JPH05239696A - 摺動部材 - Google Patents

摺動部材

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JPH05239696A
JPH05239696A JP7856992A JP7856992A JPH05239696A JP H05239696 A JPH05239696 A JP H05239696A JP 7856992 A JP7856992 A JP 7856992A JP 7856992 A JP7856992 A JP 7856992A JP H05239696 A JPH05239696 A JP H05239696A
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JP
Japan
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overlay
alloy
bearing alloy
hard material
dispersed
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JP7856992A
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Tadao Sato
忠夫 佐藤
Yoshio Kumada
喜生 熊田
Takashi Tomikawa
貴志 冨川
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬質物を分散したSn基オーバレイの下地に
対する密着力を高める。 【構成】 アルミニウム系または銅系軸受合金上に中間
層を介して接着されたSn基オーバレイが、Sn(合
金)に平均粒径が0.1〜5μmでありかつ最大粒径が
油膜の厚さ以下の粒状硬質物が5〜50体積%分散され
ている上層と、硬質物が分散されていないSn(合金)
からなる下層とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動部材に関するもの
であり、さらに詳しく述べるならば、アルミニウム系ま
たは銅系軸受合金上に中間層を介してSn基オーバレイ
を設けてなる摺動部材に関する。
【0002】
【産業上の利用分野】従来、裏金にバイメタル状に圧接
される軸受合金としては、アルミニウム合金系、ケルメ
ットと称される銅系合金、およびホワイトメタルまたは
バビットメタルと称される鉛系合金が知られているが、
1980年以降の日本における自動車用軸受では高速回
転および高出力運転条件下での潤滑油温度の上昇に伴う
疲労強度低下の問題から鉛系合金はほとんど使用され
ず、アルミニウム系合金及び銅系合金が専ら使用されて
いる。
【0003】一方、なじみ性を付与するためのオーバレ
イとしては鉛または鉛合金が使用されており、本出願人
もPb−Sn−In−Cu系オーバレイ合金を特公昭6
0−41695号にて提案した。さらにPbよりも耐食
性が優れているSn基オーバレイも公知である。
【0004】上記Pb基オーバレイ合金はなじみ性には
すぐれているものの、その反面高速回転および高出力運
転条件下ではたちまちに摩耗してしまうことがあった。
Pb−Sn系オーバレイ合金の耐摩耗性を向上するため
に、Si34 微粒子を電解液中に分散させ、電解液を
攪拌しながら青銅板にめっきを行い、Si34 微粒子
を分散させたPb−Sn基オーバレイが発表されている
(日本金属学会春季大会講演概要(1990.4)(7
32))。この発表論文では、Pb−Sn合金皮膜中の
Si34 含有量が記載されていないが、これと同一の
発表者他の発表(電気化学会秋季大会講演要旨集(19
89年)(1E10))によると、Si34 含有量は
0.78〜1.98重量%である。
【0005】さらに、特開平3−219098号による
と、裏金鋼板に、順次、銅合金またはアルミニウム合金
からなる軸受層、Ni,Co,Fe,Cu,Agまたは
これらの金属を主成分とする合金からなる中間メッキ
層、Pbを主成分とする複合メッキ皮膜を形成してな
り、複合メッキ皮膜は、Sn,In,Sbおよび/また
はCuを2〜30重量%、最大径15μmのBN,Ti
N,AlN,CuN,SiC,TiC,B4 C,Ta
C,MoS2 ,WS2 などの無機物粒子を0.3ー25
容量%含有する摺動部材が公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平1−21272
9号公報の軸受を鋼、鋳鉄などの軸と直接接触させて使
用すると、軸受の繊維が軸からの荷重を支えると共に相
手軸表面の凹凸をラッピングして荒さを小さくする。こ
の結果軸受と軸は良好な流体潤滑条件で摺動するように
なる。一方軸受自体のなじみ性はPb合金が相手軸によ
り摩耗することにより発揮される。
【0007】しかしながら、特開平1−212729号
公報の摺動部材はなじみ性などの特性が十分ではない。
すなわち、繊維は摺動方向に配向させると摺動中にほと
んど脱落しないが、実際には理想的な配向は困難である
から、脱落した繊維が異物となって軸受と軸の摩耗を起
こす。さらに脱落した繊維が油膜厚さより厚いと軸受損
傷の原因となる。加えて、無機化合物繊維を分散したP
b合金をアルミニウム、銅合金または中間層にめっきす
ると、無機化合物繊維/Al,Cu,Ni合金界面での
接合力が低いために、めっき皮膜の密着力が低下する。
【0008】さらに、特開平3−219098号による
と、Pbを主成分とする複合メッキ皮膜はNi,Co,
Fe,Cu,Agまたはこれらの金属を主成分とする合
金からなる中間メッキ層にメッキされている。この中間
メッキ層は通常のPb合金オーバレイに対しては十分な
接着力を与えるが、無機化合物を分散したPb複合メッ
キ皮膜については接着力が十分ではない。
【0009】以上のようにPb複合メッキ皮膜の接着力
が不十分であると、該皮膜に分散された無機化合物がそ
の性能を発揮せず、耐摩耗性、耐焼付性、なじみ性など
の性能が不十分になる。さらに、Pb複合メッキ皮膜の
硬質物を耐食性にすぐれたSn基オーバレイに分散させ
たとしても、やはり分散無機化合物がその性能を発揮せ
ず、耐摩耗性、耐焼付性、なじみ性などの性能が不十分
になると考えられる。
【0010】したがって本発明はこの点を解決すること
ができるSn基オーバレイを備えた摺動部材を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる摺動部材
は、アルミニウム系または銅系軸受合金上に中間層を介
してSn基オーバレイを設けてなる摺動部材において、
前記オーバレイが、Snに、または75%以上のSnを
含有するSn基軸受合金に平均粒径が0.1〜5μmで
ありかつ最大粒径が油膜の厚さ以下の粒状硬質物が5〜
50体積%分散されている上層と、硬質物が分散されて
いないSnからなる、または75%以上のSnを含有す
るSn基軸受合金からなる下層とからなることを特徴と
する。
【0012】以下、本発明の構成を説明する。アルミニ
ウム系軸受合金は、例えば、軟質相形成のためのZn,
Sn,Pb,Inの1種以上を30%以下、固溶または
時効析出強化元素としてCu,Mgなどを5%以下、疲
労強度向上のためのCrなどを5%以下、共晶または初
晶形成のためのSiを30%以下、及び/又は硬質物
(元素または金属間化合物からなる二次相)を形成する
Mo,W,Fe,Ni,Zrなどの重金属元素を5%以
下含有するものを使用することができる。軸受合金層
は、通常の工業的製法では裏金鋼板上に鋳造又は焼結さ
れる。
【0013】銅合金は、青銅系及び鉛青銅系のいずれも
使用することができ、これらの合金にIn,Tl,P,
Ag,Ni,Zn,Alなどを必要により5%以下添加
した合金を添加した合金も使用することができる。
【0014】銅もしくはアルミニウム軸受合金とオーバ
レイとの中間に設けられる中間層は、Zn,Ni,C
u,特にアルミニウム合金及び銅合金に対する密着性が
特にすぐれた金属であるNi又はCuあるいはこれらを
主成分とする合金の電気メッキもしくは無電解メッキ層
である。中間層のメッキ厚さは0.5〜3μmであるこ
とが好ましい。
【0015】中間層に接着されるオーバレイ層の上層は
耐摩耗性に優れた硬質物分散型SnまたはSn合金より
なる。このSn(合金)に分散される硬質物が繊維もし
くはホィスカーであると、その長軸方向と摺動方向が直
交すると摺動中に硬質物が軸による力を受けて脱落しや
すい。これを避けるためには繊維等の配向を調整すれば
よいが、オーバレイの通常の製法であるメッキでは配向
の調整はできない。したがって、本発明では硬質物は粒
状物を使用することにより硬質物の脱落を防止する。粒
状とは長径が短径より2倍以下の粒子を言う。硬質物と
は、硬さがHv700以上であり、かつメッキ液に溶解
せず安定な物質である。その例は、Si34 ,Al2
3 ,SiC,BN,WC,TiCなどである。特に好
ましい硬質物はSi34 である。
【0016】さらに本発明においては、硬質物の平均粒
径が0.1〜5μmでありかつ最大粒径が油膜の厚さ以
下とする。平均粒径とは、個々の粒子の最大径と最小径
の和を0.5倍した値を全粒子について算術平均した値
である。硬質物の平均粒径が0.1μm未満であるとオ
ーバレイの耐摩耗性が不足し、平均粒径が5μmを越え
るとオーバレイのなじみ性が不足する。好ましい硬質物
の平均粒径は0.5〜2μmである。また本発明におい
ては硬質物が脱落した場合にも軸受または軸を疵つけな
いように、硬質物の最大寸法すなわち最大粒子の最大径
は油膜の厚さ以下でなければならない。油膜厚さとは軸
受の設計において規定される軸と軸受の間の間隙寸法で
あり、現在のところ通常1〜5μmであるが、年々薄く
なる傾向にある。かかる間隙はオーバレイのなじみがで
きた後の流体潤滑あるいは混合潤滑状態における油膜の
厚さとほぼ等しい。上述のように硬質粒子寸法を定める
と、脱落した硬質粒子は油膜の内部を、軸とも軸受とも
接触せずにあるいは接触したとしてもこれらを疵付けず
に、流れ、摺動面の領域外に排出される。また脱落粒子
が再び摺動面領域に巻き込まれることがあるが、同様に
再排出される。
【0017】加えて本発明においては、硬質物の体積割
合が5%〜20%である。硬質物の体積が5%未満であ
るとオーバレイの耐摩耗性が不足し、20%を越えると
オーバレイのなじみ性が不足する。好ましい硬質物の体
積割合は3〜10%である。
【0018】オーバレイ上層の厚みは通常5〜30μm
であり、好ましくは10〜20μmであるが、特にこの
厚みには限定されない。また、オーバレイのSn以外の
金属元素としては、Pb,In,Sb,Tlなどを1種
以上を合計量で25%以下含有することができる。これ
らの元素の含有量合計が25%を越えると、Sn合金の
融点が180℃以下となり、潤滑油の温度に近づきこの
ましくない。
【0019】上記した硬質物をオーバレイ中に分散させ
るにはオーバレイめっき液中に硬質物を撹拌により分散
させた状態でめっきをする。
【0020】続いて、オーバレイの下層について説明す
る。この下層は硬質物を分散させないSnまたはSn基
合金からなる。この下層は上層の密着強度を高めると共
に、上層が摩耗して露出したときになじみ作用を発揮す
るものである。オーバレイ下層の厚みは通常0.5〜1
0μmであり、好ましくは1〜5μmであるが、特にこ
の厚みには限定されない。また、オーバレイのSn以外
の金属元素としては、Pb,In,Sb,Tlなどを1
種以上合計量で25%以下含有することができる。
【0021】
【作用】硬質物を分散したSn基オーバレイの下に硬質
物を分散しないSn基オーバレイを設けることによっ
て、オーバレイの密着力が向上し、疲労及びキャビテー
ションによる剥離が発生しなくなり、硬質物の性能を一
層発揮できるようになった。また、硬質物はSn合金マ
トリックスのなじみ性を実質的に失わせないので、オー
バレイに必要ななじみ性が確保される。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。 実施例1 以下の構造のすべり軸受を製造した。 (1)裏金鋼板:SPCC (2)軸受:Cu−3.5Sn−24Pb(厚み200
μm裏金上は連続焼結によりバイメタルを形成) (3)中間層:Ni(厚み2μm;電気メッキ) (4)オーバレイ下層:Sn(厚み3μm;電気メッ
キ) (5)オーバレイ上層:Snに下記の硬質物としてSi
34 を5体積%分散させたもの(厚み15μm;電気
メッキ) なお、オーバレイ上層の電気メッキ条件は以下のとおり
であり、電気メッキは硬質物が浴中に均一に浮遊してい
るように攪拌をしながら行った。 (a)電流密度:2A/dm2 (b)浴組成(主成分):Sn(BF42 −100
g/L Pb(BF42 − 2 g/L H(BF42 − 80 g/L 硬質物(Si34 )−0.2 g/l (c)浴温度:30℃
【0023】内径42mm幅17mmの半円状に成形し
た素材上に以上の方法でめっきを施し、試験片とした。
軸受性能の評価は以下の試験で行った。焼付試験 往復動荷重試験機 荷重:漸増 回転数:3000rpm 試験時間:15.5時間 相手軸:S55C(焼入:粗さ0.8μmRz) 潤滑:10W−30SE級:油温:120℃ 油膜厚さ:5μm
【0024】疲労試験 往復動荷重試験機 荷重:500kg/cm2 回転数:3000rpm 試験時間:15.5時間 相手軸:S55C(焼入:粗さ0.8μmRz) 潤滑:10W−30SE級:油温:120℃ 油膜厚さ:5μm
【0025】油煮試験 油種:10W−30SE級 温度:180℃ 時間:500時間
【0026】キャビテーション試験 振動数:100Hz 液体:潤滑油(10W−30SE級):油温:120℃ 試験片:液体中に浸漬し同じ液体に先端が浸漬された超
音波発生器からの振動が液体を伝わって試験片に達する
ようにした。
【0027】試験結果を以下に示す。 No めっき成分(wt%) 焼付荷重 重量減少 Sn Pb In (kg/cm2 (mg) 1 残 − 1.0 950 11.3 2 残 0.5 1.0 1900 12.2 3 残 1.0 1.0 1000 18.3 4 残 5.0 1.0 1000 29.2 5 残 10.0 1.0 1000 38.7 6 残 19.0 1.0 1050 48.9 7 残 5.0 − 950 28.5 8 残 5.0 10.0 1050 31.2 9 残 5.0 15.0 1000 43.8 10 残 5.0 15.0 1100 45.2 11* 残 25.0 − 950 62.6 12* 残 18.0 7.0 800 52.2 13* 残 80.0 10.0 950 102.8 14# 残 10.0 1.0 1000 251.3 15# 残 10.0 1.0 700 36.4 備考:*は比較例である。14#は硬質物を含有しない
比較例である。15#は硬質物(Si34 )を25体
積%含有する比較例である。
【0028】以上の結果より、硬質物を含有させかつS
n基合金の合金元素量を25%以下とすることにより良
好な耐焼付性および耐食性が得られることがわかる。
【0029】実施例2 以下に示す硬質物を含有する試料(オーバレイの金属組
成は工業用Snが100%)につき実施例1と同様の方
法で作成し、同様の焼付試験及び耐摩耗性試験(荷重を
1ton(一定)、回転数を1300rpmとした以外
は焼付試験と同一の条件)を行った。試験結果を以下に
示す。
【0030】 No 硬質物 粒径 添加量 摩耗量 焼付荷重 (μm) (vol%) (mg) (kg/cm2 15 Si34 1 1 52.1 1050 16 Si34 1 2 41.2 1000 17 Si34 1 5 37.1 950 18 Si34 1 10 18.3 900 19 Si34 1 20 12.2 900 20 Si34 0.1 5 39.2 1000 21 Si34 0.5 5 35.3 1050 22 Si34 3 5 29.6 900 23 Si34 5 5 29.3 800 24 SiC 5 5 29.4 950 25 Al23 5 5 30.7 900 26 BN 5 5 31.3 950 27* Si34 5 0 157.2 1050 28* Si34 5 0.5 91.1 1000 29* Si34 5 25 10.8 700 30* Si34 0.01 5 108.3 950 31* Si34 7 5 30.2 650 32* Si34 10 5 27.2 550 33* SiCウイスカ 5 30.3 650 備考:*は比較例、その他は本発明実施例。硬質物形状
はNo33は直径1μm,長さ10μmのウイスカー、
その他は粒状。めっき成分はSn−10%Pb−1%I
nである。
【0031】以上のとおり、本発明の要件を満たす硬質
物分散オーバレイは耐摩耗性及び耐焼付性ともに優れて
いる。なお、比較例27は硬質物を分散しない通常のオ
ーバレイに該当する。本発明実施例の焼付荷重はこの比
較例と同等あるいは僅かに低いが、摩耗量は大幅に減少
している。
【0032】実施例3 実施例1のNo.19を5個と、この試料のオーバレイ
下層を削除した比較例試料5個につき定性剥離試験をス
クラッチ試験により行った。その結果、本発明実施例は
全数が剥離を起こさなかったが、比較例試料は4個が剥
離を起こした。剥離を起こさない1個の比較例試料にキ
ャビテーション試験及び疲労試験をを行ったところ、以
下の結果が得られた。
【0033】 中間層 厚さ キャビテーション剥離面積 疲労剥離面積 実施例 5μm 12mm2 18mm3 比較例 0μm 68mm2 62mm3
【0034】実施例4 実施例1において、βナフトール、ゼラチン又はペプト
ンを5g/L添加した組成のメッキ浴を用いてオーバレ
イを形成したところ、同様の結果が得られた。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したためな
じみ性は従来のオーバレイとほぼ同等であり、その結果
耐焼付性が従来のオーバーレイとほぼ同等であり、耐摩
耗性が従来のオーバーレイより大幅に向上した。このよ
うな摺動部材は内燃機関のすべり軸受使用中に徐々に長
時間に亙って相手軸となじむ特長がある。したがって、
荷重が大である;回転速度が大であるなど使用条件が過
酷な運転条件でもオーバレイが急速に消失せず、適度の
速度で相手軸となじみ、軸受性能向上に寄与する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム系または銅系軸受合金上に
    中間層を介してSn基軸受合金からなるオーバレイを設
    けてなる軸受材料において、前記オーバレイが、Snま
    たはSn基軸受合金(75%以上のSnを含有する)に
    平均粒径が0.1〜5μmでありかつ最大粒径が油膜の
    厚さ以下の粒状硬質物が5〜50体積%分散されている
    上層と、硬質物が分散されていないSnまたはSn基軸
    受合金(75%以上のSnを含有する)からなる下層と
    からなることを特徴とする摺動部材。
JP7856992A 1992-02-28 1992-02-28 摺動部材 Pending JPH05239696A (ja)

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