JPH05241026A - 反射光減衰機能付き光固定減衰器 - Google Patents
反射光減衰機能付き光固定減衰器Info
- Publication number
- JPH05241026A JPH05241026A JP4041235A JP4123592A JPH05241026A JP H05241026 A JPH05241026 A JP H05241026A JP 4041235 A JP4041235 A JP 4041235A JP 4123592 A JP4123592 A JP 4123592A JP H05241026 A JPH05241026 A JP H05241026A
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- reflected light
- ferrule
- attenuated
- light
- optical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、フェルール内の光送信経路に送信
光減衰膜部が介装された光固定減衰器に関し、従来の反
射光減衰手段のみでは減衰され得なかった反射光をも減
衰させることができるようにすることを目的とする。 【構成】 フェルール2内に、送信光減衰膜部4と縦列
的に、送信光は減衰させないが反射光は減衰させる反射
光減衰部1を設けるように構成する。
光減衰膜部が介装された光固定減衰器に関し、従来の反
射光減衰手段のみでは減衰され得なかった反射光をも減
衰させることができるようにすることを目的とする。 【構成】 フェルール2内に、送信光減衰膜部4と縦列
的に、送信光は減衰させないが反射光は減衰させる反射
光減衰部1を設けるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェルール内の光送信
経路に送信光減衰膜部が介装された光固定減衰器に関す
る。光通信システムは、送信器からLD(レーザダイオ
ード)光変調信号を光伝送路に送出し、受信器のAPD
(アバランシェフォトダイオード)で受信するシステム
であるが、一般に受信器のAPDで受信できる光レベル
には、上限、即ち最大受信レベルというものがあるた
め、短距離光伝送路の場合には、光固定減衰器により受
信光レベルをAPDの受信能力に適合するようなレベル
にまで減衰させる必要がある。
経路に送信光減衰膜部が介装された光固定減衰器に関す
る。光通信システムは、送信器からLD(レーザダイオ
ード)光変調信号を光伝送路に送出し、受信器のAPD
(アバランシェフォトダイオード)で受信するシステム
であるが、一般に受信器のAPDで受信できる光レベル
には、上限、即ち最大受信レベルというものがあるた
め、短距離光伝送路の場合には、光固定減衰器により受
信光レベルをAPDの受信能力に適合するようなレベル
にまで減衰させる必要がある。
【0002】
【従来の技術】光通信システムは、その機構上、光コネ
クタや光固定減衰器などの伝送路に挿入された光デバイ
スからの反射光が生じることは避けられない。この反射
光は反射雑音を発生させたり、その他LDの動作特性に
悪影響を及ぼしたりするため、この反射光を極力減衰さ
せることが光通信システムの信頼性を高める重要な要素
となっている。
クタや光固定減衰器などの伝送路に挿入された光デバイ
スからの反射光が生じることは避けられない。この反射
光は反射雑音を発生させたり、その他LDの動作特性に
悪影響を及ぼしたりするため、この反射光を極力減衰さ
せることが光通信システムの信頼性を高める重要な要素
となっている。
【0003】そこで、従来、光固定減衰器の反射光の抑
制は、光コネクタのフェルール端面を球面研磨する方法
で行なわれていた。
制は、光コネクタのフェルール端面を球面研磨する方法
で行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の反射光減衰手段のみでは、最大25dBの反
射減衰量しか得られないため、伝送距離が短く強い反射
光がLDに入り込む場合には、減衰されなかった反射光
が伝送路に残存してしまい、これによりシステムとして
の信頼性を低下させてしまうという課題がある。
うな従来の反射光減衰手段のみでは、最大25dBの反
射減衰量しか得られないため、伝送距離が短く強い反射
光がLDに入り込む場合には、減衰されなかった反射光
が伝送路に残存してしまい、これによりシステムとして
の信頼性を低下させてしまうという課題がある。
【0005】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、フェルール内において、新たに反射光減衰部
を送信光減衰膜部と縦列的に設けることにより、従来の
反射光減衰手段のみでは減衰され得なかった反射光をも
減衰させることができるようにした、反射光減衰機能付
き光固定減衰器を提供することを目的とする。
たもので、フェルール内において、新たに反射光減衰部
を送信光減衰膜部と縦列的に設けることにより、従来の
反射光減衰手段のみでは減衰され得なかった反射光をも
減衰させることができるようにした、反射光減衰機能付
き光固定減衰器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するための概略断面図であるが、この図1に示すよう
に、本発明にかかる反射光減衰機能付き光固定減衰器
は、フェルール2内の光送信経路3に送信光減衰膜部4
が介装された光固定減衰器において、フェルール2内
に、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させな
いが反射光は減衰させる反射光減衰部1が設けられてい
る。
明するための概略断面図であるが、この図1に示すよう
に、本発明にかかる反射光減衰機能付き光固定減衰器
は、フェルール2内の光送信経路3に送信光減衰膜部4
が介装された光固定減衰器において、フェルール2内
に、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させな
いが反射光は減衰させる反射光減衰部1が設けられてい
る。
【0007】
【作用】上述の本発明の反射光減衰機能付き光固定減衰
器では、フェルール2内へ導入された送信光は、送信光
減衰膜部4で所要量減衰されて出力される。このとき、
送信光は反射光減衰部1の存在によっては減衰しない。
一方、送信光と逆方向にフェルール2内へ入ってきた反
射光は、反射光減衰部1によって減衰せてめられて、送
信部へは戻らない。
器では、フェルール2内へ導入された送信光は、送信光
減衰膜部4で所要量減衰されて出力される。このとき、
送信光は反射光減衰部1の存在によっては減衰しない。
一方、送信光と逆方向にフェルール2内へ入ってきた反
射光は、反射光減衰部1によって減衰せてめられて、送
信部へは戻らない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例を示す断面図、図3は本発明
の第1実施例を示す要部断面図である。
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例を示す断面図、図3は本発明
の第1実施例を示す要部断面図である。
【0009】さて、図2に示すように、この第1実施例
にかかる反射光減衰機能付き光固定減衰器は、ハウジン
グ部5内において、このハウジング部5にスプリング7
を介して弾装支持されるほぼ筒状のフェルール2をそな
えている。そして、図2,図3に示すように、このフェ
ルール2の中心部には、光送信経路を構成する光ファイ
バ3Aが貫通するように配設されており、更にこのフェ
ルール2内の光ファイバ3Aに送信光減衰膜部4が介装
されている。なお、送信光減衰膜部4は、光ファイバ3
A中に斜めに配置された減衰膜41をそなえて構成され
ている。
にかかる反射光減衰機能付き光固定減衰器は、ハウジン
グ部5内において、このハウジング部5にスプリング7
を介して弾装支持されるほぼ筒状のフェルール2をそな
えている。そして、図2,図3に示すように、このフェ
ルール2の中心部には、光送信経路を構成する光ファイ
バ3Aが貫通するように配設されており、更にこのフェ
ルール2内の光ファイバ3Aに送信光減衰膜部4が介装
されている。なお、送信光減衰膜部4は、光ファイバ3
A中に斜めに配置された減衰膜41をそなえて構成され
ている。
【0010】また、フェルール2内の光送信部寄り端部
には、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させ
ないが反射光は減衰させるバルク単結晶式反射光減衰部
10が設けられている。ここで、このバルク単結晶式反
射光減衰部10は、バルク単結晶ガラスを用いたファラ
デー回転子11,レンズ12A,12B,永久磁石1
3,プリズムを用いた偏光子14,プリズムを用いた検
光子15等をそなえて構成されている。そして、偏光子
14,検光子15の両者とファラデー回転子11との接
合面並びにレンズ12Aと送信部側隣接面には、ARコ
ーティング16が施されている。
には、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させ
ないが反射光は減衰させるバルク単結晶式反射光減衰部
10が設けられている。ここで、このバルク単結晶式反
射光減衰部10は、バルク単結晶ガラスを用いたファラ
デー回転子11,レンズ12A,12B,永久磁石1
3,プリズムを用いた偏光子14,プリズムを用いた検
光子15等をそなえて構成されている。そして、偏光子
14,検光子15の両者とファラデー回転子11との接
合面並びにレンズ12Aと送信部側隣接面には、ARコ
ーティング16が施されている。
【0011】さらに、このバルク単結晶式反射光減衰部
10の構成について詳述すると、2個のレンズ12A,
12Bの間に、偏光子14,ファラデー回転子11,検
光子15が縦列的に介装されていて、これら三者14,
11,15は永久磁石13によりフェルール2内におい
て囲繞されている。ここで、偏光子14は、所要の偏光
面を有するもので、この偏光子14の偏光面と一致した
偏光成分だけ選択されて出力されるようになっている。
10の構成について詳述すると、2個のレンズ12A,
12Bの間に、偏光子14,ファラデー回転子11,検
光子15が縦列的に介装されていて、これら三者14,
11,15は永久磁石13によりフェルール2内におい
て囲繞されている。ここで、偏光子14は、所要の偏光
面を有するもので、この偏光子14の偏光面と一致した
偏光成分だけ選択されて出力されるようになっている。
【0012】また、ファラデー回転子11は、ファラデ
ー効果(磁気光学効果。本実施例では、その磁気エネル
ギーは永久磁石13により提供される)により、通過す
る光の偏光面を回転させるもので、例えば、このファラ
デー回転子11は、その長さを送信光が通過する間に入
射光の偏波面が45度だけ回転するように選択されてい
る。
ー効果(磁気光学効果。本実施例では、その磁気エネル
ギーは永久磁石13により提供される)により、通過す
る光の偏光面を回転させるもので、例えば、このファラ
デー回転子11は、その長さを送信光が通過する間に入
射光の偏波面が45度だけ回転するように選択されてい
る。
【0013】さらに、検光子15は、その偏光面を偏光
子14の偏光面に対して45度傾けるようして構成され
たものである。したがって、このような構成の反射光減
衰部10では、送信光は、まずARコーティング16を
施されたレンズ12Aを通過し、偏光子14に入射す
る。すると偏光子14によって、偏光子の偏光面と一致
した偏光成分が選択され、その選択された偏光成分は次
にファラデー回転子11に入射する。ファラデー回転子
11では、ファラデー効果により、このファラデー回転
子11を通過した後の送信光は、入射光に対して45度
ずれる。その後は、検光子15がその偏光面を偏光子1
4の偏光面に対して45度傾けてあることと相まって、
検光子15で損失増加を受けることなく、レンズ12B
を通過して送信光は出射される。
子14の偏光面に対して45度傾けるようして構成され
たものである。したがって、このような構成の反射光減
衰部10では、送信光は、まずARコーティング16を
施されたレンズ12Aを通過し、偏光子14に入射す
る。すると偏光子14によって、偏光子の偏光面と一致
した偏光成分が選択され、その選択された偏光成分は次
にファラデー回転子11に入射する。ファラデー回転子
11では、ファラデー効果により、このファラデー回転
子11を通過した後の送信光は、入射光に対して45度
ずれる。その後は、検光子15がその偏光面を偏光子1
4の偏光面に対して45度傾けてあることと相まって、
検光子15で損失増加を受けることなく、レンズ12B
を通過して送信光は出射される。
【0014】一方、逆方向から入射してくる反射光は、
偏光子14に対して45度傾いた偏光面の光が検光子1
5によって選択された後、ファラデー回転子11により
更に45度回転される。従って、偏光子14の偏光面に
対し両者の合計90度ずれた偏光成分だけが偏光子14
に入射することになるため、偏光子14を通過する成分
は生じなくなる。その結果、逆方向から入射してくる反
射光はすべて除去されることになる。
偏光子14に対して45度傾いた偏光面の光が検光子1
5によって選択された後、ファラデー回転子11により
更に45度回転される。従って、偏光子14の偏光面に
対し両者の合計90度ずれた偏光成分だけが偏光子14
に入射することになるため、偏光子14を通過する成分
は生じなくなる。その結果、逆方向から入射してくる反
射光はすべて除去されることになる。
【0015】このようにして、この反射光減衰部10に
よって、送信光については減衰させないが、反射光につ
いては減衰させることができるのである。上述の構成に
より、この第1実施例にかかる反射光減衰機能付き光固
定減衰器では、フェルール2内へ導入された送信光は、
送信光減衰膜部4で所要量減衰されて出力される。この
とき、送信光は、上記の理由により、反射光減衰部10
の存在によっては減衰しない。
よって、送信光については減衰させないが、反射光につ
いては減衰させることができるのである。上述の構成に
より、この第1実施例にかかる反射光減衰機能付き光固
定減衰器では、フェルール2内へ導入された送信光は、
送信光減衰膜部4で所要量減衰されて出力される。この
とき、送信光は、上記の理由により、反射光減衰部10
の存在によっては減衰しない。
【0016】一方、送信光と逆方向にフェルール2内へ
入ってきた反射光は、反射光減衰部10によって減衰せ
てめられて、送信部へは戻らない。なお、反射光減衰部
10での減衰の対象になる反射光は、反射光減衰部10
と受信部の間において生じる主要な反射光、即ち図4に
示すように、光固定減衰器のフェルール端面による反射
光,自局FDF(光分配架)による反射光,対向局
FDF(光分配架)による反射光,受信部による反射
光等である。
入ってきた反射光は、反射光減衰部10によって減衰せ
てめられて、送信部へは戻らない。なお、反射光減衰部
10での減衰の対象になる反射光は、反射光減衰部10
と受信部の間において生じる主要な反射光、即ち図4に
示すように、光固定減衰器のフェルール端面による反射
光,自局FDF(光分配架)による反射光,対向局
FDF(光分配架)による反射光,受信部による反射
光等である。
【0017】このようにして、本反射光減衰機能付き光
固定減衰器によれば、送信側LDにもどる反射光が減衰
するため、LDの動作特性に対する影響は大幅に減少
し、その結果、信頼性の高い光通信システムを実現でき
るのである。また、本実施例にかかる反射光減衰機能付
き光固定減衰器による反射光総減衰量は、フェルール端
面球面研磨による減衰量が25dB以上、反射光減衰部
10による減衰量が25dB以上で、計50dB以上と
なる。しかし、更にこの光固定減衰器を送信部に装着す
ることにより、反射光減衰部10と受信部の間において
生じる主要な反射光〔光固定減衰器のフェルール端面に
よる反射光,自局FDF(光分配架)による反射光
,対向局FDF(光分配架)による反射光,受信部
による反射光;以上図4参照〕の全てが、本反射光減
衰機能の減衰の対象とすることが可能となり、その合計
は25dB以上となる。このようにして、本発明により
総計75dB以上が減衰されることになる。
固定減衰器によれば、送信側LDにもどる反射光が減衰
するため、LDの動作特性に対する影響は大幅に減少
し、その結果、信頼性の高い光通信システムを実現でき
るのである。また、本実施例にかかる反射光減衰機能付
き光固定減衰器による反射光総減衰量は、フェルール端
面球面研磨による減衰量が25dB以上、反射光減衰部
10による減衰量が25dB以上で、計50dB以上と
なる。しかし、更にこの光固定減衰器を送信部に装着す
ることにより、反射光減衰部10と受信部の間において
生じる主要な反射光〔光固定減衰器のフェルール端面に
よる反射光,自局FDF(光分配架)による反射光
,対向局FDF(光分配架)による反射光,受信部
による反射光;以上図4参照〕の全てが、本反射光減
衰機能の減衰の対象とすることが可能となり、その合計
は25dB以上となる。このようにして、本発明により
総計75dB以上が減衰されることになる。
【0018】(b)第2実施例の説明 図5は本発明の第2実施例を示す断面図、図6は本発明
の第2実施例を示す要部断面図である。さて、図5に示
すように、この第2実施例にかかる反射光減衰機能付き
光固定減衰器も、ハウジング部5内において、このハウ
ジング部5にスプリング7を介して弾装支持されるほぼ
筒状のフェルール2をそなえており、更に図5,図6に
示すように、このフェルール2の中心部には、光送信経
路を構成する光ファイバ3Aが貫通するように配設され
ていて、更にこのフェルール2内の光ファイバ3Aに送
信光減衰膜部4が介装されている。なお、この場合も、
送信光減衰膜部4は、光ファイバ3A中に斜めに配置さ
れた減衰膜41をそなえて構成されている。
の第2実施例を示す要部断面図である。さて、図5に示
すように、この第2実施例にかかる反射光減衰機能付き
光固定減衰器も、ハウジング部5内において、このハウ
ジング部5にスプリング7を介して弾装支持されるほぼ
筒状のフェルール2をそなえており、更に図5,図6に
示すように、このフェルール2の中心部には、光送信経
路を構成する光ファイバ3Aが貫通するように配設され
ていて、更にこのフェルール2内の光ファイバ3Aに送
信光減衰膜部4が介装されている。なお、この場合も、
送信光減衰膜部4は、光ファイバ3A中に斜めに配置さ
れた減衰膜41をそなえて構成されている。
【0019】また、フェルール2内の光送信部寄り端部
には、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させ
ないが反射光は減衰させる厚膜ガーネット式反射光減衰
部10′が設けられている。ここで、この厚膜ガーネッ
ト式反射光減衰部10′は、厚膜ガーネット構造のファ
ラデー回転子11′,レンズ12C,12D,永久磁石
13′プリズムを用いた偏光子14′,プリズムを用い
た検光子15′,GGG基板17等により構成されてい
る。
には、送信光減衰膜部4と縦列的に、送信光は減衰させ
ないが反射光は減衰させる厚膜ガーネット式反射光減衰
部10′が設けられている。ここで、この厚膜ガーネッ
ト式反射光減衰部10′は、厚膜ガーネット構造のファ
ラデー回転子11′,レンズ12C,12D,永久磁石
13′プリズムを用いた偏光子14′,プリズムを用い
た検光子15′,GGG基板17等により構成されてい
る。
【0020】さらに、この厚膜ガーネット式反射光減衰
部10′の構成について詳述すると、偏光子14′,レ
ンズ12C,ファラデー回転子11′,レンズ12C,
検光子15が光送信側から順に縦列的に配設されてお
り、更にファラデー回転子11′は筒状GGG基板17
の軸心部に形成されていて、このファラデー回転子1
1′付きGGG基板17は永久磁石13′によりフェル
ール2内において囲繞されている。
部10′の構成について詳述すると、偏光子14′,レ
ンズ12C,ファラデー回転子11′,レンズ12C,
検光子15が光送信側から順に縦列的に配設されてお
り、更にファラデー回転子11′は筒状GGG基板17
の軸心部に形成されていて、このファラデー回転子1
1′付きGGG基板17は永久磁石13′によりフェル
ール2内において囲繞されている。
【0021】ここで、偏光子14′,ファラデー回転子
11′,検光子15′については、前述のバルク単結晶
式反射光減衰部10を構成する偏光子14,ファラデー
回転子11,検光子15と同様の機能を有するものであ
る。すなわち、偏光子14′は所要の偏光面を有し、そ
の偏光面と一致した偏光成分だけ選択して出力するもの
で、ファラデー回転子11′は、ファラデー効果によ
り、通過する光の偏光面を回転させるもので、このファ
ラデー回転子11′も、その長さを送信光が通過する間
に入射光の偏波面が45度だけ回転するように選択され
ている。更に検光子15′は、その偏光面を偏光子1
4′の偏光面に対して45度傾けるようして構成された
ものである。
11′,検光子15′については、前述のバルク単結晶
式反射光減衰部10を構成する偏光子14,ファラデー
回転子11,検光子15と同様の機能を有するものであ
る。すなわち、偏光子14′は所要の偏光面を有し、そ
の偏光面と一致した偏光成分だけ選択して出力するもの
で、ファラデー回転子11′は、ファラデー効果によ
り、通過する光の偏光面を回転させるもので、このファ
ラデー回転子11′も、その長さを送信光が通過する間
に入射光の偏波面が45度だけ回転するように選択され
ている。更に検光子15′は、その偏光面を偏光子1
4′の偏光面に対して45度傾けるようして構成された
ものである。
【0022】したがって、このような構成の反射光減衰
部10′では、送信光が、まず偏光子14′に入射する
と、偏光子14′によって、偏光子の偏光面と一致した
偏光成分が選択され、その選択された偏光成分はレンズ
12Cを通ったあと次にファラデー回転子11′に入射
する。ファラデー回転子11′では、ファラデー効果に
より、ファラデー回転子11′を通過した後の送信光
は、入射光に対して45度ずれる。その後は、レンズ1
2Dを経て検光子15′へ光が入力されると、この検光
子15′がその偏光面を偏光子14′の偏光面に対して
45度傾けてあることと相まって、検光子15′で損失
増加を受けることなく、送信光は出射される。
部10′では、送信光が、まず偏光子14′に入射する
と、偏光子14′によって、偏光子の偏光面と一致した
偏光成分が選択され、その選択された偏光成分はレンズ
12Cを通ったあと次にファラデー回転子11′に入射
する。ファラデー回転子11′では、ファラデー効果に
より、ファラデー回転子11′を通過した後の送信光
は、入射光に対して45度ずれる。その後は、レンズ1
2Dを経て検光子15′へ光が入力されると、この検光
子15′がその偏光面を偏光子14′の偏光面に対して
45度傾けてあることと相まって、検光子15′で損失
増加を受けることなく、送信光は出射される。
【0023】一方、逆方向から入射してくる反射光は、
偏光子14′に対して45度傾いた偏光面の光が検光子
15′によって選択された後、ファラデー回転子11′
により更に45度回転される。従って、偏光子14′の
偏光面に対し両者の合計90度ずれた偏光成分だけが偏
光子14′に入射することになるため、偏光子14′を
通過する成分は生じなくなる。その結果、逆方向から入
射してくる反射光はすべて除去されることになる。
偏光子14′に対して45度傾いた偏光面の光が検光子
15′によって選択された後、ファラデー回転子11′
により更に45度回転される。従って、偏光子14′の
偏光面に対し両者の合計90度ずれた偏光成分だけが偏
光子14′に入射することになるため、偏光子14′を
通過する成分は生じなくなる。その結果、逆方向から入
射してくる反射光はすべて除去されることになる。
【0024】このようにして、この反射光減衰部10′
によっても、送信光については減衰させないが、反射光
については減衰させることができるのである。上述の構
成により、本実施例にかかる反射光減衰機能付き光固定
減衰器でも、前述の第1実施例と同様にして、フェルー
ル2内へ導入された送信光は、送信光は反射光減衰部1
0′の存在によっては減衰しないで、送信光減衰膜部4
で所要量減衰されて出力される。
によっても、送信光については減衰させないが、反射光
については減衰させることができるのである。上述の構
成により、本実施例にかかる反射光減衰機能付き光固定
減衰器でも、前述の第1実施例と同様にして、フェルー
ル2内へ導入された送信光は、送信光は反射光減衰部1
0′の存在によっては減衰しないで、送信光減衰膜部4
で所要量減衰されて出力される。
【0025】一方、送信光と逆方向にフェルール2内へ
入ってきた反射光は、反射光減衰部10′によって減衰
せてめられて、送信部へは戻らない。なお、この反射光
減衰部10′での減衰の対象になる反射光も、反射光減
衰部10′と受信部の間において生じる主要な反射光
〔光固定減衰器のフェルール端面による反射光,自局F
DF(光分配架)による反射光,対向局FDF(光分配
架)による反射光,受信部による反射光等〕である。
入ってきた反射光は、反射光減衰部10′によって減衰
せてめられて、送信部へは戻らない。なお、この反射光
減衰部10′での減衰の対象になる反射光も、反射光減
衰部10′と受信部の間において生じる主要な反射光
〔光固定減衰器のフェルール端面による反射光,自局F
DF(光分配架)による反射光,対向局FDF(光分配
架)による反射光,受信部による反射光等〕である。
【0026】このようにして、この第2実施例にかかる
本反射光減衰機能付き光固定減衰器においても、前述の
第1実施例のものと同様の効果ないし利点が得られるの
である。
本反射光減衰機能付き光固定減衰器においても、前述の
第1実施例のものと同様の効果ないし利点が得られるの
である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の反射光減
衰機能付き光固定減衰器によれば、フェルール内に、送
信光減衰膜部と縦列的に、送信光は減衰させないが反射
光は減衰させる反射光減衰部が設けられるという簡素な
構成で、送信光については送信光減衰膜部のみで所望量
減衰させながら、従来の反射光減衰手段のみでは減衰さ
れ得なかった反射光を十分に減衰できる利点がある。
衰機能付き光固定減衰器によれば、フェルール内に、送
信光減衰膜部と縦列的に、送信光は減衰させないが反射
光は減衰させる反射光減衰部が設けられるという簡素な
構成で、送信光については送信光減衰膜部のみで所望量
減衰させながら、従来の反射光減衰手段のみでは減衰さ
れ得なかった反射光を十分に減衰できる利点がある。
【図1】本発明の原理を説明するための概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部断面図である。
【図4】本発明による反射光減衰状況を説明する図であ
る。
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す要部断面図である。
1 反射光減衰部 2 フェルール 3 光送信経路 3A 光ファイバ 4 送信光減衰膜部 5 ハウジング部 6 スプリング 10 バルク単結晶式反射光減衰部 10′ 厚膜ガーネット式反射光減衰部 11,11′ ファラデー回転子 12A〜12D レンズ 13,13′ 永久磁石 14,14′ 偏光子 15,15′検光子 16 ARコーティング 17 GGG基板 41 減衰膜
Claims (1)
- 【請求項1】 フェルール(2)内の光送信経路(3)
に送信光減衰膜部(4)が介装された光固定減衰器にお
いて、 該フェルール(2)内に、該送信光減衰膜部(4)と縦
列的に、送信光は減衰させないが反射光は減衰させる反
射光減衰部(1)が設けられたことを特徴とする、反射
光減衰機能付き光固定減衰器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041235A JPH05241026A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 反射光減衰機能付き光固定減衰器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041235A JPH05241026A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 反射光減衰機能付き光固定減衰器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05241026A true JPH05241026A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12602759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041235A Withdrawn JPH05241026A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 反射光減衰機能付き光固定減衰器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05241026A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1195169A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ファイバ付き光アイソレータ |
US7702198B2 (en) | 2007-09-28 | 2010-04-20 | Ricoh Company, Ltd. | Semiconductor laser module and light scanning device and image forming apparatus using the same |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041235A patent/JPH05241026A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1195169A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | ファイバ付き光アイソレータ |
US7702198B2 (en) | 2007-09-28 | 2010-04-20 | Ricoh Company, Ltd. | Semiconductor laser module and light scanning device and image forming apparatus using the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |