JPH052447Y2 - - Google Patents

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JPH052447Y2
JPH052447Y2 JP1986036527U JP3652786U JPH052447Y2 JP H052447 Y2 JPH052447 Y2 JP H052447Y2 JP 1986036527 U JP1986036527 U JP 1986036527U JP 3652786 U JP3652786 U JP 3652786U JP H052447 Y2 JPH052447 Y2 JP H052447Y2
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JP
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bottle
tube
tube body
molded
blow
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブロー成形壜体とチユーブ体とを組
合わせて構成した壜体に関するもので、装飾を施
し易いチユーブ体の装飾性を壜体の装飾に利用す
べく構成したものである。
〔従来の技術〕
ウイスキー、醤油、さらには化粧液等の液体を
収納する壜状容器としてブロー成形による壜体が
広く利用されている。
この種の壜体に対する装飾は、壜体外表面に対
する印刷とか、ホツトスタンプ、転写、ラベル貼
着、さらには表面の凹凸によつて達成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、一定形状に成形されたブロー成
形壜体に対する印刷とかホツトスタンプさらに転
写は、ブロー成形壜体の外表面が平面ではなく湾
曲した曲面であり、この外表面を安定した状態で
保持することができる適当で有効な手段がないの
で、良好な装飾を施すことができず、例え装飾を
施すことができたとしてもごく限られた単純なも
のに限られることになつていた。
このため、ブロー成形壜体に対する印刷とかホ
ツトスタンプさらには転写による装飾は、決して
満足できるものではなく、ブロー成形壜体の装飾
性の低さの大きな原因となつていた。
また、ラベル貼着による装飾は、上記した印刷
とかホツトスタンプそして転写の場合と同様に、
ブロー成形壜体外表面の平坦となつた限られた部
分、もしくは直線筒面形状をした外表面部分に限
定して施すことができるだけであるので、ブロー
成形壜体外表面を全体的に装飾すると云うことが
できずやはりその装飾に大きな不満を生じること
になつていた。
さらに、表面に凹凸を付形し、この凹凸による
装飾模様を現出させる場合、ブロー成形壜体が合
成樹脂製である場合には、細かい凹凸模様を成形
することができないと共に、成形された凹凸模様
にシヤープさがなく、さらに凹凸程度も極めて浅
いものとならざるを得ず、これがため成形された
凹凸模様による装飾効果は、ほとんど有効に発揮
できないものとなつていた。
同様に、ガラス製ブロー成形壜体においても、
ブロー成形操作だけで形成できる凹凸模様はシヤ
ープさがなく、凹凸により細かい線形模様を現出
させることは全く不可能であつた。
このガラス製ブロー成形壜体の場合、面倒な後
加工により美しい凹凸模様を成形することができ
のであるが、この後加工による凹凸模様の成形は
極めて面倒であるために、壜体単体の価格が高い
ものとなつていた。
また、このガラス製ブロー成形壜体の場合、こ
の成形素材であるガラスの硬度が高くかつ脆いも
のであるために、運搬、格納そして取扱時に、壜
体が他の物体に当たつて破損する事故がしばしば
生じており、取扱の安全性に大きな不安があるも
のとなつていた。
本考案は、上記した従来例における問題点およ
び不都合そして不満を解消すべく考案されたもの
で、ブロー成形壜体に外観体裁が良好なチユーブ
体を外装嵌め込みし、もつて外観体裁の優れた壜
体を得ることを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本考案による壜体を、本考案の一実施例
を示す図面を参照しながら説明する。
本考案による壜体は、ブロー成形された壜体1
と、チユーブ体10と、ベースカツプ14とから
構成されている。
ブロー成形された壜体1は、筒形状の胴部2の
上端に肩部3を介して口筒部4を立設して構成さ
れており、合成樹脂製のチユーブ体10は、この
壜体1の前記した口筒部4の基端部である首部5
から胴部2の全域にわたつて外装嵌め込みされ、
さらにベースカツプ14は、前記した壜体1を下
方から支持する姿勢でチユーブ体10の下端部内
に嵌め込み固定されている。
チユーブ体10は、壜体1との間に間隙が生じ
ないようにぴつたりと外装嵌め込みされ、またベ
ースカツプ14は、壜体1ががたつくことのない
ようにチユーブ体10の下端部内に嵌め込み固定
され、このチユーブ体10の下端部の機械的強度
を補強すと共に、全体に自立機能を付与するもの
となつている。
〔作用〕
本考案による壜体は、上記のごとく、壜体1の
首部5から胴部2全域にわたつて合成樹脂製のチ
ユーブ体10が外装嵌め込みされているので、チ
ユーブ体10の外表面に色彩を含む模様を印刷
し、或いは転写によつて装飾を施すことにより、
このチユーブ体10の外表面に施した装飾を壜体
全体の装飾として現出させることができる。
周知のごとく、合成樹脂製チユー体に対する印
刷、ホツトスタンプ、転写、ラベル貼さらには凹
凸加工は、チユーブ体を完全な円筒体として取り
扱うことができることから、またチユーブ体の肉
厚が薄いことから、極めて良好に達成することが
でき、またこの装飾加工はチユーブ体の全周にわ
たつて実施することができるものとなつている。
本考案の場合、このようにその表面に所望の装
飾を自由に施すことのできるチユーブ体10を、
内容物を収納保持する容器体として機能させるこ
となく、単に壜体1の装飾体として外装組付けす
るのであるから、チユーブ体10に対する装飾
は、チユーブ体10の容器としての機能を維持さ
せなければならないと云う制限なしに実施でき、
このためより良好な装飾を施すことができること
になる。
また、壜体全体の自立機能はベースカツプ14
によつて与えられるので、一般に不体裁であるブ
ロー成形された壜体1の底部を隠すことができる
ことになり、これによつて壜体の外観をより良い
ものとすることができ、壜体1も自立機能を持つ
必要がなく、単に壜体全体の骨材としてまた内容
液の収納部としてだけ機能すれば良いことにな
る。
このことは、極めて座りの良い壜体を提供する
ことができることになると共に、壜体1をその外
観を考慮することなく、内容液の収納だけを考慮
して成形することができるので、壜体1の成形が
簡単でかつ良好なものとなることになる。
さらに、壜体1をガラスで成形した場合には、
チユーブ体10およびベースカツプ14が壜体1
の外表面を保護膜体として覆うことになるので、
ガラス製壜体1の機械的脆さを補強することがで
き、これによつてガラス製壜体1の安全性を高め
ることができると共に、ガラス製壜体1の持つて
いる外観の冷たさをなくすこともでき、外観に温
か味のあるそして柔らか味のあるガラス製壜体を
提供することができる。
〔実施例〕
図示実施例の場合、壜体1は、筒形状の胴部2
の上端に肩部3を介して口筒部4を立設し、この
口筒部4の外周面に螺条6を周設すると共に、下
端部に鍔7を周設し、この鍔7よりも下位となる
基端部を首部5としており、また胴部2の下端に
一体設された底部8の中央には内方に陥没した凹
部9が形成されている。
この壜体1の成形材料としては、PET,PVC,
PC,PE等の耐内容物性に優れた合成樹脂材料と
かガラスが考えられる。
チユーブ体10は、合成樹脂材料により成形さ
れるのであり、その成形材料が特定されることは
ないのであるが、成形性の良さ、および価格の面
からPEで成形するのが良い。
このチユーブ体10は、壜体1の胴部2よりも
やや大きい高さを有する筒形状の胴筒11の上端
にテーバ筒形状をした肩筒12を介して壜体1の
首部5に外装嵌合される短円筒形状をした首筒1
3を連設して構成されており、胴筒11が胴部2
に、肩筒12が肩部3に、そして首筒13が首部
5にそれぞれ対応して嵌合し、首筒13の上端が
鍔7に下方から突き当たると共に、胴筒11の下
端部が胴部2の下端よりも下方に延出している。
チユーブ体11の胴筒11の外表面には、胴筒
11がチユーブ体10に成形される前に、または
チユーブ体10に成形された後に、印刷、ホツト
スタンプ、転写、マツトコート、艶出しコート、
さらにはエンボス加工等により所望の装飾を施し
た後、壜体1に組付けられる。
チユーブ体10の下端に嵌合組付けされるベー
スカツプ14は、チユーブ体10がPEで成形さ
れている場合には、同じPEで成形し、もつてチ
ユーブ体10の下端に嵌合組付けした後に、超音
波溶着、高周波溶着、さらにはホツトメルト接着
等の手段によりチユーブ体10に一体的に固定す
る。
このベースカツプ14は、平円板形状をした底
壁15の上面周端部にチユーブ体10の胴筒11
下端部にきつく嵌入する筒壁16を立設し、この
筒壁16で壜体1を下方から支持すると共に、ベ
ースカツプ14のチユーブ体10への組付きを達
成する。
このベースカツプ14における筒壁16は、そ
の形状が単純な筒形状に特定されるものではな
く、例えば壜体1の底部8が半球状に下方に突出
している場合には、この半球状の底部8の支持が
安定して達成できるように、やや肉厚とすると共
に、その上端面を中央部に向かつて下降したテー
パ面とするのが良い。
このように、ベースカツプ14による壜体1の
支持を起立設された筒壁16により達成するよう
にすることによつて、下方から壜体1に作用する
外部からの衝撃をベースカツプ14が効果的に緩
衝することになる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案による
壜体は、チユーブ体の優れた装飾をそのまま壜体
全体の装飾とすることができ、これによつて優れ
た装飾の壜体を提供することができ、またブロー
壜体はその装飾を考慮することなく内容物収納機
能だけを考慮して成形することができるので、収
納機能の優れた壜体とすることができ、さらにブ
ロー成形壜体の機械的な保護を充分に達成するこ
とができるので、安全性の高い壜体を得ることが
でき、そしてその構造が簡単なので成形し易い等
多くの優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示すチユーブ体だ
けを縦断面した全体側面図である。 符号の説明、1……ブロー成形壜体、2……胴
部、3……肩部、4……口筒部、5……首部、7
……鍔、8……底部、10……チユーブ体、11
……胴筒、12……肩筒、13……首筒、14…
…ベースカツプ、15……底壁、16……筒壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒形状の胴部2の上端に肩部3を介して口
    筒部4を立設したブロー成形された壜体1と、該
    壜体1の前記口筒部4の基端部である首部5から
    胴部2全域にわたつて外装嵌め込みされた合成樹
    脂製のチユーブ体10と、前記壜体1を下方から
    支持する姿勢で前記チユーブ体10の下端部内に
    嵌め込み固定されたベースカツプ14とから成る
    壜体。
JP1986036527U 1986-03-13 1986-03-13 Expired - Lifetime JPH052447Y2 (ja)

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JP1986036527U JPH052447Y2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13

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JPS62150309U JPS62150309U (ja) 1987-09-24
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