりも若干、例えば1〜5%程度
大きくてもよい。また、ピグの両端には、圧縮気体の圧
力を効率よくピグに伝達するため、凹部が形成されてい
てもよい。
【0104】ランチャおよびキャッチャの構造は、キャ
ッチャへのピグの到達を検出するセンサと、このセンサ
からの検出信号に基づいて、圧縮流体を供給する制御手
段を備えている限り、前記構造には限定されない。例え
ば、排液口と排気口は戸別に設ける必要はなく、少なく
とも1つの排気口が設けられていればよい。また、排液
口と排気口の流路の少なくとも一方に電磁バルブが取付
れられ、他方に手動バルブが取付けられていてもよい。
【0105】さらに、ランチャ及びキャッチャの内筒に
スペーサを設けることなく、排気口や排液口を、ピグの
進行方向に対して、到達したピグよりも後方側で外気と
通じる箇所に設けてもよい。この場合、到達したピグに
より排気口などの流路が塞がれないので、ピグをランチ
ャおよびキャッチャに円滑に走行させることができると
共に、ピグの到達に伴なって、圧縮気体を円滑に排出で
き、ピグをランチャおよびキャッチャに停止させること
ができる。
【0106】主配管全体でなく、ランチャと分岐管との
間の主配管だけを清掃する場合、キャッチャの排気口と
排液口は必ずしも必要ではない。
【0107】また、必要であれば、ランチャと同じく、
キャッチャにもシリンダと予備清掃用の圧縮気体を供給
する供給口を設けてもよい。
【0108】ピグの往動及び復動は、コントローラによ
り自動的に行なう必要はなく、手動によりバルブを開閉
させて行なってもよい。また、ピグの発射位置への移動
は、前記エアシリンダや油圧シリンダなどにより自動的
に行なう必要はなく、押し棒などにより手動で行なって
もよい。
【0109】さらに、キャッチャやランチャへのピグの
到達は、前記圧力センサに限らず、排気ノズルなどに取
付けられた流量センサ、キャッチャやランチャに取付け
られた触覚センサや光センサなどの種々のセンサで検知
することができる。また、ピグの到達は、ピグや圧縮気
体との関係においても選択できる。例えば、ピグの内部
などに磁性体などを一体に設ける場合には、磁気センサ
などが利用でき、圧縮気体として加熱気体や冷却気体を
使用する場合には、排気ノズルなどに取付けられた温度
センサなどによってもピグの到達を検知できる。油脂や
油などのようにセンサを汚染する場合には、センサとし
て、非接触式にピグの到達を検知できる非接触型センサ
を使用するのが好ましい。
【0110】さらに、前記実施例では、センサはランチ
ャ及びキャッチャに設けられているが、キャッチャ及び
ランチャへのピグの到達を検出できる限り、配管系の適
所、例えば、主配管に設けることもできる。
【0111】前記実施例においては、キャッチャの圧力
センサからの検出信号を停止信号として利用し、ピグを
1回往復動させているが、ランチャがキャッチャとして
も機能し、キャッチャがランチャとしても機能する。そ
のため、キャッチャやランチャのセンサの検出信号に基
づいて、複数回往復動させてもよい。また、ピグを少な
くとも一回往復動させた後、さらに、キャッチャやラン
チャのセンサの検出信号に基づいて、少なくとも1回、
一方の方向へピグを走行させてもよい。
【0112】ピグを圧送する圧縮流体は、圧縮気体に限
らず、被貯溜液体の種類などに応じて適当に選択でき、
例えば、加圧液体であってもよい。なお、油脂などのよ
うに変質する虞のある被貯溜流体を管路を通じて輸送す
る場合、圧縮流体は、例えば、窒素ガスなどの不活性ガ
スが汎用される。
【0113】本発明の配管清掃装置は、分岐管を有しな
い管路にも適用できる。また、管路が分岐管を有する場
合、分岐部を構成する二重管の内管に形成された連通孔
は、ピグの分岐管への侵入を阻止できる大きさの連通孔
であればよく、スリット状に限らず、円形、多角形、楕
円形などであってもよい。また、二重管のうち少なくと
も内管の長さがピグよりも大きければ、前記連通孔を通
じて圧縮流体を排出できるので、外管の長さは小さくて
もよい。
【0114】
【発明の効果】本発明の配管清掃装置は、キャッチャへ
のピグの到達を検出するセンサと、このセンサからの検
出信号に基づいて、前記ピグをキャッチャからランチャ
の方向へ圧送するための制御手段とを備えているので、
ピグを管路内で往復動させることができ、管路内を効率
よく清掃できる。
【0115】ランチャおよびキャッチャが、それぞれ前
記センサと制御手段とを備えている場合には、キャッチ
ャとランチャへのピグの到達を検出でき、少なくとも1
回ピグを往復動させた後、さらに少なくとも一方の方向
へピグを走行させることができる。
【0116】管路が、主配管と分岐管とで構成されてい
る場合には、前記内管の連通孔により、分岐管内へピグ
が侵入するのを防止でき、主配管内を確実に清掃でき
る。
【0117】さらに、主配管の両端にランチャが設けら
れ、主配管と分岐管との分岐部が、外管と、連通孔が形
成されている内管とからなる二重管で構成されていると
共に、制御手段を備えている場合には、主配管全体だけ
でなく、主配管の必要箇所でピグを往復動させることが
できるので、主配管を部分的に清掃することもでき、清
掃作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例である配管清掃装置を
示す概略図である。
【図2】図2はピグを示す断面図である。
【図3】図3はランチャを示す断面図である。
【図4】図4は分岐部の管路を示す断面図である。
【図5】図5は図1に示す装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図6は図5に示すコントローラのフローチャー
トである。
【図7】図7は図6に示すサブルーチンAを示すフロー
チャートである。
【図8】図8は図6に示すサブルーチンBを示すフロー
チャートである。
【図9】図9は他のコントローラのフローチャートであ
る。
【図10】図10は図9に示すサブルーチンCを示すフ
ローチャートである。
【図11】図11は図9に示すサブルーチンDを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1…ピグ 4…ランチャ 36…キャッチャ 22…供給ノズル 26…排液ノズル 29…排気ノズル 31…予備清掃用供給ノズル 33…圧力センサ 37…主配管 38,41a,41b…分岐管 23,27,30,32,39,40,43a,43
b,44a,44b…電磁バルブ 45…連通孔 52…コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内に配されるピグと、管路の一方の
    端部に連通して設けられ、前記ピグを圧縮流体により圧
    送するためのランチャと、管路の他方の端部に連通して
    設けられ、圧送されたピグを受けとめるためのキャッチ
    ャとを備えた装置であって、前記キャッチャへのピグの
    到達を検出するセンサと、このセンサからの検出信号に
    基づいて、圧縮流体を供給し前記ピグをキャッチャから
    ランチャの方向へ圧送するための制御手段とを備えてい
    る配管清掃装置。
  2. 【請求項2】 ランチャおよびキャッチャが、ピグの到
    達を検出するセンサと、このセンサからの検出信号に基
    づいて、圧縮流体を供給し前記ピグを到達方向とは逆方
    向に圧送する制御手段とを備えている請求項1記載の配
    管清掃装置。
  3. 【請求項3】 管路が、ランチャとキャッチャとの間に
    配設された主配管と、この主配管から分岐した分岐管と
    で構成され、前記分岐部が、外管と、主配管を構成する
    内管とからなる二重管を備えていると共に、前記内管
    に、前記分岐管と連通し、分岐管内へのピグの侵入を規
    制する連通孔が形成されている請求項1記載の配管清掃
    装置。
  4. 【請求項4】 ランチャが、圧縮流体を排出しピグを停
    止させるための排出口と、この排出口からの圧縮流体の
    排出に伴なってキャッチャへのピグの到達を検出するセ
    ンサと、ピグを圧送するための圧縮流体を供給する供給
    口を備え、キャッチャが、圧縮流体を排出しピグを停止
    させるための排出口と、この排出口からの圧縮流体の排
    出に伴なってランチャへのピグの到達を検出するセンサ
    と、ピグを圧送するための圧縮流体を供給する供給口を
    備えており、制御手段が、清掃作業開始のためのスター
    ト信号に応答して、前記ランチャの排出口の流路および
    キャッチャの供給口の流路を閉じ、ランチャの供給口の
    流路およびキャッチャの排出口の流路を開くと共に、ラ
    ンチャのセンサからの検出信号に応答して、前記ランチ
    ャの供給口の流路およびキャッチャの排出口の流路を閉
    じ、ランチャの排出口の流路およびキャッチャの供給口
    の流路を開くバルブ機構を備えている請求項1記載の配
    管清掃装置。
  5. 【請求項5】 主配管の両端にそれぞれ連通して設けら
    れ、前記ピグを圧縮流体により圧送するためのランチャ
    と、前記主配管から分岐した分岐管とを備えた装置であ
    って、前記分岐部が、外管と、前記主配管を構成し、分
    岐管と連通し、かつ分岐管内へのピグの侵入を規制する
    連通孔が形成されていると共にピグよりも大きな長さの
    内管とからなる二重管を備えており、一方の前記ランチ
    ャから分岐部へのピグの到達を検出するセンサと、この
    センサからの検出信号に基づいて、他方のランチャから
    圧縮流体を供給し前記ピグを前記一方のランチャの方向
    へ圧送するための制御手段とを備えている配管清掃装
    置。
  6. 【請求項6】 主配管の両端に設けられたランチャが、
    それぞれ、ピグを圧送するための圧縮流体を供給する供
    給口を備えていると共に、少なくとも一方の端部に設け
    られたランチャが、圧縮流体を排出しピグを停止させる
    ための排出口と、分岐部へのピグの到達を検出するセン
    サとを備えており、制御手段が、清掃作業開始のための
    スタート信号に応答して、一方のランチャの供給口の流
    路および被貯溜流体が輸送された分岐管の流路を開き、
    一方のランチャの排出口の流路、分岐管の分岐部よりも
    下流側に位置する主配管の流路および他方のランチャの
    供給口の流路を閉じると共に、一方のランチャのセンサ
    からの出力信号に応答して、一方のランチャの排出口の
    流路、主配管の流路および他方のランチャの供給口の流
    路を開き、一方のランチャの供給口の流路、分岐管の流
    路を閉じるバルブ機構を備えている請求項5記載の配管
    清掃装置。
  7. 【請求項7】 主配管の両端に設けられたランチャが、
    それぞれ、ピグを圧送するための圧縮流体を供給する供
    給口と、圧縮流体を排出しピグを停止させるための排出
    口とを備えていると共に、一方のランチャが分岐部への
    ピグの到達を検出するセンサを備え、他方のランチャが
    前記一方のランチャへのピグの到達を検出するセンサを
    備えており、制御手段が、清掃作業開始のためのスター
    ト信号に応答して、一方のランチャの供給口の流路、被
    貯溜流体が輸送された分岐管の流路および他方のランチ
    ャの排出口の流路を開き、一方のランチャの排出口の流
    路、前記分岐管の分岐部よりも下流側に位置する主配管
    の流路および他方のランチャの供給口の流路を閉じると
    共に、一方のランチャのセンサからの検出信号に応答し
    て、一方のランチャの排出口の流路、前記主配管の流路
    および他方のランチャの供給口の流路を開き、一方のラ
    ンチャの供給口の流路、前記分岐管の流路および他方の
    ランチャの排出口の流路を閉じるバルブ機構を備えてい
    る請求項6記載の配管清掃装置。
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