JPH05242927A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH05242927A
JPH05242927A JP4174892A JP4174892A JPH05242927A JP H05242927 A JPH05242927 A JP H05242927A JP 4174892 A JP4174892 A JP 4174892A JP 4174892 A JP4174892 A JP 4174892A JP H05242927 A JPH05242927 A JP H05242927A
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JP
Japan
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housing
male
female
terminal
main circuit
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Pending
Application number
JP4174892A
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English (en)
Inventor
Moritaka Goto
守孝 後藤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 オスハウジング2にスライド自在に保持され
るスライドハウジング4と、スライドハウジング4とメ
スハウジング3とを係合させるメイン回路導通側係合機
構51と、オスハウジング2とメスハウジング3とを係
合させる導通確認側係合機構52と、スライドハウジン
グ4をオスハウジング2から嵌合方向先端側に突出させ
た状態で係合させるとともに、スライドハウジング4と
メスハウジング3とが係合した時にスライドハウジング
4とオスハウジング2との係合を解除状態とする係合解
除機構53と、導通側結合確認機構26aとを有する。 【効果】 1つのコネクタの1アクションの嵌合接続に
よって、メイン回路導通側の接続と導通確認側の接続と
を行なうことができるため、小型化でき嵌合接続の順序
を間違えることがなく、しかも導通確認側の導通状態を
確認すればメイン回路側の導通状態を保証できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続時の導通状態を電
気的に確認可能なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エアバック回路等の重要回路に
用いられるコネクタは、接続時の導通状態を電気的に確
認可能となっている。このようなコネクタは、従来、重
要回路接続側のメイン回路接続用コネクタと、導通状態
を確認するための検知回路接続側の導通確認用コネクタ
とを有しており、各コネクタはそれぞれの雄ハウジング
同士が連結された形状となっている。そして、メイン回
路接続用コネクタを嵌合接続した後でなければ、導通確
認用コネクタが嵌合接続できない構成になっており、こ
のように構成することにより、導通確認用コネクタが導
通状態であることを確認することによって、メイン回路
接続用コネクタが導通状態にあることを保証するのであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のコネクタは、メイン回路接続用コネクタおよび導通
確認用コネクタの二つが必要であり、各コネクタはそれ
ぞれの雄ハウジング同士のみが連結された形状となって
いるため、コネクタ全体が大型化してしまうという問題
があった。また、メイン回路接続用コネクタを嵌合接続
した後、導通確認用コネクタを嵌合接続させるという2
アクションが必須であり、作業性に劣るという問題があ
った。さらに、組立ラインで各コネクタの嵌合接続の順
序を作業者に認識させる必要があり、即ち作業者への大
きな負担となっていた。また嵌合接続の順序を間違えた
まま接続を強引に行おうとすると、コネクタに破損等を
生じるという問題があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、小型で、嵌
合接続を1アクションで行なうことができ嵌合接続に順
序を必要としないコネクタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のコネクタは、内部に導通確
認用雌端子を有する雄ハウジングと、内部にメイン回路
導通用雌端子を有するとともに前記雄ハウジング内に嵌
合方向に沿ってスライド自在に保持されるスライドハウ
ジングと、内部に導通確認用雄端子およびメイン回路導
通用雄端子を有し前記雄ハウジングを嵌合させる雌ハウ
ジングとを具備することを特徴としている。
【0006】また、本発明の請求項2記載のコネクタ
は、上記請求項1記載のものに加えて、前記メイン回路
導通用雌端子および前記メイン回路導通用雄端子が完全
接続状態となる位置で前記スライドハウジングと前記雌
ハウジングとを係合させるメイン回路導通側係合機構
と、前記導通確認用雌端子および前記導通確認用雄端子
が完全接続状態となる位置で前記雄ハウジングと前記雌
ハウジングとを係合させる導通確認側係合機構とを具備
することを特徴としている。
【0007】さらに、本発明の請求項3記載のコネクタ
は、上記請求項2記載のものに加えて、前記スライドハ
ウジングを前記雄ハウジングから嵌合方向先端側に突出
させた状態でこれらを係合させるとともに、前記スライ
ドハウジングと前記雌ハウジングとが前記メイン回路導
通側係合機構により係合状態となった時に前記スライド
ハウジングと前記雄ハウジングとの係合を解除状態とす
る係合解除機構を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の請求項1記載のコネクタによれば、ス
ライドハウジングが雄ハウジングにスライド自在に保持
されているため、スライドハウジングと雌ハウジングと
が係合状態になりスライドハウジング内のメイン回路導
通用雌端子が雌ハウジング内のメイン回路導通用雄端子
と接続状態になった後に、雄ハウジングと雌ハウジング
とを嵌合させ雄ハウジング内の導通確認用雌端子と雌ハ
ウジング内の導通確認用雄端子とを接合させることがで
きる。
【0009】また、本発明の請求項2記載のコネクタに
よれば、上記請求項1記載のものの作用に加えて、メイ
ン回路導通側係合機構がメイン回路導通用雌端子および
メイン回路導通用雄端子が完全接続状態となる位置でス
ライドハウジングと雌ハウジングとを係合させることに
なり、導通確認側係合機構が導通確認用雌端子および導
通確認用雄端子が完全接続状態となる位置で雄ハウジン
グと雌ハウジングとを係合させることになる。
【0010】さらに、本発明の請求項3記載のコネクタ
によれば、上記請求項2記載のものの作用に加えて、ス
ライドハウジングを雄ハウジングから嵌合方向先端側に
突出させた状態でこれらを係合解除機構により係合さ
せ、この状態で雄ハウジングを雌ハウジングに嵌合させ
ると、まず、嵌合方向先端側に突出しているスライドハ
ウジングのメイン回路導通用雌端子が、雌ハウジングの
メイン回路導通用雄端子に接続し、これらが完全に接続
する位置まで嵌合が進むと、メイン回路導通側係合機構
によりスライドハウジングと雌ハウジングとが係合状態
となる。一方、この時、係合解除機構によりスライドハ
ウジングと雄ハウジングとの係合が解除状態とされてい
るため、雌ハウジングと雄ハウジングとの嵌合がさらに
進むと、この嵌合の進行にしたがってスライドハウジン
グは雌ハウジングとの係合状態を維持しつつ雄ハウジン
グに対して反嵌合方向側にスライドする。そして、雄ハ
ウジングに設けられた導通確認用雌端子が雌ハウジング
に設けられた導通確認用雄端子に接続しこれらが完全に
接続状態となったところで、導通確認側係合機構が雄ハ
ウジングと雌ハウジングとを係合させることになる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例によるコネクタについて図
1〜図7を参照して以下に説明する。なお、以下の説明
に用いる上下は図面における上下を便宜上用いるもので
あり、また嵌合方向とは雄ハウジングおよび雌ハウジン
グのそれぞれの嵌合方向(図において矢印AおよびBで
示す方向)である。
【0012】図は本実施例のコネクタを示しており、こ
のコネクタは相互に嵌合可能な雄ハウジング2および雌
ハウジング3と、スライドハウジング4とから主に構成
されている。
【0013】雄ハウジング2は、長方形の上辺側の一部
を一方の側辺部にかけて段状に切り欠いた形状の嵌合面
部5と、この嵌合面部5の端縁部からそれぞれ垂直に反
嵌合方向に延在する、前記上辺側の上面部6、該上面部
6に対向する下面部7、前記一方の側辺部側の側面部
8、該側面部8に対向する側面部9、上面部6に平行な
段上面部10および側面部8,9に平行な段側面部11
とを有している。そして、該雄ハウジング2の上面部6
と下面部7との間には、内部に図示せぬ導通確認用雌端
子がその接合部を嵌合面部5側に向けて複数所定の位置
に配設されており、各導通確認用雌端子の接合部に対向
する嵌合面部5には、後述する導通確認用雄端子12の
接合部13が挿通するための、長方形の長辺を上面部6
と平行にした形状の孔部14が形成されている。また段
上面部10と下面部7との間の嵌合面部5にはスライド
ハウジング4の嵌合先端側をスライド自在に挿通させる
挿通孔15が設けられており、段上面部10には矢印A
に反する方向に抜ける切欠部16が設けられている。
【0014】また、雄ハウジング2の側面部8の内側す
なわち挿通孔15には、内方に一旦突出した後矢印A方
向に延在する一次ロックレバー17が設けられている。
この一次ロックレバー17の先端部の反側面部8側に
は、所定角度で傾斜する傾斜面部18が形成されてお
り、この傾斜面部18の矢印Aに反する側には段部19
が傾斜面部18のわきに形成されている(図3等参
照)。さらに、雄ハウジング2の上面部6には該上面部
6の中間所定位置から上方に向けて突出する突出部20
と該突出部20の上端部から矢印Aに反する方向に延在
する連結部21と該連結部21の矢印Aに反する側の端
部から上方に延在する延在部22と連結部21の中間所
定位置から上方に突出する係合凸部23を有するハウジ
ングロックレバー24が設けられており、係合凸部23
の嵌合方向側には上面から斜めに切り欠かれた形状の傾
斜部23aが形成されている。加えて、雄ハウジング2
の段側面部11には所定の位置から垂直に突出し、スラ
イドハウジング4が雌ハウジング3に完全に嵌合する前
の段階で、段部19と後述する係合突出部43との係合
が先に解除されてからスライドハウジング4と雌ハウジ
ング3とが完全嵌合するまでの間、後述するスライドハ
ウジングロックレバー25の矢印Aに反する方向の移動
を、後述する係合凸部40を当接させて規制する爪部2
6が設けられている(図3等参照)。なお、この爪部2
6と係合凸部40とが導通側結合確認機構26aを構成
している。
【0015】スライドハウジング4は、長方形の上辺側
の一部を一方の側辺部にかけて段状に切り欠いた形状の
嵌合面部27と、この嵌合面部27の端縁からそれぞれ
垂直に反嵌合方向に延在する、前記上辺側の上面部2
8、該上面部28に対向する下面部29、前記一方の側
辺部側の側面部30、該側面部30に対向する側面部3
1、上面部28に平行な段上面部32および側面部3
0,31に平行な段側面部33とを有しており、その内
部には、図示せぬメイン回路導通用雌端子がその接合部
を嵌合面部27側に向けて複数所定の位置に配設されて
いる。そして、各導通確認用雌端子の接合部に対向する
嵌合面部27には、後述するメイン回路導通用雄端子3
4の接合部35が挿通するための、長方形の長辺を側面
部30,31と平行にした形状の孔部36が形成されて
いる。
【0016】また、スライドハウジング4の上面部28
には該上面部28の中間所定位置から上方に向けて突出
する突出部37と該突出部37の上端部から矢印Aに反
する方向に延在する連結部38と該連結部38の矢印A
に反する側の端部から上方に延在する延在部39と連結
部38の中間所定位置から上方に突出する係合凸部40
を有するスライドハウジングロックレバー25が設けら
れている。そして、前記係合凸部40には、その連結部
38側の両側部分に嵌合方向に沿って通過切欠部41が
形成されており、またその嵌合方向側には上面から斜め
に切り欠かれた形状の傾斜部40aが形成されている。
【0017】そして、スライドハウジング4の段側面部
33には、垂直に突出する係合突出部43が所定位置に
設けられている。この係合突出部43は、該スライドハ
ウジング4の嵌合方向先端側を上記雄ハウジング2の挿
通孔15に挿入し、該雄ハウジング2の切欠部16の嵌
合方向側の部分にスライドハウジングロックレバー25
の突出部37が当接するまで挿入した状態において、上
述した一次ロックレバー17の段部19に入り込んでス
ライドハウジング4と雄ハウジング2とを係合状態に維
持するものである(図3参照)。なお、通過切欠部41
は、スライドハウジング4と雌ハウジング3とが正しく
ロックされた場合に爪部26を通過させることができる
ように構成されており、この爪部26の通過が可能とな
ることによって雄ハウジング2はスライドハウジング4
に対して矢印A方向に前進し雌ハウジング3に嵌合でき
ることになる。
【0018】雌ハウジング3は、雄ハウジング2が内側
に嵌合するもので、その内部には、上述した雄ハウジン
グ2側の図示せぬ導通確認用雌端子(すなわち孔部1
4)に対応する位置に導通確認用雄端子12が、図示せ
ぬメイン回路導通用雌端子(すなわち孔部36)に対応
する位置にメイン回路導通用雄端子34が、それぞれの
接合部13,35を嵌合方向に延在させて設けられてい
る。ここで、導通確認用雄端子12およびメイン回路導
通用雄端子34は、それぞれの接合部13,35が平板
状をなしており、挿通する孔部14,36の形状すなわ
ち図示せぬ導通確認用雌端子およびメイン回路導通用雄
端子の向きに合せて、導通確認用雄端子12は接合部1
3を横方向に沿わせ、メイン回路導通用雄端子34は接
合部35を縦方向に沿わせてそれぞれ配設されている。
【0019】また、雌ハウジング3の内部には、上述し
た一次ロックレバー17の傾斜面部18に対応する所定
位置に設けられ矢印B方向に突出する所定長さの一次ロ
ック解除爪44が設けられている。さらに、雌ハウジン
グ3の上面部45には、該雌ハウジング3と上述したス
ライドハウジング4とを係合状態に維持するためスライ
ドハウジングロックレバー25の係合凸部40をその嵌
合方向側の側縁部47に係合させる係合穴46が所定の
位置に設けられている。加えて、上面部45には、雄ハ
ウジング2および雌ハウジング3の嵌合時にハウジング
ロックレバー24を通過させるための通過溝48が矢印
B方向側に抜けて設けられており、さらにこの通過溝4
8をまたぐブリッジ部49が所定の位置に設けられてい
ている。このブリッジ部49の矢印Bに反する側の上部
側縁部50は、雄ハウジング2と雌ハウジング3との係
合状態を維持させるためハウジングロックレバー24の
係合凸部23が係合するものである。なお、雌ハウジン
グ3の上面部45には、スライドハウジングロックレバ
ー25の係合凸部40が当接する端部に上面から内側に
向けて斜めに切り欠かれた形状の傾斜部45aが形成さ
れている。
【0020】ここで、上述したメイン回路導通用雄端子
34および図示せぬメイン回路導通用雌端子は、例えば
自動車用エアバック回路等の重要回路を導通させるため
のものであり、導通確認用雄端子12および図示せぬ導
通確認用雌端子は、この導通を検知する検知回路を導通
させるものである。そして、上述したスライドハウジン
グロックレバー25の係合凸部40が雌ハウジング3の
係合穴46に係合した状態のときには、メイン回路導通
用雄端子34およびメイン回路導通用雌端子は完全に接
続状態となっており、ハウジングロックレバー24の係
合凸部23が雌ハウジング3のブリッジ部49に係合し
た状態のときには、導通確認用雄端子12および導通確
認用雌端子は完全に接続状態となっているようにそれぞ
れの配設位置および形状等が適宜設定されている。
【0021】また、本実施例においては、スライドハウ
ジングロックレバー25および雌ハウジング3の係合穴
46がメイン回路導通側係合機構51を、雄ハウジング
2のハウジングロックレバー24および雌ハウジング3
のブリッジ部49が導通確認側係合機構52を、雄ハウ
ジング2の一次ロックレバー17、スライドハウジング
4の係合突出部43および雌ハウジング3の一次ロック
解除爪44が係合解除機構53をそれぞれ構成するもの
である。
【0022】なお、上記雄ハウジング2、スライドハウ
ジング4および雌ハウジング3は、それぞれ合成樹脂材
料からなる一体成形品である。
【0023】以上のような構成の本実施例のコネクタの
嵌合接続について図3〜図7を主に参照し以下に順を追
って説明する。なお、図3〜図7は説明の便宜上、中央
より上側部分がコネクタの縦断面を、下側部分がコネク
タの横断面をそれぞれ概略的に示しており、図中各端子
34,51(図2参照)等は略している。
【0024】まず、導通確認用雌端子が配設された雄ハ
ウジング2の挿通孔15に矢印Aに反する側から、メイ
ン回路導通用雌端子が配設されたスライドハウジング4
を、その嵌合方向先端側(嵌合面部27側)を突出させ
るべく挿入する。そして、スライドハウジング4に設け
られた係合解除機構53の係合突出部43が同係合解除
機構53の一次ロックレバー17を撓ませながら嵌合方
向に沿って前進すると、係合突出部43が一次ロックレ
バー17の段部19上に位置するとともに該一次ロック
レバー17が自らの復元力で撓みを若干解除することに
よって、該係合突出部43が段部19に入り込む。これ
により、スライドハウジング4の反嵌合方向への、若干
の許容値(係合のためのクリアランス)以上の移動が規
制されることになる。それとともに、この位置でスライ
ドハウジング4は、スライドハウジングロックレバー2
5の突出部37が雄ハウジング2に当接してその嵌合方
向側の移動も同様に規制された状態となる(図3に示す
状態)。なお、上記導通確認用雌端子およびメイン回路
導通用雌端子の配設は、雄ハウジング2とスライドハウ
ジング4とを係合させた後に行なうことも勿論可能であ
る。
【0025】上記状態で、導通確認用雄端子12および
メイン回路導通用雄端子34が配設された雌ハウジング
3に上記状態の雄ハウジング2を嵌合させる。すると、
メイン回路導通側係合機構51のスライドハウジングロ
ックレバー25の係合凸部40が自らの傾斜部40aを
雌ハウジング3の上面部45の傾斜部45aに当接させ
る。そして、さらに嵌合が進むと、スライドハウジング
ロックレバー25の係合凸部40が雌ハウジング3の内
側に入り込む(図4に示す状態)。なお、上記間に、雄
ハウジング2から嵌合方向先端側に突出しているスライ
ドハウジング4の孔部36に、雌ハウジング3のメイン
回路導通用雄端子34が入り、これにメイン回路導通用
雌端子が接続した状態(または接続手前の状態)とな
る。そして、上記係合凸部40が雌ハウジング3の内側
に入り込んだ状態においては、係合凸部40の通過切欠
部41が爪部26を通過させることができない状態とな
る。
【0026】そして、メイン回路導通用雄端子34およ
びメイン回路導通用雌端子が完全に接続する位置まで雌
ハウジング3と雄ハウジング2との嵌合が進むと(この
状態では上述したように爪部26は通過切欠部41を通
過できないため、爪部26により係合凸部40が押され
てスライドハウジング4は雄ハウジング2とともに矢印
A方向に進むことになる)、スライドハウジング4の嵌
合面部27が雌ハウジング3に当接する前の段階で、雌
ハウジング3に設けられた係合解除機構53の一次ロッ
ク解除爪44が一次ロックレバー17の傾斜面部18に
当接しこれを押圧して撓ませ、これにより、該一次ロッ
クレバー17の段部19とスライドハウジング4の係合
突出部43との係合が解除されることになる。
【0027】そして、さらに雄ハウジング2と雌ハウジ
ング3との嵌合が進むと、爪部26により係合凸部40
が押されてスライドハウジング4も雄ハウジング2とと
もに矢印A方向に進み、スライドハウジング4の嵌合面
部27が雌ハウジング3に当接する。この状態で、メイ
ン回路導通側係合機構51のスライドハウジングロック
レバー25が自らの復元力でその係合凸部40を雌ハウ
ジング3の係合穴46の側縁部47に係止させた状態と
し、これによりスライドハウジング4と雌ハウジング3
とが、若干の許容値(係合のためのクリアランス)以上
の移動が規制された係合状態となる。それとともに、係
合凸部40の通過切欠部41が爪部26を通過させるこ
とができる状態となり、スライドハウジング4は雌ハウ
ジング3との係合状態を維持しつつ雄ハウジング2に対
して矢印Aに反する側の移動が許容されることになる。
すなわち雄ハウジング2が雌ハウジング3の嵌合側へ移
動できるようになる。そして、導通確認側係合機構52
のハウジングロックレバー24が、その係合凸部23の
傾斜部23aを同導通確認側係合機構52のブリッジ部
49に当接させることになる(図5に示す状態)。
【0028】なお、何等かの不具合により、メイン回路
導通用雄端子およびメイン回路導通用雌端子が完全に接
続する位置まで雌ハウジング3と雄ハウジング2との嵌
合が進まない状態になると、一次ロック解除爪44が一
次ロックレバー17を撓ませることができず、該一次ロ
ックレバー17の段部19とスライドハウジング4の係
合突出部43との係合が解除されないことになって、ス
ライドハウジング4は雄ハウジング2に対して矢印Aに
反する方向の移動が許容されない(すなわちそれ以上雄
ハウジング2と雌ハウジング3との嵌合ができない)こ
とになり、しかも、段部19と係合突出部43との係合
が解除されても、スライドハウジング4と雌ハウジング
3とが完全に係合しなければ爪部26が係合凸部40の
通過切欠部41を通過できないため、それ以上雄ハウジ
ング2と雌ハウジング3とを嵌合させることはできなく
なる(すなわち以下のステップに進めないことにな
る)。
【0029】そして、さらに嵌合が進むと、この嵌合の
進行にしたがってスライドハウジング4は雌ハウジング
3との係合状態を維持しつつ雄ハウジング2に対して矢
印Aに反する方向にスライドする。すなわち雄ハウジン
グ2が雌ハウジング3に対して嵌合する方向に移動す
る。それとともに、ハウジングロックレバー24は撓ん
で、その係合凸部23を雌ハウジング3のブリッジ部4
9の内側に潜り込ませることになる(図6に示す状
態)。なお、この間に、雄ハウジング2の孔部14に、
雌ハウジング3の導通確認用雄端子12が入り、これに
導通確認用雌端子が接続した状態(または接続手前の状
態)となる。
【0030】さらに、嵌合が進むと、導通確認用雌端子
が導通確認用雄端子12に完全に接続した状態となり、
雄ハウジング2はその嵌合面部5を雌ハウジング3に当
接させるとともに、ハウジングロックレバー24は、そ
の係合凸部23をブリッジ部49の側縁部50側に位置
させ自らの復元力でその係合凸部23をブリッジ部49
の側縁部50に係止させた状態とする。これにより、若
干の許容値(係合のためのクリアランス)以上の移動が
規制されつつ雄ハウジング2と雌ハウジング3とが係合
状態となる(図7に示す状態)。
【0031】上述したように、本実施例のコネクタによ
れば1つのコネクタの雄ハウジング2および雌ハウジン
グ3の1アクションの嵌合接続によって、メイン回路導
通側の接続と導通確認側の接続とを行なうことができる
ため、小型化でき、嵌合接続の順序を間違えることがな
い。すなわち雄ハウジング2を雌ハウジング3に嵌合さ
せることによって、雄ハウジング2内のスライドハウジ
ング4が、係合解除機構53の一次ロックレバー17の
段部19および係合突出部43と、導通側結合確認機構
26aの爪部26および係合凸部40とにより雄ハウジ
ング2とともに押されて雌ハウジング2に自動的に係合
され(これによりメイン回路導通側の接続がなされ
る)、その後、雄ハウジング2と雌ハウジング3とが嵌
合することになる(これにより導通確認側の接続がなさ
れる)。しかも、メイン回路側の接続が完全になされた
後でなければ、導通側結合確認機構26aの爪部26が
係合凸部40の通過切欠部41を通過することができな
いため、雄ハウジング2と雌ハウジング3とはそれ以上
嵌合することができず、導通確認側の接続を行なうこと
ができない。したがって、導通確認側が導通状態である
ことを確認すれば、メイン回路側が導通状態であること
を保証できるという従来と同様の効果を奏することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のコネクタによれば、スライドハウジングが雄ハウ
ジングにスライド自在に保持されているため、スライド
ハウジングと雌ハウジングとが係合状態になりスライド
ハウジング内のメイン回路導通用雌端子が雌ハウジング
内のメイン回路導通用雄端子と接続状態になった後に、
雄ハウジングと雌ハウジングとを嵌合させ雄ハウジング
内の導通確認用雌端子と雌ハウジング内の導通確認用雄
端子とを接合させることができる。したがって、1つの
コネクタの1アクションの嵌合接続によってメイン回路
導通側の接続と導通確認側の接続とを行なうことが可能
になり、小型化が可能となる。
【0033】また、本発明の請求項2記載のコネクタに
よれば、上記請求項1記載のものの効果に加えて、メイ
ン回路導通側係合機構がメイン回路導通用雌端子および
メイン回路導通用雄端子が完全接続状態となる位置でス
ライドハウジングと雌ハウジングとを係合させることに
なり、導通確認側係合機構が導通確認用雌端子および導
通確認用雄端子が完全接続状態となる位置で雄ハウジン
グと雌ハウジングとを係合させることになる。したがっ
て、スライドハウジングと雌ハウジングとの係合および
雄ハウジングと雌ハウジングとの係合を確実に行なうこ
とができる。
【0034】さらに、本発明の請求項3記載のコネクタ
によれば、上記請求項2記載のものの効果に加えて、メ
イン回路側の接続が完全になされた後でなければ導通確
認側の接続を行なうことができないため、導通確認側が
導通状態であることを確認すればメイン回路側が導通状
態であることを保証できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるコネクタの雄ハウジ
ング側を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例によるコネクタの雌ハウジ
ング側を示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施例によるコネクタの嵌合前の
状態(雄ハウジングにスライドハウジングを係合した状
態)を示す概略断面図であって、中央より上側部分が縦
断面図を、下側部分が横断面図をそれぞれ示している。
【図4】 本発明の一実施例によるコネクタの嵌合前期
の状態を示す概略断面図であって、中央より上側部分が
縦断面図を、下側部分が横断面図をそれぞれ示してい
る。
【図5】 本発明の一実施例によるコネクタの嵌合中期
の状態を示す概略断面図であって、中央より上側部分が
縦断面図を、下側部分が横断面図をそれぞれ示してい
る。
【図6】 本発明の一実施例によるコネクタの嵌合後期
の状態を示す概略断面図であって、中央より上側部分が
縦断面図を、下側部分が横断面図をそれぞれ示してい
る。
【図7】 本発明の一実施例によるコネクタの嵌合完了
時の状態を示す概略断面図であって、中央より上側部分
が縦断面図を、下側部分が横断面図をそれぞれ示してい
る。
【符号の説明】
2…雄ハウジング、3…雌ハウジング、4…スライド
ハウジング、12…導通確認用雄端子、26a…導通側
結合確認機構、34…メイン回路導通用雄端子、51…
メイン回路導通側係合機構、52…導通確認側係合機
構、53…係合解除機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に導通確認用雌端子を有する雄ハウ
    ジング(2)と、 内部にメイン回路導通用雌端子を有するとともに前記雄
    ハウジング(2)内に嵌合方向に沿ってスライド自在に保
    持されるスライドハウジング(4)と、 内部に導通確認用雄端子(12)およびメイン回路導通用雄
    端子(34)を有し前記雄ハウジング(2)を嵌合させる雌ハ
    ウジング(3)とを具備することを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記メイン回路導通用雌端子および前記
    メイン回路導通用雄端子(12)が完全接続状態となる位置
    で前記スライドハウジング(4)と前記雌ハウジング(3)と
    を係合させるメイン回路導通側係合機構(51)と、 前記導通確認用雌端子および前記導通確認用雄端子(34)
    が完全接続状態となる位置で前記雄ハウジング(2)と前
    記雌ハウジング(3)とを係合させる導通確認側係合機構
    (52)とを具備することを特徴とする請求項1記載のコネ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記スライドハウジング(4)を前記雄ハ
    ウジング(2)から嵌合方向先端側に突出させた状態でこ
    れらを係合させるとともに、前記スライドハウジング
    (4)と前記雌ハウジング(3)とが前記メイン回路導通側係
    合機構(51)により係合状態となった時に前記スライドハ
    ウジング(4)と前記雄ハウジング(2)との係合を解除状態
    とする係合解除機構(53)を有することを特徴とする請求
    項2記載のコネクタ。
JP4174892A 1992-02-27 1992-02-27 コネクタ Pending JPH05242927A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012511805A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 タイコ・エレクトロニクス・コーポレイション 2段階ラッチを備えるコネクタ組立体

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