JPH0523878U - 薬剤散布機 - Google Patents

薬剤散布機

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JPH0523878U
JPH0523878U JP8253391U JP8253391U JPH0523878U JP H0523878 U JPH0523878 U JP H0523878U JP 8253391 U JP8253391 U JP 8253391U JP 8253391 U JP8253391 U JP 8253391U JP H0523878 U JPH0523878 U JP H0523878U
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spray pipe
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JP8253391U
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順一 木内
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順一 木内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬剤の散布作業を極めて容易に行うととも
に、能率的に行え、しかも、散布状態を均一化する。 【構成】 車輪3r、3r…により移動可能な車体部2
と、車体部2に搭載した、例えば、薬剤タンク4t及び
薬剤ポンプ4pを備える薬剤供給部4と、車体部2の後
端に鉛直軸5s…を介して一端が回動自在に取付けら
れ、かつ薬剤供給部4から供給される除草剤等の薬剤S
を、所定間隔置きに設けた一又は二以上の噴霧ノズル5
a…から噴霧可能な左右一対の散布パイプ部5…と、各
散布パイプ部5…の回動範囲を規制する規制部7…と、
各散布パイプ部5…を外方へ付勢する弾性部材8…を備
える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は農園等に除草剤等の薬剤を散布する際に用いて好適な薬剤散布機に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、野菜や花等を栽培する農園等では除草剤を散布することも多い。特に 、球根を用いる花栽培の場合には、数年間程度は農地を耕さないため、雑草の発 生が著しく、除草剤の必要性も大きい。
【0003】 従来、除草剤を散布するための薬剤散布機としては、図6に示すように、野菜 や花等の栽培物Poに除草剤がかからないようにする必要から、局所的な散布が 可能な薬剤散布機50を用いていた。薬剤散布機50は作業者Hの背負う薬剤供 給部51を備え、作業者Hは先端に噴霧ノズル52を有する散布用スティック5 3を手に持って散布を行っていた。なお、薬剤供給部51は薬剤タンク54及び 薬剤ポンプ55を備えるとともに、散布用スティック53の後端と薬剤供給部5 3は供給ホース56を介して接続する。また、57は噴霧ノズル52の周りに設 けた薬剤Sの横方への飛散を防止するフードである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の薬剤散布機50は作業者Hが薬剤タンク51及び薬剤 ポンプ52を含むかなり重い薬剤供給部53を背負う必要があるため、大変な重 労働になるととともに、一度に広範囲の散布を行うことができないため、能率が 極めて悪く、しかも、散布状態にも偏りを生じやすい難点があった。
【0005】 本考案はこのような従来の技術に存在する課題を解決したものであり、薬剤の 散布作業を極めて容易に行うことができるとともに、能率的に行え、しかも、散 布状態を均一化できる薬剤散布機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る薬剤散布機1は、車輪3r、3r…により移動可能な車体部2と 、車体部2に搭載した、例えば、薬剤タンク4t及び薬剤ポンプ4pを備える薬 剤供給部4と、車体部2の後端に鉛直軸5s、6sを介して一端が回動自在に取 付けられ、かつ薬剤供給部4から供給される除草剤等の薬剤Sを、所定間隔置き に設けた一又は二以上の噴霧ノズル5a、5b…、6a、6b…から噴霧可能な 左右一対の散布パイプ部5、6と、各散布パイプ部5、6の回動範囲を規制する 規制部7…と、各散布パイプ部5、6を外方へ付勢する弾性部材8、9を備えて なることを特徴とする。
【0007】 この場合、散布パイプ部5、6の先端側には外側が山形曲線となるバンパ部1 0、11を設けるとともに、散布パイプ部5、6は散布パイプ体12、13と、 この散布パイプ体12、13を支持する支持ロッド14、15を備え、支持ロッ ド14、15の一端を車体部2へ回動自在に取付けるとともに、他端にバンパ部 10、11を一体に形成してなる。また、噴霧ノズル5a…、6a…は薬剤Sを 斜め後方へ噴霧可能に設ける。
【0008】
【作用】
本考案に係る薬剤散布機1によれば、車体部2は車輪3r、3r…により移動 させることができる。
【0009】 一方、車体部2に搭載した薬剤タンク4tには薬剤Sが収容され、薬剤タンク 4t内の薬剤Sは薬剤ポンプ4pの作動により、車体部2の後端に配した左右一 対の散布パイプ部5、6に供給されるとともに、各散布パイプ部5、6の所定間 隔置きに設けた噴霧ノズル5a、5b…、6a、6b…から斜め後方に噴霧され る。
【0010】 ところで、各散布パイプ部5、6は一端が車体部2の後端に鉛直軸5s、6s を介して回動自在に取付けられ、かつ弾性部材8、9により外方へ付勢されると ともに、規制部7…により回動範囲が規制される。
【0011】 したがって、薬剤散布機1を畝U1と畝U2の間の通路R(図5参照)に沿っ て前方に移動させれば、各散布パイプ部5、6は各畝U1、U2に存在する野菜 や花等の栽培物Pの茎Eに規制されつつ移動し、薬剤Sは各畝U1、U2に存在 する栽培物Pを除いた各畝U1とU2間の地面に均一に散布される。この場合、 散布パイプ部5、6の先端側に配した曲線を有するバンパ部10、11により、 茎Eの傷付等が防止される。
【0012】
【実施例】
次に、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
【0013】 まず、本考案に係る薬剤散布機1の構成について、図1〜図4を参照して説明 する。
【0014】 図中、1は薬剤散布機であり、図2に示すように、平面視が長方形となる平坦 な車体部2を備える。車体部2の下面における左右前後の計四個所には車輪3r 、3r…を設ける。これにより、車体部2は移動自在となる。また、車体部2の 上面前端には上方へ直角に起立したグリップ部2gを取付ける。グリップ部2g は一本のパイプ材をアーチ形に折り曲げて形成し、上端の一部は前方へ直角に折 曲形成する。さらに、車体部2の上面には薬剤供給部4を搭載する。薬剤供給部 4は液体除草剤等の薬剤Sを収容する薬剤タンク4tと、同タンク4tの薬剤S を送出する薬剤ポンプ4pを備えるとともに、薬剤ポンプ4pの作動、停止を制 御する作動制御スイッチや薬剤の供給量を任意に調節する調節ハンドル等を有す る操作部21を備える。なお、4iは薬剤タンク4tの蓋部である。
【0015】 一方、車体部2の下面後端における左右方向中央付近には左右一対の支持ロッ ド14、15の各一端を鉛直軸5s、6sを介して回動自在に取付ける。支持ロ ッド14、15は直線状の細い棒材で形成し、かつ他端側は内側へ弓状に湾曲さ せることによりバンパ部10、11を一体形成する。なお、バンパ部10、11 を含む支持ロッド14、15の外面は栽培物の茎に当たるため、柔らかく、かつ 滑りやすく構成することが望ましい。また、各支持ロッド14、15には複数の ホルダ22…を介して内部中空の散布パイプ体12、13を平行に取付ける。こ の際、各散布パイプ体12、13は、支持される各支持ロッド14、15に対し て若干内方かつ下方に位置させる(図1及び図2参照)。そして、各散布パイプ 体12、13の長手方向には所定間隔置きに三つの噴霧ノズル5a、5b、5c 、6a、6b、6cをそれぞれ設ける。なお、各噴霧ノズル5a…、6a…は斜 め後方を向けて配するとともに、散布パイプ体12、13の一端開口は柔軟性を 有する供給ホース23、24を介して薬剤ポンプ4pに接続し、かつ他端は閉塞 する。
【0016】 また、図4に示すように、車体部2の下面には支持ロッド15の回動範囲を規 制する規制部7を設ける。回動範囲は支持ロッド15がほぼ後方を向く位置から ほぼ左方を向く位置までを設定し、車体部2の下面に支持ロッド15に当接可能 なストッパ25、26を取付けて構成する。なお、他方の支持ロッド14側も同 様に構成する。他方、ホルダ22…と車体部2間には、例えば、スプリングを用 いた弾性部材8、9を架設し、支持ロッド14、15を外方へ付勢する。この弾 性部材8、9の弾性力は支持ロッド14、15が栽培物の茎に当たった際に、当 該栽培物を傷付けないように比較的弱めにする。また、弾性部材8、9としては ゴム等の任意の弾性材を利用できる。
【0017】 次に、本考案に係る薬剤散布機1の機能を含む使用方法について、図3及び図 5を参照して説明する。
【0018】 まず、薬剤散布機1は図5に示すように、花等の栽培物P…を栽培する畝U1 と畝U2の間の通路Rに沿って前方(矢印A方向)に移動させる。この場合、作 業者はグリップ部2gを手で持って引張れば、車輪3r、3r…を有する車体部 2を通路Rに沿って移動させることができる。
【0019】 一方、薬剤Sは車体部2に搭載した薬剤タンク4tに収容される。そして、薬 剤ポンプ4pの作動により、薬剤Sは薬剤タンク4tから薬剤ポンプ4p及び供 給ホース23、24を介して散布パイプ体12、13に供給され、図3に示すよ うに、各散布パイプ体12、13における各噴霧ノズル5a、5b…、6a、6 b…から斜め後方へシャワー状に噴霧される。
【0020】 よって、薬剤Sを散布しつつ、散布機1を通路Rに沿って前方へ移動させれば 、散布パイプ部5、6は外方に付勢されるも、左右の畝U1とU2に存在する栽 培物P…の茎E…に規制されつつ移動し、薬剤Sは図5に示すように、各畝U1 、U2に存在する栽培物P…を除いた全ての地面に均一に散布される。なお、図 5において、斜め点線は薬剤の散布された区域を示している。このように、散布 パイプ部5、6は左右へ自在に回動変位するため、畝U1とU2間に設けられる 通路Rの幅には左右されない。
【0021】 以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこのような実施例に限定さ れるものではない。例えば、車体部は動力により移動させてもよい。また、薬剤 は除草剤以外の薬剤であってもよいし、液体以外の粉体等の薬剤にも同様に応用 できる。さらにまた、支持ロッドを用いることなく、散布パイプ体を本体部に直 接取付けてもよい。なお、散布パイプ部は畝の高さ等に応じて本体部に対する相 対的な高さを調節できるように構成してもよい。その他、細部の構成、形状、素 材、数量等において、本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0022】
【考案の効果】
このように、本考案に係る薬剤散布機は、車輪により移動可能な車体部と、車 体部に搭載した薬剤供給部と、車体部の後端に鉛直軸を介して一端が回動自在に 取付けられ、かつ薬剤供給部から供給される除草剤等の薬剤を、所定間隔置きに 設けた噴霧ノズルから噴霧可能な左右一対の散布パイプ部と、各散布パイプ部の 回動範囲を規制する規制部と、各散布パイプ部を外方へ付勢する弾性部材を備え てなるため、薬剤の散布作業を極めて容易に行うことができるとともに、能率的 に行え、しかも、散布状態を均一化できるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る薬剤散布機の側面図、
【図2】同薬剤散布機の平面図、
【図3】同薬剤散布機における散布パイプ部の平面図、
【図4】同薬剤散布機における規制部の底面図、
【図5】同薬剤散布機の散布状態を示す作用説明図、
【図6】従来の技術に係る薬剤散布機の側面図、
【符号の説明】
1 薬剤散布機 2 車体部 3r… 車輪 4 薬剤供給部 4t 薬剤タンク 4p 薬剤ポンプ 5… 散布パイプ部 5a… 鉛直軸 7… 規制部 8… 弾性部材 10… バンパ部 12… 散布パイプ体 14… 支持ロッド S 薬剤

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪により移動可能な車体部と、車体部
    に搭載した薬剤供給部と、車体部の後端に鉛直軸を介し
    て一端が回動自在に取付けられ、かつ薬剤供給部から供
    給される薬剤を、所定間隔置きに設けた一又は二以上の
    噴霧ノズルから噴霧可能な左右一対の散布パイプ部と、
    各散布パイプ部の回動範囲を規制する規制部と、各散布
    パイプ部を外方へ付勢する弾性部材を備えてなることを
    特徴とする薬剤散布機。
  2. 【請求項2】 薬剤供給部は薬剤タンク及び薬剤ポンプ
    を備えてなることを特徴とする請求項1記載の薬剤散布
    機。
  3. 【請求項3】 散布パイプ部の先端側には外側が山形曲
    線となるバンパ部を設けることを特徴とする請求項1記
    載の薬剤散布機。
  4. 【請求項4】 散布パイプ部は散布パイプ体と、この散
    布パイプ体を支持する支持ロッドを備え、支持ロッドの
    一端を車体部へ回動自在に取付けるとともに、他端にバ
    ンパ部を一体に形成してなることを特徴とする請求項1
    又は3記載の薬剤散布機。
  5. 【請求項5】 噴霧ノズルは薬剤を斜め後方へ噴霧可能
    に設けることを特徴とする請求項1記載の薬剤散布機。
JP8253391U 1991-09-13 1991-09-13 薬剤散布機 Pending JPH0523878U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102368297B1 (ko) * 2021-07-26 2022-02-25 김광희 차량용 워터젯 예초장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227770B2 (ja) * 1979-10-31 1987-06-16 Daiwa Seiko Co

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